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バトルロワイアルぺティー

71リズコ:2004/03/13(土) 01:23 ID:1Nf1VncU
だれ?振り返ると、そこには井上聖子(女子五番)が銃を握って立っていた。

さくらは猛烈に腹が立った。
なにこいつ?おとなしそうな顔してうちらのこと殺そうとしたの?

さくらは細い眉毛をつり上げて、言った。「ちょっとあんた、危ないじゃないのよ」
聖子は、やや身じろいで言った。「違うの。私怖かっただけなの。それで、つい・・・」

「はあ?こわかったですむはなしじゃないでしょ?」横から夕海が言った。「マジ、しんだらどうせきにんとってくれんだよ」
これは、そういうゲームなのだが。

「ごめんなさい」聖子は泣いていた。

こういうタイプの女は嫌いだった。華奢な体に女の子らしい顔。こういうタイプの奴が、ちゃっかり男持ってくんだよね。

かつて付き合っていた男に、浮気をされたことを思い出した。相手の女は確か、こういうタイプ。そして、さくらをふってその女の方に行ったのだ。まあ、もう昔の話だけど。

しかし、相手がどんな人間でも、さくらは人殺しはしたくなかった。思った。あたしは、こう見えてもやさしいの。人殺しなんかやるような人間じゃない。でも、このままにしとくのはだめだ。罰をあたえなきゃね。


さくらは言った。
「じゃあさ、あんたの持ってる武器ちょうだいよ。そしたら許してあげる」
「さくらあたまいい!」隣で夕海が言った。
まああたりまえってゆーか?さくらは得意げになっていた。


聖子は小さく頷くと、すごすごと武器を渡した。
「じゃあさ、夕海がもってなよこの銃」
「えーやった!チョーラッキーじゃない?」
そして、さくらは後ろを向いて、夕海に武器を渡そうとした。


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