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上条当麻×御坂美琴 いちゃエロスレ4

450狼条さんと縛られ美琴:2013/12/05(木) 18:20:23 ID:JDlli2bM

美琴は状況が全くもって理解できなかった。


時は少々遡る。上条が寮にたどり着く一時間ほど前のこと。かの寮のドアの前には御坂美琴の姿があった。
気合も十分。勇んで上条宅にたどり着き、インターホンを押すも応答なし。ここまでは予想の範囲内。
今日も普通に学校へ向かったようなのだし、不幸に見舞われているのだろうとあたりをつける。この時間に帰ってこれなくてもしょうがない。
ならば勝手に上がって部屋の状況だけでも確認させてもらおう。自分一人で何とかなるならそうしてしまってもいい。
美琴は、彼女の特権・上条の部屋の鍵を取り出すと、そのまま鍵穴に差し込んで手首を捻った。
しかし開錠されるあの感覚がしない。不思議に思ってドアノブを捻ると、抵抗無くドアは開いた。

「開いてる?」

おかしい。鍵が開いているという事は誰かが中にいるということで。いや、上条が閉め忘れた、という線もあるかもしれないが。
上条の不幸具合なら、泥棒が入っていてもおかしくない。部屋の片付けに執心して、美琴の訪問に気付かなかったのかもしれない。

「ま、なんにせよ、確認してみればわかるでしょ」

閉め忘れや気付かなかったというだけなら説教してやればいいし、泥棒ならとっちめればいい。何も問題はない。
部屋に上がった美琴は中央に立って、部屋全体をグルリと見回す。リビング良し、ベッド良し、キッチン良し。
というか、部屋は以前に訪問した時と同じように、荒れた様子など全く無い。もしや昨日の内に始末が済んでしまったのだろうか?
今回の訪問が無駄になる可能性に恐れつつも、部屋に入った当初の目的を果たそうと思う。

「あと確認してないのは洗面所と浴室ね」

超能力者ゆえの慢心。無能力者の部屋に泥棒に入る者の実力などたかが知れている。自分が遅れをとるなどありえない。
ゆえに、音も無く背後に立った気配に気付くことができなかった。
そうして美琴の意識は、本人が自覚することもできずに刈り取られてしまった。




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