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City Hunterの香で射精@エロパロ避難所

1名無しさん@妄想の虜:2004/01/10(土) 16:11
City Hunterの槇村 香で妄想を語るスレです。
香が絡まない限り、できるだけ北条の他の女性キャラのお話はご遠慮下さい。
香萌えの同人誌情報やサイト情報もキボンヌ。
○○って何?どこ?そんな時は過去・関連スレを必ずチェック。
sage進行でマターリ基本。

過去・関連スレは>>2-3
45さんのお話については>>4

611名無しさんが妄想します:2005/12/15(木) 23:47:13
>>610
見た目はオッサン心は子供なんだよ

612名無しさんが妄想します:2005/12/16(金) 01:03:12
ハタチなら初恋もするにょ

61345。1:2005/12/19(月) 09:25:46
605さんは2を選ばれました。
まあ、いろいろご意見はありますが、常識はずれの男の落とし穴ということで(w

「…そ、それはないでしょう…」
少々うろたえながらもやっと発された僚の言葉。
明美も深く頷いた。
「まあ、自信のない声じゃのう…」
おかしいといわんばかりの教授の声がすぐ返った。
「以前ミックくんが言っておったが、香くんの初恋の相手はおまえさんだそうだが」
「そうなんですか?」
突然に冷静になった僚の声に、それくらいは僚も認知していたと、
教授と明美は確信した。
「二人とも、えらい奥手じゃのう…」
「おれは手、早いですよ」
大きく漏れる教授のため息が聞こえる。
「まあ、いい。初恋は実らないのいうのが相場じゃから…」
明美も頷く。
「教授、いったいなにが言いたいのですか?」
「こっちに」

僚は教授の後から香の寝ているベッドへと向かった。
怪我を負っている背中に負担が掛からないよう、
横向きになるようにされていた。
こちらを向いている香の寝顔は、薬が効いているためか穏やかだった。
「頭を打たれておる」
僚は教授の言葉に頷いた。
「ええ…」
「さっきあっちの部屋で情報を受け取ったのじゃが、
香くんを襲った男というのが、またやっかいな男での」
僚の表情が険しくなるが、教授は続けた。
「以前の組織の中で、誘拐する女性を調教する係りの1人だったそうじゃ。
じゃが、女性を痛めつけてそれを見て興奮して犯す性癖がだんだんと酷くなり、
係りから外されたと。
…まあ、最後の女性は死ぬ寸前まで殴られ商品価値すらなくなってしまったとかで、
それで違う役目を与えられてたわけじゃな。
盗撮監視という」
「…」
僚が口の中でなにかつぶやいていたが、どうにも聞き取れない。
「なにか言ったかのう?」
教授が聞き返すと、一呼吸置いて僚ははっきりとそれを口にした。
「殺してやるつもりでした」
「よく思いとどまったものじゃ」
「香が…香…
早く助けたかったから…
すぐに冴子たちが来てたのを知ったから…
さすがに殺してたら香を連れてあの場を抜けられなくなるから…」
僚は眠っている香の前に膝をつくと、その手をとって胸に当てた。
「ん……」
香の顔が歪む。
「僚…以前は別れるのは無理じゃろうと言ったが。
もし、香くんがまた記憶を一時的にでも失くしておったら、
もし、おまえさんを忘れてしまったようだったら…
返してやるのもいいかと思うのじゃが…」
僚の手に力が籠もる。
「…あっ…」
香が痛みに呻く。
僚は慌ててその手を開き、そっと戻した。
「今回、盗撮など分かっていながらそれを見過ごしたのは何故じゃ?」
「…それは…その…
香のまずい写真を見つけて…」
「それだけで動揺してしまったのか?」
僚はうな垂れた。
教授はため息をついた。
「香くんに惚れててメロメロなんじゃのう…」
「は?なんですか?その恥ずかしい表現は」
教授は疲れた笑いをしながら僚に応えた。
「以前おまえさんが言った言葉を使わせてもらっただけじゃ。
物忘れの激しい男じゃのう」
僚は何も言えない。
だが記憶力はいいほうだ。
それに関して覚えてないのではなく言った記憶を消したかっただけだ。

61445。2:2005/12/19(月) 09:26:38
「今晩、あの家に行ったのは偶然じゃったのか?」
僚は頷いた。
「ええ、襲撃されるというのは知らなかったことです。
ただおれは…
香が彼女のためにしてあげたことを考えると、
どうしても彼女を許せなかった。
だから、二度とおれに…香に関わらないように」
「脅すか犯すかするところだったというところかの…」
僚は気まずげに頷いた。
「で?どうするかね?
香くんの記憶がそうなった場合でも、
泣いてすがって側にいてもらうというのなら止めはしないが、
おまえさんを知らない香くんがどう思うか…」
「そんなみっともないこと、おれがするはずないじゃないですか」
「ほう?」
「もし、記憶がないようなら顔を見せずに別れます。
でも敵からは、香には分からないように守ります」
僚の顔は真剣そのものだった。
教授は不器用な男だと思いながら呟いた。
「世界最強のストーカーじゃな…」
冗談ともとれる言葉だが、隣で聞いている明美も思わず頷いてしまった。
「まあ、いい。答えは回復するまで待ちなさい」
教授は部屋を出て行こうとして、ふと振り返った。
「いつまでこの部屋にいるつもりじゃ?」
僚は意外なことを聞かれたように、少し考えた。
「香が目をさますまで、いいですか?
さましそうになったら戻りますから」
教授は頷くと部屋を出てため息をついた。
「…まったく…こんなにも自分が分かってない男とは思わなかった…」
そして明美のいる部屋をこっそり開けると、
壁にへばりついている明美を見つけ手招きした。
「静かに…こっちにおいでなさい」
明美もさすがに黙って頷くと、教授の後をついていった。

「さて、どうしたものかのう…」
僚たちからかなり離れた応接室で、
教授と明美は向かい合ってお茶を飲んでいた。
「おまえさんは、僚が好きなんじゃろ?」
明美は頷いた。
「香くんを利用して欺くというのは感心しない。
あんないい子を…あんなにしてしまうとは……」
「だって…」
明美も反省はしていた。
香を銀狐に襲わせたのは計画に入っていたが、
今傷つき倒れた香は自分の身代わりだ。
自分がああなったかもしれないと思うとゾッとする。
そして、改めて銀狐のことを考えた。
盗撮されてた事も考えた。
「あ、あたし…どうしてこんなことに……
あたしはただ、冴羽さんに似合う女になろうと恋人を何人も作り、
経験をつもうとしただけなのに……
あんな男に恋人が入れ替わられてたり、
知らない男たちに生活を覗かれてたりしてたなんて……」
教授は明美を見つめた。
「どうして僚がよかったのかの?」
明美は僚のことを思い浮かべ微笑んだ。
「あたしを助けてくれたの。
強くてかっこよくて、心が広くて
そしてとっても…名前で見た相性が抜群だったの」
教授は湯のみを取り落としそうになった。
それをこらえ、「おまえさんに僚は無理じゃ」と答えた。
明美は立ち上がると教授に応えた。
「可能性はあると思うの。
あたしは香さんより女として磨いてきたし、
香さんだって冴羽さんのところに押しかけてきてそのままだって言ってたし」
教授は首を振った。
「あの二人は別れられない」
「だって、そう。
そうよ、香さんが記憶を失えば冴羽さんは香さんの目の前には現れない。
その冴羽さんをあたしが温かくカバーしてあげれば、いつか」

61545。3:2005/12/19(月) 09:27:23

じっと眠る香の顔を見つめているだけで、
僚は心が騒いだ。
すぐに抱きしめたい。
抱きたい。
再び手をとるが、香は痛みのためか悪い夢を見ているためか苦しそうな顔をする。
殺しておけばよかった。
見逃した男のことを考える。
あそこで捕まっても、たいした処罰にならないかもしれない。
その場合すぐに開放される可能性も高い。
「すぐに殺してやるからな」
僚は口の端を歪めて笑った。
そして口唇を噛み締める。
「くそっ!こんなことで香の記憶が消えでもしたら…
おれから香が奪われるようなことになったら…
おれは明美を…」
怒りと錯乱が交互する。
「りょ……」
香の口唇から声が漏れた。
醜い自分の心を見られはしなかったかと、
慌てて香を見る。
眠っているようだった。
「なんだ寝言か」
その口唇が再び開いた。
「明美さん…無事?」
確かに眠っている。
それでも香は明美を心配していた。
「ああ、無事だ」
思わず答えた僚に、香の口元が微笑む。
僚はたまらなくなり部屋を出た。
それを待っていたかのように、
一つの影が部屋へと入った。

灯りのついたままの部屋の隅に香の寝ているベッドがあった。
スイッチを見つけ、それを消す。
外から漏れる灯りが部屋をうっすらと満たした。
ゆっくりと足音をたてずに近づくと、
寝ている香が動いた。
「ん……」
びくりと足を止めると、香が声をかけてきた。
「りょ…う?」
暗がりの中、香は見えないと思い頷く。
「明美さん…無事だった?」
びくりと動揺するが、さらに驚く事に、
いつの間にか背後に人が立っていて口を塞がれた。
「ああ、無事だ」
『冴羽さん…!』
もがく明美だったが、ビクとも動けない。
「よかった…」
安堵する香の声に、明美も頷いた。
「あたし、どうしちゃったんだろう?」
明美の後ろの男がぐらつきそうになった。
「おまえは明美くんの身代わりになって殴られたんだ。
ここは教授のうちだ」
暫くの沈黙。
「…あ、ああ、そうだったっけ。
だからなんだかいつもと違うんだ…
…あっ!」
香の言葉が詰まった。
「りょ…あた…し……
ごめ…悪いけど…ちょっと出ていって……
お願い…」
明美は香になにか言いたかったが、
それを押さえ込んだまま僚が頷いた。
「分かった。
少したったら戻る」
「…う…うん……」
明美は僚に抱えられたまま部屋を出た。
ドアを閉めた途端、
香の泣き声が聞こえてきた。

(さて3択です。1明美、帰る。2明美、僚と話す。3明美、教授のところに行く。レスよろしく)

616名無しさんが妄想します:2005/12/19(月) 11:53:15
2でお願いします。

617名無しさんが妄想します:2005/12/19(月) 23:51:50
45さん、ありがトン。
>常識はずれの男の落とし穴
なるほど…納得ですw
初恋、実らせてやって下さい。

618名無しさんが妄想します:2005/12/21(水) 12:44:34
そのへんのヤクザと同レベルかよ プ

619名無しさんが妄想します:2005/12/21(水) 22:40:29
リョウ、がんがれ!

62045。:2005/12/26(月) 14:26:24
616さんは2を選ばれました。
はたして、恋心にとち狂い、そのへんのヤクザと化した初恋おっさんの運命やいかに!(w

明美は廊下に出ても開放されない状態だった。
自分を捉えている男の腕と身体から、
男の震えが伝わってくる。
そして自分の行動に反省しながらも、
まだときめきいてしまう自分がいることに気付かされるのだった。
香の抑えている泣き声が耳に痛い。
僚が大きく息を吐いた。
たぶんずっと止めていたのだろう。
それと同時に明美は解放された。
「あの…冴羽さん…」
小声で呼びかける明美だったが、
僚はそれには応えずに、
明美の口を塞ぎ場所を移動させた。
強引に連れ去られてる間も、
明美は複雑に喜びすらしていた。
だが、灯りも届かないような場所で、
壁を背に言われた言葉はこれだった。
「もう、おれたちに構わないでくれ」
相手の顔が見えない。
だが明美は首を振った。
「いやです。だってあたしは…」
「まだ香を傷つけるつもりなのか?」
明美は問われた言葉がいやに無表情なのに驚きつつも、
答えるのだった。
「あたし、あなたを愛しているから。
あなたが誰を愛していても、自分の気持ちは変えられないから。
香さんだって、あなただってそうなんでしょう?
あたしだって…」
明美は強い力で口を塞がれた。
背中がドンと壁に当たる。
だんだんと息が苦しくなってくる。
もがく明美だが、手は緩まない。
「香がきみのことを心配してたために記憶を失っていなかったということには感謝する。
だから、このまま帰ってくれるなら、おれは…」
明美はもがきながら返事をしようとする。
僚はそれを見て手を緩めた。
明美は思い切り空気を吸い、むせながらも体勢を整えるのだった。
その間、僚は黙って見下ろしているだけだった。
「あたしを殺すの?」
搾り出す声だったが、僚は動じなかった。
明美としては探りを入れるために思い切って口にしたのだが、
相手の態度を見てそれを後悔することになるのだった。
「ほ…本気なの?」
明美はゆっくりと口を動かした。
「さっきもあの男を殺すって言ってたわよね。
そんなことしたら…」
僚は明美の肩に手を置いた。
その手はさっきと同じものなのに、明美の心は温かくはならない。
「おれがどういう人間なのか、知っているのだろう?
おれは数え切れないほどの人間を殺しているんだ」
明美は首を振った。
確かに知識としては聞いていた。
だが、自分の知っている冴羽僚という男からは、
実感としてそれは伝わってはこなかった。
「でも、それは過去のことでしょう?」
少し暗がりに慣れてきた明美の瞳に、
人物の首が左右に振られるのが映る。
「…か、香さんは、知っているの?」
咄嗟に出た言葉に、明美は自分が混乱しているのを悟った。
「香は、おれの全てを受け入れてくれている」
まだ混乱を落ち着かせようとしている明美だったが、
それを無視するように僚は続けた。
「香は、優しすぎる。そしてそれに気付いていない。
だから今回もこんなことに…」
明美は言葉もなかった。
たしかに今回香が居なかったら、自分もどうなっていたか。
それでも明美は今まで自分の気持ちも大事だと思った。
「あたしだって、あなたと一緒にいられるのだったら、
自分の身がどうなったって…」
必死に告げようとする口唇がひんやりとした手のひらで塞がれた。
「帰らないのなら…」
耳元で囁かれる声に恐怖と恍惚を感じながら、
明美は戻りつつある理性で首をたてに振った。
その耳に軽い足音が近づいてきた。
「そんなところでいったいなにをしておるのかの?」
僚は落ち着いて答えるのだった。
「明美くんが迷っていたようなので」
教授は頷いた。
「そうか、まあいいじゃろ…
ときに、僚。
香くんがおまえさんを呼んでる声が聞こえていたのじゃが」
「香が?」
声が変わる。
明美はそれだけで胸が苦しくなった。
「じゃあ、明美くんのことは」
「ああ、行ってこい」
教授は僚を見送ってから、明美に振り返った。
「無事でなによりじゃ」
「あ、あたし…」
教授は首をかしげて明美に言った。
「はて。香くんのことを言ったのだが…
とにかくもう遅い。
君も泊まってから帰りなさい」
明美は黙って頷くのだった。

(さて3択です。1香、僚に甘える。2香、僚を突き放す。3香、心当たりがない。レスよろしく)

621名無しさんが妄想します:2005/12/26(月) 14:38:39
そろそろラブラブなお二人が見たいので1をお願いします。

622名無しさんが妄想します:2005/12/26(月) 20:25:39
1で良かったですね。3だったら悲しすぎる

62345。1:2006/01/03(火) 10:28:15
明けましておめでとうございます。
…年内に終わらせる予定が時間とれなくてずれてしまいまして申し訳ない…

621さんは1を選ばれました。
622さん、どうかなあ(w

僚は走った。
だが香のいる部屋の近くに来ると、
それと匂わせないようにゆっくりと歩いた。
ドアの前に立ち、ノックする。
そして答えを待たずにノブに手をかけた。
「香…呼んだか?」
明るい部屋の中、ベッドに横たわったままの香はとまどったように頷いた。
「ごめん…すぐそこに居るかと思って…
もう休んでたよね。
あたしが勝手に部屋から追い出したんだし…」
僚は安堵しながら香に近づいていった。
「ちょっと離れてただけだ。気にするな」
灯りの下、拭ってはいたが泣いた跡の残る香の頬にそっと触れた。
香はそっと手を伸ばして僚の手をそこに抑えた。
「りょ…ごめん……あたし…その…」
思い切り抱きしめたい僚だったが、
香の背中の傷に障るのでそれを断念せざるおえなかった。
「おまえは、よくやったよ」
「明美さん、本当に無事だった?」
僚は改めて反省をしないわけにはいかなかった。
香が身体を張って必死で守った依頼者を、自らの手で傷つけるところだったのだ。
「ああ、無事だ」
少し淀んだ声だったのか、香が心配そうに見つめてくる。
「よかった…あたしでも役にたてたんだ…
でも駄目ね。僚が来てくれなかったら、あたしも明美さんもあのまま」
「おまえが居なかったら、明美くんはあのまま殺されていただろう。
おまえが居たから…でも、頼むから、もう無茶はしないでくれ」
香は首を振った。
「いつも僚が助けてくれた。
だけどあたしだってパートナーなんだ。
自分1人でもなんとか依頼を解決したかった」
「香!」
僚は香がなにか不安なことを考えているような気がして話を中断させた。
声の大きさに香も驚き僚を見つめる。
「今おれになにか出来ることはないか?」
僚の口から出た言葉に、香はとまどいつつ答えるのだった。
「あの…じゃあ、朝になったら明美さんの弟さんに連絡しておいてくれる?
終わったって」
僚も改めて聞いた。
「そっか、そうだったな。依頼。
だけど、いくらで受けたんだ?」
香もしばらく考え、あっという顔をした。
「決めてなかった…」
「いいよ。適当にふんだくってくるから」
「あまりひどい値段は、ね」
僚は香に頼まれながらも、金額では済まされない代償を払っていることに腹をたてた。
「さてね。
で?他になにかないか?」
香は頬を染めてためらいながら小声で呟いた。
僚はなにを言っているのか気付いた上で聞き返した。
「声が小さくて聞こえないよ」
香は顔を真っ赤にしながら首を振った。
「いい。なんでもない。
おやすみなさい」
言うが早いが必死で僚から逃げるように顔を伏せた。
「いいさ、ちゃんと言ってくれないなら」
僚は自分に向けられた香の首すじに口唇を押し付けた。
香の身体がビクンと跳ねる。それでも香は顔をあげなかった。
僚は少しずつ場所をずらしながら口唇を這わせ、
香の身につけている寝巻きに手をかけた。
「いや!」
驚いた香が顔を上げて僚を見つめた。
青ざめた顔だった。
「あ…その…まだ…あの男の跡が…残って」
僚は寝巻きから手を離してから香の頬を両手で覆った。
「そうだな。香は眠る前のキスが欲しかっただけだったんだよな」
「聞こえてたの?いいの?」
僚は答えずに香の口唇を捕らえた。
「…ん……」
触れたその感触は、例えようのないものだった。
教授に言われた言葉が頭の中でぐるぐると駆け回る。
『初恋?バカな…』
そしてそれを打ち消しながらもこだわってしまう。

62445。2:2006/01/03(火) 10:30:20
今まで抱いた女たちの何人かが頭の中をよぎる。
一度は側に置いて表に返した女たち。
未練がなかったわけではないが、
自分が納得した結果だったし、後悔はない。
情報として幸せに暮らしているということも確認はしていた。
だが、香ならどうなのだろう?
香は………
ふと気付くと胸を香の拳が叩いていた。
慌てて口唇を離すと、ぐったりとした香が息を荒げていた。
「悪い、苦しかったか?」
香は首を振った。
「僚、なんだか違うこと考えてたみたい…」
「なかなか鋭くなってきたじゃないか」
笑いながら再び香の頬を包み、
それをぐにぐにと弄んだ。
「ちょっと考えてただけだ。
おまえがおれにとってどういう存在かってな」
香の顔が一瞬翳った。
だがすぐに笑顔を作って囁いた。
「そっか、僚はいっぱい女の人知ってるもんね。
でも…今……今だけはあたしにキスしてね」
見つめる瞳の暗さを気にしない僚では無かったが、
大人しく言う事を聞くのだった。
「おまえ専用だ」
僚は心の中で教授にも香にも敗北を認め、
ゆっくりと香の頬、額、瞼に…そして口唇に口づけた。
「よく寝て早くよくなってくれ」
香はぼうっとしながらも頷いた。
そして僚を見つめた。
「あの…」
香の追加の願い事に僚は快く頷いた。

小鳥の声と朝日が差し込む室内。
小さなノックの音とともに、ある人物が入ってきた。
「よく眠れたかね?」
「ありがとうございます。教授。
…その、僚を呼んできてくれて…
これで心残りはありません」
香と教授は、ベッドの手前で眠り込んでいる大きな男越しに会話をした。
「よく眠っているようじゃの」
「ええ、教授からもらったお薬が効いたみたいで…」
眠りながらも香の手を握っている僚に、
教授は首を振った。
「ずっと手を握っててくれて…
あたし、ずっと僚の寝顔を見てることが出来ました」
「やれやれ、香くんの手に針が仕込まれてるのに、
気付かないわけではなかったろうに…」
「包帯を巻いてたから、留めピンだと思ったんじゃないかな?」
笑顔で言う香に、教授は聞くのだった。
「決心は変わらないのかのう…」
香ははっきりとした声で応えた。
「はい。僚と別れます。
僚、今までアニキの頼みと押しかけたあたしのわがままに、
ずっと振り回されてだんだって、僚が気付いちゃったみたいだから。
もう、側にいてもあたしも辛くなるだけだし、
僚には好きに生きて欲しいと心から思うから」
教授は僚を見ながらもうんうんと頷いた。

62545。3:2006/01/03(火) 10:32:15
「で?本当にこのまま出かけるのかの?
完治してからでなくて…」
香は笑顔で「これ以上、ここに居たら…」と言い涙をこぼした。
「教授にはお手間かけると思いますが、
どこか別の場所でお願いします。
治ったら1人でやっていきます」
「1人で…のう…」
残念そうに見つめる教授に香は微笑んだ。
「あ。でも、もしかしたら1人じゃないかも…」
「はて?」
興味深げに効いてくる教授に、香は頬を染めて答えるのだった。
「もしかしたら…その…ちょびっとの可能性だけど、
子供…赤ちゃんが生まれるかも…」
「僚のかね?」
香はゆっくりと頷いた。
「ほら、僚って子供嫌いだし、ちょうどいいのかも」
「やれやれ……
まあ、いい。じゃあとりあえず車の用意が出来るまで
他の部屋のベッドに移るかね。
この男を動かすより早いじゃろう…」
香は頷くと、僚が繋いでいる手をそっと振り払った。
そしてその頭を抱くと「今まで本当にありがとう、さようなら」と呟いた。
「痛むじゃろうが、おまえさんの意志じゃ、
我慢出来るじゃろう……
1人で行けるかの?」
香は頷き、教授に言われる部屋まで必死で歩いていった。
「さて…」
教授は1人頷くと、だらしなく床に落ちている僚に尋ねた。
「香くんはああ言っておるが?」
僚はしばし動かなかった。
香にあんなことを言われて動揺してしまったのと、
頭を抱いてもらって動揺したのとで、
どう対応してよいか分からなかったのだった。
それでもむっくりと起き上がると教授に文句を言った。
「なんですか?あの香移動計画は?
おれは聞いてないですが」
教授はため息をつき、それには答えずに聞いた。
「わしだってな、おまえさんが避妊処置もしてないってことは聞いてないのじゃが?
香くんが大事じゃなかったのかね」
僚は痛いところと突かれたという顔をしていたが、
すぐに切り替えした。
「しょうがないでしょうが!香とするってのに、そんなとこまで気が回らないし、
…その、直のが気持ちいいし〜」
「あきれた男じゃな。
その結果、種付けしてポイとは…
いくら日本一軽い男になれとは言っても…」
「そんなつもりはまったくありませんよ!
ったくあのばか香…」
教授は僚を白い目で見つつ、宣言した。
「わしは香くんの意思を尊重するからの。
もし、おまえさんが香くんを欲しいと思うのなら」
「思うのなら?」
「さっさと『初恋』宣言でもしておくことじゃな。
…まあ、香くんがおまえさんと顔を合わせたくないと言っておるから、
それも無理かもしれんがのう…」
教授はそれだけ言うと、僚を残して部屋を出た。
僚はベッドに腰掛けると、ばったりと寝そべった。
ついさっきまでいた香の匂いがする。

62645。:2006/01/03(火) 11:12:49
途中ですが、鯖が…
復活したら続きウプします〜
(携帯より愛を込めて)

62745。4:2006/01/03(火) 12:53:12
「香…」
そしておもむろに起き上がると、
胸に湧き上がる怒りで頭がいっぱいになった。
「な〜にが、槇村とおまえのせいでおれが側に置いてただ?
おれはおまえが欲しいんだよ!それくらい分かれよ!
おまけにおれをはめたつもりでいるってのが甘い!
その甘さで他人のトラブルに巻き込まれるってんだからタチ悪い!!
おまえのような奴はおれの側に置いておかないと…」
僚はそれだけ呟くように叫ぶと、ぼんやりと笑った。

ドアを叩く音に、香が脅えた。
それが分かっているようで、ドアの外から声がかけられた。
「あたしよ。かずえ」
香はホッとした声で「どうぞ」と応えた。
「大変だったわね。包帯換えるから、ちょっと失礼」
「朝からすみません。お願いします」
香は頭を下げてかずえに身体を預けた。
かずえは教授から聞いてはいたが、
その怪我の酷さに眉をしかめた。
「酷いわね…」
「ええ、でも依頼人は守れたし…
と言っても僚が来てくれたからだけど…」
かずえは傷口に薬を塗りながらも、
その他にある痣などに気をとられた。
そして香の身になにがあったのかも聞いてはいなかったが、
薄々察するのだった。
「香さん…その、本当に冴羽さんとは…」
香は寂しそうに頷いた。
「あの、かずえさん、虫のいい話だけど、
僚のこと、よろしくね」
かずえは苦笑して言った。
「あ〜あ、もっと早くその言葉聞きたかったわ〜
今、ミックで手一杯なのよ〜
困ったわね〜」
「そ、そうよね。ごめんなさいね」
本気で謝る香に、かずえは笑った。
「嘘よ。様子見るくらいなら出来るから、
こっそり報告してあげるわね」
「ありがとう…」
呟く香に、かずえの胸は痛んだ。
『まったく、冴羽さんはなにをやっているのかしら!』
そう思いながらも一通り手当てを終え、香に聞くのだった。
「他になにか用があったら呼んでちょうだいね。
隣の部屋にいるから」
香が頷く。かずえも香を見ているのが辛く出て行こうとした時、
ノックの音がした。
香が声を出せずにいると、かずえが代わりに応えた。
「はい」
するとドアの外から声がした。
「おや、かずえくん。そこにいるのかの?」
「ええ。今包帯を換えたところです」
「なら、ちょうどいい。ついでにその棚の一番上の段の右隅にある薬を
香くんに飲ませておいてはくれないかの?
痛み止めの薬じゃ」
「ええ、分かりました」
「じゃあ、わしはまた後で、準備が出来たら迎えにくるからの」
「あの、ありがとうございます」
香が思わず言うと、「いや」という声が返ってきた。
かずえは言われた薬を手に取った。
レッテルの無い瓶だったが、教授が言うのなら大丈夫だろうと香に渡した。
「じゃあ、香さん。また後で」
「ありがとう」
香はかずえに感謝して、薬の瓶を見つめた。

(さて3択です。1香、薬を飲む。2香、薬を飲まない。3香、薬を飲み損ねる。レスよろしく)

628名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 13:01:23
1

62945。:2006/01/03(火) 13:59:13
628さんは1を選ばれました。

「何錠飲めばいいのかしら?」
香はしばらく考えたが、頭痛薬と一緒だろうと2錠を、
手元においてあったコップの水とともに飲み込んだ。
これからのことを考えると、やはり切なくなる。
今までと違う生活が待っている。
僚のいない生活が。
「だいじょうぶ、なんとかなる」
自分に言い聞かせていると、ほどなく軽い眠気が訪れた。
そしてそのまま眠りに落ちていく。
手にしていたコップが床に落ちたが、
その微かな音が合図だったかのように部屋のドアが開いた。
香に近づいた人影は、背中の傷を気遣いながらも香を抱き上げた。
「……」
微かに動く口唇が名前をなぞる。
抱き上げた男はビクッとするが香が完全に寝入っているのを確認し、
ホッと胸を撫で下ろした。
「驚かすなよ…」
その声が聞こえているかのように、また同じ名前を呟く。
「僚…」
その声がさっきよりも掠れ、閉じられた瞼から涙が零れ落ちてきた。
「だから!…ったくもうよお…
そんな、泣くくらいおれのこと好きなら離れるなってバカ香」
僚はこっそりと人目を伺いながら教授の家を抜け出すと、
車に乗り込んだ。

教授は香のいる部屋に入ったが、誰もいない。
そうなる事は分かってはいたが、どうしたものかと考えた。
すると隣の部屋から一仕事終えたかずえが出てきて尋ねてきた。
「あら?教授。香さんもう移して帰ってきたのですか?」
その場で唸っている教授を不審に思いながらも返事を待っていると、
教授はなにも言わずに空のベッドを指差した。
「?」
「連れて行かれたようじゃ」
かずえは改めて驚いた。
「え?だって、だいぶ前に教授が車の用意をしている間に薬を飲んでおくようにって言ってたから、
とっくに……」
「誰が薬を飲んでおくようにって?」
かずえは教授を指差した。
「わしが?わしは今まで明美くんと話をしていたのじゃが……」
二人ともしばらく考えていたが、教授が思いついたように聞いてきた。
「わしがどういうふうに?」
かずえはありのままを話した。
「声だけ?」
「ええ。そうですね」
教授はため息をついた。
「そんな姑息な手で…僚のやつ……」
「え?あれ冴羽さんだったの?」
かずえは驚きベッドに転がっている薬の瓶を取りにいった。
「これを飲むようにって」
瓶を手渡され、教授は呆れた。
「これは、わしの所から僚がいつも持っていく睡眠薬じゃな」
二人は顔を合わせ、深いため息をついてから力なく笑った。
「まあ、とにかく毎日通院させるように言っておかないとな」

(さて3択です。1香、すぐに目を覚ます。2香、着いてから目を覚ます。3香、夜まで目を覚まさない。レスよろしく)

630名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 14:08:03
2!!

63145。1:2006/01/03(火) 15:18:59
630さんは2を選ばれました。

まっすぐアパートまで向かった僚だったが、
いったい香が何錠飲んだのかまでは分からなかった。
無茶な飲み方はしてないだろうけど、
いつまで眠っているのだろうか。
不安になりながらも香を抱き上げ部屋まで行くと、
自分のベッドに香を横向きに寝かせた。
服をめくってみると、包帯が痛々しい。
「くそっ!」
込み上げる怒りが口から漏れる。
「…ん…」
それに反応するように苦しげに呻いた後、
香はうっすらと瞼を開いた。
「りょ…う?
…あれ??」
不思議そうに瞼を擦っていた香だったが、
はだけられた寝巻きに目をやり、
そして改めて僚を見つめた。
「……え?ええ?
どうして?」
慌てる香の背中に気遣いながら、
僚は香の頭を抱きしめた。
「…やっ…ちょっと…どうして…
あたし……だって…」
脅えながら拒もうとする香に、僚は呟いた。
「これからはおれの好きにしていいんだろう?」
香は必死に頷きながら「そ、そうよ…まさか聞いてたの?寝てたと思ってたのに…騙したの?」と叫んだ。
「じゃあ、これでいいじゃないか」
香は首を振った。
「違う!だって、あたしは…あたしは……」
僚は香の頭をいったん離すとじっとその顔を見つめた。
「おれは、勘違いしていたんだ」
香は辛そうな顔をして頷いた。
「おれがおまえとずっと一緒にいるのは、
槇村に頼まれたからなんかじゃない。
ましてや、勝手におまえが押しかけてきたからじゃない」
「え?」
驚いたように見つめる香の視線からいったん目を逸らす。
見つめられるだけで、胸が苦しくなる。
「その…なんだ…。
おれがおまえを側に置いておくのは、
おれがおまえを必要としているからなんだ」
香はキョトンとした顔をしている。
僚はそれ以上は言えずに香の頭を撫でた。
「まあ、また後で説明する。
とにかくおれから離れようとするな。
おれは本気でおまえが要るんだ」
「え?あ、うん…ありがとう…」
香もまだ朦朧とする頭の中で、
僚がなにを言っているのかは分かってはいなかった。
だが、これからも側にいていいのだという安心感で、
顔が自然と綻び、そのまま眠りに落ちていくのだった。
「早くよくなれ」
その声が遠くで聞こえる。
香はゆっくりと頷いた。

電話のベルが鳴った。
「僚?例の男。尋問中に逃げたわ。
ついさっきね」
受話器からの声に僚の口元が歪んだ。
「事故に合うかもしれないな」
「貸し…チャラになるかしら?」
「ああ」
警察はかなりの数の人員を動員したのだが、
逃げた男の消息は、それ以降誰にもつかめなかった。

63245。2:2006/01/03(火) 15:19:58
冬の間、香は僚に連れられて毎日教授の家に通った。
初めの頃こそ、教授の厭味を避けてた僚だったが、
毎日が数日置きになった頃にはまったく動じなくなり、
やがて一週間に一回となった頃には、
すっかり開き直っていた。
「もう、通わなくてもいいじゃろう…」
教授から告げられた時、香はやっと僚が自分を仕事で使ってくれると喜んだ。
「じゃが、あんまり激しくやり合わないように」
「はい」
素直に応える香に対し、僚はうんざりした顔だった。
「私生活についてまで、忠告はけっこうですよ」
「え?」
僚がなにを言っているのか理解出来ないでいた香だったが、
教授が言ってたのが仕事のことではないと気付いた時に、
真っ赤になって俯いてしまった。
かなり前から求められ、
それにすがるように応えてしまっていたのだった。
「残念じゃったな。まだ子供は出来ていなかったようじゃて…」
「あ…はい……」
俯いて答えるのが精一杯の香に、
僚が助け船を出した。
「これからいくらだって、その手伝いするから大丈夫です」
「ばか!」
香はかえっていたたまれなくなり、僚に向かって悪態をつく。
しかし、僚はまったく気にしてないようで、
香の肩を抱き寄せ教授に告げた。
「そろそろだと思って、
もうキャッツ・アイで香の快気祝いをやる予定なんです。
ご一緒にいかがですか?」
教授は残念だがと丁寧に断った。
まだやらなければいけない用事があったのだ。
「かずえくんは行けるんじゃないかな?
もう帰る予定だったから、ミックくんも迎えに来るといっておったし…」
「へー、ミックか…しばらく会ってなかったな〜」
わざとらしく言う僚に、香も相槌を打った。
「そういえばそうね。あたしも怪我してから一度も…」
教授は僚がなにか知っていて、
ミックが二人に会うのを避けていると見たが、
香がいる手前、なにも言わずに頷くだけだった。
「じゃあ、二人で来るように言っておいてください」
僚はそう言うと、香を抱き上げた。
「やだ、もう大丈夫だって!」
香は怒るが、僚は無視して教授に別れを告げた。
「それでは、また報告にあがりますから」
教授はおや?という顔で僚を見た。
僚はそれに苦笑いを返すだけだった。

(さて3択です。1キャッツ・アイで渡す。2車の中で渡す。3キャッツ・アイの入り口前で渡す。レスよろしく)

633名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 15:29:40
ここは2で!!

63445。1:2006/01/03(火) 17:32:25
633さんは2を選ばれました。

まっすぐアパートまで向かった僚だったが、
いったい香が何錠飲んだのかまでは分からなかった。
無茶な飲み方はしてないだろうけど、
いつまで眠っているのだろうか。
不安になりながらも香を抱き上げ部屋まで行くと、
自分のベッドに香を横向きに寝かせた。
服をめくってみると、包帯が痛々しい。
「くそっ!」
込み上げる怒りが口から漏れる。
「…ん…」
それに反応するように苦しげに呻いた後、
香はうっすらと瞼を開いた。
「りょ…う?
…あれ??」
不思議そうに瞼を擦っていた香だったが、
はだけられた寝巻きに目をやり、
そして改めて僚を見つめた。
「……え?ええ?
どうして?」
慌てる香の背中に気遣いながら、
僚は香の頭を抱きしめた。
「…やっ…ちょっと…どうして…
あたし……だって…」
脅えながら拒もうとする香に、僚は呟いた。
「これからはおれの好きにしていいんだろう?」
香は必死に頷きながら「そ、そうよ…まさか聞いてたの?寝てたと思ってたのに…騙したの?」と叫んだ。
「じゃあ、これでいいじゃないか」
香は首を振った。
「違う!だって、あたしは…あたしは……」
僚は香の頭をいったん離すとじっとその顔を見つめた。
「おれは、勘違いしていたんだ」
香は辛そうな顔をして頷いた。
「おれがおまえとずっと一緒にいるのは、
槇村に頼まれたからなんかじゃない。
ましてや、勝手におまえが押しかけてきたからじゃない」
「え?」
驚いたように見つめる香の視線からいったん目を逸らす。
見つめられるだけで、胸が苦しくなる。
「その…なんだ…。
おれがおまえを側に置いておくのは、
おれがおまえを必要としているからなんだ」
香はキョトンとした顔をしている。
僚はそれ以上は言えずに香の頭を撫でた。
「まあ、また後で説明する。
とにかくおれから離れようとするな。
おれは本気でおまえが要るんだ」
「え?あ、うん…ありがとう…」
香もまだ朦朧とする頭の中で、
僚がなにを言っているのかは分かってはいなかった。
だが、これからも側にいていいのだという安心感で、
顔が自然と綻び、そのまま眠りに落ちていくのだった。
「早くよくなれ」
その声が遠くで聞こえる。
香はゆっくりと頷いた。

電話のベルが鳴った。
「僚?例の男。尋問中に逃げたわ。
ついさっきね」
受話器からの声に僚の口元が歪んだ。
「事故に合うかもしれないな」
「貸し…チャラになるかしら?」
「ああ」
警察はかなりの数の人員を動員したのだが、
逃げた男の消息は、それ以降誰にもつかめなかった。

63545。2:2006/01/03(火) 17:35:27
冬の間、香は僚に連れられて毎日教授の家に通った。
初めの頃こそ、教授の厭味を避けてた僚だったが、
毎日が数日置きになった頃にはまったく動じなくなり、
やがて一週間に一回となった頃には、
すっかり開き直っていた。
「もう、通わなくてもいいじゃろう…」
教授から告げられた時、香はやっと僚が自分を仕事で使ってくれると喜んだ。
「じゃが、あんまり激しくやり合わないように」
「はい」
素直に応える香に対し、僚はうんざりした顔だった。
「私生活についてまで、忠告はけっこうですよ」
「え?」
僚がなにを言っているのか理解出来ないでいた香だったが、
教授が言ってたのが仕事のことではないと気付いた時に、
真っ赤になって俯いてしまった。
かなり前から求められ、
それにすがるように応えてしまっていたのだった。
「残念じゃったな。まだ子供は出来ていなかったようじゃて…」
「あ…はい……」
俯いて答えるのが精一杯の香に、
僚が助け船を出した。
「これからいくらだって、その手伝いするから大丈夫です」
「ばか!」
香はかえっていたたまれなくなり、僚に向かって悪態をつく。
しかし、僚はまったく気にしてないようで、
香の肩を抱き寄せ教授に告げた。
「そろそろだと思って、
もうキャッツ・アイで香の快気祝いをやる予定なんです。
ご一緒にいかがですか?」
教授は残念だがと丁寧に断った。
まだやらなければいけない用事があったのだ。
「かずえくんは行けるんじゃないかな?
もう帰る予定だったから、ミックくんも迎えに来るといっておったし…」
「へー、ミックか…しばらく会ってなかったな〜」
わざとらしく言う僚に、香も相槌を打った。
「そういえばそうね。あたしも怪我してから一度も…」
教授は僚がなにか知っていて、
ミックが二人に会うのを避けていると見たが、
香がいる手前、なにも言わずに頷くだけだった。
「じゃあ、二人で来るように言っておいてください」
僚はそう言うと、香を抱き上げた。
「やだ、もう大丈夫だって!」
香は怒るが、僚は無視して教授に別れを告げた。
「それでは、また報告にあがりますから」
教授はおや?という顔で僚を見た。
僚はそれに苦笑いを返すだけだった。

63645。3:2006/01/03(火) 17:36:28
香を助手席に座らせてから、
僚は改めて背中を見せてくれと頼んだ。
「やだ!毎日見てるじゃない!
なんでこんなところで…」
「ケチな女だな」
「だって、こんなところでなんて…
誰が見てるか分からないっていうのに」
「ああ、はいはい。
…でもな、香」
「なによ」
「世の中にはな、車の中でモッコリしてるカップルもたんまりいるんだぜ」
「あ、あたしはヤダからね、そんなの」
プイ横を向く香から離れ、
僚は運転席のドアを開け座った。
そして発射させながら時計をチラリと見た。
「もう準備出来てるころだな」
僚の言葉に香は申し訳なさそうに呟いた。
「いいのに…そんな大げさにしなくたって」
「いいじゃないか。みんな香のこと心配しててくれたんだから」
「うん…」
ちらりと僚を見る。
香も少し気になる事があった。
どうも朝から僚の様子がおかしいのだった。
朝からというよりは、ここ数日。
なにか隠し事があるように見えた。
もしかして、また浮気とも思ったが、
それに関してなんとなく口出ししてはいけないと自分を戒めていたので、
どうすることも出来ずに鬱々としていた。
普段にくらべて口数も多いと思うのも、気のせいなのだろうかと。
「あ、あのな。香」
「…え?」
運転しながら普段になく様子のおかしい僚が、
妙に浮ついた声で話しかけてきた。
「あ〜その…
店に着く前に渡しておきたいものがあるんだが……」
「なに?」
不思議そうに聞いてくる香に、
僚はポケットから小さな包みを出して渡した。
「やる」
「?」
渡された包みはきれいにラッピングされた小箱だった。
「今開けていいの?」
「ああ」
僚の妙にトーンの高い声に驚きながらも、
その包みを開いて箱を開けた。
中にはきれいな石の付いた指輪が入っていた。
「きれい…
まるでダイヤモンドみたい」
「ダイヤだ」
ボソッと僚が答える。
香は驚いて聞いた。
「いいの?そんな高いものをあたしが…」
僚は香の貧乏性に涙が出そうになったが、
それを堪えて頷いた。
「その…今までありがとうというのと、
直って良かったなというのと…
その…あれだ…
これからもよろしくということで……」
「本当にもらっちゃっていいの?」
しつこく聞いてくる香に、僚は辛抱強く答えた。
「ああ、そんなちっぽけなもんで、
おまえを束縛出来るとは考えては無いが…」
香はとまどいながらも僚に礼を言った。
「あ、ありがとう僚。とっても嬉しい…
う…ん、大事にするね」
「ああ…」
もう一つカーブを曲がるとキャッツだ。
僚は安堵しながらハンドルを握った。
「ちゃんとアニキにもらった指輪と一緒にしまっておくね」
嬉しそうな香の声に、僚は思わずハンドルを切り損ねた。

63745。4:2006/01/03(火) 17:38:01
「おわっ!」
「きゃああああ!!」
思わずしがみついてくる香の身体に反応する己の身体を抑えながら、
僚はきっちり軌道修正をした。
「僚、危ないじゃない!どうしちゃったの?」
急ブレーキの音で店から出てきた海坊主たちに囲まれたまま、
僚はガックリとうな垂れるのだった。
「そうだ。香はそういう女なんだ。
このところの生活ですっかり忘れちまってたが…」
ぼそぼそ呟く僚に、香は耳を近づけた。
その香の腕に手をかけ、
僚は指輪を奪った。
「よこせ!」
驚いた香は抵抗する。
「なによ!くれるって言ってたくせに!」
「こいつはこう使うんだ!」
僚は香の左手を掴むと、その薬指に指輪をはめた。
車の外ではみんなが拍手をして一斉に「おめでとう」と言い出す。
香はなにがどうなっているのか分からず、
キョロキョロした後に僚を見つめた。
「な、なにするのよ僚」
「だから、ずっと一緒に居てくれって…」
「やだ、なんか指輪渡されてそんな事言われたら、
プロポーズみたいじゃない」
香は同意を求めるように周りを見た。
全員が脱力したようにくず折れてしまっていた。
「あ…あれ?」
僚もあまりの香の鈍さに真っ赤になりながら、
崩れ落ちる自分の中のなにかと戦っていた。
「本当に鈍い…」
「なによ!」
「だ〜か〜ら〜」
僚は香を抱きしめ耳元に囁いた。
香は真っ赤になり、そして呆然として僚を見つめた。
「返事は?」
「え?返事って…だって……
分かってるくせに…」
「返事は?」
しばらく俯いていた香だったが、小さい声で「はい」と答えた。
僚はどんな大仕事をした時よりも疲れた気分で車を降り、
助手席のドアを開けた。
そして香の手をとり外へと連れ出すと、
やはりどっと疲れた顔の店員たちと共に店に入っていった。
「おめでとう香さん」
まだ呆けている香に、少し疲れた顔のままの美樹が声をかける。
「う…ん…
美樹さんのおかげ…」
「あたしはなんにもしてないわ」
香は首を振った。
「美樹さんの悲しい話を聞いてなければ、あたし…
もう僚の側にいるなんて…」
僚はそんなやりとりを目を細めて聞いていたが、
すぐに香を抱き寄せて囁いた。
「もういいから。側にいろ」
香はゆっくり頷いた。

63845。5:2006/01/03(火) 17:39:28
貸しきり状態の店にかずえとミックが入ってきたのは、
そんな時だった。
「香さん、回復おめでとう」
かずえが声をかけてきたが、
ミックは僚と香から目をそらすようなかんじだった。
ドアの前で帰るともめていたのは、
中の全員に聞こえていた。
「ミック。どうしたんだ?なんかやらかしたのか?」
入ってくるなり海坊主に聞かれ、
ミックは首を思い切り振った。
そして、なんでもないと言うばかりに香に駆け寄った。
「おめでとうカオリ…
お祝いのキッスを…」
顔を近づけてくるミックを避ける香。
後ろから引っ張るかずえ。
顔面に蹴りを入れる僚。
ミックはモロにそれを食らい、呻いた。
ミックを拘束した形になっていたかずえは、慌てて謝った。
「大丈夫?ミック」
僚も笑顔で聞いた。
「大丈夫か?ミック」
ミックもあまりの仕打ちにマジ切れしかけながら、
笑顔で僚に聞いた。
「あんまりじゃないか?リョウ!
オレはスナオにカオリに祝福を」
「祝福?ミック知ってたのか?」
海坊主が驚いたように聞いてきた。
ミックも驚いたように聞き返した。
「?へ?だってカオリのお祝いだって、カズエが…」
そう言いながら香を見ると、恥ずかしそうに手で顔を覆っている香の指に光るものを見つけた。
「おや?カオリ…それは……」
かずえが目ざとく叫んだ。
「やだ!教授からなにか報告することがあるらしいって言ってたけど…
それだったのね!おめでとう!香さん。冴羽さん」
「や、あの…その…ありがとうかずえさん…」
ミックは声も出せずに口をパクパクとしているだけだった。
かずえはそんなミックに向かって皮肉を言った。
「いいわねえ香さん。あたしだってあんな指輪欲しいわ〜」
僚はそれに口を出した。
「あれ?かずえちゃん。まだミックからなんももらってないの?」
「え?ええ…
だって、ミックったら、いつも余裕なさそうなことを言ってるんですもの」
僚は首を傾げてからミックを見つめた。
「あれ〜?おっかしいなあ…
たしか、オークションかなんかで、
えらい大金を出してたみたいだけど〜
落とせなかったからまだ持ってるんじゃないかな?」
かずえの顔色が変わった。
「え?なんのオークション?」
じろりとミックを睨む。
「い、いや、カズエ…その、銃とか〜」
「まだろくに握れないから仕事が制限されるって、
いつも言ってるじゃないの!」
「いや、ちょっとづつだな」
かずえはピンときた。
「女ね。女を買おうとしたんでしょ」
逃げ腰になるミックから視線をはずし、
かずえは僚に聞いた。
「女でしょ?」
「ああ、確か…そうだったかな?」
かずえはミックの胸倉を掴むと、カウンターに押し付けた。
「は〜。かずえさんも強くなったわねえ…
でもミックが女の人を買ってるってことを知ってるって事は…」
香はじろりと僚を見た。
僚は香がまったく自分が買われかけたというのを忘れてた事にホッとしつつ、
余計な疑惑を作ってしまった事に後悔した。
「昔の話だって!今はおまえだけだ」
「あ〜!いいわね、香さん。
あたしもそう言われてるけど、実際このミックは…」

63945。6:2006/01/03(火) 17:40:51
香もその言葉に揺れて僚を見た。
「おれは奴とは違う」
僚はそう言い切り、香を抱き寄せ口唇を奪った。
「ん……や…みんなが見て…」
真っ赤になり抵抗する香だが、
僚は構わずに深く舌を刺し込み香を翻弄してきた。
もうすっかり馴れたはずと思っているのに、
何度しても胸がときめく。
遠くなりかける意識のむこうで咳払いが聞こえた。
「おい、僚。
主役はちゃんといさせておけ」
「はいはい。
おい、香。まだ大丈夫だろ?」
僚に言われ、朦朧としながらも香は頷いた。
その解き放たれた香の匂い立つ色香に、
周りも浮き足だちながらも、
何事もないようにパーティーは始められた。
「それでは、これからも大変な道を歩む事になった香さんの、
健康と健闘を祈って。
そして二人の結婚…でいいのよね。
…を祝って」
そんな美樹の音頭にのって乾杯をしながら、
僚が囁いた。
「よろしくな。奥さん」
「う…うん。こちらこそ…」
飲まずにいられないミックを横目で見ながら、
僚は香をそっと抱き寄せた。

おしまい。

長い間ありがとうございました。
もうここでは3択物を書くことはありませんが、
まだ監督ものが残っているので、
その時はまたお邪魔いたします。
よろしくお願いいたします。

(形式を変えてメールにしようと思います。頂いた捨てアドなどにメールにて文章を送り、それに対しての3択をメールにあるキーワードと共に裏の掲示板に書き込んでいただくというシステムにしようかと持ってます。そうすれば先着というのもはっきりするしで。というわけで、参加希望の方は裏のアドレスにメルください。はじめは以前から書くと言っていた。槇村ブラックになる予定です。
…さて2択です。1参加。2不参加。初めから読まないと分からなくなるので、締め切りを作らせていただきます。1月10日以内です。メルにてレスよろしく〜)

64045。:2006/01/03(火) 17:43:17
すんません。選択2の人はわざわざリアクションなくっていいですんで、念のため。
うっかり書き込んでから気付いた…最後まで間が抜けてる…
じゃ!

641名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 21:08:56
>>640
メールしたいけど45。さんのメアド知らないorz

642名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 22:22:34
45。さん 連載おつ!
最後は怒涛と展開でハッピーエンドでしたね。

私もメアドが分らんです。

643名無しさんが妄想します:2006/01/03(火) 22:30:03
漏れも‥orz

644名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 01:05:44
自分も45。氏のメアド知らぬ。
このスレ炙り出しすればメアドが表れるのか?

64545。:2006/01/04(水) 01:07:09
あ、すみません。
別名・面の皮厚之で〜す(w
過去スレ知らない方ばかりみたいなんで、面の皮厚いついでに…

トップに跳ねる動物がいるとこのサイトの跳ねてるのをクリック。
出てきたとこの上のをクリック。
アニメの100話101話の女性ゲストキャラ名のあるタイトルをクリック。
画像の中の、アニメの2の主題歌の歌詞の中で三番目に好きになったという場所をクリック。
そこでワンクッションあってたどり着いた自分のとこのトップの一番下にアドレスあります。
よろ…

646名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 03:05:25
誰のリンクから逝けるんですか?
同盟とか片っ端から見て回ったのですが
該当するサイトが見つけられませんでした。

647名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 15:22:14
ドリームたんとことか、オンリイベントのリンクから逝けるよ
結晶化というとこ

648名無しさんが妄想します:2006/01/04(水) 23:31:51
>>645さん
647さんのヒントで分りました。ありがとう。
メールの件名とか、何らかのご指示ありますか?

649名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 01:58:40
知らない人ばっかなんだねえ・・・
今ここにいる人は、祭とかあった一時期の盛り上がってた時代はリアルタイムで知らないのかな

みんなどこ行っちゃったんだろう。
みんなシテハンに飽きちゃったのか。
つわものどもが夢の跡。
そこで細々と食いつないでる老兵45。、そして次世代の童たち・・・。

ぷちとまとさんとかマジ懐かしい。

650名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 21:47:33
>>645
サイトが未だ分りません。
メールアドレス連絡しないと参加不可ですよねぇ。
関係ないけど、45。さんは選択性で負担じゃないですか?(いや、なんとなくなんですけど)

651名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 23:13:11
>650
ここにアド晒したら?

652名無しさんが妄想します:2006/01/05(木) 23:16:55
>651
意地悪の匂ひ

65345。:2006/01/06(金) 12:05:03
んじゃここで。よろ

45o@mail.goo.ne.jp

某所の方々適切なアドバイスありがとうございました。

654名無しさんが妄想します:2006/01/06(金) 20:51:52
>>653
サンクス

655名無しさんが妄想します:2006/01/14(土) 08:19:58
過疎化してますが、もしかしてクローズ寸前?

656名無しさんが妄想します:2006/01/14(土) 20:07:29
個人隔離スレだからな

657名無しさんが妄想します:2006/01/20(金) 02:34:53
もともと過疎だったし

658名無しさんが妄想します:2006/01/21(土) 21:45:17
だれもいない‥

659名無しさんが妄想します:2006/02/01(水) 00:59:29
だれもいない‥

660名無しさんが妄想します:2006/02/01(水) 22:08:19
ありゃ〜。さみしいね。

661名無しさんが妄想します:2006/02/05(日) 11:29:25
せめて本スレを盛り上げてくれ

662名無しさんが妄想します:2006/02/19(日) 13:35:06
しーん

663名無しさんが妄想します:2006/03/04(土) 02:05:32
しーーーーん

664名無しさんが妄想します:2006/03/04(土) 20:39:30
保守!

665名無しさんが妄想します:2006/03/09(木) 17:42:46
45。のメール読んでるけどわざわざ選択させる意味あるの?
毎日配信するのは大変だろうなーって思うけど
たまに選択肢とその内容が違うことあると
感じてるのは漏れだけですかね?

666名無しさんが妄想します:2006/03/10(金) 12:12:40
読むのやめればいいじゃん

667名無しさんが妄想します:2006/03/10(金) 17:13:22
>>665
確かに多少モニョル程度に選択肢からずれてることもあるが
それは今までもあったことだから気にするな。

668名無しさんが妄想します:2006/05/05(金) 07:22:20
保守!

669名無しさんが妄想します:2006/06/16(金) 18:49:19
5/5で止まってるから動かそうYO!

670名無しさんが妄想します:2006/09/14(木) 18:53:22
このスレまだ存在してたのかw

671名無しさんが妄想します:2006/10/20(金) 02:35:28
過疎ってて寂しいね

672名無しさんが妄想します:2007/01/30(火) 17:31:10
もう年を越してしまった。。。。

673名無しさんが妄想します:2007/02/16(金) 22:01:31
ここ死亡寸前?
さみしい

674名無しさんが妄想します:2007/02/19(月) 03:45:38
--添削会場予定地--

675名無しさんが妄想します:2007/02/25(日) 21:22:42
添削ってさ、スピード感を殺したり萌え文を萎え化させることじゃないと思うんだよね

676名無しさんが妄想します:2007/04/07(土) 03:28:48
何が何やら

677名無しさんが妄想します:2007/04/13(金) 11:52:16
このスレ必要か?

678名無しさんが妄想します:2007/05/03(木) 18:48:52
GW恒例の聖戦へ逝ってきます

679名無しさんが妄想します:2007/06/05(火) 21:05:25
we

680名無しさんが妄想します:2007/07/13(金) 22:05:22
保守

681名無しさんが妄想します:2007/08/12(日) 20:49:36
保守

682名無しさんが妄想します:2007/08/15(水) 14:43:23
保守ってる奴いたんだ。
45。ことリスはなんか春イベント合わせで作ってたみたいだから
興味があるなら問い合わせれば? 
何か書きたいって書いてたから掲示板とかミクシで尻叩けば何か出るかもよ

683名無しさんが妄想します:2007/10/11(木) 15:30:18
保守
する必要あるのかな?

684名無しさんが妄想します:2007/10/22(月) 15:17:34
こんなとこいつまで守ってもリスは帰ってこない。

685名無し:2007/10/28(日) 22:22:22
  |l、{   j} /,,ィ//|     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ     | あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
  |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |     < 『先週まで金が無く途方に暮れていたと
  fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人.    |  思ったらいつのまにかサイフに金があった』
 ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ   | 闇金だとか窃盗だとか
  ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉.   | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
   ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ. │ 働くのがばからしくなるほどの片鱗を味わったぜ…
  /:::丶'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ│ttp://green55.org/doll3/pc/?tPigmnxW
                 \____________________

686名無しさんが妄想します:2007/11/02(金) 21:28:17
保守

687妄想:2007/11/02(金) 22:17:02
妄想

白く細い指がオレの胸板をたどる。
掠めるように乳首をはじく動きに筋肉がひくつく。

「ふふ・・・怯えてるの?」

紅にも塗っていない唇がいやらしく蠢いてオレ視線を釘付けにした。
胸を弄り回している手のひらと反対の指先はいつの間にか、赤いシャツの裾
から潜り込み下腹部の毛を撫で上げている。

「っ!・・・ぁ・・っくぅ」
漏れそうになる声を抑え、捩るように身体を動かせば後ろ手に拘束された
肩が軋んだ。

「・・だめよ。・・シティハンターの大切な肩を痛めてしまうわ・・大人しくして・・・
それとも・・もう、我慢ができないの?・・・リョウ・・」


それは、大胆にも裸でオレに跨りあふれ出る愛液で腿を濡らしていた。
欲しい。
欲しい。欲しい。
欲しい。欲しい。欲しい!!

膝を立て擦り付けるように彼女の股を刺激する。

「!ッ・・あぁ!!・・・悪い子ねぇ。この大きく反り立ってるモノを私の
ナカにぶち込んで・・めちゃくちゃに突き上げたいのね」

さらされたオレのナニを両の掌で包み込み、いじくられ先端からは
白い液がにじみ出て美しい指を淫らに彩っていた。
刺激を求めて、腰が動く。・・・言われたように腰を突き上げれば、オレの
腹に先走りをこぼす。

「ぁあ。こんなに零して」

紅い舌を突き出し先走りを綺麗に舐め取る。
手で支えなくても反り立つモノを舌先だけで刺激すれば・・もう、ダメダ!!


欲しい。
欲しい。欲しい。
欲しい。欲しい。欲しい!!

688名無しさんが妄想します:2007/11/24(土) 00:28:57
避難してきた

689名無しさんが妄想します:2007/12/11(火) 11:52:52
こっちの方が居心地よさそうだな

690妄想:2008/03/17(月) 23:10:38
欲しい。
欲しい。欲しい。
欲しい。欲しい。欲しい!!

爆発寸前の欲望を放つその瞬間・・・・


「リョウーー!!いい加減に起きろーーー!! 」

ばっふ!  と布団が剥がされる音
ドピュッ!  と欲望が発射する音
ぴちゃっ! と・・・・・カケラレタ・・音



「・・・・カオリ・・ちゃん?・・だ、大丈夫・・」

「−−−−−」

俺の精子を顔射と言う荒業で受けたカオリは、硬直したまま瞬きを繰り返す

691名無しさんが妄想します:2008/06/18(水) 01:24:11
age

692名無しさんが妄想します:2008/07/23(水) 00:34:06
浮上

693名無しさんが妄想します:2008/09/26(金) 02:31:53
帰ってこない

694名無しさんが妄想します:2009/02/08(日) 00:30:31
頭いたい

695名無しさんが妄想します:2009/02/26(木) 04:55:56
あの日の帰りたい

696名無しさんが妄想します:2009/05/22(金) 16:22:38
キモエロサイトを見つけてしまった。

697名無しさんが妄想します:2009/10/20(火) 04:43:22
帰ってこないの?

698名無しさんが妄想します:2009/11/01(日) 09:53:48
リスは生理アガっただろうか

699名無しさんが妄想します:2010/07/21(水) 23:52:58
もう人生に疲れちゃったよ。
幸せになりたい。

700名無しさんが妄想します:2010/12/22(水) 23:57:36
幸せも金も無い

701名無しさんが妄想します:2011/03/09(水) 00:36:59
夢も希望も無い。有るのは借金だけだ

702名無しさんが妄想します:2011/04/07(木) 23:27:56
どうしたら幸せになれるの?

703名無しさんが妄想します:2011/04/15(金) 00:34:00
もうなにもかも疲れた。自分が大嫌い。死にたい。
今度生まれてくるならもっとまともな家族の元に生まれたい。
家族のせいで自分の頑張りが無駄になるのはもう嫌。
無駄どころかマイナスだ。

704名無しさんが妄想します:2011/04/21(木) 23:29:18
誰かこの苦しみから解放して・・・

705名無しさんが妄想します:2011/04/25(月) 03:37:34
自殺はダメって言うけど、じゃあ、あんたがこの辛い現状を
改善してくれるのか?
何もしてくれないのに口先だけで物言うなっつーの

706名無しさんが妄想します:2011/04/29(金) 23:37:36
独りで生きる事がこんなに辛いとは想像もしなかった。
香はリョウも居るし、愚痴はキャッツで零せるから幸せだよ・・・

707名無しさんが妄想します:2011/05/02(月) 00:09:57
同じ兄弟なのに私だけが苦労して・・・
大体、世の中の弟、妹って面倒は兄、姉に押し付けて
美味しいとこだけ持って行く。

708名無しさんが妄想します:2011/05/02(月) 19:51:34
どいつもこいつも好き勝手やりやがってっ!
挙句の果てには私を悪者扱いっ!
ふざけんなっ!

709名無しさんが妄想します:2011/05/03(火) 22:59:27
生きる事に疲れた。

死んでも・・・

710名無しさんが妄想します:2011/05/04(水) 05:42:44
なぜ私にばかり不幸な事が起こるの?


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