ドサ回りが一通り終わり帰国し、音楽の無い砂漠からオアシスにたどり着いた
感じだ。二週間以上火を入れていないアンプはちょっと目覚めが悪いが3時間も
鳴らしているといつもの感覚に戻った。最初に聴いたのはBlossom Dearieの
Once Upon A Summertimeだ。 自らピアノを弾きながら、一語一語丁寧に唄う
ところがいい。メンバーはギターがマンデル.ロウ、当時のギターは馬力があって
切れが良かった。ベースのレイ.ブラウンで通常より柔らか目の音でデイアりーの
ヴォーカルを後ろでしっかりささえている。ドラムのエド.シングペンは
シンバルを上手くつかってムーディーを盛り上げている。聴きモノはタイトル
曲のOnce upon a summertime, Love is here to stayで耳を澄まして聴いて
みると、デアリーがピアノをあえて少し送れ気味に弾いているパ−トがある
独特な雰囲気を演出している。