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( ゚д゚ )絵描きとヴィオラのようですミセ*゚ー゚)リ
49
:
◆gMoTB8ciTo
:2024/04/29(月) 01:23:31 ID:fCDwqofo0
夏風に育ちかけた陽気が、一気に冷え込んだような、そんな裂帛だった。
お嬢様はこちらを振り向いていない。けれども、その怒気がこちらに向いているのは分かる。
不味い。間違えた。間違いなく僕はとんでもない間違いをした。
早く何か弁明を。と思ったがもう遅い。
僕がなにか謝罪の言葉を思いつくよりも、彼女の怒気が形になる方がずっと速かった。
ミセ# ー )リ「何でもする!?はぁ!?誰がいつ、アンタにそんなこと頼んだの!?」
ミセ# ー )リ「欲しいものなんて、…もう、全部、全部”持ってた”わよ!!」
ミセ# Д )リ「なんでっ…なんでアンタなんかに、この私が、同情されないといけないの!?」
( ゚д゚ ;)「い…いや、その……」
初めて会った時とは違って、今は昼だ。
だというのに、彼女の顔は全く見えない。
後ろ向きだから。自分の方を見ていないから。そんな理由じゃない。
黒塗りされた戦時の教科書みたいに、顔の部分だけが怒りというインクでドス黒く塗られたように。
まるで、例えるなら。
ありとあらゆる色を混ぜれば、最終的に黒になってしまうような。
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