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アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますたNo.15
292
:
ヨークタウン
◆.EC28/54Ag
:2018/06/16(土) 09:13:23 ID:4r/3PIrQ0
敵艦はキャッスル・アリスの後方600メートルの位置を、約30ノットほどの速力で突っ走って行った。
その直後、ソナーは別の音を捉えた。
「海面付近に着水音らしき物、複数!」
「爆雷だな」
ベルンハルトはぽつりと呟く。
しばし間を置いて、くぐもったような爆発音と、振動が艦に伝わって来た。
「敵艦は本艦の位置を掴んでいないためか、見当はずれの所に爆雷を落としていますな」
ボールドウィンがそう言うと、ベルンハルトも頷いてから言葉を返す。
「探知されぬという事は、実に素晴らしいものだ。あの探知妨害装置を全ての潜水艦に設置すれば、敵の水上部隊は何もできんようになるぞ」
彼は心の底から、探知妨害装置のありがたみを感じた。
爆雷の炸裂音は、20を数えた所で一旦鳴りやみ、その10秒後に再び炸裂音が響き始めた。
キャッスル・アリスには、2隻の敵駆逐艦が対応しているようだが、敵艦は闇雲に爆雷を叩き込んでいるだけだ。
「深度50……55……60……」
キャッスル・アリスは、潜行を続けながらも、敵船団との距離を徐々に離しつつある。
艦の後方から、未だに爆雷の炸裂音が響いているが、キャッスル・アリスの乗員達は、奇襲を受けた敵艦がパニックになって、デタラメに爆雷を
落としているのだと言ってせせら笑っていた。
「深度65……70……」
「艦長、敵艦1隻が針路を変えました。こちらに近付きつつあります!」
ソナー員からその報告を聞いた時、ベルンハルトは特に警戒もしていなかった。
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