楽器を屋外で弾くのは勇気が必要です.反響音がなく,響きがなくよくできたホールのような響きがないからです.一方本来オーディオは,録音された音を忠実に再現するものですから,反響の少ない部屋で聞くのが原則だと思います.なぜなら録音された音自体がすでに反響音を含んでいるからです.しかしアナログレコードの時代,不完全な録音を補うために物理特性の悪い機器がもてはやされたのだと思います.アナログとデジタルの時代の狭間の3000.high end の方には受けるはずもなかったのではと考えます.しっかりとしたSPを作ってきたメーカーだけに,超high endのSPだけでなく,小さい部屋でも楽しめるSPを再び造って欲しいです.そしてキッチリメンテを行なうシステムをとり,(ユニット交換,コイル交換,エッジ交換等)メンテで稼ぐメーカーとして再生していただきたいです.
日本製は再生器であり,高額な製品はその忠実度がすばらしいとゆうことで,それが好きな人は日本製を選び,味付けは,部屋とか,イコライザーを使うのでしょうね.ちなみに私は,ロックからジャズ,クラシック.なんでも聞きますから,味付けのないSPが好みです.ソースがある程度決まったユーザーの場合は,確かに味付けの濃いSPが好みかもしれませんね.その気持ちもよくわかります.ただ,high end の方の多くが海外製品を購入され,日本の優秀なメーカーがSPの開発を中止してしまった.その思いもあります.これは,レコードとゆうはなはだ不思議な円盤(原理を考えたら奇跡的なものです.音の振動を刻み,それを再び音にする.若いこに,昔の洗濯機の脱水機の話をすると(ローラー型),たいていの子が,冗談だと思います.円盤の中心と,外では音質が異なるし・・・後10年もすればそうなるでしょうね.)を再生するために,よりいい音を求めて物理特性の悪いSPを購入された方もいらっしゃれば,いわゆる舶来製として購入されたかたもいらしゃるでしょう.
もちろん,レコードの時代に,しかもウサギ小屋とよばれた狭い,畳が多い日本家屋でならすことも考えず,物理特性を追い求めた日本メーカにも問題ありですね.これは推測ですが,同級生で音響メーカーに入社したやつで,音楽好きなやつはいなかったもので.音楽でなく,音の再生を求めた結果かもしれません.ですからデジタル化され今,日本の古いSPがいいのでしょうね.