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( ゚д゚ )絵描きとヴィオラのようですミセ*゚ー゚)リ
76
:
◆gMoTB8ciTo
:2024/04/29(月) 02:04:28 ID:fCDwqofo0
ミセ;゚―゚)リ「………は?」
混じり気なしの純粋な疑問符がお嬢様の口から漏れた。
きっと彼女は、僕が断るだなんて思ってもいなかったのだろう。
「是非」と答えた僕をどう料理してやろうか、そんなことを考えていたのではないだろうか。
だからこそ、今の彼女の声には何の怒りも混じってはいなかった。
( ゚д゚ )「…だって、それ、ヴァイオリンですよね?」
指を差そうとも思ったが無礼かと考え直し、視線だけで彼女が持つ楽器を示す。
思わず見とれてしまいそうになる程深い茶色の光沢が、琥珀のような妖しい美しさを携えている。
その美しさはよく分かる。あのヴァイオリンから奏でられる彼女の演奏は、まさに至上というに相応しい音色を持って僕の鼓膜を震わせるに違いない。
ミセ#゚―゚)リ「な、なに…?私のヴァイオリン、聴きたくないっていうの?」
( ゚д゚ ;)「い、いえ!違います違います!」
慌てて否定の言葉を述べる。別に、聴きたくない訳ではない。それは本当だ。
ただ、僕は今の彼女の演奏を”聴きたい”とは思わなかった。
何故なら、僕はもう知ってしまっている。
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