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仏教大学講座講義集に学ぶ     【御義口伝講義】

116美髯公:2013/11/14(木) 22:05:08

 同時に「貴賤上下をえらばず」一切の人間を七宝塔とみる事ができるかどうか、そうした生命の尊厳に立てるかどうか、が最も重要なのである。今日の
 社会が現世主義に冒されて生命の軽視の風潮に覆われているのを知る時、こうした仏法の生命観がいかに重い意味を持っているかに改めて気づくのである。
 このところ、異常な事件が続発し、しかもその動機が犯罪の凶悪さに比して、余りにも単純な所から、よく“理由なき犯罪”と呼んでいるが、その根因は
 結局の所、自分及び他人の生命の重さを実感できないために起こる、いわば“生命の犯罪”といってよいだろう。生命が病んでいるのである。
 従って、生命それ自体を治療する以外に現代社会の病は治療できない。なればこそ、それはまさしく宗教の分野であり、なかんずく仏法の生命変革の原理に
 立ち戻る以外にないと主張しておきたい。

 我々が展開している創価運動とは、その意味から一人が一人の生命を開く“生命の運動”であり、生命の尊厳観を定着させて行く時代即応の運動であると
 いえる。経済革命、政治革命も必要である。しかし、その根底に人間を人間に即して、生命を生命に即して総体的に捉えながら推し進める人間革命が
 なければ、部分観に陥り徒らに分断と対立を生み、つまる所、生命そのものを軽視する風潮へと流れ込んでしまう事を厳に戒めていきたい。


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