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('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
156
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:27:39 ID:WpsGGBm20
o川*゚ー゚)o「場所とか一緒にいた人が重要なの?」
(´・ω・`)「幽霊の影響を受けやすい場所はあると思うよ。心霊スポットと言われている場所とかね」
ξ゚⊿゚)ξ「心霊スポットね……。この神殿も完全に心霊スポットよね……。ブーン教の総本山なのに……」
o川*゚ー゚)o「天使スポットだよ。キューちゃんは天使だから」
(´・ω・`)「で、一緒にいた人が重要なのはね……」
o川*゚ー゚)o「無視して話を進めようとするな」
(´・ω・`)「例えば僕みたいに霊感の強い人が一緒にいたなら、影響されて見えたのかもしれない」
('A`)「それこそ今の俺たちみたいにってことだね」
o川*゚ー゚)o「そっか、身近に霊感を持った人がいたかもしれないんだね」
ξ゚⊿゚)ξ「子どもにとって身近な人っていうと……家族かしら? クー、何か思い出せない?」
川;゚ -゚)「すまない、何も……」
(´・ω・`)「脳が記憶にブロックかけるくらい怖かったんでしょ。無理に思い出すのはやめたら?」
川 ゚ -゚)「いや……そういうわけにはいかない。私は幽霊を克服すると決めたんだ。
恐怖の根幹となったあの幽霊を克服できねば話にならないからな」
(´・ω・`)「……あっそ」
|゚ノ ^∀^)「でも無理は禁物ですわよ、クー司祭さま」
川 ゚ -゚)「ああ、もちろんだ」
157
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:28:28 ID:WpsGGBm20
(´・ω・`)「まだ他に訊きたいことある?」
('A`)「いや、これでひと通りかな。ありがとうショボン」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、待って。私訊きたいことあるわ」
(´・ω・`)「なに?」
ξ゚⊿゚)ξ「今度『ブーン様とツンの同棲記念日』があるじゃない?
今年も模擬店を出すつもりなんだけど、何を作るか迷ってて。いいアイデアはないかしら」
(´・ω・`)「うーん……そうだなあ……」
o川*゚ー゚)o(『ブーン様とツンの同棲記念日』はナチュラルにスルーした……)
(´・ω・`)「僕をモチーフにしたお菓子とか、かわいいんじゃない?」
ξ゚⊿゚)ξ「えー……うーん……作れたら作る……」
|゚ノ;^∀^)「作らないやつですわ!」
158
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:29:16 ID:WpsGGBm20
o川*゚ヮ゚)o「え、だったらキューちゃんモチーフにしてよ! キューちゃんは世界一かわいいんだから!」
(´・ω・`)「は?? 僕は宇宙一かわいいから僕の勝ちなんですけど??」
o川*゚ー゚)o「は??? キューちゃんのかわいさは宇宙一のその先を行くんですけど??
キューちゃんは宇宙一なんて狭い枠に収まる器じゃないんですけど?? その程度の意識で対抗しないでくれる??」
(´・ω・`)「は??? 『世界一かわいい』って言ったの自分だろ??
所詮は世界一という狭い枠に収まる程度の器だってさっき自分で申告しましたよね?? 言ってること違うなぁ!? 違うねぇ!!?」
川#゚ -゚)「おい、しょうもない喧嘩をするな!」
('A`)「そうだぞ!」
川#゚ -゚)「言ってやってくれ、ドクオ司教」
('A`)「エクストかわいいからエクストモチーフにしよう!」
ξ゚⊿゚)ξ「自分の意見を通しにきた」
川;゚ -゚)「ドクオ司教はそっちに行かないでくれ!」
159
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:31:16 ID:WpsGGBm20
|゚ノ ^∀^)「結局何にしますの? ツン司教さまが作るお菓子は……」
ξ゚⊿゚)ξ「うーん……もう少し考えるけど第一候補は教皇パンかしら」
('A`)「第一候補それなんだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「私が教皇パンをサトゥることで世代交代を示唆できないかなと……」
('A`)「サトゥルヌスを動詞にしないで」
o川*゚ー゚)o「教皇パンをサトゥるのは普通に悪趣味じゃなーい?」
('A`)「流行らないで」
川 ゚ -゚)「そもそも、教皇パンはアラマキ教皇に却下されそうじゃないか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「それはたしかに……。あの教皇なら却下しかねな……サトゥりかねないわね……」
('A`)「え、それは誤用じゃない? 『やばい』みたいな使い勝手のいい言葉として定着させようとしてる?」
ξ;゚⊿゚)ξ「教皇パンに食らいつくアイデア良いと思ったんだけど……」
o川*゚ー゚)o「アラマキをモチーフにするのはいいと思うけどなー。食らいつくこと前提なのがちょっと」
('A`)「もうサトゥるブーム去っちゃった」
(´・ω・`)「去トゥる」
('A`)「うるさいよ」
教義 第5章 おわり
160
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:32:13 ID:JhO.Sct20
乙
161
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:52:31 ID:frxbDk6s0
乙!
意味深なところがあるなぁ。。気になる!
162
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 22:16:16 ID:rUPATc520
乙 ショッボちゃんインパクトにだいぶ持って行かれた
ドクオのツッコミ冴え冴えで最高なんだ
163
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 23:31:33 ID:v.mYax2Y0
乙
相変わらず会話のテンポが良くて面白い!
164
:
名無しさん
:2023/09/15(金) 15:12:59 ID:h7eVf1UY0
おつです
165
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:38:26 ID:7uNnEjwY0
ε= /#,' 3 プンスコ
('A`)「あ、アラマキ教皇がプンスコしてる」
|゚ノ ^∀^)「アラマキ教皇さま、何かあったのですか?」
/#,' 3「厨房の扉にガムテープを貼ったのは誰だ? ガムテープの跡が残って取れないのだが」
('A`)「ツンです」
/#,' 3「懲戒解雇」
('A`)「そんなに重い? ガムテープの罪」
|゚ノ;^∀^)「待ってくださいアラマキ教皇さま! 元はと言えばわたくしが事件を起こしたせいですわ!」
/ ,' 3「事件?」
|゚ノ;^∀^)「塩を被った結果泉ができた事件……」
/ ,' 3「?????」
('A`)「不必要にややこしいやつ言わなくていいよ」
(;´∀`)「ツンさんが解雇されてレモナさんが泉を作ったモナ!?」
('A`)「ややこしい人も来ちゃった……」
166
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:39:16 ID:7uNnEjwY0
('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
教義 第6章「わからないことは質問しよう」
.
167
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:39:52 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ;*^∀^)「モ、モナーさま!!」
(;´∀`)「ツンさんお仕事やめちゃうモナ!?」
('A`)「否定しないとモナーさん本当に信じますよ」
/ ,' 3「解雇はしない」
(;´∀`)=3「ツンさんお仕事やめないモナ? よかったモナ」ホッ
('A`)「ツンならどんな手を使ってでもブーン教にしがみつくだろうしなぁ」
/ ,' 3「泉は知らん。なに? 作ったの?」
(;´∀`)「レモナさんが泉を作ったのは本当のことモナ!?」
|゚ノ;^∀^)「そうなんです……。わたくし、また何かやってしまいまして……」
('A`)「否定しないと信じちゃうんだってば〜」
168
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:40:30 ID:7uNnEjwY0
(;´∀`)「つまりレモナさんは……泉の女神様モナ!?」
|゚ノ;*^∀^)「め、女神さまだなんて、そんな……!」
(*´∀`)「ブーン教には、神様のブーンさんと女神様のレモナさんがいるモナね! すごいモナ!」
('A`)「加速していく……どうしよう……」
ξ゚⊿゚)ξ「神様のブーン様と女神のツンさんなんですけど??」
('A`)「ややこしいのがまた増えた……もうダメだ……」
(;´∀`)「ブーン教の女神様は二人いるモナ!?」
('A`)「止まらないよこの加速……終わりだ……」
169
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:41:22 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「ブーン教に女神は存在しない。捏造やめてください」
ξ゚⊿゚)ξ「私がなるんだから将来的には存在するわよ」
/ ,' 3「未来捏造地雷です」
ξ゚⊿゚)ξ「将来的には、ブーン様の妻と教皇と女神を兼任するんでよろしく」
/ ,' 3「やっぱ懲〜戒っ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと可愛く言うのやめて」
(;'A`)「教皇が私情で懲戒しないでくださいよ……」
(;´∀`)「えーと、つまり……ブーン教の神様は、ブーンさんとレモナさんとツンさんの三人モナ?」
|゚ノ;^∀^)ノシ「わたくしにブーン教の神さまは荷が重いですわ!」
/ ,' 3「レモナの謙虚さをツン司教にも見習ってほしいものだな」
ξ゚⊿゚)ξ「ツン司教ではなくツン女神とお呼び」
/ ,' 3「面の皮ぶあつ〜」
170
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:42:13 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ;^∀^)「わたくしは神官見習いですし、女神さまなんてとんでもないですわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「つまり私がブーン教の女神」
/ ,' 3「全然つまりじゃない」
( ´∀`)「なるほど、ブーンさんとツンさんがブーン教の二大神様ってことモナ?」
/ ,' 3「全然なるほどじゃない」
ξ*゚⊿゚)ξ「さすがモナーさん! 分かってるわね!」
(*´∀`)「完全に理解したモナ!」
/ ,' 3「Objection!」
('A`)「英語版のなるほどくんになっちゃった」
171
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:43:08 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「こうなったら、ワシがブーン教の女神の座を先に確保するしかない……」
('A`)「しかないってことはないと思います」
( ´∀`)「アラマキさんとツンさん、どっちが女神様になるか勝負モナ?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでアラマキ教皇が女神になることをすんなり受け入れているの?」
('A`)「モナーさんの中でアラマキ教皇は女性だからかな……」
/ ,' 3「それに関してはツン司教の書いた小説のせいだぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「アラマキ教皇を悪役令嬢にしたのは日頃のマウントの腹いせだし。自分の行いを顧みてほしいわね」
/ ,' 3「取らない理由がないし……マウントを……」
('A`)「腹いせもマウントも女神にふさわしくないよ」
172
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:44:09 ID:7uNnEjwY0
('A`)「この中だったらレモナがいちばん女神にふさわしいと思うな……」
|゚ノ;^∀^)ノシ「いえいえ、わたくしでは不足ですわ!」
('A`)「そうかなあ……」
|゚ノ;^∀^)「わたくしは女神さまなんて柄ではないですわ!」
( ´∀`)「そんなことはないと思うモナ。
……あ、でもレモナさんは女神様というよりも、童話のお姫様って感じがするモナ」
|゚ノ;*^∀^)そ「わ、わたくしがお姫さま!?」
('A`)「あー、たしかに。ふわふわした金髪とか、姫みたいな雰囲気あるかも」
( ´∀`)「うんうん。……そっくりモナ、本当に」
('A`)(……そっくり? 誰に?)
ξ゚⊿゚)ξ「私だってふわふわした金髪なんですけど」
/ ,' 3「ツン司教は姫なんて柄じゃないだろう。シンデレラの継母がいいところだ」
ξ#゚⊿゚)ξ「じゃあアンタは白雪姫の魔女ね」
('A`)「アラマキ教皇が頑なに女役なのなんで?」
173
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:45:22 ID:7uNnEjwY0
( ´∀`)「じゃあ、レモナさんはシンデレラモナ!」
('A`)「じゃあ王子はモナーさんかな」
|゚ノ;*^∀^)「わわわ、わたくしがシンデレラでモナーさまが王子さま!?!?」
(;´∀`)「僕が王子様でいいモナ? もっと若くてかっこいい人の方がいいんじゃ……」
ξ゚⊿゚)ξ「え、モナーさんっておいくつ?」
( ´∀`)「45歳モナ」
(;'A`)「えっ!? モナーさん30代だと思ってました……」
ξ;゚⊿゚)ξ「私も……」
( ´∀`)「僕、童顔だからかなぁ。実年齢より若く見られること多いんだモナ」
('A`)(じゃあレモナとは歳が30くらい離れているってこと?
レモナの恋が成就したら犯罪になっちゃうかな……)
('A`)(いや、レモナの12歳は享年か……ならセーフ……?)
('A`)(……レモナって、生きてたら何歳になるんだろう)
174
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:46:24 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「レモナがシンデレラ、モナーさんが王子、私がシンデレラの継母、アラマキ教皇が白雪姫の魔女ね」
('A`)「一人だけ作品が違う」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオはー……うーん、何がいいかしら」
('A`)「そもそもこれ何? 何を決めてるの?」
/ ,' 3「ワシだけ出典が白雪姫だから、ドクオ司教も白雪姫から選ぼう」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ毒リンゴね。名前が似てるから」
('A`)「人間どころか動物ですらないんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「実際にこの配役で演劇とかやっちゃう?」
|゚ノ*^∀^)「楽しそうですわ!」
('A`)「俺は毒リンゴ役ってこと……? 成人男性サイズのリンゴ……?」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ小柄だし……」
('A`)「リンゴとしては大柄すぎるんだよ……。白雪姫だって成人男性サイズのリンゴは警戒して口に入れないでしょ……」
ξ゚⊿゚)ξ「食べやすい大きさに切ればいいわよ」
('A`)「毒リンゴ役として俺を起用していること、絶対に忘れないで」
175
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:47:26 ID:7uNnEjwY0
( ´∀`)「劇をやるならお客さんを呼んで見てもらいたいモナね!」
ξ゚⊿゚)ξ「今度の『ブーン様とツンの同棲記念日』でやるのはどう?」
/#,' 3「捏造やめてください!!!!!!」
('A`)「またツンが歴史を捻じ曲げている」
(*´∀`)「そっか、ツンさんはブーンさんと結婚しているから、一緒に暮らしているモナね! 記念日おめでたいモナ!」
/#,' 3「!!、!!!、!!!!!!!!」
('A`)「怒りのあまり発語できなくなっちゃった」
176
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:48:12 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「クー司祭かショボン司祭を司教に昇格するとなると……。
ツン司教の後任なら、ツン司教の補佐であるクー司祭の方がいいだろうか……。
補佐である点を抜きにしても真面目なクー司祭の方が適任か……。
しかしクー司祭は少々真面目すぎるきらいがあるからな……」
('A`)「ツンの解雇を真面目に検討し始めちゃったよ。真顔で長文だから多分これガチだよ」
ξ゚⊿゚)ξ「上等。やれるもんならやってみなさいよ」
('A`)「無敵だなぁ」
(;´∀`)「二人とも、喧嘩しないでモナ……」
('A`)(モナーさんの何でも信じるところが喧嘩を助長させてるんだけどな……本人に悪気はないからな……)
(*´∀`)「そうだ、アラマキさんとブーンさんとツンさんの三人で暮らせば解決モナ! 仲良しでハッピーモナ!」
/ ,' 3「却下」
ξ゚⊿゚)ξ「無い」
(;´∀`)「モ、モナ……」
('A`)(悪気がある方がマシな気がしてきた……)
177
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:49:25 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「司教ともあろう者が、行事の名前を勝手に変えるなどありえない」
|゚ノ;^∀^)「それは……そうかもしれませんわね……」
ξ゚⊿゚)ξ「だって『ブーン様との同居記念日』でしょ? ブーン様と誰とは言っていないわよね?」
('A`)「気づいてしまったか……」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様と私の可能性は存在するわけで」
('A`)「いや……」
ξ゚⊿゚)ξ「今すぐには無理でも少しずつブーン教全体に『ブーン様とツンの同棲記念日』を定着させればいいのよ。
まずは地方の教会から広めていくとか。少しずつ慎重にバタフライエフェクトを起こせば不可能ではないはずよ」
/ ,' 3「懲戒懲戒懲戒懲戒懲戒懲戒」
('A`)(ツンを次期教皇にさせないアラマキ教皇の判断は正しいのかもしれない……)
/ ,' 3「怪鳥怪鳥怪鳥怪鳥怪鳥怪鳥」
('A`)「懲戒を連呼しすぎて怪鳥になっちゃってる」
178
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:50:23 ID:7uNnEjwY0
( ´∀`)「劇は本当にやるモナ?」
('A`)「毒リンゴ役は別にやりたくないな……」
|゚ノ ^∀^)「本当に劇をやるのでしたら、ブーン教らしい内容にしたいですわ!」
('A`)「じゃあブーン教の成り立ちを劇にするってのはどう?」
|゚ノ*^∀^)「それ、すっごく素敵ですわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「その成り立ちを全然知らないんだけど。
聖書には『ブーン様があまりにも聖人すぎたから宗教を立ち上げた』くらいの情報しかねえのよ」
('A`)「それはそう」
(;´∀`)「聖書ってそんなに情報少ないモナ!?」
('A`)「あ、そうか。モナーさんは教徒じゃないから聖書を読んだことはないんですね」
ξ゚⊿゚)ξ「長々と書いてあるだけで成り立ちについてはこの程度の情報しかないわ。
もっとブーン様について書けって話よね。供給をよこしなさいよ」
/ ,' 3「絶対くれてやんね〜〜〜〜〜〜」
179
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:51:15 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ*^∀^)「アラマキ教皇さま! わたくし、ブーン教の成り立ちを詳しく知りたいですわ!」
('A`)「俺も知りたいです」
/ ,' 3「……」
/ ,' 3「……駄目だ」
|゚ノ;^∀^)「そ、そんなにツン司教さまにブーンさまの情報を伝えたくないのですか……!?」
ξ#゚⊿゚)ξ「独り占めしてんじゃないわよ!!」
/ ,' 3「絶対教えませ〜〜〜〜〜ん」
('A`)「……」
('A`)(……アラマキ教皇、一瞬だけ哀しそうな顔したな)
180
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:52:44 ID:7uNnEjwY0
ξ#゚⊿゚)ξ「私が教皇になったらブーン様独占禁止法を施行するから」
('A`)「それってツンにも適用されるの?」
ξ゚⊿゚)ξ「私は例外よ。私だけがブーン様を独占できるのよ」
('A`)「独裁者じゃない?」
ξ゚⊿゚)ξ「婚約者よ。ブーン様の」
( ´∀`)「あれっ? ツンさんってブーンさんともう既に結婚してたはずモナね?」
/ ,' 3「結婚も婚約もしてないモナね!!!!」
('A`)「口調うつってる」
ξ゚⊿゚)ξ「色々な世界線が存在するってことよ」
(;´∀`)「な、なるほど……! 深いモナ!!」
('A`)「いや……むしろ浅い……」
181
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:53:37 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「私とブーン様が結婚している世界線、私とブーン様が婚約中の世界線、私とブーン様が愛し合っている世界線。
様々な世界線があるのよ」
|゚ノ;^∀^)「その三つは実質同じ世界線なのでは?」
/ ,' 3「ブーン様とツン司教は知り合わなかった世界線しかない」
ξ゚⊿゚)ξ「そんな世界線はないんですけど?」
('A`)「今を全否定しちゃってない?」
ξ゚⊿゚)ξ「今後出会うから大丈夫よ。ブーン様の幽霊もいるって信じてるから」
/ ,' 3「……」
|゚ノ ^∀^)「ブーンさまの幽霊さま……いらっしゃるのでしょうか……」
ξ゚⊿゚)ξ「エクストたちがいるんだもの。ブーン様だって地縛霊としてここにいるかもしれないわ」
|゚ノ*^∀^)「たしかにそうかもしれませんわ! わたくしもブーンさまに会ってみたいです!」
('A`)「まあ、ありえない話ではないか」
/ ,' 3「……」
('A`)(アラマキ教皇がめっちゃ無言なの気になる……)
182
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:54:16 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「今度ショボンに神殿を隅々まで探してもらおうかしら。しれっとブーン様が見つかるかも」
('A`)「しれっと神様が見つかったら大ごとだよ」
|゚ノ;^∀^)「たしかに、大騒ぎですわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫よ。ブーン様への黄色い歓声は私が妻の貫禄で黙らせるから」
('A`)「う、うん……」
|゚ノ;^∀^)「……本当にブーンさまがいらっしゃったら嬉しいのですが、
ブーンさまはわたくしたちとは違って神さまなのですわよね……。
神さまがわたくしたちと軽々しく会ってくださるのでしょうか……?」
('A`)「うーん……ブーン様が本当にいたとして、そんなに仰々しい感じにはならないんじゃないかな」
|゚ノ ^∀^)「そうでしょうか……」
('A`)「ブーン様は生前、普通の人間だったわけだし。なんならブーン様には神様である自覚はないのかもしれない。
本当に幽霊のブーン様がいたとしても、普通の一般人同士みたいな距離感なんじゃない?」
|゚ノ;^∀^)「普通の一般人同士……わたくしはブーンさまとそんなに気安く話せませんわ! 絶対に緊張してしまいます!」
('A`)「そうかぁ……ブーン様も普通の人だと思うけどな……」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなに普通普通と連呼するんじゃないわよ。ブーン様の神秘性が薄まる」
ξ゚⊿゚)ξ「は??? そんな程度のことでブーン様の神秘性は薄まらないんだけど??」
('A`)「一人で喋んないで」
183
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:55:07 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「……」
ξ゚⊿゚)ξ「教皇はなに黙ってんのよ。本当にブーン様の幽霊がいたらアンタも嬉しいでしょ」
/ ,' 3「……それは、嬉しいが……」
ξ゚⊿゚)ξ「なによ、煮え切らない反応ね」
/ ,' 3「……」
_,
ξ;゚⊿゚)ξ「……なんなのよ、調子狂うわね。体調でも悪い?」
(;´∀`)「アラマキさん体調悪いモナ!!? 病院!? 手術!?」
/ ,' 3「いやめっちゃ元気すこぶる元気」
(;´∀`)「元気モナ? 良かったーもう少しで救急車呼んじゃうとこだったモナ」
('A`)「否定が遅れたら救急車呼ばれちゃうのヤバすぎ」
184
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:55:55 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「あ、分かったわ。ブーン様と私が出会ったらその瞬間に結婚しちゃうわけで。教皇はそれを危惧してるんでしょ?」
/ ,' 3「(笑)」
ξ゚⊿゚)ξ「なによその反応は」
|゚ノ*^∀^)「出会った瞬間に結婚……ロマンチックですわ!」
('A`)「うーん、出会った瞬間に結婚は早計じゃないかな。
後々の結婚生活で何かしらの不和が生じると思うな」
ξ゚⊿゚)ξ「現実的なことを言うな」
( ´∀`)「なるほど、ブーンさんとツンさんが上手くいかない世界線も存在するってことモナね!」
ξ゚⊿゚)ξ「そんな世界線ないんですけど????? 幸せな世界線に行けるまでタイムリープするんですけど?????」
('A`)「まるでタイムリープできるかのように話さないで」
185
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:56:43 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「本当にタイムリープできるなら、ブーン様が生きている時代に行くわ」
('A`)「タイムリープって自分が生きてる時代じゃないとできないんじゃないっけ?
ブーン様が存命の頃ってツンはまだ生まれてないよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「クソが」
('A`)「シンプルに口が悪い」
|゚ノ*^∀^)「でも、本当にタイムリープできたら面白そうですわね!」
('A`)「モナーさんがタイムリープしたら生前のブーン様に会えるかな。
ブーン様が亡くなったのが40年前だから」
ξ゚⊿゚)ξ「当時のモナーさんは5歳ということね。ブーン様と同じ時代を生きたことがあるの羨ましっ」
( ´∀`)「タイムリープしたら会える……うーん……」
|゚ノ ^∀^)「モナーさま?」
( ´∀`)「……僕たちは今を生きるしかないモナ。過去には戻れないからね」
ξ゚⊿゚)ξ「ヤダ〜〜〜〜〜!!!!! ブーン様と同じ時代を生きたい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
('A`)「めちゃくちゃ真顔でこねるじゃん。駄々を」
186
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:58:09 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「どうにかして過去を改変してブーン様と同じ時代を生きたい……」
('A`)「モナーさんが諭してくれたのにこの子は……」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様の死を回避することさえできれば……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
|゚ノ ^∀^)「ツン司教さま?」
ξ゚⊿゚)ξ「……ブーン様ってどうして亡くなったの?」
('A`)「……たしかに、聖書に死因は書かれていないけど」
(;´∀`)(聖書ってそんなに何も書いていないものモナ?)
ξ゚⊿゚)ξ「どうなのよ、教皇」
/ ,' 3「……」
(;'A`)(めちゃくちゃ訊いてほしくなさそうな顔してる……)
187
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:59:04 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ、ブーン様の情報を隠蔽しすぎじゃない?」
/ ,' 3「……ワシはブーン教の教祖であり、教皇だ。情報の取捨選択の権利はワシにある」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様の正しい歴史が語り継がれないのはどうなのよ」
/ ,' 3「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……そんなに私が嫌い? だから私には話したくないってこと?」
(;'A`)「ツン、その聞き方は……」
/ ,' 3「いいんだ、ドクオ司教」
(;'A`)「アラマキ教皇……」
/ ,' 3「ツン司教が嫌いなわけではない」
ξ゚⊿゚)ξ「だったら……」
/ ,' 3「すまないが、ブーン様について語るつもりはない」
ξ゚⊿゚)ξ「……どうして?」
/ ,' 3「これはワシの問題だ。……ワシが、臆病なだけだ」
(;'A`)「臆病……?」
ξ゚⊿゚)ξ「……そう。悪かったわ、ずるい聞き方して」
(( / ,' 3「気にしなくていい。さて、ワシは仕事に戻るとする」スタスタ
三|゚ノ;^∀^)「あ、アラマキ教皇さま、待ってください!」タタタ…
188
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:59:47 ID:7uNnEjwY0
(;´∀`)「……アラマキさん、様子がおかしかったモナね……」
(;'A`)「何かよっぽどの事情が……?」
_,
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(;´∀`)「……」
(;'A`)「……」
(;'A`)(く、空気が重い……)
(´・ω・`)「なんか空気重くて草」
('A`)「ショボンだ〜〜!! 助かる!!!!」
(´・ω・`)「え、何」
ξ゚⊿゚)ξ「……ショボン、ちょっとダウジングショボンになってくれない?」
(´・ω・`)「は? 何? なんて??」
"⊂ξ゚⊿゚)ξ「アンタの霊感でブーン様の幽霊がいないか探してほしいのよ。
教皇が何も話してくれないなら、ブーン様に直接訊くしかないわ。ほら、行くわよ」グイグイ
〜( ´・ω・`)っ「え……あ、はい……引っ張らないで……」ズルズル
189
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:00:37 ID:7uNnEjwY0
(;´∀`)「ショボンくん、ダウジングできちゃうモナ……!?
ダウジングってなんかあの、針金みたいなのを両手に持ってやるやつモナね!?」
('A`)「そうですね!」
(;´∀`)「つまりショボンくんは……実質針金ということモナ!?」
〜(´・ω・` )っ「なんか謎の誤解されてない? ちょっと否定しに行きたいんですけど……」ズルズル
"⊂ξ゚⊿゚)ξ「さっさと行くわよ」グイグイ
〜( ´・ω・`)っ「はい……」ズルズル
(*´∀`)「ショボンくん、ダウジングでお宝とか見つけちゃったりするモナ!? すごいモナ!」
('A`)「すごいですね!!」
〜(´・ω・` )っ「ドクオ司教って重い空気に耐えかねると、こんなに雑になるんだ……」ズルズルズル
190
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:01:30 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ;^∀^)「アラマキ教皇さま! その、えっと……だ、大丈夫ですか?」
/ ,' 3「大丈夫だ」
|゚ノ;^∀^)「本当ですか? アラマキ教皇さま、ずっと哀しそうなお顔をされていますわ……」
/ ,' 3「……」
/ ,' 3「……ブーン様はな」
|゚ノ;^∀^)「えっ?」
/ ,' 3「ブーン様は、とても優しい人だった」
|゚ノ*^∀^)「ですわよね! 聖書を読んだだけでも、ブーンさまの優しさは伝わりますわ!」
/ ,' 3「……ああ」
三川;゚ -゚)「レモナ、アラマキ教皇、いいところに! 雨が降りそうだから、洗濯物を取り込むのを手伝ってくれ!」ドタバタ
三|゚ノ;^∀^)「え!? 分かりましたわ! すぐ行きます!!」タッ
「……すでにちょっと降り始めていないか!?」
「急がないと大惨事になりますわ!」
/ ,' 3「……」
/ ,' 3「……優しい人だった、本当に」
/ ,' 3「……人のために、自分を犠牲にしてしまえるくらいにはな……」
川;゚ -゚)「アラマキ教皇! アラマキ教皇も手伝ってくださいって!」
/ ,' 3「ああ、今行く」
教義 第6章 おわり
191
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:36:46 ID:KckG5RFs0
乙!
終わりが近づいてる感じがする…!
192
:
名無しさん
:2024/04/11(木) 09:11:23 ID:xNXf0nPQ0
乙です
193
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 00:11:11 ID:hI67iYOQ0
乙
194
:
名無しさん
:2024/04/21(日) 03:26:39 ID:oxHYJflU0
wktk
195
:
名無しさん
:2025/03/06(木) 23:50:52 ID:LU8JZh5U0
もうそろそろ続きが来そうな気がしてage
196
:
名無しさん
:2025/06/11(水) 10:30:47 ID:Y.IPRM5s0
続き待ってる
197
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:30:36 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)
('A`)
('A`)「誰!?」
ξ゚⊿゚)ξ「ダウジングショボンしてたら幽霊がいたわ」
('A`)「こんな初手の初手で幽霊出ることあるんだ」
(´・ω・`)「ブーン様はいなかったよ」
('A`)「初手ブーン様だったら腰抜かしてるよ」
(#゚;;-゚)「ゴハン…」
('A`)「お腹空いてるのかな。君、好きな食べ物とかある?」
(#゚;;-゚)「スキナ…タベモノ…」
ξ゚⊿゚)ξ「なんか、ゾンビっぽい見た目の子ね」
('A`)「なんでこのタイミングでそれ言った?」
ξ;゚⊿゚)ξ「本当にゾンビだったり……? 映画だと、ゾンビが人間を襲って食べたりするけど……」
(;'A`)「いやそんなまさか……ねぇ?」
(*#゚;;-゚)「スキナタベモノ…オニク‼︎」
('A`)「終わった…………」
198
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:31:10 ID:v5rBDQOQ0
('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
教義 第7章「みんなで一緒にいただきます」
.
199
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:32:16 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「お肉って、やっぱり人肉……? 俺、食われる……?」
(´・ω・`)σ「いや別にこの子ゾンビじゃないから。ゾンビっぽい見た目の幽霊だよ。
キュートが悪魔っぽい見た目の幽霊なのと一緒で……」
(*#゚;;-゚)"「オニク‼︎」アムアム
(;´・ω・`)σ「ワーーーー!!!? 僕の指が食われたーーーーーー!!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「え、これショボンはゾンビになっちゃうの?」
('A`)「映画だとゾンビに噛まれたら感染するよね。ダウジングマシンの次はゾンビか〜」
ξ゚⊿゚)ξ「インプレッションを求め始めるのかしら……」
('A`)「それはインプレゾンビだね」
(´>ω<`)(´>ω<`)(´>ω<`)
(´・ω・`)bbb
(´☆ω☆`)(´☆ω☆`)(´☆ω☆`)(´☆ω☆`)
ξ゚⊿゚)ξ「インプレゾンビの絵文字のモノマネだわ!」
('A`)「こういう絵文字系のインプレゾンビ最近見なくない?」
ξ゚⊿゚)ξ「インプレゾンビ自体最近あんまり見ないわね」
(;´・ω・`)σ「早く助けてよ指食われてるんだから!! インプレゾンビとかどうでもいいからさ!!!」
('A`)「やり始めたのはショボンじゃん……」
200
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:33:16 ID:v5rBDQOQ0
('A`)っ(ノシ#゚;;-゚)ノシ「オニク…」ジタバタ
(;´・ω・`) =3「助かった……」
ξ゚⊿゚)ξ「血とか出てない?」
(;´・ω・`)「噛まれてないから大丈夫」
('A`)「え、咀嚼されてなかった?」
(;´・ω・`)「この子、歯がないみたい」
('A`)「あ、そうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあお肉は噛めないのかしら?」
(#゚;;-゚)、「オニク…」シュン
ξ゚⊿゚)ξ「うーん、お肉を柔らかーく煮たスープとかなら……」
(*#゚;;-゚)「オニク!!」
('A`)「俺、食事当番だしスープ作ろうか?」
ξ゚⊿゚)ξ「手伝うわ。ショボンも暇でしょ? 手伝ってよ」
(´・ω・`)「えー……ダウジングショボンしてたくらいだし暇ではあるけどさ……」
('A`)「司教と司祭が暇でダウジングしてる宗教、終わりだよ」
201
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:33:57 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「君は何のお肉が好き?」
(*#゚;;-゚)「オニク‼︎」
('A`)「鶏肉とか豚肉とか牛肉とか……」
(*#゚;;-゚)「オニク!!」
('A`)「お肉か〜〜」
ξ゚⊿゚)ξ「そういえばこの子の名前、まだ聞いていないわね。ねえ、名前はなんていうの?」
(#゚;;-゚)「ディ」
(´・ω・`)「でぃね。僕の名前は……」
(#゚;;-゚)σ「ショボン」
(´・ω・`)「え、知られてる」
('A`)「さっきから俺たちがショボンの名前呼んでるからかな? 俺は司教の……」
(#゚;;-゚)σ「ドクオ」
('A`)「あ、俺のことも知ってくれてるんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「私はブーン様の妻の……」
(#゚;;-゚)「ブーン…ツマ…?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでだよ」
202
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:34:33 ID:v5rBDQOQ0
ξ゚⊿゚)ξ「私のことは知らないのね……」
(#゚;;-゚)σ「ツン」
ξ*゚⊿゚)ξ「なによ、知ってくれてるんじゃない! ブーン様の最愛の妻、ツンよ!」
(#゚;;-゚)「ブーン…ツマ…⁇」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでそこには頑なに疑問を抱くのよ」
('A`)「事実ではないからじゃないかな……」
ξ゚⊿゚)ξ「近い将来に事実になるんだから、実質的に事実なんだけど」
(´・ω・`)「実質的に事実って言葉、なに?」
203
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:35:22 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「なんで俺とツンのことも知ってたんだろう?
ショボンを知ってるのは、俺らが名前を呼んでたからだって分かるんだけど」
(´・ω・`)「この子も前からいたんじゃないの? キュートも前からいたし。絡んできたのは最近ってだけで」
('A`)「なるほどね。俺らが会話してるところを見たことがあったのかな」
(*#゚;;-゚)「キュート!!」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、キュートのことも知ってるのね」
(#゚;;-゚)「…キュート」
('A`)「あれ、やっぱり知らなかった?」
(#゚;;-゚)「シッテル」
(´・ω・`)「なに、キュートと仲でも悪いの?」
(#゚;;-゚)「ナカヨシ」
('A`)「仲良しなんだね。じゃあせっかくだしキュートも呼ぼうか。ショボン、お願いできる?」
((( ( ´・ω・`)「仕方ないなー」
(( (#゚;;-゚) )) フルフル
('A`)「あ、呼ばなくていい? ショボン、やっぱ戻ってきて」
( ´・ω・`) )))「ああにあなたきさ」
ξ゚⊿゚)ξ「逆再生で戻ってこないで」
204
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:36:09 ID:v5rBDQOQ0
〜厨房〜
('A`)「じゃあ、スープを作ろうか」
(´・ω・`)「へーい」
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ「私は包丁でお肉を細かく刻むわね。でぃが食べやすいように」トントントン
(*#゚;;-゚)「オニク‼︎」
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ「……あの教皇、マジでブーン様のこと何にも話さないわよね」ダンダンダン
('A`)「包丁を持ってる時にアラマキ教皇の話するのやめよっか」
(´・ω・`)「目にハイライトが無いもんな〜」
<_フ*゚ー゚)フ「あー! ご飯つくってるー!!」
('A`)「あ、エクスト」
三<_フ*゚ー゚)フ「なに作ってるんだー!?」
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ ダンダンダンダンダン
<_プー゚)フ ))「わ……」ススス
('A`)「エクストにドン引きされることなかなか無いよ」
205
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:36:56 ID:v5rBDQOQ0
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ「お肉を煮込んだスープを作ろうと思っているのよ」ダンダンダンダン
:<_プー゚)フ:「おにく……? な、なんの……?」ガタガタ
('A`)「エクストを怯えさせないで」
(´・ω・`)「普通に鶏肉だよ」
:<_プー゚)フ:「アラマキきょーこーのお肉じゃない……?」ガタガタ
ξ゚⊿゚)ξ「私をなんだと思ってんのよ……」
('A`)「それくらい鬼気迫ってたんだよ……」
ξ゚⊿゚)ξ「ヤバすぎるでしょ、旦那の友人を煮込んだスープを作る妻……」
('A`)「そうだけど、そうじゃない……」
ξ゚⊿゚)ξ「何よその反応は」
('A`)「そう(人を煮込んだスープを作る奴はヤバい)だけど、そう(ブーン様とツンは夫婦)じゃない……」
ξ゚⊿゚)ξ「実質的に事実だから」
('A`)「いや……」
ξ゚⊿゚)ξ「実質的に事実。つまり事実」
('A`)「実質的にということは、実際は……」
ξ゚⊿゚)ξ「そう、事実。要するに事実。すごく事実。Q.E.D.証明終了」
('A`)「はい……」
(´・ω・`)「ドクオ司教負けちゃった……」
206
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:38:11 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「スープに野菜も入れたいよね。人参とかじゃがいもとか」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、お肉だけじゃ栄養バランスが悪いし。
ほろほろになるまで煮込めばでぃも食べられるわよね」
(*#゚;;-゚)「オヤサイ‼︎」
('A`)「じゃあ俺は野菜を洗おうかな」
(( 川 ゚ -゚)っロ「野菜を洗うのか?」
('A`)「衣料用の洗剤を持ったクーが来たよー!!!」
三( ´・ω・`)っ「僕に任せて。クーちゃんはこっちで僕と一緒に遊びましょうね〜」
(´・ω・` )))っ川;゚ -゚)っロ ))「待て、私は通りかかっただけで……雨に濡れた洗濯物を洗い直すために……」
('A`)「危なかった〜」
〜|゚ノ ^∀^)っ凵「あら、皆さんでお料理ですか?」ヨタヨタ
('A`)「大量の洗濯物を抱えたレモナが来たよー!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「見えた! 転んでぶち撒けた洗濯物が、鍋の中めがけて飛んでくる未来が!!」
207
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:38:57 ID:v5rBDQOQ0
三<_フ;゚ー゚)フ「おれが運ぶの手伝うぞ!! 半分もつ!!」
〜|゚ノ*^∀^)っ凵「お手伝いしてくださるのですか? 助かりますわ!」ヨタヨタ
<_フ;゚ー゚)フ「……ダメだ! おれの手じゃぜんぜん持てない!!」
三(;'A`)「エクストの手がプリティーなばっかりに……! ここは俺が……!」ダッ
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタ食事当番なのにそっち行くの!? いいけど別に……」
(*#゚;;-゚)づ ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「あっコラ、つまみ食いしない! そのお肉まだ生だから!」
208
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:39:49 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)「オニク…」
ξ;゚⊿゚)ξ「お肉は火を通してからよ」
(*#゚;;-゚)づ「オヤサイ‼︎」ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「お野菜ならいいって意味じゃない! 洗ってないし切ってないし固いから!!」
(#゚;;-゚)「オヤサイ…」
(#゚;;-゚)「…」
(*#゚;;-゚)づ「コンソメキューブ‼︎」ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ、この子思ってたより食欲がすごい!
みんな早く戻ってきてー!! こっち手が足りないからー!!」
三川;゚ -゚)っロ「大丈夫か、ツン司教!」
ξ;゚⊿゚)ξ「なんで衣料用洗剤を持った奴が戻ってくるのよ!!! ショボンは!?」
川 ゚ -゚)っロ「ショボンなら背負い投げしたが……」
ξ;゚⊿゚)ξ「投げられとる!!!」
209
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:40:48 ID:v5rBDQOQ0
川 ゚ -゚)っロ「離せと言っても離さないから、もう投げるしか……」
ξ;゚⊿゚)ξ「投げるまでの判断が早くない!?」
川 ゚ -゚)っロ「完璧に受け身を取っていたから怪我はないぞ」
ξ;゚⊿゚)ξ∩「ショボンに怪我はないのね?
ショボンー!! 投げられたばかりのところ悪いけど戻ってきて!!」
(´・ω・` )三「はいはい、しょうがないなあ」
( ´∀`)「レモナさん、お洗濯モナ? 重そうだから手伝うモナよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、まずい予感」
|゚ノ;*^∀^)っ凵「きゃあ!! モ、モナーさま!!? お手伝いだなんて、そそそんな申し訳が……」
( ´∀`)っ「でも、すごく重たそうモナ……。僕、力には自信があるモナよ! 僕が持つモナ!」
|゚ノ;*^∀^)∩ミ「あ、て、手が触れて……!!! きゃーーーーー!!!!!!!」ブンッ
Σ⊂(´×ω×`;⊂)「ウワーーー!!?」ドサドサドサ
(;'A`)「洗濯かごの中身が放られてショボンが下敷きに!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「まずい予感が当たった!!」
210
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:41:50 ID:v5rBDQOQ0
|゚ノ;^∀^)っ「ご、ごめんなさい、ショボン司祭さま! すぐにどかしますわ!!」
(;´∀`)っ「僕も手伝うモナ!」
|゚ノ;*^∀^)∩ミ「あ、またモナーさまの手が触れ……!! きゃーーーーーー!!!!!!」ブンッ
(;'A`)「洗濯かごを投げるな!!」
<_フ;゚ー゚)フ 凵≡
三(;'A`)っ「! 洗濯かごがエクストにぶつかる! 危ない!!」バッ
凵≡ <_フ;゚ー゚)フ スカッ
(;'A`)っ「すり抜けるんかーい!!」
⊂(´・ω・`⊂)「まあ、ブーン様の石像をすり抜けて遊んでたことあったし……」
Σ[; ]≡「ワーーーー!!!」スポーーッ
(;´∀`)「ドクオくんの頭に洗濯かごがはまっちゃったモナ!」
|゚ノ;^∀^)「きゃーー!! ドクオ司教さまごめんなさい!!」
211
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:43:01 ID:v5rBDQOQ0
[; ]「前が見えな……いや、そこそこ見える……。
なんかあの、編み目?みたいな穴?がたくさんあるから……。そこからある程度見える……」
<_フ;゚ー゚)フ「なんかもにょもにょ言ってるぞ!」
⊂(´・ω・`⊂)「洗濯かごを被った衝撃でキレを失ったね」
(;'A`)っ凵「はーびっくりした……。早くショボンを救出しないと……」スポッ
⊂(´・ω・`⊂)「助けてー」
(;'A`)づ「てか出れるでしょ自分で」ヒョイヒョイ
っ凵
ξ;゚⊿゚)ξ∩「ねえショボンまだこっちに戻れないのー!?」
⊂(´・ω・`⊂)「いま救出作業中ー」
(;'A`)づ「自分で出る努力をしてくれ……」ヒョイヒョイ
っ凵
⊂(´-ω-`⊂)「なんか眠くなってきたし、このまま寝よっかな〜」
(;'A`)づ「こいつ……」ヒョイヒョイ
っ凵
212
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:43:44 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;~゚)"「ショッパイ…」モゴモゴ
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ、目を離した隙にコンソメキューブ舐めてる! ペッしなさい!!」
川;゚ -゚)「コンソメキューブって舐めていいのか……!? 知らなかった……!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ダメよ舐めちゃ!! コンソメキューブも、コンソメキューブの食塩相当量も!!」
川;゚ -゚)「私もひとつ食べてもいいだろうか? 後学のためにも……」
ξ;゚⊿゚)ξ「しょっぱいことしか分からないわよ!
食べるまでもなくパッケージの成分表を見れば分かるでしょ!!」
(´・ω・` )三三「なんかクーが面白そうだから僕あっち行くわ」ターッ
(;'A`)っ「やっぱ自力で抜けられるんじゃん!!」
っ凵
213
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:44:57 ID:v5rBDQOQ0
|゚ノ;^∀^)っ「洗濯物はわたくしが片付けますわ!
ドクオ司教さまは、ツン司教さまの方に行ってあげてください!!」
(;´∀`)っ「レモナさん、僕も手伝うモナよ!
ドクオくん、洗濯物を片付けるのは僕たちに任せてほしいモナ!」
(;'A`)「待って、二人同時に洗濯物に手を伸ばさないで!!」
|゚ノ;*^∀^)∩ミ「きゃーーーー!!! モナー様の手が!!!! 意外と無骨な手ーーーーー!!!!!」ブンッ
(;'A`)「洗濯物を投げるな!!
ダメだこの二人が一緒にいる限り、この流れ延々と繰り返されてしまう!!」
< ワーーーーー⁉︎
(;'A`)「ぶん投げられた洗濯物にショボンが撃たれた!!」
(;´∀`)「ショボンくん撃たれたモナ!? 銃を持った人がいるモナ!!?」
(;'A`)「お、俺が言葉のチョイスを間違えたがために!!!!」
(;´∀`)っ「レモナさん、僕の後ろに隠れてて! 銃を持った人が潜んでいるモナ!!」
|゚ノ;*^∀^)「はわ……かっこよ……」
(;'A`)「撃ったのは君なんだよ〜〜迂闊に『撃たれた』とか言ったのは俺なんだけど〜〜」
214
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:45:58 ID:v5rBDQOQ0
(;´∀`)っ╋━━━「レモナさん、君は僕が守るモナよ……!」
|゚ノ;*^∀^)「は、はわ……」
(;'A`)「剣を抜いちゃった……。洗濯物相手に大げさだよ……」
(;´∀`)っ╋━━━「どこから撃たれても防いでみせるモナ!」
|゚ノ;*^∀^)「はわわわ〜〜!!」
(;'A`)「剣vs洗濯物は剣が勝つよ……。パーに対するチョキだもん……。洗濯物がズタズタに……」
⊂(´・ω・`⊂)「あの剣ってレプリカだから切れないよ。グーだよ」
(;'A`)「あれレプリカなの!!?」
⊂(´・ω・`⊂)「銃刀法とかあるし……本物なわけないじゃん……」
(;'A`)「だって……モナーさんは聖騎士で……」
⊂(´・ω・`⊂)「雰囲気重視で聖騎士って言ってるだけで、要は警備員だし……。
剣とか持ってた方が荘厳なブーン神殿に似合うからってアラマキ教皇が……」
(;'A`)「砕かれた……『剣を扱う聖騎士ってかっこいい!』と思う俺の少年の心……」
215
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:46:44 ID:v5rBDQOQ0
三<_フ;゚ー゚)フ「とりあえず、おれがツンのとこ行く! 役に立てることあるかわかんねーけど!」
('A`)「エクストはいてくれるだけで役に立つよ」
⊂(´・ω・`⊂)「エクストに甘いなあ」
('A`)「ショボンは寝転がっていないで早く立ちなよ」
⊂(´-ω-`⊂)「ショボンに厳しい〜〜このまま寝てやろーっと」
(;´∀`)「ショボンくん、意識を失ったモナ!? 救急車を……」
┗(´・ω・` )┓三三「ショボンくん元気でーす」ターッ
|゚ノ;*^∀^)「モナーさま、わ、わたくしも戦いますわ!!!」
('A`)「なにと??」
(;´∀`)「だめモナよ、レモナさん! 危ないモナ!」
('A`)「本当に銃ならね……」
|゚ノ;*^∀^)「わたくしが洗濯物をたくさん投げることで、こう……銃撃を防ぐ弾幕に!!」
('A`)「ならなすぎる」
216
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:47:49 ID:v5rBDQOQ0
(;´∀`)「でも、そんな……危ないモナよ」
|゚ノ ^∀^)「承知の上ですわ!」
(;´∀`)「うーん、でも……」
|゚ノ ^∀^)「わたくしだって、皆さまのために頑張りたいのです!」
( ´∀`)「レモナさん……」
|゚ノ ^∀^)「わたくしだけ指をくわえて見ているだなんて、できませんわ!」
( ´∀`)「……」
( ´∀`)「レモナさん」
|゚ノ ^∀^)「はい」
( ´∀`)「僕と一緒に……戦ってくれるモナ?」
|゚ノ ^∀^)
|゚ノ*^∀^)
|゚ノ*^∀^)「もちろんですわ! わたくし、どこまでもお供いたしますわよ!!」
('A`)
('A`)「なんでいい感じのシーンみたいになってるの??」
|゚ノ*^∀^)ノシ「そうと決まれば洗濯物を投げまくりますわ!!」ブンブンブン
(;'A`)「投げまくらないでほしいですわ!!」
217
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:48:36 ID:v5rBDQOQ0
(´・ω・` )三三「クー、コンソメキューブを食べようとしてるんだって?」
<_フ;゚ー゚)フ⊂(#゚;;-゚)っ⊂ξ;゚⊿゚)ξっ⊂川 ゚ -゚)っロ「そうだが……」
(´・ω・`)「はないちもんめやってる?」
ξ;゚⊿゚)ξ「手をつなぐことで、コンソメキューブを手に取れないようにする作戦よ」
(´・ω・`)「クーの左手は空いてるじゃん」
⊂川 ゚ -゚)っロ「よく見ろ、左手は衣料用洗剤で塞がっている」
(´・ω・`)「置けばいいじゃん……」
⊂川;゚ -゚)っロそ「本当だ!!!」ハッ
⊂ξ;゚⊿゚)ξっ「ちょっと、ショボン! 気づかせないでよ!!」
(´・ω・`)「え、ごめん……。クーのうっかり込みの作戦だとは思ってなくて……」
218
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:49:22 ID:v5rBDQOQ0
⊂川 ゚ -゚)づ ロ「テーブルに衣料用洗剤を置いて……。これでコンソメキューブを取ることが……」
Σ⊂川;゚ -゚)っ⊂(´・ω・` )三三「すかさず僕と手をつなぎまーす」ガシッ
⊂川;゚ -゚)っ「クッ、やられた……! おのれ、ショボン……!!」
⊂(´・ω・`)(クーってこんなアホだったかなあ)
⊂川;゚ -゚)っ「もうショボンを投げるしか……」
⊂ξ;゚⊿゚)ξっ「投げるまでの判断が早い!!」
⊂(´・ω・`(([洗濯物]三三三「さすがに片手で投げるのは無理がウワーーーーーーッ!!!!!?」ボフッ
<_フ;゚ー゚)フ「ショボンがふっとんだぞ!?」
⊂ξ;゚⊿゚)ξっ「片手でぶん投げたの!? ショボンは小柄といえど成人男性よ!?」
⊂川;゚ -゚)「ち、違う! 何か飛んできて、ショボンが巻き込まれて……!」
219
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:50:27 ID:v5rBDQOQ0
[洗濯物]三三三
[洗濯物]三三三
[洗濯物]三三三
川;゚ -゚)「洗濯物が飛んできているぞ!?」
<_フ;゚ー゚)フ「なんでだ!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「とにかく避け……ダメ、キャッチして! 鍋に入ったら嫌だから!」
川;゚ -゚)「おいショボン、立てるか!?」
"(´・ω・`)「しょーがないなー」ムクッ
ξ;゚⊿゚)ξ「鍋は死守するわよ!!」
(#゚;;-゚)(オナカスイタ…)
220
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:51:27 ID:v5rBDQOQ0
三(;'A`)「おーい、みんな大丈……」
ξ;゚⊿゚)ξっ [洗濯物]三三三
<_フ;゚ー゚)フ [洗濯物]三三三
[洗濯物]
∩川;゚ -゚)っ [洗濯物]三三三
( ´・ω・`(([洗濯物]三三三 [洗濯物]三三三
(;'A`)「なんかタワーディフェンスバトルみたいになってる!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ドクオ、ここは私たちが食い止めるわ!! ドクオはスープを作って!!」
(;'A`)「俺この状況で料理するの!?」
(#゚;;-゚) づ「コンソメキューブ‼︎」ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「でぃがコンソメキューブを食べないように気を配るのもお願い!
あと、私たちが防ぎきれなかった洗濯物が飛んでくるかもしれないから、それは避けて!」
(;'A`)「俺だけオーバークック!?」
/ ,' 3「おい、なんの騒ぎだ……本当になんの騒ぎ!!?」
221
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:52:09 ID:v5rBDQOQ0
(;'A`)「あ、アラマキ教皇! 俺だけオーバークックなので手伝ってもらえませんか!?」
/ ,' 3「オーバー……? なに……?」
⊂(´×ω×`⊂)
<_フ;゚ー゚)フ「ショボンがやられたぞー!」
川;゚ -゚)「アラマキ教皇、ショボンの代わりに洗濯物を防いでください!」
/ ,' 3「代理で洗濯物を防ぐ機会ってなんだ?」
(#゚;;~゚)" モゴモゴ
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと、でぃがまたコンソメキューブ舐めてるじゃない!!」
(#゚;;~゚)"「サクマドロップス」モゴモゴ
('A`)「な〜んだ、アメ舐めてるだけか」
ξ゚⊿゚)ξ「ならいいわ」
/ ,' 3「それワシが隠してたおやつなのだが……まあいいか……」
222
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:53:00 ID:v5rBDQOQ0
/ ,' 3「ではなくて! これは一体なんの騒ぎだ!?」
(;∩´∀`)∩「あっ、アラマキさーん! 銃を持った人が潜んでいるモナー!!
危ないから隠れていてほしいモナー!!」
/ ,' 3「銃!?!?!?!?」
(;'A`)「すみません……俺が言葉のチョイスを間違えたせいで……」
/ ,' 3「ああ……大体察した……」
|゚ノ ^∀^)ノシ 三[洗濯物]「わたくしの洗濯物弾幕で皆さまをお守りいたしますわ!!」ブンブン
/ ,' 3「洗濯物弾幕ってなに……? 守るどころかショボン司祭が犠牲になっているのだが……」
(´・ω・`)っ「僕にもアメちょーだい」
(#゚;;-゚)っ。「ハッカアジ」
('A`)っ「ショボンめっちゃ元気です。俺もアメ食べたい」
(#゚;;-゚)っ。「ブドウアジ」
/ ,' 3「ワシのおやつなのだが……」
223
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:53:43 ID:v5rBDQOQ0
ξ゚⊿゚)ξっ「私もアメ食べたいわ」
(#゚;;-゚)っ。「パインアジ」
/ ,' 3「じゃあワシも……じゃなくて! レモナ! 洗濯物を投げるのをやめなさい!!」
|゚ノ;^∀^)「ですが、銃を持った人が……!」
/ ,' 3「そんな人いないし、いたとして洗濯物で太刀打ちできるわけがない」
|゚ノ;^∀^)そ「そ、そんな……!」ガーン
(;´∀`)「でも、ショボンくんが撃たれましたモナ!」
/ ,' 3「ショボン司祭めちゃくちゃ元気だぞ」
┏(´・ω・`)┛「元気でーす」プーン
川
('A`)「元気すぎてマリオのジャンプしてる」
224
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:54:37 ID:v5rBDQOQ0
(;´∀`)「でも、ショボンくんが撃たれたってドクオくんが言っていたモナ……!
ドクオくんは嘘をつくような人じゃないモナ!」
('A`)「心が痛いよ〜」
/ ,' 3「ドクオ司教は嘘をついたわけではなく……」
(;´∀`)「ドクオくんは嘘をつかないとっても誠実な人モナ!
ドクオくんの人柄はここにいるみんなが知っているはずモナ!!」
('A`)「痛い……痛いよ……信頼が刺さって痛いよ……」
(;´∀`)「ドクオくん、刺されたモナ!? 刃物を持った人がいるモナ!!?」
/ ,' 3「話が進まないどころかまた面倒くさい方向に……」
(´・ω・`)σ「モナーさん!!! 刃物を持った奴があっちに逃げました!!!!」
(´∀`;)三三「本当モナ!? みんな、どこかに隠れているモナよ!!」ダーッ
(´・ω・`)「これでよし」
/ ,' 3「ひ、非情な……。まあ、話進まなかったし……」
225
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:55:26 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)「オナカスイタ…」
(;'A`)「ああ、ごめん。すぐにスープを作るよ」
ξ゚⊿゚)ξ「私も手伝うわ」
川 ゚ -゚)「あ、私も……」
|゚ノ ^∀^)「わたくしも……」
(;'A`)「二人は洗濯の途中だったよね!? 洗濯をお願いできるかな!?」
川 ゚ -゚)「ああ、それもそうだな」
|゚ノ ^∀^)「クー司祭さま、ぱぱっと終わらせちゃいましょう!」
(;'A`)「危ない危ない……」
<_フ*゚ー゚)フ「おれ味見係やるー!!」
('A`)「たらふく食べな〜」
(´・ω・`)「僕も味見係やるー!!」
('A`)「ショボンは味見と称してめちゃくちゃ食うから待機で」
(´・ω・`)「扱いの差よ」
/ ,' 3「日頃の行いの差ではないか?」
226
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:56:19 ID:v5rBDQOQ0
〜時間経過〜
ε= /#,' 3「まったく……目を離すとすぐに遊ぶのだから……」プンスコ
(´・ω・`)「第一話でかくれんぼやり始めた人がなんか言ってる」
/ ,' 3「ワシが一人で頑張って取り込んだ洗濯物をぶん投げるんじゃない……」
|゚ノ;^∀^)「ごめんなさい……」
(´・ω・`)「え、アラマキ教皇が一人で取り込んだの? アラマキ教皇、そういうの面倒くさがりそうなのに」
/ ,' 3「なんだと」
川;゚ -゚)「私とレモナとアラマキ教皇で取り込むつもりだったんだが……」
|゚ノ;^∀^)「わたくし、神殿から出られないことを忘れておりまして……」
(´・ω・`)「まあ……地縛霊だしね」
|゚ノ;^∀^)「ですから、庭に出られず洗濯物を取り込むのを手伝えなくて……。
わたくしが外に出られない様子を見て、クー司祭さまは驚いてしまい……」
川;゚ -゚)「レモナが、その……本当にじ、地縛霊なんだと改めて実感して……思わず固まってしまってな……」
/ ,' 3「半狂乱で叫びながら硬直していたな」
川;゚ -゚)「せっかく端折った部分を補足しないでください!」
(;´・ω・`)「うわそれ見たかった〜! ダウジングショボンなんかしてる場合じゃなかった!!」
|゚ノ;^∀^)「なのでわたくしたちの代わりに、アラマキ教皇さまが全ての洗濯物を取り込んだのですわ……」
川;゚ -゚)「アラマキ教皇を駆け回らせてしまったんだ……」
/ ,' 3「ワシめっちゃがんばった」
227
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:57:11 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)「オニク…」
川;゚ -゚)「で、この子は誰なんだ? なんかしれっといるが……」
(´・ω・`)「幽霊のでぃだよ。その子、指を食うから気をつけてね」
"川;゚ -゚)"「幽っ……指を食う!!? ピーーーーーーーー!!!!!!!」ビシィッ
/ ,' 3「え、なんか放送禁止用語言った?」
|゚ノ;^∀^)「規制音ではなく奇声ですわね……」
ヽ(*´・ω・`)ノ「やったーーー!! 半狂乱で叫びながら硬直するクーちゃんだーーーー!!」キャッキャッ
(#゚;;-゚)「オニク…」ジッ
川;゚ -゚)「お、おい、私の指を見るな!!」
228
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:57:48 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「スープができたよ〜」
<_フ*゚ー゚)フ「できたぞ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「できたわよ」
(*#゚;;-゚)っ「オニク‼︎」バッ
川;゚ -゚)っ「おい待て、まずは『いただきます』だ。教義にも『みんなで一緒にいただきます』と……」
(#゚;;-゚)「オニク…」ジッ
川;゚ -゚)「私の指を見るな!!」
|゚ノ*^∀^)人「早くスープをいただきましょう!」
('A`)人(あれ、なんか忘れてるような……)
229
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:58:32 ID:v5rBDQOQ0
((;´∀`))っ╋━━━「くっ……不審者め、どこに行ったモナ……!」キョロキョロ
o川*゚ー゚)o「……ねえ、さっきからなにウロウロしてんの? 誰か探してる?」
(;´∀`)っ╋━━━「君、危ないから隠れているモナよ! 刃物を持った人が神殿を徘徊しているモナ!!」
o川*゚ー゚)o
(;´∀`)っ╋━━━ ←刃物(剣)を持った人
o川*゚ー゚)o
((´∀`;))っ╋━━━「どこに行ったモナ……!」ウロウロキョロキョロ ←刃物(剣)を持って神殿を徘徊している人
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「アンタじゃねえか」
教義 第7章 おわり
230
:
名無しさん
:2025/07/29(火) 22:29:46 ID:F7gfq/kE0
最高やん
231
:
名無しさん
:2025/08/02(土) 00:43:14 ID:Wn2IlY7A0
ずっと待ってた、乙!
232
:
名無しさん
:2025/08/08(金) 23:19:52 ID:XksZiNrE0
来てたんだ!嬉しい!待ってました!!
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