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汎用記述スレッド3
292
:
言理の妖精語りて曰く、
:2025/01/14(火) 08:03:56
【図書館迷宮】では年に何十人も失踪者が出る
それはなにも、迷宮の罠や怪物、本の呪いや魅了によって脱出不可能となったり死亡した者たちだけではない
この迷宮に訪れる人びとの目的は様々だが、中には探すことが不得手なものや自分が何を探しているのかが分からない者さえも存在するのだ
それでも、大抵の問題は司書碑文や有志のボランティア職員、古代文明の遺産である機人司書といったガイダンス勢に尋ねることで解決するのだが……しかしそれでもどうしても不可能な探索というものも存在する
その探し求める謎が、人類の存在意義やその救い、愛や人間性の本質といったあまりにも大きな問いである場合、探しものとそれを求めている場所(ぶんるい)が「木に縁りて魚を求む」ように見当違いである場合、全く新しい発想や独自の作品のための手がかりを既存作品の集積に求めていつまでも自作に取り掛からないやり方、そして探している幸福(あおいとり)を最初から持っているのにそれに気づいていない場合(ケース)……
迷う理由は人それぞれであり、それゆえ失踪者の数は年々増え続ける一方である
いかなる熟練の探索者といえど、迷うときは本当に深く致命的に迷ってしまうものなのだから
【図書館迷宮】は万人に開かれており、そこへ迷う資格もまた全ての者が持つ
今年もまた多くの者が迷宮へと挑み、そのうちのいくらかはもう二度と帰っては来ないだろう
そう、私たちの愛したあの人ももはや迷宮から帰って来ないのかもしれない
それでも、私たちは待ち続けるのだ
それもあるいは、図書館に呑み込まれた別種の失踪者であると言えるのかもしれないが……
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