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アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.15
298
:
ヨークタウン
◆.EC28/54Ag
:2018/06/16(土) 09:17:53 ID:4r/3PIrQ0
「敵はこちらを探知しとらんかもしれんな」
ベルンハルトは、楽観論を口にするボールドウィンにそう相槌を打つ。
「心の底から、そうあって貰いたいと祈るものだが……」
彼はため息交じりの口調で言いながら、頭上を見上げる。
そこにソナー員の切迫した声音が響いてきた。
「艦長!艦の左舷後方より推進音!近付きつつあります!」
「どうやら……敵さんの探知範囲内に引っ掛かっていたようだな」
顔を青くするボールドウィンに向けて、ベルンハルトは無機質な声音でそう言い放った。
駆逐艦フロイクリの艦橋に新たな報告が伝声管越しに伝えられた。
「こちら探知室!前方生命反応探知!距離360グレル(720メートル)、深度45グレル(90メートル)!」
「了解!奴を追い詰めるぞ。爆雷班、正念場だ!気合を入れて掛かれ!」
フェヴェンナ艦長は語調を強めながら、各部署に新たな指示を下していく。
それまで13レリンク(26ノット)のスピードで航行していたフロイクリが更に速度を上げる。
「敵艦、尚も潜行中。深度50グレル!」
「50グレルか・・・探知装置の限界探知深度は80グレル(160メートル)だから、そのまま素通りしていたら逃げられていたな」
その反応は、今から10分ほど前に確認された。
フロイクリは、僚艦2隻を瞬時に撃沈破した小癪な敵潜水艦を討ち取るため、続航してきた僚艦と共に二手に別れつつ、威嚇がてらに爆雷投射を
行いながら索敵していたが、敵艦は一向に探知できなかった。
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