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【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】
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公式での鬼人正邪の復帰を待ちわびながら二次創作で正邪の活躍するSSを書きたい、楽しみたいというスレです
(スレタイはアンソロジー本のタイトルのようなもので、そういう題名の作品がある訳ではありません)
正邪が好きな方ならどなたでも参加出来ます
長文ネタであれば小説形式には拘りません
ギャグ、シリアス、ショートコント等内容は自由ですが、エログロ描写はお控え下さい
規約は読まれましたか?
ではこちらへ…どうぞ
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正邪点描・1
よう、気がついたか?
お前外来人だろ? 身なりを見れば大体分かるよ
こんな所で無防備に寝転がっていたら大抵の人間は妖怪の餌になっちまうぜ。お前は運がいいよ
ん? 私か?
私は鬼人正邪。天邪鬼という妖怪だ
何? 私を知っている?
……んん、何だよとうほうぷろじぇくとって?
……いや、そういえばスキマが何か言ってたな、外の世界の奴等に幻想郷の話を伝えて金やモノをもらっているって…あれ本当だったのか…
あ? そ、そうだよ八雲紫の事だよ
何で私がゆかりんの事知ってるかって? 誰だゆかりんって
私とスキマに繋がりがあるなんておかしい? 知るかそんな事
こっちにも色々あるんだよ
……待て。嫌な感じがする
ここはさっさとずらかった方がよさそうだ
死にたくなかったら私に付いてこい
……あ? そうだ、多分妖怪だよ
それも思いっきり悪意のある奴…お、おい何処へ行く!?
馬鹿野郎、妖怪なら見てみたいなんて言っている場合か!? 食われるかも知れないんだぞコラ!!
(続く)
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1レスが長くなる傾向にあるからアプロダを用意してテキストを上げる形式にしたほうがいいと思う
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正邪点描・2
……ハァ、ハァ…まったく、いらん手間かけさせやがって…
何を惜しがっているんだよ? 可愛い妖怪だったかも知れないのに?
自分の命より可愛い子ちゃんの姿を見る方が大事か
ったく呆れて物が言えねぇ…
ほらさっさと逃げるぞ! 気配が遠退いたとはいえ奴が私たちをつけている可能性はあるんだ
さあ早く!
姫〜帰ったぞ〜
「お帰り正邪…その人誰?…」
外の世界から迷い込んで来た奴さ。明日博麗の巫女の所に連れていく
「明日なの?…」
もうすぐ日が暮れるしヤバい奴に絡まれるかも知れないからしょうがない。
とりあえずこいつの分も飯を用意してやってくれ
「分かった…でも正邪も手伝ってよ」
はいはい……な、うるせえだろ?
あいつが針妙丸。小人族の姫だ
知ってるって?……ああ、確かに私はあいつを騙して利用したさ
それでもまぁ、色々あって今は一緒に暮らしている…いや、暮らさせてもらっている、かな?
そういう訳で不本意ながら今夜はここに泊めてやる。飯食って風呂入ってクソしてさっさと寝ろ
明日は早いぞ。掃除して朝飯の支度も手伝ってもらうからな
当然だろ、お前は招かざる客なんだ
一宿一飯の恩義があるならやる事やれよ
「正邪ー! 早くー!」
あーはいはい!
(続く)
>>3
レスを短めにして小分けにするというのは?
アプロダは扱いが面倒そうなので
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正邪点描・3
「……(ただ今帰った)」
おう遅かったなクソババア。飯は先に済ませたぞ
「……(…客人か?)」
ああ。明日博麗神社に連れていく。それよりさっさと風呂に入ってこい
……ああそうだよ、あれが本物の月人だ
ん? 何で口を開いていないのに喋れたのかって?
お前、あいつの言葉が聞こえたのか?
分かった教えてやる。あいつのそばにいるとあいつの言いたそうな言葉が思い浮かぶ
そしてそれは大体合っているんだ
ただし言葉が思い浮かぶのは妖怪や特殊な能力持ちや霊感の強い奴で、そういうのがない普通の人間には聞こえないらしい
だから人里の中で買い物するときは少々苦労するそうだ
聞こえたという事はお前にも多少の霊感はあるようだな……
(続く)
今日はここまで
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正邪点描・4
(翌朝)
おう、起きろ
クソババアは一番鶏が鳴く前に帰ったぞ
何でも報告書とやらを書くのを忘れたとか
ああ、ここに居ついている訳じゃねえ、足しげく月から通っているのさ
地上の食い物目当てにな。本当に変な奴だぜ
朝飯食ったら博麗神社にまっすぐ行くぞ
何? その前に他の所に寄りたい?
幻想入りしたら東方キャラ全員に会うのが御約束だ?
知るかそんな事!!
(続く)
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正邪点描・5
(数刻後)
ほらキリキリ歩け。そんなんじゃ神社に着く前に日が暮れちまうぞ
さっきみたいに飛んで運んでくれって?
お前が針妙丸くらい小さくて軽けりゃ神社まで運んでやれるんだがな
お前が思っているほど「飛ぶ」ってのは簡単な事じゃねえんだよ
自分だけなら自在に飛べるが他人をおぶってなんて状態じゃ勝手が違ってくる
大体高過ぎるから降ろしてくれってビビっていたのはお前じゃねーか
あまり高度を低く取ると木を避けたりしなきゃならないから面倒臭いんだよ
休みたい? しゃーねえなぁ、だが少しだぞ
グズグズしてたらたちの悪い妖怪に絡まれるぞ
それこそ昨日の嫌な気配の持ち主みたいに…
「私ならここにいるよ」
(続く)
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1乙。
ブラック・セイジャ
許可もくそもない、私の家に急患が入った。
「お願いします、貴女の腕ででないと助からないのです!!」
「ふーん、いいよ。ただし手術料は500万だ」
「ひえぇー!!」
「嫌なら竹林のヤブにでも行くんだな」
「分かりました。でも、失敗したら・・・・・・」
「分かってるよ、私はモグリ。失敗したら明日はないさ」
そして、患者の説明が始まった。
「この方は月の実力者です。お腹に大きな腫瘍ができています。しかも、その腫瘍を取り除こうとすると、手術をしようとする者に呪いがかかります」
「はぁ、呪い?バカバカしいな」
「オペをすればわかります。では、私はこのへんで」
そして、患者を連れてきた医者は帰った。
「やれやれ、面倒な事になったが、手術を始めるか」
患者を手術室に移動させ、腫瘍に切断分の印を付ける。その時だ。
(ヤメロ、ヤメロ!!)
「ぐぅ!!」
(コノシュジュツヲヤメロ、ヤメロ!!)
「がぁぁぁ!!」
激痛が頭を襲う。脳を引き千切るような痛みだ。
(オマエモワタシヲコロソウトスルノカ?)
「だ、誰がそんな事言った。お前はこの腫瘍の中に、人間一人分の組織が入っているのを知っている。殺しはしないぞ」
(ホントウカ?)
「もう、黙れ!!時間が惜しい。麻酔で眠ってもらうぞ!!」
(ウググ・・・・・・)
月人の腫瘍除去は終わった。さて・・・・・・。
「今度はお前を人の形にしてやる。お前の体は一揃い揃っている。足りない分は人口繊維で足してやる。だから・・・・・・」
「これでお前も人間になれる」
手術は日の出まで続いた。そして。
1か月後。
「いやぁ、貴女のおかげで患者が無事に退院できました」
「そうかよ、このクソババァ。飯がまずいとかウダウダ言いやがって。金がもらえるなら、まぁいいや」
そして、私は家の中に手を振る。
「姫、こいよ」
人の半分くらいの身長の少女が現れた。
「あのぉー、この女の子は誰ですか?」
「決まってるだろ。ババァの腹の中に居た腫瘍だよ。今は自分で動ける」
そして、姫はババァを蹴りつけた。
「このアッチョンブリゲー!!」
「……(何なのこの子。早く家に帰りたい)」
そして、医者と患者は帰って行った。
「さてと、姫。これから貧乏生活が始まるぞ」
「いいもん、あんなの家族じゃないし。しぇんしぇいのお手伝いする」
そして、私達の奇妙な生活が始まった。それが全ての始まりだった。
私の名はブラック正邪。金さえ払えば何でも治すぜ。
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正邪点描・6
うわ!? 何だコイツいきなり!?
…ていうか誰だよお前? 見た事ねえぞ
どうした外来人? 何粟食ってる?
あんな妖怪げんさくげーに居ない?
あんな恐ろしい顔の妖怪がいるはずない?
あのな、何度も言ってるだろ
ここは幻想郷だ。お前の知ってる東方何とかと違うんだよ!
お前の知らない妖怪がいても不思議じゃないだろ!
大体私だってあいつ事知らねえんだ
だがヤバい奴だってのは分かる
(妖怪に)何なんだよお前!?
「霊力の強い人間…私の獲物だ…私には強い力をもらう権利がある…」
ほ〜ら、何かアブない事言ってるぞ
あ? 可愛い女の子の姿じゃない妖怪なんてあり得ない!? まだそんな事言ってんのか!!
さっさと逃げるぞ!!
(続く)
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天邪鬼騎兵最低野郎。
「最終チェック確認。正邪、いつでもいけるよ!!」
「おっしゃー!!今日の獲物はなんだ?」
「バトリングデータ確認、これは……!!シャドウフレア!!」
「……(よもや、ここで。お前と会うとはな)」
「ババァ!!地に落ちたのか?」
漆黒の騎兵が赤い光を放った。
「……(全てを捨ててここに落ちた。今私ができる事は、この鉄火場を血で染める事だ)」
「落ちたなババァ。ならばここをお前の終着点にしてやる!!」
正邪のブルーナイトが起動する。
「ババァ、お前をこのパイルバンカーの錆にしてやる」
正邪の駆るベルゼルカが光を放つ。
「地上の天邪鬼をなめんな!!」
変えられた過去を探し続けて、私は彷徨うこの幻想郷を。
弾幕の匂い染みついてむせる。
さよならは言ったはずだ。別れたはずだ。
最奥を見れば心が乾く。
逃げるのは飽きたのさ。
運命とあれば心も決まる。
ほっといてくれ。
明日に続く今日ぐらい。
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正邪「ババア!何のライトノベルだこれは!」
サグメ「……(冬コミの入稿まで間に合うかな?)」
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レッドソルジャー新兵正邪
「これは、新入社員の訓練のはずだった。
「おいおい、あんなところに棒立ちか?派手に花火を上げるぞ!!」
しかし、誘い込まれたのは我々だった。
「どうせ空砲、当たりなどしない。ぐっ、うわあああ!!」
「どうゆう事だ、ぐわあああ!!」
これは、周到に呼び込まれたサバイバルゲームだ。
命など紙より安い。
「生き残りたいのなら俺に付いてこい」
「おい!!、お前!!」
「私の名は正邪。この局面を振り切るぞ!!」
鋼の機甲兵が鉛の嵐を振り切った。
「お返しだ」
正邪のヘビイマシンガンがレッドショルダーを打ち抜く。
「私のATは棺桶じゃないんだ!!」
そして。
嵐吹く、戦場で正邪は生き残る。
何故にこの現状を生き抜いたのかと。
肩を落とした。鉄の背中が響く。
どこまでも果てしなく響く。
穢れちまった。爛れた大地に、ひたすら降り注ぐ。
容赦なく俺達に注ぐ。
肩を喘がせ、爛れた大地を、ひたすら踏みしめる。
散りゆく友に不憫など、どうせ俺達はダニーボーイ!!
奏でる鉄のドラム、そうさ、俺達はダニーボーイ。
吹き飛ばせこの地獄を!!
さぁ、正邪と共にこの地獄を味わおう。
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レッドソルジャー新兵正邪
「これは、新入社員の訓練のはずだった。
「おいおい、あんなところに棒立ちか?派手に花火を上げるぞ!!」
しかし、誘い込まれたのは我々だった。
「どうせ空砲、当たりなどしない。ぐっ、うわあああ!!」
「どうゆう事だ、ぐわあああ!!」
これは、周到に呼び込まれたサバイバルゲームだ。
命など紙より安い。
「生き残りたいのなら俺に付いてこい」
「おい!!、お前!!」
「私の名は正邪。この局面を振り切るぞ!!」
鋼の機甲兵が鉛の嵐を振り切った。
「お返しだ」
正邪のヘビイマシンガンがレッドショルダーを打ち抜く。
「私のATは棺桶じゃないんだ!!」
そして。
嵐吹く、戦場で正邪は生き残る。
何故にこの現状を生き抜いたのかと。
肩を落とした。鉄の背中が響く。
どこまでも果てしなく響く。
穢れちまった。爛れた大地に、ひたすら降り注ぐ。
容赦なく俺達に注ぐ。
肩を喘がせ、爛れた大地を、ひたすら踏みしめる。
散りゆく友に不憫など、どうせ俺達はダニーボーイ!!
奏でる鉄のドラム、そうさ、俺達はダニーボーイ。
吹き飛ばせこの地獄を!!
さぁ、正邪と共にこの地獄を味わおう。
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なんか二重書き込みになっちゃった。ごめん。
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正邪in命蓮寺
正邪「ババーッ!拝んでんじゃねーよ!」
オバア「アリガタヤアリガタヤ…ナムダブナムダブ」
正邪「ジジーッッ!アンタもだ!」
オジイ「アリガタヤアリガタヤ…ナムナム」
星「…あれで良いのでしょうか?」
白蓮「良いのです良いのです♪」
正邪「チキショーっ!長生きしやがれ!」
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天邪鬼騎兵最低野郎
「……(これが、お前の新しい機体。ゼルベリオスだ)」
「ババァ、よくこんなもの用意できたな」
機動性を高め、ブルーナイトをも超えるスペックを持つ装甲騎兵。
「……(本来なら私が乗るはずだったが……。さもありなん、用事が入った。これをお前が使うがいい)」
「ふーん、まさか、勝手に自爆するとか、面白い機構が入ってたりしないよな。えぇーっ」
「……(ギクッ)」
「まぁ、いいさ。勝手に使わせてもらう。で、まさかタダでくれるわけじゃないだろう?」
サグメは呟いた。
「……(地上の反乱分子の制圧。奴らの戦力は不十分だ。鉛玉を十分くれてやれ)」
「そうかよ。まぁ、こんなうまい話がある訳無いと思ったよ。何時から始める?」
「……(準備ができ次第何時でもだ。ただ)」
サグメは言い淀む。
「……(奴らの背後には勢力のある存在がいるらしい。油断するな)」
「ババァに心配されるとは心外だな。じゃあ、早速行こうかね。姫!!、準備は?」
「ATの積み込みは完了だよ。出発は何時でもOK!!」
「よし、いきますか。ババァよ、吉報を待て」
「……」
この時正邪は知る由もなかった。自分を中心にかつてない争いが起こる事を。
250億分の1の、反則生命体としてふるいにかけられているなど、これっぽっちも思っていなかった。
「さて、こいつで散々稼がせてもらうとするか」
ゼルベリオスのパイルバンカーが鈍く光る。それが、争いの始まりを告げる輝きだった。
予告
このお話は、酔っ払いが勢いに任せて書きなぐっております。
続きがあるかは不明です。
次のお話では正邪ちゃんがテスタロッサに乗っているかもしれません。
全てが適当です。
取りあえず今はサグメさんが冬コミの追い込みに入ったようです。
やはり、サグ正の薄いほんになるのでしょうか?
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月の混乱に乗じて幻想勢が進出!動乱の世界で頭角をあらわしたのは、神の国を創らんとする早苗。仏教による平和国家設立を願う星。そして謀略に身をまかせ実は太子の理想を叶えんとあえて汚れてゆく布都。
はからずも反逆者の汚名を着せられ、月を逐われた稀神サグメだか、故郷への想いは忘じがたく…
正邪「ババア!戦争だ」
八雲紫の深謀による、危険勢力追い出しの策と知りつつも、火中に栗を拾う正邪。
針妙丸「さあ、行こう!」
姫のつるぎを指す先は月。
そこには依姫が孤軍を守っている!
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天邪鬼騎兵最低野郎
それは言うならば運命共同体。機体と己の技能を信じて、互いに頼り、互いに庇い、互いに助け合あう。
「我のATが一番乗りじゃぁー!!」
「布戸さん、先行しすぎです!!」
「……(しばらく休めると思ったのだが)」
「正邪、敵機6時方向から5機侵入。いずれもライト級ATだよ!!」
「おっしゃー、全員まとめてあの世行きだ」
1人が5人の為に、5人が一人の為に。
だからこそ戦場で生きられる。
分隊は兄弟。
分隊は家族。
一瞬心を併せられる、その様な瞬間に。
心を騙すな!!
嘘を言うな!!
猜疑に潜んだ瞳がせせら笑う。
無能。
怯懦。
虚偽。
杜撰。
どれ一つとっても戦場では命取りになる。
誰か一人が思う事で全てが砂上の城となる。
それらをまとめて無謀でくるむ。
誰が仕組んだ地獄やら、兄弟、家族、仲間が笑わせる。
お前も!!お前も!!お前も!!
だからこそ、私のために死ね!!
「ゼルベリオスか?いい機体だ。悪くない。ただな……」
「ふとした瞬間、あいつが私を見て探っている様な気がするんだ。気のせいかもしれないがな」
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無限の正邪
厚く黒く立ち込める雲が空を覆う。
「何だよ、ババァ。今ので終わりか」
正邪の周囲には、砕かれた数々の剣が散り広がる。
「……」
「意外って顔してやがるな。何時から、偽物が本物に負ける訳が無いと思った」
正邪の握る武骨な剣が、鈍く光る。
過去にて、名刀を超えようとあらゆる刀匠が腕を奮った。
魂を削り、己の命をも捧げ作られた剣達。
それが今、正邪を中心として墓標のごとく大地に突き刺さり、光り輝いていた。
「お前がしようとした事は何だ。居場所を追われて地上を滅ぼそうとした。それは、お前の思い上がりだ」
「……(地上のムシケラが、何を吠える。私の血の系譜に連なるとはいえ、地上の天邪鬼よ。思い上がりも甚だしいな)」
「思い上がりだと。しゃらくせいな。さあ、こいよ。その自慢の剣で、偽物を簡単に切り伏せられると思うな」
「……(時間を無駄にした。お前は、ここで死ね)」
「残念だな。ここで終わるのは、お前の方だクソババァ!!」
正邪の足元から白銀に染まる剣が現れた。
「貪り喰らうもの」
かつて、王家の剣をも超えるべく鍛えられた一振り。
エクスカリバーが正邪の掌に握られる。
「はぁぁぁぁ!!」
気合と共に振り出される太刀。
それは、サグメの剣さえ両断しその身の翼すら切り裂いた。
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正邪点描・7
「逃がしゃしないよ!!」
早く立てよ愚図!! ああ、だから言わんこっちゃない!!
離れろこの野郎!! こいつにかぶり付くな!!
〈バシュン!〉〈ドサッ〉
え!? な、ここは…博麗神社!?
そうかスキマか! あのお節介ババア!
あ、オイまだやってんのかしつこいぞ!!
「邪魔をするな天邪鬼のくせに!!」
〈バキッ!〉
グフッ!……てンめぇ…『くせに』だとォ…?
「何だか知らないけど近所迷惑ね。退治するわ」
あ?…紅白!
(続く)
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天邪鬼騎兵最低野郎
正邪小隊は川の畔で休息をとる。
次のミッションまでの僅かな休息だ。
「ふーう」
川の水で顔を洗い正邪は一息つく。
「しかし、ここまで全員無事だとは……」
度重なる敵の強襲。
正邪達のスキを突くような攻撃の連続だった。
ここまで生き延びられたのは、ひとえにチームとして確的な反応ができたからだ。
いつも自分勝手な行動をする布都が敵を陽動する。
美鈴の確実なクリティカルヒットが敵を穿つ。
ババァの言葉が戦況をひっくり返す。
姫の的確な整備が部隊を安定させ。
そして。
私の操るゼルベリオスが敵に止めを刺す。
「なんだかんだ言っていいチームだな」
だが、ここから先は今までの様にはいかない。
敵の本拠地。敵対する連中が山ほどいるはずだ。
「われのカレーにもっと肉を入れろ!!」
「あぁん、もう勝手に取らないでください」
「……」
「おいしー」
心配するのも杞憂か。
この先、どんな敵が待ち構えているか分からない。だが何とかなるだろう。そう信じよう。
「ゼルベリオス、ここからが本勝負だ。頼りにしてるぜ」
蒼い騎士が鈍く輝いた。
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