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( ^ν^)四月、僕は泥棒になったようです
170
:
名無しさん
:2024/08/05(月) 00:30:31 ID:cfzOUW3g0
はたと、音が止んだことに気が付いた。
結末まで読み終わり、紙束から顔を上げる。
ベッドの上に視線をやると、そこには、満足そうに眠っている少女の姿があった。
ζ(-、-*ζスースー
どうやら、いつの間にか眠っていたらしい。
( ^ν^)「………こりゃ、また後日、アンコールかな」
紙束を閉じ、ベッドの隣に置く。
これはデレのために書いた話だ。自分が持っていたって仕方ないし、そもそも見舞いの品として持ってきたもの。ここに置いていくのが妥当だろう。
デレの寝顔を盗み見る。
彼女の柔らかな前髪が、瞳の上に被っている。
静まりかえった部屋の中、彼女の髪に軽く指先で触れ、目の上にかからないように払う。
ふと、静かすぎるのが気になって、僕はベランダへ続いている部屋の窓を見た。
雨風が止んでいる。
その窓の隣、細長く、綺麗なクリアブルーの花瓶に挿された、一輪の花が空調の風で揺れている。
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