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他人が書いた小説の一部を批評するスレ

1イラストで騙す予定の名無しさん:2004/02/20(金) 16:17
 書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
 そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
 ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
 
 投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
 その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。

1008イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:31:29
まあ礼儀っちゃ礼儀だろうなぁ。
でも気にしない人もいるってことで。

1009イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:46:22
>>1008
その二者の間の溝がでかいのが問題なんだろうけどね。
勉強させて欲しい、と言う人と、書き手の尻をとことん叩きたい、って人が
混在してる。正直別にスレ立てられるほどの溝。

1010イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 17:49:50
ふーむ。
それでも、晒してくれる人は歓迎しますぜ、モニタの前の旦那。

1011イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 20:21:40
>書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
>そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
>ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
>投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
>その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。


ルールとしては、あまり長いものでなければ、どちらでもスレの趣旨に合っていると思うけれどね。
那賀が叩かれていたのは、余りに長くてつまらない、粗筋を書いていたからでしょう。
ここは有益な助言が多いけれど、プロばかりって訳では無いから、批評してる人にしても怒っている人にしても、
自分が何をどう感じたかとか、何を怒っているのかが、上手く表現出来てない事があるみたいだよ。

1012イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 23:39:15
>>1011
言いだしっぺが言うのもなんだが、特定して語るのイクナイ。
全体の雰囲気の問題として対処するのがよろしいかと。

理想としては晒す本人がどういうレベルでの対処をして欲しいかって事を書くべきなんだろうな。
例えば、本当にちょっと書いてみて方向性はあってるか確認したいであるとか、
細部までのツッコミが欲しいとか。
後者であるなら当然推敲しとけって話になるわけで。

1013那賀 健比古:2006/01/01(日) 16:25:49
皆さん明けましておめでとう御座います。
今年も宜しくお願いします。

1014キャンタマ怪の人:2006/01/01(日) 21:59:06
明けましておめでとうございます。
今年はまずMF、電撃で大賞穫れるように努力していきたいと思います。

1015イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/02(月) 02:53:04
明けましておめでとうございます。
新年早々御見苦しいかも知れませんが、表現に違和感があったらご教授願えれば幸いです。
主人公と敵の戦闘シーンです。現代を舞台に戦ってます。

「ほら、どうした?」
 口元を歪める男。
 逃げ回るのが精一杯で、その表情に怒りを覚える暇も無い。
 次いで繰り出される剣閃。
 殆ど勘だけで真横に飛ぶ。
 肩を裂く様な痛みが、体中を一気に駆け巡り、視界がチラついた。
「ほら、蹲れば死んでしまうぞ」
 その声に、折れそうな膝を酷使して、再度後ろへ跳躍。
 誰も居ない公園で、日本刀を振りかざす男に襲われている17歳の少女。
 ああ、滑稽だなと笑みが毀れそうになる。
 マトモな神経なら、もう既に使い果たしてしまった。
 ここから先は、もっと図太い神経系を順次使い尽くすしか無い―――
「さて、鬼ごっこは終わりにしようか」
 もう飽きた。
 その素っ気無い声が、ぞくりと背筋を凍らせる。
 氷点下の海に投げ込まれた様に、体は硬直し、思考は四散して行く。
 後は簡単だ。
 何も出来ず、海の藻屑と消える―――そんな末路が、こんな頭でも考えられた。
「参ったな、女性を殺してしまうのは好きじゃないんだが」
 ポリポリと頬を掻く男。
 無機質な眼は、多分、私など見てはいないのだろう。
「さようなら、お嬢さん」 
 視界から消える男。
 消えた、と視認した時には―――私は地面を転がっていた。

1016イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/02(月) 13:57:27
敵  :「ほら、どうした?」
敵  :口元を歪める男。
主役 :逃げ回るのが精一杯で、その表情に怒りを覚える暇も無い。
敵? :次いで繰り出される剣閃。
主役 :殆ど勘だけで真横に飛ぶ。

人称を書かないまま視点が替わるので少し混乱します。とは言え、

 もう飽きた。
 その素っ気無い声が、ぞくりと背筋を凍らせる。

は良い感じで効果が出てますから、あくまで趣味の範囲の意見ですが。
それと”−−”は二つが定石です。

1017那賀 健比古:2006/01/02(月) 22:59:40
それではベトナムの地形や気候を折り込んだ改訂版を書き上げましたので晒して見ます。


ベトナムの屍鬼〈コ・ホン〉

 昭和20年3月9日。夕方にも係わらず、明号作戦を控えたフエの帝国陸軍基地は喧騒に満ちていた。柵の周りには現地人達が群がり、興味深そうな目で基地を眺めている。
 ベトナムの気候は海雲〈ハイヴァン〉峠を境に南北に分けられる。北部に位置するフエの三月は日本で言えば梅雨に当たるが、日本の梅雨より寒くてより湿度が高い。
 そんな薄暗くじめついた中を、兵士達が作戦の準備を急いでいた。
 滑走路上には暖機運転しているキ21『九十七式重爆』と、本土から急遽送られたキ58特襲機『降龍』の翼影が並び、護衛に付く中島一式戦闘機『隼』は、今まさに発動機を回すところであった。
 九七式中戦車『チハ』がサイレンの様な冷却ファンの音を奏で、派手な排煙を炊き上げる。その脇にはアステカ帝国謹製の発動鎧『強者〈ヤグウァ〉』を装着した装甲歩兵が、九十八式装甲運搬車『ソダ』に乗り込んでいく姿が見える。
 同盟独逸から寄贈された虎の子を投入する辺りに、第38軍司令官・土橋中将の意気込みが見て取れようというものだ。
 虎の子と言うなら自分たち帝国術法部の特選隊もそうだ、と公字〈コードネーム〉・黒羽中尉は考えた。或いは鬼子と言うべきかも知れないが。
 そんな考えを弄びながら黒羽は駐機中の降龍に歩を進めた。作戦隊長の到着に気付いて搭乗員達が姿勢を正す。黒羽は鞭打つ様に鋭く声を掛けた。
「構わん、作業を続けろ」
 本人は気遣った積もりであったがこの場合は逆効果であった。
 元より隠し事の多い大本営直属の士官に、基地の人間達は好意を持っていない。
 ましてや黒羽の引き締まった長身と、華族を思わせる白皙の美貌、透明感の有る凛とした声はここでは完全に浮いている。
 そんな黒羽の人を拒む様な態度に搭乗員達は顔を見合わせ、白けた表情を浮かべて、出撃前の最終確認を再開するのであった。

1018イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/02(月) 23:20:25
非軍ヲタの俺が置いてきぼりなのは確実で

1019イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/03(火) 00:58:38
1) 設定まわりのちょっと思ったこと
魔法がある世界の大日本帝國陸軍パワードスーツ部隊が大暴れ、まで読み取れた。
違ったらすんまそん。
書きたいのはわかるが、メインストーリーと絡むのでなければ、
軍用機の形式はばっさり略して護衛戦闘機、輸送機程度でいいかも知れん。
あと旧軍の分類だと装甲車部隊は装甲歩兵じゃなくて機械化歩兵になるんじゃないかと。

2) オタ感想
乾いた文体は割と好き。仮想戦記の文体でロボ物と言ったところでしょうか。
チハたんの横を行く装甲車、降車して活躍するパワードスーツ。いいじゃない(悪人ヅラ)

ただ俺の好みだといっそベトナム戦争中の日本人志願兵の話にして士気↓のなかで
コカインとハシシでピロピロになりながらパワードスーツ大暴れとかが(山田正紀の装甲戦士)

1020イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/03(火) 01:57:49
どうも朝松健がちらつくのよね

1021イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/03(火) 08:24:00
>1015
 「肩」を裂く痛みが「全身」に広がるのはヘンだろ

 随所でムリして使ってるっぽい小難しい感じがバカっぽいと思う

1022那賀 健比古:2006/01/03(火) 20:40:16
>1018
 実は私も必死に資料を漁ってそれらしく見せてる段階です。
>1019
 と言うわけで一々名称を並べたのは”昭和20年3月9日”の書き出しと同じく、戦記風に
見えよう工夫した次第です。ストーリーには直接絡まず、メインは『降龍』の方でして。
 肩透かし食らわせて申し訳有りませんが、装甲歩兵は通りすがりのガジェットに過ぎません。
パワードスーツ部隊を通常の機械化歩兵と区別する意味合いで、装甲歩兵と書いてみましたが、
調べてみると同盟独逸では装甲歩兵と呼ばれてましたので、これも問題に成りますね。何か適当な
造語を検討してみます。”人型歩行兵器”を”発動鎧”に変更した事ですし。
>1020
 仰る通り朝松健氏の影響受けまくりです。ひょっとすると同じ本を読んでるかも知れませんね。

1023ちょい長め1/2:2006/01/05(木) 23:16:18
少し長いのですが、表現上のわかりにくいところなどを指摘してもらえるとありがたいです。
_____________________________________

 炎上するムーンダイバーからの脱出に成功したのは、俺を含めてもわずか数名に過ぎなかった。
 酸化剤がなくなるまでのわずかな時間で、ダイバーは墜落の衝撃で月面に新たなクレーターを作るとともに、こんがり丸焼けになっており、俺たちから生存者をさがす手間を省いてくれていた。
「軍曹」
小隊の生き残りからの通信には実に逼迫した響きがあった。
「ECMが通じてなかったんです! 我々は待ち伏せ攻撃を食らっています! 他の連中も……」
 突然、雑音が入って通信が途絶えた。周囲では敵のミサイルが次々と新たな目標を見つけており、月の軌道上からつっこんでくる友軍のダイバーとそこから吐き出される兵士たちに、俺たちと似たような運命を押し付けていた。

「くそ」
俺は装甲気密服の中でふるえていた。待ち伏せ攻撃に気付くと同時に、俺は自分にかせられた義務をうっちゃっておくことにして、最低限の装備だけを持って飛行するダイバーから飛び出していた。
 他の連中にも声はかけたが、俺ほど運が良くなかった連中、後方から来たばかりのタフを気取っている新兵などは、多少目端の利く少数を除いてほとんど生き残ることができなかった。そこには小隊長も含まれていた。
 俺は例の衝突クレーターに頭から突っ込むと、生命維持系を除く装甲気密服の全機能を強制終了させた。
 もしも敵のミサイルがパッシブホーミングなら、機能停止した全高二メートルに満たない月面に突っ伏した金属・セラミック塊を見つけるのは困難であるはずだった。気密服は冗長性をもたせて造られているから、五分や十分で窒息することだけはないと踏んでいた。
 周りにミサイルの雨が降る中で、俺は今までに抱いた売女の数を数えはじめた。

 もしもあんたがこの戦争の起きた理由を知りたいのなら、次の呪文を唱えるといい。
 R.U.R.、ローゼン協会、ゲノム、メガテクボディー社、来栖川電工。
 わかるやつならわかるだろう。これらは全部が全部、人型ロボットやレプリカント、いわゆるアンドロイドを開発している企業の名前だ。
 前世紀の終わりから今世紀の初めにかけて発達した分野に、自律型ロボットと宇宙開発がある。
 宇宙開発のほうは、主に中国とインドの本格参入――インドの新指導者がパキスタンのバックについている中国を名指しで非難したことで双方がスターウォーズ計画のアジア版に着手した――によって、冷戦期の米ソ宇宙開発競争並の金がじゃぶじゃぶ使われたことによる。自律型ロボットについては、当時日本で開発された人間環境対応型人型自律ロボットが非キリスト教圏でバカ売れして各国の先進企業が追随したことで一気に価格がこなれて普及した。
 結局中国とインドは今世紀半ばになって和解したが、それまでに人類は安価な対軌道輸送システムと宇宙開発に必要な要素技術のほとんどすべてを手にしていた。
 デタントによる楽観的な雰囲気と、準戦時体制の解除による雇用・失業問題の影がちらつく中で、アメリカのコードウェイナー・ポール博士とスミス・ラインバーガー博士が連名で新時代における宇宙開発計画の私案を発表した。

 環境保全法によって縛られている大企業は、自社製品を最終的に『自然にやさしい』かたちで処分する責任を負っている。これは前記のアンドロイド企業も同様で、連中は廃棄されたり市場から駆逐されたりしたアンドロイドを回収して部品レベルに還元してリサイクルをする必要がある。
 だが、実際にはそれには膨大な資金が必要となり、多くが自社の敷地内に『ゴミ置き場』をつくって廃棄アンドロイドを放置してお茶を濁しているという現実がある。
 ポール=ラインバーガー私案はそのゴミを資源にしようと主張していた。
 具体的には月に送り込んでしまえといっていた。

1024ちょい長め2/2:2006/01/05(木) 23:18:00
 ミサイルの雨がやんだのを待って、俺は装甲気密服のシステムを再起動した。
 クレーターから這い出した俺の目の前に、ちぎれた女物の脚が丸太のように転がっていた。ヒスパニックのものらしいその脚は真空にさらされて半ばどす黒く染まっていたが、被服の破れ目から見える滑らかな太ももが妙にエロティックな印象を俺に与えた。
 ムーンダイバー……月面降下艇はその三割近くがやられていた。国連の月面強襲作戦は開始早々につまづいていた。
「くそ」
俺はもう一度つぶやくと、小隊の生き残りを把握しようと中隊主力がいる方向へと移動した。
 月面に散らばるダイバーの残骸の中を、俺と同じような格好をした国連の兵士たちが甲虫の屍骸に群がる蟻のようにうごめいていた。降下作戦に参加したのは各国が人員を出し合って編成された国連宇宙軍の一個大隊だったが、現状はどう贔屓目に見ても二個中隊に足りるか足りないかぐらいだった。俺の耳に中隊通信系がささやいてきた。

……進め、前進前進前進……隊列を組んでマイク・ノーヴェンバー・オスカーへ侵攻せよ……第一小隊と第二小隊は先行してセンズリしていろ……第四は後衛、第三は司令部直接指揮下に入れ……

 俺は第三小隊だった。俺は中隊司令部へと急いだ。
「生きていたんですか、軍曹!」
まだ声に学生の雰囲気を残している兵士が俺を迎えた。新人で生き残ったのは彼女一人だけらしかった。
「おまえこそ、だ。ナカジマ」
俺は軽くいなして残りを探した。マレクとチャベスが片手を上げて見せた。二人とも三度のムーンダイブを生きて帰ったベテランだった。他に小隊の生き残りはいなかった。
「再会を喜びあっている暇はない」
全員の耳に冷徹な声が響いた。俺が振り向くと、中隊長以下の連中が月面に固定錨を打ちこんで射撃姿勢をとっていた。
「ナザーロワ大尉」
俺が何か言おうとするのを、大尉は片手を振って押しとどめた。
「すべては後でだ、軍曹。第三小隊の残りを指揮しろ。すぐに連中がやってくる」
 俺は月の地平線へと視線を向けた。奴らが見えた。地平線のむこうからやってくる、目下のところの人類の敵の姿が見えた。
 奴らが。ロボット達が。アンドロイド達が。メイドロボ達が。
 限界高度まで降りてきたオービタルダンサーが爆撃を開始したのが合図になった。
 俺は銃を構えると固定錨を打ちこんだ。

 ポール=ラインバーガー私案は、二人がすでに名を成した『重鎮』研究者であったこともあって、発表後に広範囲からの反響を得た。私案は複数の科学者と技術者に叩かれることでその完成度を高めていった。
 航空宇宙産業に色気を持っていた企業グループと宇宙開発における地盤沈下を愁いていたアメリカが資金を出し合って行なった小規模な実験は、実に興味深い結果を出した。各国、各企業間での調整が水面下で速やかに行なわれて、私案発表から数年後には最初のアンドロイド支援衛星が月軌道上にあげられていた。
 要は人海戦術だった。高度な状況判断能力と(ある意味で)究極の汎用マニピュレータを持った自律機械が、ただ市場原理に敗れたというだけで企業の倉庫の中で眠っているのだ。これを使わない手はなかった。
 最低限のメンテナンスをされたロボット/アンドロイド/レプリカント/メイドロボが続々と月面に送り込まれた。そこで行なわれるのは重機が登場する以前の大型建築そのものだった。
 百万を超える人型機械が、その手と原始的な道具だけを用いて人類初の地球外植民地を築いていくのだ。一種異様な光景だった。
 建築資材のほかには何の支援も与えられない『奴ら』は機能の劣化をパラメータの変動と互換性のある機体間での共食いによって防ごうとした。奴隷労働と同族食いだ。
 個々の行動は混沌を極めていたが、全体では一つの意思の元に働いていた。蟻や蜂の行動様式だった。
 月のいくつかの海に最初の恒常基地が建設されて、月の裏側には巨大な電波望遠鏡が魔法のように出現した。
 そして月面に人間が常駐するようになって一年もしないうちに、アンドロイド達は発狂
した。

___________________________________________
まぁこんな感じです。アンドロイド企業名はヤバめなので変えようかとも思っています。どんなもんでしょう。

1025イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/05(木) 23:46:47
 3、4節の背景説明が助長に過ぎないかな? 直接ストーリに関係無い背景なんだから、
説明したい衝動はグッと抑えて、5節めのメイン・ストーリに戻した方が良い。
 世界観を表すとは設定を並べるのでは無く、雰囲気を匂わせる描写の事だよ。
 逆に「国連の月面強襲作戦」は何をしに来たのかな? 遠大な世界の構造を語るよりも、
先に主人公達の目的や行動を書いた方が読者のストレスが少ないと思う。

1026ちょい長め:2006/01/06(金) 00:45:38
おおっといきなり適切な指摘。
第四節あたりをダイエットさせつつ饒舌に状況を説明させる……
へへへ、挑戦しがいのある問題だぜ。

ありがとうございます。

1027イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/06(金) 02:18:47
一文が長杉で読みづらい。

1028イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/06(金) 22:52:33
−−−−−−−−−1−−−−−−−−−2−−−−−−−−−3−−−−−−−−−4−−
 それは有るな。代表的なライトノベルを何冊か手に取って読んで欲しい。例えば今オレの
手元に有る物は一枚辺り、つまり2p又は見開きで42文字×34行に成っている。そして3行以上
続く文は殆ど無い。
 こんな風に一反区切る訳だ。

1029ちょい長め:2006/01/07(土) 02:16:24
さすがに一文が長すぎとかは考えてなかった。
自分で読むと繰り返し直しを入れた分するする読めるので気付かないんよ。
一般小説への移行を考えるか、ぶつぶつ切るか。
へへへ、挑戦しがいのある問題だぜ。

ありがとうございます。

1030イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 11:36:39
ラノベ的文体とはやや違うが、悪くないと思う。
このスレで読んだ中ではいい方では。
書き上げたら徳間あたりに送ってみれば?

1031イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 21:34:16
>その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。

という前提で批評してる訳だから、盲目的に受け入れれば良いという訳じゃ無いしね。
此方の手元に有る「TWELVE Y.O.」ではその位の長文は当たり前だし、専門用語や設定も
詳細で量も多い。
でもやっぱり、戦闘描写→背景説明→戦闘描写→背景説明では、折角の迫力を損ねるかと。

1032イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 22:54:57
実際、読者がどう取るかだよな>長文

読者を“信用”しすぎて、長文たらたら書いて読者の気が滅入ったらアウト
読者を舐めてかかって文を区切りまくって持ち味殺すのも微妙

いかに対象の読者レベルを読むかだよな

1033イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/09(月) 10:22:01
ベトナムの気候を書けと言ったが、
暑くて湿っぽい気候なんてのは言われるだけならない方が良い。
そして描写が全然足りてない。文章の長さの話じゃなくてね。
気候の話も同じこと、読者がベトナムに居るように錯覚する文章を書け。
まず、何を書きたいのか、書かなければいけないのかってのをしっかり定めて書いたほうが良いと思う。
背景が書割りで良いと言うなら、そんなん気にする必要もないと思うけど。

1034イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/10(火) 02:24:02
ひょっとして推敲で騒いでたのも君かな?

1035イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:14:39
近所から誘導されてきました。
時間があれば批評などしてくれるとありがたいです。

(妹暴行、そして殺害)

俺は仰向けに倒れこんだ妹に馬乗りになる。
妹の腹部に体重を預けた瞬間、呻る様に妹の口から悲鳴が漏れた。
それで少し我に返りそうになった。しかし俺の目下にある、妹の表情がそれをさせなかった―
哀願と憎悪が、ショッキングな色の絵の具を混ぜた瞬間みたいに、混濁した表情。
そのマーブルは群青になって俺の心に流れ込んできた。
昔見た付録の安っぽい3Dメガネを通してみた世界が目の前に広がる。
―うわぁ、なにもかも、おもちゃみたいだ。
そして気に食わないおもちゃを叩きつけるように、目の前の妹の顔を、殴ってみた。
ぐにゃり、と世界と一緒に妹の顔がひしゃげた。うわ、なんかおもしれー。
ひしゃげる感じが楽しくて、もう一発―。ぐにゃり。うひゃひゃ。
おもしれー。おもしれー。殴れば殴るほど周りも俺も一緒にぐにゃぐにゃになって
妹の顔もぐちゃぐちゃになって赤い血がいっぱい飛び散って。その赤がまた世界の色
ぐちょぐちょ混ざって。色んな絵の具を足した水彩画セットの水バケツみたいだ。
どれぐらいかき混ぜたんだろう。世界も俺も妹も、もう何色か分らなくなってきた。
だけど俺はまだかき混ぜ足りなくて、もっと強くかき混ぜようと、拳に力を込めた。
その瞬間。パチャ、っと水を零したような音がした。唐突に世界が単一色になる。
それはすべての色を混ぜた最後、黒い赤。俺の血の色だった。
「う―、あ?」
なぜか冷静に、我ながらずいぶん間抜けな悲鳴だ、と思った。
手でゆっくり黒い赤を掬い上げた。プシューっていってる。
俺の腹から出ていた。そこには銀色のナイフ。妹の白い手が突き立てていた。
「なん、で?」
また、パチャ、と水音。俺の身体が自分の血溜に倒れた音。
そのまま水底に沈んでいく気がした。水面に目をやれば、さっきとは逆の構図、
妹が俺を目下に見下ろしている。妹は何故か笑っていた。
そして本当にゆっくりと妹が右手を振りかざす。黒光りしたハンマーが握られていた。
ハンマーが頂上にかざされた瞬間、妹の顔から、ニタリ、と音がした気がした。
―さようなら、〝お に い ち ゃ ん〟
鉄が弾ける硬い音がして、俺は、深い深い、常の闇に、落ちていった。
―今度は、ワタシが、かき混ぜるばん

1036イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:27:43
自分では理解できている描写が結果として抜け落ちてるので、唐突に感じる部分がいくつかある。
あと、一人称で書く場合は描写の言葉も、視点のキャラのレベルである必要がある。
例えば、チンピラDQNの視点で妙に文学ちっくな表現があっちゃヘンでしょということ。

色で纏めたのは結構よさげ。
せっかくなんで、もう少し色の表現に凝ってみてもいいかもしれん。
その場合、俺がそういうのにある程度詳しいという条件が必要になるけど。

10371035:2006/01/16(月) 23:39:50
>>1036
唐突な感じ……確かに良く受ける指摘です。描写不足ということでしょうか。
次はもう少し過剰装飾にしてみよう
人称もやっぱりそこまで考えないと駄目なんですね。特に一人称は難しい。
一人称にうかつに挑んだ自分に反省↓
色の表現は自分の武器にするつもりです。仰るとおり「色」の表現の習作です。
もっと勉強して一つの武器にしたい……
ありがとうございました!オス!

1038イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:44:36
擬音が多いのもわざとだよね?
色と擬音で表現されてるように感じられたけど。
擬音が癖なら勘違いかな。

主人公の感覚表現が少ないのかな。されたときの表現っちゅうか。

腹を刺されたとき、血が見えたんだと思うけど馬乗りになってたら見えないんじゃ
ないかと思ってしまった。
俺の血の黒に染まる妹、何故?
とかの方がいいような。
刺されて目が眩んだっていうのなら俺の読み間違い。

10391035:2006/01/16(月) 23:51:38
>>1038
擬音も音もわざとです。が、そんな質問が返ってくるってことは意図が反映
されていないということで……orz主人公の感覚表現も色や音で表現した
つもりでしたが、全然レベルに達してないってことですね。とほほ……。
確かに情景をイメージすれば妹が血に染まった方が自然ですね。
レベルアップに努めます。ありがとうございました!

1040イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:53:11
>>1037
描写不足というよりも、むしろ視点の混乱かと。

例えば、>それはすべての色を混ぜた最後、黒い赤。俺の血の色だった。
の部分。
これは時系列に並べると、刺される→血が出る→俺がその事に気がつく。
となる。
けれど、妹の血が飛び散ってる状態で、果たして「俺」は自分の血だけを見て、それが自分の血と気がつけるか?
という問題。
これは神の視点では刺されたのは自明で、それをそのまま「俺」がその視点を継承してしまっているから生じてくる。

蛇足。
色に拘るなら、「俺」を美大生とか美術コースの高校生とかいう風にして、刺さってるナイフを美術に縁のある凶器とかにすると面白いんでないかと。

10411035:2006/01/17(火) 00:00:10
>>1040
あーなるほど。一人称であれば「伝わるべき」情報を必要十分に伝達できて
いないということですかね。そしてそれは一人称だから伝わる情報で
なければいけない、「神」の介入は厳禁、と。一人称はむつかしいです……
でもキャラを掘り下げる勉強にはなりそうです。
美術館系の凶器……素直に小刀かな?へらかな?

1042イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 00:42:18
へらで色を塗るのさ。
部屋がキャンバス。
妹の血や肌の色、皮や洋服を切り裂いて色を作り絵を描くんだ。

1043イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 00:49:55
確か一種の失調症で、他人の感情に応じて色彩を観る人間ってのが居たはず。
TVを観ていても、主人公や脇役の感情の変化に合わせて、フィルターが掛かったり
視界に色が走ったりするそうな。
怒りで目が眩むとか赤く染まるって、自分の感情に連動したのでは無く、他人の感情に
連動している辺りがミソだね。
上遠野氏みたいに、各色毎に何を暗示するか決めておいて、描写に使うのも面白いかも。

10441035:2006/01/17(火) 18:20:55
>>1042
がーん!ホラーって苦手で読んだことないのですが
そこまでやらないとダメですか?(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>1043
それはそのまんまラノベに使えそうな話ですね。「色」って人の感情に
すごい関係があるって読んだことがあるけど、その失調症の人は脳の
「色」を司る場所と「世界」が繋がったのですかね?すげぇ。
ブギーポップ、有名すぎて逆に避けてしまっていたのですけど読んでみます。
「色」は使い古されているけどまだ追及の予知がありそうです。
ありがとうございます。

1045イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 21:26:46
渡瀬のパラサイトムーン(だっけ?)でそんなキャラがいたような。

1046イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 19:58:31
文章途中の単語の詳細説明を入れる時、
(単語)――(詳細) という使い方をすると思うんだけど
 (例:私の父――小泉純)

この時、詳細が単語なら
・私の父――小泉純は外科医であった
という風に使って、詳細が文章なら
・私の父――この土地の地主である小泉純――は外科医であった

となんとなーく使い分けてるんだけど、使い方変?普通?そもそも気にする必要無い?

1047小泉孝太郎:2006/01/18(水) 20:08:48
間を空けたい時はそれでも良いけれど、普通はこう書くんじゃ無いか?

 ・私の父――小泉純は外科医であった
         ↓
 ・私の父、小泉純一郎は総理であった

1048イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:17:57
そういうのは、書き手の腕の見せ所だろう。

1049イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:21:42
ただ「―」はあんまり使いすぎると文章が間延びするので注意が必要かと。

1050イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:28:50
>>1047-1049
即レスさんくす。
変では無いけどやっぱバランス的な問題、って所か。
確かにその前後の――とか句読点次第でうっとおしくなりそうだね。

1051イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/19(木) 03:05:47
俺の場合、ダッシュでくくる時はその場だとあまり必要のない説明を使うな。

例えばこんな感じか。
・この土地の地主である小泉純は――私が嫌悪している父なのだが――外科医でもあった。

1052那賀 健比古:2006/01/19(木) 23:38:28
 通常は挿入に使っていますが、人によっては間合いを空けるのに使いますね。
参考用に買った古橋秀之氏の「ブラッドジャケット」のP15ではこうです。

 瀟洒な調度の数々に彩られた広い室内、玉座のようなソファに腰掛けた美貌の青年−−〈ロ
 ングファング〉を取り巻くように、イブニングドレスの美女(いずれもミズ・ユニバース級
 だ)が十数人、妖艶な笑みの端に牙をのぞかせて立っている。

 ここでは挿入と言うか注釈に()を使っていますが、他のページでは−− −−で
やはり挿入文に使う事が多い様です。

1053イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/20(金) 00:43:36
なんかその抽出文章だけ見るととてもプロとは思えないなw
美女の表現にミズ・ユニバース
カッコが多くて読みづらいし
まさにラノベ作家、って感じだな

俺のバイブル「竜馬がゆく」では文中より会話の中がほとんどだな
読みようによっては間を空けているような気もするし、逆に前後の間が無いことを示している気もする。
難しいのぅ

1054イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/21(土) 17:46:44
ここはラノベ・スレなんだし、表現の多様化に挑戦しても良いのでは?
秋山氏のように、1ページ半分を空白にして「海が、」って書いたプロも居る。
そしてどちらもラノベ作家として高い評価を受けているんだ。

1055避難所3717:2006/01/21(土) 22:06:59
皆様お疲れ様です。
少し長い話を書こうと思うのですが、オープニングがどうもうまくいきませぬ。
曝してみるので、どうか忌憚無きアドバイスをお願いします。

それは空への階段 
手を伸ばしたら指の隙間から蒼の溢れる青い空
手を伸ばしても届かない でもそれは蒼でつながっている
みんな同じ空で繋がっている 同じ蒼を見ている
だから私は世界がとても好き 愛しています
同じ空を見ている貴方を あいしています

 無限に広がっているような、そんな錯覚に陥る空に包まれた学校の屋上。蒼野由紀歌という
少女はそこで詩を詠っていた。由紀歌は干したての布団のような、柔らかい、暖かい声で空に
向かって詩を捧げていた。天を仰ぎ、祈るように、小さな身体をゆっくりと揺らして。
時々細い両手を広げて、詠う様は、世界を抱擁しているようだ。そしてその詩も、
世界への愛しさで溢れかえっていた。

涙が出そうなときは空を見上げる 貴方も同じ空を見ていると思うから
嬉しいことがあった時は空を見上げる 貴方も同じ空を見ていると思うから
私と貴方は 空で繋がっている 届かない蒼でつながっている
果ての無い蒼で繋がっている 
それは空への階段 貴方を愛することで私は空へ上っていく

 少年がその詩を隣で聞いていた。少年は仰向けに寝そべっていた。彩った青が空を包む様に、
彼は由紀歌の歌に身を寄せていた。由紀歌の詩を聞いていると、見上げた空が自分を赦してくれる
ような気がした。すべての業から、放たれたように感じた。
 それは錯覚であることを少年はよく知っていた。生きることは業を背負うことだと彼は思っていた。
だけどそれでもすべてを愛したいと願っている。そんな由紀歌という少女を少年は愛していた。
少年にとっては由紀歌が空だった。手を伸ばしても届かない空。だけど同じ空を見ていると思うから、
少年も世界を愛したいと思った。
 空が広がっていた。どこまでも、どこまでも無限に広がる蒼。手を伸ばせば届く様な気がして、
そっとそっと空に手を伸ばす。指の隙間からは、空が漏れていた。掴めないのがわかっていても、
少年は手をそっと握り締めた。

1056イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 00:09:25
>>1055
うん、まぁ、オープニングならこんなもんじゃね?
少年の業ってのも気になるし。
いい感じだとは思う。

そうねぇ。

空を抱く少女と空に手が届かない少年。
この二人をもっと対称的に書いてみたらどうかな?

あとは

>それは空への階段 
>手を伸ばしたら指の隙間から蒼の溢れる青い空
>手を伸ばしても届かない でもそれは蒼でつながっている
>みんな同じ空で繋がっている 同じ蒼を見ている



>だから私は世界がとても好き 愛しています
>同じ空を見ている貴方を あいしています

とで口調が変わってるよな。
なんでかな?
それと
>同じ空を見ている貴方を あいしています
愛じゃなくて「あい」なのは何か意図してのことかな?
物語に関わってくる表現ならいいけど、違うなら「愛してます」に統一したほうがいい

ぱっと見て俺が思いついたのはこんなとこ

1057イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 00:19:16
>>1055
もし新人賞に応募する気なら、適度かつ効果的な改行を覚えた方が良い。
縦書きと横書きだと感じる読みやすさが全然違うから。
この文章、たぶん縦書きで読むと物凄く読みづらいはず。
 
詩的表現はリズミカルに読んでもらわないと意味がないので、
例を挙げると
1.短文(キャラの動作・行動を簡潔に示す)
2.長文(詩的な比喩を滔々と重ねて雰囲気を作る)
3.短文(……
といったように「読みやすいポイント/最低限読んでもらわないといけないポイント」
を考えて文章を作っていくと良いよ。
 
文章を飾る『足し算』は知ってると思うから、
今度は、簡潔な文章で効果的に内容を伝える『引き算』を頑張ってみよう。

「描写・表現を書くためにストーリー・シーンを作る」という考え方から、
「ストーリー・シーンを語るために描写・表現を考える」という考え方にシフトしていこう。
修飾過多な人には、往々にしてそういう傾向が見られるから、もし思い当たるフシがあったら気を付けて!

1058避難所3717:2006/01/22(日) 00:21:32
>>1056
レスありがとうございます!
そうですね。せっかくのオープニングなら綺麗に見せるのに対比をもっと
しっかりと使ったほうが効果的かも。なんか想像力掻き立てられます。
「愛」と「あい」の使い分けは狙いがあります。若干でも「ん?」って
思ってもらえれば第一関門通過かなぁ。ふふふ(自己満足)
でも文中詩の口調が変わっているのは……すいません意識不足ですorz
考えすぎて書けなくなってたので一回フィーリングで書いてみたんです。
こうやって第三者に注意してもらってやっと、はっ、とできるのだから
未熟だ。読み直したのになぁ。
ありがとうございます。拳を胸の前で合わせて、感謝の意を、です。

10591056:2006/01/22(日) 00:30:56
「あい」に意図があるなら、そうした意図を強調する意味で
「アイしてます」とカタカナにするのはよくある手法だ。
意図があるかないかで迷ったからね。
本当の意味の語感とかによるけど、使ってみるとよいかも。

あと>>1057の改行に関しては俺も同意。
文章の形まで計算に入れるんだ。
どうすれば見やすくなるか。読みやすくなるか。

1060避難所3717:2006/01/22(日) 00:38:54
>>1057
改行の効果的ポイントは勉強すれば何とかなりそうですが、「リズム」は
もっと訓練しないとおっしゃる意図で使えない気がしました。がんばり所ですね。
実は漏れの小説「リズム」はすごい武器にしたいポイントなんです。詩的表現が
好きだし、韻を踏んだ文章が好きなんです。ただ勢いで書くのでどうしても
修飾過多になり気味で……あと「描写は多いほうがいい」って思ってました。
動きの大きいパフォーマンスを洗練していく過程を少し意識してみます。
短文⇒長文⇒短文も、意識して推敲してみます。詩はキーだからもっと
強化しないと。ありがとうございます!勉強になりました。

1061避難所3717:2006/01/22(日) 00:46:43
>>1056
「文章の形まで計算に入れるんだ」
むぅ……何かツボに入りましたそのセリフ。すごいかっこいい。
でも実践できるかなー(汗)見やすい、読みやすいなんて基本なはずなのに
考えるとなんか良くわからなくなりそうです。「文章を書く」って入り口
に立ったことを喜んでいたらいきなり鉄門。がんばろう。うん。

1062怪の人:2006/01/22(日) 00:54:22
>>3717さんが批評受けてるところすいません
冒頭、主人公が朝飯食ってるところ(以前、空手が非合理的とか言ってたあれ)について相談です
次のうちのどれが入って行きやすいでしょうか……
物語の一行目なんでちょっと迷い中です

―――――――――
朝はコーヒー牛乳を。それは伊武沢利佳が十年来続けてきた習慣である。

―――――――――
コーヒー牛乳を一杯。伊武沢利佳の朝はここから始まる。

―――――――――
ちなみに前者は作品タイトルをそのまま引用してます

1063イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 00:57:47
>>1062
前者の方が流れる感じでいいと思います。

1064怪の人:2006/01/22(日) 01:04:20
>>1063
やっぱり前者かあ……
ていうかインパクトか文章への入りやすさは感じます?

以前、一行目でハートを掴めと友人に言われて以来一行目が気になって気になって……

1065避難所3717:2006/01/22(日) 01:07:50
>>怪の人
では僭越ながら意見を。
二つの文章は与える情報がまったく違うと思うのです
前者(朝は〜)は伊武沢利佳の「習慣」とか「繰り返される生活」
みたいな「過去からずっと続けていること」を伝える印象が強いです。
後者は(コーヒー〜)は伊武沢利佳の「生活習慣」や「くせ」みたいに
「今の在り方」を伝える為のきっかけに見えます。
コーヒー牛乳とヒロインの組み合わせは個人的には「おお!」って感じなので
どちらの出だしでも引っ張れると思いますが、この問題は、この後に続く
文章次第、ではないでしょうか?ありきたりですみませぬが。
それでも「どちらかを」と仰るならば前者です。単純にタイトルとつなげる
のは読者に最初の「発見」を与えやすい有効な技法だと思います。
……しつこいですが。
美しい女子とコーヒー牛乳。
それだけでご飯三杯いけますた。ごちそうさまでした。

1066怪の人:2006/01/22(日) 01:20:09
>>1065
この後は優香(妹)が「よく飽きないね。てか不味くない?」とか言ってきて、プチ喧嘩です。

ちなみに外見的には
―――――――――
ところどころがはねている髪をいじりながら、書類に目を通す
―――――――――
牛乳瓶の底と言っても差し支えの無いメガネをかけ、須藤に向き直った。
―――――――――
こんな感じで「おめかし?なにそれおいしいの?」的研究一筋25歳処女だったり。
あと表主人公だったり。
それはともかく前者で行ってみます。

1067避難所3717:2006/01/22(日) 01:32:07
>>怪の人
いい!!超好み!彼女にしたい!マジで。猫に「ガロア」ってつけてる
数学マニアな女性をを想像しました。きっと怪の人が考えてる話とは
違う方向になるのでしょうが、沢利佳の萌を追求してほしいなぁ。
興味あるので機会あれば是非また拝読させてください。

1068イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 01:52:31
>猫に「ガロア」
なかなかサディスティックさが見え隠れするネーミングですな。
 
*エヴァリスト・ガロア=
当時の数学界最高峰の論文を提出するも、担当官のミスにより紛失。脚光浴びれず。
有名な数学校に入学するも、革命運動に参加したため退学処分。脚光浴びれず。
数学大賞に応募するべく論文を執筆するが、審査員逝去の際に論文喪失。脚光浴びれず。
内容的に素晴らしいことこの上ないはずの業績を一切認められぬまま、二十歳で夭折。生前ついに脚光浴びれず。
数学史上でも指折りの、不幸な男です。

1069怪の人:2006/01/22(日) 01:53:30
ちなみに、正しい読みは伊武沢(いぶさわ) 利佳(りか)です
で、生物学マニア。さらに言うと博士号持ち。

1070イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 10:40:56
もちろん、博士号は複数所持だよな?

1071怪の人:2006/01/22(日) 14:47:31
>>1070
一応、爬虫類学と哺乳類学の博士号は持ってます

爬虫類(らしきもの)と哺乳類(らしきもの)のアドバイスを求められるところから物語が始まるので

1072イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 17:28:12
>>1071
最近は博士(理学)とか博士(医学)という表記になってるんで気をつけるよろし。
ところで25だと、スキップしてないと博士ムリなんじゃ?
筑波とかなら、ギリギリ間に合うのかな?

1073怪の人:2006/01/22(日) 20:06:59
>>1072
可愛がってくれてる教授が推薦してくれた設定
主人公の年齢をこれ以上年齢上げるとラノベとして難しい……
かと言って下げるのもあれだから、院卒+一年で妥協

1074イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 20:07:55
大学院−Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E8%AA%B2%E7%A8%8B
国内では25歳で博士号二つは難しそうです。
もっとも漫画的表現の許されるラノベですから、その優秀さを端的に示すガジェットに、
そう目くじら立てる人は余り居ないでしょうが。

1075イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 20:39:44
>>1073
その院卒だと、修士課程しか出てないことになるんじゃまいか?
海外留学とかさせて、帰ってきますたとかの方がハッタリとぼかしが効いていい方な気がする。

1076イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 22:20:26
>>1075
海外だと飛び級もありますしね。高校生ぐらいで大学入学していれば
25歳で博士号二つもってても不自然じゃないかも。すげー天才だ。
浮世離れした感じを出すのにもいいファクターかも。
……やっぱり飼ってるペットは爬虫類かな?名前は王道でダーウィン。

1077イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 22:33:40
俺的には天才と言えばドギー・ハウザー

1078イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 22:43:46
天才少年ですな

1079怪の人:2006/01/22(日) 23:40:38
>>1074
優秀さも示したいけど、
怪獣出現→専門家を呼べ→主人公呼ばれるの流れが欲しいんで……
>>1075>>1076
やっぱり海外留学設定が自然かな
ちょっと海外での博士号取得について調べてみる

1080イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/23(月) 01:06:51
三十路の主人公でもいいじゃn(ry

1081怪の人:2006/01/23(月) 01:14:34
>>1080
三十路主人公(♀・処女)に萌える読者が多いなら考える

1082イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/23(月) 01:23:29


1083那賀 健比古:2006/01/23(月) 01:53:00
>>1035氏へ、面白い話を見つけたのでリンクを張っておきます。見つけたのは、
私がネタ元として重宝している「Hotwired Japan」の「Wired News」です。
>>1043氏の話題は「共感覚」と呼ばれている様です。

 ・「言葉や音に色が見える――共感覚の世界」
  http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20020325306.html
 ・「VRもオーラも「共感覚」の一種?」
  http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050309301.html

更に「共感覚」で検索してみると、こんな専門的な説明も見つけました。

 ・「脳の構造と共感覚および意識」
  http://www.ccad.sccs.chukyo-u.ac.jp/~mito/yamada/chap2/

興味がお有りでしたら、ご自分で調べてみると面白いかも知れません。
 
 ・「[共感覚] goo ウェブ検索結果」
  http://search.goo.ne.jp/web.jsp?MT=%B6%A6%B4%B6%B3%D0&type=stick&PT=stick

1084怪の人:2006/01/23(月) 02:00:06
>>1082
残念なお知らせが

さっきリアルで
年下の女友達「ごめん、おばさんくさくて」
って言われて萌えたので時代は「体は少女、心は三十路」に確定しました

1085イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/23(月) 02:55:14
初めまして。
以前からこちらを拝見してたのですが、今回自分の書いたものを批評して戴きたくレス致しました。

オリジナルで話を書くのはこれが初めてなので酷いことになっていると思いますが、読んで頂けると光栄です。

話を書くにあたり注意するべき点なども是非教えて下さい。

では、晒させて戴きます。










「ねえクラウス、やっと扉が開くみたいだね」

上級貴族を思わせる気品を漂わせた身のこなしで、少年は暗がりから文字通り『現れた』。

「昨日の夜から僕興奮しっぱなしなんだ。君も解るだろ?身を裂くようなゾクッとする感覚。こんなに落ち着かないのは久し振りだよ」

天井の小窓からの月明かりに照らされた肌は青白く、闇と僅かな光に見え隠れする顔立ちは厳密に計算されたかのように美しい。

それはまるで古の美の国で賞賛されていた彫刻家の最高傑作のようだ。

それに対して、クラウスと呼ばれた男の風貌は月光が当たらない為窺うことができない。

彼は闇から響いた声に特別驚いた様子もなく、久しく閉ざされた扉から誰からも褒め称えられるであろう美貌の少年へと視線だけを持っていく。

「ルドヴィーク、君と一緒になどされたくないんだが。私は至って平静だ。……最後に扉が開いたのは西が滅びた年だったから百年程前になるかね。あのときは扉を抜ける者が後を絶たなかったから君は大いに愉しんでいたから覚えているだろう」

「そんな昔のこと忘れちゃったよ。どんなに愉しくても過去は過去だからね。今が暇じゃ何の足しにもならないよ。思い出すだけ無駄ってものさ」

肩を竦めた少年はクラウスの横にある文字飾りの施された扉へと歩み寄り、そこに掌をついた。

するとそこにはオーロラのような帯の形を成した光が現れ、彼を包む。

ルドヴィークはその光を見やることなく瞳を閉じ、深呼吸する。

半時ほどその状態で動作の無い彼だったが、何か発見をしたのか急に瞳を見開き扉から手を離した。






中途半端で申し訳ありません。

読んで戴きありがとうございました。

批評・感想など戴けたら幸いです。

1086避難所3717=1035:2006/01/23(月) 19:05:09
>>1083
おー!丁度もっと「色」に拘った描写入れたいと思っていたのです!
匂いも文字も「色」になる感覚は「色」を駆使した描写にも通じるものがあるかと。
共感覚を持たない普通の人が漏れの文章を読んで、世界が「色」と「音」で
満ち溢れている事を体感してくれたらいいなぁ。文章が知覚を交代させる、みたいな。
読み物としても面白かったです。那賀 健比古さん、ありがとうございました。
>>怪の人
……「身体はちょっと中年、心は乙女」も萌えますよ。
っていうか>>1081 )ノ

1087避難所3717:2006/01/23(月) 19:35:29
連投スミマセヌ
>>1085
未熟者の雑感でよければ。参考になれば幸いです。

・響きのかっこいい言葉を並べただけ、という印象を強く持ちました。
読者に「何を伝えたいか」という意識をもっと持ったほうがいいと思います。
『いつ・どこ』で『なに』が起こって、『どんなキャラ』が『何のため』に『何をする』のか。
最低限それぐらいはきっちり伝える為の努力をすべきかと。
・セリフの仰々しさに比べて地の文章の描写が薄すぎます。短い文章なのもあると思いますが
どんな場面なのかを想像させるにはもっと書くべきことが沢山あると思います。
上記した事にもかかってくるのですが、最低限「自分が一番伝えたいポイント」
をもっとはっきりさせる工夫が必要ですよ。
・文の繋がりが全般的に唐突です。セリフと地の文の繋がりはもっと意識してもいいと
思います。文章は点ではなくて線で考えるものだと聞きました。「どうしてこの文の
後にこの文が来るのか?」小説の究極系は文字ひとつとして無駄なものは無い
そうです。どんな短い文章でも、常に自分の書く文字の意味を意識するように
してみてはいかがでしょうか。

……すべて漏れも言われたことですが(汗)小難しいことを考えないで
まずは楽しんで沢山書くことが一番だと思います。ただその中で自分の小説への
「目的」に対する意識を高めるだけでも、ちょっと違った感じで書けますよ。
漏れも最近書き始めたばかりです。お互い楽しむ事を忘れず研瑳していければ
いいですね。では雑文乱文失礼しました。

1088イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/24(火) 00:41:40
>>1087

昨日晒してからボーッと読み返して3717さんと同じようなことを感じました。

文が唐突、格好いい言葉……など書いてる自分でおかしいなと首傾げながら、何が引っかかっているのかわからずにいました。

でも1087を読みこれが引っかかってたんだとわかりすっきりです。

適切な批評ありがとうございます。

いつ・どこでなど、何が目的なのか云々についてですが、晒した時点でこれ言われるなと思ってました……気づいてたのにそのまま晒してすいません↓↓

そういうのが抜けてるのは、プロローグ(いつ・どこでetc.)をすっ飛ばし主人公すらいないシーンを晒したためです。

にしてもこれはないな……と思います。
本当に恥ずかしい限りです。

3717さんの言葉を胸にしっかり刻み込み、読んでくれる方に親切なものを書けるよう頑張りたいと思います。

本当にありがとうございました。

パソコンを買って、この只の文の塊をどうにか出来たらまた晒すかもしれません。

その時はまたよろしくお願いいたします。

1089イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/24(火) 02:22:38
>>1087
スルーしようかと思ったんだけどさ。

>未熟者の雑感でよければ。

と前置いたからには、自分の言葉で書きなさい。
きみが書いた内容は全て他人からの受け売りでしょう。
理解と暗記は違います。
ほぼ引用である内容に対してこのような前置きをしたとき、
元の発言者が見たらどう感じると思いますか?

1090避難所3717:2006/01/24(火) 18:24:14
>>1089
……確かに短慮でした。たぶん自分と同じ指摘が当てはまると思って軽い気持ちで
意図的に流用したのですが、それならば文頭は「受け売りですが」などと、人の意見を
受けてのことだとするべきでした。「自分の雑感」ではないですね。
ご指摘ありがとうございます。引用元になって不愉快な思いをされた方は
申し訳ありませんでした。猛省です。
>>1085
こんな他人のふんどしで相撲取るような輩(汗)の意見でよければレス
しますんでまた投下してください。こちらも勉強になるので。

1091イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/25(水) 21:21:53
>>1085
最初の方をちょこっとだけ(・ω・`)もう見てないかな

>上級貴族を思わせる気品を漂わせた身のこなしで、少年は暗がりから文字通り『現れた』。
何をどうやって現れたから「文字通り」なのか伝わらない。身のこなしとか言われても……。もう少し描写が欲しい。

>「昨日の夜から僕興奮しっぱなしなんだ〜
少年とクラウス、どっちが喋ってるのか判らない。たぶん少年だろうけど、もう少しハッキリさせた方がいい。と思う。
と言うのは、前文の「やっと扉が開くみたいだね」に対して「君も解るだろ?」が、会話の目線というか、言葉遣いが違うので同じ人なのかちょっと悩んだ。
「やあクラウス。やっと扉が開くみたいだな」とか「君も解るだろ?クラウス」とか、定石の「と、その少年は言った」とか。

>天井の小窓からの〜
雰囲気に負けてこの文章の変な所に気付いてないっぽ。分解すんね
【天井の小窓からの月明かりに照らされた】【肌は】【青白く、】
【闇と僅かな光に見え隠れする】【顔立ちは】【厳密に計算されたかのように美しい】
【天井の】と【闇と】がほぼ同じ意味。というか同じ情景がイメージできる。
だから俺の脳では
【明かりの照らされた】【肌は】【青白く】
【明かりの照らされた】【顔立ちは】【美しい】と、2回同じ事を聞かされてる気がして(・ω・`)んー ってなる

リライト例
天井の小窓からの僅かな月明かりに見え隠れする肌は青白く、その顔立ちは厳密に計算されたかのように美しい。(長いか)
天井の小窓から漏れ入る僅かな月明かりが彼の顔を照らす。
その肌は青白く、顔立ちは厳密に計算されたかのように美しかった。(文章が美しくない……)
……リライトは他の方にお願いします(・ω・`)

>それに対して、クラウスと呼ばれた男の風貌は月光が当たらない為窺うことができない。
この描写いらない気がする。

雑感
・全体的に無駄描写多い気がします。
・その割に行動を表す描写が少ないので、読んでて沸くイメージが凄く「カクカクしてる」
・もう少し読んでて全体の流れをイメージし易い様に組み立てた方がいいと思います

10921091:2006/01/25(水) 21:48:39
追記
小説を読むとき、言葉を拾ってどういう状況なのかイメージするんですが、
>>1085は、風景が全然思い浮かびません。
風景の描写は多少多くても気にならないので、入れたほうがいいと思います。
必要無い時もあるんですけど、風景描写はイメージの土台ですので。

いらないのは、プロローグ限定で

少年は扉の前に立っていた。
ノブは無く、両開きになっている。
鍵はかかっていないようだ。
(この扉の向こうに……)
彼は両手をそれぞれ左右の戸に添えた。
少し、力を込める。
予想と異なる、ずしりと重い感覚。
少年は深呼吸をしてもう一度、力を込めた。彼の力の限り――
(開け、開け、開けー!)

みたいな、ちょっとポエミィな時ぐらいだと思います。(推敲してないので俺の批評は勘弁w)

1093イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/26(木) 23:35:03
いつもながら的確な助言をご苦労さまです。
宜しければそろそろコテハンでなされては如何でしょう?

10941091:2006/01/28(土) 11:12:35
ん?俺か?(・ω・`)俺はここで批評するの1091がはじめてですよ

1095キャンタマの人:2006/01/30(月) 21:59:24
ちょっと詰まってますorz
ラストの綾華の台詞がこれでいいか不安で……
―――――――――
「舞うは協奏曲、女王のステッキで勝利を奏でる……か」
「なに? 詩人にでも転向するつもり?」
「違うわよ。前、雑誌に載ってた弓江のキャッチフレーズ」
 茶化す綾華に、里香があくまで冷静に答える。
 いつもと明らかに違う里香の反応に、綾華は眉をしかめると、
「……ひょっとして、柄にもなく緊張してる?」
 いぶかしげに問う。
「緊張……じゃないと思う。これが弓江に勝つ最後のチャンスなんだなって思うと、ね……」
 いつもの癖でステッキをくるりと回して、里香は言った。
「……一応聞いておくけど、変な宗教にはまってないでしょうね? 独り言といい、練習中にいきなり暴れ出した時といい」
「え……あ、それは……大会が終わったら話すね」
「? それならいいけど。ところで里香、もう準備しないと。時間でしょ?」
 ちらりと時計を見て、綾華。里香の組のスタート予定時刻まで三十分を切っている。
「……うん、わかってる。準備してくる」
 決意の込められた表情で、頷く里香。すぐにきびすを返して馬房へと走り出す。
「ちょっと里香! だから馬房で走るのは……」
 注意しかけて、綾華はそこで言葉を止めた。
「里香って……あんな大人な女だったっけ?」
 走り去る里香の背中は、いつもよりも大きく、そして頼りがいがあるように見えた。

1096イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/30(月) 22:24:56
>>1095
セリフは生き生きしてて、これだけの文章からでもキャラクターを想像
させるだけの力があると思うよ。正直うらやましい。意味も通じるよ。
でもそれをより生かす為の地の文章の描写が薄すぎやしないか?
例えばだけど
「舞うは協奏曲、女王のステッキで勝利を奏でる……か」
の一語だけでも
「自分に酔うように空に言い放った」「歌う様に呟いた」
みたいにそのセリフの前後の情景を掻き立てる描写がいくらでも付けれる気がする。
逆に言うと、地の文章が薄いからどんな風に各セリフを言ったのか想像しにくい。
よく言えば読者の想像力に任せてる。悪く言うと投げすぎ。
せっかくラストで盛り上げどころなんだから、もっと自分の伝えたいシーンを
書き込めばいい。ちなみに俺ならキャラの感情描写をもっと増やす。

1097キャンタマの人:2006/01/30(月) 22:38:48
>>1096
地の文かorz
推敲の時に気をつけてみる
台詞を誉められたのは素直に嬉しいです
ありがとう!

1098イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 00:51:32
キャンタマの中の人は地の文がうっすい印象がある
ある程度はセリフで補えてるんだけどな
一度、練習用にセリフ数制限して書くのも手かと

1099イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 01:03:28
地の文に限定していうと、
・視点がとっちらかり気味。
・箇条書きに近いぐらいそっけない。

なんで、いきおい地の文は飛ばし読み状態に誘導される。
情景が薄いんで、その場に立ち会っているというよりも誰かから話を後から聞いたみたいな印象を受けてしまう。

1100イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 11:31:29
can玉の人ってラノベを読み始めたのはどの世代?
なんとなくだけど、あほさるや神坂全盛期の「キャラの勢いで読ませるけど、地の文が薄い」描写の影響を受けてる感じがする

1101イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 12:46:23
>「ちょっと里香! だから馬房で走るのは……」
> 注意しかけて、綾華はそこで言葉を止めた。
>「里香って……あんな大人な女だったっけ?」
> 走り去る里香の背中は、いつもよりも大きく、そして頼りがいがあるように見えた

ここにあなたの悪い癖がでてる気がする。
言葉をとめてすぐに真逆のことを言っているから、こちらも疑問符を浮かべてしまう。
で、その後急に綾香の一人称になっていると。
こういう読者に混乱を招く書き方は一個あったら百個あるもんだし、チェックしたほうがいいとおも。

1102キャンタマの人:2006/01/31(火) 23:21:23
>>1101
視点移動か……
昨日本スレで話題になってたことをやるとは流石俺orz
ちょっとリライトしてきます

1103キャンタマの人:2006/01/31(火) 23:57:42
リライト終了。まだ微妙に違和感が……

「舞うは協奏曲、女王のステッキで勝利の歌を奏でる……か」
「なに? 詩人にでも転向するつもり?」
 淡々と飛ぶシンフォニーを見ながら呟いた里香を、綾華が茶化す。
「違うわよ。前、雑誌に載ってた弓江のキャッチフレーズ」
 そんな綾華と対照的に、あくまでも冷静な里香。
 いつもと違うその反応に、綾華は眉をしかめると、
「……ひょっとして、柄にもなく緊張してる?」
 訝しげに問う。
「緊張……じゃないと思う。これが弓江に勝つ最後のチャンスなんだなって思って」
 里香はいつもの癖でステッキをくるりと回すと、苦笑して言った。
 その答えに、綾華は釈然としないものを感じたらしい。
「……一応聞いておくけど、変な宗教にはまってないでしょうね? 独り言といい、練習中にいきなり暴れ出した時といい」
 里香の首もとに指を当てて、問い詰める。
「え……あ、それは……大会が終わったら話すね」
「? それならいいけど。ところで里香、もう準備しないと。時間でしょ?」
 ちらりと時計を見て、綾華。里香の組のスタート予定時刻まで三十分を切っている。
「……わかってる。準備してくる。最後に勝利の歌を奏でさせないためにも、ね」
 里香はなにか決意をしたかのような表情で頷くと、すぐにきびすを返して馬房へと走り出す。
「ちょっと里香! だから馬房で走るのは……」
 注意しかけて、綾華はそこで言葉を止めた。
「あれ……あの子……あんなに大きな後ろ姿だった……?」
 弓江とシンフォニーとが叩き出した本日の最高タイムにわき返る会場に、綾華の小さな声は、すぐに掻き消えた。

1104イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 00:41:57
誰も突っ込まなかったと言うことは、俺が変に読んでるかもしれんが
>「……一応聞いておくけど、変な宗教に〜」
> 里香の首もとに指を当てて、問い詰める。
>「え……あ、それは……大会が終わったら話すね」
>「? それならいいけど。ところで〜」
ここなんすけど
問い詰めて「後で話す」と言った後、「それならいいけど、ところで〜」って
あんまり心配してる様な感じじゃないな、と思った。
「まぁ、信用してるけど」とか「しょうがない、後でちゃんと説明しなさいよ」とか、そういう感じじゃないかなぁ

>大きな後姿だった
ん、りかさん巨大化した?と思ったよw
そこは「あんなにお子様だった(?)里香が頼もしく見えた」って表現したいのかな(キャラわからんので適当)
そこ独り言だし、無理にセリフにしなくて良いと思うけどなぁ。

1105イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 05:11:18
しかし「……」の使いすぎではないか?

1106イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 18:07:09
第4回のSD新人賞の佳作、シャドウライトは……と――を使いまくっていたな
どのページ見ても……――ばっか。
なんじゃこりゃ……とあきれたものだ

1107イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 19:44:20
>>1103
んー、やっぱり登場人物に関する情景描写が少ない気がしますよ。
地の文が「誰かが」「何をした」を少ししか説明してないから
大半の情景をセリフの中身からしか想像できない。
セリフだけで情景を説明しようという意識が強すぎるのかも。

文章は読者に「絵」を想像させるものだと俺は思っているのだけど
想像させたい「絵」をディティールを作り手がいかに細部まで自分で構築
出来ているかが、その為には重要だと思うんだ。
canの人は読者に想像して欲しい「絵」をもっと自分で明確に作りこめば
自然と地の文の描写も厚みが増してくるかと。




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