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ネタ・雑談スレ その2

667名無し三等陸士@F世界:2012/04/08(日) 23:40:00 ID:qJ6WMSIk0
>>665
>石井式濾過器
制式化された後の名称は「九八式衛生濾水器」ですね。
九八式衛生濾水器は、活性炭と繊維式フィルターを組み合わせた物なので
一部の重金属類も「ある程度」ろ過出来ました。
鉄や硫黄分などがそうで、他には水に溶け込んだタンニンもろ過できます。
製造段階で殺菌処理をすることで雑菌の繁殖を抑えられるのであの時代
にある浄水器としては良い性能です。

活性炭はゲオスミン(いわゆるカビ臭)も効率的に除去できたため南方戦線
では重宝されていましたが、濾過した水にはまだ雑菌がある程度いたので
煮沸した後に飲用されていたようです。

戦前においても携行糧食の研究開発はかなり活発でしたが、戦線の拡大
に補給が追いついていなかった部分を考慮しても、陸軍におけるこの手の
技術開発はかなり進んでいました。
「日本の兵食史」を読むと当時の陸軍全体での「携行糧食」への考え方が
ちらほら見て取れます。
以下抜粋

「乾パンの味はそのままにして、乾パン一食分中に別に金平糖を10g混在
させることにした。味に飽きることもさることながら、金平糖にも工夫を加え
、白、赤、黄、青、緑に染めた。」
「その理由は、雪の砂漠、氷の平原など白い世界の中で白一色の金平糖を
手に取ると金平糖まで雪氷の一片に見えて寒気を覚えてしまうように
白色が視覚により膨厭感を起こしてしまうからである。
この着色金平糖は、一般将兵に大いに歓迎され、案外成功を納めた。」
食事は見た目も大事という事でしょう。
また、大東亜戦争時にすでに、ニコチン含有ガム(味については書かれて
いない)が開発されていて主に軍向けとして製造がなされていたりもしてます。
戦場でタバコの火は目立つので、それに対する対応策なんでしょう。
他には、炊飯時に少しでも飯が美味しく長持ちするように「グルタミン酸
ナトリウム」と「ホルマリン(!)」を混ぜた錠剤を配布してもいたようです。
ホルマリンの量自体は人体に影響が出ないほどだったようですが、現在では
考えられませんな。
なお「グルタミン酸」のお陰でご飯は美味しくなったとか。


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