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キュトス71姉妹2

145言理の妖精語りて曰く、:2007/07/09(月) 01:03:32
>>142
続き。
彼女は全ての姉妹を美少女にするという能力を持つが、それはつまり彼女が
あらゆる姉妹たちの特性を理解し、その魅力を引き出すことが出来るということである。
ヲルヴォーレや毒花らと共同しての化学研究の副産物として誕生した化粧品を
姉妹たちに使わせることを思いつき、気がつけば姉妹専属のメイクアップアーティストに
なっていた。 人型の姉妹のみならず、あらゆる生物のタイプに適応した彼女の肌を
見る目、そして一流の観相学者すらをも上回る高度な観相能力によって、インターヴァルは
その相手に最も有効なメイクを施す。鼻梁の陰影の入り具合で彼女ほど多彩に印象を
操作できる者はそういない。
逆に、全くの別人に変装させたり、絶世の美女を見るに耐えない醜女にすることも
容易い。 
さらに、手のつけられない醜い女に対して、彼女はわざわざ美しく見せようとしたりはしない。
彼女はさらに過激に、強烈に醜さを強調させる。だがそうやって極限まで誇張された
醜さはある種の苛烈な引力を発生させる。彼女にとってメイクとは美しくする行為ではなく、
その人物の個性を最大限に引き出すという行為である。
曰く、「醜いというのは中途半端である状態を指すのよ。極限まで捩れた顔や、
芸術的に崩れた鼻を、凡百の者たちと同列に語れて?」
無論、犬型だろうが霧型だろうが無機物だろうが彼女は姉妹である限り、そして
相手が望む限り必ず完璧なメイクを仕上げてみせる。
彼女の「対象の性質を最大限に引き上げる」という能力はまさに自己の認識を頼みに
魔力を操るキュトスの魔女たちにとって魔力の増幅能力でありまた抑制能力
でもあるのだ。
自らの力を恐れるものは彼女に自分をおとなしく見せる化粧を施してもらい、
戦いに赴かんとする姉妹たちは彼女に「戦化粧」を頼むのだという。


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