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バトルロワイアルぺティー

70リズコ:2004/03/13(土) 01:22 ID:1Nf1VncU
ふと気になって、さくらは夕海に訊いた。「あたしアイラインおちてない?鏡かしてよ」
どんなときでも身だしなみは大事にしなきゃね。すっぴんじゃはずかしくて、外でれないし。

さくらは夕海から鏡を借りて、自分の顔をチェックした。少し小さめの奥二重の上下に太めに引いたラインは、やや滲んではいたが落ちてはいない。まつげも綺麗にカールしていた。ふう、大丈夫っぽいな。

「だいじょぶだよ。それよりさー、さくらのぶきなに?」

ぶき?武器か、なんだろ。さくらは、そこで始めてデイバックを開けた。ごそごそと中を探った。
何か、尖ったものが、手の先に当たったのがわかった。
勢いよく引っ張り出したら、他に入っていた物がこぼれ落ちた。

「あー、これアイスピックじゃない?」その通り。さくらの武器は、アイスピックだった。
これって、武器の中ではどうなんだ?さくらにその価値はわからなかったが、夕海にも訊いてみた。
「夕海のは?」

「ゆみのはねぇ・・・」
夕海はあたしより頭が悪い。さくらはそう思っていたが、はたから見れば、どっちもどっちだった。

「ゆみのは、なんか、ちかんにびりりってやるやつだよ!」
夕海の武器は、スタンガンだった。さくらはあまりいい武器ではないと思ったが、それでも、夕海は十分満足しているようだった。ま、いっか。


その時、さくらはポケットに入れていたリップクリームが、地面に落ちていたのに気づいた。やばいやばい、これがなくちゃ唇荒れちゃうじゃん。さくらは膝を屈めて、リップクリームを拾おうとした。



どん。

近くでとても大きな音がした。それは多分、銃声だとさくらは気づいた。
銃弾はちょうどさくらの頭上を通り、近くにあった木に小さな穴が空いた。


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