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バトルロワイアルぺティー

233リズコ </b><font color=#FF0000>(CMFYrBvc)</font><b>:2004/05/14(金) 23:17 ID:2KqO5TgA
その時、達也は朋香に飛びかかった。


「きゃあ」朋香は短く叫び、銃を達也に向け発砲した。


ぱん。


愛希の位置からはよく見えなかったが、血がぷしゅっと飛び散った。

「何で邪魔すんのよ!」朋香は叫んだ。
「わかんないけど、ここまできたら置いていけないよ」

達也はそう言って、朋香から銃を奪おうとしていた。

「やめて。愛希を殺さなきゃ、あたしは他の人は殺したくないの! どいてよ!」


愛希は茫然として、その場に座り込んでいた。
達也が言った。「逃げろよ、早く。お前だけ助かるよ? 早く逃げろよ!」


愛希は思った。何で、こいつはこんなに嫌味っぽいの。この、顔も体も性格も品格も声も、頭も、何もかも、存在自体が特A級の愛希ちゃんに……



愛希は立ち上がって、言った。「失礼なんじゃないの?」
「あんたはあたしの番犬なの、ゲームが終わるまで、あたしを守るのが仕事なの!」
「……そうだったんだ」

「それを、逃げろって何よ! いい加減にしてよ!」

愛希は、達也と、朋香に近づいた。朋香の握っている銃を引っ張った。
「ちょっと、二人がかりなんてずるい!」朋香は叫んだ。

銃口を自分に向けないように、朋香の腕を捻じ曲げた。
「離せ、やめろよ! 痛いってば!」

朋香の手から、銃が外れた。

達也は、すかさず銃をとった。左手で、それをしっかりと握り締めた。



「あー、疲れた」
座り込んで、銃をまじまじと見つめた。それから、朋香と愛希を見た。
「伊藤を撃たないって約束するなら、逃がしてあげるよ」


朋香は悔しそうに達也を見た。
「何でこんな女がいいんだよ。男ってどいつもこいつも――」

「荒瀬くん、貸しなさいよそれ」愛希は、達也から銃をぶん取った。


撃鉄を上げて、朋香にまっすぐに向けた。
「あっ」
「早く消えてよ!」愛希は叫んだ。


朋香は舌打ちをした。


「あたしの目的は、あんたを殺すことなんだよ!」


朋香は愛希に向かって、走ってきた。


「いとうっ……」

達也が叫んだ時には、朋香は、愛希に飛びかかってきていた。
【残り25人】


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