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The Sealed Swordman "K"
1
:
ザマコスキー(仮)
:2020/07/28(火) 00:48:13 ID:9seZKNo.0
とある臭芋が紡ぐ、カラケーどころか恒心関連の文章で(恐らく)一番長い創作物
ゲーム化を前提にした無駄に長い小説ですを
本編と後書き以外に適当な頭の中のガラクタ等を吐き出す事もあります
前スレ:
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/23070/1543856913/
本編まとめ(後書き等は無し):
https://pastebin.com/SUxumbdY
161
:
名無しっ子
:2021/10/19(火) 01:11:40 ID:Um4eoSbQ0
これ何ですか?
https://twitter.com/Garbage_FuckAd/status/1449771379134402561
https://ux.getuploader.com/garbage_fuckad/download/3
作り直す気がするのでとりあえず現段階のやつを投下
162
:
ザマコスキー(仮)
:2021/10/20(水) 09:30:02 ID:BYpV6JFs0
>>161
身内向けに何がしたいかを企画書の形で書いてみようと思って書いた怪文書ですを
ここまで書いてWordで作り直したほうがいいと思ったので現状の最新版であるこれをポアするのもなって思って投下したナリ
163
:
名無しっ子
:2021/10/20(水) 17:59:08 ID:JuCNbrMM0
企画書は大事よ
164
:
ザマコスキー(仮)
:2021/10/23(土) 03:26:26 ID:DUZmmVn60
こんな事言うのもアレな気がするけど企画書もどきに書いてる通り自分のオリジナル作品と"K"って同じ世界のイメージで書いてたりするので実はアルファと自キャラの繋がりがあるとかいう裏設定あるとか考えてる
もっとも共通点はAIくらいしか無いって設定もあるが
アルファのAIと過去のデータから学習させたAIを積んでるとか面白そうだなって思って盛り込んでたりする
あの世界には"K"の後に起こりうる世界の一つって認識だが
俺が考えてる世界にならなかった世界線ってのも面白そうではある
それこそ破壊したはずのアルファが量産されてまた戦いの火蓋が切って落とされたとかも今思いついたし
まぁ裏設定全部書いたらかなり複雑になるからこれ書くにあたってある程度描写しないようにしてるが
165
:
ザマコスキー(仮)
:2021/10/27(水) 18:26:30 ID:qyCl1rj20
次のまとまった休み辺りでプロトタイプ作ろうかと思ってます
まずは第一障壁であるモーション製作しなきゃ…
メモ:カナチは右利き
166
:
ザマコスキー(仮)
:2021/10/29(金) 03:07:26 ID:Es/zhhzs0
アルファのちょっとした設定メモ
アルファ自体は工業製品であり、一応ワンオフ機体として制作されている
開発者は洗脳した企業(EX Stage 2の最後参照)の社員複数人で、本編では見れないがフレームと基盤に製造メーカーのロゴがプリントされている
メーカー自体の設定は存在するが、ここでは書かない事にする
また、工業製品として開発されたため、(コストを度外視すれば)量産も視野に入る
ベースとなるフレーム自体は通常のラインで作れるため、ラインを改造してアルファ用にしてしまえば量産は可能
本編で1体しか出なかった理由は資金面の問題がほぼ全て 裏で量産しようかって話があったが融資を受けられなかったとか
あとは量産して配備するにはデータ不足しており、信頼性の確認が出来なかったため本編で出てくる1体のみとなっている
167
:
ザマコスキー(仮)
:2021/10/29(金) 18:18:57 ID:pyXyCbcI0
カナチにあっても良さそうな設定
カナチ自身はアイヌの文化を誇りに思っていて時折アイヌ語の歌とか歌ってたりする
なおアイヌ語の曲は俺は全く調べた事が無いから403の魔神くらいしか知らん
168
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/09(火) 02:18:07 ID:.qyp7OG.0
雑談スレでカナチの目の話があったが"K"版カナチって流星のロックマン辺りをルーツに持つ目の描き方だからその辺も色々違うんだよな
169
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/12(金) 12:27:29 ID:51ybkk5w0
六実ステージ(北九州工業団地)、火災現場がステージになってる事もあって冷却装置と酸素ボンベの稼働時間という設定で30分の時間制限つけてもいい気がしてきた
多分30分もあればボスは倒せるだろうし
死んだら制限時間はリセットされる
170
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/16(火) 22:44:27 ID:QNiGvI660
今頃誤字があった事に気づいたのでrentryのほうを恒心しました
171
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/20(土) 03:22:27 ID:U5z.22G20
これ書くにあたってデリュケーの超越神力vs超越神力の影響を受けてる辺り恒心なんやなって思うわ
172
:
名無しっ子
:2021/11/20(土) 16:19:20 ID:Np9jYeJM0
デリュケー文学をキレイにしてムツケーナイズすれば普通にムッチなSSになりそう
173
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/22(月) 02:01:18 ID:VoPrYTmQ0
放置してた彩色をとりあえず終わらせた
現行案の電のアーマーデザイン及び武装デザイン案
色鉛筆で望んでいる青緑をどう出すか分からんから変な色になってるけど
アーマーデザインはこれが一番完成してる気がする
背中の装置の横に空いてる穴は武器腕のケーブルを繋ぐ場所 要は直流の電源端子
背面のアレは片方省略してるけどちゃんと4本ある
https://i.imgur.com/Rl3V2Me.jpg
174
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/24(水) 02:08:20 ID:0.J5lO0o0
雑談スレの救済で思ったけど座間子が監禁されてるとこにプレイアブルキャラの残りの面子が殴り込みして解放するとかいう話を思いついた
まぁ敵が敵だから無双物になりそうだが
というよりプレイアブルキャラ6人(山岡、千刃剣魔含む)を止めようとしたらそれこそ軍用ロボットとかじゃないと止められない気がするが
実際軍用ベースのアルファを倒してるし
やるとしたら敵の親分をどうすべきか…
尊師はEX4で逮捕オチ(2度目)やりたいしチンフェはEX3で逮捕されたし眉毛はEX2で殺されたし森園は一応眉毛軍の下っ端でStage 1のアレの中身として想定してるし
そう考えると適任なのは稲村か壁画辺りか?
オメガはああいう事やらない気がするし
話変えるけどオメガとカナチの関係は本作だと何も考えてなかったな
産みの親って設定も無いし血縁関係って設定も無いし
175
:
名無しっ子
:2021/11/26(金) 12:54:41 ID:z0sRXLmg0
座間子が監禁されてる間はどんな目に合っちゃうのですかなぁ?
真面目な話救出までのタイムリミットへの動機付として使えると思うの
176
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/26(金) 14:54:45 ID:Fqr/vjWc0
>>175
胸触られたり口でさせられたりとかは考えてる
本番行く寸前に制裁されるけど
今の案では電の武器腕で扉を豪快にぶっ飛ばして開けるけどそれをモロに喰らってダウンするって形で止められる
ドアは木製とは言えど重量あるから普通に即死しそうではあるが
アレはリコイルロッドもルーツになってるからある意味原作再現
177
:
ザマコスキー(仮)
:2021/11/29(月) 02:10:33 ID:Zw63vSxg0
年末辺りに一気にEX4書きたいところ
現状の案だと尊師がダーキニーちゃんに手を出して偶然通りかかったカナチに止められたところに殴りかかってカナチが適当にいなして逆に脅してポリホーモに連行されるって感じの流れになりそう
カラコロスと尊師の関係は特に考えてないが
178
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/03(金) 02:11:52 ID:eyqiTAc60
コイツまた誤字あった事に気付くまで時間掛かってるよ
179
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/05(日) 03:36:04 ID:Q5s2ly1E0
雑談スレで漫画版の話題が出てたけどこれの漫画化って結構面白そうとは思う
紙面上でカナチが暴れまわるのは見てみたい
書く芋が居るなら時間削ってでも設定画書くつもりだし
ストーリーに関しては本筋が変わらないなら攻略順序変えたり4ボスを弱点属性で倒したり(=プレイアブル化しない)カナチが被弾しまくってたりしても大丈夫
元々ゲームの小説版って想定で書いてたからプレイヤーごとに攻略順序が違うようにその辺は気にしない
180
:
名無しっ子
:2021/12/05(日) 11:46:37 ID:Uj0aSpQA0
漫画化路線はいいぞ
181
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/07(火) 02:00:30 ID:7W1jKrjc0
洗脳兵のちょっとしたメモ
基本的に武装は3点バーストタイプのエネルギー銃
フルオートタイプもあるが難易度の観点と洗脳兵の扱いやすさの関係でほぼ使われてない(男性の洗脳兵向けの武装?)
銃が使う電力自体は洗脳装置のコア部がバッテリーの役割も担っているからそこから供給してる
アーマーに関してはインナーはカナチが使っている物と同じ素材で作られているうえにカナチが手加減してるためセイバーで攻撃しても流血もしないしパキーンもしない
アーマー本体は電や座間子が使っている物の廉価版のような物
パワードスーツの機能はあるがそこまで高性能じゃないし特殊機能も無い
冷却装置や酸素ボンベを併用する事を想定していないためそういう場所に投入はされてない
182
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/10(金) 01:51:58 ID:kPE8Lp4w0
カナチのピュシスフォームのアーマーデザイン案
https://i.imgur.com/mMmDtfw.jpg
ミュトスゼロを意識しつつもポリゴン数を多くしないように意識してある
モデルは若干複雑になるけどテクスチャで複雑に出来るとこはある程度複雑にしてある
あとこれに書いてないけど銀髪ポニテというカナチの概念をブチ壊す改変があります
デザインに関しては元々別のキャラで考えてたライン分けのアイデアを流用してある
彩色してないけどラインを境目に色が変わるとか考えてる
色の組み合わせは今考えてる段階だと赤・黒・白を基調にアクセントとして黄色を入れる感じ
183
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/13(月) 21:04:12 ID:sfJpLByM0
4ボスがプレイアブル化した時に一部の技が使えなくなる事についての設定メモ
カナチらプレイアブルキャラのアーマーにはバッテリー兼プロセッサ(ここに記憶装置を組み込むかは未定)となっており、アーマーはコアの機能を用いて稼働する物となっている
ただし4ボスと山岡のコアはここに洗脳装置と一部技を出すのに必要な機構が盛り込まれている
洗脳を解除するためには綜指揮者(この場合は眉毛)の無力化かコアの破壊が必要なため、攻略段階では眉毛の存在が秘匿されていたため事実上唯一の解除手段となるコアの破壊が必要となった
そのためカナチは4ボスと山岡のアーマーのコアを破壊する事により洗脳を解除した
また、4ボスのコアには周囲の洗脳兵をコントロールする(と言っても指揮の権限は4ボス<"A.C."<眉毛だが)機能も備えており、4ボスを倒す事で事実上周囲一帯の洗脳兵を無力化する事が出来る
洗脳兵の洗脳解除後のダメージ量は洗脳されていた時間に比例する
ただコアを破壊してしまうとアーマーの機能が使えなくなるため、けんまが代替のコアを用意して装備する事で4ボスと山岡が再び戦線に立てるようになっている
ただこのコアは洗脳装置としての機能と一部技を出すために必要な機構が省かれている(再現自体は可能だが時間とコストを要する)ため、戦線復帰のためにその部分を省いた物を装備している
アーマー自体はカナチの物と共通している部分が多いため、カナチのアーマーをリバースエンジニアリングして入手した情報を基にコアが作られている
184
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/13(月) 21:05:01 ID:sfJpLByM0
>>183
バッテリー兼プロセッサなのはコアですを
当職 無能 推敲能力唐澤
185
:
名無しっ子
:2021/12/15(水) 13:03:11 ID:.coIs8Ao0
インナーがピッチリスーツ系だと当職が嬉しい
186
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/15(水) 18:02:01 ID:g/TClcuo0
>>185
ゼロ・ゼクスみたいな感じになりますね
ラバー系ではない(出来るなら合成繊維っぽいテクスチャにしたい)ですが結構フィットする物になります
ちなみにアーマーはワンオフだからアーマーも体型に合わせた物になります
胸の形とかに合わせた物を作れるのがワンオフの強み
187
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/19(日) 03:33:23 ID:Rqb1mVtU0
EX Stage 4、書き始めました
良い導入が思いつかなかったから雑になるけどネタ自体はある程度固まってる
188
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/25(土) 02:31:53 ID:Frsb23UA0
ひっそりと前に描いたクリスマス絵を投稿
非恒心キャラを描いてるからURLは貼らないが
189
:
ザマコスキー(仮)
:2021/12/28(火) 01:51:49 ID:mprbKufc0
設定メモ:アーマーと武器について
基本的にカナチらのアーマーは全て同一メーカーが作っており、製造・サポートが同じ企業で行われている
例の企業は眉毛が洗脳してた企業(EX Stage 2で山本がCEOを勤めてたアレ)
ただカナチのアーマーだけは年式の違いからか別のメーカーが作っていた(そのメーカーは山本の企業が吸収合併したが)
4ボスと山岡と"A.C."のアーマーはカナチのアーマーの発展型 コアも同じ企業が作っている(けんまが用意したやつは別メーカーだが)
ちなみに本編でも一切見えないが制御基板に該当メーカーのロゴが印刷されている
カナチらの武器も同じメーカーが作っているが、カナチのセイバーだけは別の企業が改造しており、電力制御周りとバッテリーが出力向上のため交換されている
元々十分な威力があったが、出力向上によりさらなる斬れ味を実現している また、電力制御用のチップに改造した企業の刻印が入っている
ただしその反面稼働時間が改造前より短くなっている と言っても1ステージを攻略する程度で電池切れは起こさないが
仮にセイバーが電池切れ起こしても専用の充電器を使って急速充電する事で1時間半もあればフル充電が出来る
他に六実と電と十七実の武器はアーマーから直接給電、座間子と山岡の武器は内蔵バッテリーからの給電となっている
さらに設定メモ:カナチの弱点について
カナチ自体は肉体的には結構鍛えているため弱点らしい弱点は見当たらない(癖とかで弱点になるかもしれない要素はあるが)
精神面に関しても結構ストレス耐性とかは高かったりするが、分かりやすい弱点として孤独を苦手とする傾向がある
これは封印される前に一人で行動しており、一人故に封印されたためである
カナチ自身は封印される前の記憶で一番残っている物がこれになるため、孤独に対しては結構なストレスを感じる
"K"においてはけんまがオペレーターとなってコンビで活動しているため孤独に対するストレスはほぼ感じていない
また、二人がそれぞれマクロとミクロの視点で見ているため戦術面でも結構相性が良かったりする
190
:
名無しっ子
:2021/12/28(火) 12:55:32 ID:WS8TEYlQ0
お疲れさまです
アーマー充電型は自家発電(意味深)できそう
191
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/01(土) 00:37:11 ID:pmdrX5Fo0
M.ハ从从人ノヽ 謹 ん で 新 春 の お 慶 び を 申 し 上 げ ま す
イリ ノリ
メ _,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_.K :::::::::::::::::::: . -‐ニ ̄ニ‐- . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
メ i 7K _/ \_
ヨ .y -一 ー- !f .......... =二 ̄ / ',  ̄二= :::::::::::::::::::::
r! .! 、___, __, .ァ!\ .  ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
Y xxx xx f ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~从,,i ; `. 、 .尢r、~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ヘ 、.`ー' ,, ノ :: :: :::::::: /\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
:ト 、  ̄ ̄///;ト: :::: ``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
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!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.ヽ, / ,i:.:.:`、
192
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/01(土) 00:46:36 ID:pmdrX5Fo0
新年あけましてよろしくお
当職の今年の目標としては"K"のプロトタイプを作って(2月辺りを予定してある)開発メンバーを募る事になります
そのためにもEX4を早いとこ書き上げてEX5を書くなら早急に書き上げる必要がありますね
ゲームエンジンに関しては入手出来る資料的にUnityになりそうですを
クッソデカい目標掲げてもいいけどこれ個人でやるレベル超えてるような…
でも完成したら恒心の布教用として使えるかも…?
個人的に恒心要素薄め(その代わりロックマン要素がかなり濃い目だが)になってる気がするのでライト層でも安心して読める気がします 作者の戯言ですが
小説とゲームが一段落したらまた座間子を描きたいところ
あとツイッタハァの鍵を外したので変な発言を見れます とりあえず取り急ぎ。
ツイッタハァのIDは@Garbage_FuckAdとなってます
ちなみにEX4の現在の進捗はこんな感じになります
https://i.imgur.com/gpGEIKM.jpg
193
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/03(月) 03:16:52 ID:zPj20IXU0
EX4書いてて思ったけど俺がストーリー組んでエロ創作する時は大抵酷い事する人にはキッチリ制裁を下す(EX3の逮捕オチとか)スタイルのが好きなんだろうなって思った
多分陵辱モノ書いたら加害者の首が物理的に飛んでると思う
194
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/07(金) 17:40:08 ID:Xnbc5bZw0
EX4、ルーズリーフ片面で完結するかって思ったら制裁シーンが思ったより伸びそう
195
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/07(金) 23:31:38 ID:Xnbc5bZw0
EX4、紙面上で完結したので近いうちに投下します
196
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/08(土) 03:26:20 ID:m4AQMV5E0
たまに電の口調ってアレでいいのかって思う
かと言って艦これやる時間はあんまり無いからなぁ…
一応恒心から派生したっていう苦しい言い訳はあるが
ちなみにEX4で明確に電は死ねって言います
197
:
名無しっ子
:2022/01/08(土) 11:31:53 ID:Q9dCPfd60
元ネタの二次創作ではなく恒心の派生作と考えれば口調が違っても問題ないと思うなりを
198
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/10(月) 03:34:41 ID:zwZaqvjA0
EX4、紙面上では完結しましたが入力に必要なまとまった時間を今月はこれ以上確保出来ない気がするため先行版として原稿を投下しておきます
相変わらず字はクッソ汚いけど許して
多分次にまとまった時間が取れるのは早くて月末、普通に考えて2月に入ってからになりそうです
入力する時にここから一部表現がまた若干変わるかもしれませんがそれもご愛嬌
制作に掛かった時間はログを見返したところ19日
本来時間に余裕があったからもっと早く仕上がる予定だったんだけどな…
https://i.imgur.com/pCi0iPl.jpg
https://i.imgur.com/jv7NDn0.jpg
199
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/10(月) 21:27:08 ID:zwZaqvjA0
メモ:デザインと色が(半分仮だけど)確定したのでモデルFX改変で"K"版電を作る
もしかしたら色数オーバー(17色以上)になるかも?
200
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/11(火) 01:06:40 ID:gVQOj4kg0
なんだろう…
座間子を"K"でかなり自分色に染めた影響で他人の恒産に妙な抵抗感を感じる
自分色に染めてるからそれの流れを汲むMMD動画を作りたいが色々と足りない
201
:
名無しっ子
:2022/01/12(水) 08:57:20 ID:GB/LGgI60
自分の解釈の座間子を映像化することによって布教する路線
202
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/12(水) 09:37:39 ID:6tHv7cHU0
やる気力と時間があったらやりたい
203
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/12(水) 10:23:11 ID:fCp2X12Q0
電車の中で曲聞いてて思い出したけどこれのMMD版、頭の中ではほぼ完成形が見えてるんですよね
もっともモデルとモーション作るのが地獄だろうが
しっかり名作のパロディをしつつロクゼロっぽい動きの派手さを表現したいから既存のモーションがほぼ全部使えないと思う
204
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/13(木) 22:29:10 ID:nVE4W7M60
ボスのAIについてのメモ
現行案だと難易度は4段階で下からイージー、ノーマル、ハード、ナイトメアの4つとなる
この難易度設定はそのままAIの挙動にも影響する
イージーは全ての行動がパターン化されており、単一のパターンをループする この難易度だとEX技は使わない
ノーマルはパターンを5つくらいの行動で区切っており、パターン終了時に次のパターンを乱数で決める 基本4パターン+EX技用1パターン
ハードはパターンを3つくらいの行動で区切る ノーマルより更にパターンの数が増える(基本9+EX2パターンくらい?)
ナイトメアは完全に俺からの挑戦状状態 全員がオメガみたいなAI(距離で行動を決め、次の攻撃は距離に合致した物から完全に乱数)になる 多分この難易度のデバッグは無理
基本コンセプトはパターン覚えるまでは強いだろうがパターンを覚えさえすればノーダメで勝てる勝機が見えるといった物
強いAIの理想はゼロ4のクラフト テンポが早いが避け方が全ての攻撃にあり、場合によっては攻撃をキャンセル出来るようにする
ナイトメアは自分でもマジキチAIって呼んでるから調整する気はほとんど無い
205
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/14(金) 02:21:42 ID:LeU6T18I0
座間子のバックボーンについて妄想してた事
臭芋が考えるような内容だけど許して 多分ゲーム化するにしても使わないか隠し要素にするかのどっちかになると思う
座間子は幼い頃に両親と死に別れ、その後親戚の家に引き取られた
ただ親戚に性的暴行などを受けていたため心に深い傷を負っている
この時辺りから他人の顔色を見て自分のする事を変えるようにし始めた
そんな事もあり、高校は寮を借りて親戚から離れて生活していた
ただ高校卒業後は大学に行けるだけの財力も無く、就職しようとするも全滅する
大体この辺りで友達経由でとある企業の社長(28〜29歳辺り?)に出会う
何度か交流していくうちにその社長にだけ心を開き始めた 大体この辺の時期が"K"の時代軸
ここから先は完全にこの作品から独自に派生する場合は無視して大丈夫な裏設定
というより俺がここから先を書くとしたら個人的に禁止事項としている自キャラを出してはいけないというルールを破らないと書けないためムツケーで書く事は無い内容
"K"の終了後、社長のツテでその会社に入る 部署は広報課
この後社長のほうが座間子に惚れて座間子に尽くすようになる
大体この頃辺りから座間子は一気に幸せになる
今まで誰も愛してくれなかったがこの時初めて心から愛してくれる人と出会った事で辛かった過去と決別する事が出来た
この後2〜3年後辺りに結婚する 大体この辺りが幸せの絶頂
こんな事言うのもアレだが最終的に子共を成して"K"が終わった後の世界の1つに繋がっていく
"K"終了後の世界に関しては好きにしてくれて構わないけど俺自身はこんな感じの事を考えてる
幸薄キャラがあるならせめて俺が惚れたから幸せにしたいって気持ちがある
うーんこのキモヲタ 考えてる事がまんま臭芋のそれだ
206
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/14(金) 15:53:52 ID:LeU6T18I0
実装優先度は低い(Edge APIよりさらに下)けどそのうちやってみたい事
https://github.com/vitamin-caig/zxtune
これのソースを"K"の本体に混ぜ込んでNSFやSPCなどを使えるようにする
この際リソースパックで必要な記述はパスのみ(ZXTuneで対応してるゲーム音源は基本ファイルにループ情報が書かれている)となるため記述を簡易化出来てなおかつ容量を削減したり出来る
ただZXTuneはスマホで動かすとなると消費電力が大きい印象がある(当職のGalaxy Note Edgeに入れたらバッテリーがガリガリ減る印象がある)ため泥移植の際にどうなるかは要検討
他の問題としてこれ仕込むとなるとiOS(iPadOS)でそのまま使えなくなる
ただiOS系に関してはリソースパックが使えない(OSの仕様で外部ファイル参照が出来ないらしい)から今のところiOS系に移植する予定は無い
macOSはソースコードをそのまま使いまわして(動作環境が無いから)デバッグを一切せずにリリースする予定
Win(64bit版限定)、macOS、Linux、泥はZXTuneのソースがあるため混ぜ込む事は考えてる
ライセンス的に"K"に仕込んでいいのかは分からんが
あと問題があるとすればZXTuneはソースの大半をC++とJavaで書いているためUnityで仕込めるかどうかが分からん
無理だったら諦めるつもりだが
207
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/15(土) 03:35:12 ID:KzPPUYCk0
>>154
をニコニコに投下
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10884011
使ってる題材が題材だから雑談スレに投下する気になれない
208
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/16(日) 03:40:52 ID:8ayc8fAA0
心の浄化って意味合いも含めて入力作業してたら終わったので投下
やってる事は酷いけどキッチリ制裁を下してるからまだ嫌悪感は少ないはず
というよりヤリ逃げ書くと当職の場合書いててキツくなってくると思う
EX5をどうするかはまだ未定
209
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/16(日) 03:41:31 ID:8ayc8fAA0
EX Stage 4 -誘惑-
春先のある日、カナチ達がまた集まって買い物にでも行こうかという話が立ち上がり、8人が集まる事になった。その当日、最初に集合場所に着いたのは山岡だった。
(少し早く着いたな…… 10分くらいしたら全員揃うのか?)山岡が思った通り、10分程度でメンバーが揃った。一人を除いてだが。
「…電が来ないな。」「本当ね。一度電話してみましょうか?」「念の為にしておくンマ。」座間子が電話をかけるも一向に電は出ない。
「…もしかしてまだ寝てるとかンマ?」「分からないな。」「15分くらい待ってみるンマ?」「別に待ってもいいが……」
カナチ達は単に電が忘れているだけだと思い、しばらく待つ事にした。まさかあんな事態になっているとは知らずに……
少し時間を遡って10分程前。電は完全に遅れると思い、家からの最寄り駅に向かっていた。電が下宿していたのは閑静な住宅街で、人通りはそれほど多くない場所だった。
バス停でバスを待っていると、電に気づかれぬよう、ものすごい小太りの男が近づいてきた。男の脈は早く、手にはスタンガンが握られていた。
一歩、また一歩と電に近づいていき、電が男の存在に気づいた時には既に手遅れだった。電が振り向くと同時にスタンガンで気絶させられていた。
「これでいいナリよ。」男はそう言うと、電を担いで近くに停めておいた車に乗った。「当職の倉庫に向かうナリよ。」
男が車にそう言うと、自動運転システムが起動し、どこかへ走り去っていった。
電が再び目を覚ますと、見覚えの無い倉庫にある椅子に縛り付けられていた。口には猿轡が押し込まれ、声が出せない状況になっていた。
電が振り向くと男が全裸で近づいてきた。「やっと目覚めたナリね。これから君は当職を満足させてもらうナリよ。」
電はゴミを見るように男を見つめる。「そんな目したって無駄ナリよ。当職は弁護士だ、お前とは違う。」
(アーマーさえ展開出来ればどうにかなるのに…… 両手を縛られていたら展開出来ないのです……)
電の目には男のイチモツが嫌でも目に入る。電はどうにかして反撃する方法を考えていた。男にバレないように手に巻きつけられたロープを外そうとするも、男にバレてしまう。
「そのロープは合成蜘蛛糸ナリよ。そう簡単に切れたりしないし結び方もしっかりしてるから解けないナリよ。」
男はイチモツを電の頬に当てる。あまりの拒絶感に声を上げて抵抗しようとするも、猿轡で声が出せない。
「やっぱりこの年頃の頬は最高ナリね。一発出しとくナリ。」男は頬ズリをし、電の顔にザーメンをかける。(うぅ…… とても臭いのです……)
そして男は電の服の下に手を入れる。「!!」男の手は腹を撫で、発展途上の胸を堪能する。
電はあまりの拒絶反応で泣き出す。「発展途上の胸、これはいい。」男は手で胸を堪能したかと思えば、電の服をめくり上げる。
そして何たる事か、男は電の乳を飲むかのように胸に食らいついたではないか!
電の大粒の涙が男の頭に落ちていく。男の鼻息が荒い事を否が応でも感じる。
そのまま男は電の脚を閉じ、太腿の間にイチモツを通し、胸を吸いながら腰を振り始めた。
電は恐怖と拒絶感に支配されていたが、度を超えて抵抗する気力を失いはじめていた。眼からは絶えず涙が流れ続け、嗚咽が止まらなかった。
「幼女は最高ナリィィィィ!!!!」男はまた一発を太腿の間に出す。
「…それじゃ、本番に行くナリよ。」男は電のスカートの中に手を入れ、秘部に手を伸ばす。「!!」
電は咄嗟に股を閉じようとするも、男のほうが力が強く抵抗出来ない。男はパンツ越しに秘部を触る。
「"準備"を先にしないと駄目ナリよ。」男は慣れた手付きで電の弱い所を探す。「当職の経験によれば……」
男の指がパンツ越しに中に入る。「ここが弱いナリよ!」男に弱点を触られた瞬間、電の身体にショックが迸る。
嫌悪感はあるのだが、今まで味わった事の無い感覚になる。「…その反応は当たりナリね。」
男は弱点を引き続き刺激にし続ける。そして電は声なき声を上げ、絶頂する。「そろそろ準備が出来たナリね。じゃあそろそろ――」
男が電のパンツをずらし、イチモツを挿入しようとした瞬間、倉庫の扉が破壊される音が聞こえた。
「ナリっ!?」男が振り返ると、そこにはアーマーを纏って武装したカナチ達が居た。
「か弱い女に手を出してやる事がそれか。極刑に値する悪行だな。」山岡が男に向かってセイバーを構える。
「当職は弁護士だ、お前らとは違う。」男は山岡に向かって弁護士であると脅すも、山岡には効果が無かった。
「悪いな、生憎俺も弁護士だ。」男は突如キレるも、山岡は平常心で迎え撃つ。「当職は上級国民ナリィィィ!!」
男は殴りかかってくるものの、山岡はそれを容易くいなし、そのまま勢いを使って投げる。「ナリッ!?」男の背中はいともたやすく地面に叩きつけられた。
「観念しな、罪人は裁かれるのがお似合いだぞ。」男は立ち上がろうとするも、電を救出したカナチに腕を踏まれ、動く事が出来ない。
助けられた電はすぐさま武装展開し、男の頭を撃ち抜こうとしていた。「よくも…… よくも……!!」
電の背中の発電機はフル稼働し、銃口からバチバチと音がする程の電力をチャージする。「死ね!!」電が電撃弾を放とうとした時、けんまによって止められる。
「Adminコマンド、武装解除ンマ!」電が引き金を引くと同時に武装解除される。けんまに殺人罪になると言われ、我に返る電。
「気持ちは分かるンマ。でも罪は犯さないでほしいンマよ。コイツには然るべき罰が下されるンマ。」電は荒い息を続ける。
男はカナチ達が武装解除したのを見て再び攻撃しようとするものの、今度は山岡にも腕を踏まれる。
「いい加減諦めろ。お前がどうやったところで俺らには勝てないぞ。」そして男は突入してきた警官に連行された。
210
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/16(日) 03:42:17 ID:8ayc8fAA0
「――でもどうしてここが分かったのですか?」「携帯の位置データから割り出してここを特定したンマ。」
「けんま、それって違法なんじゃ……」「SOS信号から割り出してるから大丈夫ンマよ。」「ならいいが……」
「まぁ、今回の件は大変だったな。アイツを重罪として処すために俺が仕事をしようか?過去にこの手の刑事裁判は何度か経験しているし。」
「いいのですか?」「あぁ、お前の事だし特別に成功報酬とかは安めにしておくぞ。」「ありがとうなのです……」
そしてしばらく月日は流れ、判決の日が来た。「主文、被告人を強姦致傷の罪で無期懲役の刑に処す。」「ナリっ!?」
結果は電の主張や残された証拠から強姦致傷の最高刑の判決が下された。この件はニュースになり、弁護士資格も即日剥奪という罪に合った妥当な物だった。
テレビでは唐澤が社会的な地位を失った事について報道されていた。
「――先日都内の倉庫で10代の女性に性的暴行を行った弁護士の唐澤被告ですが、先程有罪が確定しました。
この件を受けて、東京第一弁護士会の岡正晶会長は唐澤被告の弁護士資格を剥奪したと会見で明らかにしました。」
「これで罪相応の刑罰を受けたンマね。」「出来る事なら二度と顔を見たくないです……」
「判決的に仮釈放はほぼ無いから安心しな。アイツはムショでその生涯を終える事が確定したようなもんだし。」
「でも問題は心のケアだな。電も精神力はあるとはいえ結構キツかっただろうし。」カナチは同じ女性として電を気遣う。
「一応その件に関しては前の事件の時に世話になったカウンセラーに連絡は入れてある。実績もある所だし大丈夫だと思う。」
「ところで名前は何ていうんだ?」「確かカール・サイモントン メンタルクリニックって名前だったな。院長は日本に来て20年になるベテランだって聞いてる。」
こうして唐澤が起こした騒動は有罪判決という形で終わりを迎えた。その後、唐澤が刑務所から出てくる事は無かったという。
211
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/16(日) 03:42:45 ID:8ayc8fAA0
恒例の妄想垂れ流しの場と化してるあとがきは後で書く
212
:
名無しっ子
:2022/01/16(日) 16:05:21 ID:LiHepEMg0
お疲れ様でふ
213
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/17(月) 00:16:37 ID:/3/.6ZiA0
毎度お馴染み妄想垂れ流しコーナーのあとがきゾーン
今回の時系列は"K"終了後でEX3の後のイメージ
山岡が退院してるんで多分"A.C."も退院してる
最初EX3で尊師を出すつもりだったけどEX3をチンフェにしてEX4を尊師にした
今考えたら手を出すのが電だからEX3はチンフェで良かったと思ってる
電の年齢の公式設定を見た事が無かった気がするから10代前半にした 運営さんサイドとしてはもっと幼くしてるかもしれんが発育とかの関係で10歳に満たないとなると少々表現に矛盾が出そうな気がしたのであの年齢にした
尊師が手慣れてる感じの描写になってるけどこの件以前に小学生に手を出したって事で デリュケーでたまに見る設定を使った
ロリコン(44)がボロクソにされるのは書いてて楽しかった(小並感)
エロばっかじゃなくてそろそろEX2みたいなバトル物書いてみたいがネタが無い
バトル物書いてると曲聞きながら考えるの楽なんだけどね
電がロリコン(44)にガチギレするシーンは個人的に気に入ってる
ある種の一転攻勢モノに入るけど自ら制裁を下す直前で止めるってのは例のシーン書く数日前くらいに思いついたネタ
強制アーマーパージも大体同じくらい ちなみにアレは声紋認識です 故にけんま以外が武装解除する事は出来ません
尊師を制裁するシーンとしては今考えたらブッ飛ばされた扉がぶつかるってシーンでもいい気はするけどEX5でそれ使おうかって思ってる
尊師を有罪判決にするシーンは前に考えてた山岡が弁護士だって設定を使った 使わないと思ってた設定がここで使えるとはな
本来この手の事をされた女性は男性を信頼できないけど電の場合山岡は信頼出来る例外に入っているって事で
原稿だとカウンセラーがカール・サイモントンになってたけど流石にサイモントン博士は男性だから電に会わせるのもアレだなって思って院長にして女性スタッフで対応するイメージで書いた
あとガンジョンジョンは裁判官じゃなくて弁護士会の会長とした 弁護士資格剥奪の制裁を下す役としては妥当な選出だと思ってる なお裁判官の設定は無い模様
尊師の罪状に関しては当初は強制わいせつにする予定だったけど他の芋に強姦致傷にしたほうがよくね?って言われて罪状を変更
調べた限り最高刑が無期懲役だったからそれにした
「当職は弁護士だ、お前らとは違う」の返答として「悪いな、生憎俺も弁護士だ。」って返しは個人的に気に入ってる
山岡の発言で「極刑に値する」ってセリフあるけどこれは尊師の「極刑に課すしかないんじゃないかな。」から影響を受けて変更
あとか弱いって言ってるけど山岡比でなおかつ非武装の状態 武装したら普通に強い
ただ書いてて思ったのが電が推しじゃないから書けたんだろうかって思ってる
これ多分座間子が被害者になってたら書いてて苦しくなると思う
ガチ恋勢って辛いね(真顔)
ムツケー関係ないとこで純愛物書いてみたいとは思ってるけど登場人物の関係でここに載せる事は出来ないだろうな
まぁ書いたところで読む人居ないだろうが
214
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/18(火) 02:10:18 ID:/9D9GeXc0
EX5、またエロで書こうかって思ったけど今回の件を受けて別にやりたい事が浮上
今後のメインケーの動向次第では書くかもしれません
自分ワールド全開の用語使いますが内容を大雑把に言うとカナチらの精神を一時的にサイバーエルフ(ここではロックマンゼロのサイバーエルフよりロックマンエグゼのネットナビのほうが近い)に同調させて定永率いるサイバーエルフ軍団に立ち向かうって感じのやつ
ステージのイメージとしてはゼロ4の転送回線の中やロックマンエグゼ3のWWWの電脳やエグゼ2のゴスペルサーバーの電脳のようなイメージ
精神をサイバーエルフに移す技術は一番近いのがエグゼ3のパルストランスミッション
ただその技術は企業の開発力により(安全性に課題は残っているが)一応完成したという設定があってまだ市販化するのにな遠い技術故にけんま個人では使えない技術って設定があるんですよね
そのため自キャラの扱いをどうするかを悩みますが上手いことその辺の折り合いがつけば執筆開始するかもしれません
時系列は現状EX3かEX4終了後になる(個人的にはEX4のほうが後)予定なのでその辺も確定させておきたいところ
ちなみにオチに関しては定永の神経をキックバックダメージで焼き切る事を想定してます
自キャラ周りの問題だけ解決したらバトル物が書きたかったのでテンポよく書けるかもしれません
成約を課してるので流石にムツケーの隔離スレとはいえど自キャラは出せない
アルファ?アイツはガワがカナチなので…
あとなりすましの事を考えたら酉付けたほうがいいのかと自問自答の日々。
酉確定したらツイッタハァのプロフにでも書いておきます
215
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/19(水) 02:24:26 ID:NjKQ9vAI0
この小説の何かのWikiのページ、ほとんど本編しか無いのにページ容量が2位なの草(他にランキングされてないページの事は知らんが)
あとがきと設定資料と細かいの全部載せたら記事ソースが400KBを超えそう
216
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/19(水) 10:51:08 ID:i3l/CdyY0
EX5、Discordというこことは違う隔離された空間でメモしてるけど粗方設定は固まってきた
やりたい事と合致していたから設定のピースが埋まっていく。
マジでストーリーの流れ、BGM、設定が一気に出てきてる
217
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/19(水) 19:45:40 ID:3wu8VQgM0
冗談抜きでもう書けるだけネタが固まってきたかもしれん
ストーリーの流れも大体決まってきた
218
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/20(木) 17:03:08 ID:AC4d9Xbw0
何となくMMD用の絵コンテ書いてみようかとか思ったけどこれ俺に書けるのか…?
219
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/20(木) 20:20:19 ID:mBDTAINU0
予告:近いうちにEX5を書き始める
自キャラ周りをどうするかの大まかな処理が思いついた
久々のバトル物だから恐らく1万字は書くだろう
220
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/21(金) 18:51:14 ID:mdm5N23c0
これ見て思い出したけど敵軍の陸軍大将は山岡って設定あったけど空軍と海軍の設定は無かったな
SFだから宇宙軍が居ても良さそう
宇宙軍大将はリンゴ鯖先輩がその立ち位置になるのかな
ロクゼロなら陸軍がファーブニル、空軍がハルピュイア、海軍はレヴィアタンになるけどその辺の設定は考えた事無かった
411 名無しっ子 sage 2022/01/21(金) 00:52:34 ID:paiGol2Q0
海のダーキニー、空のけんまくん
ムツケーファミリーは軍隊になりつつあります
221
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/22(土) 01:51:40 ID:zi0UwvgI0
山岡のアーマーの彩色版を載せてなかったような気がするので載せておく
現状のカラーはこんな感じ
https://i.imgur.com/wem9mUn.jpg
222
:
ザマコスキー(仮)
:2022/01/23(日) 16:22:38 ID:DMORKCZQ0
若干フライング気味だけど執筆開始
223
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/02(水) 02:12:31 ID:6KSqOO1A0
2月に入ったという事で続きを書いてるが中々書きたいシーンまで進まない
導入は世界観の描写をするから大切なんだが肝心のバトルシーンの執筆までどれくらい掛かるのか…
224
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/03(木) 03:24:25 ID:canvcXW60
導入完成
ようやく書きたかった電脳世界が書ける
ちなみにイメージ的にはエグゼより流星寄りだと思う
225
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/04(金) 23:11:07 ID:HSjeL/xE0
EX5、ルーズリーフ片面に2900字書いてあったの草
こんだけ詰め込んでるから原稿は俺以外読めないだろうな
226
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/06(日) 16:56:14 ID:rxsn/Ivs0
メモ:カナチのヒッフッハはMMZ、山岡のヒッフッハはX6ベース
モーション作れるかな…
227
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/10(木) 18:30:12 ID:ZtmglcC.0
中ボス、ちょっと長引いてるような…
まだボスが残ってるからあんまり尺を長引かせるのもアレだしな…
ちなみに今ルーズリーフ1枚半くらい書いてます
細かいロックマンネタ仕込みつつ書き進めないと
228
:
名無しっ子
:2022/02/11(金) 23:24:25 ID:Vh81B4dc0
お疲れさまです
229
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/13(日) 03:32:35 ID:x7t6N73U0
1万字で収まるかなって思ったらボス接敵辺りで1万字くらい使いそう
現在8000字くらいで中ボス戦終盤
そろそろ進歩をPasteFSに反映しないとな…
230
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/13(日) 19:47:13 ID:x7t6N73U0
Rentryのほうを恒心しました
現段階だと中ボスを倒したところになります
231
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/14(月) 02:32:30 ID:7JSoST5E0
メモ:電の武器腕は梯子を使う時とかに外す
232
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/17(木) 01:37:24 ID:7ZeKEIG60
本編で絵文字使おうと思ったがしたらばは対応してないのか…
EX2のギリシャ文字みたいに一部が表示されるとかじゃなくて何も出ないのがキツい
233
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/17(木) 01:38:37 ID:7ZeKEIG60
ちょっと待て、スマホから該当部分だけ投稿すればもしかして…?
234
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/18(金) 01:40:54 ID:GOZSj3DA0
https://i.imgur.com/D89PZKP.jpg
EX5のボス枠のSDNGのアーマーデザイン案
コピーエックスを参考にしつつ変に豪華にせずにシンプルめに
武装はバスターのみでプレイアブル化する予定は無いから遠距離攻撃のみをしてくる
あとこれをゲーム化するなら大量に増える(約70体)事を考えてるので頂点数は少ないほうがいい気がする
一応サイバーエルフだからロックマン.EXEやSSロックマンみたいに右腕が変化するとかはアリだけどパターン組む気が無いので一応出来るって設定だけ
顔は例の免許証を見ながら雑に書いてる
235
:
名無しっ子
:2022/02/18(金) 15:39:31 ID:5rgdk8hE0
絵文字はコード使えば出せたような
236
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/02/18(金) 19:36:59 ID:GOZSj3DA0
SDNG攻撃パターンメモ
武装はバスターのみなので全てバスターから出る攻撃
流星のバトルカードのみで構成
なお全てバスターを構えるという予備動作をする
無:ヘビーキャノン 構えからワンテンポ置いて一瞬で壁まで届くやや細めの判定の攻撃をする
炎:テイルバーナー 中射程(大体キャラ3人分くらい)の火炎放射
水:ネバーレイン 頭上に水の弾を打ち出し、ワンテンポ置いてから自キャラの座標(横方向だけ発動時にホーミング)に雨を降らせる(横の判定はキャラ一人分、縦の判定は天井から床まで)
電気:ステルスレーザー 発生の早い弾丸を3発撃つ 弾速は遅め
木:バルカンシード 短射程(キャラ1.5人分くらい)だが拡散する(判定は三角形)弾丸を放つ 持続はテイルバーナーと同じくらい
なおアーマーの色で放つ攻撃は固定のため構えから攻撃発生までの猶予は山岡より短め
また、小説版では全員で70体の相手をするが、ゲーム版では自キャラが10体の相手をする なおこの時1体だけか複数体を同時に相手するかは未定 複数体相手なら同時に2〜3体程度
237
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/19(土) 03:13:35 ID:f1RxA1rk0
SDNGのアーマーに彩色した
バリアントっぽい色にしたからボス(サイバーエルフ)と雑魚(ウィルス)の中間みたいな感じになってるのかな
https://i.imgur.com/INkUlmL.jpg
238
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/19(土) 03:26:50 ID:f1RxA1rk0
追加の設定メモ
SDNG自身はサイバーエルフを作る能力が特に高い訳でもなく(一応ベースモデルから改造出来る程度の知識はある)、実戦で耐えうる性能のサイバーエルフを作る事は出来ないためある種の禁断の手法としてウィルスのソースコードを混ぜる事でどうにか戦闘に使えるようにしてある
そのためサイバーエルフ特有の羽が無く(ウィルスのソースコードと競合した)、増殖させる事が簡単というウィルスの特徴がある
戦闘においてもその特徴を活用し、単体で弱いサイバーエルフを大量に増殖させる事でその弱さを克服する数の暴力タイプの戦闘スタイルを取る
また、組み込んだウィルスの機能として周囲の物理法則の改変を簡単にする機能があり、けんまのハッキングが追いつかないペースを可能とする
また、SDNG本人が複数のサイバーエルフを一度に動かすのが困難なため、完成度は高くないもののAIに判断させて処理する事が可能である
この時SDNGは排除対象を指定するだけである程度戦闘を任せる事が出来る
239
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/21(月) 02:35:12 ID:yvbMuWuU0
Rentlyを恒心しました
対SDNG戦が本格的に始まったところ
SDNG増殖のカラクリも書いてます
240
:
名無しっ子
:2022/02/21(月) 21:31:45 ID:lwUweIm60
お疲れさまです
241
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/25(金) 23:17:14 ID:Fj5lp01M0
https://i.imgur.com/SgkxzFL.png
【悲報】rentlyさん、ついに"K"の掲載拒否をする
まぁ300KB以上あったからしゃーないか
242
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/25(金) 23:38:21 ID:Fj5lp01M0
https://rentry.co/c5frq
EX5、分離!w
ついでに続きも載せた
243
:
ザマコスキー(仮)
:2022/02/28(月) 02:29:05 ID:Jq8PqMMA0
メも:SDNG降伏につきオチの変更が必要
ポアする予定だったのをMMBN3同様に一時的に意識を失うもの(後遺症の設定は未定)とする
また、銀行強盗で指名手配されていたという設定も破棄して現状の仮案としてスクリプトキディがDDoSしたという程度の規模に縮小
ハッキングで設計図とソースコードを入手したという設定は外したら設定が成り立たなくなるため仲間がその辺をしたという事に変更
他は思いつかないから一旦放置
244
:
ザマコスキー(仮)
:2022/03/03(木) 01:12:54 ID:F9JS41vs0
rentry恒心
サダナッチをデリートしたところまで書いた
245
:
名無しっ子
:2022/03/03(木) 17:50:59 ID:S2/6vmz20
ナイスでーす
246
:
ザマコスキー(仮)
:2022/03/04(金) 02:16:44 ID:Ci4xQw9w0
紙面上で完結しました
寝て起きたら入力して投稿します
247
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/04(金) 23:34:32 ID:Ci4xQw9w0
完結しました
少ししたら投下します
248
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:22:48 ID:6ji8hih60
文量の割に執筆期間がかなり短かったEX5、投下します
249
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:24:34 ID:7MFAD3h60
EX Stage 5 -電脳-
「――今日も買いすぎたわね。」「誕生日パーティをするにはこれくらい必要じゃない?」「そう言われればそうなんだけどね。でも悪いわね、そんなに持たせて。」
「いいのよ、私はアンドロイドだし。」座間子と千刃剣魔はけんまの誕生日パーティのために買い出しに来ていた。
「じゃあそろそろ帰りましょうか。」「そうね――」千刃剣魔が何か言いかけると、そのまま前に倒れてしまう。
「えっ!?」驚きを隠せない座間子。再起動命令をしようと携帯を取り出すも、システムが命令を受け付けない。
そこにけんまから電話がかかってくる。「もしもし――」「座間子、大変ンマ!サーバーに攻撃されて色々大変な事になってンマ!千刃剣魔の方は大丈夫ンマか!?」
「それがさっき急に動かなくなって、再起動も出来なくなってるわ。」「やっぱり……」けんまは電話越しに落ち込む。
「とりあえず千刃剣魔を回収しに行くンマ。場所はどこンマ?」座間子はけんまに今居る場所を伝えた。けんまは電話を切り、車に山岡を乗せ、動かなくなった千刃剣魔と座間子を回収しに出た。
「なぁけんま、今回の攻撃ってどんな物なんだ?」車を運転する山岡が道中にけんまに尋ねる。
「ログを見たけど複数のサーバーからDDoSをされてるみたいンマ。」「DDoS攻撃…… 分かりやすく説明してくれないか?」
「DDoS攻撃を日本語に直すと"分散型サービス妨害攻撃"、つまり複数のコンピュータがサーアバーを攻撃してサーバーを機能不全にする事ンマ。」
「なるほど。ところで攻撃元って分かるのか?過去の判例だと何らかの痕跡が残っていたが。」
「判例にかかれている事だけが全てじゃないンマ。今回の攻撃はTorっていう匿名化技術で攻撃元が隠蔽されていたンマ。」
「…また厄介な事になりそうだな。」「一応別のサーバーで解析してみてる途中だけど結果が分かるとは思わないンマ。」
そしてけんまと山岡を乗せた車は座間子の元へと辿り着く。山岡は動かなくなった千刃剣魔を担ぎ、車に乗せる。
けんまは拠点までの帰路につく途中に座間子に今回の事態を説明した。
「――という訳で今回大規模なサイバー攻撃が仕掛けられて千刃剣魔のシステムをホストしていたサーバーが過負荷を起こして制御不能になったンマ。犯人の目的はまだ何か分かってないンマ。」
「なぁけんま。」「何ンマ?」「今の話を聞いてたら別のサーバーに移転したら動きそうな気がするんだが。」
「確かに動くかもしれないンマが、千刃剣魔自体かなり特殊なサイバーエルフになっていて他のサーバーでホスト出来るか分からないンマ。
それに仮にホストできるとなってもかなり高性能なサーバーを使う必要があるからサーバーを借りられるだけのお金をすぐに用意出来ないンマ。」
「思ったより複雑だな……」「千刃剣魔は作った人が変態ンマね。」
けんま達は拠点に着き、千刃剣魔と荷物を下ろした。「さて、これからどうするか……」
「現状の解析結果だと攻撃元のURL程度なら推測出来たンマがその程度ンマ。IPアドレスはTorの性質上意味が無いンマ。」
「で、反撃をどうするかですが……」「今回のサイバー攻撃は対処しようと思えば出来るけど一時しのぎにしかならないンマね。」
「となるとやはりどうにかして攻撃元を特定して止めるしか無いか。」「一応攻撃の詳細も分析してるンマが識別子のような物が全てバラバラだから対処するのは難しいと思うンマ。」
「普通の防衛策は大して意味が無いって事か……」「有名なDDoSプロテクトを一通り導入してもそこまで効果が無かった事と見る限りそういう事になるンマね。」
「…そういや前に変なモノがあるって聞いたな。」「ンマ?」
「何でも人間の意思を一時的とはいえアバターに乗せてネット世界で活動出来る研究している所があるとか……」
「山岡、その情報どこで知ったンマ…?」「いや、知り合いの弁護士に聞いた噂だが……」「…社長ならこういう研究してそうね。」
「確かに会社で研究してる事にはしてるンマが……」「何か問題でもあるのか?」
「まだ安全性の問題で実用化はされてないンマ。」「安全性の問題……」
「そうンマ。精神の転送に特殊な装置を使うンマが、ネット世界で致命的なダメージを受けると最悪脳の神経が"焼けて"そのまま死んでしまう可能性があるンマ。」
「神経が焼ける……」「だから僕としては使ってほしくないンマ。」「でも他に手はあるのか?」
「現状はサーバーをネットワークから切り離して攻撃が収まるのを待つか、Torを拒否するしか無いンマ……」
「だったらTorを拒否すればいいのでは?」「でもそうすると千刃剣魔の通信の一部はTorを使ってるっぽい挙動をしてるから正常起動出来るか分からないンマ。
ソースコードもプロテクトが厳重にかけられているから僕じゃ改造出来ないンマ。それにこのサイバーエルフ自体構造が特殊で、基幹部分を改造する事自体想定されてない作りをしているっぽいンマ。
仮に改造出来るとしても記憶データだけ先に分離して、改造したソースコードからコンパイルしたバイナリを記憶データともう一度マージしないといけないンマ。」
「あー…… こんな事言われても俺は専門用語は分からんぞ。」「まぁ一言で言えばあのサイバーエルフ用のパッチを作るのは手間も金も掛かるって事ンマ。」
「聞いた感じやたら面倒な作りになってそうだな……」「実際その認識は間違ってないンマ。」
「となるとその装置を使うのが現状一番現実的な選択肢ね。」「座間子まで……」
「ただ俺と座間子だけだと戦力になりそうにない気がするな。カナチらを呼べるか?」「…分かったンマ。でもその装置が全員分揃うかか分からないンマよ。」
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ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:25:02 ID:7MFAD3h60
そして数日後、"A.C."含む4人が呼び出され、けんまの拠点に大型の装置を7台が搬入された。「…まさかプロトタイプを10台も作ってあったとは思わなかったンマ。」
「まぁ社長ならああいうのは作っててもおかしくはないからね……」そうして運び込まれた7台がそれぞれの部屋に運び込まれた。
「どうして部屋を分けたんだ?」「計算上あの消費電力の機械を同一の系統から電源を取るとブレーカーが落ちるンマ。だから別々の系統から電源を取るためにこういう置き方をしたンマ。」
「…それ本当に大丈夫か?火事になったりとかしたら元も子もないぞ。」「計算上は大丈夫ンマ。 …多分。」「多分って……」
「一応定格的には大丈夫ンマ。ピーク時の消費電力から計算されてるンマよ。」「何か不安だな……」
山岡は愚痴を漏らしながらも装置の中に入った。「無理だと思ったら躊躇なくログアウトするンマ。僕も見張ってるとはいえど限界があるンマ。」
けんまは皆に今回の作戦と危険についての説明をした。「それじゃあ行くンマよ!」けんまは制御用のコンピュータに起動命令を入力する。
「コードネーム:Shooting Star、ミッション開始ンマ!」けんまが命令を実行した瞬間、カナチ達の意識は装置を抜け出し、7つのリングを通り抜け電脳世界にダイブする。
今回呼び出された7人は電脳世界で再び顔を合わせる。
「今回は特別仕様のサイバーエルフを全員分用意したンマ。普通のサイバーエルフとは違うから普段と同じ感覚で戦う事が出来ると思うンマ。」
「なぁけんま、ちょっと気になるけどこの羽は何だ?」カナチは全員についているクリップのような羽について指摘する。
「それはサイバーエルフである証ンマ。物理法則が変に書き換えられないなら飛べるンマ。ここは会社のサーバーだから慣れるまで練習していいンマよ。」
急遽呼び出された"A.C."だったが、この状況に一番最初に適応したのは彼女だった。「なるほどな、アーマーで飛んでた時と大差無い感じか。」
"A.C."は意のままに浮かび上がり、曲芸飛行のように宙を舞う。次に飛べるようになったのは十七実だった。
「久々に飛んだ気がするわね。感覚も大体分かってきたわ。」十七実は空を全速力で飛ぶ。
「ずるいのです!私も飛ぶのです!」次に感覚を掴み、飛べるようになったのは電だった。
電は自由に飛び回る二人を追いかけようとしていた。「多分こういう事じゃない?」「泳ぐ時の応用でいいのかな?」
六実と座間子も飛び方が分かったのか、恐る恐るではあるものの地面から足を離す。
「少し勢いをつければ…!」カナチは助走をつける事で飛べるようになった。
最後に残されたのは山岡だった。山岡は身体に力を込めて飛ぼうとしていたが、いつまでも飛べず、"A.C."に指摘される。
「そんなに力を込めても飛べんぞ。羽に力を少し入れて、他の所の力を抜いて、後は身体全体を持ち上げるような感覚で飛べるで。」
山岡は"A.C."の指摘通り飛び方を変えてみるとあっさりと飛べた。「…サンキュー。」「この程度は慣れれば簡単やで。」
そして全員が一通り飛ぶのに慣れた時、けんまから出撃の指示が出される。
「そろそろ出撃するンマ。ただ表から出ると敵の攻撃を喰らうンマ。ここは裏口から出るンマよ。」
けんまの指示通りカナチ達は裏口から出、路地裏を通りサーバーの玄関口がある表通りに出ると、おびただしい数の何かがサーバーであるビルを攻撃していた。
「アレはウィルスンマ。プログラムの影響で可視化されてるンマよ。」ウィルスを横目に目的地に向かおうとした瞬間、強烈なレーザー光線がサーバーに向けて発射された。
着弾すると同時に爆音が鳴り響き、辺りが揺れる。「な…何だ!?」
「今のは恐らくDDoSプログラムによる攻撃ンマね。会社のサーバーは開発途中のDDoSプロテクトシステムとアンチウィルスプログラムでどうにか守ってるから大丈夫だと思うンマが……」
「ところでアレをサーバーに導入するってのは出来るのか?」「アレは開発途中でまだ未完成な上に僕のサーバーじゃスペックが足りないンマ。アレは複数台のサーバーで動かしてるやつンマ。」
「そうか…… とにかく攻撃元を潰さないとどうにもならないと。」「そういう事ンマ。」「で、目的地は分かるの?」
「推測されるURLを座標に変換したところ、数km先にTorネットワークに繋がるゲートがあるンマ。そこからしばらく行った所に目的のWebページがあると思うンマ。」
「ならそこまで一気に……」山岡は空を飛んで一気に向かおうとする。「待つンマ!こんな所で高く跳ぶのは自殺行為ンマ!」「自殺行為って……」
「ここは電脳世界ンマ、サイバーエルフになってるのは山岡達だけンマが、サイバーエルフは他にいっぱい居るンマ。」
「それがどうした?」「当然中には悪意を持ったサイバーエルフもあるンマ。高い所を飛ぶとサイバーエルフやさっきみたいなウィルスに撃ち抜いてくださいって言ってるようなものンマ。だから飛行高度は抑えるンマよ。」
「なるほどな。」「あと低高度にも数は高空より少ないとは言えどウィルスが居るから随時倒していくンマ。」
「とりあえずそのゲート目指して進みましょ。」「そうンマね。場所はこの通りを1km程進んで、そこにある大きな交差点を左に曲がった先にあるンマ。」
カナチ達は他のサイバーエルフに襲撃されぬよう、20cm程浮き上がり、滑るように飛びながらインターネットを進む。
まるで東京の中心部のような交通量があり、一つ一つがWebページやIoTシステムなどを意味する摩天楼の下、大量のデータを積んだであろう大型トレーラーや、一般市民が使っているであろうサイバーエルフが乗った車などを横目にカナチ達は突き進む。
そして次々と迫りくるウィルス。ウィルスは様々な姿をしており、例えば工事用ヘルメットを被ったものや、鳥の頭に直接羽が生えたようなもの、両腕が剣になったものなどが居た。
しかしそんなウィルスもカナチ達7人の前では無力で、長くても5秒程度で次々と処理(デリート)されていった。
彼女達が通った跡にはウィルスの残骸のみが残されていた。「けんま、あとどれくらいだ!」「2つ先のブロックンマ!」
カナチ達は引き続きウィルスを倒しながら進んだ。
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ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:25:40 ID:7MFAD3h60
そしてついに禍々しい風貌をしたゲートの前に立つ。「なぁけんま、Torネットワークってこの門みたいに禍々しいのか?」
「本来は全く違うンマ。でもこの先のネットワークはどうもかなりダークなWebサイトとかに繋がってるっぽいンマね……
他のTorゲートは横浜の中華街の門や鳥居みたいにそこまで変なデザインじゃないはずンマ。とりあえずこの先はTorネットワーク、これを着てほしいンマ。」
カナチ達に膝辺りまで隠れるローブが支給される。「そのローブはTorネットワークで個人を識別しにくくすると同時にTorネットワークへの接続を補助するプログラムになってるンマ。」
全員が支給されたローブを着る。「それと、目的地に着くまでに騒動を起こさないでほしいンマ。」「どういう事?」
「Torネットワークの住民は妙な一体感の下相手を信頼しているンマ。だから騒ぎを起こされると住民からの綜攻撃されるかもしれないンマ。これはここみたいに表のやつなんかよりも、もっと熾烈な攻撃になると思うンマよ。」
「ウラの世界の流儀はよく分からんな。」「世の中には知らないほうがいい事もあるンマ。」「とりあえず進みましょう。」
カナチ達がいざTorネットワークに足を踏み入れると、辺りの空気が一瞬にして変わった。
「…スラム街のような雰囲気だな。」「見た感じここはかなり異質ンマね……」「で、目的地はどこだ?」
「この通りを5km程まっすぐ進んだ先にあるンマ。」「よし、そこまで突っ切るぞ!」カナチ達は先程と同じように移動を再開する。
表世界とは違い、ビルの看板に掲げられた文字は"アイス売ります"や"草手押し可"などの麻薬販売の隠語や、簡体字やキリル文字などが書かれ、表の世界とは違う事を感じる。
通りで話をするサイバーエルフも日本語よりロシア語や中国語などの外国語を多く話している印象があった。
(警察はこの無法地帯を取り締まる気はあるのか?)山岡は自身の正義感からこの無法地帯をどうにかしたいという気持ちがあったが、けんまに言われた通り厄介事を起こしたくないので今は一旦無視する事にした。
「何か出てくるウィルスが強くなってないですか?」カナチ達は先程に引き続きウィルスを処理(デリート)しながら進んでいたが、道中で出てくるウィルスは明らかに先程より強くなっていた。
「Torネットワークだから身元を隠せるし厄介なウィルスが増えているのも事実ンマね。この中にはランサムウェアもあるみたいだから負けちゃ駄目ンマよ!」
「ランサムウェアまであるのか……」「暗号化されると僕でも復号化は難しいンマ。」「倒されないよう用心しないとね。」
禍々しい世界をカナチ達は更に進む。
しかし目的地まであと僅かという所で大型のウィルスが行く手を阻む。「後少しなのに!」「仕方ない、さっさと倒すぞ!」
7人はあっという間に散開し、ウィルスを囲む。「デリート…… デリートスル……」「ウィルスが喋ったンマ!?」
ウィルスが言葉を発した事に驚くけんま。すぐに相手を解析すると、ウィルスとは違った結果が返ってきた。
「コイツはよく見たらウィルスじゃないンマ!ウィルスっぽい挙動をするサイバーエルフンマ!」「サイバーエルフか……」
「とりあえず倒せば大丈夫なんだな?」「コイツの目的はウィルスに感染させる事ンマ!」「よし、倒すぞ!」
謎のサイバーエルフは散らばったカナチ達を排除するため、片腕をバルカン砲に変形させ、辺りを撃ちながらカナチ達を倒そうとする。
カナチ達は一斉に飛び上がり、弾丸を避ける。流れ弾は無関係なサイバーエルフや建物に当たり、他のサイバーエルフは逃げ出す。
一部のサイバーエルフは謎のサイバーエルフに攻撃するも、返り討ちに遭い、そのまま処理(デリート)される。
「どうもコイツは自分以外を敵として認識しているみたいンマ!」「ならばウチが!」
"A.C."は構えた杖にエネルギーを細長く纏わせ、急降下しながら斬ろうとする。「援護します!」
六実もサイバーエルフめがけて弓を引き、炎の矢を飛ばす。「ムダダ!」謎のサイバーエルフはバリアを展開してこれを防いだ。
「一発で駄目なら……」電は両腕の武器を構える。「何発も撃つまでです!」電の武器腕からは無数もの弾が放たれる。
弾は着弾し、土煙を上げるも、土煙が晴れると謎のサイバーエルフの姿は無かった。
「上よ!」座間子はアイスジャベリンを飛ばし、真上からの急襲を防ぐ。
攻撃を阻まれた謎のサイバーエルフは手元に鎌を呼び出し、高速回転させながら投げた。
投げられた鎌は次第に空気の刃を形成しつつこちらへ飛んでくる。「こんな物!」山岡は斬撃弾を飛ばし、空気の刃ごと鎌を斬り裂いた。
これを見て謎のサイバーエルフは右腕を刀に変形させ、山岡に斬りかかろうとする。「そうはさせません!」十七実は腕の刃で斬り裂こうと回転しながら謎のサイバーエルフに突っ込む。
謎のサイバーエルフはこれをアーマーで受け止めるも、刃はしっかりとアーマーに食い込んでいた。十七実は謎のサイバーエルフを蹴飛ばして刃を抜く。
謎のサイバーエルフは姿勢を崩し、上からカナチが割木斬で喉元を貫こうとセイバーを振り下ろす。
謎のサイバーエルフは回避行動を取るも、完全に回避する事は出来なかった。セイバーの刃は左肩に突き刺さり、刺された箇所を中心にデータが少し崩壊する。
しかし謎のサイバーエルフはそれを気にせず立ち上がる。ここは電脳世界であり、例えデータが損傷しても、コンピュータが認識出来る限りは消滅しないのだ。
データが損傷した左肩の一部は消滅するも、左腕は問題機能していた。そして謎のサイバーエルフは一番近くに居たカナチに墨を吹きかける。
「何だ!?」突然の奇襲で視界が奪われるカナチ。そのままカナチに追撃しようと腕をドリルに変形させたが、六実に変形させた腕を撃ち抜かれて阻止される。
「シツコイ…… スッゾオラー!」謎のサイバーエルフは右腕にグローブを装備し、近くに居た電を殴る。「痛っ…!!」
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ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:26:04 ID:7MFAD3h60
ところが、殴られて痛かったのは電だけではなかった。全員である。「何があったンマ!?」
けんまは慌てて全員の状況を確認すると同時に相手が何をしてきたかを探る。全員が殴られた衝撃でよろけるも、何とか持ちこたえる。
「ダメージは許容範囲内…… よし、大丈夫そうンマね。」「けんま、今の攻撃は?」「今の攻撃は"シンクロフック"ンマね。」
「何だそれ?」カナチは謎のサイバーエルフの攻撃を避けつつ問う。
「今の攻撃は元々サイバーエルフ同士で戦わせるプログラムがあるンマが、それのデータのうちの1つンマ。中身は殴られた相手以外にもダメージを与えるプログラムンマね。」
「また厄介な物が出てきたわね……」「どうやら相手が隠し持っていた手段はこれだけじゃなさそうだぞ。」
謎のサイバーエルフは背中にミサイルマウントを装備し、一斉に発射する。
放たれたミサイルは他のメンバーを無視してカナチと山岡に向かって飛んでいく。二人は飛んできたミサイルを片っ端から斬っていく。
カナチと山岡の処理をミサイルに任せ、残ったメンバーを処理するために右腕を戦斧に変形させ、そのまま薙ぎ払う。
座間子達は飛び上がって回避する。「二度目は無いのです!」電は謎のサイバーエルフに向かって電撃弾を放つ。
謎のサイバーエルフは戦斧で受けようとするも、放たれた弾は電気を帯びているため、戦斧を通して感電させる。
謎のサイバーエルフの右手はこのダメージで左肩と同じように崩壊する。「多分これで大丈夫なのです!」
しかし謎のサイバーエルフは未だ抵抗を続ける。今度は左腕を大鎚に変形させ、回転しながら突っ込んでくる。
「そんな攻撃は……」十七実は謎のサイバーエルフの頭上まで飛んでいき、両腕を合わせて斧にしてそのまま脳天めがけて振り下ろす。「見切りましたよ!」
寸前の回避で脳天直撃は避けられたものの、十七実の斧は左腕を斬り落とした。謎のサイバーエルフの左腕全体が崩壊し、データを維持出来なくなる。
「今よ、とどめを!」「俺がやる!」山岡は謎のサイバーエルフに着ていたマントを被せる。
「お前ののぞみはこの剣によって打ち砕かれる!」山岡は居合斬りの要領で謎のサイバーエルフを斬り裂く。
謎のサイバーエルフは全身を維持出来なくなり、消滅する。「…エネミーデリート。」山岡は抜いた剣を鞘に収める。
「さて……」山岡は辺りを見回す。「騒動を起こすなと言われた訳だが、どうやら変な心配はしなくていい感じだな。」
ビルや屋台の影では今の戦いを見ていたサイバーエルフがそこそこ居た。彼らはカナチ達を攻撃するどころか拍手すら巻き起こっていた。
「前々から居座っていた邪魔者を倒してくれてありがとな!」隠れていたサイバーエルフが謎のサイバーエルフをデリートした事に感謝していた。
「とりあえず目的地に向かいましょ。」カナチ達は再び目的地に向かって進み出した。
そしてしばらく進んでようやく目的地にたどり着いた。「まるでスラム街のビルみたいだな……」
カナチ達目の前にあったのは、まるでホームレスやヤクザが占領してそうな怪しげな雰囲気を持つ廃ビルのような建物だった。
「本当にここなのか?」「URL的にはここンマ。」「ひとまずオレが行く。」
カナチはフードを深く被り、セイバーのスイッチを切ったうえで片手に持ち、扉を開けて中に入る。
(来るなら来い!片っ端から斬り刻んでやる!)敵を警戒して中に入ったカナチだったが、1階には誰も居なかった。
「…中も外見通りって感じか。とりあえず来ても大丈夫だぞ。」山岡達も武器がいつでも使える状態にして中に入る。
ビルの中も切れかけの蛍光灯が空間を照らし、壁にはヒビgあ入っており、いつ倒壊してもおかしくないような雰囲気だった。
「データを解析しているンマがどうも低階層には目立った反応は無いンマ。」「ならエレベーターで……」
「ちょっと待て。」エレベーターを使おうとするカナチを止める山岡。
「ここは敵の本拠地だ。しかも狭い閉鎖空間、おまけに電脳世界ときた。ここで仮に襲撃されたらどうなるか分かるよな?」
「言いたい事は分かった。階段を使えって事か。」「あぁ。ただここは電脳世界で、しかも飛べるから体力の問題は無いと思うぞ。」
「分かった、階段で行こう。」カナチ達はエレベーターの隣にあった階段を使い、ビルを上っていく。
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ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:26:37 ID:7MFAD3h60
そして最上階である6階に着く。「反応を見る限りではここに誰か居るンマ。」「しかし何も無いな。もしかしてここは囮なのでは――」
突如辺りがワイヤーフレームと化し、線は次々と形を変えていく。「奇襲か!?皆構えろ!」
バラバラに分解された線は再び部屋の形へと構成されていく。同時に線の一部は人の形に変化していく。
「ヤッホー!サダナッチだヨ❤ お前ら全員あの世に送る 覚悟しろ無能😆👋 ジャミンガーにいじめられたの?😯かわいそうに😩」
「何だ…!?」「けんまさん、アレは一体……」「多分サイバーエルフンマが……」「それにしては羽が生えてないわね……」
「今解析を試みてるンマ。」「ジャミンガーってさっきのサイバーエルフの事か?」「恐らくそうンマ。まさかコイツがさっきのを…?」
「サダナッチを無視するなんて許せないんだ☹殺してやるからとっとと倒されてね😊」
そしていきなりサダナッチと名乗る謎のサイバーエルフは増殖を始める。
「ヤッホー!サダナ「ヤッホー!サ「ヤッ「ヤ「ヤ「「「ヤッホー!サダナッチだヨ❤ 」「お…おい……」
サダナッチは大量に増殖し、その数70体近くだった。「何この数……」「一人で10体くらい倒せばいけるか…?」
「やるしかない、手分けして倒すぞ!」「「「「「「「逆らうなよ😠」」」」」」」
サダナッチと同時に散らばるカナチ達。「焼いてやる!」六実はサダナッチに向かって炎の矢を連射する。
「何だこの攻撃わ😆」炎の矢はサダナッチの腹を掠める。「まだよ!」六実は続けざまに3発追加で矢を射る。
「!!」サダナッチのうちの一体がノイズを発して処理(デリート)される。
(私は裏に回れば…!)座間子は泳ぐように浮き上がり、相手の隙をついてサダナッチの裏に回る。
「はっ!」槍を両手で大きく振り下ろし、真っ二つにして処理(デリート)する。
「ちょこまかと小賢しいのです!」電は武器腕から大量の弾を扇状に展開して弾幕を張る。
流石に一発では処理(デリート)出来ないが、複数のサダナッチにダメージを与える。「十七実さん!」
「とどめは任せて!」十七実はフォレストボムを放ち、電が撃った敵を一掃する。
しかしサダナッチはこれらを一切気にする様子はなかった。「この攻撃は避けられないだろ😆」
サダナッチの一部は身体を青く変色させ、そのまま天井に向かって水の弾丸を放つ。
その直後、カナチ達の頭上から矢のような雨が降り注ぐ。まるで針のように硬質化した雨はそれぞれのアーマーに突き刺さる。
「ぐおっ!!」「大丈夫ンマか!?」「…一応は大丈夫だ。」「私もまだなんとかなってるわ。」
「…ダメージ許容範囲内ンマね。でも一応……」けんまはキーボードを叩く。
「リカバリープログラムを走らせたンマ。これである程度ダメージは修復されたンマ。」
「そんな」真似をしても無駄だぞ😊」多くのサダナッチは身体を緑色に変色させる。「何か来ます!」
変色したサダナッチはバスターから無数の種を放つ。「ああああああっっっ!!!」「い…電!!」
電は周囲にたくさん居たサダナッチから大量の種を浴びせられる。「ダメージ許容範囲超過、すぐログアウトするンマ!」
電の精神は電脳世界から脱出し、その直後に電脳世界に残された電のサイバーエルフは崩壊した。
「悔しかったら、😰ちゃ〜んと訓練をしましょうネ〜ꉂꉂ😆ꉂꉂ😁✨」「あの野郎…!!」
「落ち着くんやカナチ、挑発も相手の策の一つやで。ウチかて今の発言にはカチンときたわ。だから……」
"A.C."は杖を構える。「こうしたらええんや!」杖の先からリフレクトレーザーが数発放たれる。
放たれたレーザーはサダナッチのうちの幾つかに跳弾しつつ当たる。レーザーが当たったサダナッチはコアを貫かれたように崩壊した。
「こんだけ倒してもまだ10体ちょいか……」サダナッチを着実に倒しているものの、まだ数は多い。
「途中報告ンマが、ある程度解析ンマ。…どうやらこのサイバーエルフは禁忌の手段を使ってるみたいンマ。」
「禁忌の手段って?」「解析結果によると、どうもあのサイバーエルフにはウィルスのソースコードが混ざってるンマ。」
「ウィルスだと!?」「それって……あのウィルス?」「そうンマ。だからあんなに大量に増殖出来るンマ。見た感じ事故増殖するタイプの物が混じっている可能性が高いンマ。」
「何でウィルスのソースコードなんかを……」「分からないンマ。でも普通のサイバーエルフなんかよりも厄介なのは間違い無いンマ。」
「ウィエウスだというと俺らにも感染する可能性があると。」「一番厄介なのがそれンマ。ウィルスが混ざっている以上どうなるか分からないンマ。」
「どっちにしろダメージは受けれないという事になると。」
「そういう事ンマ。一応会社のサーバーで使っているアンチウィルスソフトが使えるか試してみるけどTorネットワークを越えた先だから使えるか分からないンマ。」
「何れにせよ助けにには期待しないほうがいいな。」「小細工なんて通用しないぞ🙃ハッカーをナメるな」
「ハッキング能力だけで言えば僕の方が上だと思うンマ……」サダナッチは隊列を組み始める。「厄介なのが来るぞ!」
山岡はこれまでの経験から次の攻撃が厄介な物になると感じ、注意を促す。「逃さないんだ😊」サダナッチの大半は身体を紫色に戻し、バスターを構える。
直後、一斉に発砲し、大量のキャノン砲がカナチ達を襲う。
カナチと山岡は経験と観察眼で攻撃が来るタイミングが何となく分かっていたがため避ける事が出来たが、残りの4人は攻撃が直撃してしまう。
4人の中でも"A.C."が受けたダメージが特に大きく、防御に使った機械杖ネツァクが破損した。「また壊れてしもたな……」
「バックアップデータがあるンマ、少し時間は掛かるけど復旧は出来るンマよ。」
「いや、いい。この状況で復旧に時間が掛かると結構不利なんでな。代わりにアレを頼むで。」「アレって……」
「アレと言ったらアレや、ビーストフォームや。」「切り札をもう使うンマ!?」「今使わなどうにもならんやろ。」
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ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:27:08 ID:7MFAD3h60
「しょうがないンマ…… 起動準備したンマよ。」"A.C."のアーマーから「Beast Form Ready……」との合成音声が発せられる。
「アクティブ!」直後、"A.C."のアーマーからノイズが吹き出る。「Advanced Form "Beast"」
合成音声が発せられると同時にノイズが発散し、かつてカナチと戦った時の爪を携えたあの姿となった。
「その姿……」「安心しろカナチ、あの時と違って理性は残ってるで。」"A.C."はそう言うと、爪を展開し、サダナッチの集団へと突っ込んでいった。
当然サダナッチは"A.C."を対処しようとするも、鹿のように避け、虎のように爪で引き裂く"A.C."の前には無力だった。
サダナッチの内の一体は顔を歪める。「もう手加減しないぞ😡」サダナッチ達は一斉に羽を光らせ、オーラのような物を放つ。
「!!」カナチ達は地面に叩きつけられ、強烈な重力で立ち上がれなくなる。「何だ……コレ……」
「物理法則を書き換えられたンマ!急いで元に戻すンマ!」けんまは勢いよくキーボードを叩く。
「確かリファレンスに書かれていた書き方は……」けんまはコンピュータの画面上に複数のコマンドを並べていく。
「これで元に戻るはずンマ!」けんまがキーボードを叩き終えると同時にカナチが動けるようになった。
サダナッチは電撃弾でカナチ達を処理(デリート)しようとしていたが、寸前の所で回避する。だが、すぐにカナチ達は再び地面に叩きつけられる。
「何だ今のわ😛抵抗は無駄だぞ」けんまは再び物理法則の書き換えを試みたものの、すぐにサダナッチによって書き換えられる。
「ちゃ〜んと勝てる相手を選ぼうネ」「何あのハック速度…… まさか考えた事をそのまま入力する装置を使ってるンマか……?」
「そ……そんな装置……ある……のか……?」カナチは強烈な重力に耐えつつ問う。
「元々ALSの患者向けに作られた装置があるンマ。でもあれ程の入力速度は出ないはずンマが……」
「飯塚軍最強飯塚軍最強」サダナッチは物理法則を書き換えてカナチ達を有利にしようとけんまを煽る。
「腹立つンマ……」「出来損ないは仲間が処刑されるのを指を咥えて見てろよ😂」
サダナッチはまず山岡を処理(デリート)するために山岡の周囲に集まる。「じゃあ消えてね☺」
「クソっ…!仕方ない、戦線離脱する!」山岡はこのままだと処理(デリート)されると思い、ログアウトする。
もぬけの殻となった山岡のサイバーエルフに紫色の身体となったサダナッチからキャノンの一斉砲火が浴びせられる。
撃たれた山岡のサイバーエルフは跡形もなく消滅した。「ウチは……まだ……諦めては……」
"A.C."はサダナッチに反撃しようとするも、なんとか持ち上げた右腕を踏まれる。
「ワイに逆らうだけ無駄やで😝」「ぐあっ!!」ただでさえ上げるのが辛い腕を踏まれ、身動き出来なくなる"A.C."。
「次はお前だ🤓」何とかして抗おうとするものの、一切身動きが取れない"A.C."。
サダナッチは身体を緑色に変色させ、一斉に銃口を向け、そのまま"A.C."に向かって大量の種が発射される。
一発のダメージはそこまで高くないものの、これだけ数が多いと話は別で、30体以上が一斉に攻撃するとなると一瞬でダメージが許容範囲を超えた。
「緊急離脱するンマ!」"A.C."はけんまによって強制ログアウトさせられる。ログアウトと同時に"A.C."のサイバーエルフは崩壊した。
けんまは引き続き必死に物理法則を書き換えようとするものの、サダナッチの妨害によって尽く失敗する。
「バックドアでも無い限り負けそうンマ……」けんまは諦めかけるも、次こそはと抵抗をやめなかった。
「私も……諦めては……」床に叩きつけられて動けない六実だったが、なんとか炎の弓をサダアンッチの方へと向ける。
放たれた炎の矢はサダナッチに向かって飛んでいくも、物理法則を自裁に操るサダナッチの前では無意味だった。
炎の矢の周囲の物理法則を書き換え、急速冷却する事で炎の矢を無力化する。「ついでだ」
サダナッチは六実の周囲の温度を急激に下げ、まるで瞬間冷凍するかのように冷やす。
一瞬の出来事に対処出来なかった六実だが、凍る寸前にログアウトした事で一命を取り留めた。
残されたメンバーはカナチと座間子と十七実の3人。「せっかくだ、ちょっと遊んでやる😀」
サダナッチは突如3人の重力を書き換え、まるで重力が上向きになったかのように3人が抵抗していた力を使って吹き飛ばす。
「ワイをナメるなよ😤」サダナッチは再び隊列を組み、一斉に身体を赤く変色させ、火炎放射で炎の壁を作る。
カナチは動体視力でこれを捉えて急降下し、座間子は水の壁を張って対処するものの、十七実は回避手段が無く、そのまま被弾してしまう。
十七実は焼かれる苦痛を味わうも、処理(デリート)される寸前にログアウトする。
「残されたのはオレと座間子だけ…… 一体どうすれば?」「久留米大学の医学部を甘く見ないほうがいいぞ😁」
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ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:29:25 ID:7MFAD3h60
その時どこかから手紙がミサイルのように飛んできてサダナッチの足元に刺さる。
サダナッチが拾い上げて読んでみると、内容はサダナッチのアイデンティティをボロクソにする内容が書かれていた。
「久留米大ごときが調子に乗るな 阪大院卒をナメるなよ」書かれていたのはたったこれだけなのだが、自分が天才だと思っているサダナッチには十分効く内容だった。
「ワイは天才じゃぁぁぁ!!!」どこの誰から送られてきたか分からなかったが、サダナッチは腹いせにカナチ達に当たろうとする。
サダナッチは30体程度の集団で焼こうとしていたのだが、引き金を引いた途端、どこからともなく極太のビームが発射され、群れていたサダナッチを一掃した。
「アレは……」「会社のセキュリティソフトが上手く機能したンマか…?」
カナチとけんまがビームに釘付けになっていたが、座間子は足元に落ちていた別の手紙に気付く。
「これ…… けんまさん宛みたいよ。」「ンマ?」けんまが手紙を読むと、次のような事が書かれていた。
「GB No.3 余裕アリ サイバーエルフホスト可能」たったこれだけの内容だったが、けんまは会社のサーバーで千刃剣魔がホスト可能だと知り、会社のサーバーにデータを転送するコマンドを書いた。
サダナッチは再びカナチ達を重力で縛り付ける。けんまはこれを戻そうとしたところ、妙な物を見つける。「…ンマ?これはもしかして……」
けんまは気になった妙な点を調査する。「これ……エクスプロイトを作れるンマか…?」
けんまは攻撃のためのコードを即興で書いていく。「このタイプの脆弱性は……前に公開されていたこの手法を用いて……書けば……」
ひたすらキーボードを叩き続けるけんま。「これで完成ンマ。多分これで……」けんはは作ったコードを実行させる。
電脳世界ではまるでソニックブームが通り過ぎたかのようにオーラのような物が空間を横切った。
直後、カナチ達を縛り付けていた重力が解放され、カナチ達は再び動く事が出来た。
「物理法則を書き換えたところで無駄だぞ😆」サダナッチはまた物理法則を書き換えようとするも、先程までとは違い、けんまに阻止されていた。
「もう許さないぞ😡」サダナッチは全員が身体を紫色に戻し、カナチに向かってキャノンを発砲する。
退路を全て塞がれたカナチは強引にセイバーでいなしつつ回避する。集まったサダナッチを何とかしようと座間子は必死に槍を振るう。
そうしてなんとか退路を切り開き、カナチはサダナッチの包囲網から抜け出す。
「ありがとうな、とりあえずオレも――」カナチはセイバーのスイッチを入れようとした瞬間、セイバーが崩壊した。
「なっ…!!」「嘘でしょ…?」セイバーのデータは先程の防御に使った際にウィルスに蝕まれており、それがきっかけで崩壊した。
「一体どうすれば……」「けんまさん、データのバックアップはあるの?」「あるけど"A.C."の時と同じく時間が掛かるンマ……」
「クソっ!ならオレはどうすれば……」武器を失った事を好機と見たのか、サダナッチは次々とカナチを処理(デリート)しようと攻撃する。
次々に襲いかかるサダナッチを座間子は槍一本で対処するものの、数が多くて対処しきれなくなっていく。
そしてついに対処出来なくなり、攻撃を防ぐ事が出来ないと思った時、どこかから聞き覚えのある声がする。
「邪魔するなぁぁぁぁぁ!!!!!!」
256
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:30:05 ID:7MFAD3h60
カナチ達の目の前に居るサダナッチの間を高速で横切り、その直後に進路に居たサダナッチは崩壊する。
「…お待たせ。」「千刃剣魔!」「会社のサーバーでホストしたンマ!これでDDoS関係なく作戦に参加出来るンマ!」
「間に合ったのね。」「えぇ。」千刃剣魔はカナチの方を見る。「…あら、セイバーはどうしたの?」
千刃剣魔はカナチのセイバーが無い事に気付く。「実は……」カナチの先程の事を伝える。
「そういう事ね。分かった、私に任せて。」千刃剣魔がそう言うとコンソールを開いた。
"load battledata no 72794137"コンソールにそう入力し、実行すると千刃剣魔の手元にエネルギー剣が出現した。
「バトルデータの1つよ。Zセイバーって言うの。」カナチは千刃剣魔からセイバーを受け取り、さっそく起動する。
展開された楔形のセイバーはカナチの物と同じ感覚で扱えそうな物だった。「これでどうにかなりそうね。」
「さっきの一発でかなり数が減ってるはずよ。それに――」千刃剣魔はサダナッチの内の一体を指差す。
「あの"親玉"さえ潰せば他の個体も全て倒せるわ。」「どういう事ンマ?」
「技術的な事を話すと、本体が親プロセスで他の個体は子プロセスのプロセスツリーの構造になってるの。
で、子プロセスは親プロセスの稼働を前提にしている作りで、親プロセスが死んだら強制終了される設計になってるから、本体を潰せばプロセスツリーごと潰せるわ。」
「何言ってるか全く分からんな……」「でもどれが本体か分かるの?」「任せて。」
千刃剣魔は再びコンソールを開き、何かのプログラムを実行する。するとサダナッチの内の一体の頭上に矢印が浮かびでる。
「これで問題ないでしょ?さっき作った脆弱性を使えばこれくらい出来るわ。」「さっき作った…?」
「さっき手紙をサダナッチが読んだでしょ?アレにウィルスを仕込んでおいたの。」「随分と古典的な手法ンマね……」
「一切警戒しないで読んでくれたから助かったわ。ウィルスチェックをされたらほぼ確実に引っかかる中身だったからね。」
「アイツがアホで助かった……」「誰がアホだ」「カナチさん、取り巻きは私と千刃剣魔が対処します、あなたは親玉を!」
「分かった、やられるなよ!」三人はそれぞれサダナッチを処理(デリート)するために攻撃を再開する。
「数が減ったかと思ったか🙃残念、まだまだですよ😆」サダナッチは減った戦力を補充しようと再び増殖する。
しかしサダナッチの秘密を知った今、カナチはどうすればいいか分かっていた。
(まだアイツはマーキングされている事に気付いていない…… よし!)
カナチは邪魔しに来るサダナッチの間を通り抜け、親玉の下へと向かう。当然サダナッチも抵抗し、火炎放射や電撃弾などで妨害する。
しかしカナチはけんまのハッキングの補助もあり、先程の数倍の速度でこれらを避ける。「なっ…!」
急加速したカナチを前に驚きを隠せないサダナッチ。そして気付かぬうちに幻夢零の斬撃が身体を通過していた。
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」サダナッチは耳を劈くような絶叫と共に、全ての分身ごと処理(デリート)された。
崩壊したサダナッチの残骸から何かが落ち、カナチはそれを拾い上げる。「何だコレ…」「多分何かのデータだと思うンマ。解析してみるから送ってほしいンマ。」
カナチは謎のデータをけんまに転送する。「とりあえず私達もログアウトしましょう。」カナチ達は無人となったサーバーから脱出する。
カナチ達が戻ると、そこでは山岡以外がダウンしていた。
「全員精神的にダメージを負ってる。俺は致命傷を受ける前に離脱したからそこまで酷くないが他の皆はども今日一日は動けそうにないぞ。」
「まぁ頑張ったからな。サダナッチは無事デリートしたぞ。」「よくやった、想像以上に難しいミッションだったな。」
「多分この程度なら一日熟睡したら治ると思うンマよ。それとさっきのデータだけど……」けんまはノートPCを持って山岡の下に行く。
「どうもこのデータは詐欺に関わるデータみたいンマ。規模はよく分からないンマが、このデータはかなりヤバいのは僕でも分かるンマ。」
「…そのデータ、俺よりも警察に見せるべきなのでは?」「一応この後データを送るつもりンマ。」
けんまはパソコンを置きに部屋へ戻る。「さてと……」「ん?」「また買い出しに行くとするか。」「何でだ?」
「ほら…… 今回の件でけんまの誕生日パーティが流れただろ、だからそれの準備さ。」
「忘れてたけど一昨日がけんまさんの誕生日だったわね。」「……ンマ?」話を何も聞いていないけんまが戻ってくる。
「じゃあオレはここに残って皆の事を見ておくから行ってきな。」「けんまさん、千刃剣魔の再起動は出来た?」
「それなら今起動プロセスの最中ンマ。じきに起動するンマよ。」「そういや今回の攻撃元ってアレで合ってたのか?」
「サダナッチをデリートした途端攻撃が止んだから正解っぽいンマ。」「という事はアイツが犯人か。詐欺の件と合わせて罪は重い事になるだろうな。」
起動した千刃剣魔が部屋に入ってくる。「起動プロセス完了よ。」「エラー等は出てないンマ?」「コード0、正常よ。」
「問題ないンマね。」「じゃあ千刃剣魔さん、この間の買い物の続きに行きましょう。」「続きって前に買ったのは?」
「卵とかがダメになってたから買い直さないと。」「そういや千刃剣魔が落ちた後の記憶ってあるのか?」山岡は千刃剣魔異常終了したのを見たためけんまに尋ねた。
「コンソールを見た限りでは無いンマ。強制終了に近い事をされたから残っているほうが珍しいと思うンマ。」
「とりあえず行きましょう。」「分かった。」座間子達は再び買い出しに出かけた。
257
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 00:31:50 ID:7MFAD3h60
そして翌日、復活した皆と共にけんまの誕生日パーティを開く事にした。
休みの日という事もあり、けんまはゆっくりと寝ていたため、準備はサプライズ的に進められた。
「――そろそろ10時だな。」「けんまさんって休みの日はこんなに起きるのが遅いのですか?」
「そんな感じだな。遅い時は更に1時間近く遅く起きる時もあるが。」そう言ってるとけんまが起きてきた。
「おはようンマ……」けんまは寝ぼけていたが、クラッカーの音で目が覚める。
「「「「「「「お誕生日おめでとう!!」」」」」」」
「ンマっ!?」突然のサプライズに驚くけんま。「本当は一昨日やるつもりだったんだけどね。」
「まぁいいじゃないか、こうして出来た事だし。」「ケーキの準備は出来てるのです!」電が机に蝋燭を立てたケーキを置く。
そしてけんまは祝われながら蝋燭を消した。
「そういえば今思い出したけどサダナッチの件って誰か知ってるンマ?昨日例のデータを警察に提供したンマが。」
「さぁ…」サダナッチがあの後どうなったのかは誰も知らなかった。そしていつもの癖でテレビをつけるけんま。
するとそこで気になるニュースが流れていた。
「今朝、友人ら5人から合わせて150万円を騙し取ったとの疑いで、福岡県久留米市に住む大学生のSDNG紘幸容疑者が逮捕されました。
SDNG容疑者は、自宅で謎の装置に入った状態で発見され、意識が無かったため市内の病院に搬送されましたが、命に別条はないとの事です。
警察はSDNG容疑者の様態が回復し次第取り調べをするとの事です。」「あの装置……」カナチがテレビに映っていた装置に反応する。
「この間データが抜かれたって騒ぎになってたけどまさかアイツが抜いたンマか…?」「どういう事?」
「先月末くらいに会社にサイバー攻撃があって、その時に会社の開発途中の製品の設計図とソースコードが流出したって話になってたンマ。」
「どこから漏れたのか……」「今分かってる事としては開発担当のPCにウィルスか何かが仕掛けられてそれ経由で漏れた可能性が高いって事になってるンマ。
アクセスログを解析したところあの装置の情報も抜かれてたンマ。他に開発中のアンドロイドの情報も抜かれたって言ってたンマが……」
「今回偶然そのハッキングしてきた相手がアイツだったと。」「まだコイツが攻撃してきた犯人かは分からないけどその可能性は十分有り得るンマ。」
「でもどうして私達のところなんかに?」「私怨か何かだと思うンマ。ただ僕のサーバーは情報を公開している訳ではないンマが……」
「私怨?」「多分入社試験に落ちた怨み辺りだと思うンマ。大学生って事は内定が貰えなかったって可能性も推測出来るンマ。」
「だからってサイバー攻撃を仕掛ける必要は無いだろ……」「人間の怨みって時には恐ろしい事をするきっかけにもなるンマ。」
「なぁ、俺らのサーバーが攻撃されたって事はIPが漏れたって事になるよな。ならどこから漏れたのか見当つくか?」
「漏れたとしたら会社のバックアップサーバーのリストが一番怪しいンマね。僕のサーバーは性能が高いからある程度バックアップ用途でも使う事が出来るンマ。」
「なら他に攻撃されたサーバーってあるのか?」「ちょっと見てみるンマ。」けんまは携帯を触り、会社のデータを探した。
「あー…… どうも東京のバックアップサーバー群も攻撃されてたみたいンマ。」「ならそこから漏れた可能性が高いな。」
「でも本社のサーバーは無事だったんだろ?」「あの規模の攻撃をされる想定でセキュリティを組んでなかったから今回は僕のミスンマ。」
「まぁ人間誰しも想定外はあるからけんまさんは悪くないよ。」「結果として解決したから今回の事を教訓にセキュリティを組んだらいいしな。」
「そうンマね。」「とりあえずケーキを切り分けたから食べるのです!」そしてけんま達はケーキを食べ、誕生日パーティを楽しんだ。
SDNGだが、この後詐欺に加えて不正アクセスの罪も明らかになり、最終的に有罪判決が下されたという。
258
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 02:16:01 ID:7MFAD3h60
という事でEX5、執筆開始宣言からわずか40日で書き上げました
今回の文字数は19703字と期間に対してかなりのスピードで書き上げてる
絵文字の件に関しては普段PCから書く時はJaneStyleで書いてたがJaneStyleさんサイドが(恐らく)シフトJISで動いているため絵文字が使えないという事が分かったので今回はChromeから書き込んだ
絵文字が使えたって事は多分ギリシャ語(EX2のピュシスフォームになった時のアレ)も化けないで書けたのだろう 知らんけど
完結したという事で毎度お馴染み設定とかを垂れ流すあとがきコーナー
今回の敵役はサダナッチくん
いつの間にか降伏してたけど構想が出た時(1/18)はマヨケーを荒らしまくってた時なんで敵として決定した
ただ降伏した事に気付かず、降伏したのに気付いたのが確か先月の26日辺り(Wiki読んで初めて気付いた)で、その段階で既に接敵を済ませてあったのでそのままボスとして続投した
降伏を知ったので本来はSDNGのニューロンを焼き切って殺すつもりでいたが降伏の恩赦として気絶する程度で抑えた
あと逮捕するにしても逮捕状が出るのにタイムラグはあるので戦闘終了段階で既に逮捕状は出てたって事で
話は変わるがSDNGがマヨケーにサイバー攻撃を仕掛けた事と当職の脳内でロックマンエグゼ・流星のロックマンがリンクした事で急速にどうしたいかが形作られた
サイバー攻撃という事で戦闘の舞台は電脳世界、そして本作では使う事の無さそうだった設定をいくつか持ってきた事で今回の電脳世界での戦闘が形成された
元々このゲームシステムのコンセプトとしてロックマンエグゼ トランスミッションの続編を作るという物があり、今回そのコンセプトが日の目を見る事になった
ちなみにカナチの体力が1000なのと属性が炎・水・電気・木なのもそこから来てる
あとZセイバーのID、ロックマンエグゼ4で入力すると…?
サダナッチはマヨケーを荒らしてた時に絵文字を多用してたのでそこからセリフに絵文字を使うという事で正体が分からない敵という表現をしてみた
ただリダクル語と違って文章自体はおかしくならないようにしてある
どうでもいいけど絵文字入力する時にWin10の絵文字パレットの出し方(Win+.キー)を知ってかなり使ってた
で、サダナッチは荒らしをしてた時に自分は天才であると思ってた印象があった(ちゃ〜んとお勉強しましょうねとかの発言とか)からアイデンティティをボロクソにする手段として学歴の設定を起用
この手紙の送り主に関しては学歴以外の設定を使っていないのでその辺の妄想は自由にどうぞ
あとけんまが言う会社の設定はあるにはあるが自キャラを出さないという制約に基づいて詳細の描写を極力しないようにしてある
個人的に"K"版けんまくんはIT系の技術がかなりあり、その実力を見込まれて就職してあるという設定を考えてたりする
この設定、ムツケーどころかカラケー全体で見てもかなり異質なんだろうな…
なおけんまくんの学歴については一切考えてない 年齢も同じく
EX3、EX4がエロ系だったから久々のSFバトル物が書けて個人的には満足してる
やっぱこの世界観だと戦ってナンボや
千刃剣魔のロボット設定、結構使いやすいからつい使いたくなる
ちなみにこの時空でのサイバーエルフとフレームの設定はロックマンエグゼ6のコピーロイドとネットナビの関係にかなり近い
サイバーエルフ単体でネットナビに近い形で使えるから今回みたいにサイバーエルフのみで作戦も可能
259
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 03:21:50 ID:7MFAD3h60
今回の電脳世界の描写としてはロックマンエグゼ・流星のロックマン以外にもニンジャスレイヤーのIRCコトダマ空間も結構影響を受けてる
デリートされるとキックバックでニューロンが焼き切れて死ぬとかハッカーが物理法則を書き換えて自身に有利な状況を作るといった部分や電脳世界に入る時に7つのリングをくぐるって設定もニンジャスレイヤーから来てる
あとは電脳世界のイメージとしてシュガー・ラッシュ:オンラインもある程度意識してある と言っても絵が無いしそういう世界を描写出来るだけの技量が無いのも相まってそこまで繁栄してる印象は無いだろうが
電脳世界で飛び回るサイバーエルフとかはそういうイメージで書いてあるつもり
本作ではT orがウラインターネット的な扱いになってるけど本来のT orはそこまで邪悪じゃないが今回通ったT orネット―ワークはOnionちゃんねるのアングラ板をイメージして書いてある
T orネット―ワークに入る時に着たローブはT orブラウザのイメージ onionドメインにアクセスするには特殊なフラグ設定が必要という事もあり、ローブはその設定のような物
他に仕込んだネタとしては「邪魔するなぁぁぁぁぁ!!!!!!」ってセリフはサマーウォーズのカズマがラブマシーンにとどめを刺すシーンから来てる
アレもサイバー戦闘だしやりたい事は似てるやろ(適当)
あと趣味でちょくちょくPCに詳しくないと分からない単語が出てきてるけどそれは当職の趣味って事で…
敵サイドの攻撃ですが、基本的には流星のロックマンのバトルカードにある物で統一してあったりします
ジャミンガーのバルカン砲はマッドバルカン、バリアはスーパーバリア、鎌投げはデスサイズ、殴ったのは本編でも説明がある通りシンクロフック、ミサイルはレーダーミサイル、斧攻撃はジャイアントアックス、右腕を刀に変形させるのはエドギリブレードに相当
サダナッチの攻撃も
>>236
で説明があった通りキャノンがヘビーキャノン、火炎放射がテイルバーナー、雨がネバーレイン、電撃弾がステルスレーザー、種攻撃がバルカンシードに相当
サダナッチはサイバーエルフ特有の羽が無い(
>>238
参照)ため完全にサイバーエルフと言い切れる物ではない
なおジャミンガーも同じくウィルスとサイバーエルフのハーフといった物なので羽は無い
ただジャミンガー自体は千刃剣魔と同じくAI制御のためウィルスに間違えられるのも無理はない部分がある
ちなみにサダナッチは親玉(本体)以外は全てAI処理で動かしてます ただオペレーターとしてSDNGがある程度制御しているが
260
:
ザマコスキー(仮)
◆c5Fznoa1wE
:2022/03/05(土) 03:34:07 ID:7MFAD3h60
BGMについては以下の通り
つべの再生リストについてはつべに投稿してた垢が大量に死んだ関係もあって作り直すのに時間が要る
今回はパルストランスミッション(仮称 正式名称未定)で意識をネット世界に転送するって事で設定が近い流星のロックマンの楽曲で統一してある
タイトルは全て流星のロックマン サウンドBOX準拠
冒頭の買い物シーン:ヤシブタウン
千刃剣魔停止:事件発生!! (Wave World)
会社のサーバーの電脳:Cyber World
インターネット:サテラポリス出動!
T orネット―ワーク:Noise Wave
対ジャミンガー:Ride On(MMSF1)
サダナッチサーバーの電脳:アジト
サダナッチ戦前:戦いの序曲(MMSF2)
対サダナッチ:Wave Battle(MMSF1)
サダナッチデリート:Winner!(MMSF3)
エピローグ:センチメンタル(MMSF2)
EX6についてですが、現状書く予定はありません
座間子のやつで作ろうと思ってたが制約の関係で仮に書いたとしてもツケーで掲載する事は無いでしょう
正直レイプ物は俺が書いててキツいから書かないし仮に書くとしたら純愛物になる関係上制約を破らないと書けない
なんでEX6については没にする事にしました
他に何か思いついたら後で書く
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