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バトルロワイアルぺティー
74
:
リズコ
:2004/03/14(日) 01:38 ID:1Nf1VncU
「やだぁ!」天野夕海(女子一番)は叫んだ。目の前で人が死んだという事実と、それが自分の友達だという事実が、にわかには信じられなかった。
夕海は、頭が半分なくなってしまった望月さくら(女子二十番)の死体に歩み寄った。
そんな・・・さくらがしぬなんて。ころしてもしなないとおもってたさくらが!
井上聖子(女子五番)は、驚きのあまり大きな目を見開いている夕海を見て、クスっと笑った。
・・・ころされる!
夕海は、さくらが握っていたアイスピックを奪い取って、聖子につきつけた。
「それいじょうちかづかないで!」
だが、聖子は別段動じた風も見せなかった。それどころか、笑いながらこっちに近づいてきたのだ。夕海の頭の中は、恐怖心でいっぱいになった。
「それいじょうくるとさすよ!」夕海は叫んだ。聖子は、不思議に優しい声で言った。
「あんたには無理よ」
なんで?なんでよ?夕海は泣きそうになっていた。
聖子は銃口を夕海に向けた。
しにたくないよお、たかし。夕海は、二歳年上の恋人のことを思いだしていた。二人は先月でちょうど交際一年目で、この前、そのお祝いをしたのだった。
たかし、たすけて。
しかし、それは無理な願いであった。
聖子の撃った弾は、夕海の額のど真ん中に、綺麗に穴を空けた。
たかし―――
二度と会うことの出来ない恋人を思いながら、天野夕海は死んだ。
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