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耐久神話31日24時までに100の神話を記述

5bothhands:2007/12/29(土) 19:34:12
パンゲオン世界における暦で4000年代から過去を振り返った場合、2000年代が地球における産業革命の時代にあたる。
2000年代以前の歴史を参照してもらえれば判るのだが、この年代は地球でいうところの原史時代の初期にあたる。地球の日本でいえば、古墳時代のあたりに相当する。つまり文字はあるが、それほどの工業力のない時代だったということだ。
だから2000年代に産業革命が起きるのは順当ではない。少なくとも地球の者たちから見ればそうみえる。
ではなにが原因でパンゲオン世界では産業革命が起きたのか。神か、アルセスやアエルガ=ミクニーのいたずらか、はたまたラヴァエヤナとピュクティェトのお人好しか。どれも違う。紀元神群は関与していない。
答えは『南東脅威の眷属』の襲来だ。地球のようにパンゲオン世界とは違う宇宙がある。今では存在しない宇宙こと『原南東脅威の眷属』が崩壊し、逃げ延びた住民たちがパンゲオン世界へ植民を始めた。
『南東脅威の眷属』は地球に相似の技術を持つ者たちだった。もっともすべて同じというわけではなかったし、地球ではまだ到達できていない技術も使いこなしていたらしい。
故郷を失った故に初期の『南東脅威の眷属』は故郷の復興を誓い、パンゲオン世界を自らのものとしようとした。これに対してパンゲオン世界の盟主アルセス神は宣戦布告をし、『南東脅威の眷属』と紀元神群の戦争が始まり、パンゲオン世界の原住生物たちはどちら側の傭兵にもなり、結果的に新たな技術を習得し、産業革命へと繋がった。
まあ戦争が技術の発展を促すというのは地球でも珍しいことではない。
ではパンゲオン世界における第二次産業革命はいかにして行ったか。これは3000年代こと「群立つ槍」ともいわれる時代の出来事だ。
4000年代になってから判明したことだが、実は第一次産業革命を促す存在があった。すなわち飛来神群だ。
飛来神群とは複数の宇宙を支配する者たちだ。飛来神群は『南東脅威の眷属』が流浪の身となるとパンゲオン世界へ導き、戦争をさせて鍛えさせた。
なぜ鍛えさせたのか。飛来神群はアエルガ=ミクニーのように気まぐれなのか、ペレケテンヌルのように残酷なのか。違う。飛来神群もまたいずれは流浪となる身だからだ。
というのは飛来神群は『南東脅威の眷属』の宇宙の滅びを観測していた。滅ぼしたものはパンゲオンという存在だ。そう、パンゲオン世界を創成した汎世界獣パンゲオンだ。
飛来神群は宇宙の数が増えると減らすために汎世界獣が出現することを知り、これを打ち殺すための技術を高めさえた。戦争という手段で。もっともらしいかもしれない。残虐でもあるけれど。
知っての通り、飛来神群もまたパンゲオン世界へ降下した。自らの勢力を汎世界獣によって滅ぼされたからだ。
夜、暇があれば、見上げて欲しい。月の右隣に巨大な星が見えるはずだ。あれこそが『南東脅威の眷属』の故郷を滅ぼし、強大なる「飛来神群」を衰亡させ、パンゲオン世界を食い散らかし、地球もまた破壊しようとする反世界獣パンゲオンⅡの姿だ。


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