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チイダは紀竜デザーネンスが旅立ったのち、ほんものの砂の竜のように暮らしていた。
チイダはこのごろ、考え方まですっかり竜らしくなっていたので、巫女のことを話には
聞いていても、決して従うことはすまいと心に決めていた。
竜とは、誰かに従うものではない。そう教わったからである。
だからこそ、出会い頭に「一緒に《風》を探しに行きましょう」などと言い出す者が
現れたとき、チイダはひどく面食らい、12の眼をいっせいに白黒させたのである。
それはチイダが長い間 捨て切れなかった精霊としての願いが、人の形を得て、
ついにしびれを切らして訪ねてきたようであった。
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