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【リレー】第2回創発キャラトーナメントバトル【part3】

1名無しさん@避難中:2011/07/27(水) 01:06:39 ID:WXKLCzWU0
ここは創発のキャラを使ったトーナメントバトルをリレー形式で行うスレです

《まとめ》
http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/1023.html

《過去スレ》
リレー小説でトーナメントバトル
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/3274/1294915051/
【リレー】第2回創発キャラトーナメントバトル【part2】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/3274/1295684382/

《前大会》
第一回創発トーナメント(ルパン「とんでもねぇ大会だぜジゲ〜ン」)
http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/276.html

111名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 05:28:27 ID:DuYxmvYUO
うひょ〜 キテター!!!

112名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 14:08:52 ID:XM6R063s0
そろそろ予約期限1週間とかに延ばしてもいいと思うんだけどどう?

113名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 22:03:53 ID:r52KO0Bk0
>>107乙!
ついにベスト8が揃ったか
しかし暗躍してるの誰なんだw


3日だろうが7日だろうが書ける人は書くし
踏み倒す人は踏み倒すだろうから自分はどっちでもいい

今夜、予約の取り合いは見られるんだろうかwktk

114名無しさん@避難中:2012/01/22(日) 23:23:54 ID:XM6R063s0
残り少なくなってきたし期間短いと書く人が焦るかなあと思って

wktk

115 ◆bEv7xU6A7Q:2012/01/23(月) 00:00:53 ID:.8NU9qb.0
ハルトvsダイヤ 予約

116名無しさん@避難中:2012/01/23(月) 00:02:22 ID:rUuSRR9g0
きちゃー!

117名無しさん@避難中:2012/01/23(月) 00:03:20 ID:RraPS8T60
wktk

118名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 22:38:16 ID:5cbKSwi20
結局3日なのか7日なのか曖昧なままそろそろ3日

119名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 22:41:15 ID:PyWeQY1w0
もともと遅れてる人もいたし七日でいいんじゃないかw

120名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:11:14 ID:5cbKSwi20
うん、7日でいいよね
と言いつつ後何人か同意をとりたい

呼んでくるか

121名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:36:39 ID:9IkGfzEw0
7日でよろしいかと

122名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:37:44 ID:5tiZ2R860
一週間は切りがいいしよろしいかと

123名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:46:16 ID:8Nyk6ATc0
七日か3日かか。

七日でええんでない?
緩い感じの作者居るなら三日の方が良いと思うけど

124名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:49:41 ID:5cbKSwi20
>>123
別に必ず7日後とか3日後じゃなくて
期限内ならいつでもいいんだよ

125名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:51:48 ID:8Nyk6ATc0
じゃあ七日ですな

126名無しさん@避難中:2012/01/25(水) 23:56:55 ID:5cbKSwi20
よしじゃあ7日で

127名無しさん@避難中:2012/01/26(木) 20:53:14 ID:lmbigEaQO
dkdk

128名無しさん@避難中:2012/01/26(木) 21:07:36 ID:VCYGuzdc0
wkwk

129名無しさん@避難中:2012/01/26(木) 23:31:49 ID:eoR1CY1.0
tktk

130名無しさん@避難中:2012/01/27(金) 01:13:31 ID:f.ASUbRsO
ksks

131名無しさん@避難中:2012/01/27(金) 01:15:49 ID:Zae2OuOM0
占くシュー

132名無しさん@避難中:2012/01/27(金) 04:54:52 ID:K4rn1Aqo0
あべし

133名無しさん@避難中:2012/01/30(月) 00:02:14 ID:VV8ulELw0
今日だなwktk

134名無しさん@避難中:2012/01/30(月) 22:50:34 ID:R.0nzf.s0
dkdk

135名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:16:37 ID:HeJOztNg0
ksks

136名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:30:48 ID:SUalifY.0
シュー

137名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:34:05 ID:HeJOztNg0
やられたー

金曜か土曜と聞いてたので

138名無しさん@避難中:2012/02/04(土) 22:38:09 ID:Nco0dzGg0
まーたぶん今までの中でダントツの作業量ぽいから気長に待ってみようぜw
期限なんてそもそもあって無かったようなもんだしさw

139名無しさん@避難中:2012/02/06(月) 03:17:34 ID:p6q/bLHM0
ksks

140名無しさん@避難中:2012/02/06(月) 05:09:41 ID:H1WM1jnM0
シュー

141名無しさん@避難中:2012/02/15(水) 02:08:48 ID:HCrZbURo0
延長宣言くらいしようぜ? 待つからさ

142名無しさん@避難中:2012/02/15(水) 04:28:08 ID:zp5f4BxY0
あと一枚だそうです。

143名無しさん@避難中:2012/02/17(金) 20:31:58 ID:RNFNjR/QO
緊張してきた

1443回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:07:47 ID:GuYRCsWc0

にっしょく 「そんなそうびでだいじょうぶなのですか?」
ダイヤ 「大丈夫です、問題ありません!」

にっしょく 「……あいてがあいてですからね」


※ ※ ※


ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

アンテナ 「さあ、次の試合はハルトシュラー選手とダイヤモンドダスト選手の対決になりますが
       柏木さん、この試合をどう見ますか?」
柏木 「ん〜これはダイヤ選手、流石に相手が悪すぎるとしか言いようがありません。
      一回戦、二回戦では相性の問題もありダイヤ選手が優勢でしたが
       今度の相手は創発の魔王、ダイヤ選手の能力では正直太刀打ちできないでしょう」
アンテナ 「やはりハルトシュラー選手の有利と」
柏木 「そうなりますね」
アンテナ 「どうやらダイヤ選手には厳しい戦いになりそうですが…それでは選手入場!
       まずは細氷の化身、ダイヤモンドダスト選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

ダイヤ 「色々言われてますが…私の能力とこの聖衣があれば!」 ザッ!

アンテナ 「さあ続いてはこの方、創発の魔王!ハルトシュラー選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

倉刀 「頑張って下さいね師匠!」
ハルト 「………………」
倉刀 「……師匠?」

よし子 「よーし、それじゃー試合開始だー!!!」 ドンッ!!!

ギュオンッッッ!!!!!

ダイヤ 「へッ……!?」

ゴシカァン!!!!!!!

ダイヤ 「きゃああああああああああ!!!」
ハルト 「……ふん」

アンテナ 「おおっとぉ〜〜!!? ハルト選手、いきなりダイヤ選手の黄金聖衣を砕いてしまったー!!!」

ダイヤ 「ちょ、いきなり!? ひとまず逃げなきゃ……」 ザザッ
ハルト 「……遅い!」 ザザザザッッ
ダイヤ 「…は、速すぎ…って、ああああッ!!!」

ドカアアアアン!!!!!!
グシャアアアン!!!!!!
バキイイイイン!!!!!!

アンテナ 「ふ、フルボッコだー!!! ダイヤ選手、一方的にやられてしまっているー!!!」

1453回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:09:39 ID:GuYRCsWc0
※ ※ ※

パチン描き (…あー やっぱうろ覚えのラフ描き装備じゃあんなもんか……)
パチン描き (……っていうかさっきから閣下がこっち睨んでるんですけど……)
パチン描き (やっぱテキトー描きの装備なんかで出場させた事に怒ってるのか……)
パチン描き (やるなら本気出せと…つまり……)

魔王は言っている…ここで終わらせる定めではないと……

ぎゅいいいいいん!!!

「!!!ッああああ、てっ…ぎす速、は…」 ヤイダ
ッンド 「!!!ーだ始開合試ーゃじれそ、しーよ」 子しよ
「ねすまりなうそ」 木柏
「と利有の手選ーラュシトルハりはや」 ナテンア

ぎゅおおおおん……


※ ※ ※


にっしょく 「そんなそうびでだいじょうぶなのですか?」
ダイヤ 「大丈夫です、問題ありま…」
パチンゴミ 「ちょっと待ちんしゃい」 ザッ
にっしょく 「かいちゃ……?」
ダイヤ 「あら、どうしたんですか描いちゃ…」

ジャカカカカ!!!

ダイヤ 「ッ!? え…何を?」
パチンゴミ 「ぐぶッ…さ、これを……」
ダイヤ 「これは…ペンタブ? でも私、絵は……」
パチンゴミ 「いいから、お守りだと思って持っておきなさい…」
ダイヤ 「???」


にっしょく 「……いったいなにをしたのですか、かいちゃ?」
パチンゴミ 「…………」 スゥー…
にっしょく 「え…?」


にっしょく 「かいちゃが…きえた?」

1463回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:13:22 ID:GuYRCsWc0
アンテナ 「まずは細氷の化身、ダイヤモンドダスト選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

ダイヤ (なんでしょうね……この胸のモヤモヤ……)

アンテナ 「さあ続いてはこの方、創発の魔王!ハルトシュラー選手!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!

倉刀 「頑張って下さいね師匠!」
ハルト 「………………」
倉刀 「……師匠?」

よし子 「よーし、それじゃー試合開始だー!!!」 ドンッ!!!

ギュオンッッッ!!!!!

ダイヤ 「……ッ!」

ゴシカァン!!!!!!!

ダイヤ 「くううううッ!!!」
ハルト 「…………」

アンテナ 「おおっとぉ〜〜!!? ハルト選手、いきなりダイヤ選手の黄金聖衣を砕いてしまったー!!!」

ドカアアアアン!!!!!!
グシャアアアン!!!!!!
バキイイイイン!!!!!!

アンテナ 「ふ、フルボッコだー!!! ダイヤ選手、一方的にやられてしまっているー!!!」

ガシッッッ!!!
ハルト 「ッッ!!」

アンテナ 「おおっとダイヤ選手、ハルト選手のパンチを受けとめました!」

グググググググググググググググ…
ビキッ!!!

ハルト 「うぐッ!!!」 バシッッ!!!
ダイヤ 「…………」

アンテナ 「ハルト選手、なんとかダイヤ選手の手を振りほどいた!!!」
柏木 「……どうも様子がおかしいね」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ズッ…ズズッ……ズズズッ……

桃花 「なッ……あれはッ!?」

柏木 「……驚いたね」
アンテナ 「こ、これはどういう事でしょう!? ダイヤ選手の姿が! PBM!戦で描いちゃ選手が描いた極寒怪人の姿に!!?」

ダイヤ? 「その呼び方はやめてくださいますか……?」
ダイヤ? 「わたくしは……氷厳寄生!」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/513/DK2.png

1473回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:15:28 ID:GuYRCsWc0
アンテナ 「なんとぉー!? ダイヤ選手ここでまさかの寄生化!!!
      この試合一体どうなってしまうのでしょうか!?」

※ ※ ※

にっしょく 「だい…や……?」
にじ 「どうしちゃったのダイヤ!? あんな怖い姿……」
いかづち 「ダイヤ……どうしちまったんだよ……ッ」

エル 「ダイヤさん……」
タイダル 「一体……」
テンペスト 「これは……」
たつまき 「ヒャハハ! イカスフォームチェンジじゃねえの!!!」

りゅうせい 「あら、いたのねあんた達」

 「「「…………」」」

※ ※ ※

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ……

アンテナ 「せ、『静止の世界』再び!―っていうかさささささ寒いッ! 先ほどの試合より
       強力な寒波がここ実況席まで来ておりますッ!!!」

よし子 「ウギギギギ……」 カチカチカチカチカチ
ハルト 「…………」

氷厳寄生 「これだけの極低温で顔色ひとつ変えないとは……
       流石は創発の魔王……という事でしょうか?」

氷厳寄生 「でも…先ほどの試合での動きはどうでしょうね…?」

ジャラッ

アンテナ 「ダイヤ選手、砕けた黄金聖衣の破片で何を?―― 」

氷厳寄生 「――『アイスサーベル』!」
ピキーン!

アンテナ 「おお! ダイヤ選手! 聖衣の破片を芯に氷の剣を作りだしたー!!!」

1483回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:16:41 ID:GuYRCsWc0

ハルト 「ふふん、この私に剣で挑むか――」

バババババババババババババッッ!

アンテナ 「おおっと!? ハルト選手の周りに様々な武器の柄が浮かんできましたッ!」
柏木 「あれは前大会で見せた召喚術、『ゲートオブマヨヒガ』――!」

スラッ――

アンテナ 「そしてその中から! 一振りの日本刀を取り出しましたーッ!」

ハルト 「……」

氷厳寄生 「フフフ… ですが寄生であるこのわたくしに普通の武器では通用しませんよ…?」

ハルト 「 だろうな。……貴様、私の目…何故赤いのか分かるか?」

氷厳寄生 「目……? ――まさか!?」

ハルト 「ああ、そのまさかだ」

ズオォォォオオッ!!!

アンテナ 「な、なんとハルト選手ッ! 影を纏った――ダイヤ選手と同じく寄生化だーッ!!!」

氷厳寄生 「…………」

柏木 「ハルト選手はありとあらゆる魔術に精通している… 寄生の秘術を再現するなど容易いでしょう」

氷厳寄生 「剣には剣で、寄生には寄生というわけですね…フフフ……」

ハルト (消滅するかもしれないというのにこの余裕… まだ何か切り札を隠し持っているな )


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

1493回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:18:04 ID:GuYRCsWc0
※ ※ ※ 

ズシャアァッッ!

ハルト 「うぐうッ!!!」

氷厳寄生 「フフフ…、おーほほほ!」

アンテナ 「ハ、ハルト選手、再びダウンッ! 対するダイヤ選手、まったく余裕の表情だーッ!!!」

ザワザワザワ…ッ!

倉刀 「し、師匠が剣で押されているッ!!?」

氷厳寄生 「あなた…まさか自分がいつも通りに動けてると思いますか? 『絶対零度』ですよ」

ハルト 「…………」

氷厳寄生 「こんな環境では筋肉の柔軟性は落ち、関節の可動域も狭くなります
        人は体温の低い状態で最高のパフォーマンスなどできません
        極寒で動きの鈍ったあなたがわたくしの動きについてこれない理由がわかりました?」

ハルト 「ふん、ここはお前の土俵というわけか……ならばッ!」

ビリリリリッ! ジュウウウウウ……

柏木 「シ…シバリング!! すさまじい熱だ…!!!」

 シバリング!!
 寒さなどで体温が下がった際 身震いなどにより熱を発生させ体温を保とうとする生理現象を「シバリング」という――
 ハルトシュラーの「シバリング」は大気を震わせ、絶対零度の中、体温を維持する程の熱を産出していた

氷厳寄生 「フフフ―― シバリングですか… それが幼稚なんですよ」

ハルト 「勘違いするな、ここからが本題だ――」

バオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!

彼方 「……マジかよ」

アンテナ 「ハ、ハルト選手、さらに影を纏い漆黒の闇の姿にッ!!!」
柏木 「『天神化』―――ッ!!!」

1503回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:19:22 ID:GuYRCsWc0
ドドドドドドドドドドドドドドド!!!

アンテナ 「凄まじい熱量ッ! 凄まじい闘気が会場全体に伝わってきますッ!」
柏木 「天神化は速度、攻撃力が跳ね上がる…これは決まりですかね……」

ワアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

氷厳寄生 「…………」

ハルト (これでもなお余裕の表情… その正体、確かめてみるか――ッ!)

倉刀 (師匠が構えた…本気だッ!)

ダッ!!!
ザザザザザザザザザザッ!!!

ギュニュッ!!!

柏木 「縮地!!」

ギュラッ! ザンッ!!!

アンテナ 「ダ、ダイヤ選手の体が両断され――ッ!!!」

ハルト 「春斗魔刃剣 『鍾馗』!!」

倉刀 「 殺ったぞ!!!」


「殺っていません 殺られたのです」


ギンッ! ゴシャッ!!!

ハルト 「カ… ハァ!!」

倉刀 「し、師匠ーーーッ!!!」

氷厳寄生 「ソーダアイス菓子と叫んで斬れば 世界はするりと片付き申す…おーほほほほほほほほほほ!!!」


アンテナ 「な、なんだーッ!? ハルト選手の神速の技でダイヤ選手がやられたと思った直後
       出血し倒れたのはハルト選手の方ッ!!! しかもダイヤ選手は無傷だあーッ!?」

1513回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:22:59 ID:GuYRCsWc0

ハルト 「ちッ……だが今のでわかったぞ」

ハルト 「そのひらひらした袖で隠れて気付かなかったが…それが貴様の切り札か」

氷厳寄生 「ふふふ、ご名答」

ズッ…

アンテナ 「あ、あれはッ…描いちゃ選手の持っていたペンタブ――ッ!?」

氷厳寄生 「今こそ見せましょう、このペンの真の姿を――」

ゴキベキパキベキピキッ!!!

アンテナ 「ぺ、ペンタブが禍々しい形に変形したーッ!?」
柏木 「あれは…ッ! 『邪悪な筆』!!!」

 《邪悪な筆》
 http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/514/JF.png
 古の呪術師が使っていたとされる魔道具。その鋭い爪を使用者に突き刺し血を啜る事で
 自ら動き数々の素晴らしい作品を生み出すという――  しかし、その力で名声を得た代償は高く
 数多の創作者がこの筆に血を吸い尽くされ命を落としていったと言われる。

柏木 (だが……アレは確か……)

氷厳寄生 「正解ですわ、加えてこの寄生の体…いくら血を吸われようとダメージを受けることなく
        使い続けることができるのです…」

ハルト 「なるほどな、その筆で体の欠損部を描いて修復したという訳か」

氷厳寄生 「ええ、そして体を修復するだけではありませんッ!!!」

ジャカカカッ!!!

ダンッ!!!

カイチャ戦闘員1 「ほほほほほ! カイチャー!!!」
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/515/K1.png
カイチャ戦闘員2 「ふはははは! カイチャー!!!」
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/516/K2.png

アンテナ 「カ、カイチャ戦闘員です! PBM!戦で描いちゃ選手が描いたカイチャ戦闘員をダイヤ選手が召喚だー!!!」

1523回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:26:44 ID:GuYRCsWc0
氷厳寄生 「さあ、カイチャ戦闘員共! ハルトシュラーに止めを刺すのです!!!」

カイチャ戦闘員1 「イエッサー!カイチャー!!!」
カイチャ戦闘員2 「幼い少女に手を上げるのは心苦しいカイチャー…これも命令、許せッ!」

アンテナ 「カイチャ戦闘員! ハルト選手にトドメを刺さんと襲い掛かるーッ!!!」

ドゴオオオン!!!

カイチャ戦闘員1・2 「「――ッ!?」」


ハルト 「…ふふん」

カイチャ戦闘員3 「ふふふふふ… カイチャー……」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/517/K3.png
カイチャ戦闘員4 「ぐへへへへ! カイチャー!!!」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/518/K4.png

アンテナ 「な、なんとッ…!!! ハルト選手もカイチャ戦闘員を召喚しましたー!!!」

ハルト 「『邪悪な筆』……それは私も持っていてな……」

ズズズッ…
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/519/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88SD.png

アンテナ 「ハ、ハルト選手も邪悪な筆をとりだしたーッ!!!」

カイチャ戦闘員1 「お、お前達、裏切るんでカイチャー!!?」

カイチャ戦闘員3 「裏切るもなにも…マスターが違うのだから当然の事でカイチャー…」
カイチャ戦闘員4 「へへへ、そういう事でカイチャー! そしてお主等では我々に勝てんッ!!!」

ドカアアアアン!!!!!!
グシャアアアン!!!!!!
バキイイイイン!!!!!!

カイチャ戦闘員1・2 「「おんぶーッ!!!」」

アンテナ 「カイチャ戦闘員3・4! 戦闘員1・2を蹴散らしたーッ!!!」

ハルト 「ふっ」
氷厳寄生 「ちいッ!」

1533回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:29:03 ID:GuYRCsWc0
氷厳寄生 「ならばこれならどうですかッ 来なさいッ『念抹寄生』!!!」

ジャカカカッ!
ドウンッ!!!

念抹寄生 「ジョヤアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/520/NK.png

アンテナ 「ダイヤ選手! 今度は雪の怪物、念抹寄生を召喚してきましたー!!!」

婆盆  「ほほう、しかし念抹は練刀より少し強い程度
      あの魔王に対抗できるほどの力は無い筈だが…」
練刀  「おい、ちょっとまて。聞き捨てならんぞソレ!」

氷厳寄生 「そうでしょうね……ですが!!!」 バッ

ズズズズズッ…!
念抹寄生 「セ…イ……ボ……ォォオオオオオッッ!!!」

アンテナ 「ダ、ダイヤ選手が念抹寄生と融合したーッ!」

氷厳寄生 「念抹は雪の寄生… ならばこのわたくしの能力で念抹を強化すればッ!」
念抹寄生 「クリス!!!マス!!!シュウリョウ!!!!!」

アンテナ 「念抹寄生がダイヤ選手と融合した事でより巨大で禍々しい姿に!!!」

ヒュンッ

ハルト 「ッ!」

ドゴオオオン!!!

ハルト (ちいッ! 速いな…ッ!)

アンテナ 「念抹寄生! 長く巨大な腕をブン回して攻撃ッ! 闘技場が揺れるッ!!!」

ザザザザザザザザザッ!!!
ドウンドウンドウンドウンドウンッッ!!!

アンテナ 「次々と繰り出される豪腕ッ! ハルト選手これを何とかかわしていくッ!!!」

1543回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:29:54 ID:GuYRCsWc0
カイチャ戦闘員3 「マスター…ッ!」
カイチャ戦闘員4 「ぼさっとしてないで我らも行くでカイチャーッ!!!」

ザザザッ!!!

カイチャ戦闘員3 (腕は3本…それさえ砕けば……ッ)

ドゴオンッ!
ガキィィィン!!!

カイチャ戦闘員3 ( 硬い……ッ! なんて硬度ッ! )

アンテナ 「カイチャ戦闘員!足を狙い攻撃しましたがビクともしないー!!!」

氷厳寄生 「わたくしが強化した念抹の体皮は刃を通さない『氷皮(ヒエロ)』!
        それ自体が鎧なのです!! 生半可な攻撃では通用しませんわッ!!!」

カイチャ戦闘員4 「ならばッ!!!」
ダアン!!!

カイチャ戦闘員4 「本体のアンタを直接狙ってやるでカイチャーッ!!!」

アンテナ 「カイチャ戦闘員4!跳び上がってダイヤ選手に攻撃だーッ!!!」

氷厳寄生 「……ッ!」
ガッシン!!!

アンテナ 「ダイヤ選手! なんとかこれをガードッ!!!」

カイチャ戦闘員4 「ふんッ! だがここまで近づけばこっちのモ…ノ……ッ!?」

氷厳寄生 「かかったな アホが!」
ピキーン!!!

アンテナ 「こ、凍っているッ!!! ダイヤ選手、カイチャ戦闘員4を氷漬けにしてしまったーッ!!!」

氷厳寄生 「フゥー…『アイスタイム』……そしてこういう風に砕いてしまうと……」

ガシャァン!!!

カイチャ戦闘員3 「よ…4……ッ!!!」
カイチャ戦闘員4 「コッパミジンコ!!!」

1553回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:31:15 ID:GuYRCsWc0
アンテナ 「か、カイチャ戦闘員4がバラバラに……ッ!!!」

ハルト 「……おい3 命令だ。今すぐよし子を連れて逃げろ」
カイチャ戦闘員3 「し、しかし……」
ハルト 「これから使う技はこの場の者を巻き込みかねん。それにそろそろアイツの体力が持たん」
カイチャ戦闘員3 「了解……」
ザッ

よし子 「あッ!お、おいッ!!!」
カイチャ戦闘員3 「……ここからは…残りの二人に任せましょう……」
よし子 「おまえ……カイチャ口調はどうした」

ハルト (……4の時間稼ぎで半分は仕掛けられた…あとは……)
ズオオオオオオオオオッ!!!

アンテナ 「ハルト選手再び天神化ッ!!!」

ガキイイインッ!!!

氷厳寄生 「ふふふ、無駄ですわ!!!」
アンテナ 「ハルト選手再び剣撃を加えますが効いていないッ!!!」

ドウンドウンドウンドウンッ!!!
ギインッ!ギインッ!!!

アンテナ 「ハルト選手! 念抹の猛攻を避けながら攻撃! しかしやはり通用しないッ!!!」
柏木 (……あの攻撃はダミーだな…本命は……)

ハルト (80……89……)
氷厳寄生 「効かないというんですッ!!!」
ハルト (……100ッ!)

ダアンッ!!!

アンテナ 「ハルト選手! 高く跳び上がったーッ!!!」

ハルト 「―――春斗……百裂拳ッ!!!」

ドゴゴゴゴゴゴゴガガガガガッッ!!!

アンテナ 「なッ!? 闘技場から無数の巨大な石の拳がッ!!! ダイヤ選手に襲い掛かるーッ!!!」

1563回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:32:39 ID:GuYRCsWc0

氷厳寄生 「――――――『アイスエイジ』!!!」

ガキイイイイイイインッ!!!

アンテナ 「ダ、ダイヤ選手! 無数の石の拳を全て凍らせたーッ!!!」
柏木 「―――まだ来るッ!!!」

バリバリバリバリバリッ!!!

ハルト 「――――来たれ、龍」

アンテナ 「ハルト選手!! ダイヤ選手の頭上で黒い稲妻を―――」

ハルト 「――――爆ぜよ、天!!!」


ズガガガガッッ!!!


アンテナ 「ああッ!!!」

ハルト 「グ…ボォ……ッ!?」

氷厳寄生 「『両棘矛(パルチザン)』……おーほほおほほほほほほほ!!!!!」

アンテナ 「止められた…ッ! ダイヤ選手!無数の氷の剣を撃ちだしてきたーッ!!!」

氷厳寄生 「残念でしたわね……垂氷よォ! 銀竹よォ! 力をお貸し!」

ガガガガガガガガガガガガッッ!!!

アンテナ 「攻撃の手を緩めないッ!!!ハルト選手万事休すかァーッ!!?」
氷厳寄生 「雹の嵐でくたばりなさい!」
ハルト 「く…そ…ッ!」

アンテナ 「ハルト選手! 力なく落ち―――」
氷厳寄生 「トドメェッ!!!」

ゴシャァァンッ!!!

アンテナ 「念抹の豪腕がヒットォーッ!!! ハルト選手ッ壁に激突ーッ!!!」

1573回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:34:52 ID:GuYRCsWc0
氷厳寄生 「おーほほほ!!! これが!これが創発の魔王? たいした事ありませんわね!」


ハルト  「ク…クハ…ッ クハハハッ ハハハ!!!」
ザッ!

アンテナ 「ハ、ハルト選手!満身創痍ながら立ち上がりました!!!」
氷厳寄生「…………ッ!」

ハルト 「 楽しい!! こんなに楽しいのは久しぶりだ。貴様を分類A以上の敵と認識する」

氷厳寄生 ( 不死身なのあいつは! 否! 不死身などこの世に存在しません!!
        余裕をかましてるだけでダメージは大きいハズ! )

氷厳寄生 ( 勝てますわ、魔王ハルトシュラーに!!)


ハルト 「拘束制御術式 第3号 第2号 第1号 解放。目前敵の完全沈黙までの間
      能力使用限定解除開始―――」


ハルト 「では教えてやろう、私がなぜ魔王と呼ばれているのかを――」


バリバリバリバリバリバリバリッ!!!
ズドオオオオオオォォンッッ!!!


大怪獣 『 ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッ!!!!!!! 』
http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/521/BKK.png


氷厳寄生 「なッ……!?」
アンテナ 「か、か、怪獣だぁあああ!? ハルト選手、山のように巨大な大怪獣を召喚したー!!!」

倉刀  「師匠…!! あなたは…あなたは一体  何を創ったのですか!!」


大怪獣 『 グガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!』

1583回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:38:43 ID:GuYRCsWc0
※ ※ ※

http://dl7.getuploader.com/g/6%7Csousaku/522/DP1.png

http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/523/DP2.png

http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/524/DP3.png

http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/525/DP4.png

※ ※ ※

1593回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:40:02 ID:GuYRCsWc0
氷厳寄生 「……ふん、大きいだけいい的にしかなりませんわ」
氷厳寄生 「いきますわよ念抹ッ! はああああああああッ!!!」
念抹寄生 「ジョヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」

ピシッピシッピシッ!!!

氷厳寄生 「エターナルフォースブリザードッ!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオッッ!!!

大怪獣 『ガッ……!』
ピキーン!!!

アンテナ 「で、出ましたーッ!『エターナルフォースブリザード』ッ!!!一瞬で相手の周囲の大気ごと凍らせ絶命させる
       まさに一撃必殺の魔法攻撃ですッ! これには巨大な怪獣も参ってしまったかー!!!?」

氷厳寄生 「ふん、あっけない――」

 (クカカカカ……)

氷厳寄生 「――ッ!!!」

 (クカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ)

氷厳寄生 (笑っている……ッ!? そんなッ完全に死んだはずッ!!!)

大怪獣 『 クカカカカカカカカカカカカカカカカカッッッ!!!!!』
バキーン!!!ガラガラガラガラガラガラッ!!!

アンテナ 「き、効いてなかったーッ! 大怪獣、何事もなかったように復活!!!」
氷厳寄生 「あ、ああッ……」

ハルト 「ふふん、じゃあ次はこちらの番だな」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大怪獣 『 カアアァアアアアアアアアアアア――― 』

アンテナ 「だ、大怪獣から巨大なエネルギーが――――」

大怪獣 『 ガンガオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!』

氷厳寄生 「あああああああああああああああああああああ!!!」
カッ!

1603回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:40:48 ID:GuYRCsWc0


                               ヽ`
                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
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  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
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              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!

観客   「うわああああああッ!!!」

アンテナ 「と、とんでもなく強力な熱線!!! 
       今にも会場が吹き飛びそうな…って大丈夫なのコレーッ!!?」


※ ※ ※

ズズズズズズズズズズズズ……

アンテナ 「な、何とか収まったようですが……」

柏木 「…タフな防御壁ですねえ、最も、衝撃の大半はゲートオブマヨヒガに吸収されたようですが……」

アンテナ 「中の二人は……、あ!土煙の中から見えてきました!」

1613回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:41:25 ID:GuYRCsWc0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ハルト  「『誰にも滅ぼされず、全てを滅ぼす者』――」
ハルト  「かつて私は……」
ハルト  「…………」
ハルト  「もういいぞ、消えろ」

大怪獣 『 …… イ……ヤ ダ…… ネ…… 』

ハルト  「…………」

大怪獣 『 ……モット …モット …… 血ノ海ガ見タイ……人ヲ殺シタイッッ!!!』 


ハルト  「 消えろッ!!!」


バシュウウウウッ!!!

 (クカックカカカカカ……… )

ハルト  「…………」


※ ※ ※

ハルト  「………ふん」

氷厳寄生 「ぐッ……ぐうッ!」 グググ

ハルト  「念抹の中に潜り込みブリザードを放つ事である程度ダメージを軽減させたか、
      だが念抹は消し飛び、お前も再生が追い付かないほどのボロ雑巾だ。大ピンチだな」

氷厳寄生 「…まだ…まだですわッ この筆がある限りいくらでも……」

バシッ!!!「あうッ!!!」

ハルト  「これで頼みの綱の筆も失ってしまったな? さあ、どうする?」

氷厳寄生 「ばッ ば……化物ッ!!」
ハルト  「良く言われる。 それと対峙したお前は何だ 人か狗か化物か」

1623回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:42:10 ID:GuYRCsWc0
氷厳寄生 「くッ……さすがは創発の魔王、筆も念抹も失っては もはや勝ち抜きはかないませんが……」

氷厳寄生 「この試合だけは勝たせて頂く!」

ブシューッ!
ビシャァ――ッ

ハルト 「ぬううっ!」

氷厳寄生 「どうですか! この血の目つぶしはッ! 勝った! 死んでくださいッ!」

アンテナ 「ああーッ! 視界を奪われたハルト選手にダイヤ選手の手刀が襲い掛かるーッ!!!」

ドスッ!!!

「「!?」」

氷厳寄生 (抜けない…!! 筋肉で止められた…!?)

ガシッ!

ハルト 「捕まえた、これで見えなくても逃がさない」
ハルト 「殺気を出せばこちらも構える、視界を奪った意味が無いな。
      それに刺すなら首だ…まぁ、ガードしたがな」

アンテナ 「ハルト選手! ダイヤ選手をガッチリとロック! 簡単には抜け出せそうにありません!!!」

氷厳寄生 「ふ…ふふ、何のつもりか知りませんがこの密着状態で『アイスタイム』を使えば――』

ハルト 「―――やってみろ」

ビリリリリリッ!!! ジュウウウウウ!!!

アンテナ 「ハルト選手のシバリング―――ッ!!!」

氷厳寄生 「きゃあああああああああああああああああああッ!!?」

ハルト 「まだまだ上がるぞッ!」

ジュウウウウウウウウウウウウウウウ!!! ボウッ!!!

アンテナ 「ハルト選手さらに白熱化したーッ!!! あ…ダ、ダイヤ選手の体が溶け…ッ」

1633回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:43:16 ID:GuYRCsWc0
ジュウウウウウウウウウウウ!!!

氷厳寄生 「あああああああッ!離しなさいッ!離してッ!あああああああああッ!!!」
ハルト 「お前はよく頑張ったよ……もう、休め」

いかづち 「ダ、ダイヤぁーーーーッッ!!!」

氷厳寄生 「いやああああああああああああああああああああッ!!!」
ボシュウウウウ!!!

ポタッ…ポタッ……

アンテナ 「ダ、ダイヤ選手……消滅……しました……」
柏木 「……終わりですね」
よし子 「……ッ! 勝者…ハルトシュラー……ッ!!!」

ザワザワザワ……ッ

にじ 「そんな…そんな……」
いかづち 「ダ…イヤ……う… うわあああああああッ!!! よくもッ…よくもダイヤをッ!!!」

ダンッ!!!

にっしょく 「いかづち…っ!」
アンテナ 「ああーッ!!! 逆上したいかづち選手!ハルト選手に向かっていったーッ!?」

いかづち 「ああああッ! ライトニングボルトーッ!!!」
ハルト 「…………」

カッ! ドウンッ!!!

いかづち 「かはッ! ち…ちくしょう……」

アンテナ 「あ、あっさりと組み伏せられたーッ!」
柏木 「天神化してますからねえ…雷は効きません」

ハルト 「……安心しろ。ダイヤは死んでいない」
いかづち 「え……ッ!?」

ハルト 「寄生となった氷の精を元に戻すにはな…」

ピシッ

ハルト 「創作への愛情をこめて その氷の精を抱きしめて、溶かしてしまうコトだ」

ピシピシピシッ! パリーンッ!!!

アンテナ 「ああーとッ!!? 先ほどダイヤ選手が溶けて残った氷からッ!!!
       元の姿のダイヤ選手が出てきたーッ!!!」

1643回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:44:19 ID:GuYRCsWc0
ダイヤ 「う、うう……」

いかづち 「ダイヤ…ダイヤッ!!!」
ダイヤ 「きゃ!いかづち…苦しい……」
いかづち 「良かった…ハハハ……」

にじ 「ダイヤ…よかった…無事で…………え?」
にっしょく 「……あらら」

ザワザワザワッ…!!!

ダイヤ 「一体私……って! なっ…なんで私裸なんですかーッ!!!」
いかづち 「は……?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

ダイヤ 「い、い、いやああああああああああああああああああああッ!!!」
いかづち 「て、てめえら見るなッ見るなッ!!! 撮ってんじゃねえええええええッ!!!!!」
獣羽鶏 「そうはいかんちきん!!!そうはいかんちきん!!!」

ドカアアアアン!!!!!!
グシャアアアン!!!!!!
バキイイイイン!!!!!!

アンテナ 「あちゃー! いかづち選手と獣羽鶏が暴れだし会場が大混乱です……ってオオオオオッ!!?」

ふぁさッ……

オーロラ 「大丈夫かい?」 キラキラ
ダイヤ 「お、オーロラさ……」

アンテナ 「うおおおおおおおおおッ!!! と、闘技場に!す、す、凄いイケメンが!!降臨しましたーッ!!!」

オーロラ 「はーい!みなさーんちょっと注目ーッ!!!」 キラキラ

―――― ピカッ!!!

アンテナ 「うおッ!まぶしッ!!!……な、なんでしょう今の光は!!?」
柏木 「おーこれは…メンインブラックがよく使う記憶消去光ですねえ」

観客 「「「あれ…?俺達なにをしてたっけ……?」」」

ザワザワ……

1653回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:46:08 ID:GuYRCsWc0
オーロラ 「これでよし……と言ってもボク自身にはこの技が効かないのがアレなんだけど――」
ダイヤ 「あ、あ、あのその…だ、大丈夫ですわ……ってキャッ!」
オーロラ 「じゃ、もどろっか。みんなの所に」 キラキラ
ダイヤ 「は、はい……///」

アンテナ 「おおーッ! ダイヤ選手!! イケメンにお姫様だっこされながら退場です!!! う…うらやましいッ!!!!」

いかづち (い、いいなあ…ダイヤ…いいなあ……)

アース 「チッ」
かまいたち 「ケッ」

ハルト 「ふッ…一件落着か」
倉刀 「ししょお〜〜ッ! お疲れ様でしたッ!」
ハルト 「倉刀…ふむ、少々疲れたな。マックスコーヒーを頼めるか?
      ハチミツとガムシロップアリアリで」
倉刀 「はい!」


※ ※ ※

―ハルトシュラー控室

倉刀 「師匠!マックスコーヒーお待たせ……あれ? それ、ダイヤさんが持ってた方のペンですか?」
ハルト 「ああ、 ……いつまでその姿でいる。正体を現せッ」

バリリリリリリッ!!!

超カスゴミ 「おんぎゃああああああーッ!!!」 ドサッ

倉刀 「えッ…ええッ!? 描いちゃさん!?」
ハルト 「そうだ。あの筆は私が持っているものがオリジナルだからな。
     ペンタブと自身を融合することであの能力を再現していたのだろう」

プスプス…
超カスの人 「う、うごご……ハッ ハアッ! か、閣下ッ!!!」

ハルト 「…………」 (ギロリ)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

超ゴミの人 「ひッ!ひいいッ!!!」

ハルト 「……フッ フフフ、あれでいい。なかなか楽しめたぞ。これからも精進を怠るな、描いちゃ」

描いちゃ 「は、はあ……」


【準々決勝 第二戦目 S.ハルトシュラー vs ダイヤモンドダスト 】
  ――《勝者・ハルトシュラー》

1663回戦 第二試合 ハルトvsダイヤ ◆bEv7xU6A7Q:2012/02/20(月) 21:47:19 ID:GuYRCsWc0
以上投下です。時間かかってごめんなさい…

167名無しさん@避難中:2012/02/20(月) 22:02:23 ID:6iulQHfc0
いろいろとネタ拾ってくれてありがとうと言うべきか豊富なツッコミどころを突っ込むべきか、それ以上に途中のジーク噴いたwww

168名無しさん@避難中:2012/02/20(月) 22:03:40 ID:iVDUC5S20
仕事し過ぎワロタw

169名無しさん@避難中:2012/02/20(月) 22:05:10 ID:I985legk0
カイチャ戦闘員3の口調がイケメソでやヴぁいw

170名無しさん@避難中:2012/02/20(月) 22:24:43 ID:d097ySRY0
何故例のシーンに挿絵が無いのか小一時間問い詰めたいっ!!!



171名無しさん@避難中:2012/02/21(火) 08:25:34 ID:qmP98QPg0
これはダイヤじゃない
べつのなにかだ

172名無しさん@避難中:2012/02/21(火) 12:31:21 ID:/ntrUjXE0


          ,イ圭圭ミ
       /圭圭圭圭i、               , イ圭ミヽ
         i圭圭圭圭圭}            /圭圭圭圭ト、
         |圭圭圭圭圭i         /圭圭圭圭圭圭!
        弋圭圭圭圭ノ          {圭圭圭圭圭圭ノ
           ̄ ̄              弋圭圭圭圭圭'"
                 ______   ` ̄ ̄ ̄ ̄
                  弋圭圭圭圭圭ァ
                 ヾx圭圭圭ノ

173名無しさん@避難中:2012/02/24(金) 23:58:41 ID:CbDFAryIO
age

174名無しさん@避難中:2012/03/22(木) 21:54:06 ID:9zQp8sBkO
期待age

175名無しさん@避難中:2012/04/18(水) 19:30:34 ID:Jk4Gq5/gO
ヒャホオオオオオッ!!!!!!
トーナメントのひょう消しちまったずぇえぇーーーーーーーーい!!!!!!!!!
アビャアアアアアアッ!!!!

176名無しさん@避難中:2012/04/19(木) 22:46:44 ID:USMGdK3E0
oh......

177名無しさん@避難中:2012/04/27(金) 23:08:03 ID:7tYI7XiMO
ぬぽる

178名無しさん@避難中:2012/04/28(土) 03:01:25 ID:9Mhe.OS.0
ガッ

179名無しさん@避難中:2012/06/12(火) 00:21:47 ID:qnM5TedQO
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3083053.jpg

180名無しさん@避難中:2012/06/12(火) 00:26:47 ID:/03zK69c0
すごいことになってるwww

181名無しさん@避難中:2012/06/12(火) 01:09:05 ID:rCCrkAqY0
お縄になってるのがいるぞwww

182名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 18:50:06 ID:5H4kzXHk0


―――《某所・創発地下闘技場・試合会場》―――

「何時間待たせんだコラァ!!」
「まだ試合始まらねーのか!」

 Boooo
Boooo

アンテナ「ただいま運営委員のほうが取り込んでおりまして……今しばらくお待ちください!」

「さっきからずっとそれじゃねえか、いい加減にしろよ!!」
「待たせるんだったらパンツでもみせろオラァ!」

アンテナ「ちょっ……! なに言ってるんですか、とにかく、あと一時の間だけですのでどうかそのまま!! あーーもう、柏木さんもなんとか言ってくださいよ!!」

柏木「いいんじゃないかな」

アンテナ「は?」

柏木「見せればいいじゃない、パンツ。それでこの場が収まるなら」

アンテナ「はあああああああ!??」

「パーンツ!」
「パーンツ!」

 ウオオオオオオオオオオオオオオ!!

あんてな「み、皆さん落ち着いてくださいっ!! 今日は試合を観にきたんでしょう!?」
 えぐっ……

「あんてなたんが言うならしょうがない」
「そうだな、怒りのあまり見たくもないものを見るところだった」

アンテナ「見せようとしてませんから! つーかどういう意味だコラ!!」
柏木「――アンテナくん」
スッ

アンテナ「柏木さん?」


柏木「私には見せてもいいんだよ、パンツ」

アンテナ「何『私だけは君の味方だよ』みたいな笑顔でセクハラ発言してんだこの人ー!!? 畜生試合はやく始まってくれーーーっ!!」

柏木「君はホントからかい甲斐があるな」

 Wai Wai……
Gaya Gaya……

183名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:00:29 ID:5H4kzXHk0


―――《闘技場選手控え室・10分前》―――

『……それで、相手選手はどうやら警察に補導されたみたい』

???「なるほど、それで運営もおおっぴらに対処できないってわけね。まあ、大方あの女の仕業でしょうけど」

『それじゃどうする? 恐らくこのままだと時間には間に合わない、あっちの不戦勝になりそうだけど』

???「予定通り、次の作戦に移るわ。K07の情報によると、リザーバーの選出が検討され始めているみたいだ――」

ももか「かーなたっ、なにしてるの?」
ガラッ

彼方「うおおおおおおっ!? ちょっと急に入ってこないでよ!!!」

ももか「いいじゃん、姉妹の仲なんだしー」

彼方「だからあたしはアンタの妹の彼方じゃねえ!!」

ももか「さーて彼方はお姉ちゃんに隠れてなにをしてたのかなー……っとお札?」
ガサガサ

彼方「駄目だこいつ人の話聞いてない」

『ガガッ……ピー……こちらK02、目標地点付近50メートルまで接近。周囲に人影なし』

ももか「うわああシャベッタァアアア!!」

彼方「ああ、もう勝手に触らないでよ! ――こちらK01、時間がないわ、早速準備をして! K05と06のほうはどうなの!?」

『こっちもOK、係員は他のメンバーがうまく足止めしてるわ』

彼方「よし、それじゃあ手は通り両班突入と同時に一斉攻撃。いいわね?」



ももか「彼方……あなた一体何をやろうとしてるの!?」

 ゴゴゴゴゴ……

彼方「ふふふ、ちょっとした布石よ。次の試合の勝利者が次の対戦相手となる。私の戦いはすでに始まっているのよ!!」

184名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:02:52 ID:uDQNSjEM0
GJwww

185名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:04:06 ID:uDQNSjEM0
おっと続いてた、失礼

186名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:12:23 ID:5H4kzXHk0


―――《すいかさん控え室前》―――

K02・大人彼方「それなりの実力があるとはいえ相手は手負い。3人で一気にカタをつけるわよ!」
K03・高校生彼方/K04・ブレザー彼方「了解!」

―――《パンモロー博士控え室前》―――

K05・中学生彼方「悪いけどこれも私達の野望のため!」
K06・なんとか彼方「しばらくお休みいただくのねん!」


彼方もといK01・和服彼方(やまなし……戦闘能力自体に脅威はみえないにせよ、あの女も恐らく勝つためには手段を選ばないタイプっ……! ならば……『試合に出られるリザーバーの数を減らし』てより強い相手をぶつけさせるっ……!! リザーバーが勝つ可能性もあるが……ワンサイドゲームにならなければ、どちらにせよ次の相手の手の内は割れるっ……!!)

 ざわ……
ざわ……

彼方's『『『全ては我らが乳のために!』』』
ダンッ!!



―――《某所・創発地下闘技場・試合会場》―――


アンテナ「さあ、長らくお待たせしました! えー控えます二回戦第八試合『PBM! の人 VS やまなし』ですが、PBM! の人選手は一身上の都合により出場辞退という事ですので、これよりリザーバーとの代行試合を開始いたします!」

「ヒャッハー試合だー!!」
「なんでもいいからはやくしろオラー!」

 ウオオオオオオオオオオオオオオ!!

アンテナ「では、選手入場です! 都道府県擬人化スレより、やまなし選手!!」

ザッ

山梨「さて、私の対戦相手は誰かしらね?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

和服彼方(ふふふ、良い『泥試合』になるように励みなさい……!)

アンテナ「続きまして、リザーバーからは――」

ザッザッザッ――

――ずてっ
???「ふにゃっ!?」

アンテナ「雑談スレよりDr.パンモロー選手!!」

パンモロー「痛たた……はっ! み、みないでくださいっ!!」

「oh……」
「nice panties.」

和服彼方「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!?」


アンテナ「それでは二回戦第八試合、開始です!!」

よし子「ファイッ!!」

カァァン

187名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:21:57 ID:5H4kzXHk0


和服彼方(どういう事!? まさかあれに返り討ちにあったとでも!!?)

なんとか桃花「おや、そんな怖い顔してトイレでござい? それならお姉ちゃんがついていってあげるでござーい」

和服彼方「ついて来るなっ! ってかお前も私の姉じゃねえ!!」
ダッ


―――《闘技場選手控え室・リザーバーブロック付近》―――


和服彼方「札の呼びかけにも応じない……まさか第三者の介入が」

ドオオオオオン!!!!

中学生彼方「ゲッホゲホ……」

和服彼方「K05! 一体何が起きたの!?」

中学生彼方「K01? それが実は……」


和服彼方「部屋を間違えたァ!!?」

中学生彼方「しかも開けたと同時に思いっきりぶちかましちゃったもんだからさ……」

なんとか彼方「ひえええぇぇぇん!!」
ダッダッダッ

和服彼方「あれはK06!?」


「こっちか!」「いやあそこだ!!」
ドドドドドド……

中学生彼方「ゲゲェーッ! 早速追いついてきたぁ!!?」


戦那羅毘愚兵弐須「「この恨み晴らさでおくべきかァ!!!」」
ドン!!

188名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:32:01 ID:5H4kzXHk0

和服彼方「いやああ※%&の化け物ぉおお!!!」
なんとか彼方「とにかく合流して助けてもらいましょん!!」

和服彼方「そうね、あっちだったらもう任務は遂行してるはず――」

ズドドドドドド……

高校生彼方「いやああぁぁぁ虫ィィ!!」


ドルンドメオン「一度向けた殺意ならば我が首落とすまで貫いてみせよ!」
ババァーーン!!!


和服彼方「なんであんたらまで間違えてるのよ!!?」

高校生彼方「過ぎた事を言ってもしょうがないでしょ! ウチらで最強の天神サマなんだからなんとかしてよ!!」

大人彼方「こちとら鬼子戦でがっつり体力使ってるんだかそう簡単にいかないわよ! ってか見なさいよ、 あのスピード! あの黒光り! アレが飛んできたらどうすんのよ!! 」

中学生彼方「じゃあどうするの!?」

ブレザー彼方「試合がはじまった以上こっから先はもう無駄……とにかく!」

戦那羅毘愚兵弐須「「待てぇい!!」」
ドルンドメオン「さあ覚悟を決められよ!!」

ブレザー彼方「逃げるのよォォォォ!!!」

なんとか彼方「ひィィーんやっぱりィィ!!!」

ドドドドドドドド……

189名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:41:25 ID:5H4kzXHk0

―――《某所・創発地下闘技場・試合会場》―――

オオオオオ……

パンモロー「はわわわわっ!!」

ボボボボボボンッ!!

アンテナ「やまなし選手これは1回戦で見せた桃の大軍団です!!」

山梨「疾きこと風の如し……」
ゴウッ!

パンモロー「わっ! とっ! ちょっ!! 待ってっ!!!」

アンテナ「四方八方から桃が弾丸のように飛んでいくッッ!! Dr.パンモロー選手危なげにかわしていくが!?」


山梨「徐なること林の如し……」
シンッ――

アンテナ「おーーっと、突然攻撃が止みましたがやまなし選手の姿が見えないッ! 周りを取り囲むように並んだ桃が異様な光景を作り出すーーッッ!!」

パンモロー(どこから? いや……あそこ!!)

山梨「侵掠すること火の如し……」
ドガガガガガァッ!!!

パンモロー「全部〜〜〜っ!!?」

アンテナ「全方位からの一斉放火ッッ!!息つく暇すら与えない怒涛のラッシュ! ラッシュ!」
柏木「いや、それだけじゃない!!」


山梨「……そして、動かざること山の如し!」

ズオオオオオオオォォオォッ!!!

ハルト「塵も積もればとは言うが、これは……」

アンテナ「突撃していった桃が集まって巨大な山となったァーーッ!! デカイッ!ガッチリと組み込まれてビクともしないぞォーっ!!」

柏木「さしずめ桃の南アルプス・北岳といったところか。これは厳しいねえ」

発子「全部食えばいいのよ、食えば」

190名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 19:50:16 ID:5H4kzXHk0

オオオオオオオオオオオン……


鍋奉行「しかしなんとまあ容赦のない……」

雑幼女「ふぇー……あの人大人げなさすぎるよぉー……」

パンモロー「むぎゅう……」


いかづち「おいおい、あっちはまだ一発も攻撃してないんじゃないか?」

ダイヤ「あんなの、対戦カードに助けられただけですわ」

にっしょく「トーナメントであるいじょう、うんがからむのもひつぜんです。もちろんそれがすべてではありませんが」

ゴゴゴゴ……

山梨(そう、トーナメントにおける相手との相性は始めのクジで決定でする……『リザーバー試合を除いて』!! 全ては――――)


ドドドドドドドド……


―――《闘技場選手控え室・リザーバーブロック付近・5分前》―――


高校生彼方「壱……」

ブレザー彼方「弐の……」

大人彼方「参っ!!」
ガタァン!!

191名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 20:00:39 ID:5H4kzXHk0

大人彼方「魔剣村正! この一刀で――――えっ!!?」

ザクッ

ドルンドメオン「……奇襲とは面白い」
ポタ……
ポタ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ブレザー彼方「あはは、すみません部屋間違いちゃえましたぁ……」
そろ

高校生彼方「げ、入ってきた時の勢いでドア壊れてるんだけど!?」
ガチャガチャ

ドルンドメオン「ほう、ならば我が開けて進ぜよう!」
ぐぐっ

大人彼方「その長い触角をうねらすなァーーッ!!」


ちゅどーーーーん!!


???「……行ったか?」
ひょこっ

和歌山「ふう、扉ごと吹き飛ばされる思たわー……」

静岡「しかしあれ、ええずら? なんというか、良心が……」

愛知「ええて、ええて。わっちらはちびっとイタズラしたけだがや」

石川「ほんならこれ、戻しておきまっし」
スッ
《ドルンドメオン選手・控え室》《戦那羅毘愚兵弐須選手・控え室》

大阪「大体悪いのは喧嘩ふっかけた向こうやで。ま、一番悪いのはあの女の性根ちゅーか、商魂ちゅーか」


――
――――

――――そう、全ては


山梨『  計  算  通  り  』

ニヤァッ

192名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 20:10:41 ID:5H4kzXHk0

山梨(善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり……悪いけど、このまま一方的に勝たせてもらうわ。残る敵に、手の内が割れる前に、ね!)

パンモロー「むぐっ!?」

ドロォーッ

アンテナ「なんと!! Dr.パンモロー選手にのしかかっていた桃が溶けていくーーッッ!!」

山梨「過熟した桃はジュースに……搾り取る!! 」
ギュオオオオッ

悪魔メイド「これは万事休すデスね」


???「待ていッ!」
シュビッ

山梨「何者っ!?」

パンダ「!」
子パンダ「♪」

PBRX「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、幼女を守れと俺を呼ぶ。正義の紳士、ポニーブレイドRX!!」
バァーーンッ!!


「な……」


よし子「なにやってんだアンターーーっ!!?」

アンテナ「なんという事でしょう! 窮地のパンモロー選手を助けたのはPBMの人ことPBRX選手だぁーーッ!!」

山梨「馬鹿な……何故あなたがここに!?」

PBRX「フフ、三つ編み幼女の危機とあらば、地球の裏側からでも駆けつけますよ」

よし子「いや、まず試合時間に駆けつけろよーーっ!?」

193名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 20:21:44 ID:5H4kzXHk0

マリモス「Oh……正しく騎士の鏡ですね」

遥「すごく帰りたい……」

隆昭「けど、この場合どうなるんだ? 元々はあの人の試合だったわけだけど」

大魔女「んなもん全部ぶっアレせばいいだけの話じゃない」


柏木「ルール上はすでに参加資格を失っているはずなんだが……」


「遅ぇーぞ!!」
「師匠ぉーーー!! 」

ワァァァーーッ

アンテナ「えーっ、ただいま大会運営委員より伝達がきました、『PBRX選手の参加を許可し、本試合を、やまなし選手・パンモロー選手・PBRX選手3人のバトルロイヤル形式とする』との事です……ってこれ良いんですか!?」

柏木「まあ元はお祭りみたいなものなんだから無闇にルールで雁字がらめにする事もない、って所だろうね」


PBRX「やまなしさん、あたなの『ちっぱい』は確かに素晴らしい……しかし、私は幼女を守るもの! 一飯の恩を仇で返すことになろうと、この身体を形作る螺旋構造からは逃れられない!! 」

山梨「それがあなたの戦う意思ですか。それなら、こちらもこちらの意思を貫かせてもらうまで」

PBRX「では、いきますよ! お嬢さん、危険ですから私の後ろに下がっていてください」
ニッコリ

パンモロー(何なのこの人……)


アンテナ「やはりというべきか、これは実質的なハンディキャップマッチになったぞーー!! 試合開始から常に優勢を保っていたやまなし選手ですが、ここにきて形成逆転か!?」

194名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 20:31:21 ID:5H4kzXHk0

山梨「疾っ!!」
バババババッ

PBRX「これは……さしずめ桃の武田軍団といったところでしょうか。しかし!!」
ダッ

滋賀「そのまま突っ込んできゃあた!」

ビシビシビシィッ!!

アンテナ「PBRX選手止まらないッ! 雨あられのように迫る桃を一切気に止めず意に介さず! 弾丸の如く突き抜けるゥゥーーーッ!!」

日本鬼子「これは……吸収と再生を繰り返している!?」

描いちゃったりする人「だがこの速度……私と戦った時よりもはるかに増している!! これが守るべきものを背負った紳士の力か!」


PBRX「やまなしさん、言ったはずですよ、一撃必殺でなければ、この私を倒す事はできないと!」
バシィィッ!!

アンテナ「ついにPBRXがやまなし選手を捉えるッ!!」

PBRX「あなたの能力では私には勝てない!! このままッ! 殴りぬけるッッ!!」
ギュオン

山梨「……へえ、『私の能力』ねえ。それでその『私の能力』を、あなたはどこまで把握してるのかしら?」

PBRX「動きがにぶい……ちがう、にぶいのではない……動けんッ! ば…ばかなッ!?」
ピタァ〜〜ッ

串子「寸止め……いや、様子がおかしい!?」

直りん「ふうん、何か仕込んだわね」

195名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 20:41:06 ID:5H4kzXHk0

PBRX「ぬうっ……あなたの能力は郷土特産品を召喚する能力のはず!!」

山梨「50点。召喚して『自由に操る』という部分が抜けてますよ、パラ田さん 」

PBRX「ハッ――まさか!!」

山梨「ジャム、ゼリー、ワイン……いくら加工されようとその生産地が変わらないのと同じく、私の制御圏内に存在する限り、いくら姿を変えようとその召喚物は私の支配下!」
クイッ

PBRX「ぬうううっ!!」
ギギギ……

山梨「あなた体内に吸収した数々の郷土料理、 そして今しがた付着した桃……吸収率の異なるそれらを、内側と外側から磁石のように時に反発させ、時に連結させる事で血肉を操る!!」

PBRX「うおおおおおおおおっ!!!!」
ギュウンッ

アンテナ「どうしたことか、なんとPBRX選手急に方向転換!! しかも向かった先はーーッッ!!」

ドドドドド……

パンモロー「ひえええええ!!!」

PBRX「お嬢さん、今の私は危険です……なんとか……逃げてください……!!」
ハァ……ハァ……

よし子「この画は完全にアウトだーーーっ!!?」



パンモロー「なになに、どういう状況なのこれ!? コントロール能力? 一体どういう原理で? いや、というかそれより……」

PBRX「うおおおお!!」

パンモロー「近寄らないでぇぇぇ!!」
ブンッ

PBRX「すぱなっ!!」
メコォッ


山梨「敵を共にするは敵を分かつに如かず、確かに私の能力ではあなたを倒せない。だけど、倒すことだけが勝利ではない――!」

196名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 20:51:52 ID:5H4kzXHk0


柏木「ふむ、こういう危ういバランスの三つ巴というのもなかなか面白い」

アンテナ「危うい、といいますと?」

柏木「先ほどまでは、PBRX選手とパンモロー選手は共闘の関係にあったわけだけど、彼女は手を出していなかっただろう?」

アンテナ「巻き込まれる恐れがあるからですか」

柏木「勿論それが一番……しかしそれだけじゃあない。PBRX選手が一方的に味方についているのに対し、パンモロー選手の側には彼を味方にする必然性はない。ルール上両方が敵であるならば、仮にPBRX選手を手助けしてやまなし選手を倒したとして、それが自身の勝利に直接つながるとは限らないからね」


ジークリンデ「――仮に『パンモロー博士を守る』のがあの男の真意であるなら、それはそれで手を出しにくいわね。攻撃をしかける側に回るということは、より攻撃を受けるリスクが高まる。そうなった時、PBRX選手は博士を守りにいくはずだから、やまなし選手からすれば、博士に攻撃を集中させるだけで、2人共を釘付けにできる。そう考えれば、静観して状況を見据えながら消耗を待つ、というのが安全策だったわけだけど、そうもいかなくなった」

ジークフリード「PBRX選手が組する側が入れ替わったから、だよね。……ってことは、今はやまなし選手が圧倒的に有利な立場にある?」

世羅「表面上はね。だけど、今の関係を支えているのは、やまなし選手の能力一点のみ。これがなければ、少なくとも3人が残った状況でPBRX選手の攻撃対象に選ばれる、という事はないのだから、今の状況はパンモロー選手にとって、やまなし選手を攻撃する明確な理由を与えてしまった事になる。やまなし選手がコントロール能力を維持できるか否かで、今回の試合は大きく動くことになるわね」


山梨「逃げ回っていても事態は好転しないわよ? しっかり戦ってもらわなきゃね」

PBRX「ぬうう……三つ編幼女を襲うなど紳士としてあるまじき行為だというのに!!」

パンモロー「ごめんなさいっ!!」

PBRX「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!?」
チーン

アンテナ「こ、これはクリティカルヒットか? いや、しかしPBRX選手立ち上がり……」

PBRX「フォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

アンテナ「再び走り出す!! 効いた効かないというより何故か一層元気になっている気がするぞーーッッ!!」


雑幼女「ねぇねぇ、あのおじちゃん本当に操られてるだけなの?」

悪魔メイド「欲望は抑圧される程に爆発した時が怖いものですシネ」

鍋奉行「ウウム、彼の者に限ってそんな事はない……と思うぞ、多分……」

197名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 21:01:51 ID:5H4kzXHk0


パンモロー(やっぱり、あれからやまなし選手が攻撃してくる様子はない……。けどさっきから、一定の距離を保ったまま、こっちの斜線軸上に必ずPBRX選手が重なるようにわざわざ動いている。であれば、彼女自身はコントロール中は無防備になっている可能性は高い! 問題はどうやってこの人を振り払うか……)

PBRX(不味いですね……日本鬼子戦でのダメージもなんだかんだで残っている。今の私では攻撃の手を緩めるように働きかけるだけで精一杯だ。なにか、他に動かせるものがあれば、やまなしさんの不意を突いて……)

――ピキィーン

PBRX(いや! あるぞ、対抗手段が!! 我が友よ……あなたの与えてくれた力、今こそ使わせてもらいます!!)

ゴゴゴ……

山梨「!?」

PBRX「出ろォォーーーーッ!! ロリブレマスタァーーーーーッッ!!!」

ズゴゴゴ……ドゴォーーーーッ

アンテナ「なんだこれはーーッッ!? PBRX選手の叫び声に呼応するかのように、地中から突如巨大な物体……いや、巨大な三つ編が現れました!」

PBRX「幼女を守れ、トランスフォーム!!」
ガキョガキョガシィーーン


よし子「人型に変形したーーーっ!?」

柏木「そうか、あれが『ロリブレマスター』!! 超紳士力をエネルギーに稼動すると言われるPBMの人専用機!!」

山梨「まさか住人用のロボットまで存在するなんて!!」

PBRX「フフフ……ロリブレマスターはパイロットの脳とリンクし、最適化された攻撃データをリアルタイムで編み出すMeet Army(ミーツアーミー)システムを搭載した最強の矛! やまなしさん、覚悟してもらいますよ!!」

パンモロー「あれ、パイロットって事は勝手に動いたりしないんですね」

PBRX「心配後無用、私のパーソナルデータを基に設計された完全専用機ですからね、操られてしまうような事は絶対にありません!」

パンモロー「じゃあ、どうやって動かすんですか?」

PBRX「えっ」

山梨「えっ」

パンモロー「えっ」

ヒュルルルル……

PBRX「今乗り込めなかったァーーーーーッ!!!」

よし子「呼んだだけかーーーーーっっ!!?」

198名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 21:10:28 ID:5H4kzXHk0


山梨「だっちもねえ……よくも驚かせてくれたわね!」
グイイッ

PBRX「動け私の身体! なぜ動かん!!」

パンモロー「結局こうなるのーーーっ!?」

ズドドドド……

山梨「いいえ、一つだけ変わった事があるわ。それは――」

PBRX「避けてくださいっ!!」
ブン

パンモロー「わっ、とっ……しまった、後ろが!?」

山梨「障害物ができたって事よ! リングのど真ん中にどでかい奴を呼んでくれたお陰でね!!」

アンテナ「これはDr.パンモロー選手ついに退路を断たれたかーーッ!!」


パンモロー(いや……道はまだ一つだけある。だけどこれは逃げるんじゃない、攻めるための道!!)
ダッ

三重「ロ、ロボットのほうに突っ込んでった!?」

奈良「このままだとぶつかってしまうで」



パンモロー「ええいっ」
バサァッ

アンテナ「なにをする気だ!? パンモロー選手の白衣の下からは大量の工具が出現したァーーッッ!!?」


ドドドドド……

199名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 21:21:36 ID:5H4kzXHk0

パンモロー「分解っ!!」
ジャキィッ

PBRX「ホッ……ホァーーーッ!!!」

―――メゴッ


柏木「なんと!」

パンモロー「ふう、間に合った……」

PBRX「…………」
プスプス……

アンテナ「PBRX選手がロリブレマスターに激突したのに対し、パンモロー選手はすりたァーーッ!?」

柏木「よく見るんだアンテナくん、あれはすり抜けたんじゃない……ロリブレマスターの装甲をバラして、その間のわずかな隙間をくぐり抜けたんだ!!」

山梨「あの、一瞬で? 嘘でしょ!? くっ……だが本人がノビてようと関係ない、今度こそ叩き潰すまで!」

パンモロー「そうはいきません、やまなし選手、これが見えますか?」
バッ

マチコ「あれはまさか……ロリブレマスターの!?」

パンモロー「今しがた抜き取りました、エネルギー炉です。絶賛フル稼働中の」

ギュイイイイ……

山梨「それをどうするっていうの……まさか!!」

イイイイイ……
パンモロー「爆発させます」

イイイイイ……

山梨「ヤバいっ!!」

PBRX「ほげ?」


――――――カッ

200名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 21:30:42 ID:5H4kzXHk0


山梨「――――まさかの自爆だなんてぶっとび過ぎだわ……眩しい割に大した威力じゃなかったみたいだけど……」

パチ

アンテナ「凄まじい量の光でしたが、リングの様子はほとんど変わっていま……いや、なんでしょうかあの影は!?」

ズシン……

 ズシン……


遥「自分で……歩いてる!」

リヒター<マスター、あれは彼女の機械人形でしょうか>

アンテナ「なんとッ! リングに立っているのはロリブレマスターではない!! 別の……別の巨大ロボだーーーッッ!!! しかもその肩にはパンモロー選手の姿が!という事は!」

パンモロー「反撃です! 行けぇっ……Girs(ガーズ)A!!」

ガーズ「ガオオオン!!」

ズシィィン……

柏木「GirsA……ブランニア歴743年に発見されたと言われる古代の巨大ロボット! それをロリブレマスターのパーツを使って……再現したというのか!!」


山梨「作り直すって次元じゃないじゃない!! ……まあいいわ。私の目的は始めから、あなたとパラ田さんをぶつける所にあるんだからね!!」

PBRX「まだっ!?」
グニャン

ガーズ「グオオオッ!」
ズズッ

アンテナ「GirsAの巨大な腕が容赦なく振り下ろされるーーーッッ!!」

PBRX「ぎゃああ重い重い、潰れる、すり身になるーーっ!!」

ギギギギ……

ガクン

PBRX(ん? 身体が微妙に軽くなった!? いや、全然軽くないですけど……まさかこれは、コントロールの効力が切れはじめている!?)

パンモロー「GirsAフルパワー!!」

ガーズ「グガァーーッ!」

PBRX「ってこの状況じゃ意味ないですかやだーーー!!!」

201名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 21:41:26 ID:5H4kzXHk0

山梨(いつまで効くか不安だったけど、この様子なら先に潰しきれる。巨大ロボは厄介だけど、動きが遅い上に操り手が丸裸ならピンポイントに撃ち落とす事は不可能じゃない!!)

パンモロー「…………」

PBRX「ふぎぎぎぎ……」

アンテナ「不死身の再生力もこの質量の前では成す術なしかーーーッ!? 支える足がどんどん地面にめり込んでいくーーーッッ!!」

パンモロー(今!)
チラッ

山梨「良しっ!!」

パンモロー「GirsA、山梨選手に……」

ガーズ「グゴゴッ」
ギュオオォォ――

アンテナ「おおっと、巨大ロボットの額が光り輝いたァーーーッ!」

陽太「あれはまさか……」

パンモロー「ビーム発射っ!!!」

山梨「なっ!!」

ガーズ「ガァァッァァァッッズ!!」
ズギュゥゥゥウウウウン


「かはっ……」

「はぁ……はぁ……まさか、今の一瞬を狙うために、わざとパラ田さんにぶつかりにいったなんてね……完全に騙されてたわ」

「なん……で……」

パンダ子パンダ「!?」

アンテナ「ど……」

パンモロー「ぎゅう……」
バタッ

アンテナ「どういう事だァーーーッ!? GirsAの放った光線は確かにやまなし選手に向けて発射されたように見えましたが、倒れたのはなんとDr.パンモロー選手だーーーっ!!」

202名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 21:51:44 ID:5H4kzXHk0


山梨「……悪いわね、あなたに跳ね返ったのは、完全に事故だけど」
キラッ

京都「おやあれは……?」

山梨「我が山梨県の水晶加工技術は日本一! その力をもってすれば、ビームを反射させる事など造作もないことよ!」

ΩΩΩ「な、なんだってーーー!!?」


山梨「さて……順序は変わりましたけど、パラ田さん。改めて、お相手させていただきます。もっとも、今の身体じゃあ満足に拳も振るえないでしょうけど」

PBRX「ええ、確かに、今の私の身体はボドボドだ。ですが……」
ゴォッ

山梨「何、このプレッシャー!! あなたは一体……!?」

PBRX「とっくにお気づきなんでしょう……。今の私は幼女を愛する心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた悲しみの王子……ポニーブレイドRX!!」
カッ

よし子「いや何も変わってねーーーーっ!?」

はさみさん「いいえよし子、彼の身体をよく見てください!」

 モリッ… モリッ……

SSP「すごいな、まるで筋肉が生きているようだ」

PBRX「やまなしさん。降参するなら今の内ですが、あなたにも戦う意志がある以上強要はしません。ただこれは驕りでも、脅しでもない……今の私は、手加減どころか自分で自分を止める事すらできない」

 モリッ… モリッ……

山梨「まさか細胞の代謝が完全に? いや、コントロールの反応はまだある……何故!?」

 モリッ… 


PBRX「行きますよ!!」
ギュンッ

倉刀「速いっ!」

PBRX「ハッ!!」
ドゴッ!

山梨「ぐうっ」
バッ

PBRX「セイッ!!」
ドガガガッ!!

アンテナ「突進からの浴びせ蹴りっ! やまなし選手の反応を上回るPBRX選手の凄まじいラッシュだーーッッ!!」

203名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 22:10:18 ID:5H4kzXHk0


山梨「ぐふっ……効力が弱くなっていても、まだ自分の意志では完全に動くことなどできないはず……」

PBRX「確かに、私一人の力では、火事場の底力でも大したことはできない。しかしやまなしさん、今の私は一人ではない」

モリッ… モリッ…

  アオッ!

青森「身体が動かないなら、それを動かすだけの筋肉をつければいいのさ。師匠、待たせたな!!」

Woooooo!!!

アンテナ「ここに来てPBRXとしてPBMの人と融合していた青森さんが登場ッ!! 今まで何をしていたんだーー!!?」

青森「おいおい、そりゃあもちろん、身体の自由を確保するためにビルドアップしていたに決まっているじゃないか」
ムキッ!


山梨「まったく、作戦なんて結局は上手くいかないものね。でもまだ諦めないわ……」

PBMの人「ならば」
青森「決着をつけよう!!」
カッ

PBRX「クロックアップ!!」
ギュオオン!!


アンテナ「PBRXに再びフォームチェンジ!! そして再びの高速機動だーーーッッ!!!」

204名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 22:22:01 ID:5H4kzXHk0

PBRX「フン!」
ドヒュウ!

山梨「そう何度も!!」
バッ

柏木「かわしたか!」

山梨「――ぶっさらあれてたまるかっての!」
ズバァッ!!

PBRX「くっ……先の水晶をナイフに加工したわけですか!!」
ポタ……

山梨「こいつでとどめずら!!」
ゴオオッ!

――バシィッ

アンテナ「み……三つ編みで絡め取ったーーー!?」

柏木「むう、あれも彼にとっては武器であるという事か」

PBRX「破ァッ」
パキィィン……

山梨「くっ……流石にもう打つ手なし、ってトコかしらね。まけたわ」
ドサッ

PBRX「そうですか……では、山梨さん、あなたのその髪型を……」
ゴゴゴ……

山梨「は?」

PBRX「三つ編に、させてもらいましょうか」


よし子「へ、変態だーーーーーーーっ!!!」

PBRX「ウォォォ! ミツアミウォォォ!!!」
ドドドド……

山梨「自分を止められないってこういう事ーーーっ!!?」

205名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 22:51:16 ID:5H4kzXHk0


アンテナ「逃げるやまなし選手、追うPBRX選手!! なんだか凄いデジャヴュな展開になってきたぞーー!?」

柏木「ん……しかもやまなし選手の走ってる先は」

山梨「ゲゲェーーッ! さっきのロボ!?」
へなへな

PBRX「イヤッホォォォウ!!!」
バッ

山梨「――っ!」

シン……

山梨「ん?」

PBRX「な……」

ピタァ〜〜ッ

三重「動きが……また止まった?」


PBRX「まさか……またコントロールが戻ったというのですか!?」

青森「違うぜ……止めたのは俺だ」

山梨「なん……だと……!?」

206名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 23:00:40 ID:5H4kzXHk0

青森「師匠、あんたの『ミツアミスト』としての魂はわかるし否定もしない。だが、相手が『ポニーテーラー』なら話は別だ。そう、このやまなっちゃんのようにな!!」

PBMの人「ほう……そうですか。やはり決着をつけなければいけないようですね、ロボスレの永きに渡る戦いの歴史に!!」

ブオオオン

アンテナ「なんだなんだ!? 突如としてPBRX選手がPBMの人と青森さんに分離しましたよ!? っていうかどういう仕組みなんですかあれ!!?」

柏木「ロボスレの二大派閥である三つ編み派とポニーテール派……一度は手を取り合ったかに見えたが、パンモロー選手とやまなし選手、図らずもこの2人が対戦相手であったために、その間に亀裂が生まれてしまったという訳か」

PBMの人「うおおお! 遥さん(小)、遥さん(大)、彼方、悠ママ、クー、ユノーさん、ベル、グギャー、ピング、人稲たん、佐藤さん、セージ、ロリメル、優希ちゃん、アイリス、ロボスレ中の三つ編みっ娘達よ……私に力を分けてくれ!!」

ボケ妹「多いなおい!!!!!!」

まみ「……やっておしまい」

青森「合点承知」

フワッ……

PBMの人「ミーツアミアミアミアミアミアミアミアミアミアアミィ!!」
ドン! ドン!!

青森「ポォーニポニポニポニポニポニポニポニポニポニポニポニポニテェ!!」
ドドン!! ドドン!!

アンテナ「なんという白熱の高速ラッシュ合戦!! っていうかこれ何の試合ですか!!?」

あんてな「凄いこわいです……」


PBMの人「ミツアミッ!」
青森「ポニテッ!!」

ドグァシィン!!


PBMの人「ぐふっ……我が生涯に全編の悔い有り……」
ドシャアアン

青森「ウオオォォォォォォ!!!」

 ポニテ! ポニテ!

ポニテ! ポニテ!

よし子「っていうか全然関係ない人勝っちゃったこれーーーー!!!?」

207名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 23:50:01 ID:5H4kzXHk0

柏木「……うーん、一応確認はとったけど、問題ないそうだ」

アンテナ「えぇー……なんなのこの大会……えぇーっと、という事は本試合はロボット物SS総合スレッドより、青森選手の勝利……って事でいいんですかね?」

「ちょっと待ったァ!!」

青森「!?」

山梨「まだ試合は……終わってないわよ……!!」

青森「いや、でもアンタさっき自分で負けを認めただろ」

山梨「あら……私がいつそんな事言いました? 『まけたわ』とは言ったけど……」
ゴゴゴゴ……


クズハ「地鳴り? あっ……リングが!!」

山梨「『まけ』ておいたのは、南アルプス・富士・三ッ峠、豊かな山々に育まれた! 日本一の生産量を誇る、ミネラルウォーターよ!! 」

ドッパァアアアン!!

青森「いがん、足場がっ!」

山梨「もらったっ!!」
ドカッ

青森「むがごっ……!!」

山梨「知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し!!」

青森「ガハッ!! ゴボゴボッ……」

アンテナ「山梨選手、崩れたリングの下から出現した巨大水溜りに青森選手を沈めたーーっ!!」

山梨「そしてダメ押しのワイン醸造!! たーーっぷり飲むずら……なんてね!!」
ドドォーーン


青森「うげーーーっ」
グッタリ

アンテナ「これはひどい!! 」

三重「やまなっちゃん……」

山梨「ほほほ、勝てばいいのよ勝てば! っていうか勝てなきゃ戦なんてはじめっからしないんだから!! ほら、さっさとカウント取りなさい!」

よし子「5……4……3……2……1……試合終了だーーっ!!」

カンカンカァーーーン



《二回戦第八試合(リザーバー戦→変則バトルロイヤル戦)・勝者やまなし》

208名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 23:51:40 ID:5H4kzXHk0
終わりです。長々と占領してすみませんでした

209名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 23:53:54 ID:T8hGQuZM0
人が多いっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゅうねん!

210名無しさん@避難中:2012/07/16(月) 23:56:57 ID:dedMSoCAO
乙W
カオスな戦いだったw


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