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アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.15

339ヨークタウン ◆.EC28/54Ag:2018/06/29(金) 19:37:46 ID:pfN/LKiE0
「今日も熱心に撮影するね」
「私はカメラマンだからね。いい物が撮れそうなときは、撮るに限る」

パイパーは彼の職人気質に心中で感心した。

「パイルさん、ここだ」

3分ほど歩いてから、2人は目的の場所に到達した。
そこは、2階建ての細長い建物で、看板には分かり易い女の絵と、英語で大衆酒場と言う言葉が大きく書かれていた。

「これが、パイパー中佐の言ってた酒場か」
「噂によると、店主がフットワークの良い人でな。アメリカの酒も大量に仕入れて客に出しているらしい」
「ほう、それは楽しみだ」

パイルは破顔すると、パイパーに促されながら酒場に入って行った。
中には、7名ほどの先客がおり、カウンターやテーブル席に座って雑談を交わしていた。
この時、カウンター席の客1人が、パイパーらに顔を向けた。

「む……パイパー中佐じゃないか」

パイパーは、その顔に見覚えがあった。
また、7名の先客は共通の軍服を着ているが、その軍服はグレンキア軍の物だった。
カウンター席から立ち上がったその客は、パイパーに近付きながら顔に笑みを張り付かせた。
パイルはパイパーの顔を見ると、彼もまた、照れ臭そうな笑みを浮かべている。
2人の士官は、互いに握手を交わしていた。

「ポリースト中佐か!しばらくだな!」
「ああ。お互い、運良く生き残れたな」


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