したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

バトルロワイアルぺティー

196リズコ </b><font color=#FF0000>(CMFYrBvc)</font><b>:2004/05/01(土) 17:30 ID:1Nf1VncU
 そのころ、同じように走っている生徒が、二人いた。
一人は他でもない、井上聖子だった。

聖子は飛山隆利と、誘いに乗って隆利の元にくるであろう、高城麻耶を殺すために、G=9へ向かっていた。
だが、幸か不幸か、聖子の今いるエリアは、G=9から離れていた。
ともかく、聖子は急いだ。


もう一人は、塩沢智樹(男子三番)だった。

へへっ。女を放送で呼ぶなんて、いい度胸してるじゃねえか。
なあ、飛山くん。オレがぶった切ってやるぜ。お前の首をよォ!
智樹は今の放送を聞いて、何となく腹が立ったので、二人を殺しにいくことにした。

とりあえず飛山は殺して、もし高城がいたら……智樹は不敵な笑みを浮かべた。
冬峯雪燈(女子二十一番)には逃げられたけど、今度こそは……!


智樹は普段はそれほどでもなかったが、一度キレると手に負えない、やっかいな奴だった。
それで、両親は小さなころから、智樹に剣道をやらせていた。だが、精神面ではあまり成長しておらず、やはり両親は、智樹に怯えていた。


ハッハッハ。飛山、お前も剣道やってたんだってな。腕も、オレと同じくらいだっていうじゃねえか。
ま、どーでもいいけど。ムカつくんだよ! 大してかっこいいわけでもないのに、あんな美人と付き合いやがってよ!
実際は、二人はただの幼なじみなのだが、智樹は完璧に誤解をしていた。

あいつ、高城の前にも結構可愛い子と付き合ってたよな。許せねー……オレだって女が欲しいんだよ! そんなよくわからない私怨で、智樹は隆利を殺そうとしていた。



こんな危ない二人に狙われているとはつゆ知らず、隆利はただ、麻耶を待っていた。
はー。麻耶早くこねーかな。

もの凄く、能天気な男だった。
【残り29人】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板