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( ゚д゚ )絵描きとヴィオラのようですミセ*゚ー゚)リ

33 ◆gMoTB8ciTo:2024/04/29(月) 01:03:47 ID:fCDwqofo0

( ゚д゚ ;)「あの、あの、僕、本当に――!」

( ゚∋゚)「……河内ミルナ君、か?」

「え」と涙交じりの情けない嗚咽が漏れる。
自分の本名を呼ばれたことに数泊遅れて理解した僕は、慌てて首をぶんぶんと縦に振った。

( ゚∋゚)「なるほど、そうか…いやぁ、事前に履歴書を送ってもらっていて良かった。ミセリ、退いてあげてくれ」

ミセ#゚―゚)リ「は、はぁ!?どうしてですお父様、こいつは…!」

( ゚∋゚)「大丈夫だ…あまり興奮するな、体に障ったらどうするんだ」

ミセ#゚―゚)リ「……っ!!」

「履歴書の写真の同じ顔だ」と落ち着いた声が雨みたいにしっとりと響く。
彼の言葉に納得してくれたのか、少女は渋々ながらも自分の上から退いてくれた。

( ゚∋゚)「いやぁ、うちの娘がすまなかったな…ところで、どうして庭にいるんだ?正門からでも入れるようにしていた筈なんだが」

( ゚д゚ ;)「あ、あの…迷ってしまって、それで」

( ゚∋゚)「なるほど、確かに駅からは遠いしな…迎えを寄越すべきだった。重ねて申し訳ない」

( ゚д゚ ;)「い、いやいや!こちらこそ、遅刻した上に、その、本当にすいませんでした…!」

頭を下げる男性に、寧ろこちらが申し訳なくなりながら必死に弁明をする。
少額のバス代をけちり、挙句の果てには故意ではないながらも不法侵入までしてしまったのだ。
こちらが謝る理由はあれど、頭を下げられる謂れはない。


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