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美少女戦士ガンダムーンスレッド

324美少女戦士ガンダムーン 第五話  〜 堕落の戦士達編 〜:2004/01/09(金) 00:35 ID:vIKSStHk
「バーニングー…」
 指先に炎を纏わせ、その場で自分の身体がスッポリと収まる様な一回り大き目の円をその指先で描くと、
一つの大きな炎の円がマーズの後ろに作られる。やがて、炎の円の燃え盛る火が消えると、マーズの身体を
中心に、八つの光る円盤が出現した。その一つ一つの円盤の真中には曼荼羅の文字が刻み込まれている。
「マンダラァアアーーッ!!!」
 手を中央で覆う様に組み、マーズが吼える。すると、後ろに作られた光る曼荼羅がマーズの手に集まり、
マシンガンの様にビビビビビッ!! とシャアに向かって射出される。
「ほぅ…中々面白い技だ。が…甘いな…」
 向かってくるバーニング・マンダラの光弾を避けようとせず、シャアはサングラスをゆっくりと外す。
そのサングラスが手から離れ宙に浮いたかと思うと、一瞬で丸い球体と変化し、数個に分裂した。
「! な、何っ?」
 黒く光る数個の球体がシャアの前へ出てきたかと思うと、今度は球体同士が電磁波みたいな線を放射
し合って紡ぎ、一枚の透明な板の様なものを作り出した。そして…
「守れ…エナジー・I・フィールド…」
 立ち塞がる透明な板にバーニング・マンダラの光弾が当たる。が、爆発の様な現象は起きず、まるで
水の表面に接触した時に生じる波紋が発生し、その波紋に光弾が吸い取られていってしまう。
「っ!? き、吸収してるだと!?」
 光弾が全てエナジー・I・フィールドに吸収され、驚愕しているマーズ。これで、マーズの持つ技は
全て封じられた事になってしまった…
「…もう終わりか? ハマーン…」
 その状況を読んでいるかの様に、シャアは勝ち誇った笑みを浮かべている。
「く…くそっ…」
「…少々おいたが過ぎたようだな…冥土の土産に見せてやろう…私の力の一部を!」
 シャアの台詞の後、フィールドを形成している黒い球体がシャアの中央へと集まり一気に四散する。
そして、直角に軌道を変えながらもマーズへと向かっていく。
(く、来るっ!?)
 球体の攻撃を避けるべく、マーズはその場から軽い身のこなしで空へと高く飛び立つ。が、
「回避は不可能…エナジー・ファンネル!」
 既にマーズの攻撃範囲内に入っていたエナジー・ファンネルが、急激に速度を変えてマーズよりも更に
高い位置へと先回りしたかと思うと、球体から搾り出る様に黒いエナジーのビームを数発ほど射出し、
マーズに襲い掛かる。
「っ! よ、避け…うわあああああっ!」
 完全に先を読まれていた為、マーズは放たれたビームを回避できず背中にまともに受けてしまい、
悲鳴をあげて地面へと落下してしまう。
「!! マーズッ!!」
 攻撃をまともに喰らったマーズを目の当たりにしたリリーナが、泣きそうにマーズに叫ぶ。
「うぐっ!! う、ぅぅ…っ!?」
 幸い、命には別状ない程のダメージの様だが、ビームを受けた事で背中は完全に露出し、服の焦げ目
から少し煙が昇っていた。そして、背中のダメージを押して、マーズがゆっくりと立ち上がろうとした時、
「さて…躾のなっていないお前には、またお仕置きをしなければならないな…」
 顔を地面に向けているマーズの視界に、黒いブーツの先端が見える。見上げてみると、シャアが既に
目の前にまで接近しており、マーズの両肩へとゆっくり手を置いた…
「ひっ!! い、いやっ! 離れろっ!!」
 が、シャアが触れた瞬間、マーズは怯えと恐れの混じった悲鳴を上げ、拒絶する様にシャアの身体を
精一杯の力で押し返す。
「もう抵抗も無駄だと言う事を…いい加減に悟れ!」
 まだ抵抗するマーズの胸元を少し乱暴に掴むシャア。そして、一気にビリビリィッ! とセーラー服を
破き裂かれてしまい、ムーンよりかは小さいながらも充分豊満なマーズの胸がプルンッ、と揺れて曝け
出されてしまう。
「っ!! いやあっ!! こ、このっ!」
 露出した胸を慌てて片方の腕で隠し、もう片方の腕でシャアを殴ろうとするがそれも空しく、
あっさりと手首を掴まれてしまう。


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