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他人が書いた小説の一部を批評するスレ

1イラストで騙す予定の名無しさん:2004/02/20(金) 16:17
 書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
 そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
 ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
 
 投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
 その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。

1108イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 23:14:53
そろそろ次スレか。
できれば批評元文章と批評内容が2分しない様、
批評対象中のキャン氏によきところで(納得頂いたところで)立てて頂くのが良いのだが。
もしくは批評対象文を今書き込もうとしている人。

1109イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/04(土) 15:22:24
ここの住人は批評するよりもされる事を望んでいる。
謙虚だが有る意味で主体性が低いから、誰か音頭を取らないと話が進まないと思うよ。
マァ1000レス以上書き込めるのは確かなんだし、スレの重複を避ける意味でも、
このままで良いんじゃ無いかな?

1110イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/05(日) 23:12:26
しかし「……」の使いすぎではないか?

1111イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/08(水) 17:42:18
気にするな……それは……ライトノベルの…………デフォルト……だ……

1112イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/10(金) 12:26:49
ラノベでもコメディやギャグでもないのに使いすぎると微妙じゃない?

1113イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/11(土) 13:03:17
それも効果や文体との兼ね合いで、原則としては多用を控えるべきだが、
それに捕らわれない方が良い。
クリス・クロスやH2Oの「高畑 京一郎」氏はかなり多用する癖があるよ。
新伝奇の「奈須 きのこ」氏に至っては”……””――”を併用してるし、
長さだって時々によって変わる。

 1.「……そう言えば、そんな事もあったっけ」
 
 2.「――――――」
    女の子、という単語に反応する式。

効果も何も考えずに、沈黙や静寂を表現するお手軽な手段として使うのは拙いが。

1114イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/11(土) 15:57:59
きのこは別に上手くないだろ。
あいつは泥臭さが良い文体になってるんだとおもうが。(よくも悪くも味がある)
高畑京一郎は読んだ事がないからわからんが。

「――」や、「……」をなんで/どのように使うかって方が重要だな。
む、日本語の文章で/を多用というのは余り見たことがないな。やってみる……価値はあるか?

1115イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/12(日) 20:19:10
/をものすごい量使う小説は海外からの翻訳だけど出ていたはず
先月か先々月あたりの本の雑誌で言及されていた
視点移動を意識したものすごく変な文体だったと思うが、詳しくはよく覚えていない

1116イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 16:36:53
冒頭の部分なんですが、キャラとキャラの置かれた
状況が大雑把にでも説明できてるでしょうか?
批評・感想いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
ちょっと長いのでうpろだにあげました。
ttp://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0096.txt

1117イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 17:22:00
>>1116
キャラクターに関してはなんとなくわかったが、その他の小道具部分の描写がわからないことが多かった。
冷光灯であるとか、そんなんね。
細かく設定を考えているんだろうなとは思わせるけど、それを全部出す必要はないだろうし、出すなら感覚的に理解できるように心がけるか、しっかりと説明すべきじゃないかな?

1118イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 17:55:01
描写が丁寧過ぎるかな、と。
例えば、階段を昇るっていう描写があるとする。
その描写が右足の次に左足を上げて、というようなくどさを感じる。
状況は理解出来るし、情景も浮かぶんだけど、するするっと物語に滑り込んでいく感覚が無い。

中辛でした。

1119イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 17:57:05
>>1116
文章がのっけから、というか、ほとんどが頭でっかちでどうにも苦手な部類。
>両の腕で頭上に掲げられた身の丈ほどもある鉄梃が風切り音をたてて振り下ろされる。
最初の一文にしては長すぎる。
俺が川上弘美みたいなぶつ切りの文章が好きというのもあるかもしれないけれど、
一文一文、どれも長ったらしくてたるく感じる。
すぱっすぱっと切れて小気味良い方がリズムがつくと思うんだが、個人の好みというものだろうか。
蓼食う虫の一匹からの意見でした。

1120イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 18:22:28
ご意見ありがとうございます。
>>1117-1118
小道具関係はその世界独自の物が多いのであえて説明を省く方向で書いてみました。
描写の密度に偏りがあるということだと思うので、もう少し描写を練ってみます。

>>1119
一文が長いというのは友人にも指摘されまして、その友人も趣味の問題かもと言っていました。
自分の場合は一文が短いとどうにも足を止められる気がして……。
読点の使い方がまずいのかなぁ。

1121イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 21:24:03
これは……何から言っていいのか、ものすごく困る。
状況はまあ確かに、最後まで読めば『何となく』程度にはわかるが……
とりあえず、冒頭という所で何をすべきをよく考えたほうがいいと思う。
あと文章の流れを映画のカメラワークとして捉えると解決しそうな問題がいくつかある。
読点はたしかに少なすぎると思うが、他の点を直せば問題なくなる気もする。
それと単純に疑問なんだけど、説明文を一切書かないのはなぜ?

1122イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 23:03:29
そういや、秀逸なSF小説読んでると、説明文がやたらと面白いもんな。

11231116:2006/02/14(火) 11:10:22
>>1121
掴みが弱いと言うことでしょうか。あるいは感情移入がしにくい?
カメラワーク、ですか。文章や描写の繋ぎ方が拙いところがあるということでしょうか?
もしよろしければ、晒し文から例を提示していただけるととてもありがたいです。
説明文がないのはこれを書くときに「見える物をただ写す」という書き方をしてみようかと思ったので。
あと、細かな注釈をつけると文が止まってしまう気がしまして。
もう少し速度のある場面を冒頭に持ってくるべき、ということでしょうか。

1124イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/14(火) 16:49:17
>1123
わかりにくい書き方をして申し訳ない。後から自分でもどうかと思った。
「掴みが弱い、感情移入がしにくい、文章や描写の繋ぎ方が拙い」という
あなたが書いた通りの意味で概ね合っている。
カメラワークと書いたのは、特に一番最初の部分が気になったため。
最初数行を映像として考えるとこんな感じになると思う。

 (タイトル?)→振り下ろされるかなてこ→右足、きしむ床板→止まるかなてこ→
 →じっくりと部屋の風景(様々な機材、甲冑、……バケツ)→
 →かなてこを振るうアークの姿→……

一行目から二行目への画面切り替えって明らかに変だと思う。
いきなり勢いよく振り下ろされたかなてこが止まって、「何だ?」と思ってるのに
なぜか部屋と置かれたものだけがじっくりと時間をかけて映る。
それからやっとかなてこの持ち主が映る。ひきつけた勢いを殺してると思う。
それに詳しく描写しているようでいて、ここの描写はほとんど意味がない。
世界設定がわからないのに、甲冑や様々な機材が部屋に置かれてる、と言われても
武者鎧なのか西洋式甲冑なのか未来的戦闘服なのかまったくわからない。
「様々な機材」と言われても同じことで、どういう分野の機材か想像できない。「控え室」も。
とりあえず最初の部分だけでこのくらい。

それから、説明入れない理由は「何となく」ということでいいのかな。
ちょうど2chのほうの前スレ終盤でカメラ視点による描写の話が出てたけど
無意味に悩むことになるから構成上の必要でもないなら避けたほうが無難かと。
こういう設定があってこそ成り立つ話だと、さらに死ねるはず。
実際何回か読み返さないと状況がわからないよ、これ。

1125イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/14(火) 17:56:25
>>1116
みんな読んでるみたいなので、俺も頑張って読もうとしたけど挫折したw
以下、読解力が低い上、100%理系で文学的教養0という事を無視して講釈をたれさせてもらう。


非常に読みづらい!神器と違った意味で読みづらい。

SF見たいに謎単語乱発で理解に手間がかかるんじゃなくて、単純に一文がゴチャゴチャしてる。
一言で言うと「一文に意味を詰め込みすぎ」

「このセンテンスはこう、この一文ではこういうシーンをイメージさせたい」と言うのがハッキリしてなくて、
読んでて何とな〜く重厚な雰囲気が、ぼんや〜りと伝わってくる感じ。
何となくしか伝わってないから、何回も読み直さないと意味が理解出来ない。(意味の拾い漏れ)
結果同じ文章を2回、3回と読む割に全然話が進まなくて「ああ、もういいわ」ってなる。

なんでこういう事がおきるかって言うと、主に二つだと思う
一つは「形容詞の重ね着」、もう一つは「主語の入れ替わり」


形容詞の重ね着(表現がわからん)は、「白い犬」で例に取ると
・やせ衰えた白い犬がいた。左耳の下に傷がある。何故か尻尾だけは黒かった。
これを、>>1116
・左耳の下に傷を持ち、尻尾だけが黒いやせ衰えた白い犬がいた。
って書いてる。(例:>両の腕で頭上に掲げられた身の丈ほどもある鉄梃)
一つの「鉄梃」に幾つも形容詞を重ね着してるから、「鉄梃」をイメージし辛い。
「の」を繰り返さない様に気をつけるのも、この「重ね着」を防ぐためだと思う。


もう一つ、主語の入れ替わり。
>天井に並ぶ冷光灯からは澄んだ明かりと発光触媒の循環するかすかな音が漏れ、唯一の出入り口である古びたドアの向こうから低く響いてくる喧騒と混ざり合い、白塗りの壁に反射して部屋を満たしている。
>天井に並ぶ冷光灯からは〜 ⇒ 主語は「冷光灯」
>唯一の出入り口である〜  ⇒ 主語は「音」
と、途中で主語が切り替わってる。

他にも
>鉄木の圧縮合板でできた床板が踏み出した右足の下で軋みを上げ、鉄梃の鉤先が床に触れるか否かでぴたりと静止した。
だと、前半は主語が「床板」、後半は「鉄梃の鉤先」


とにかく一行の中に「意味」を詰め込みすぎて、理解するのに時間が掛かるor何回も繰り返して読まないといけない。

まぁ、>>1120で本人の友人が言ってる通り、趣味の問題かもしれん。こういうのが好きな人は平気なんだろうなぁ

11261125:2006/02/14(火) 17:57:35
読解力が低くて、100%理系で文学的教養0ってのは俺ねw
念のため

11271125:2006/02/14(火) 18:04:07
主語で文章を分割&句点+αを追加した例

両の腕で頭上に掲げられた、身の丈ほどもある鉄梃が風切り音をたてて振り下ろされる。
振り下ろされるたび、鉄木の圧縮合板でできた床板が踏み出した右足の下で軋みを上げる。
鉄梃の鉤先は床に触れるか否かでぴたりと静止した。
大股で五歩も歩けば突き当たる控え室。
乱雑に私物を載せられた机や椅子など、さまざまな機材が置かれており、あまり広くない部屋をさらに手狭くしている。
天井に並ぶ冷光灯からは澄んだ明かりと発光触媒の循環するかすかな音が漏れている。
その音は、唯一の出入り口である古びたドアの向こうから低く響いてくる喧騒と混ざり合い、白塗りの壁に反射して部屋を満たしている。
部屋の隅に置いてある木のバケツに満たされた水が踏み込みの震動でゆらゆらと揺れていた。

幾分読みやすくなったと思うが……

11281116:2006/02/14(火) 19:40:10
>>1124
詳しい説明ありがとうございます。
読者の視点を意識して、描写の順序と密度を再検討してみます。
説明に関しては「作品の特徴」になるかと思ったのですが……。
単なる描写不足のところもあるようですし、少し縛りを緩くして修正してみます。

>>1125
細かなご指摘、ありがとうございます。
仰るとおり、何とか一文に押し込めようとする癖があるようで……。
形容詞の分散と短文での完結を心がけてみます。
ああ、でも読点で文を繋いでしまいそう……。

11291116:2006/02/15(水) 00:20:53
少々リライトしてみました。多少は読みやすくなったでしょうか?
ttp://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0097.txt
批評・感想いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

1130イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/15(水) 21:25:51
>>1129
>>1116乙彼様です。では少々雑感を。

文体は実直な感じがして良く言えば安定感がありますが、悪く言えば面白みが
無いと思います。冒頭に持ってくる文章ならばもっと興味を惹き付ける工夫が
必要ではないでしょうか?技法的なものでも内容でもいいので、「続きを
読んでみたくなる」為の要素をもっと考えてみてはいかがですか?
また、この文章で状況を読者に把握してもらうのは難しいと思います。
たぶん描写が足りないわけではなくて、文章として「読者に伝えるべきポイント」
が拡散してて押さえきれていないからだと思います。個人的な意見ではありますが、
冒頭で読者に把握してもらうべき情報は「大まかに、確実に」が重要だと
考えています。>>1116さんが冒頭で読者に確実に伝えたいことは何でしょうか?
自分の伝えたいことを100%すべて伝えようとするよりも、「とりあえずこれだけ
伝わればいいや」ぐらいに肩の力を抜いてみてはいかがですか?そのほうが
読み手側も>>1116さんが伝えたいことを受け取りやすいと思います。
へんな例えですが名投手は「8割の力で投げる」感覚を大事にしているらしいですよ。

1131キャンタマの人:2006/02/15(水) 21:30:26
すいません、風邪で寝込んでましたorz
間に合うんかMForz

別場面なんですが、……と――を減らしてリライトしてみたので、よろしければ批評お願いします。
―――――――――
 コンビニの通路に置かれたカゴは、大量のスナック菓子で一杯になっている。詰めて入れれば、もう少し入らないこともないだろう。
「これと、あとこれも食べたいな」
 なにやら独り言を言いながら、次々とカゴにお菓子を詰め込んでゆくポニーテールの少女。髪型こそいつもと違えど、里香である。
 店内の客は里香一人だけで、レジに立つ大学生らしきバイトは、里香に興味を持つ素振りもなく欠伸をしている。
「体重制限気にしないでいいからせいせいした。」
 誰も聞いてくれる人はいないのだが、勝ち誇ったように続ける。
「だいたい、年頃の女の子が好きなお菓子も食べられないなんて変なのよ。これからはそんな変な縛りがなくなると思うと――」
「なにやってるの?」
 かけられた声に、新作のチョコレートを吟味しといた手と、勢いづいていた言葉とが止まった。
「……弓江?」
 いつの間に店内に入ってきたのか、里香の眼前にはTシャツに布ズボンという、ラフな格好に、変装のつもりなのかサングラスをかけた弓江が立っている。
「……こんな時間にお菓子の買い込み? いいわね。太らない体質の人は」
 スナック菓子で一杯になった買い物カゴを一瞥して、嫌みたしく言う。

―――――――――
思い切り途中で終わってますが、直後にネタバレがあるんで、気にしないで頂けると幸いです

11321116:2006/02/15(水) 23:19:52
>>1130
感想ありがとうございます。「現実とはやや離れたSF風味の異世界」で
「試験前に浮ついている主人公」と「それを遠回しに気遣う姉」
というのをおおまかに提示したつもり、ではあるのですが……。
もう少し何か削らないといけないかなぁ。情報の取捨選択、なかなか難しいです。

1133946:2006/02/16(木) 01:56:01
お久しぶりです。
以前アップさせて頂いた作品がだいぶ出来上がりましたので、
一度みなさんのご意見を伺いたく参りました。
かなり長いですので無理にとは申しません。
もしお時間があって気が向くようでしたら何かご意見をお願いしてもよろしいでしょうか。

以前と同じく、テキスト形式とword形式の両方を用意させて頂きました。

テキスト形式
ttp://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0099.txt

word形式
ttp://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0100.zip

word形式はサイズが大きいのでzipに圧縮してあります。
やはり私としては傍点やルビの関係上word形式を推したいのですが、
今回は圧縮もしてあるので、ご面倒でしたらもちろんテキストの方で構いません。
よろしくお願いします。

1134イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/16(木) 02:41:30
>>1133
自分の原稿もあるから、精読したわけじゃなくてすまんが……一応通して読んでみた。
文章に難はないと思う。あくまで文章自体には。
気になったのは構成の偏りかな。例えば、OH課の説明なんかずっと続いてバランスが悪い。
思わず流し読みしたくなってくるのはつらい。上手く織り交ぜた方が良いと思う。
あと、中盤の山場に至るまでの間が長くて、少し退屈したのもある。
一応は謎が提示されてるけど、個人的には畳み掛けてくれた方が面白いし、興味も湧く。
ただ山場まで入ると読ませてもらえた。読んで欲しいポイントはしっかり抑えてあったってところかね。
エピソードなり何なりを再考すれば、もっと良くなるんじゃないかな。

11351133:2006/02/16(木) 03:33:54
>>1134
早速のご意見ありがとうございます。

やはり前半のダレが問題ですか……
これでも前半部分は当初より削ったんですがねw
自分でもまだ満足はしていませんでした。
説明の長さをなんとかしないとなあ。
でもあそこで説明しないわけにもいかないし……

難しいです。
まだ時間はありますので、いろいろと考えてみます。

では。ありがとうございました。

1136イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/16(木) 13:47:27
>>1131
>かけられた声に、新作のチョコレートを吟味しといた手と、勢いづいていた言葉とが止まった。
>「……弓江?」
このセリフの……は振り向く間みたいなのだろうと思うんだけど、

>「……こんな時間にお菓子の買い込み? (省略
この……が呆れを示しているのか、只の間なのかが分かり難い。
というか、ぶっちゃけなくてもいいんじゃ?

1137キャンタマの人:2006/02/16(木) 15:57:14
>>1136
カゴ及び中身を見た時の間です
わかりにくいなら消したほうがいいか
作者のオナヌーじゃしょうがないですもんね……

1138イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/16(木) 18:18:08
>>1137
それならカゴの中を一瞥して云々と、そういう描写をきっちり入れればいい。
「……」って無言とか、ちょっとした間を示すことはできても、
その間に何をしてるのかなんてのは前後にある程度書き入れないと分からないぞ。

11391138:2006/02/16(木) 18:20:28
あ、一行目ちょいと訂正。
それなら「先に」カゴの中を一瞥して云々と、そういう描写をきっちり入れればいい。

11401133:2006/02/16(木) 19:16:07
すみません、ちょっと2chのほうでややこしいことになってしまいまして……
消させて頂きました。
勝手なことをしてしまい申し訳ありません。

1141イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/16(木) 20:04:16
>>1140
今回は運が悪かったね。
取り敢えず気を落とさずに頑張ってくれ。
全文晒した訳じゃないし、まだ一ヶ月以上あるから、その気になれば改変出来るよ。

1142イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/16(木) 20:59:52
>1131
文章自体は普通に読めた。
でも「せいせいした。」の「。」は要らないのでは。
それとよく見ると最後が「嫌みたしく言う」で脱字。
最後から二行目のセリフの頭は別に「……」がなくてもいいと思う。そのくらい。
ただ個人的には、根本的に独り言言わせるの自体がどうかなってのはある。
理由は二つ。コンビニで独り言呟いてたら不審な感じがすることと、
一種の説明ゼリフみたいな感じがすること。普通に心情書けばいい気がする。
もともと独り言の癖があるとかだったら別にいいです。

1143キャンタマの人:2006/02/16(木) 23:18:22
>>1138
むしろ弓江の……は消したほうがいいかな、という気になってきたorz
>>1142
独り言言ってる理由は三つあります

1.迷っている自分を説得中
2.思念会話してくるシルフ(馬)のせいで癖になった
3.直後のシーンで、弓江の「綾華から聞いてはいたけど、独り言多くなったわね」的な発言につなげたい

ってか誤字……「……」を消したついでに必要な物まで消してどうする俺orz

1144イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/17(金) 14:09:22
>>1143
これは批評じゃないんで、素人の戯言というか寝言だとでも思ってくれ。
晒した分しか読んでないからハッキリとは言えないけども、
セリフの冒頭に「……」を入れるのが半ばクセになってない?
>>1103でもそうなんだけど、割と無くても成立するか、
その「……」を描写に置き換えられそうな箇所が他にも多々ありそう。
余裕があったらでいいから、ちょっと見直してみたら良いんじゃないかな。

以上、寝言でした。

1145イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/19(日) 20:21:29
彼女と僕が出会ったのは、桜が舞い始めた季節だった。

僕はいつものように、図書館で昼寝をしていた。
春の日差しがとても気持ちが良い。
ただゆっくりと過ぎてゆく時間。
それが僕にとっては、とても大事な時間だった。
授業は出ない。出ても仕方がないと思っていたから。
何もかもが面倒だった。
そんな時、いきなり声を掛けられた。
「こんにちは」
振り向けばそこに黒髪の少女が立っていた。
綺麗な娘だ。正直にそう思った。
「誰?」
知らない女の子だった。
そもそも今は授業中だ。僕みたいな怠け者が他にいるとも思えない。
一体、この子はなんなんだろうか。
「そんなことはどうでもいいの」
訳の分らない事を言う。
「僕は見ての通り昼寝をしてるんだ。邪魔しないでくれよ」
そう言った僕は、とても不機嫌な顔をしていたに違いない。
彼女はそんな僕の様子にひるむ様子は見せなかった。
ただ語りかけてくる。
「君はいつもそうしているの?」
僕は答えない。
「不思議な人」
僕からしてみれば彼女の方がずっと不思議だ。
授業中にもかかわらず、図書館で惰眠を貪る不良生徒に、嬉々として声を掛けるなんて。
もしかして、図書委員だろうか?
こんな所でさぼっている生徒を注意しようというのか?
いや、ありえない。
じゃあ、彼女は何者なんだろう?
「ねぇ、遊ばない?」
本当に彼女は何を言っているのだろう。
「今は授業中だろう?」
僕も何を言っているのだろう。そんなことは分かり切ったことだ。
「あなたもさぼってるじゃない」
ああ、そうだ。彼女の言うとおりだ。
何も言わないのを肯定と受け取ったのか、彼女は僕の手を引いて立ち上がらせようとする。
「ちょっと待ってくれよ」
言っても聞く様子は無い。仕方なく立ち上がる。
「さぁ、どこに行こう?」
無邪気に聞いてくる。とても楽しそうだった。
「どこへって……」
「商店街でいい?」
戸惑う僕に、彼女はただ喋り続ける。
手を引かれたまま、僕は図書館を連れ出されてしまう。
握った手から彼女の体温が伝わってくる。
なんだか、とても気恥ずかしかった。
幸いにも、玄関を出るまで教員には出会わなかった。

結局その後、彼女に連れ回されて一晩中遊び回った。
どこを回ったのかは良く覚えていない。
ただ、楽しかったことだけは鮮明に思い出せる。

これが、彼女との出会い。



主人公の回想シーンです。
なんというか、ふわふわした印象が出てればいいんですが。
どんなもんでしょうか。

1146イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/19(日) 21:34:57
ふわふわというよりぼやけた感じがする。
全体に描写不足じゃなかろうか。

1147イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/19(日) 22:40:48
彼女と僕が出会ったのは、桜が舞い始めた季節だった。

僕はいつものように、図書館で昼寝をしていた。
開いた窓から入ってきた淡い色の花びらが、ひらひら夢の中に落ちてくる。
春の日ざしは優しく暖かで、とても気持ちが良かった。
なかば夢の中、ただゆっくりと過ぎてゆく時間。
僕にとっては、とても大事な時間だった。
目を閉じた暗闇に、くるくると舞う桜の花びら。

 夢の中で声を聞いた。
目を開けると、そこが夢の続きであるかのように、机の上に花びらが一枚、落ちていた。
 窓からの春風が、さあっ……と部屋を駆け抜けた。
 振り向けばそこに黒髪の少女が立っていた。
綺麗な娘だ。なかば夢うつつにそう思った。
 同じ学校の制服だが、知らない女子生徒だった。
 彼女は髪を風に乱されぬよう押さえながら、何かいいことを思いついたように微笑んでいた。
「遊びにいかない?」
 彼女がいった。
 それもいいかも知れないな。僕は思った。
 どうせ学校にいても、自分にできることは何もないんだから。
 僕は春の優しい風に背を押され、彼女に手を引かれて立ち上がった。
 彼女の手は、春の日差しのように優しく、あたたかかった。

 それからは、よく憶えていない。
 目を覚ましたとき、夢の記憶がないように。
 でも、夢の中での感情だけは憶えているように。
 彼女と遊んでいた時間が、ただ楽しかったことだけは憶えている。

 これが彼女との出会いだった


こんな感じでどうよ

11481145:2006/02/19(日) 22:57:35
>>1146-1147
アドバイスありがとう。
描写をちょっと考え直してみます。

1149イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/20(月) 04:19:37
 まず、彼女との出会いについて話そう。
 僕と彼女との出会いは、言うなればドラマチックな部類だった。ドラマチック。"嘘み
たいな嘘、のような"という事だ。また"思い出すと赤面したくなるような"という事でも
ある。つまり、僕と彼女との出会いは嘘みたいな嘘に似ていて、思い出すと赤面し
たくなるようなものだった。
 季節は春で、たぶん新学期が始まったばかりの頃で、桜はちらほらと花びらを落と
し始めていた。
 僕は図書館で昼寝するのを日課としていた。机に突っ伏して無為な時間を過ごす
ことに喜びを見いだせる人種だった。授業もろくに出なかった。予鈴が鳴って、いそ
いそと書棚を行き来する学生を後目に、僕は惰眠を貪った。
 その日も、僕は昼寝を決め込んでいた。授業はとうに始まり、図書館はしんと静ま
りかえっていた。
「こんにちは」
 唐突に、僕の後で声がした。僕はぎょっとして飛び起きた。振り返ると、見ず知らず
の少女が椅子に寄りかかって微笑んでいた。
「誰?」
 僕は訝しげに尋ねた。人の安眠を妨げるような趣味を持った知り合いは僕に居な
かったし、授業をふけて図書館に来るような知り合いも居なかった。ましてや、女子
なら尚更だった。
 少女は少し肩を竦めて、
「そんなことはどうでもいいの」
 口笛を吹くような、軽い声で言った。本当に心の底からどうでもいいと思っている声
だった。
「僕は見ての通り昼寝をしてるんだ。邪魔しないでくれよ」
 と、僕は言った。言葉の端々に精一杯の不機嫌を込めた筈だったが、少女は意に
介さなかった。
「君はいつもそうしているの?」
 大きな目を僕の方へ向けて、心なし首を傾げた。
「不思議な人」
 そう言って、また笑った。僕は何も言えなかった。ただ、笑うと左の頬にえくぼが出
来るんだな、と思った。誰なんだろう、とも思った。じっと見つめていると、少女は椅
から
手を離して、くるりと回った。
「ねぇ、遊ばない?」
 まるで芝居の一幕みたいに、細い手をそっと僕に差し出した。
「今は授業中だろう?」
 僕が言うと、少女は大きな目を瞬かせた。
「あなたもさぼってるじゃない」
 その通りだったので、僕は何も言い返せなかった。

なんとなく似非春樹風味にしてみた。書いてる間は少し楽しかった。今は反省している。

1150イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/20(月) 05:05:49

 僕が彼女と出会ったのは、丁度、校庭の桜花ははらはらと舞い散り、心も漫ろに
なるような季節であった。
 彼女との出会い。ああ、僕は今もその光景を明瞭に思い出すことが出来る。あの
日の彼女の仄かな笑みと、穏やかな春の日射しとは、僕の心に一生涯残り続ける
であろう。
 それは、僕の通う学校の図書館での出来事であった。
 とうに授業も始まり、薄暗い書架の間には人影も絶え、深閑とする館内で、僕は机
に突っ伏して眠っていた。こうしていると僕は満ち足りた気分になることが出来たの
である。
 そのまま、しばらく眠っていただろうか、
「こんにちは」
 と鈴鳴る声で話しかけられ、僕ははっと目を覚ました。きょろきょろと辺りを見回し、
それから振り返ると、黒髪を腰にまで垂らした少女が僕を見下ろしていた。
 僕は息をのんだ。少女は目鼻立ちのきりりとした、利発そうな顔をして、なにより美
しかった。
「誰?」
 思わず、僕の喉から声が漏れていた。そして、それは僕の芯からの疑問でもあっ
た。目の前に立っているのは、見も知らぬ少女であった。これほどに美しい少女が、
何を考えて、こんな時間にここに居るのか。そして何故、僕のような人間に声をかけ
ねばならぬのか。
 すると少女は、
「そんなことどうでもいいの」
 言って、くすくすと笑った。僕は憮然と見上げるだけであった。何がどうでもいいの
か、皆目分からなかった。
 僕は不意に、彼女に対して反感を覚えた。馬鹿にされているような気になったので
ある。
「僕は見ての通り昼寝をしてるんだ。邪魔しないでくれよ」
 思い切り不機嫌そうに言ってやったのだが、彼女は平気な顔をして、
「君はいつもそうしているの?」
 答えるのも癪であったので、僕は黙った。彼女はきらきらとする目で僕の顔を覗き
込み、
「不思議な人」
 そう言って、再び笑った。
 僕にして見れば、不思議なのは彼女の方であった。何を考えているものやら、さっ
ぱり分からない。図書委員ではあるまいかと思ったものの、いや、図書委員といえど、
授業は出なければならぬ。こんな所に居る道理は無い。
 僕が渋面で考え込んでいると、
「ねぇ、遊ばない?」
 彼女の手がすっと目の前に伸びてきた。白魚のような、滑らかな指だった。
「今は授業中だろう?」
 驚いて僕が言い返すと、彼女は心外だと言わんばかりに目を見開いた。
「あなたもさぼってるじゃない」

寝付かれないので今度は似非横溝風味にしてみた。書いてるあいだはすごく楽しかったが全然似てない。これから反省して寝る。

11511116:2006/02/21(火) 19:00:40
また場をお借りします。
指摘を受けた点に留意して一通りリライトしてみました。
ttp://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0103.txt
ご意見、ご感想書き込んでいただけると幸いです。
よろしくお願いします。

1152イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/21(火) 22:32:44
もの凄く些細なうえに個人的感想だけど、
もう少し改行多くした方がテンポよくなるとおも。
文体とかは上手いと思うから、
それだけにかっつめ過ぎ文章で目が滑ってしまいそうになるのは惜しい。

11531116:2006/02/21(火) 22:59:32
感想ありがとうございます。
まだ長文癖が抜けてないみたいです……。
もう少し改行ポイントを考えてみます。

1154イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/21(火) 23:36:41
>>1116
これから闘技が始まるのだとして、最初はまだあんまり説明を急がなくてもいいのでは?

最初の町で全ての道具が揃ってるより、少しずつ出てきた方が使い方も分かりやすい。
同じように、最初から使う道具を並べず、必要になった道具だけ先に出すぐらいの方が、読みやすいかも。

要は、この次(試合)を匂わす場面設定なら、後で必要になる描写をガンガン外しても、
展開重視にした方が引っ張り込みやすいって意味ね。

基本的に他に問題なさげだから、やっかみ半分で世界観の説明臭さを突っ込んでみた。

11551116:2006/02/22(水) 00:08:55
ご意見ありがとうございます。
必要な分を描写した程度に抑えたつもりだったんですが。
後に回せそうな部分をピックアップして推敲してみます。

1156イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/22(水) 01:24:05
おれも長ったらしい文章好きで、いつもこねくりまわしているから言いづらいんだけどね、
これで賞を狙おうってんならやめといたほうがいいと思う。400字換算で20枚くらい? が
ずっと説明で続く。会話すら説明。
このシーンにあなたなりのこだわりがあるだろうけど、残念ながら改稿してもブラッシュアップ
したとは思えない。
読ませることを第一義に置くなら、たとえば戦闘シーンから入って、辛くも勝利するがオーバー
ヒートで控え室に運ばれ、姉に説教されつつ応急処置のシーンとかいれてそこで読者向けの
説明を挟むとかさ。読者が入り込みやすい導入にしたほうがいいんじゃないかな。

世界を積み上げる作業は、もっとほかの場所でいっぱいできると思う。

11571116:2006/02/22(水) 05:20:59
感想ありがとうございます。
物語をはじめるのに必要だろうと思ったキャラが置かれている状況、心理状態、世界観を
不自然にならないように説明するための描写なので、説明的でと言われればその通りかもしれません。
主人公の問題を提示するところからはじめたかったのですが、それを後回しにするのも手かも知れませんね。
このシーンを没にして別シーンから始めることも考えてみます。うまく臭い消しができるか分かりませんけど……。

1158イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/22(水) 11:06:56
>>1157
いや、もし最後まで流れが決まってるなら、いじるのは区切りがいいところまで書いてからの方がいい。
時系列で書いてしまってからの方が分かりやすいからな。

最初からデッサン無しでイラストを書くとどうなるか、みたいなもんだ。
どこから遡らせるか、どこから始めるか、なんてのは後でも出来るから。

その際、横に複線をメモしておいたり、予備設定をメモしておいて、
そこを切った場合に入れられる準備をしておくべきかな。

11591116:2006/02/22(水) 19:08:14
アドバイスありがとうございます。
とりあえず時系列を前後させずに何とかなりそうです。
伏線設定は別メモで管理するようにしてみます。

1160リアル一次落ち四回目〜家政婦は即死レベルの小説を見た!:2006/03/02(木) 21:05:35
スニーカー一次落ちの小説はこんなレベルです。
ttp://www.eonet.ne.jp/~sonosaki/syousetu/enka.txt

1161sage:2006/03/03(金) 01:06:51
>>1160
向こう側は話題が移ったのでここで。

素材や小道具選びから、センスを感じます。うらやましいです。
ですが素材に何を使うかは決めたものの、それを使ってどんな作品を作るのか
完成イメージを克明にしないまま、曖昧な完成イメージで執筆に入りませんでしたか?
文体・キャラ・設定など細かい物を選ぶとき、どうしたら完成イメージに近づく事が出来るか
確たる指針も決めないまま、ただ「それっぽいもの」を選んではいませんか?

プロット以前の「何を書くつもりなのか」の時点から曖昧である事が、コロコロ時間と雰囲気が変化する
冒頭から伺えます。区切りは露骨に見える位につけないと、読者には区切りの見分けが付きません。
他の方も仰っている時系列の混乱は、全体像と構成を作者さんが把握していないからでしょう。
「何を書くか決める」という事の本当の意味を考えてください。

あと、作中のリアリティが気になりました。
武術・妖術とか人物とかをこういうものです、と地の文で説明するのではなく、作中のエピソードで
語っていかないと、作者の設定を押し付けているだけで、読者には実感が沸きません。
「世渡りがうまく、説得や根回しがきわめてうまい」なんて書かないで、兄弟の会話の中でその性分を
うかがわせる言動をさせる、とか。
文章云々は二の次だと思います。

エンターテイナーの素晴しい資質を持っていらっしゃると思います。
物語の基本を見直せばきっと素晴しい作品が書けると思いますので、お互いがんばりましょう。

1162イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/03(金) 01:07:26
テラハズカシwwwwwwwwww

1163イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/03(金) 01:22:55
ちょっとごめん。これ別スレのために書いてるんだけど、行き詰ってしまった。
タイトル見ればなんとなくドコのスレの住人か分かると思うんだけど、とりあえず向こうには「2」の終わりまでを晒した。
これから晒すのは「3」以降を含めてあるもの。
向こうには完成した状態で晒したいので、こちらで手ほどきをお願いしたい次第であります。
で、「3」の部分から、なんか自分が書こうとしてたのと違うような気がしてるんだけれど、
客観的に見てわくわくできる内容になってるか評価していただきたいのです。
(ちなみにこれとはべつに俺も電撃に向けて今書いてる)。

ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000011272
あらすじは朝起きて女の子になった28歳の男性が云々というもの。

11641163:2006/03/03(金) 01:28:47
あ、ごめん。パス忘れてた。
DLパス asano

1165イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/03(金) 02:35:30
導入としての役割は十分果たしてると思うよ。
自分の書こうとしてたのと違うとか言われてもわからなくて困るけど。
あと文体で町田康の名前をちょっと思い出したが、
読んだのは随分前なので全然関係ないかも。
ラノベとしては主人公の年齢とかネタとか問題あるかも…スレ用だからどうでもいいか。

11661163:2006/03/03(金) 03:21:54
>>1165
読んでくれて助かる。
3以降で主人公を徐々にロマンチックにさせていこうと思ってるんだけど、
コミカルな部分とのバランスに手こずってしまった。
主人公の性格が変わりすぎじゃないかとか、ふざけすぎで読み手を怒らせたりとか。
でも、導入の役割を果たしてると評価して頂いたんでこのまま進めていく。
町田康。おれ、好きだよ。影響受けすぎて、パクり気味になってるかもしれない。
あと、ラノベでもいける感じにしたつもりなんだけど、ダメか。卑猥すぎるか。
――少年が朝起きて少女ってネタは難しくてできなかった。主人公がアホになりすぎて。

11671163:2006/03/03(金) 04:55:52
>>1160
 どうも書き出される言葉の順序がちぐはぐになってるみたい。
 たとえば主人公が朝起きるときに、
「今日だった」
 って声をあげてから飛び起きてるんだけど、
 普通はガバッと起きてから(あるいはいつもと変わらぬように起きて)、
 あ、やべえそういえば! みたいな反応になると思う。
 あとこの場合の台詞が適切じゃない。
「今日だった」って反応じゃなくて「何をしなきゃならんのか」ってことが、
 意識にのぼると思う。
 他にもそういうところがあるみたいだから、
 それに気を配れば余計な台詞が省略されて自然になると思う。
 話の序盤はインパクトのある出来事が配置されてて、
 やってることは間違っていないと思う。
 ただ、こういう「かっこいい殺人者少年」を書くためには、
 かっこいい少年のかっこ悪さを知る必要があると思う。
 まずは「かっこいい少年」になりたがる自分を客観的に見て、
 どうして自分はかっこいい少年になりたいのかってのを考えると、
 自分のかっこ悪さが見えてきて、そうすると、結構面白いもんが書けると思う。
 いや、かっこ悪い自分を直視しなきゃならんのは、かなり辛いと思うけど。
 と、こんな長々書いてる俺は一度も作品を仕上げたことがない。
 作品を最後まで作り上げることができるってのは尊敬できる。

1168リアル一次落ち四回目〜家政婦は即死レベルの小説を見た!:2006/03/03(金) 07:07:19
>>1161
読んでくださってありがとうございます。
構成が煩雑すぎる、焦点が甘い、描写不足、ということですね。
参考になります。

>>1167
ありがとうございます。
煩雑すぎるという問題は読んだ方ほぼ全員のおっしゃることで……
そのラインをまず考えてみます。

1169イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/05(日) 07:58:36
てすと

1170イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/05(日) 15:37:29
ここは晒せるのは一部だけでしょ。
長編晒したいときはどこのスレ行けばいいの?

1171イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/05(日) 17:47:17
ラノベならこっちで良いんじゃない?↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2689/1138708785/l50

1172イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/07(火) 17:48:00
 現在執筆中のファンタジー小説の一部です。
 ファンタジーだけどテレビもゲームもある世界です。
 終盤あたりのテンポよく進めたい場所なのに、
ごちゃごちゃしてる気が……。
 勇者と魔王が親友、王様がラスボス(?)です。
 キキは勇者のサポートをする神殿の巫女。

「これを……」
「これは?」
「魔王を倒すことができる、唯一無二の武器です」
 布に包まれた何かを、キキが差し出した。勇者は受け取ると、その布をはぐ。
 布にくるまれていたのは、単純な武器。柄の部分が細く、先のほうが広がっている。それはどこからどう見ても――RPGの勇者の初期武器としておなじみ、ヒノキノボウ。
「ヒノキノボウで魔王が倒せるか!」
 女性を怒鳴りつけるなんて、どれほどぶりだろう。勇者は思わず叫んでいた。肝心のキキは不満げな表情を浮かべ、唇を尖がらせる。
「ヒノキではありません。聖樹ユグドラシルの幹から彫り出した聖剣です」
「フォルムの問題だ、フォルムの!」
「わたくしの造形技術に問題があるとおっしゃりたいんですか? 見てください、この手のマメを。徹夜で製作したんですよ!」
 右手を腰に当てて、どこか偉そうに左手のひらを見せた。手のひらの丸く腫れたタコをマメと認識するのなら、マメはある。しかしそんなもの勇者の手にはいくつもできている。
 だが、勇者にはその言動以上に引っかかるものがあった。
「徹夜って……つくりたて? ありがたみなさすぎるぞ! 初代勇者の武器は?」
「初代勇者様といわず、今までの勇者様方は争いがお嫌いでしたから。もし戦う場合でも銃をお使いに」
 そういってキキは銃を撃つ真似をしてみせる。
 勇者は完全に切れた。完全に切れてみると、頭の中は冷静なことに気づけた。
 チラリと『最終兵器』に視線を移せば、他国を侵略するための『最終兵器』は自国の城を瓦礫にしようとしていた。威厳の威の字もないデブ王は泣き叫びながら頭部にしがみついている。あのあたりに、魔王が動力になるためにつなげられているはずだ。
(どうすれば――)
 勇者は考え始めていた。
(どうすれば、王を事故死に見せかけて殺しつつ魔王を助けることができる?)
 勇者は本気でそう考えていた。

1173イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/07(火) 18:51:57
>>1172
おおむね問題なしでは(`・ω・)でもリライト。多分あんま変化ない。むしろ変になってるかも。

「これを」
「……これは?」
「魔王を倒すことができる、この世界で唯一の武器です」
 古めかしい布に包まれた”何か”を差し出すキキ。勇者は受け取り、その布をはいだ。
 埃舞う中、勇者が見たものは――棒だ。柄の部分が細く、先のほうが広がっている。それはどこからどう見ても――RPGの勇者の初期武器としておなじみ、ヒノキノボウ。
「ヒノキノボウかよ!!」
 勇者は反射的にツッコんでいた。肝心のキキは不満げな表情を浮かべ、唇を尖がらせる。
「ヒノキではありません。聖樹ユグドラシルの幹から彫り出した聖剣です」
「フォルムの問題だ、フォルムの!ていうかどう見ても剣じゃねーだろ!棒!これは棒!よく見て!」
「……わたくしの造形技術に問題があるとおっしゃりたいんですか? 見てください、この手のマメを。徹夜で製作したんですよ!」
 右手を腰に当て、どこか偉そうに左手のひらを突きつけた。手のひらの丸く腫れた小さな水ぶくれをマメと認識するのなら、マメはある。
 勇者は視線を落とし、自分の手のひらを見た。幾つものタコと傷がそこにあった。誇らしげなキキの顔を見て、勇者はがっくりと肩を落とした。
 半泣きの勇者は、キキの言動以上に引っかかるものを思い出した。
「徹夜って……もしかしてつくりたて?」
「もちろんです!新品ホヤホヤ。私の愛が篭ってます。キャッ」
「『キャッ』じゃねえええ!ありがたみなさすぎるぞ! 初代勇者の武器は!?」
「初代勇者様といわず、今までの勇者様方は争いがお嫌いでしたから。もし戦う場合でも銃をお使いに」
 そういってキキは銃を撃つ真似をしてみせる。何故か笑顔でウインクをしていた。
 勇者は完全に切れた。完全に切れてみると、頭の中は意外と冷静なことに気づけた。
 チラリと『最終兵器』に視線を移す。
 他国を侵略するための『最終兵器』は自国の城を瓦礫にしようとしていた。
 威厳の威の字もないデブ王は泣き叫びながら頭部にしがみついている。あのあたりに、魔王が動力になるためにつなげられているはずだ。
(どうすれば――)
 勇者は考え始めていた。
(どうすれば、王を事故死に見せかけて殺しつつ魔王を助けることができる?)
 勇者は本気でそう考えていた。

1174イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/07(火) 19:00:51
>>1172
既存のRPGというか、DQのブランドイメージにぶら下がりすぎかと。
その割には毒が少ないので、「分かってやってるパロ」というよりも「借り物イメージの再構築」にしか見えない。

11751173:2006/03/07(火) 19:09:03
うわー、自分のリライトしてぇ('A`;)
真ん中らへん

 勇者のツッコミに全く動じる様子を見せず、キキは右手を腰に当ててどこか偉そうに左の手のひらを突きつけた。
 つるつるとした肌。の中にいくつか見える、赤く腫れた小さな水ぶくれをマメと認識するのなら、マメはある。
 勇者は視線を落とし、自分の手のひらを見た。幾つものタコと傷がそこにあった。誇らしげなキキの顔を見て、勇者はがっくりと肩を落とした。
 半泣きの勇者は、キキの言葉の中に、彼女の言動以上に引っかかるものを思い出した。
 「そういえばさっき徹夜って……もしかしてつくりたて?」

1176イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/08(水) 15:13:51
>>1172
一度持ち上げて落とす方がメリハリが効くと思う。

↓ただの木の棒かと落胆する。
↑実は魔王を倒せる武器です。
↑勇者 幾度の戦いを経ているはずなのにまるで新品のようだ、実はすごい武器なんだ。と自分に言い聞かせる。
!キキ 頑張って作ったんですよ。と手のひらを見せる
↓↓↓勇者 ああああやっぱりただの木の棒だ

こんな感じ。

>>1175
去年一次落ちの実力を見せてやる!
……だめっぽ

「……わたくしの造形技術に問題があるとおっしゃりたいんですか? 見てください、この手を。徹夜で製作したんですよ!」
 キキは右手を腰に当て、どこか偉そうに左手のひらを突きつけた。荒事とは縁の無い、柔らかそうな手のひらが赤く腫れ、細い指先にはいくつものバンドエイドが貼ってあった。
(剣を握る事を許された頃、俺はこんな手をしていたっけ)
 勇者は幼い日を思い出した。
(あの頃の手のひらは、いつでも擦り剥けて痛かった。でもその痛みが、一人前に近づいた証に思えて嬉しかった)
 勇者は視線を落とし、自分の手のひらを見た。マメの上にタコができ、鎧のようになっている。いつのまにか剣を振るっても痛みは感じなくなっていた。
 勇者は横目でキキを覗き見た。キキは胸を張って勇者を見ていた。勇者とキキは目が合った。キキは微笑んだ。勇者は目をそらした。
 そして勇者は何も言えずに肩を落とした。

シリアスEND ここからギャグ

1177イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/10(金) 18:37:49
 ご感想ありがとうございます。
 勇者をキレさせるファクターとして、
キキのおちゃらけがもうちょっと多いほうがよさげですかね。
(`・ω・)

1178那賀 健比古:2006/03/12(日) 00:57:50
お久しぶりです。前回、主人公が作戦飛行に赴く場面でアドバイスを頂きましたが、今回は
魔法戦の描写で、少々煩雑過ぎるかなと迷い晒してみました。

黒羽は爆弾庫に戻り、ア号の電源を予熱から作動に切り替えた。『オルゴン箱』と『テスラ
管』が通電し、活動状態に成った増幅回路が羽虫の様な低周波音を上げた。
 電子工学において、増幅回路は蓄電器と真空管の組み合わせで構成される。ア号兵器のオ
ルゴン箱は一種の霊的蓄電器として設計されており、これを回路に組み込む事で魔力を電気
的に増幅する事が可能となる。
 しかし術の機械的な入力手段は未だ確立されていない。
 受話器では呪文を大きくしたり無線伝達するのが関の山だ。複雑な術の増幅に利用するに
は、術者自らが回路の一部と成って霊的変調を加える必要が有る。その為ア号の操作盆はオ
ルゴン箱の中に設えてあり、内部で術を行使する事で氣を変調するよう設計されていた。
 氣圧を保つ二重扉を開けて黒羽はオルゴン箱の中に入った。狭い潜り戸を苦労して抜ける
と、内部では四橛に囲まれた護摩檀と、その前に置かれた操作盆がほのかな壇灯に照らされ
ていた。
 黒羽は背嚢から護摩炉を取り出すと、檀に据えて固形燃料に点火し香を供える。
 かぐわしい香の匂いが立ち込め、煙が壇灯の光を拡散して幻想的な雰囲気を醸し出す。操
作盆に結跏趺坐した黒羽は、調息して魔術儀式に先立つ清めを開始した。一言毎に素早く印
を結び替えながら九字真言を唱える。
「臨!」と唱えながらまず『普賢三昧耶印』を結ぶ
「兵!」と唱えながら次に『大金剛輪印』を結ぶ
「闘!」と唱えてながら結ぶ『外獅子印』
「者!」と唱えて結ぶは『内獅子印』
「皆!」と唱えて結ぶ『外縛印』
「陣!」と唱えて『内縛印』
「列!」と唱え『智拳印』
「在!」と『日輪印』
「前!」『隠形印』
 ダン!
 床を蹴って片膝を立てた黒羽は続けて『刀印』を結び、再び九字の掛け声を唱えながら護摩
檀の上を横に五回、縦に四回切り払い邪気を祓った。
「臨兵闘者皆陣列在前!」
 一瞬、空間に格子状の光の線を観想する。オルゴン箱に集積された雑氣が聖別され、活性化
した霊氣が鼓動を始めるのが感じ取れた。
 祭場の払いを終えた黒羽は、この作戦の主目的である越盟の調伏を開始した。修法は『愛染
明王の一夜護摩』。最も一般的な修法である不動護摩の本尊を、敬愛を司る愛染明王に替えて
行うものであり、恋愛成就や異性の獲得に大きな効果があるとされている。
 と言えば少々いかがわしい響きが有るが、調伏に用いた場合は敵を術者の意のままに出来る
とされている。『不動護摩』やより強力な『大威徳明王護摩』よりも、こちらの方が作戦目的
に合致していると考えての選定であった。
 そう、人の考えを変えてしまえるのだ。外法を用いる事への罪悪寒や己の業を汚す不安を感
じながらも、国を救う使命と戦友たる仲間達――特に婚約者の御門――の期待に答える為にそ
れを押しのけて精神を集中させる。

1179イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/12(日) 03:41:09
>1178
馴れ合いしたって成長するわきゃないから、あえて辛口で行かせて貰う。
まず、増幅回路は信号にバイアスをかけることで大きな出力を出せるようにするものであって、君の説明とは全く違う。
電子回路はオタクの教養みたいなもんだから無意味な嘘吹かしたって、反感買
うだけ。同じつまらないでも薀蓄ならまだ価値があるが、俺設定を長々と垂れ流しても無意味どころか不愉快。改善できないならカットすべき

次に、『なんちゃらかんちゃら印』って一体どんなだ。読者は(密教に興味が無い限りは)そんなもの知らないんだから、その一言で済ませるのは描写の放棄でしかない。そのくせそれ以外の文では、いかにも描写に(あらぬ方向に)力を入れてる風で失笑を誘う

結論として、古橋の二番煎じにさえなってない、ただの古橋のパクリ。

1180イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/12(日) 04:58:52
>>178
当方仏教系大学卒(仏教学部ではない)
結跏趺坐と九字の使い方に問題があるから突っ込み。

まず、結跏趺坐について。仏教の座法の一種で、実は何種類もある。
他の人間が結跏趺坐と書いても許されるだろうが、
>>178は他の用語を細かく書いているから、ちゃんと書かないと勉強不足と思われる危険がある。
あと、結跏趺坐から片膝をつく描写があるけど、こういう厳密な儀式ならば全跏趺坐だよな?
両足首が逆足の太ももに乗っているから、一度足を崩さないと片膝立ちとか無理だと思う。
無理やりやろうとしたら派手にコケるのではないかと考えられる。
しかも両手は印を結んでいるだろうから、無防備のまま顔面を痛打する危険がある。
両手をポケットに入れたまま二人三脚をするようなものだからお勧めできない。
大体、禅の座法っていうのは、長時間動かないでいる事に特化しているから、アクションには向かない。
今回の晒し文の中にはないが、もし滝修行とかさせるシーンを考えているならやめた方が無難。
結跏趺坐中は体の重心位置が変化するから、顔が水面より下にある状態で安定する。
かなり危険。

あと、これは自信がないんだけど、九字の法の順番あってる?
昔、曹洞宗の僧籍もってる友人にやってもらったけど
印印印印印印印印印印印 →↓→↓→↓→↓→
ではなくて 
臨→印 兵↓印 闘→印 者↓印 皆→印 陣↓印 列→印 在↓印 前→印
て感じだった気がするんだけど、その辺資料調べてる?
まぁ九字専門なら真言宗辺りだろうから違いがあるのかもしれないけど……

最後に、専門用語というのは、危険物だから避けた方がいい。
一般人はそんなもの知らないから、説明するだけでページ食ってしまう。
知っている人は専門家で、数年勉強した程度だとボロがでる。

おとなしく普通の中高生が知っている知識の延長で書いた方がいいと思う。

1181イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/12(日) 12:46:56
おろ、言葉、印、⇒の順を繰り返すとおもてた
刀印のが先か

1182イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/12(日) 17:07:34
駒澤大学だな。

1183イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/12(日) 19:12:00
あまり詳しい説明や描写を入れるより、ハッタリと勢いで押し通した方がいいんじゃね?

1184那賀 健比古:2006/03/12(日) 20:29:34
矢張り疑似科学は反感を買うものでしょうね。それに『増幅回路』も、『発振回路』とゴッチャに成っていました済みません。
「増幅回路」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%97%E5%B9%85%E5%9B%9E%E8%B7%AF
「発振回路」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E6%8C%AF%E5%9B%9E%E8%B7%AF

さて結跏趺坐は仰る通り、気を付けないと座禅転がしに成ってしまうので、九字を切る段階では半跏趺坐にしておきます。
厳密な儀式では全て結跏趺坐にしておくべきなのでしょうが、視覚的効果として片膝を付く場面を優先したいので。
九字護身法についてですが、密教系で『九字を結ぶ』のと『早九字』を切るのをそれぞれ一回ずつやらせています。
それを併せて行う方法は初めて知りました、曹洞宗のお話有り難う御座います。
実際には宗派によって『臨兵闘者皆陣列在前』であったり、『臨兵闘者皆陣列在行』であったりします。
また早九字は求める効果に応じて井桁に切る順番が変わったり、もう一字を加えて『十字』を切ったりと変化します。
「九字護身法」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%AD%97%E8%AD%B7%E8%BA%AB%E6%B3%95
彫銀(ほりぎん 「九字」
http://horigin.com/shingon/shingon.html
「真言密教入門コーナー」
http://www1.plala.or.jp/eiji/sub6.htm

1185イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/13(月) 00:13:15
 中世風ファンタジーの出だしです

 七月の風が、ウインクルム領を吹き抜け、林檎の樹の梢を揺らした。
「あ……」
 白い頭巾からわずかにはみ出していた黒髪を風になぶられ、イレーネ・ウィンクルムは農作業の手を休めると空を見上げた。
足の下で、木製の脚立が小さく軋む。
 雲ひとつない空には太陽が鮮やかに輝き、光と熱を地上に投げかけている。イレーネは手をかざすと、十六という年齢にして
は幼さの残る顔を、日差しから庇った。木綿の服に包まれたほっそりとした身体は、汗をにじませている。
 周囲には整然と植えられた林檎の樹が長い列を作り、大勢の農婦が手入れをしている。村落のほぼ中央、領主の館が建つこ
の小高い丘は、東面から南面にかけてのゆるやかな斜面が、広大な林檎園になっているのだ。
 イレーネは、この季節のウィンクルムが大好きだった。
 北国であるウィンクルムの夏は短い。七月から八月にかけてのわずか六十日たらずに過ぎず、すべてが雪と氷に閉ざされてし
まう厳しい冬の、半分にすら満たない。
 だからこそ、その夏は宝石のごとくすばらしい。
 春の雪解けと共に目覚めた草木が野山を花々で飾り立て、鳥や獣は昼夜の区別なく生命を謳歌する。
 人の営みもまた例外ではない。農民は畑を耕し、羊飼いや豚飼いは家畜を太らせ、狩人や漁師は豊かな自然の恵みを集める。
そしてそれは、実りの秋が過ぎて最初の雪が降るまで続くのだ。
「いいお天気ですね、姫さま」
 向かいの樹の手入れをしていた中年の農婦に話しかけられ、イレーネは小づくりで控えめな目鼻立ちの顔には愛らしい微笑を
浮かべた。
「ええ、本当に」
 頷くとイレーネは再び手を動かし始める。
 姫、と呼ばれた事から分かるように、イレーネは領主であるウィンクルム辺境伯オトカルの一人娘だ。
 貴族の子女が農民に混じり額に汗して働くなど、王都ゼノンに住まう貴顕淑女には考えられない事だろうが、辺境には辺境の作
法がある。
 ウィンクルムを含めたヴァーレリ河以北に住まう諸族が、オルデント王国に帰服して百年余り。聖教を始めとする中元の文化は根
付きつつあるものの、古くからの習わしが絶えたわけではない。
 かつて独立した部族であり、上も下も一つの運命共同体だった時代の気風が、ウインクルムの民には色濃く残っていた。

11861185:2006/03/13(月) 00:39:17
 改めて見ると誤字御用があったので訂正 orz

 七月の風がウインクルム領を吹き抜け、林檎の樹の梢を揺らした。
「あ……」
 白い頭巾からわずかにはみ出していた黒髪を風になぶられ、イレーネ・ウィンクルムは農作業の手を休めると空を見上げた。
足の下で、木製の脚立が小さく軋む。
 雲ひとつない空には太陽が鮮やかに輝き、光と熱を地上に投げかけている。イレーネは手をかざすと、十六という年齢にして
は幼さの残る顔を、日差しから庇った。木綿の服に包まれたほっそりとした身体は、汗をにじませている。
 周囲には整然と植えられた林檎の樹が長い列を作り、大勢の農婦が手入れをしている。村落のほぼ中央、領主の館が建つこ
の小高い丘は、東面から南面にかけてのゆるやかな斜面が、広大な林檎園になっているのだ。
 イレーネは、この季節のウィンクルムが大好きだった。
 北国であるウィンクルムの夏は短い。七月から八月にかけてのわずか六十日たらずに過ぎず、長く厳しい冬の半分にすら満
たない。
 だからこそ、その夏は宝石のごとくすばらしい。
 春の雪解けと共に目覚めた草木が野山を花々で飾り立て、鳥や獣は昼夜の区別なく生命を謳歌する。
 人の営みもまた例外ではない。農民は畑を耕し、羊飼いや豚飼いは家畜を太らせ、狩人や漁師は豊かな自然の恵みを集める。
そしてそれは、実りの秋が過ぎてすべてが雪と氷に閉ざされてしまうまで続く。
「いいお天気ですね、姫さま」
 向かいの樹の手入れをしていた中年の農婦に話しかけられ、イレーネは小づくりで控えめな目鼻立ちの顔に愛らしい微笑を浮
かべた。
「ええ、本当に」
 頷くとイレーネは再び手を動かし始めた。
 姫、と呼ばれた事から分かるように、イレーネは領主であるウィンクルム辺境伯オトカルの一人娘である。
 貴族の子女が農民に混じり額に汗して働くなど、王都ゼノンに住まう貴顕淑女には考えられない事だろう。だが、辺境には辺境
の作法というものがある。
 ウィンクルムを含めたヴァーレリ河以北に住まう諸族が、オルデント王国に帰服して百年余り。聖教を始めとする中原の文化は根
付きつつあるものの、古くからの習わしが絶えてしまったわけではない。
 かつて独立した部族であり、上も下も一つの運命共同体だった時代の気風が、ウインクルムの民にはまだ色濃く残っていた。

1187イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/13(月) 00:42:02
ス……スマン、改行の関係で非常〜に読みにくい。君のせいでは無いのだが。
それでアドバイスだが、雰囲気は良いけれど出だしとしては、ほのぼのし過ぎて掴みが弱いのでは無いかな?
もちろん想定している出版社によって異なる訳だが。

1188イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/13(月) 10:10:10
>>1186
出だしとしては引きが弱い
描写だけで文章を読ませるのはかなり難しいことだと思うので、
のっけから筋で読ませていくべきじゃないだろうか。

何を描写したいのかが明確でない
恐らく最後の数行の説明を出だしでは行いたいのだろうが、
それが読者にとって知っておかなければいけない情報であるか疑問
で、ここの骨子は「辺境のお姫様」だろうから、
ナウシカを参考にしてみるといいのではないだろうか
ナウシカのオープニングを自分のキャラらしい行動にしてみて文章化するとか

説明が多すぎかも
読者に必要な情報だけに絞って、後はデータとして保存しておいた方がいいかも
あと必要になったら随時提示、後は伏線程度にしておく
説明できるチャンスがあったら、とやっていくと、たるくなってしまうんじゃなかろうか

1189イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/13(月) 14:39:04
>>1186
もし、作品の内容が、田舎のほのぼのとした日常を描く系ならば神描写。

『雲ひとつない空には太陽が鮮やかに輝き、光と熱を地上に投げかけている。イレーネは手をかざすと、十六という年齢にして
は幼さの残る顔を、日差しから庇った。木綿の服に包まれたほっそりとした身体は、汗をにじませている』
の一文を計算して書いてるなら、今期の入選諦めモードだ。

これで普通のキャラ小説だったらがっかりだけどな。

11901186:2006/03/13(月) 22:26:41
御意見、ありがとうございます。
基本的にこのシーンの狙いは、ヒロインのイレーネと舞台になるウインクルムの紹介です。

この後、ほのぼのとした農村がとんでもない災厄に見舞われ、主人公達はその解決に奔走するのですが、
事件が起こる前に、主人公が守りたい『平和な故郷』を、しっかりと描写したいと思いまして。
冗長な説明が続くのは、そのためです。

ただ、確かに掴みが弱いですね。
事件の背景には、15年前にで起こった内戦があるのですが、そのシーンをプロローグとして入れる、
というのはどうでしょうか?
背景は説明せずに戦闘とその顛末だけで押し切り、最後を『十五年の歳月が流れた」で締める。
そして第一章冒頭でのウインクルムの説明に入る、という構成になりますが。

1191イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/14(火) 01:44:33
内戦やってたにしてはずいぶん長閑だなや。

1192那賀 健比古:2006/03/14(火) 22:01:10
難しい手法で私なぞでは手には負えませんが、平穏の中に不吉な前途を暗示させる手法とかも有りますよ。
この会話の後に、林檎の病気が発生していて畑を一区画焼き払う事に成ったとか、或いはもっと暗示的に
鳥や虫に食われた林檎を故意にしつこく丹念に描写するとか。

11931186:2006/03/16(木) 11:29:07
 新しく書いてみた序章。


 急峻な山間に築かれた石造りの城に、激しい剣戟の音が響き渡る。
 ヒヒーンッ――
 哀しげにいなないた馬が横転し、鞍上の騎士を地面に投げ出した。すかさず駆け寄った敵手
が馬上から剣を振るうと、ようやく膝立ちになった騎士の喉を深々とえぐる。騎士は無言のまま、
自身が流した血の泥濘に倒れ伏した。
 勝利した騎士とて、勝ち名乗りを上げる暇すらない。横合いから突きかかってきた槍兵を斬り
倒し、新たな騎士と激しく刃を交える。
 怒号と悲鳴、鋼と鋼がぶつかり合う不協和音、そして濃密な血臭。夕刻を待たずして、ウインク
ルムの城は赤く染め上げられようとしていた。
「負け戦か」
 城の中央に建つ居館、その最上階のバルコニーから眼下の戦況を見下ろし、城主であるウイン
クルム辺境伯ヘルベルトは一人呟いた。いつもの癖で、枯草色の髭に覆われた逞しい顎を撫で
さする。
 すでに城門は破られ、戦場は城の中庭へと移っている。騎士兵士を合わせて五百に満たぬ手
勢で三千近い寄せ手を相手取った一月半。だがいかに武勇と知略の限りを尽くしても、六倍とい
う兵数差を覆すには至らなかった。
「申し上げます!」
 背後から声をかけられ、ヘルベルトは振り返る。そこには、大柄な赤毛の少年騎士が片膝をつい
ていた。小姓の一人で、名をハウエルという。中々に目端が利き、剣や馬も巧みなので、ヘルベル
トは何かと目をかけていた。
「申せ」
「はっ! 先ほど南塔が陥落し、インゼル卿が討ち死になさいました! 残余の兵はベルガー卿が
取りまとめ、ひとまず東の大櫓まで引くとのことです!」
「そうか」
 短く答えると、ヘルムートは踵を返して広間に戻った。この数日というもの、ろくな睡眠を取ってお
らず、甲冑をまとった雄偉な体躯には疲労が重くのしかかっているが、その足取りに乱れはない。
 主だった家臣は各々の持ち場を守って奮戦しているため、今この広間に詰めているのはハウエル
たち小姓組のみだった。
「この場に残った者に伝令を命ずる。皆の間を巡り、こう伝えるのだ」
 疲れきり、薄汚れた十人ほどの若者を見回し、ヘルムートは言った。
「皆の働き、まことに見事。されど、もはや我が方の劣勢は覆しがたし。諸卿らは既に臣下の責務を
完遂せり。この上は降るも逃げ延びるも自侭にせよ――とな」
 思いがけない命令に、沈黙が落ちた。ややあって、ハウエルが震える声で問いかける。
「御屋形様は、いかがなさるおつもりですか?」
「儂か? そうさな、儂なりのやり方で幕を引くよ」
 腰の大剣をぽんと叩き、ヘルムートは莞爾と笑う。
「ならば――ならば我ら一同、最期まで御屋形様にお供いたします!」
 大きく叫ぶと跪き、深々と頭を下げるハウエル。
「ならん!」
 次々と上がった同意の声を、ヘルムートは一喝した。
「すでに命令は下した。貴様らは主命に背くのか? よろしい、分かったならば急ぐのだ」

1194イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/17(金) 22:24:23
>>1193
感想ね。
>>ヒヒーンッ
なんか間抜け。
>>六倍
篭城戦なら、武勇と知略の限りを尽くせば何とかなりそうな数字な希ガス。
戦争関係の何とかの法則とかあったような。
>>莞爾
にこにこって意味じゃなかったか?

1195イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/19(日) 15:48:01
神器=りすかマニアの新作をうp

 そして、アシッドは唐突に腕を振り、腕から噴き出した液体がゼロに降りかかる。
「お喋りはここまでです。これで機動力は落としましたよ」
 ゼロはマグナムを食らわせるために、走りでアシッドに近づく。相手を油断させるためだ。
確かに、普段の脚力よりいくらか筋力が落ちている。
「そんな真正面から来て、ボクに勝てるとでも?」
 そうアシッドが言った瞬間、ゼロシステムを発動。横に回る。そして、
「食らうがいい。ネイキッドマグナム」
 拳をアシッドの身体に撃ち込んだ。
 ドンッ、と音を立ててアシッドの身体が飛ぶ。
だが、吹き飛んだアシッドは攻撃が当たる瞬間、自分を液体化してダメージを和らげていた。
地面に落ちても液体化を維持している。そして、液体のまま高速で目の前まで来ると
再び元の姿に戻りゼロの腕を上から掴もうとした。だが、
「スケルツォ」
 これはリボルバーの効果の一つ、一回見た攻撃は必ず避けれるというスキルだ。
サミット会場で見ていたので避けれたのだが……。
「甘いですよ」
 アシッドの手が液状化し、ゼロの腕に降りかかった。
ジュウウという音をあげて機械の腕が溶けていく。
「クッ……」

1196イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/19(日) 15:48:12
思わず呻きを漏らすゼロ。
 ゼロシステムで緊急回避を行った。十メートルほどアシッドから距離を取る。
「ここからなら攻撃も届かないだろう。シントラクトライフル」
 ゼロが腕をアシッドに向けて思いっきり振り切ると、十メートル離れてるにも関わらず
アシッドの胸に斬撃が加えられた。
シントラクトライフルは百メートル先まで斬撃を与えることが出来るリボルバー内のスキルである。
胸に強烈な斬撃を食らったアシッドは再び液状化し、
「天地制覇の使徒は全員が波動刻印保持者ですよ。これで終わりに。レベル2を使います」
 液状化したまま、ゼロに超高速で近づき、覆い被さろうとしてくる。
「なっ……早いっ……!」
 突然の事に回避を怠ってしまった。だが、ピンチに陥ったとき、ゼロの前に黒い影が現れる。
その影は覆い被さってくるアシッドにこう言った。
「グッバイ、坊や」
 その後ろ姿を見守るゼロだったが、次の瞬間驚愕することになる。
アシッドに自分から腕を突き刺したのだ。
そして覆い被さってくるアシッドに突っ込まれた人物の手が、その瞬間、大爆発を起こす。
一瞬の内にアシッドを蒸発させてしまった。
いったい誰が助けてくれたのか、と落ち着きを取り戻したゼロはゼロシステムでその人物の目の前に移動する。
その人物はバーストだった。バーストは、
「よぅ」と一言。
「なんで私を助けたんだ? 敵同士だろ」
 当然の疑問である。そう問うゼロに彼はこう言った。
「あんたには最後まで残って貰わないといけないんでね」
 バーストの理解不能な行動に疑問を抱くゼロだが、
それを言ったきりバーストは足下を爆発させて跳躍、そしていつも通り姿を消した。

1197批評お願いいたします:2006/03/19(日) 23:16:47
現代学園もの、コメディメインで、ほんのりディテクティブも混じった話です。ネタバレ防止のため
多少改変してますので、主人公の立場などが見えないのは仕様です。ご容赦を。

 大体からして別に、自分の教室を荒らすつもりもない。授業妨害など考えもしない。愉快犯などとんでもないし誰か特定の生徒に恨みを持っている訳でもない。教師にもだ。恨まれる覚えはあってもこちらが恨むのは筋違いというものだろう。どう見ても業務妨害をしているのはこちらのほうなのだから。とは言え業務しているのはこちらも一緒なのだから、間違いを犯したのはこちらの方としても、業務上過失の枕が付く……付かないか。
「うわー! 牛ー!」「逃げろ! ヤっちん逃げろー! 踏まれるぞー!」「ぎゃー俺の鞄踏まれたー!」「章くんのお弁当ー!」「うわーロッカーが! ロッカーが! 奥には俺の秘蔵の……!」「ナニ! てめえ尾村大人になるのは一緒って約束しただろ!」「信じられない!先生、この二人ロッカーの奥に」「あーこりゃこりゃ。今は授業中だぞ」
 猛烈な気まずさも、余計な心配や配慮も、窓をぶち割った時に出来た傷の心配も、洗濯機に放り込まれたまま地震に巻き込まれたような振動に溶けて即座に消え散った。残った理性は体力配分と振り落とされる恐怖と、右手に持ったカメラの保持に割り当てればそれで底を突く程度しかない。
 何をする余裕もない。鐙も手綱もない暴れ牛から振り落とされないようにするだけで精一杯、それもそろそろ牛――ホルスタイン牛――の首輪に引っかかった指が汗で滑りそうだ。牛の背を挟む両足もそろそろ痺れてきた。ぐるぐるとシェイクする視界で牛が教室に斜めの傷跡を刻むのを辛うじて認識しながらそろそろ待避を「うォうっ!」駄目だ尻が痛い少しでも気を抜くと体がロケットみたいに投げ出されそうになる掴め締め付けろ死んでもかじりつけいやむしろ投げ出されたら死ぬ揺れる揺れる伏せろ牛に密着すればああ今度は胸とか顎も突き上げ食らって牛が臭い。
 中学で使ったような学習机ではなく、大学や、あるいはニュースで見る大規模な会議の講堂にあるようなネジで据え付けるタイプの机の上を、興奮した牛が凄まじい勢いで横断した。悲鳴を上げる生徒をよそにその牛は因幡の白兎さながらに机の天板を渡り、そのまま廊下へ飛び出る。
 飛び出た先で、廊下の景色に混じって人型のノイズが視界に入った。
「はっ!」
 ノイズは裂帛の気合を吐いた。続く数瞬については本格的に見識があやふやなので、確かには言えない。ただ人影が動き、牛が悲鳴を挙げ、視界がぐるりと回転し、跳ね上がった牛がついでに押しつけた衝撃を受け自分の体が投げ出され、一瞬の浮遊感の後に脳天がどこかに突き刺さった感触。この一連の流れは確かだ。

1198イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/20(月) 00:17:28
>>1197
文体的には句点読点の省略に冒険というか個性があり、
それでいて、リズム感もあって、きちんと読める。
加点要素はあると思う。

ただ、減点要素もけっこう目につく。

>業務上過失の枕が付く……

牛でひとをはねたら業務上過失致傷?
その手の法律用語を使ったネタは、ラノベ読者に
伝わらないのでは?

>俺の秘蔵の……!

ロッカーの奥に何を隠していたんだ?
さっぱり、わからない。

1199イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/20(月) 00:25:45

>講堂にあるようなネジで据え付けるタイプの机

教室に飛び込んだ牛が、生徒たちに深刻すぎる
ような被害を与えることもなく、それでいて
派手に走り回って、すぐに教室を出ていく。
そういう絵がほしかったのは想像できる。
おそらく、そういう絵のために、牛を机の上に
走らせたかった、と。

でも、君が考えているような特殊な机であっても、
牛が机の上を走ったら確実に壊れるよ。

それに、普通の高校に何でそんな特殊な机があるん
だよという、いらない疑問を読者に持たせる。

もう、机は普通のものにして、牛がまともに教室の机の
列の間を走り回ってもよいのでは?
机も生徒も派手にぶっとんだりするだろうけれども、
ギャグだったら「奇跡的に」死傷者なしで許される
ケースだと思う。

後のツッコミは他に譲る。

1200イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/20(月) 01:26:29
ヘンとヘンをあつーめてーもっとーヘンにしーましょ♪

うる星みたいに勢いだけで突っ走って、あとは知らんぷりでいいんじゃないか?

1201イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/20(月) 10:05:57
うわー、何かもう、自信がすさまじい勢いで無くなっていく〜orz
一年くらい前に書いたやつの書き出しですが、今はこれを越える事ができないので、微妙に修正しつつ凹
思っきしつっこんでやってくださいっ。


 黒とも茶とも言えるほど曖昧な色合いの岩壁が、それまで視界のほぼ全てを覆っていたが、急に目が痛くなる様な青が広がったので男はそこが「端」だと思った。一般的に括ってしまえば、そこは端ではない。
 平べったい世界地図では東に位置している、緑の大陸(ビリジアン・グラウンド)。緑が豊富にある事から名付けられたこの大陸の端と端の間で、そのどちらとも言いがたい場所だ。不毛の岬と呼ばれている。
 それでもなお、男は今いる場所こそが端だと思った。彼にしてみれば、陸が無くなったと感じた場所が、世界の端っこだからだ。
 男は、切り立った崖の先端に行こうとした。
 寝て起きたばかりの頭に、空と海の青を染み込ませ、まだ眠ったままでいる思考を動かせたかったが、道とは言えない道の幅より少し大きめの物体が、まるで岩石の様にこんもりと通せんぼをしていた。彼にとっては見慣れた光景だ。
 昨日、その生き物の懐で眠ったのも覚えている。
 不規則ではありながら、安定した膨張と収縮の繰り返し。要するに睡眠状態。

1202イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/20(月) 10:06:29
あ、あげちゃった_| ̄|○


「起きろよ」
 男は少し乱暴にその生き物を蹴った。
 ──ガツン──
 耳障りな音が返答する。蹴った方も蹴られた方も、金属性の高い素材である事を証明している。外装部分を蹴っても、内部へ衝撃が伝わる事は無い。それでも普段はすぐに起きるので、完全に寝入っている事がうかがえる。
 もっとも、たったそれだけで起きるとは微塵も思っていない男は、更に強く外装部分を蹴った。
 ──ガイン!――
「────!!」
 声にならない声を発し、その場にうずくまる男。音で起きた小鳥達が、心配そうに小首を傾げた。それ以上の強硬手段は得策では無いと判断し、今度は諦めのため息と共によじ登り始めた。
 うずくまると己の身長より三十センチほど高くなるこの生き物を飛び越えるのは、男にとってはたやすい。寧ろよじ登るより労力が少ない。
 それでも地道に登ろうと思いついてしまったのは、彼自身が寝惚けているからだった。
「どいてどいて。オラ、邪魔するんじゃない。しっしっしっ」
 表面積が広いこの生き物は、他の生き物達にとっては陸と同じ。何故この陸地を離れなければならないのか、理解しないままに退いた。退いてすぐ、新たな陸地を見つけ、翼や羽を休める。男の肩や頭は、暫くもしないうちに賑やかになった。
 もう少しで一番高い所に手が届くという場所で、
「う、きゅ〜……」
 意味不明な呻き声を上げながら、寝返りらしき行動を起こす、爆睡中の生き物。
 大地が動いた感覚に襲われ、斜面を滑り落ちる石ころの様に転げ落ちたが、長年に渡って染みついた受け身を自然に取った。起き上がって避ける間も無く、男は巨体に腰から下を潰された。
「こら、起きろーッ! 俺を殺すつもりか、コノヤロー!!」
 厚手の革製グローブでぺしぺしと物体を叩くが、情けない音がする以上の効果は、これと言って無い。
 日光浴を終えた小動物達は、わざわざ男の顔面を通って──兜をかぶっているが、その中に迷い込んだ生き物はいない──、それぞれの狩り場に出かけた。
「起きろっつってンだろぉが、このネボスケーッ!!」
 男は危機的状況にありながらも、常に携えている得物を手放さなかった自分を褒めつつ、得物の尖った石附でちくちく巨大な生き物を刺す。
 彼の得物は槍。それも、槍と言うよりは柄の長い斧の様な武器で、突くという槍本来の働きより薙いだり斬りつけたりといった、個人戦向きの槍だ。外見的には斧の様な刃に、太い鉄パイプが付いた様な代物だ。
 そんな刃でこの生き物を突ついたり出来ないので、必然的に石附で突くという行動に出る。彼の今の目的は、〝相手を倒す事〟では無く〝相手をどかす事〟なのだから。
 下半身や腕が痺れてくる。腕の痺れは、見た目より遥かに重い槍を支え、のしかかっている巨大な生き物の弱点を正確に突ついている結果だ。少しずつ思い通りに動かなくなるのを感じながら、男は根気よく突つく 。
 通りすがりの人間が男を観察しているとするならば、彼が感じている時間の流れは遅過ぎると言っただろう。ほんの数分間だけだったが、それでも彼は何時間も格闘していた様に感じた。
 じりじりと昇る朝日が彼を熱し、唯一露出している顔の下半分に、汗を噴出させる。戦いの緊張から来る汗とは違っていたが、彼の体力を奪うのには充分だ。
「起きやがれ、コンチクショーッ!!」
 苛々した男は遂にのしかかっている巨体に、力の限り得物を突き刺した。弾力のある手応えはしかし、先程と大して変わらなかった。
「いったぁぁぁいッ!!」
 人間で言えば女性体の声が発せられ、男を潰していた生き物が、ようやくずもっと動いた。
 気休めにもならない、ほんの少し。
 表皮である鱗は、翡翠の様に美しく太陽光を反射している。胴体の数倍長い翼を折りたたみ、逆三角形の頭を前足の上に乗せている。象牙色の牙は、小さくても人間の骨を軽く貫通する。猫の爪の様な三日月形の鉤爪は、内側がギザギザしていて、獲物を斬り裂くのに丁度良い。
 尻尾はトカゲの様に長くてしなやかだ。先端に白い紐がきゅきゅっと蝶々結びにされている。
 頭部の上半分を覆う兜は、材質不明。目の部分にだけ穴が開けられ、縁という縁を金箔で飾っている。耳の辺りで翼の様な飾りが付いているのも、特徴的だ。
 翼と胸の辺りにも、鎧。翼の鎧は指の様になっている骨組みの外側を覆い、胸の辺りには人間とさほど変わらない胸当て。
 人間は、通常この生き物をドラゴンと呼び、恐れる。厳密に言えば違うのだが、異種族の個別認識は非情に曖昧な為、本物のドラゴンと彼女──と呼ぶべきだろう──の区別がつかず、一括りにしてしまう。
 せいぜい実際に戦っている所を見て、やっとドラゴンではないと確信できるくらいだ。彼女は、ドラゴン共通で最大の特徴である炎を、噴く事ができないのだ。

12031197:2006/03/20(月) 23:20:18
遅くなって申し訳ありません。
>>1198-1199
>その手の法律用語を使ったネタは、ラノベ読者に
>伝わらないのでは?

そうかも。ハッタリ以外の何ものでもない語用ですが、ちょっと考えてみます。

>>俺の秘蔵の……!

>ロッカーの奥に何を隠していたんだ?
>さっぱり、わからない。

すんません俺も考えていませんorz

>机
言い訳になりますが、一応金のある私立の高校という設定で、
80人とか100人くらい収容する教室を想定しています。なので
学習机100個というのはアレかと言う裏の事情がありました。申し訳ない。が、
踏めば壊れるというのは確かにそうかもです。壊しましょう。
「奇跡的に」重傷者はいない、というセンさえ守れれば
ある程度アバウトにしても問題ないので。

お褒めの言葉には感謝を。その一言で自信が持てました。

>>1200
うん、そう。ヘンとヘンが掛け合わさってももっとヘンになるとは
限らないのが難しいけど。

1204イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/21(火) 06:08:04
>>1201
「一読して頭に入る文」を目安につっこむので、それを目指してないなら話半分くらいで聞いといて。

>黒とも茶とも言えるほど曖昧な色合いの岩壁が
そもそも岩壁の一般的イメージは白、灰色、薄茶色くらいだし、「黒と茶色」の中間の色というとイメージが湧かない。
せめて言わんとしていることが伝わればいいが、何を言ってるのか判断できずに文章を三往復くらいしたが理解不能。

>男はそこが「端」だと思った。一般的に括ってしまえば、そこは端ではない。
否定する前に、なんの「端」なのか分からないと、起としての能力が損なわれる。せめて「世界の端」などとすべき。

「寝て起きたばかりの」→「目覚めたばかりの」と一語にした方が読みやすい。
それと「まだ眠ったままでいる思考を動かせたかったが、」は日本語自体がおかしい事はさておき、被修飾語がない「底抜け文章」になっている。
「道とは言えない道の幅より少し大きめの物体」は、「道とは言えない」と「道の幅より少し大きめの」が「物体」を修飾している様に見える。
「道とは言えない」は別の言い方に直すか、行を改めて描写した方が誤読の危険性を回避できるのではないか?
さらに「こんもりと通せんぼ」というのはおかしい。「こんもり」はむしろ「物体」の修飾語であるべきで、通せんぼに修飾はいらないのでは?

>声にならない声を発し、その場にうずくまる男。音で起きた小鳥達が、心配そうに小首を傾げた。それ以上の強硬手段は得策では無いと判断し
これは小鳥が「強硬手段が得策ではない」と判断した様に読める。「”男は”それ以上の強硬手段が」とするか、小鳥の描写は別にした方がいい。

>何故この陸地を離れなければならないのか、理解しないままに退いた。
退いたのは「他の生き物たち」なのか「表面積の広いこの生き物」なのか判断に困る。
また「男の肩や頭は、暫くもしないうちに賑やかになった。」のは何故なのか理由が示されていない。

>厚手の革製グローブでぺしぺしと物体を叩くが、情けない音がする以上の効果は、これと言って無い。
>日光浴を終えた小動物達は、わざわざ男の顔面を通って──兜をかぶっているが、その中に迷い込んだ生き物はいない──、
これがシリーズの中程であったり、「黒とも茶とも」の前に文章が無いのであれば、男の容姿が突然描写された事になる。しかも描写不足で男の容姿が伝わってこない。
兜をかぶっている事を後の段階になって出してくるか、先に「男」の容姿を明らかにしておかないといけないだろう。

「彼女」の描写は最後のドラゴンを強調するためにわざと小さい所から描写しているのかもしれないけど、
それならば、せめて「目線の移り方」を考えて鱗→しっぽ→はね→頭→牙というような順に描写した方がいい。

1205イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/21(火) 08:07:38
>1204 長文レスありがとうございますっ。
初っ端なので、入りにくい(徐々に世界を描く)方にばかり気を取られていて、かなり読みにくかったようですね。
うあー。
友人にも見せまくっていたのですが、全く指摘されませんでした。
勉強になります。
ちょうど今データ開いたところなんで、その部分も含めて全部見直した方がよさそうですねorz
的確な指摘、ありがとうございます!

1206イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/21(火) 08:45:52
連続書き込みごめんなさいι

>>1204さん
>「一読して頭に入る文」
読みにくい文を目指してはいますが、あくまで「読みにくい」だけであって、「一読して理解できる」とは別物ですね。
何でンな簡単な事に気付かなかったんだorz
>岩壁の一般的イメージは白、灰色、薄茶色くらいだし
どうにも「荒野」のイメージの方が先にあったようです。
実際にあまり岩壁を見た事が無いと言うのも一因ではありますが、言われてみれば確かに。。。
>否定する前に、なんの「端」なのか分からないと、起としての能力が損なわれる。
難しいところです。
「世界の端」にするべきか、「大陸の端」にするべきか、迷っています。
あぁあぁあ、イメージが言葉にならないのはもどかしい。
>「こんもりと通せんぼ」というのはおかしい。
>「こんもり」はむしろ「物体」の修飾語であるべきで、通せんぼに修飾はいらないのでは?
何と言うか……「物体」より「こんもりと通せんぼ」の方がしっくりくるんです。
「通せんぼ」にも色々あるだろ、と当時の私は考えたらしいです(なんじゃそら
>これは小鳥が「強硬手段が得策ではない」と判断した様に読める。
>退いたのは「他の生き物たち」なのか「表面積の広いこの生き物」なのか判断に困る。
改めて読み直したら、確かにそうでした。
この辺り、指摘されるまで普通に理解してましたけど、そういうのってやはり作者だけですね。
他にもありそうで恐ろしいo.....rz
>しかも描写不足で男の容姿が伝わってこない。
>兜をかぶっている事を後の段階になって出してくるか、先に「男」の容姿を明らかにしておかないといけないだろう。
うひーっ。
結局先にある程度、彼の容姿を書く事にしました。
そこに文章を入れる事ができた、という事は明らかな描写不足です、ハイ。
>それならば、せめて「目線の移り方」を考えて鱗→しっぽ→はね→頭→牙というような順に描写した方がいい。
なるほど……。
資料とにらめっこしてたので、思い切りよくスルーしてました。
基本ができてないって……、ぬるぽ。

せっかちな性格が災いしまくりですねι
まだまだ時間があるので、>>1204さんのレスを思い出しながら、頑張ります。
ここのところ、やる気とか向上心とか無かったのですけど、ここに来て、本当によかったですっ。
ありがとうございました〜!

1207イラストで騙す予定の名無しさん:2006/03/21(火) 12:31:40
とりあえず1201はレスの時から丁寧に書くようにしたほうがいいと思うよ。




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