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( ,,^Д^)プラスチックの心臓が痛いようです 最終話

384名無しさん:2025/07/21(月) 00:31:03 ID:bamU65K20

数十分。いや、数時間かけて手紙を書き終える。
軽く手で風を扇いでインクをしっかりと乾かし、改めて自ら書いた手紙を最初から読んでいく。
丁寧に時間をかけて書いた筈なのに、やっぱり綺麗な文字とは言えない。内容についても特に面白みがなく、近況報告に少し毛が生えた程度のものだ。もしも自分が貰う立場だったとしたら、返信には更に数十時間かかるだろう。

きっと笑われてしまうだろうな。
そんな自嘲染みた考えが頭を過る。それでも、どこか満足感があった。

誤字脱字がないか最低限のチェックだけ完了させ、便箋を整え、丁寧に畳む。
今回は合計10枚。いつも大体10枚前後になるのは狙ってやっている。短すぎると読み応えがないし、長すぎると冗長になってしまうだろうから。

便箋同様、花の豪華なデザインが縁に施された封筒に紙を入れ終わる。
そして、傍に置いてあったシーリングスタンプ風のシールを一枚手に取り、手紙に封をする。封筒に貼るのはこのシールだけで、切手などは要らない。何故なら特定の住居に送る類の手紙ではないし、ポストに投函する訳でもないからだ。

一息ついてから封筒をクリアファイルに入れる。届けるまでに鞄の中で折れたりしないように。
時計を見ると、もう朝の七時になろうとしていた。
今日は祝日だから仕事もない。休日の朝ならばきっと比較的涼しいし、あの公園の人通りも多くはないだろう。手紙を出しに行くのなら、今がベストタイミングに違いない。


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