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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
1
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:26:58 ID:V1JPaZRY0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
1:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
2:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1648136222/
3:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1658664818/
4:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1670762953/
19
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:45:29 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)b「素晴らしい喉越し」
(´<_` )「芳醇なアゴだし……だけではないか? 少なくとも昆布出汁は入ってそう」
ハ’ノ_’ ハ「おお、いいですねこれ。肉うまっ」
( ・運・)「でしょうでしょう?」
( ´_ゝ`) ズー(´<_` ) ズー ハ’ノ_’ ハズー
(っ. 川 .o (っ川 .o (っ川 .o
 ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―′ ̄\
( ´_ゝ`)「あーうめー」
(´<_` )「うむ」
ハ’ノ_’ ハ「正直さっきラーメン食ったしって思ってたんですけど、全然いけますね」
( ・運・)「スルスルいけちゃうでしょ? そうでしょ?」
( ´_ゝ`)「いやー食いに来てよかった。なっ?」
(´<_` )「うむ……否定する言葉を持たない」
20
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:46:04 ID:V1JPaZRY0
【福江港】
/.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ | |
⌒ヽ _ノ ノ ノ⌒ー'⌒ヽ、_ | |__
 ̄´ `ー─ ── ' ´ r''' ゙ .: .: .: .: .: ) ノ⌒⌒ヽ -‐ | |__ `ヽ
____ ゝ _____ ノ /⌒⌒ヽ ゝ _ ノ _ ノ | |////| ヽ
l!l!l!l!| ゝ _ ノ ( | | ̄ ̄ ノ
三三三 〉 | ┌И= ` ───| |⌒ー─''´ /
 ̄ ̄ ̄ |! | || __| | / ; ;
田田 |! | __ || |x | | / ; ;Y;
冖冖冖 |! |Yヽ| __ | __ .......................................................................||..................................................|x | |......................./ ; ;从 ; ;
从从从从r仏└||┘从 }!.:.:|"" " "" " " " " "|| ~ """ "" 〜  ̄| | """ "/ ....; ; ....:;:;:;:
 ̄ ̄|乂ミ乂ハ ||从 __}!.:.:| ~~ " ~ 〜 〜〜 " || 〜〜 ,,, | | 〜'/ ; ;´ ;,,:;:;..,"; ;
__|从ハ从乂/||YY|i:i:i:i:i:i:| ~ 〜〜 ,, ~ ~ || 〜 〜 Ω | |~'~/ ;......乂 ;'" ; :;:;从
.;三三三≧s。.;.;.;|| ; 「」「」「」| ,,, ~ ~ ~ __|| 〜 ' }{ 苅三三三| |/,,;:;:Y^Y:;.....:; .; 乂 :,:,
.;.;.从;.从三三≧s。  ̄ ̄ ̄ \´´´´´´´´´´´´´´´´´´´rrrr≠|i仆、Y;.;.;.;Y.;.;.;.}{YY|xixixixixixi| |.;.;.;从.;.;Y.;.;.;.;.;Y.;.;.;.;i!.;.
从.;.;从.;.;.;从.;三三≧s。i:i:i:i:i:i:i:ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ИlXk|i:i:i:i:i≧s。ノ ̄{从从| ̄〕xixixix| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.;.;ハ.;.乂.;.イ.;.;.从.;乂三三≧s。i:i:i:i〉 `>≠─<Γ〕iト、 \_,| 〕ixixixi| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
⌒``ヽ^ヾ.;从.;.;从.;:;.;.Y 三三≧s。 ⌒> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
`ヽ:;从:;:;:;乂 三三三三≧s。 ⌒>  ̄ ̄≧s。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\三三三三≧s。 ⌒> ≧s。
......\ \三三三三三≧s。 ⌒> ≧s。
............\ \三三三三三三≧s。 ⌒> ≧s。
21
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:46:38 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「さて船」
ハ’ノ_’ ハ「しかしよかったんですか? もっと聞き込みとかしとかないで」
(´<_` )「フェリーに乗ったところまではSNSの情報から確からしいので」
( ´_ゝ`)「福江で本格的に聞き込みするとしたら帰りかな」
ハ’ノ_’ ハ「なるほど。まあ俺は素人なんでお任せしますけど」
(´<_` )「本格的に聞き込みするまでもなく既に引っかかっていることはありますが」
ハ’ノ_’ ハ「それは?」
( ´_ゝ`)「タクシーの運ちゃんが全くピンときてなかったことだな。
この容姿だ、どう見ても成人にゃ見えんし一人旅してりゃ目立つ」
(´<_` )「服装もコスプレチックですし、運転手の間で噂くらい流れそうなものです」
ハ’ノ_’ ハ「はあ、なるほど」
( ´_ゝ`)「まあ多少引っかかるレベルだな、乗降数それなりだし」
(´<_` )「羽田とかだったらそりゃ知らんだろってなるが、一日の乗降500人も行かないからな。
逆に新島とかだったら知らんわけないだろってもんだし、絶妙に多くも少なくもない」
22
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:47:12 ID:V1JPaZRY0
【フェリー】
_
ノ |_ ll__l---||_ Nice boat.
rj「l__`ー' ヽlーj L---┐
|―┴┴―`ーrュ-‐< ̄.ィj .__jl
|[][][][][][] i """ _..,,rr=''´ l
l ̄ ̄ ̄ ̄/7-‐'´ /
f jL-、 _-‐' -‐´~~
ヽ |  ̄ _j_ -‐'~´~~
`ー〜´~~~~
23
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:47:46 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「おっ、出航か」
(´<_` )「何か思った以上にガラガラだな」
ハ’ノ_’ ハ「連休シーズンとかは結構混むんじゃないですか?」
( ´_ゝ`)「かも。どのみち捜朔島の乗降者はほぼいないんだろうが」
(´<_` )「他の島のついでなのか知らんが停泊してくれて助かるな」
( ´_ゝ`)「それな。フェリーなかったらめんどかった」
(´<_` )「しかしこの乗客数で採算取れてるのか?」
( ´_ゝ`)「駄目そうだよな。公的補助とか出てんじゃね?」
ハ’ノ_’ ハ「でしょうね。見るからに厳しいですもん」
( ´_ゝ`)「群馬ならバス廃止されても車あるし高齢者以外はまあ……って感じだが海はな」
(´<_` )「バス廃止されるような集落は高齢者ばっかなのが問題ではあるが……流石に一家に一台モーターボート、って感じでもなかろうしな」
ハ’ノ_’ ハ「船は高そうですもんね……」
24
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:48:20 ID:V1JPaZRY0
\
\
┼┼ ヽ , ─────── ○ ───
ノ / / 、
┼┼ ヽ , / / | γ⌒ヽ
r´⌒ヽ. ノ / / / |( ⌒
, ⌒ヽ γ⌒ ⌒ヽ / / ,'⌒
( ' ( ⌒ヽ⌒ヽ、 / γ'⌒
,ゝ `ヽ( ) (⌒
( γ⌒ヽ, '⌒ ヽ- 、 γ⌒
25
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:48:53 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「うーん、船のスタッフの人も茜ちゃんさん見覚えない、か」
(´<_` )「半ば予想はしてたがな」
ハ’ノ_’ ハ「このがら空き具合でそれは、流石にちょっと違和感ありますね」
( ´_ゝ`)「そういやみんな、今んとこ電波大丈夫そう?」
(´<_` )「問題なし、5Gは流石に通らないが」
ハ’ノ_’ ハ「全く問題ないですね」
( ´_ゝ`)「まあそうだよな。docodemoは山間部以外全域で通じるらしいし」
(´<_` )「……茜さんが電波を気にしていたことか?」
( ´_ゝ`)「うむ。不安がるからには何か理由があったのかなと」
(´<_` )「いや普通に不安だろ、対応エリアになってれば繋がるってわけでもなし」
ハ’ノ_’ ハ「確かに、島で電波通らないと心細くなりそうです」
( ´_ゝ`)「いや、逆に……島でSNS見たくない口実、か?」
(´<_` )「あー……あるかもな。わざわざ何もないような島行きたいってくらいだし」
ハ’ノ_’ ハ「なるほど、都会の喧騒から離れて的な」
26
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:49:49 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「そう考えると、実際に捜朔島に行った可能性は俄然高くなるな。
航路の他の島、そこそこ観光名所とかあるみたいだし」
(´<_` )「教会とかな。そのうちのどれがオカルト面なのか気になっちまうが」
( ´_ゝ`)「それはそれ」
(´<_` )「まあうん、兄者の推測は割と当たってそうな気がする」
ハ’ノ_’ ハ「SNSの発言一つからそこまで考えられるものなんですね」
( ´_ゝ`)「マニアックな島だから普通にエリア情報通りじゃないかもって考えた可能性もなくはないが」
(´<_` )「いや実際、マジでマニアックなんだよな。
寄り付くのは船持ちの釣り人くらいで、釣りスポットの情報しかない」
( ´_ゝ`)「釣り竿借りれれば釣りするのも一興か」
(´<_` )「観光やってる千手烏賊のようにはいかんと思うがな」
( ´_ゝ`)「それはそうか」
八‘⊿‘)「あのー、すみません」
(´<_` )「ん?」
27
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:50:27 ID:V1JPaZRY0
八‘⊿‘)「先ほど、船員さんとお話されていた方ですよね?」
(´<_` )「そうですが……何か?」
八‘⊿‘)「捜朔島に来られるんですか? 私、島の者なので」
( ´_ゝ`)「ほう?」
(´<_` )「ああ、島民の方ですか。ええ、我々は捜朔島にお邪魔する予定です」
八‘⊿‘)「やっぱりそうなんですね! ……あの、もしかしてご連絡頂いていた流石さん?」
(´<_` )「あ、はい。もしかして役所の方でしょうか?」
八‘⊿‘)「はい、村役場の吉野ハルです」
( ´_ゝ`)「俺は流石真理男」
(´<_` )「弟の累次です」
ハ’ノ_’ ハ「ハロルド・エンヴィーです」
八‘⊿‘)「よろしくお願いします」
( ´_ゝ`)(ふむ……?)
28
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:51:01 ID:V1JPaZRY0
ハ’ノ_’ ハ「やっぱり、捜朔島に行く人って珍しいんですか?」
八‘⊿‘)「ですね。釣りの人がボートで来ることは結構ありますけど」
( ´_ゝ`)っ「じゃあ、この人知ってる?」
八‘⊿‘)「いえ、見たことないです」
( ´_ゝ`)「……なるほど。実は捜朔島に行くと言ってから行方がわからないんだよね」
八;‘⊿‘)「ええっ!?」
(´<_` )「実は我々、この人について知っている人がいないか聞きに行こうとしていまして」
八;‘⊿‘)「うーん……流石にこんな子、島に来たら忘れないと思うけどなあ……」
ハ’ノ_’ ハ「そうですよね」
( ´_ゝ`)「たまたま会ってないだけって可能性もあるし、他の人にも聞いてみたい」
八;‘⊿‘)「行方不明なんて大変なことですもんね……わかりました、みんなに協力お願いしてみます!」
(´<_` )「それは助かります」
29
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:51:40 ID:V1JPaZRY0
【捜朔島 漁港】
__________
\ __,、,、,、,、,、,、,、
\,、,、,、,、,、,、, _,、‐‐‐‐〜〜〜''";';';';';';';';';';';';';';';'
____________\;';';';';';';';'``爻、xX爻爻爻爻爻'"~^^'〜〜〜''"´;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
¨¨¨| |;';';';';';';';';';';';';';';'爻爻爻爻爻爻;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';
::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| |;';';';';';';';';';';';';';'、─────‐ < ̄ マ7777777777ム;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
 ̄ |─|─|─|─|─| |;';';';';';';';';'; / \///////////\ ∨/////////∧;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
| | | | | | |;';';';';';';'/ \///////////\∨/////////∧;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :|;';';';'/ |¨..二二二二二丁゙| ̄ ̄ ̄l ̄~~|二二..| ̄ ̄⌒二ニ=- __
三三三三三三三三三i三i三i三| _| l| |__||::::::::::| [| | ̄ ̄ ̄ | _|__: : : : : : : : : : : : ̄
| ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄, |/\,| l| | ̄ ̄.:.[| |口 |─‐|三≧s。 ~'' .,_: : : : : : : : :
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|_|__|::::::::::::::x㍉:::[[]∧ | | | ~''<三三ニ=- _ノ|.:.:.:.:.:.:.:|-| |: |└┘ |_「|::|: : : : : : : : :.::||::::|: : : : : :
| | ヘ::::┌‐込ィ<^'く二二二匚]=-L| ~^ -=ニ二三ニ=- _ ̄ ̄ ̄ ̄匚]口兀 ̄ ̄ ̄二ニ=- |_|: : : : : :
|_|_,| \|`ヽ、__`ヽ`'弌ニ=- __ ⌒ニ=- _ ~^ -=ニ三三二ニ=‐- ..,,_ ‐ ‐ ──二二三三
__{\_>。,__`'<二>。, ``'弌ニニ=- __ ⌒ニ=- _  ̄ ──-----/ __ -=ニ
\ `ヽ、|\:::\ ` ''<ニ>。, ``'' ─=ニ二二二二二二二二二二> /__,,.. -=ニ⌒: : : : : : : : :
二二二>。, `'弌二|\へ、`¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ニ=- -=≦ ̄ : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 ̄>。, `丶、)_\\ /‐- _ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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=== === ̄ ̄: : : : : : : : :⌒¨´.: .: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
vivi小从小从小viviv;:;::::::.:.:.: : : : : : : : : : .:.: : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : :
从川从川从川从川乂;:;:;:;:;:;: : : : : : :.:.:.:.::::::.:.:.: : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:: : : : : : : : :
30
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:52:14 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「着いた」
(´<_` )「ふむ……漁師町だけあって雰囲気は千手烏賊に近いな」
( ´_ゝ`)「確かに」
八‘⊿‘)「まずは公民館ご案内しますね」
( ´_ゝ`)「本日の宿」
(´<_` )「ありがとうございます」
―――。
31
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:52:48 ID:V1JPaZRY0
【捜朔島 公民館】
| |
| 捜 朔 島 公 民 館 |
______|_________________________|_______
ヽ /
ヽ /
 ̄ ̄ ̄ ̄┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┣━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━ ┫
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┃ ┃ ┃
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┃ ┃ ┃
┃ (←)┃(→) ┃
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┃ ┃ ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ \
/ \
/ \
32
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:53:23 ID:V1JPaZRY0
【和室】
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ || |
──┐ | ┌――─────┐ | ┌――─────┐ | ┌――─────┐ || |
__,」 | l_________,| | l_________,| | l_________,| || |
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.
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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l二二二二二二二二二二二二二ニ二二二二二二二二二二二二l
| |l l | |
|_,,ソ !,|_,ン
33
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:53:57 ID:V1JPaZRY0
八‘⊿‘)「こちらのお部屋を使ってください。お布団は押し入れに入ってます」
( ´_ゝ`)「おけ」
ハ’ノ_’ ハ「結構広いですね」
(´<_` )「ちなみに夕飯食べれるような店ってあります?」
八‘⊿‘)「えっと、そういったお店はちょっと……」
( ´_ゝ`)「マジか」
八‘⊿‘)「ただ、丁度よかったですね。今日は月例祭なので」
(´<_` )「月例祭?」
八‘⊿‘)「みんなでお鍋を食べて、さくのかみ様に感謝するお祭りです」
(´<_` )「ほう? さくのかみ様というのは?」
八‘⊿‘)「長寿と健康を齎してくださる、島の神様です」
( ´_ゝ`)「なるほど……」
ハ’ノ_’ ハ「おかげで我々はお鍋にありつける、と。ありがたいですね」
34
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:54:54 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)(否応なく漂ってくるオカルト臭……)
(´<_` )(さくのかみ……イワサク・ネサク、か? ご利益も近いし。
しかし場所柄的にどうなんだ……?)
( ´_ゝ`)(千手烏賊の神様は悪い神様ではなかったが、さて……?)
(´<_` )(イワサク・ネサクであればオカルト面でも悪いものではなさそうだが……)
( ´_ゝ`)「ここらってキリスト教が盛んって聞くけど」
八 ‘⊿‘)「そうですね、五島は歴史的に外国との接点が多かった土地柄ですから」
(´<_` )「ということは、さくのかみ様のような神様は逆に珍しいのでは?」
八 ‘⊿‘)「そうかもしれません」
( ´_ゝ`)「お社とかあるのかな?」
八 ‘⊿‘)「はい、後でご案内します」
(´<_` )「お祭りなら準備とかありますよね? 何かお手伝いした方が?」
八 ‘⊿‘)「あ、大丈夫です。お鍋は女衆のみんなで作りますし、設営は長机を出すくらいなので」
35
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:55:28 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「しかしそうなるとみんな忙しいかな? 聞き込みとかはやめといた方がいい?」
八‘⊿‘)「あ、そうですね。私もあまりご案内できる時間はないですし……」
(´<_` )「まあ祭りの時にでも聞いて回るか」
ハ’ノ_’ ハ「そうなると、祭りまでどうします?」
( ´_ゝ`)「んー……山とかって勝手に入ってもいいのかな?」
八‘⊿‘)「え? はい、大丈夫ですけど……猪がいるので気をつけてくださいね」
( ´_ゝ`)「え、猪?」
(´<_` )「結構いるらしいぞ、離島の山間部。いなかった筈の島に泳いで渡ってきた話だとか聞いたことある」
ハ’ノ_’ ハ「えぇ……猪ってそんな遠泳できるんですね」
(´<_` )「母が生粋の猟師で兄者も仕込まれてるんで、まあ大丈夫かと」
( ´_ゝ`)「ま、山だらけの群馬育ち。猪のテリトリーに踏み込まない方法くらいは心得ている」
八‘⊿‘)「はあ、ならいいですけど……」
36
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:56:25 ID:V1JPaZRY0
【山林】
: : :j |洲洲洲洲i:i::::::::::::::::: ; |;:;:;:;:;:;:;:;:: : : ⌒㍉ミミミミミミミミミ州i洲i洲|::::i:i:i:刈爻災淡淡淡淡
: : { |川^刈洲jl|i:i:::::::::::: : : :|__彡゙⌒乂ツ;';';';';';乂ミミミミミミ泌ミ洲洲i|::::i:i:i:i爻爻爻爻淡淡淡
: : :{ }i:i|ハi:i寸ミ|i:i:::::::::: : : :.:|刈爻;';';';';';';';'⌒ン;';';';'⌒ヾミミh、刈ノi:i{::::i:i:i:i:i爻爻j/:::::x'爻爻
: : :} {i:i|圦:i:i≧{i:i:i:::::::: : : :.:|洲爻;';';';';';';';';';';';';乂;';';';ツ災淡{∨i:i:ハ::::i:i:i:i:|爻ァ'゚::::イ川}ハi:i
: : :{ :〔i:|ノノへi:i:i:i:i:i:::::::: : : : |川州洲x;';';';';';';';';';';'刈爻爻炎圦i:i:/ミミ}:::i:i:i:i:レ'゙::,.ィジ:ノノ乂ji:i
: : :{ : {i:|ilililil/ヽi:i:i:i:::::::{ : :{ :|ノノノノ洲刈爻爻xく爻从爻爻ハi:∧乂ミj:::i:i:i:i:i/i:i:i:i:彡ィイシ{i:i
^i : { : : {i:|ililili|i:i:i:|ilili:i:::::j' : 川水彡j乂爻爻爻爻ミ爻乂ノ^i|:|i:i:i:ヘ`'{::::i:i:i:iノi:i:x<个i:i:i:「爻{i:i
;:;{ : : :、 :{i:|ililili|i:i:i:|ilili:i::::: : ::{: |i:i:/刈ilili|\「i:i刈爻トミ刈メj::::i|::|i:i:i:/刈:::i:i:i:i|i:i:i:乢j|i:i:i:i|爻ミ|i:i
.:.:\: :: Wililil|i:i:i:|ilili:i:::::: : :{:.:|i:i|⌒|ililil|^'vi:iノノ: : : ^'ッjリイ:::シ| |i:i:i:|㍉|:::i:i:i:i|i:i:i:i|^'リi:i:i:|^Yi:i|i:i
..::.. : :: ヤililil|.\|ilili:i:i::::: : :j: |i:i|.....|ililil|.. .|i:i|:|.. .. .. .. .|::|.l::/ |::|i:i:i:|.....|:::i:i:i:|i:i:i:i|.. .||i:i:i|. .|i:i||i:i:
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.:.:.:{ : :i '/∧爻爻|ililili:i:{::: :{: {i:i| |ilili从 |i:i|;:l .|::リ::| j:::}i:i:i:| |::::i:i:i|i:i:i:i| i|i:i:i| |i:i| |i:i:
\j{ : :{ : {寸爻|ililii:i:i:{::: :ヽ {i:i} jilili:i:i:i゙|i:i|;:;{ ノ::j':::|ノ:::ノi:i:i:i:Ⅵ::::i:i:i|i:i:i:i|爻j|i:i:i:刈i:i:リi:i
;:;:ノi| : :}i j やりililリi:i:乂: :〈 {i:川ilililili:i:|i:i|::从ニ二 ̄ ̄爻爻i:i:i:i:i:j{.:.:i:i:i:Ⅵ从j'りi:i:i从シシi:i:i:
;:;:;:;j|i: :|i \ ∨ilil}i:i:i:}ilil〕h、 乂vwvwl|i:i|' . :  ̄ ̄>''"""∨.:ノ。s≦{{三三/洲洲ノシ从
;:;:;:川 八: : 》 : : ヤ洲洲洲州州沁,爻爻リi:i:|⌒ヽ、_:_:_:_:ノ´_-二三ノイ三V(_j}三三/(xxXXXXX
;:;:〈 ∨/∧/: : 〉: ::}爻爻爻爻爻刈州川X刈爻ミx  ̄_ ̄ ̄ ̄-=ニ二三\\ / /刈;';';';';';';';'
;:;:;:;〉:∨:/∧: : ::Vハ,;゙,;゙,;゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙``''ミ爻ミ爻ミ爻ミx ---=ニ二三三三三\∨/∧ 乂;';';';';';';';'
∧(: : ∨.:/∧: : :}八,:゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,:゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙``` ー¬宀宀宀¬冖⌒ }:}// )/'"´
i:i∧.: .: 〉;:;:/∧ : '/∧从--─…¬宀冖ニ““¨¨”” ̄~´"''〜- _ }// /ア=-
i:i:i:〈\ノィノi:i:;:;:\: : /ヘ{.:レイィ;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;::::::::::``''ー‐--─'////.,., 从
i:i:i:≪^ヾノ>i:i:i:i:刈ノノYノノix;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/i:i/´;:;:;:;:;:;:)V)V)V
⌒ヽノ川从ハi:i:^Y水川从从シ爻ミx;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:._、-─……─-- _イジ;:;:;:;:;:;:;:;:川从川
....,シ从ヾ;:ミ:爻乂从州洲洲洲从シ''^^ ̄  ̄  ̄ . . . : : : :, :, :, :,```````⌒⌒''<⌒
37
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:57:34 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「さあて中々にオカルト臭漂ってきたぞ」
(´<_` )「んーでも、さくのかみ様って多分、日本神話のイワサク・ネサクだと思うんだよな。
イザナギが息子を惨殺した時に剣先にしたたった血から生まれた神」
( ´_ゝ`)「それだけ聞くとめっちゃ物騒なんだけど」
(´<_` )「剣の神であり生命力の神。ご利益は生命力の向上」
( ´_ゝ`)「さくのかみ様のご利益は長寿と健康、なるほど」
(´<_` )「ただな、九州でイワサク・ネサク祀ってるってのは正直聞いたことない」
( ´_ゝ`)「小規模な信仰なんてそりゃ聞かんだろ。例えばお隣の市にいくつ神社があるか知ってるか?」
(´<_` )「むぅ、そう言われりゃそうだがな」
ハ’ノ_’ ハ「あ、山の中は流石に電波厳しいみたいですね」
( ´_ゝ`)「あ、ほんとだ」
(´<_` )「まあ前情報通りか」
38
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:58:10 ID:V1JPaZRY0
( ´_ゝ`)「まだわからんけど、来てない可能性もワンチャンあるなこれ」
(´<_` )「というと?」
( ´_ゝ`)「ハルちゃん嘘ついてなさそうだったし」
(´<_` )「ふむ」
( ´_ゝ`)「しかしあの子何歳だ? 限界集落っぽい島にしちゃ若い役場職員だな」
(´<_` )「見た目は20そこそこに見えたがな」
( ´_ゝ`)「臭い的にもあってるはず」
(´<_` )「……なあ、女性をナチュラルに臭いで評するの変態っぽいからやめないか?」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
ハ’ノ_’ ハ「お兄さんは犬並に鼻が効くんですね」
( ´_ゝ`)「いや、この流れで犬並ってワードはなんというか、こう……」
39
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:58:44 ID:V1JPaZRY0
(´<_` )「で、山に来てどうするつもりなんだ?」
( ´_ゝ`)「最悪の想定としてだな。山ん中に逃げ込んだ時にどう逃げるか」
ハ’ノ_’ ハ「正直そんなことになって欲しくないですけどね」
(´<_` )「地元民相手に通用するもんかね?」
( ´_ゝ`)「いまいちかもな。何も知らないで踏み入るよりはマシレベル」
ハ’ノ_’ ハ「そうなった場合最終的にどうするんです? 籠城ってわけにもいかないでしょう?」
( ´_ゝ`)「結局のとこ船がないと脱出できんしなあ。最終的に港を目指す必要はある」
(´<_` )「釣り師の情報によると山を越えた側にも小さい船着き場はあるようだが」
( ´_ゝ`)「そこに船があるならそっから脱出が良い」
ハ’ノ_’ ハ「ああ、船があることを確認しに行こうって感じですか」
( ´_ゝ`)「そんな感じ」
(´<_` )「時間足りるのか……?」
40
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:59:18 ID:V1JPaZRY0
゚ , , 。 . + ゚ 。 。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚ 。 . 。
。 . .。 o .. 。 ゚ ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . 。 . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . 。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。 , .。
゚ 。 ゚ . +。 ゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚. . . . .
。 . . 。 。゚. 。* 。, ´。. ☆。。. ゚。+ 。 .。 . 。 .
. 。 ゚ ゚。 。, .。o ☆ + ,゚。 *。. 。 。 . 。 .
゚ .゚ ゚ 。゚ + 。. +。 * 。゚。゚., ,+ 。゚. 。 . . , , .
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚. ° 。 . , ゚ ゚
。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., . ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 ゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . / . . 。 ゚ .
/
☆
41
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:59:51 ID:V1JPaZRY0
八‘⊿‘)「あ、流石さん! もー、戻ってこないから心配したじゃないですか!」
Case11「捜朔島」
Day2A「さくのかみ様」
To be continued...
42
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 23:00:24 ID:V1JPaZRY0
今回はここまで
43
:
名無しさん
:2023/04/23(日) 05:17:54 ID:M2abGnK60
おつです
44
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/29(土) 22:53:13 ID:FlVTDnNw0
本日間に合わずー
>>43
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
45
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/30(日) 23:21:37 ID:sik8UZBM0
リ*▽* リ<l「あかーん、目痛で全然進まず明日以降持越しや」
46
:
名無しさん
:2023/05/01(月) 02:38:08 ID:/t4AnwOE0
人によっては今週は毎日が日曜日みたいなモノなので何時でも大丈夫!
言い換えれば毎日投稿でもええんやで!
47
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/01(月) 23:19:22 ID:FdEirU620
>>46
リ゚▽゚ リ<l「フリモメン奥義毎日が日曜日やな、たまには本気出して空想具現化して貰いたいもんやであのターコイズブルー筋肉」
48
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/02(火) 00:07:55 ID:y4.KzWsE0
リ゚▽゚ リ<l「進捗6割……」
49
:
名無しさん
:2023/05/02(火) 14:57:02 ID:W7twCbtY0
たまにはお休みしてもええんやで
50
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/02(火) 22:20:17 ID:y4.KzWsE0
>>49
リ゚▽゚ リ<l「いやよく言うやん、油断一瞬エタ一生て」
51
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/02(火) 23:40:45 ID:y4.KzWsE0
リ゚▽゚ リ<l「進捗7割……」
52
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:22:50 ID:l9mK0gMA0
リ゚▽゚ リ<l「100%……!(戸愚呂弟)」
53
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:24:24 ID:l9mK0gMA0
前回のあらすじ
・ラーメン滑走路ッッ!!
・五島牛肉うどん!
・あ、流石さん! もー、戻ってこないから心配したじゃないですか!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
54
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:24:58 ID:l9mK0gMA0
Case11-Day2B
| |
| 捜 朔 島 公 民 館 |
______|_________________________|_______
ヽ /
ヽ /
 ̄ ̄ ̄ ̄┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┣━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━ ┫
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┃ (←)┃(→) ┃
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃
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┃ ┃ ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ \
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55
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:25:32 ID:l9mK0gMA0
八‘⊿‘)「もー、戻ってこないから心配したじゃないですか!」
( ´_ゝ`)「すまんすまん」
(´<_` )「すみません、猪の気配がしたので少し時間がかかってしまいました」
八;‘⊿‘)「えっ! 大丈夫でした?」
( ´_ゝ`)b「問題なし、しっかり遭遇避けた」
ハ’ノ_’ ハ「いやー大したもんですね。俺は全然気づかなかったですよ」
(´<_` )「伊達に猟師の息子やってないので」
( ´_ゝ`)「よゆーよゆー」
ハ’ノ_’ ハ「いや二人とも大したもんですよ」
八;‘⊿‘)「そ、そうですか、ならよかったです」
( ´_ゝ`)「それで……なかなか賑やかになってるけど」
八‘⊿‘)「あ、はい。もう設営も終わったところです」
56
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:26:05 ID:l9mK0gMA0
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
.
57
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:26:39 ID:l9mK0gMA0
(´<_` )「……何か想像以上に若い人が多いですね」
( ´_ゝ`)「確かに。もっと年寄りばっかかと思ったわ」
ハ’ノ_’ ハ「正直それはあります」
八‘⊿‘)「みんな新鮮なお魚を食べてますし、さくのかみ様のご利益がありますから。
ほら、あの人とか50代ですよ?」
( ´_ゝ`)「えウッソ!?」
ハ’ノ_’ ハ「芸能人並みの若作りですね……」
( ´_ゝ`)「え何、若作りの島??」
(´<_` )「いやでも、結構子供の姿も多いぞ」
( ´_ゝ`)「ふむ」
ハ’ノ_’ ハ「確かに」
58
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:27:13 ID:l9mK0gMA0
八‘⊿‘)「ふふ、みんな頑張って産んでますから」
( ´_ゝ`)(ん?)
ハ’ノ_’ ハ「その口ぶり……あなたもお子さんが?」
八‘⊿‘)9m「はい、あそこの――」
( ´_ゝ`)「えっ、中学生くらいに見えるんだけど……」
八‘⊿‘)「今度13歳になります」
ハ’ノ_’ ハ「えっ、マジっすか?」
(´<_` )「……失礼ですが、おいくつですか?」
八‘⊿‘)「私ですか? 31です」
(;´_ゝ`)「……は? マジ?」
(´<_`;)「えウッソ」
59
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:27:46 ID:l9mK0gMA0
(;´_ゝ`)(嘘言ってる感じはないが……見た目はともかく臭いは余程周到にやらんと誤魔化せんぞ。
一体どうなってんだ……?)
(´<_`;)「すみません、正直年下かと思ってました……」
八‘⊿‘)「えっ? ふふ、いくつに見えました?」
ハ’ノ_’ ハ「いやあ、20歳くらいかと。驚きました」
八‘⊿‘)「やだもう、お上手ですね」
( ´_ゝ`)「いやいや、マジでそれくらいに見えるから」
ハ’ノ_’ ハ「お綺麗ですし、旦那さんが羨ましくなりますね」
八‘⊿‘)「えっ? ああはい、そうですね」
( ´_ゝ`)(ん……?)
(´<_` )「結婚式とかもやっぱり神前ですか?」
八‘⊿‘)「ええと、そんなような感じです」
( ´_ゝ`)(んんー……?)
60
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:28:20 ID:l9mK0gMA0
「おーいハルちゃん! 稀人さん紹介してよ!」
八‘⊿‘)「あ、はーい! ……というわけなので行きましょうか」
( ´_ゝ`)「ほい」
(´<_` )「何かちょっと緊張するな……」
ハ’ノ_’ ハ「はは、そうですね」
八‘⊿‘)「そんな緊張しなくて大丈夫ですよー」
( ´_ゝ`)「そうだぞ弟者、俺を見習って自然体でだな」
(´<_` )「兄者は自然体すぎる」
ハ’ノ_’ ハ「ちょっと真似できないですよねー」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
八‘⊿‘)「ほらほら行きますよー」
61
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:28:53 ID:l9mK0gMA0
+ ゚ . + . . .゚ .゚。゚ 。 ,゚.。゚. ゚.。 .。
. . ゚ . o ゚ 。 . , . .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。。. .
*- - -* 。 。 *。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
゚ o . 。 . . ヽ , . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
゚ , , 。 . + ゚ ヽ 。 。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚ 。 . 。
。 . .。 *- - -*. 。 ゚ ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . ヽ 。 . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . ヽ 。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。 , .。
゚ 。 ゚ . +。 *゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚. . . . .
。 . . 。 。゚. 。* 。, ヽ´。. ((★))。。. ゚。+ 。 .。 . 。 .
. 。 ゚ ゚。 。, .。o ☆ ヽ+ ,゚。 *。. 。 。 . 。 .
゚ .゚ ゚ 。゚ + 。. +。 * 。゚。゚.,* ,+ 。゚. 。 . . , , .
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚.ヽ ° 。 . , ゚ ゚
。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., . ヽ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 *゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . . 。 ゚ .
. . . , 。 . . , .
。 ゚ . 。
, . . , . .
62
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:29:27 ID:l9mK0gMA0
利 'ー`)「やあどうも、村長の石田純一だよ」
( ´_ゝ`)「ぶほっ!?」
(´<_` )「おい兄者」
八‘⊿‘)「あはは、村長がよその人に名乗ると大体そうなります」
ハ’ノ_’ ハ「え、失礼ですが本名ですか?」
利 'ー`)「本当に失礼だね。本名だよ」
八‘⊿‘)「しょうがないですよ、顔似てますし」
利;'ー`)「うーん、そんなに似てるかな??」
( ´_ゝ`)「や、そっくりさんってほどではないけど……」
(´<_` )「雰囲気似てますね」
ハ’ノ_’ ハ「だからてっきり持ちネタなのかと……すみません」
利 'ー`)「まあうん、いつものことだから構わないけどね……」
63
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:30:01 ID:l9mK0gMA0
八‘⊿‘)「ほらほら、微妙な顔してないでみんなに紹介してください」
利 'ー`)「わかったわかった。……皆の衆、注目!」
( A島A)( B島B)( C島C) !!
( ´_ゝ`)(ふむ、村長はしっかりと島民から一目置かれている人物のようだな)
利 'ー`)「朔の夜、月例祭の今宵、数奇なる稀人の方々を紹介する!
……ささ、自己紹介を」
( ´_ゝ`)「うむ」
( ´_ゝ`)キリッ
( ´_ゝ`)b「江戸川コナン、探偵だ……!」
64
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:30:35 ID:l9mK0gMA0
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
( ⊂ニニ / /⌒) )
`ー――'′ し∪ (ノ
(´<_`;)(こ、こいつ……ッ! やりやがったッ……!!)
利;'ー`)「……失礼だけど、本名なのかな……?」
\( ´_ゝ`)/「あ、流石真理男でぇーっす! 探偵やってまぁーっす!」
利;'ー`)「……は??」
65
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:31:10 ID:l9mK0gMA0
八‘⊿‘)「マ……リオ……?」
利;'ー`)「……失礼だけど、本名なのかな……?」
( ´_ゝ`)「失礼な、誠に遺憾ながら本名だッ!」
利;'ー`)「そ、そうか、すまないね……」
ハ’ノ_’ ハ「一応、俺が保証しときますね」
(´<_` )「弟の累次です。同じく探偵」
八‘⊿‘)「る……いーじ……?」
ハ’ノ_’ ハ「あー……」
( ´_ゝ`)「俺がッ! 俺たちがッ!! 完全オリジナル流石兄弟だッ!!」
(´<_` )「ミスター師範じゃねーか」
ハ’ノ_’ ハ「?」
66
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:31:44 ID:l9mK0gMA0
利;'ー`)「……失礼だけど、本名なのかな……?」
( <_ )「すみません、本名なんです……すみません」
ヾ利;'ー`)ノシ「わー! ごめん、ごめんよ! わかるよ、辛いよね!」
( ´_ゝ`)「なんだろ、シンパシー感じるよ村長」
ハ’ノ_’ ハ「えー、ハロルド・エンヴィーです。よろしくお願いします」
利 'ー`)9m「普っ通ッ! 一人だけ普通でズルいッ!」
ハ’ノ_’ ハ「えぇ……?」
( ´_ゝ`)「外国人が一番普通とか地獄かな??」
(´<_` )「やはり何を考えて命名したのか、改めて父者達に問い質す必要があるな??」
( ´_ゝ`)「……それを質すは野暮だ、我が弟であるならばそれくらいは解せよ」
(´<_` )「……そうなのか?」
( ´_ゝ`)「そうなのだ」
67
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:32:18 ID:l9mK0gMA0
利;'ー`)「えー、以上三名の稀人さんが月例祭に参加くださる。皆、よろしくな」
八‘⊿‘)ノ「はーい!」
石 ^山^)b「おうよ!」
( ´_ゝ`)ノ「よろしくー!」
(´<_` )「「よろしくお願いします」」ハ’ノ_’ ハ
石 ^山^)「それより村長さんよ! そろそろおっぱじめようぜ!」
利 'ー`)「ああうん、そうだね。みんなー! グラスは持ったかー!?」
( A島A)ノ( B島B)ノ( C島C)ノ「「おー!」」
八‘⊿‘)っ「どうぞー」
( ´_ゝ`)っ「あざす」
⊂(´<_` )「「あ、ども」」⊂ハ’ノ_’ ハ
68
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:32:51 ID:l9mK0gMA0
利 'ー`)つ「今月もさくのかみ様のご加護で健やかに過ごせた。
来月も変わらず頑張っていこう!」
石 ^山^)つ「おうよ!」
利 'ー`)つ「乾杯!」
,. -‐==、、
,. ===、、 o ○o. i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l :::ト、\イヤッッホォォォオオォオウ!
// .::::/ :::::!===l :::|ス. ',
/./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ `)'`ヽ ヾ;\
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';';';';::::\
. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
69
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:33:25 ID:l9mK0gMA0
石 ^山^)「おう、俺は山口 巌ってもんだ。よろしくな!」
( ´_ゝ`)「よろしく。山口さんは漁師の人?」
石 ^山^)「ん? おう、あたぼうよ!」
八‘⊿‘)「巌さんは若い衆のリーダー的存在なんですよ」
ハ’ノ_’ ハ「へぇ」
石 ^山^)「ガハハ! そんな大したもんじゃねーけどな!」
利 'ー`)「いやあ、よくやってるよ巌君は」
石 ^山^)「へへ、そうっすか? 村長にそう言われると照れるっすね」
ハ’ノ_’ ハ「ちなみにおいくつですか?」
石 ^山^)「おん? 33だが」
(´<_` )「まさかの見た目通り」
( ´_ゝ`)(うーん……確かに見た目はそうだが……)
70
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:33:59 ID:l9mK0gMA0
八‘⊿‘)っ「皆さん、こちらをどうぞ」
⊂ハ’ノ_’ ハ「これは?」
( ´_ゝ`)っ「おっ、こりゃ潮汁か?」
八‘⊿‘)「はい、新鮮なお魚で作った潮汁です」
(´<_` )「おー、素晴らしい」
石 ^山^)「月例祭では定番だ」
八‘⊿‘)「巌さんがとってきてくれた新鮮なお魚ですよー。ね?」
八*‘⊿‘)^山^)
石*^山^)「んっ!? そ、そうだぜ!」
( ´_ゝ`)(ん、この人が旦那さんなんかな?)「客の前でイチャつくんじゃねぇ」
(´<_` )「兄者、本音と建前が裏返ってるぞ」
( ´_ゝ`)「ハッ!?」
石;^山^)「む、こりゃ失敬」
71
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:34:32 ID:l9mK0gMA0
ハ’ノ_’ ハ「お二人はご夫婦なんですか?」
石;^山^)「おっ? あー……まあ、な?」
八*‘⊿‘)「そうなんですー」
( ´_ゝ`)(嘘……)
石;^山^)「おい、客の前でひっつくなよ」
( ´_ゝ`)(なのに、臭いが……? これは……)
利 'ー`)「はは、二人は仲がいいね」
石;^山^)「いやあははは」
(´<_` )「……潮汁、うめぇ」
ハ’ノ_’ ハ「魚介の出汁が凄いですね……これが潮汁」
( ´_ゝ`)「あっ、こら先に食ってんじゃねー」
(´<_` )「食ってみろ、トブぞ」
( ´_ゝ`)「言われんでも食うぜ。……うほっ、良い出汁……」
72
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:35:06 ID:l9mK0gMA0
( ´_ゝ`)「あ゛あ゛〜……こりゃたまらん」
(´<_` )「まさに海を煮詰めたような味」
ハ’ノ_’ ハ「魚介の旨味が凄いのにサッパリしてますね」
( ´_ゝ`)「魚の身もしっかり詰まっててうまい」
(´<_` )「これはイサキかな? こっちはエビ」
ハ’ノ_’ ハ「いやーおいしいです」
石 ^山^)「ガハハ、うめーだろ」
八‘⊿‘)「お口に合ってよかったです」
利 'ー`)「お酒はどうかな? 福江で買ってきた紅はるか樽熟成があるよ」
( ´_ゝ`)「五島の地酒? 焼酎かな?」
八‘⊿‘)「そうです。紅はるかの焼酎を樽で熟成させてて、香りがよくておいしいですよ」
(´<_` )「へぇー、珍しいものですね」
73
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:35:39 ID:l9mK0gMA0
( ´_ゝ`)「どれ……む、確かに香りがいい。芋の甘い香りに樽の香ばしさが絡まってグッド」
ハ’ノ_’ ハ「お、なかなかいいですね。確かにしっかり芋の香りがします」
(´<_` )「ぅ……俺にはちょっときついな」
八‘⊿‘)「あ、じゃあ炭酸割にします?」
(´<_` )「すみません、お願いします」
( ´_ゝ`)「あ、お湯あったらお湯割りにしたい」
八‘⊿‘)「え? あ、はい」
ハ’ノ_’ ハ「あれ? きつかったです?」
( ´_ゝ`)「いや、割った方がうまそうかなと思って」
ハ’ノ_’ ハ「確かに割ってもうまそうですけどね」
八‘⊿‘)「どうぞー」
(´<_` )「ども。……お、うまい」
( ´_ゝ`)「む、やっぱお湯割りいいじゃん。これは優勝」
74
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:36:13 ID:l9mK0gMA0
リ’-’ル「ママー!」
八‘⊿‘)「あ、リルちゃん。どうしたの?」
ハ’ノ_’ ハ「ん、娘さんですか?」
利 'ー`)「そうだね」
石 ^山^)「おうリル!」
リ’-’ル「あっ、巌さんだー! こんばんは!」
石 ^山^)「ガハハ、ちゃんと挨拶できて偉いなーリルは!」
リ’-’*ル「えへへへ」
八^⊿^)「おいリル!」
リ’-’ル「あ、お兄ちゃん!」
八^⊿^)「ばあちゃんのとこ行くぞ」
リ’-’ル「え、でも」
八^⊿^)「いいから。来いよ!」
75
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:36:47 ID:l9mK0gMA0
石 ^山^)「おい隼人、なんでぇその態度は?」
八^⊿^)「うるせぇ、でけぇのは鼻だけにしろ」
石#^山^)「……んだと?」
八;‘⊿‘)「すみません巌さん、失礼を……!」
八^⊿^)「ほら、行くぞリル!」ガシッ!
リ’-’;ル「あっ!?」
石#^山^)ノ「待ちやがれクソガキ!」
利 'ー`)「まあまあ落ち着きなよ巌君。子供の言うことじゃないか」
ハ’ノ_’ ハ「そうですよ。ここは大人の器のでかさってもんを見せる時かと」
(´<_` )「まあ、山口さんのような頼り甲斐のある男性に反抗心を抱く年ごろですよ」
( ´_ゝ`)「おいおい、巌さんは若い衆のリーダー的存在だぞ? そんなん釈迦に説法だろ」
ハ’ノ_’ ハ「流石は巌さん、器が大きい!」
石#^山^)「むむむ……!」
利 'ー`)「ほら、稀人さんもこう言ってるし。ね?」
76
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:37:21 ID:l9mK0gMA0
(´<_` )「……反抗期ですか?」
八;‘⊿‘)「あはは、お恥ずかしいところを……」
( ´_ゝ`)「うんうん、若人はあれくらい元気じゃないと」
ハ’ノ_’ ハ「ですね。俺なんて親父ぶん殴って東京飛び出しましたし」
(´<_` )「意外なエピソード……というか普通に日本育ちなんですね……」
( ´_ゝ`)(そこで神奈川選ぶあたり育ちがいいというか……)
石#^山^)「……ハル!」
八;‘⊿‘)「は、はい」
石#^山^)つ「ちょっとこい」
八;‘⊿‘)「あっ。す、すみません皆さん、ちょっと失礼します」
利 'ー`)「ははは、ほどほどにね」
(´<_` )「え、ちょっと」
利 'ー`)「いいからいいから」
( ´_ゝ`)(なんだろ、この決定的にボタン掛け違ってる感じ……)
77
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:37:54 ID:l9mK0gMA0
+ ゚ . + . . .゚ .゚。゚ 。 ,゚.。゚. ゚.。 .。
. . ゚ . o ゚ 。 . , . .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。。. .
*- - -* 。 。 *。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
゚ o . 。 . . ヽ , . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
゚ , , 。 . + ゚ ヽ 。 。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚ 。 . 。
。 . .。 *- - -*. 。 ゚ ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . ヽ 。 . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . ヽ 。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。 , .。
゚ 。 ゚ . +。 *゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚. . . . .
。 . . 。 。゚. 。* 。, ヽ´。. ((★))。。. ゚。+ 。 .。 . 。 .
. 。 ゚ ゚。 。, .。o ☆ ヽ+ ,゚。 *。. 。 。 . 。 .
゚ .゚ ゚ 。゚ + 。. +。 * 。゚。゚.,* ,+ 。゚. 。 . . , , .
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚.ヽ ° 。 . , ゚ ゚
。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., . ヽ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 *゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . . 。 ゚ .
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。 ゚ . 。
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78
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:38:27 ID:l9mK0gMA0
八‘⊿‘)「戻りましたー」
( ´_ゝ`)(む……)
石 ^山^)「いやあすまんすまん」
ハ’ノ_’*ハ「うふふふふ、やー戻りましたかーお二人さん!」
石;^山^)ハ’ノ_’*ハ「ちょ、近ぇよ!?」
八‘⊿‘)「あれ、酔っぱらってます?」
ハ’ノ_’*ハ「酔ってないですよぉー!」
( ´_ゝ`)「ダウト」
(´<_` )「焼酎ロック涼しい顔して飲んでると思ったらこの始末……」
ハ’ノ_’*ハ「何ですかぁ、俺を置いてくなんて酷いじゃにいですかぁ!」
( ´_ゝ`)っ「はいはいおじいちゃん、巌さんが困ってるでしょ」
ハ’ノ_’*ハ「誰がおじいたんですか! はははは!」
(´<_` )「駄目だこりゃ」
八‘⊿‘)「お水持ってきますねー」
79
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:39:00 ID:l9mK0gMA0
ハ’ノ_’*ハ「はぁ〜……水うっめ」
( ´_ゝ`)「酒入るとダメだなこの人」
(´<_` )「正直意外だ」
八‘⊿‘)「あんまり飲みすぎちゃダメですよー」
ハ’ノ_’*ハ「はぁーい、おっと」
石 ^山^)「おいおい大丈夫かよ」
ハ’ノ_’*ハ「はぁー……かっこいい」
石 ^山^)「えっ?」
ハ’ノ_’*ハ「でっかくてかっこいいなあ巌さん!」
( ´_ゝ`)「何か始まったぞ」
(´<_` )「はいハロルドさんお水ですよー」
ハ’ノ_’*ハ「ごきゅごきゅ……はぁ〜水うっめ」
八‘⊿‘)「あはは」
80
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:39:34 ID:l9mK0gMA0
利 'ー`)「さて皆の衆! そろそろ朔夜参りの時間だよ」
石 ^山^)「おっ、もうそんな時間か」
(´<_` )「朔夜参り?」
八‘⊿‘)「月例祭の最後は、さくのかみ様のお社にお参りするんですよ」
( ´_ゝ`)「なるほど」
ハ’ノ_’*ハ「はぇ〜? 何ですか何ですか??」
(´<_` )「お参りですって」
石 ^山^)「おいおい、フラッフラじゃねーか」
八‘⊿‘)「巌さん」
石 ^山^)「おう、肩貸してやんよ」
ハ’ノ_’*ハ「あっ……! い、巌さん……!」
( ´_ゝ`)「こいつ本当に大丈夫か??」
(´<_` )「もう駄目かもわからんね」
81
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:40:07 ID:l9mK0gMA0
+ ゚ . + . . .゚ .゚。゚ 。 ,゚.。゚. ゚.。 .。
. . ゚ . o ゚ 。 . , . .o 。 * .゚ + 。☆ ゚。。. .
*- - -* 。 。 *。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
゚ o . 。 . . ヽ , . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
゚ , , 。 . + ゚ ヽ 。 。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o.゚ 。 . 。
。 . .。 *- - -*. 。 ゚ ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . ヽ 。 . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
。 . . . . . ヽ 。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。 , .。
゚ 。 ゚ . +。 *゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚. . . . .
。 . . 。 。゚. 。* 。, ヽ´。. ((★))。。. ゚。+ 。 .。 . 。 .
. 。 ゚ ゚。 。, .。o ☆ ヽ+ ,゚。 *。. 。 。 . 。 .
゚ .゚ ゚ 。゚ + 。. +。 * 。゚。゚.,* ,+ 。゚. 。 . . , , .
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚.ヽ ° 。 . , ゚ ゚
。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., . ヽ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 *゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . . 。 ゚ .
. . . , 。 . . , .
。 ゚ . 。
, . . , . .
82
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:40:41 ID:l9mK0gMA0
【さくのかみの社】
lj i .| | .|l゙.゛ | ュ! U | | lj !| │l U ` l .! l ! .! | l .| | l゙ ″ .| .| .| .lU
.! |ゞ .! .| lj二二二二二二∨二 U 二二二二 lj二二二二二 .lj二二.lj二二二 .lj 二 .U .∨二二 .レ゙ !.l二二
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二二二二二二二二二二二二二二ヽ_______┏━━┓______/二二二二二二二二二二二二二
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二二r、二二二二二、、二二二二二二二| ..:::::::::| | .::::.::::::|二二二二二二 ,,, .八 .,,二二二二
-、/ `-''-.二二二 ー''‐二二,i、, __ .| ..::::::::::| | ..:::::::::::|_(:::::;;;;;;)_/ '"⌒ ".!.ヽ、二二二二
`.´ .―-..、 (;;;;;;; / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\ \;;;;;;;;)-、l 〟 .| ,′
Ο (;;;;;;./ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\ \;;;;;;;;;;;)
(;;;;;/ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\ \;;;;;;;;)
======= .(::/| ,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|,\ \ ∧
三三 ノ゙'ー ーー- / .ヽ ∧ ".´
._r'"゙'、 ____ " `゙" 三三三三三三 ∧ ∧`
--'''"゛ 三三三三三三∧三三三三
..r'"⌒ 、 二二三三三三三三三三三三三三三三 ,i、、
83
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:41:14 ID:l9mK0gMA0
(´<_` )「おお、洞窟の中に社が……!」
八‘⊿‘)「ふふ、驚きましたか?」
( ´_ゝ`)「こりゃすげーな」
ハ’ノ_’*ハ「はぇ〜すっげぇ〜」
石 ^山^)「だろ? なんせさくのかみ様の社だからな!」
(´<_` )「いやー凄いです」
利 'ー`)「ふふふ、そう言ってくれると嬉しいね」
( ´_ゝ`)「実際こんなんビビる」
利 'ー`)「ささ、稀人さんたちはあっちに」
( ´_ゝ`)「ん?」
八‘⊿‘)「皆さんはお客様なので。あちらの席に」
(´<_` )「えっ、あそこですか? 鳥居の先の?」
石 ^山^)「おうおう、遠慮せず座ってくれよ」
ハ’ノ_’*ハ「はぁ〜い!」
84
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:41:47 ID:l9mK0gMA0
( ´_ゝ`)「着席」
(´<_` )「むむ……これは落ち着かないな」
ハ’ノ_’*ハ「つめたっ!」
( ´_ゝ`)「いやそこまで冷たくないでしょ」
(´<_` )「仮にも座布団的なものあるしな」
ハ’ノ_’*ハ「たしかに! そうかも!」
( ´_ゝ`)「駄目だこいつ」
(´<_` )「早くなんとかしないと」
八‘⊿‘)「ふふ」
利 'ー`)「さぁて、それじゃあお祈りを始めようか」
( ´_ゝ`)「お祈りってどうすればいいんだ?」
八‘⊿‘)「健康祈願をして頂ければ」
(´<_` )「なるほど」
85
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:42:21 ID:l9mK0gMA0
利 'ー`)「?抵シ壹>?九§縺?∴?抵ス奇シ?」
( ´_ゝ`)「え、なんて??」
( A村A)「?撰シ壹>?奇シ夲ス九▲繧峨£縺奇ス奇ス撰シ夲ス撰シ?」
( B村B)「縺ゅ≧縺?§縺奇ス撰スゑス鯉ス具ス?ス?§繧?>?撰シ壹s??」
(´<_` )「……おい」
八‘⊿‘)「縺ゅ≧縺??縺?⊃縺シ縺ョ縺?⊆繧?」
ハ’ノ_’ ハ「はぇ??」
石 ^山^)「?撰シ壹??撰ス奇シ壹l?帙♀縺?∴?偵℃縺ヲ繧?ス奇シ壹→?奇ス撰シ壹£縺?<?茨シ壹s?費ス?⊃」
(;´_ゝ`)┫スッ
⊂(´<_`;)⊃「ストップ! その詠唱、止めてください!」
利 'ー`)「蜈・蜉帙@縺滓枚蟄励r繧上*縺ィ譁?ュ怜喧縺代&縺帙k繝??繝ォ縺ァ縺吶??」
(;´_ゝ`)┫「ちいっ! ストップだ!」
石 ^山^)∩ガシッ!
(;´_ゝ`)「むっ!?」
86
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:42:54 ID:l9mK0gMA0
(´<_`;)「ちょっとハロルドさん! 出番ですよ!?」
ハ’ノ_’*ハ「えぇ? 何だってぇ??」
(;´_ゝ`)┫「くっ!」
石 ^山^)ミ「?按エ<_???幢シ峨?後■繧?▲縺ィ繝上Ο繝ォ繝峨&繧難シ√??蜃コ逡ェ縺ァ縺吶h??シ溘??」
(;´_ゝ`)┫「止むを得ん、ぶち殺るッ!!」
八‘⊿‘)´_ゝ`)┫
(;´_ゝ`)┫「うっ!?」
八‘⊿‘)「豁「繧?繧貞セ励s縲√?縺。谿コ繧九ャ??シ√??」
(;´_ゝ`)┫「ちょ、離れろッ!」
\利 'ー`)/「?茨シ崢エ_繧拜?俄鉢縲後■繧???屬繧後m繝?シ√??」
(´<_`;)「むっ……!?」
87
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:43:27 ID:l9mK0gMA0
(;´_ゝ`)┫「何っ!?」
八‘⊿‘)「朔夜」石 ^山^)「朔夜」利 'ー`)「朔夜」
,竓-‐ … ‐- よ
>也゙iク'i:i:i:i:i:i:i:i:i:,l|ツ". 〕iト㌣
,xく... i/i:i:i:i:i:i:i:i:,l|' ,ィ幺ニ ミメ、.
,乙. ム iii:i:i:i:i:i:i:i:l|| ,ィ幺>"..... ※
冶㍉゙マム |i:i:i:i:i:i:i:l||' / / ,,-''" ̄__.N
/i:i:i:i:i:i㍉゙ム |i:i:i:i:i:i:ii| /" /,,-‐'' ̄i:i:i:i:i:i:i:№
. 厶i:i:i:i:i:i:i:i:`マl, ',i:i:i:i:i:i:|i /./ ´i:i:i:i:i:i:i:__i:i:iハ
. たi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i゙、 ゙、i:i:i:i:il. /./i:i:i_,,-‐''ニ三三三三三ツ
. #.,,,_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ \i:i:il l/ ,-'' ___`....ヤ
. ⅰi:i:i:i`守ミュ、i:i:i:i:i:i:i:丶、 -‐''' ̄ ̄''‐-=ニ=-、.... i
. !゙ミニュ、__ `ヾュ、_ ,,-‐  ̄`丶、i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヾ三ヽ.㍑
. キ.. ゙゙''‐=三二ニ=-─'''"" ./l. ', `ヽi:i:i:i:i丶、\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:瓦
.. 抓i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_,ィ//i:i:i| ヽi:i:i:i:i:iマ ムi:i:i:i:i:i:i:i:i彑
ムi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニニ/i:i:i:i:l| ゙、i:i:i:i:i゙マニli:i:i:i:i:i:i:iハ
∧....‐-=,,,,___ _,ィ≦ジ"i:i:i,ィl|' ,l|li:i:i:i:i:i'lニl,i:i:i:i:i:i,勹
寸.....-=ニ三>"i:i:i:i:i:i,ィ≦l /|lli:i:i:i:i:i:マムi:i:i,4
\... ̄i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:,ィク / /l||li:i:i:i:i:i:i:゙マl 在
今xi:i:i:i:i:i:i:i:i:,ィク ノ // l|li:i:i:i:i:i:i:x令
尖ト 〔゙≦/_,,/ {l{ '|l . 〕 ≪
〕iト=ェL」__」Lニ=牝刋
( A村A)「朔夜」( B村B)「朔夜」( C村C)「朔夜」
88
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:44:01 ID:l9mK0gMA0
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
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:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:44:35 ID:l9mK0gMA0
(;´_ゝ`)┫「うおおおっ!?」
(´<_`;)「なあっ!?」
ハ’ノ_’*ハ「あはははは、すごぉーい!」
,竓-‐ … ‐- よ
>也゙iク'i:i:i:i:i:i:i:i:i:,l|ツ". 〕iト㌣
,xく... i/i:i:i:i:i:i:i:i:,l|' ,ィ幺ニ ミメ、.
,乙. ム iii:i:i:i:i:i:i:i:l|| ,ィ幺>"..... ※
冶㍉゙マム |i:i:i:i:i:i:i:l||' / / ,,-''" ̄__.N
/i:i:i:i:i:i㍉゙ム |i:i:i:i:i:i:ii| /" /,,-‐'' ̄i:i:i:i:i:i:i:№
. 厶i:i:i:i:i:i:i:i:`マl, ',i:i:i:i:i:i:|i /./ ´i:i:i:i:i:i:i:__i:i:iハ
. たi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i゙、 ゙、i:i:i:i:il. /./i:i:i_,,-‐''ニ三三三三三ツ
. #.,,,_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ \i:i:il l/ ,-'' ___`....ヤ
. ⅰi:i:i:i`守ミュ、i:i:i:i:i:i:i:丶、 -‐''' ̄ ̄''‐-=ニ=-、.... i
. !゙ミニュ、__ `ヾュ、_ ,,-‐  ̄`丶、i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヾ三ヽ.㍑
. キ.. ゙゙''‐=三二ニ=-─'''"" ./l. ', `ヽi:i:i:i:i丶、\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:瓦
.. 抓i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_,ィ//i:i:i| ヽi:i:i:i:i:iマ ムi:i:i:i:i:i:i:i:i彑
ムi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニニ/i:i:i:i:l| ゙、i:i:i:i:i゙マニli:i:i:i:i:i:i:iハ
∧....‐-=,,,,___ _,ィ≦ジ"i:i:i,ィl|' ,l|li:i:i:i:i:i'lニl,i:i:i:i:i:i,勹
寸.....-=ニ三>"i:i:i:i:i:i,ィ≦l /|lli:i:i:i:i:i:マムi:i:i,4
\... ̄i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:,ィク / /l||li:i:i:i:i:i:i:゙マl 在
今xi:i:i:i:i:i:i:i:i:,ィク ノ // l|li:i:i:i:i:i:i:x令
尖ト 〔゙≦/_,,/ {l{ '|l . 〕 ≪
〕iト=ェL」__」Lニ=牝刋
(;´_ゝ`)┫「ぬおおおおぉぉぉっ!?」
90
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:45:09 ID:l9mK0gMA0
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
91
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:45:42 ID:l9mK0gMA0
.
92
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:46:21 ID:l9mK0gMA0
( ´_ゝ`)「は……?」
Case11「捜朔島」
Day2B「朔夜参り」
To be continued...
93
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/03(水) 01:46:54 ID:l9mK0gMA0
今回はここまで
94
:
名無しさん
:2023/05/03(水) 02:43:54 ID:4avdyJe20
乙
95
:
名無しさん
:2023/05/03(水) 08:26:04 ID:9zZi6rFc0
乙
マリオ、ルイージ、ハロルドを生贄に捧げて
オシリスの天空竜を召喚するゼッ!
96
:
名無しさん
:2023/05/03(水) 10:14:54 ID:ScFxPJFo0
怖いよぉ
97
:
名無しさん
:2023/05/04(木) 13:16:21 ID:euWEF5c.0
乙乙
抵抗も出来ないなんて…
98
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:14:24 ID:ikYlHdj60
>>94
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
>>95
∬´_ゝ`)っlコ「ふぅん、ならばこちらも神を以って応えるまで」
>>96
八‘⊿‘)「怖くありませんよー」
>>97
|::━◎┥「エラー:対象が存在しません」
*(;‘‘)*「ええっ!?」
99
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:15:48 ID:ikYlHdj60
前回のあらすじ
・江戸川コナン、探偵だ……!
・月例祭の最後は、さくのかみ様のお社にお参りするんですよ
・「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」「朔夜」
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
100
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:16:22 ID:ikYlHdj60
Case11-Day3
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ || |
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┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ || |
──┐ | ┌――─────┐ | ┌――─────┐ | ┌――─────┐ || |
__,」 | l_________,| | l_________,| | l_________,| || |
____|___________|___________|___________|| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ \
/ \
/ \
l二二二二二二二二二二二二二ニ二二二二二二二二二二二二l
| |l l | |
|_,,ソ !,|_,ン
101
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:17:00 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「は……? え……?」
(´<_` )「む……?」
ハ’ノ_’ ハ「んん……?」
八‘⊿‘)「おはようございまーす!」
(;´_ゝ`)「!!」
(´<_`;)「……」
八‘⊿‘)「あれ? どうされました?」
ハ’ノ_’ ハ「ええと……あれ? お参りに行って、それから……?」
八‘⊿‘)「?」
( ´_ゝ`)「……一つ聞きたいんだが、昨日はあれからどうなったんだ?」
八‘⊿‘)「え? どうなったというと?」
(´<_` )「……お参りに行きましたよね? その後のことをよく覚えておらず」
八‘⊿‘)「お参り……?」
102
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:17:33 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)(嘘をついている様子はない……普通に困惑している)
(´<_` )「ほら、月例祭で朔夜参りに……」
八‘⊿‘)「え、月例祭は今日ですけど……」
(´<_` )「えっ?」
ハ’ノ_’ ハ「んん??」
( ´_ゝ`)「……なるほど。もう帰ろうと思うんだが、船はいつ出る?」
八‘⊿‘)「えっ? 8時頃ですけど」
(´<_` )「……であれば、お暇しますか」
ハ’ノ_’ ハ「んー? 木葉茜はいいんですか?」
( ´_ゝ`)「ああ、撤収だ」
リ゚▽゚ リ<l「……やめとき、無駄やで」
(;´_ゝ`)「「!?」」(´<_`;)
103
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:18:07 ID:ikYlHdj60
八‘⊿‘)「木葉さん」
(;´_ゝ`)(木葉茜……? どういうことだ?)
リ゚▽゚ リ<l「あんたら、ちょいと顔貸しぃや。そう時間は取らせんで」
(´<_`;)「……どうする?」
( ´_ゝ`)「乗るっきゃねえだろ。わかった」
ハ’ノ_’ ハ「んん?? どういう??」
リ゚▽゚ リ<l「吉野さん、うちらはちょっと釣りに行ってくるで」
八‘⊿‘)「あ、はい。竿は――」
リ゚▽゚ リ<l「港で借りるから大丈夫や」
( ´_ゝ`)「おっ、そういうのもあるのか」
(´<_` )「ほら、ハロルドさん」
ハ’ノ_’ ハ「んんんん????」
104
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:18:40 ID:ikYlHdj60
【捜朔島 漁港】
__________
\ __,、,、,、,、,、,、,、
\,、,、,、,、,、,、, _,、‐‐‐‐〜〜〜''";';';';';';';';';';';';';';';'
____________\;';';';';';';';'``爻、xX爻爻爻爻爻'"~^^'〜〜〜''"´;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
¨¨¨| |;';';';';';';';';';';';';';';'爻爻爻爻爻爻;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';
::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| |;';';';';';';';';';';';';';'、─────‐ < ̄ マ7777777777ム;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
 ̄ |─|─|─|─|─| |;';';';';';';';';'; / \///////////\ ∨/////////∧;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :|;';';';'/ |¨..二二二二二丁゙| ̄ ̄ ̄l ̄~~|二二..| ̄ ̄⌒二ニ=- __
三三三三三三三三三i三i三i三| _| l| |__||::::::::::| [| | ̄ ̄ ̄ | _|__: : : : : : : : : : : : ̄
| ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄, |/\,| l| | ̄ ̄.:.[| |口 |─‐|三≧s。 ~'' .,_: : : : : : : : :
|_:_:_:_:_||:::::::::::::::::::::::::∧ :|[] | l|二二二二≧s。[| | |: : : |三三三≧s。.,_>: : : : : :
| | ̄ ̄|:::::::::::::::::::::::::「∧ [___| ____ |.:.:.:.:.:.: | ̄ ̄~:|¨| |¨|┌┐ 匚] |─‐|::| ̄ ̄ ̄ ̄~ ||::::|: : : : : :
|_|__|::::::::::::::x㍉:::[[]∧ | | | ~''<三三ニ=- _ノ|.:.:.:.:.:.:.:|-| |: |└┘ |_「|::|: : : : : : : : :.::||::::|: : : : : :
| | ヘ::::┌‐込ィ<^'く二二二匚]=-L| ~^ -=ニ二三ニ=- _ ̄ ̄ ̄ ̄匚]口兀 ̄ ̄ ̄二ニ=- |_|: : : : : :
|_|_,| \|`ヽ、__`ヽ`'弌ニ=- __ ⌒ニ=- _ ~^ -=ニ三三二ニ=‐- ..,,_ ‐ ‐ ──二二三三
__{\_>。,__`'<二>。, ``'弌ニニ=- __ ⌒ニ=- _  ̄ ──-----/ __ -=ニ
\ `ヽ、|\:::\ ` ''<ニ>。, ``'' ─=ニ二二二二二二二二二二> /__,,.. -=ニ⌒: : : : : : : : :
二二二>。, `'弌二|\へ、`¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ニ=- -=≦ ̄ : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 ̄>。, `丶、)_\\ /‐- _ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 ̄⌒>。,__>‐凵7  ̄二二 …ァ'’.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ̄: : : : : : : : : : : : .::.::.::.::.::: : : : : : : : :
=== === ̄ ̄: : : : : : : : :⌒¨´.: .: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
vivi小从小从小viviv;:;::::::.:.:.: : : : : : : : : : .:.: : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : :
从川从川从川从川乂;:;:;:;:;:;: : : : : : :.:.:.:.::::::.:.:.: : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:: : : : : : : : :
105
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:19:13 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「……それで、どういうことなんだ?」
リ゚▽゚ リ<l「その前に自己紹介やな。木葉茜や、動画配信者やっとる。
どうもうちのことは知っとるみたいやけど一応な」
( ´_ゝ`)「流石真理男、探偵だ」
リ゚▽゚ リ<l「ほうほう、マリ――んん??」
(´<_` )「弟の累次、探偵です」
リ゚▽゚ リ<l「ちょ、待ちぃや」
ハ’ノ_’ ハ「ハロルド・エンヴィーです」
リ゚▽゚ リ<l「あー……マリオて本名なん?」
( ´_ゝ`)「誠に遺憾ながら」
(´<_` )「本名です」
リ゚▽゚ リ<l「……なんやろ、一気に気が抜けたわ」
( ´_ゝ`)「それはどうも……」
106
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:19:46 ID:ikYlHdj60
リ゚▽゚ リ<l「それじゃあ、まずはうちらが今置かれている状況について説明するで」
( ´_ゝ`)「よろしく頼む」
リ゚▽゚ リ<l「あんたらもあれやろ、朔夜参り」
(´<_` )「そうです。朔夜参りで島の人たちが奇妙な呪文を唱えだして」
リ゚▽゚ リ<l「うちも同じや。そんで気づいたら日付は戻っとるし、そんなことはなかったいうし、意味がわからなかったで」
( ´_ゝ`)「なるほど」
リ゚▽゚ リ<l「それでな、それから一か月」
(´<_` )「一か月」
リ゚▽゚ リ<l「何をどうやっても島から出られへん」
( ´_ゝ`)「マジか。茜ちゃんさんがいた時点で薄々そうじゃないかという気はしていたが……」
リ゚▽゚ リ<l「マジや、残念ながらな」
(´<_` )「……いまいち飲み込めないんですが、一か月の間一体どこに?」
リ゚▽゚ リ<l「島中色んなとこ駆けずり回ったで。行けてないとこも多いけどな」
107
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:20:20 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「その割には島の人は誰も知らんようだったが」
リ゚▽゚ リ<l「……その理由はたぶんあれやな。あんたらもさっき体験したやろ」
(´<_` )「……まさか」
( ´_ゝ`)「……記憶が塗り替わっている?」
リ゚▽゚ リ<l「せやな。……というよりは、リセットされていると言った方が正解に近いやろな」
ハ’ノ_’ ハ「リセット……?」
( ´_ゝ`)「……そういうこと?」
リ゚▽゚ リ<l「この一か月。月例祭の一日が繰り返されてるんや」
(´<_` )「なん……だと……」
108
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:20:56 ID:ikYlHdj60
リ゚▽゚ リ<l「あんたらが来たのが初めての変化や。正直気が狂いそうやったで」
( ´_ゝ`)「なるほどな……」
リ゚▽゚ リ<l「あ、いや……初めてというのは語弊があったな。
最初は三か月くらい前からいるって学者のおっさんも一緒やったんや」
(´<_` )「む?」
リ゚▽゚ リ<l「やけどな、一週間ちょい前にとうとう発狂してもうて……。
そのまま何や黒い煙に包まれて消えてもうたわ」
(;´_ゝ`)「なにそれ怖っ!」
(´<_`;)「……」
リ゚▽゚ リ<l「せやから正直助かったで、うちもそろそろ限界やなと思っとったから……」
ハ’ノ_’ ハ「ええと、ようやく飲み込めてきました。これは……まずいですね」
(´<_` )「かなりまずいです」
( ´_ゝ`)「あの時ハロルドさんが酔っぱらってたのが致命的だったな」
ハ’ノ_’ ハ「あー……全然覚えてないんですけど、何かすみません」
109
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:21:30 ID:ikYlHdj60
リ゚▽゚ リ<l「ところで、あんたらうちのこと知っとったみたいやけど」
( ´_ゝ`)「言ったろ、探偵だって」
(´<_` )「天丼の業火さんから依頼を受けまして、あなたを探していました」
リ゚▽゚ リ<l「……んー、ちょっと気になっとるんやけど。警察とかはどんな感じやったん?
何で家族とかじゃなくて天ちゃんが、それも探偵に依頼してるんやろ?」
( ´_ゝ`)「それが妙なことに、一部の例外を除き茜ちゃんさんの存在を記憶してなくてな」
リ゚▽゚ リ<l「は?」
(´<_` )「友田千早さんはご存知ですよね?」
リ゚▽゚ リ<l「あ、うちのリア友やで」
( ´_ゝ`)「木葉茜なんて知らないって」
リ゚▽゚ リ<l「……マジ?」
( ´_ゝ`)「マジ」
(´<_` )「アパートの大家さんもそんな入居者はいなかったと言っていましたね」
リ゚▽゚ リ<l「えぇー……」
110
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:22:03 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「かつKONOZAMAの配送業者はどうも認識してたようなんだよな。
これらの状況を見る限り、リアルで知っている人間は忘れているようだと仮定できる」
リ゚▽゚ リ<l「……そういうことなんか? 天ちゃんとオフ会とかしてなくて助かった感じ?」
(´<_` )「そうかもしれません」
リ゚▽゚ リ<l「はぁー……まさかそんなことになっとったとはな」
( ´_ゝ`)「こっちの台詞だな。想定の斜め上だ」
リ゚▽゚ リ<l「ちなみにどんな想定しとったん?」
( ´_ゝ`)「探偵ゲーム」
リ゚▽゚ リ<l「は??」
(´<_` )「……頭のおかしい奴が仕掛けたリアル推理ゲーム、が直近の予想でしたね」
リ゚▽゚ リ<l「なんやそれ?? ……いや、そうか、残された情報だけ見るとそうなるんか……?」
( ´_ゝ`)「一応オカルトな事件に巻き込まれた可能性もあるとは思ってたけどね」
(´<_` )「オカルトを第二候補以降にしてたのは、奇妙な記憶の消え方からだったか」
( ´_ゝ`)「そう。歯抜けにする意味がないし、そもそも記憶操作ができるなら自発的に行方をくらましたようにも偽装できる」
111
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:22:37 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「……今の状況から察するに、記憶操作は儀式によって自動的に行われると推察できる」
(´<_` )「なるほど、その条件が直接見知っていることだったと」
ハ’ノ_’;ハ「いや、待ってください。それ、とんでもない魔術ですよ」
( ´_ゝ`)「やっぱりそう思う?」
ハ’ノ_’;ハ「目の前にいる対象に記憶操作を施すのだって結構高度な魔術です。
それを遠隔で無数の相手にだなんて……」
(´<_` )「専門家の目から見てもそうなりますか」
リ゚▽゚ リ<l「専門家……? ってか普通に話してるけど魔術って?」
( ´_ゝ`)「実はこの人、ほんまもんの魔術師。魔術が使える」
リ゚▽゚ リ<l「……マジ?」
( ´_ゝ`)「マジ」
リ゚▽゚ リ<l「凄いな」
(´<_` )「同行して貰って正解でした」
ハ’ノ_’;ハ「はは……どこまでお役に立てるのか既に不安しかないですけどねぇ」
112
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:23:19 ID:ikYlHdj60
ハ’ノ_’ ハ「ン……諸々踏まえると、恐らくは記憶操作というよりは概念操作の結果と考えるのが正解に近そうです」
( ´_ゝ`)「概念操作?」
ハ’ノ_’ ハ「対象の人物が"存在する"という概念を"存在しない"に捻じ曲げた、といったところでしょうか」
(´<_` )「そんなことが可能なんですか?」
ハ’ノ_’ ハ「普通は無理です。恐らくは、さくのかみ様とやらがそういった権能を持っているのでしょう。
そして儀式により権能が行使された……そんな権能を行使できるとかヤバすぎて信じたくないですけどね」
( ´_ゝ`)「なるほどな」
(´<_` )「だとすると、天丼さんや他のフォロワーの記憶が残っていたのは?」
ハ’ノ_’ ハ「あくまで推測ですが、電脳の世界は一つの異界と言っても過言ではありません。
権能が電脳の世界まで及ばなかったと、そういった可能性が考えられます」
( ´_ゝ`)「ふむ、いかにもありそうだな。一旦すっきりした」
リ゚▽゚ リ<l「いやすっきりしとる場合ちゃうで」
(´<_` )「ごもっともです」
( ´_ゝ`)「まあそうなんだけどさ」
113
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:23:57 ID:ikYlHdj60
リ゚▽゚ リ<l「うちもおっさん――田中さんと一緒に結構色々試したんやけどな、結果は御覧の通りや」
( ´_ゝ`)「うーん……色々というと?」
リ゚▽゚ リ<l「まず、船は駄目やったな。乗れることは乗れるんやけど、島からある程度離れたところで振り出しに戻されるで」
(´<_` )「それは、実際に乗ってみたということですか?」
リ゚▽゚ リ<l「せやで。おっさんから聞いたけど信じられんかったからな」
( ´_ゝ`)「妥当。俺らも乗ってみるか」
ハ’ノ_’ ハ「ですね。ところでその時、船に乗っていなかったらどうなるんでしょうか?」
リ゚▽゚ リ<l「ん、おっさんから聞いた話やけど。うちが船に乗った後一緒に戻ってしまったみたいやな」
ハ’ノ_’ ハ「ふむ」
(´<_` )「となると、裏の船着き場から船に乗っても同じことになりそうですね」
リ゚▽゚ リ<l「それはうちは試してないけど、おっさんによるとそうだったみたいや」
( ´_ゝ`)「他には?」
114
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:24:31 ID:ikYlHdj60
リ゚▽゚ リ<l「あの社が原因やろと思ってな、叩き壊しに行ったりだとか」
( ´_ゝ`)「ヒュウ」
(´<_` )「え、それ大丈夫だったんですか?」
リ゚▽゚ リ<l「全然大丈夫じゃなかったな」
( ´_ゝ`)「ちなみにその田中っておっさんはそれは試してなかったのか?」
リ゚▽゚ リ<l「猟銃持った見張りがいて一人じゃどうにもならんかったらしいで。
それでも何回か試したとは言うとったけど」
(´<_` )「見張りがいるんですか……」
( ´_ゝ`)「ってことはあれか、おっさんが囮にでもなったか」
リ゚▽゚ リ<l「そういうことや。……結局うち一人じゃ壊すにも限界があってあかんかったんやけど」
ハ’ノ_’ ハ「それで、どうなったんです?」
リ゚▽゚ リ<l「死んだ」
( ´_ゝ`)「……ま、そうなるよな」
リ゚▽゚ リ<l「まあ死んでも結局振り出しに戻ったんやけど」
115
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:25:04 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「えげつねぇな」
(´<_` )「死んでも終わらない……精神が崩壊するまで、ってことか」
リ゚▽゚ リ<l「どうもそういうことみたいや。
儀式の場でさくのかみ様に祈りながら首切ったりもしてみたんやけど」
ハ’ノ_’;ハ「えぇ……よくそんなことできますね」
リ゚▽゚ リ<l「んー、まあそうやな。既にちょっとおかしなっとる自覚はあるわ」
(´<_` )「……朔夜、か」
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「さくのかみはイワサク・ネサクと関係していると思っていたが、そっちの裂ではなく朔。
つまりは新月に纏わる神と考えるのが妥当そうだ」
リ゚▽゚ リ<l「あー……確かに朔夜参り、昨夜や咲夜ではないやろしな」
(´<_` )「月例祭ごとに儀式が行われていることにも納得がいくし、もしかして今日は新月なんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「……あ! そういや携帯電波来てるか?」
リ゚▽゚ リ<l「携帯はこうなってから完全に駄目やな」
(´<_` )「む、そうなんですね」
116
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:25:38 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「むぅ……いや、問題ない。弟者のPCならその辺の情報も色々入ってるはず」
(´<_` )「うむ。PCじゃなくて外付けのストレージだけどな」
ハ’ノ_’ ハ「後で見てみますか」
リ゚▽゚ リ<l「凄いな、百科事典でも入っとるんか?」
(´<_` )「ええまあ、それも含めて色々と」
( ´_ゝ`)b「流石だな、弟者」
(´<_` )「ネットに接続できない状況なんて意外とあるからな」
( ´_ゝ`)「で、何だっけ。新月の神?」
(´<_` )「ああ。新月の神というとそう多くはない。パッと思い浮かぶところではヘカテーか」
リ゚▽゚ リ<l「名前は聞いたことあるな」
ハ’ノ_’ ハ「ギリシャ神話の女神ですね。新月や闇夜、出産を司る死の女神であり、魔術の女神でもある」
(´<_` )「ええ。ですがギリシャ神話以前の時代から存在するらしいですよ」
( ´_ゝ`)「そうなのか」
(´<_` )「あくまでらしい、だけどな」
117
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:26:11 ID:ikYlHdj60
( ´_ゝ`)「でもさくのかみのご利益とはちょっと繋がらん気がするな」
(´<_` )「そもそも、さくのかみのご利益と今回の事象が繋がらないだろ」
( ´_ゝ`)「それは確かに」
ハ’ノ_’ ハ「うーん、ヘカテーか……欧州の魔術師の間では結構信仰者が多いんですよ」
(´<_` )「ああ、ウイッチクラフトですね」
ハ’ノ_’ ハ「そうです、中にはちらほら魔術師の団体もあるので。
魔術の神というくらいですし、ギリシャ神話での逸話もなかなか凄いものだと聞きます。
とはいえその権能を大規模に行使する儀式というのは聞いたことがないですが……」
(´<_` )「そもそも権能が繋がるかというと……うーん、微妙なとこですね」
( ´_ゝ`)「……俺は若干、出産ってのが引っかかったがな」
リ゚▽゚ リ<l「あー、それな。うちもや」
(´<_` )「む?」
( ´_ゝ`)「吉野さんと山口さん、夫婦ってのは真っ赤な嘘」
(´<_` )「……そうなのか?」
( ´_ゝ`)「なーんか、おかしいんだよな。関係を隠してるわけでもなさそうだし、何で嘘をつく必要があるのか」
118
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/05/06(土) 23:26:58 ID:ikYlHdj60
リ゚▽゚ リ<l「うちは子供の数が多いのが気になるな。離島でこれはちょっと普通やないで」
( ´_ゝ`)「確かにな」
(´<_` )「……俺らみたいな生贄を養分にその辺を何とかする魔術?」
( ´_ゝ`)「んー……過疎化の原因って子供が産まれないことじゃなくて若者が都会に出てっちまうことだからな。
直接的にどうこうってのはちょっとイメージつかない」
ハ’ノ_’ ハ「そうですね……妊娠しやすくなる魔術とかはありますが」
リ゚▽゚ リ<l「それじゃ解決にはならんやろな」
( ´_ゝ`)「あー……皆が年齢より若々しいことによる副産物、か?」
(´<_` )「……生殖可能年齢が普通より高い?」
リ゚▽゚ リ<l「それはあるかもわからんな、何なら50代の妊婦もおるし」
ハ’ノ_’ ハ「とはいえ次々出て行ってしまえば結局駄目そうですが」
( ´_ゝ`)「多産で何とか持ち堪えてる、ってとこなのかね」
リ゚▽゚ リ<l「……なあ、思っとったんやけどこんな推論が脱出に繋がるんか?」
(´<_` )「可能性は。少なくとも普通に思いつく範囲はお二人が試していそうですし」
( ´_ゝ`)「自殺までやらかしてるくらいだからな……」
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