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SSスレ

118F猿:2004/07/11(日) 14:32 ID:qUq6iUEM
ジファンは一人でほくそ笑んでいた。
うるさかったエルフの女も始末した。
後は奴隷達を収穫して持っていくのみ。多少の横領も許されている。
「クク・・・。」
ニヤニヤしながらジファンは自分の右手に付けられた篭手を見た。
制御石が組み込まれた篭手。魔法国家アジェント隆盛の象徴。
「そういえばこれを作ったのがセフェティナだったな。戻ったら新しいのを作らせるか。」
ジファンの足元にはセフェティナが安否を気にしていた女性奴隷の冷たくなった身体が倒れていた。
それを無造作に蹴飛ばしジファンはすくりと立ち上がった時、一人の船員が部屋に慌てて飛び込んできた。
「た、大変です!ジファン様!」
「どうした?」
「そ、それが・・・、前方に鳴き声を上げる船のようなものが。」
「鳴き声・・・?鳴き声をあげる船があるわけないだろう。」

・・・
あった。
甲板に出て、望遠鏡で見ると、紛れも無く船の形をしたものが、ここからでは聞き取りにくいが鳴き声をあげていた。しかし、マストも無い、あんなにも巨大。船とは言いがたい。
「な、なんだ。あれは・・・?海竜の一種か?とりあえず総員戦闘配置。特に魔術師隊は巨大生物相手の海戦の用意をしろ。」
ジファンはそれから呆然と目の前のモノを見た。


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