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バトルロワイアルぺティー

137リズコ </b><font color=#FF0000>(CMFYrBvc)</font><b>:2004/04/03(土) 23:22 ID:1Nf1VncU
 なおも自分の顔を覗き込みながら思った。

でも、こんなゲームに参加させられてる以上は、いつ誰に殺されるかわかったモンじゃない。

―――殺される。その単語を思い浮かべると、自分の背中を、ヒヤリとしたものが走った気がした。愛希は少しの間、考え込んだ。

・・・仲間を探した方がいいかもしれない。勿論、愛希のいう仲間とは、自分と同等の存在ではなかった。盾になってくれる人。そういう意味だった。

さすがにあたしだけじゃ、誰かに襲われた時に戦って勝てる見込みは少ない。誰か強そうな男を(女でもいいが)仲間にして、ピンチの時は助けてもらう。そして、なるべく自分が戦闘に参加するようなことはないようにする。まあ、残り二人になったら消えてもらうけどね。
そんな自分勝手な理由で、愛希は仲間を探すことに決めた。



栗色の髪の毛を梳かしながら、思った。
女子だったら・・・。
友人の新井美保(女子二番)や、紺野朋香(女子十三番)だろう。二人ともいつもあたしの引き立て役で可哀想だけど、弾よけにはなるわね。

男ならいくらでもいるか。あたしに仲間になろうって言われて、断る馬鹿はいないだろうし。


愛希は容姿の愛らしさの中に、冷めた心を隠していた。恋人の姫城海貴(男子十六番)も、他に付き合っていた男も、愛しているわけではなく、ただの自分の退屈を紛らわせてくれる玩具でしかなかった。

海貴は、告白されて、まあいい男だったから付き合ってあげてるだけだし、他の男も、金持ちだったり頭がよかったりしたから、遊んでやっているだけだ。

愛希にとっては、友達も恋人もそれだけの存在でしかなかった。


ただ、やはり今は海貴に会いたかった。誰でもいいけど、一緒に行動するのなら、彼氏が一番信用できるだろう。それに、海貴が自分を裏切るとは思えなかった。

あいつ、今ごろ何やってんのかな。探すなら早くきなさいよ。そう思いながら、愛希は鏡をしまおうとした。


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