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【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】
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1乙。
ブラック・セイジャ
許可もくそもない、私の家に急患が入った。
「お願いします、貴女の腕ででないと助からないのです!!」
「ふーん、いいよ。ただし手術料は500万だ」
「ひえぇー!!」
「嫌なら竹林のヤブにでも行くんだな」
「分かりました。でも、失敗したら・・・・・・」
「分かってるよ、私はモグリ。失敗したら明日はないさ」
そして、患者の説明が始まった。
「この方は月の実力者です。お腹に大きな腫瘍ができています。しかも、その腫瘍を取り除こうとすると、手術をしようとする者に呪いがかかります」
「はぁ、呪い?バカバカしいな」
「オペをすればわかります。では、私はこのへんで」
そして、患者を連れてきた医者は帰った。
「やれやれ、面倒な事になったが、手術を始めるか」
患者を手術室に移動させ、腫瘍に切断分の印を付ける。その時だ。
(ヤメロ、ヤメロ!!)
「ぐぅ!!」
(コノシュジュツヲヤメロ、ヤメロ!!)
「がぁぁぁ!!」
激痛が頭を襲う。脳を引き千切るような痛みだ。
(オマエモワタシヲコロソウトスルノカ?)
「だ、誰がそんな事言った。お前はこの腫瘍の中に、人間一人分の組織が入っているのを知っている。殺しはしないぞ」
(ホントウカ?)
「もう、黙れ!!時間が惜しい。麻酔で眠ってもらうぞ!!」
(ウググ・・・・・・)
月人の腫瘍除去は終わった。さて・・・・・・。
「今度はお前を人の形にしてやる。お前の体は一揃い揃っている。足りない分は人口繊維で足してやる。だから・・・・・・」
「これでお前も人間になれる」
手術は日の出まで続いた。そして。
1か月後。
「いやぁ、貴女のおかげで患者が無事に退院できました」
「そうかよ、このクソババァ。飯がまずいとかウダウダ言いやがって。金がもらえるなら、まぁいいや」
そして、私は家の中に手を振る。
「姫、こいよ」
人の半分くらいの身長の少女が現れた。
「あのぉー、この女の子は誰ですか?」
「決まってるだろ。ババァの腹の中に居た腫瘍だよ。今は自分で動ける」
そして、姫はババァを蹴りつけた。
「このアッチョンブリゲー!!」
「……(何なのこの子。早く家に帰りたい)」
そして、医者と患者は帰って行った。
「さてと、姫。これから貧乏生活が始まるぞ」
「いいもん、あんなの家族じゃないし。しぇんしぇいのお手伝いする」
そして、私達の奇妙な生活が始まった。それが全ての始まりだった。
私の名はブラック正邪。金さえ払えば何でも治すぜ。
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