2) 溝の摩擦音の可能性もありますね。これはいくつかあって、
① 溝に空気中の油分等が長年にわたって付着した場合に、「シャー」という音がでる場合が多いです。
この場合はレコードを洗浄してやれば改善することがままあります。
② レコードと針のコンタクトが不十分な場合にも、上記の摩擦音が出る可能性があります。
これは針(カートリッジ)を正面から見て、まず針とレコードが垂直に交わっているかを目視で
確かめます。狂っているようならシェルが動く範囲内で補正します。(結合部が回転する形式のシェルは
こういう時に便利です)。後は、レコードで音出しをしながら微調整します。
③ 非常にまれですが、インサイドフォースキャンセラーの“効かせ過ぎ”で、レコードの片面に異常に
負荷がかかった場合に上記の症状がでることがあります。(ただし余程の場合ですが)。