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アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.15
308
:
ヨークタウン
◆.EC28/54Ag
:2018/06/16(土) 09:24:48 ID:4r/3PIrQ0
医務室の主であるリドロー・スコークス軍医大尉は、しかめっ面を浮かべながら忌々し気に叫んだ。
彼は起き上がろうとするフェリンスクを見ると、片手を上げて制した。
「おっと!肋骨にヒビが入っている。大人しくしておけ」
「は、はぁ……」
フェリンスクはスコークス軍医長の言われる通りに、そのまま横になろうとした。
彼は胸の辺りに白い包帯をきつく巻かれている。
先の爆雷攻撃で転倒した際、胸を強打したが、スコークス軍医大尉の診察によると、肋骨にヒビが入ったようだ。
(このまま動き回っても、ケガを悪化させるだけだ。悔しいが、ここは……)
彼は心中でそう呟きながら、体を床に横たえた。
その時だった。
彼の特徴である長い縞模様の耳は、どこからともなく聞こえてくる声と音を捉える。
(……助けてくれ……?)
男の声と、水が流れるような音。
フェリンスクは自分が今いる場所を眺め回すと、即座に体を起こした。
「お、おい!寝ていろと言っているだろう!」
スコークス軍医長は、負傷者の血に染まった右手をフェリンスクに向けて指すが、フェリンスクは気に留める事無く、顔に苦悶を表しながらも、
勢い良く立ち上がった。
「誰かが助けを呼んでいます!自分は負傷しましたが、体はこの通り動きます!」
彼はそう言うなり、胸を押さえながら医務室を飛び出していった。
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