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( ゚д゚ )絵描きとヴィオラのようですミセ*゚ー゚)リ
293
:
名無しさん
:2024/12/20(金) 05:08:06 ID:GwUyoSTg0
時が経つにつれ段々と視界が白くなっていく。今年初の雪であるというのに初手から随分な大立ち回りだ。
普段なら愛しの我が子たちと共に外の一望を願うところだが、一秒でも早く家に着きたい今の状況ではそうも願えない。
最初に送った連絡が確か17時過ぎのもの。それが20時までもつれ、今の時刻は21時にさしかかろうとしている始末だ。一秒たりとも呆けている時間などないのに。
仕事が終わってすぐに飛び乗った電車は確か8時15分発だった。二十数年を共にしてきた自分の体内時計を信じるならば、今の時刻は間違いなく21時をとっくに過ぎているはず。
希望的観測を頼りに「20時までには家に着きそう」なんてメッセージを飛ばした自分に腹が立つ。
念のために電車内で訂正のメッセージを送ったが、既読こそ付いたものの、スタンプすら返ってこない。
嫌な予感が汗という具体的な形となって首筋を伝う。外は雪が降るほどの気温である筈なのにまるで真夏のような汗のかきようだ。
八年という経験則と、もうすぐ三十の大台に乗る直感が脳内で激しく警告音を鳴らしている。
怒っている。間違いなく。それも相当に。
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