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変な記憶ってありますか?
140
:
The名無し
:2023/04/16(日) 13:04:26 ID:l/pq.VN.
長文でごめんなさい
自分が生まれてすぐ両親が離婚し、小学校を卒業するまで
「母親と祖父母」「父親+再婚相手の家庭」「父方の祖父母の家」「父+愛人(子供が出来ない体だったらしい)」
と、4つの家族間を行き来するという変な生活を送っていました。
小学校6年生の夏休みに
父、愛人の人、父と再婚相手の方との子(義理の妹)、自分、の四人で札幌に旅行に行った記憶があります。
凄く立派なホテルでしかも「大人二人」「子供二人」で各一部屋という豪華さに小6の自分と小5の義理の妹は大興奮。
だけど2日目の昼頃に父方の祖父から「祖母が急死した」という連絡があり、その日の便で直帰。
楽しかった旅行は一気に粛然とした空気に。
そしてそのバタバタを引き摺るように、自然とその複雑な生活は終わりを迎えていきました。
高校生の頃にその思い出話を当時父親宅に車で送ってくれたはずの母親に話したら「そんな記憶は無い」と驚いていました。
少し疎遠になっていた父親に連絡して事情を離しても母親と同じ反応。
それどころか父方の祖母は健在だったし、愛人の人もその頃には別れていたらしい。
何より義理の妹なんて初めからいなかったのが衝撃でした。
両親それぞれに「ごめんね複雑な生活だったから夢と現実が混同しちゃったんだね」と慰められ
自分も半ば無理矢理に「あれは夢だったんだ」と飲み込んでいました。
それらのことも記憶の片隅に埋もれていた20代のある日
何気なくストリートビューを見ていたら気になるものが。
周りの景色、外見、内装、ゲームコーナー、温泉。
そのホテルは現実に存在していたのです。
夢ではないと確信した自分は記憶を振り絞って
その日の夜、存在しない妹と一緒に見た聞いた色々なテレビ番組ラジオ番組を「出演者」「番組の内容」で一個一個検索したら
内容が近似した「その年に北海道でしか放送していない番組」がいくつかヒットしたのです。
自分はあの日確実に札幌にいた。
だが、だとしたら、自分は何の家族と一緒にいたのだろうか。
そして誰を見送ったのだろうか。
…今は記憶違いのほうが良かったのではないかと苦悶しています。
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