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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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( ・∀・)「逆に聞くけどそんなん信じる? 信じないでしょ?」
( ´ー`)「……確かに、直接バトってなければ信じねーよ」
( ・∀・)「ほらね?」
( ´ー`)「だからって……」
( ・∀・)「いざという時に躊躇なく脳天撃ち抜ける人間にしか務まらないさ」
( ´ー`)「……」
( ・∀・)「拳銃じゃパワー不足だし、本当はライフルでも渡しときたいとこだけど」
( ´ー`)「どんな警察署だよ。SATやSITじゃあるまいし」
( ・∀・)「私のコネと権限で何とかなるのは拳銃と弾薬くらいだからなぁ……」
( ´ー`)「それだけでも大いに助かりますがね、そもそもライフル扱ったことないですし」
( ・∀・)「特課への貸しが結構溜まってきたから武器の提供くらいは飲んでくれるかも?」
( ´ー`)「……気持ちは嬉しいが、俺にとっちゃこいつが相棒だからな?」
( ・∀・)「……あはは、白根さんらしいや」
( ´ー`)「よくわからん秘密兵器とかは伊藤に回してくれ。あいつも「撃てる側」なのは知ってるだろ?」
( ・∀・)「はは、了解。白根さんの教育の賜物だな」
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( ・∀・)「……で、話は戻るんだが。双子探偵がアレに会ったのか?」
( ´ー`)「アレってのがどれだかは知りませんがね。どうもそういうことのようです」
( ・∀・)「なるほど……うーん……」
( ´ー`)「そんな唸るようなことなんで?」
( ・∀・)「アレについては判断が難しくてな」
( ´ー`)「というと?」
( ・∀・)「実のところ、例の民間業者もアレだ」
( ´ー`)「っ、ほう……」
( ・∀・)「といって手放しに信用もできない。アレによる事件は知っているだけでも両手の指では足りない」
( ´ー`)「……アレじゃなんです、呼び名とかはないんですかね?」
( ・∀・)「……協力者は自嘲も込めてこう呼んでいるね」
( ・∀・)「堕ち行く者、と……」
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乙!
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>>364
おつあり!
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前回のあらすじ
・国の退治屋組織のマニュアルでは「速やかに排除」らしいですね
・……コントロールっていうのは、始末するってこと?
・月謝払うから修行着けてくれとは思いつかなかったわ
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| 流石だよな、俺ら |
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【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
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|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
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Case5-Day3 予感
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| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
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ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
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( ´_ゝ`)「あ、今日ドクオ君たち来るんだっけ?」
(´<_` )「おいおい、昨日話しただろ」
( ´_ゝ`)「昨夜は妙に眠くて半ば聞き流してたからな」
(´<_` )「朝一の予定くらい把握しといてくれ頼むから」
( ´_ゝ`)「善処しよう」
(´<_` )「いや善処しようじゃないが」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
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('A`)「こんにちは」
川 ゚ -゚)「お邪魔するぞ」
( ´_ゝ`)「お、噂をすれば」
(´<_` )「こんにちは。どうぞこちらへ」
('A`)「はい」
( ´_ゝ`)「お茶ちょっと待ってて」
川 ゚ -゚)「うむ」
(´<_` )「おお、すっかり耳が隠れてますね」
川 ゚ -゚)「お陰様でな」
('A`)「よかったです」
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jI斗一  ̄ ̄ `
ア゚ ,., `'≪
ア゜ ~"寸 〝〟
,' ,イ ア ヽ
i {{ ゝ ' ノリ _jI斗‐━ァマ
¦ ゞー__ 。o 彡'' f^''"~ j! ',
‘, _,, ...__ ・ ̄ ', { j}
¦ ,ィ ~"''≪ ゛、_rf(  ̄~"''ゝ。'
_У `寸 ァ(
/ '; ,, r‐ ', _,xく
_j幺ェェォ__イ__,:ノ. r㎡_ ア_幺孑ヤ升
,,。*''“゚ j´。厂゛>、 うぅ==七"
,ィ'” ..: : '⊂⊃ ノo゚イ . 寸
〃 . : ' χ イ{ ゛ :. マ
{{ .0o 。 ゜ ζ δ ゚ :. リ
“t。 ゚ c。 λ .。廴 s ;,ィ(、
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た//, う≧=ー-- 一=≦ 八/ム
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ゞ//////≧ぃzッzzャぉI〔///////
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(´<_` )「それで、その後いかがでしょうか」
川 ゚ -゚)「今のところ特に問題はないな。店には無事に復帰できたし、襲われるようなこともない」
(´<_` )「それはよかった」
( ´_ゝ`)「修行はどうなの?」
川 ゚ -゚)「それなりに自信はあったんだがすっかり打ち砕かれてしまった。
今の私では自分の身も守れない」
( ´_ゝ`)「うーん? 身体能力の伸び次第では普通に逃げることくらいできそうだけどな」
川 ゚ -゚)「その身体能力に感覚がついていかないのが現状だな。
下手に全力で動くとコケたりとか」
( ´_ゝ`)「あー……」
川 ゚ -゚)「やはり修行をお願いして正解だったと思う」
( ´_ゝ`)「まあそうだろうな」
-
(´<_` )「失礼ですが生活の方は大丈夫でしょうか?」
川 ゚ -゚)「ギリギリ問題ない。修行がある分バイトの時間が減っているが、
弟のサイト収入が上がっているおかげで何とかなっている」
(´<_` )「なるほど」
川 ゚ -゚)「サイト収入は安定しているわけじゃないから修行時間は減らしていきたいところだ」
( ´_ゝ`)「まあ身体能力に慣れるまではちょっと時間取られそうだな」
川 ゚ -゚)「うむ、そこを超えれば減らせるはず……」
(´<_` )「目算も立っているなら問題なさそうですね」
川 ゚ -゚)「強いて他に問題を挙げるなら睡眠不足気味なことくらいか」
('A`)「あー、最近眠そうな時多いですもんね」
川 ゚ -゚)「……バレてたか」
('A`)「そりゃまあ……あんまり無理しないでくださいね?」
川 ゚ -゚)「ああ、ありがとう」
-
(´<_` )「では、大きな問題はなしということで……これにて依頼は完了とさせて頂きます」
('A`)「はい、ありがとうございました」
川 ゚ -゚)「改めて礼を言う、本当に助かった。茂手内もな」
('A`)「あ、はい!」
( ´_ゝ`)「また何かあれば依頼して。今度はちゃんとお金用意して欲しいけど」
('A`)「その節はすみません……」
(´<_` )「店長さんが払ってくれたから結果オーライではありますけどね」
('A`)「店長には悪いことしたかなあ……」
川 ゚ -゚)「そんなことはないと思うぞ?」
('A`)「あー……ですかね?」
川 ゚ -゚)「「まあ店長だし」」('A`)
川 ゚ -゚)「どうしても気になるなら発泡酒でも奢ってやればいいと思うぞ?」
('A`)「そうですね……そうします」
-
川 ゚ -゚)「さて、そろそろ行かないと店長が悲鳴を上げるぞ」
('A`)「ですね」
(´<_` )「またのお越しをお待ちしております」
( ´_ゝ`)ノシ「またよろしく」
川 ゚ -゚)ノ「世話になった」
('A`)「ありがとうございました」
―――。
-
( ´_ゝ`)「これにて一件落着ってとこか」
(´<_` )「今回は荒事がなくて何よりだ」
( ´_ゝ`)「だな、オカルト面で戦闘にならなかったのなにげに初めてじゃね?」
(´<_` )「確かに」
( ´_ゝ`)「さてさて、これでドクオ君の恋を応援し隊の活動に移れるというもの」
(´<_` )「はあ? 何かプランでもあるのか?」
( ´_ゝ`)「いやそんなものはないが? ないから検討会開こうぜ」
(´<_` )「プランなき検討会とかそれ絶対駄目なやつじゃん」
( ´_ゝ`)「えー、そうかな?」
(´<_` )「絶対何も決まらないぞ」
( ´_ゝ`)「いや酒の肴だし別に決める必要性はないぞ?」
(´<_` )「あー……そういうこと?」
( ´_ゝ`)「そういうこと」
-
( ´_ゝ`)「あれ?」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「山ちゃん先輩が何か用事あるみたいよ?」
(´<_` )「ほう?」
( ´_ゝ`)「9時過ぎくらいに夕飯がてら話できないかって言ってるけど」
(´<_` )「9時ならまあ大丈夫か?」
( ´_ゝ`)「張り込み次第だな」
(´<_` )「駄目そうだったら兄者だけ行く方向で」
( ´_ゝ`)「おう」
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(´<_` )「さて……そうとなったら張り込みまでに色々終わらせとかないとな」
( ´_ゝ`)「だな。暇すぎるのも困るが今は若干立て込みすぎ」
(´<_` )「いやこれくらいは案件ないとジリ貧だわ」
( ´_ゝ`)「そうなのか? うーむ……」
(´<_` )「天丼の業火さんくらいの金ズ……上客が多ければまた違うが」
( ´_ゝ`)「天丼さんなあ。なかなか愉快な人だよね」
(´<_` )「よくまああんだけ叩かれるもんだと感心顔になる」
( ´_ゝ`)「素でイキリ臭凄いからね、仕方ないね」
(´<_` )「それで法的手段に出るんじゃなくて嫌がらせし返すってのがまた」
( ´_ゝ`)「嫌がらせの内容が絶妙な匙加減なのもな」
(´<_` )「的確に警察も動かないであろうライン突いてくるのが凄いセンスだな」
( ´_ゝ`)「実際動いちゃったらどうするんだ?」
(´<_` )「それなりにフォローできるように用意はしてたがいらなかったな」
( ´_ゝ`)「なるほど」
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…………流石仕事中……………………………
( ´_ゝ`) (´<_` )
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/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
__(__ニつ/ FMV / ヽ FMV ヽとニ__)
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…………………………流石仕事中……………
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【サイセリア 筆府店】
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爻ミ, | | | ̄| | ̄|:.::.:| |‐┤ || |: : :.::| ┌| | | | :| :| |─--| :| |::|¨ ̄
ミ爻ミ, | | |_|_|_|‐- L,_| || L..,,__| |::| | | |_,| :| | | :| |::|
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( ´_ゝ`)「サイセ久しぶりだな」
(´<_` )「そうかも」
( ´_ゝ`)「俺はいつもの」
(´<_` )「マルゲリータとペペロンチーノか」
( ´_ゝ`)「弟者はどうするんだ?」
(´<_` )「そうだな……今日はリブステーキにするか」
( ´_ゝ`)「おっ、ちょっと珍しいじゃん」
(´<_` )「何か肉食いたい気分でな」
( ´_ゝ`)「今日は弟者フル回転だからパワー充填か?」
(´<_` )「そういうつもりはないがそうかも?」
( ´_ゝ`)「まあバッチリ充填しといてくれ」
(´<_` )「サラダ食う?」
( ´_ゝ`)「おう。ピザとサラダはいつも通りシェアしたいぞ」
(´<_` )「何か知らんサラダ増えてるけど……小エビのサラダでいいか」
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{“’ ,,;;::::::ゞi:}::ゝ_ノミ}:(⌒!i:i:i:ヘ >:::( ’、
/・ i:::::Oi:ir'⌒ヽ-i::ノ__)、i:i:ijー〈::::::;, ・ ',
{:;,:::::::r‐' ノ‐'"´i:i:i(_ノ::::/、_j::O::::> :
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l マヽ_ゞ-=====-イ /./ ´ >-, _ノl ´ .ソ--=≦: : :ノニj l
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( ´_ゝ`)「うん、こういうのでいいんですよこういうので」
(´<_` )「最早イタリア料理のデファクトスタンダード感ある」
( ´_ゝ`)「だな。少なくとも一つの基準にはなってる。ピザうめー」
(´<_` )「久しぶりに食ったけどステーキも普通にうまいんだよなぁ」
( ´_ゝ`)「このクオリティでこのお値段、素晴らしいね」
(´<_` )「個人的にはサラダがシャキシャキ瑞々しくてうまいのが高得点」
( ´_ゝ`)「確かに。これも安いし」
(´<_` )「頼んだことないけどワインも良いらしいな」
( ´_ゝ`)「俺ら基本ランチでしか来ないからな……」
(´<_` )「確かに。学生の頃はよく来たな」
( ´_ゝ`)「そういや四国は当然として九州にも店舗ないらしいな」
(´<_` )「青森とかもじゃなかったっけ? サイセないのは学生には辛いな」
( ´_ゝ`)「その辺そもそも学生の絶対数が少なそうだけどな」
(´<_` )「あー……そうかも。だから出店控えてんのかな?」
( ´_ゝ`)「かもな」
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【路上】
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从´ヮ`从ト「あっ」
( ´_ゝ`)「おっ?」
(´<_` )「ん?」
从´ヮ`从ト「こんにちは」
( ´_ゝ`)「ああ、こんにちは」
(´<_` )「こんにちは」
( ´_ゝ`)「こないだは急に変なことお願いしてごめんね」
从´ヮ`从ト「いえ、丁度アルバイト先を探してたので」
(´<_` )「そういえばアルバイト先は決まったんですか?」
从´ヮ`从ト「あ、今しがた面接をしてきました」
( ´_ゝ`)「面接どうだったん?」
从´ヮ`从ト「雇って頂けることになりました」
( ´_ゝ`)「おー、おめでとう」
(´<_` )「よかったですね」
从´ヮ`从ト「はい、ありがとうございます」
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( ´_ゝ`)「結局どこでバイトすることにしたの?」
从´ヮ`从ト「鳥華族です。店長さんとも知り合いだったので……」
(´<_` )(あー、鳥華族の店長が前々回だったかのゲストで呼ばれたって話だったな)
( ´_ゝ`)「なるほど。詮索とかは大丈夫だった?」
从´ヮ`从ト「はい、むしろご心配頂いてしまったくらいで……」
(´<_` )「そうなんですね。店長さん良い人そうで安心しました」
从´ヮ`从ト「……店長さん、父のお店の常連で友人だったらしいんです。
あんなことになって凄くショックを受けていて……」
( ´_ゝ`)「あ……もしかして自分から話しちゃった感じ?」
从´ヮ`从ト「はい……すみません。娘の私を助けるためだったということだけ」
(´<_` )(動機としちゃ怨恨の方が強そうだけどな……言わぬが花か)
( ´_ゝ`)「なるほど」
从´ヮ`从ト「店長さんは父との思い出話をいくつか聞かせてくれました。
話しているときの店長さん、とても楽しそうで……」
( ´_ゝ`)「うん」
-
从´ヮ`从ト「父はあの人たちと縁を切って、こういう人と歩むべきだったんだろうなって。
……その場合、私は助かりませんでしたけど」
( ´_ゝ`)「……それも含めて根野さんの決断だよ」
从´ヮ`从ト「そうですね……あ、なんだか暗い話になってしまってすみません」
(´<_` )「いえ、むしろこちらが踏み込みすぎました、すみません」
( ´_ゝ`)「だな。……そうだ、バイトはいつから?」
从´ヮ`从ト「あ、来週からシフトに入ります。よかったらお二人もいらしてください」
( ´_ゝ`)「行く行く。な?」
(´<_` )「おう。焼き鳥の店だっけ?」
( ´_ゝ`)「極めて乱暴に言えば焼き鳥界のサイセみたいなもん。異論は認める」
(´<_` )「なるほど」
从´ヮ`从ト「ふふ、まかないがおいしいらしいのでちょっと楽しみです」
( ´_ゝ`)(おー、結構良い顔するようになったじゃん)
(´<_` )「そちらが落ち着いた頃にお邪魔しますね」
从´ヮ`从ト「はい!」
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【流石探偵事務所】
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( ´_ゝ`)「風狸ちゃん、思ったより立ち直ってるみたいでよかったな」
(´<_` )「俺でもある程度察したわ。あれだけのことがあったのに強いな……」
( ´_ゝ`)「ま、あんだけニュートラルに心を閉ざせるのは強さの裏返しではあったし。
普段からあの二人の夫婦漫才見てたら色々ほぐれるってのもあるかも」
(´<_` )「それはあるかもな……中々の凸凹コンビだし」
( ´_ゝ`)「根野さんも法の下に裁く方向で動いてりゃもっと良い終わり方になったんだろうが」
(´<_` )「それじゃ気が済まんかったんだろうなというのはわかる」
( ´_ゝ`)「タイムスリップできたらプレゼンしに行きたいわマジで」
(´<_` )「そんなんできたらそもそも瀬茂さん矯正して被害を未然に防ぎたいが」
( ´_ゝ`)「確かに。……何か前にも似たような話したような?」
(´<_` )「そうかも」
-
(´<_` )「さて、そろそろ張り込み行くわ」
( ´_ゝ`)「あ、もうそんな時間か」
(´<_` )「下田さんへの報告はよろしくな」
( ´_ゝ`)「うい。そっちも張り込みよろしく」
(´<_` )「今日こそ捉えられるといいが……」
( ´_ゝ`)「流石にそろそろじゃね?」
(´<_` )「じゃなきゃ赤字案件に転落だから困る」
( ´_ゝ`)「あー、そうなのか……」
(´<_` )「ちょっとはその辺も意識して欲しいんだが」
( ´_ゝ`)「あーうん、善処する」
(´<_` )「気のない返事をありがとう。さて、行ってくるぞ」
( ´_ゝ`)「いてら」
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. (´<_` )
O┬O
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. ι| |j::...
. ∪::::::
―――。
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(´<_` )「戻ったぞ」
( ´_ゝ`)「おう、どうだった?」
d(´<_` )「ばっちし」
( ´_ゝ`)b「やったぜ」
(´<_` )「これで心置きなく飯行けるな。そういえば場所は?」
( ´_ゝ`)「やまき」
(´<_` )「焼きそばか」
( ´_ゝ`)「おう」
(´<_` )「準備できてるなら行こうぜ」
( ´_ゝ`)「ちょい待ち、このメールだけ送っちゃう」
(´<_` )「おけ」
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【鉄板焼き やまき】
_ ~^ '' -=ニこ_二二二二二二二ニ‐ ¨ _,. - ¨ __ - ¨: : : : : : : : : : : :
_ ~^ '' ー ∧ ..,,_ ¨ '' -=二_二- ¨ _. - ¨「「 _,, -=ニ|¨” : : : : : : : :: : : : : :: : : : : _,,.
三三≡=-{二}_ ~^ ‐- ..,_ _, - ¨ |」=- ¨:::::::::::: :: |:| : : : : : : : : __ .. -‐ '' ¨::::::::::
三三三三( ̄)三三三二ニ=- ._ ̄ ̄ |:::::::::::::::::::::::_」」: : l ̄:| ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
二_ ─-=ニ二三三三三三三三三二ニ=- ....,,,_ | _ -=二二:|: : :.:.|::::::|::::::::::::::::::::::::__ ニ=-‐
刈乢比丁T¬=- 二_ ̄ ー-=ニ二三三三三||丁|ニ=-‐ ~ :|: : :.:.|::::::|``'TT丁「川从i刈川i仙
艸沚豼妣豼豼仙|i:i:|豼北比}ilil「瓦T¬=- 二,,「丁||::|::|:::_______|: : :.:.|::::::|:::::::|:|狄刈狄从从川从
此批沚批妣豼乢|i:i:|豼乂ンノililj{,j洲;';';';'{ililili{;゙;゙,|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|x絲赫赫絲x从川
比此批妣豼爻爻|i:i:|爻ハハj{ilili{_j洲ミミミjililili{─:|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|絲絲赫赫絲川从
北此爻爻淡淡淡|i:i:|爻うu{ililil{ノ洲ミミミミミミi{___,|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|絲愀愀貅絲絲艸
爻爻淡淡淡淡淡|i:i:|淡爻」ililil}淡ミミミミミililil}冂|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|赫絲紮絲紮ツj艸
爻淡淡淡淡淡淡|i:i:|爻爻j{ilili{淡淡ミミミililil| ̄|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|艸艸艸狄杉艸艸
三三三三三三三|i:i:|二二二二二二二二二二二L]|::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|辿辿辿辿艸艸艸
二二二二二二┌‐┬zzzzzzzr─ rー┐ー……¬冖i|::| ̄ '' ┴ |: : :.::|‐-i´ ̄ ̄ `i_  ̄””¨¨“
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-
川 ^J^)「いらっしゃいませ! 2名様ですか?」
(´<_` )「あ、待ち合わせです」
( l┴l)ノ「おう、こっちだこっち」
( ´_ゝ`)ノ「ども、先輩」
(´<_` )「お待たせしちゃいましたかね?」
( l┴l)「いんや? 飲み物注文もまだ」
( ´_ゝ`)「なる」
川 ^J^)「お先にお飲み物ご注文お伺いします」
( l┴l)「ジンジャーハイボール!」
( ´_ゝ`)「あ、俺も」
(´<_` )「あ、じゃあ俺も」
川 ^J^)「ジンジャーハイボール3つですね、少々お待ちください」
-
( ´_ゝ`)「あ、ちょい待ち」
川 ^J^)「はい?」
( ´_ゝ`)「二人とも焼きそば食べるっしょ?」
( l┴l)b「もち!」
(´<_` )「そうだな」
( ´_ゝ`)「というわけでヤマキソバ3つ」
川 ^J^)「ヤマキソバ3つですね、かしこまりました」
( l┴l)「やっぱここ来たら食わなきゃでしょ、看板メニューだし」
( ´_ゝ`)「だよな」
(´<_` )「お好み焼きとかも惹かれるけど結局頼んだことないですね」
( l┴l)「あーわかる」
( ´_ゝ`)「普段「よし、焼きそば食べよ」なんて機会がそんなにないのもあるな」
(´<_` )「あー、そうかも。うまいんだけどな」
( l┴l)「麺炒めるの地味にめんどいからなー」
( ´_ゝ`)「店でも敢えて選ぶことあんまり多くないし」
(´<_` )「結果カップ焼きそばになるな」
-
( l┴l)「カップ焼きそばといやハイパーカップのイカ焼きそば復活したよな」
( ´_ゝ`)「あー、らしいね。俺は三平ちゃん派だからあれだけど」
(´<_` )「兄者マジでカップ焼きそばはあれしか食わんからな」
( l┴l)「俺もペユング派だし微妙な話題だったかな?」
(´<_` )「ん、ペユング派ってことはあれ食べました? ファイナル激辛そば」
( l┴l)「あー……辛いの好きだけど流石に二口でリタイアした」
( ´_ゝ`)「あ、そんなやばいんだ」
( l┴l)「熊の顔面にぶちまければ倒せるんじゃないかってレベルよ」
(´<_` )「うわ……」
( ´_ゝ`)「よく発売できたな」
( l┴l)「ほんとそれ。思わずお問い合わせ窓口に電話しちゃったもん「何考えてんすか!」って」
( ´_ゝ`)「おもろ」
(´<_` )「えっ、ちょっとスマホで調べたら普通に対人用催涙スプレーの上限超えてる……やば」
( ´_ゝ`)「対人どころか対ワグマでもオーバーキルレベルじゃん。え何、そんなん食品と言い張れるもんなの??」
(´<_` )「そういうの食べる仕事じゃなくてよかったと心から思った」
( ´_ゝ`)「2tuberも大変だな……」
-
川 ^J^)「お待たせしました、ジンジャーハイボールです!」
( l┴l)「おっ、きたきた」
( ´_ゝ`)「まずは乾杯といこうか」
(´<_` )「うむ」
,. -‐==、、
,. ===、、 o i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、l :::ト、\ 「「「おつかれー」」」
// .::::/ ::::::!l :::|ス. ',
/./ .::::/ :::::::/| __ ..... _::::|} ヽ l-、
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::::/ l '´ `)'`ヽ ヾ;\
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::/ `'::―‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. ヽ /;';';';';::::\
. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
-
( ´_ゝ`)「んで? 話って何なん?」
( l┴l)「あ、もう本題入る?」
( ´_ゝ`)「もう十分あったまったでしょ?」
( l┴l)「そだな、うん。実はちょっとお願いがあってさ」
( ´_ゝ`)「ふむ?」
( l┴l)「五月館って知ってる? 群馬にある旅館? らしいんだけど」
( ´_ゝ`)「いんや、聞いたことないな。弟者は?」
(´<_` )「うーん……記憶にないな」
( l┴l)「知り合いからそこの無料宿泊券を3枚貰っちゃって。よかったら一緒にどう?」
( ´_ゝ`)「んん? ちょい待ち、宿泊券貰ったからってそんなよく知らん場所に行くのか?」
( l┴l)「丘陵にある静かな旅館だって聞いたからさ。
いやー最近結構色々あってさ、丁度まとまった休み取ってゆっくりしようと思ってたのよ」
(´<_` )「確かにそれだけ聞くとゆっくりするには丁度よさそうですけどね」
( l┴l)「知り合いの話だと料理も季節の山菜とかでおいしいらしいし。
スタッフも感じの良い人ばっかりだってよ」
( ´_ゝ`)「ふむ」
-
(´<_` )「ちなみに群馬のどのへんですか?」
( l┴l)「乗附だな」
( ´_ゝ`)「乗附? 確か高崎の南の方だっけ?」
(´<_` )「乗附で旅館……城跡くらいしか見るもんないと思ってたがそうでもないのか?」
( l┴l)「逆に何もないから草臥れた小金持ちとかに結構人気らしいよ?」
( ´_ゝ`)「あー……」
(´<_` )「やっぱ結構いるんだなそういう人」
( ´_ゝ`)「な」
( l┴l)「?」
( ´_ゝ`)「ところで知り合いは何で無料券くれたんだ?」
( l┴l)「それが期限が5月いっぱいでね。5月中に行けそうもないからってことで貰ったんだ」
( ´_ゝ`)「なるほどね」
( l┴l)「で、どう?」
( ´_ゝ`)「うーん……」
-
(´<_` )(……何となーく嫌な予感するんだよな、兄者も感じてそうな雰囲気だが)
( ´_ゝ`)(正直嫌な予感するけど、だからこそ山ちゃん先輩だけ行かせるのも……)
(´<_` )「……予定が合うか次第ですかね? ちなみに行けなそうな場合どうします?」
( l┴l)「おん?? その場合は一人で行くけど」
( ´_ゝ`)(……嫌な予感するからやめとけって言ってもダメそうな感じだよなこれ)
(´<_` )(うーんどうするか……)
( ´_ゝ`)(といって全力で言いくるめるほどの確信があるわけでもないしな……なら)
( ´_ゝ`)「とりあえず候補日教えて」
( l┴l)「おう! 候補日は―――」
―――。
-
|二丁}^}^}^}^}^}^}^}二二二二二二二二二二
└─ヘ乂 ( i } } } } }ハ─────────
ノ^} } } } } } } } } } }、
__ { { } } } V ノ川 ハ } }
x====シ⌒7^三㌍===ミ、} }川 } } } { { } } }しj
x==辷ここ彡'⌒{ {二{ {{し'⌒丶{ { { {{ { { { { {川 {り_
_,、,シ((廴辷三三竺ミ、乂辷彡'⌒ヾ)ノ { { { {乂,{ { り } }ハ、 ` .
_、‐''゛((匕{ {乂_((辷|__ノノ((_ノノ´二二ノノ( ({ { { { {ハ V し ノ } }乂))=ミ、 ``丶、
,、丶` ノ((北彡=///))⌒ヽ(こ彡ソ((二辷彡イ { { } } } } } } } i} {_彡へ\ノノ)\__ `丶
../ __{ {乂((_彡イ/辷彡'三三彡'⌒))--=ミリ=彡ハ{ {乂 り{ {㌍ミ、))\\(⌒\)
' ((/\//⌒\\{」⊥=ニ二二L彡';:;:;:;:;:;:;:;|\_/ 川 } } }リ し'へ (( ̄ \\二\__
_彡'⌒くく/⌒辷こ彡' ノノ(;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:____/) ) / { { {{ { { { { {し' ノ((\ ハ Y } } } }
{ {__彡'´( (乂__彡二彡'/ハうぅァ‐=うた辷彡// ノ {ノノノ{ { {乂二Y))\Y__川_ノ 川′
乂___{ {⌒>((__彡イ/({ {//(乂_γ⌒丶\(/ { { {_彡イ { {人\{ {{\ } }辷彡イ { {
乂_彡'´ >─//(⌒\\二 人(⌒\\\_人} }しシノ{ {ノ(\ Y\ノノ/(__ノ{ { {
{____/(( (/∧ \/∧(\( ())ノノ三ミxシ( (ノノ二二{ {ノノ⌒匕彡くノ((__))乂))
)) )ノ( (乂7 /⌒\{ し'ノ\二二彡へ\二二} } }\} } i{ { {/)ノ{ {⌒ヽ\ノノ⌒´
辷彡{ {辷{ {し'⌒) )<{ {三乂} }ノノ⌒} }二二ノノノ)\} }乂__彡' ノノ\\)ノ゚
ゞ==彡匕う( (辷こここ ノノ( (_ノノ{ { {三彡イ辷彡{ {_ノノ/( (__ノ ノ
ヽ、 辷彡イし'ノ乂_彡'三三三 ノノノ辷彡'⌒辷彡(_/乂二彡'
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-
( ´_ゝ`)「うおー焼きそばうめー」
(´<_` )「口にした瞬間やはり焼きそばにして正解だったと確信するのも毎度のことだな」
( l┴l)「麺多めなのがいいよな!」
( ´_ゝ`)「確かに店で食う焼きそばってもやしとキャベツ多すぎてコレジャナイ感あること多いんだ」
(´<_` )「そういう意味じゃ屋台っぽい趣はあるな、屋台より色々具は入ってるが」
( ´_ゝ`)「満足するまで麺を食える幸せよ」
(´<_` )「一部焦げたりしてるのも逆に好きだ」
( ´_ゝ`)「わかる」
( l┴l)「なんだろな、好み分かれそうだけど俺は好きだ!」
( ´_ゝ`)b「「完全に同意」」d(´<_` )
( l┴l)「だよな! わはは!」
( ´_ゝ`)「体には悪そうだけどな」
( l┴l)「あ、そういうこと言っちゃう?」
(´<_` )「それは言わぬが花というものだぞ」
( ´_ゝ`)「こりゃ失敬」
-
( ´_ゝ`)「ふぅー……一気に貪ってしまった」
(´<_` )「焼きそばってそういうもんだよな」
( l┴l)「うんうん」
( ´_ゝ`)「さて……で、弟者。予定大丈夫そうかな?」
(´<_` )「問題なく調整できると思うぞ」
( l┴l)「おっ、それじゃあ……!」
( ´_ゝ`)「うむ、予定が問題ないなら同行するとしよう」
( l┴l)「おー、ありがとう! いやー流石に一人じゃちょっと寂しいかな? と思ってたんだよね」
(´<_` )「集合とかどうします?」
( l┴l)「あー、後で良さそうなポイント探してマップのURL送るよ」
(´<_` )「わかりました」
( ´_ゝ`)「そんじゃま、お開きにしますか」
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【ハイツ筆府】
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-
( ´_ゝ`)「あのさ」
(´<_` )「ん」
( ´_ゝ`)「嫌な予感しかしない」
(´<_` )「おう」
( ´_ゝ`)「だから予定日までに色々準備しようぜ」
(´<_` )「……差し当たりオカルト勢に"五月館"知ってるかメッセージかな」
( ´_ゝ`)「誰も心当たりなきゃ多少は安心できるな」
(´<_` )「あとはネットで調べてみるか。これは俺がやる」
( ´_ゝ`)「任せる。他にできそうなのは……」
(´<_` )「マスターから何かしらオカルトグッズ入手できないか?」
( ´_ゝ`)「……ありだな。それもついでに聞いてみよう」
-
(´<_` )「あとは母者にも聞いてみるか。県内の野山のことなら何かしら知ってそうだ」
( ´_ゝ`)「確かに。縦横無尽に駆け巡ってるし存在くらいは知ってるだろうな」
(´<_` )「ううむ……できそうなのそれくらいか?」
( ´_ゝ`)「……猟銃持ってくか?」
(´<_` )「いや流石にそれは……」
( ´_ゝ`)「命には代えられんぞ」
(´<_` )「うーん……」
( ´_ゝ`)「そもそも狩猟期間じゃないから持ち出し自体厳しいか?」
(´<_` )「あー……委託保管だからな」
( ´_ゝ`)「母者は有害鳥獣捕獲の方で通年やってるから若干麻痺するな」
(´<_` )「狩猟の方はそもそもナタ猟なんてNGだからな……」
-
( ´_ゝ`)「……よし、現状思いつくのはそれくらいだな」
(´<_` )「うむ」
( ´_ゝ`)「特にオカルトグッズの入手はしておきたいな。
現状の実力で化け物に勝てる気しないし、逃げられたのも割と運だ」
(´<_` )「ああ、奥多摩の奴はスプレーは効いてたから強めの持ってくか。
油脂性のは自爆が怖すぎるから嫌だが……」
( ´_ゝ`)「……ファイナル激辛そば持ってく?」
(´<_` )「投擲とか当たる気せんわ」
( ´_ゝ`)「一理ある」
(´<_` )「……何もないのが一番だけどな」
( ´_ゝ`)「予感がしてしまったからには備えないわけにはいくまい」
(´<_` )「まあな……」
-
( ´_ゝ`)「一難去ってまた一難、って感じだな……」
Case5「辞職事由の解決」 Complete!
To be continued...
-
Case5-Tips4 頭がおかしくなりそうだ
Nukedo Nanoled
::::::::::::::::: _______________ ▲ ____
:::::::::::..: || / / || □] |. デ...|
::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ | ミ ..|
:::: : || / / .|| | | | |. た...|
|| / ,l| | | | | . ま ..|
|| / || | | | |.. 発.. |
|| / l| | | | | 売 ..|
____|| / || | | | |. 3 . |
(⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | |. 5 . |
( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | |. 0 . |
, .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 円 |
三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
-
ガチャッ!
/|三ヽヽ─ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ |三(∴゚ з゚ ) < 店長ー
/ |三 ( / \_______
| |⊂ / ∧つ
| |三 / Φ \
| |三/ /⌒> )
| |三(_) \_つ
| /
| /
|/
| ェェ ,.、ェェ |「む、どうしたんだい高田君」
(∴゚ з゚ )「ガチムチのお客様が店長を出せと」
| ェェ ,.、ェェ |「ほう、それはいけない……案内してくれ」
-
|
|.-──-、
| : : : : : : : : \
|: : : : : : : : : : : ヽ
|-…-…-ミ: : : : :',
| '⌒' '⌒' i: : : : :}
| ェェ ェェ |: : : : :}
| ,.、 |:: : : :;!
| r‐-ニ-┐| : : :ノ
|! ヽ 二゙ノ イゞ‐′
| ` ー一'´丿 \
| \___/ /`丶、
| /~ト、 / l \.
-
(´・ω・`) 「やあ」
(⌒`:::: ⌒ヽ
..ヽ:::: ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 │
| ェェ ,.、ェェ |「あれ、マスター? 珍しいっすね」
(´・ω・`)「どーも。ここではあれなので中に入っても?」
| ェェ ,.、ェェ |「構わないっす」
-
(´・ω・`)「実は砂緒さんがトレーニング中に怪我をしてしまいまして」
|;ェェ ,.、ェェ |「えっ、怪我? 大丈夫なんすか?」
(´・ω・`)「ええ、明日には復帰できると思いますが、今日のシフトは……」
|;ェェ ,.、ェェ |「あー……誰か代打できるかな?」
(´・ω・`)「茂手内さんに連絡したら引き受けてくれましたよ」
| ェェ ,.、ェェ |「あ、そっすか? いやー助かるっす!」
(´・ω・`)「本当に申し訳ない、私の監督不行き届きです」
| ェェ ,.、ェェ |「いや、でも大した怪我じゃないんすよね? あれ? でもそれなら何で……」
(´・ω・`)「ちょっと指をやってしまってまして。今診察中なので私が」
| ェェ ,.、ェェ |「なるほど? ……細かい事情は詮索しないって言ったっすけど、
こういうことがあると気になっちまいますね」
(´・ω・`)「ええ、なのでお詫びも兼ねて来ました。すみません」
| ェェ ,.、ェェ |「いやまあいいっすけどね。大けがとかは勘弁してくださいよ?」
(´・ω・`)「もちろんです」
-
【BAR バーボンハウス】
Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
A Ⅱ ∨ 目 W ][ ∩ Ⅲ
_____________
―――――――――――――
━┳━ ━┳━
 ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄
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川 ゚ -゚)「いや両腕骨折とかどこからどう見ても大怪我だろうこれはおい」
(´・ω・`)「うん、まあ、すまない」
川 ゚ -゚)「手加減が苦手といっても限度があるだろおい」
(´・ω・`)「竹刀が思ったより10割ほど脆かったというか……」
川 ゚ -゚)「弁償」
(´・ω・`)「ああうん、それはもちろん」
川 ゚ -゚)「あと治療費と慰謝料」
(´・ω・`)「それについてはちょっと待って欲しい。今日中に治療する算段は着けてるんでね」
川 ゚ -゚)「これが今日中に治るとか頭がおかしくなりそうだ」
(´・ω・`)「うん、そうならないように色々見せて耐性着けて貰ってるつもりだが?」
川 ゚ -゚)「頭がおかしくなりそうだ」
(´・ω・`)「いや、うん、すまない」
川 ゚ -゚)「マスターは最強だが指導に向かないと皆が言っていた意味がよくわかった。チェンジで」
(´・ω・`)「そんなー」
-
今回はここまで
-
乙!
-
乙乙
あの激辛焼きそばの話題が出てきて笑っちゃった
-
おつです
-
おつ
マスターどれだけ強いんだろうな
兄者が測れないと言ってたから母者以上はありそうだが
-
乙
マスターの顔面に激辛焼きそばぶつけたら効くのかな?
-
おつおつ
風狸ちゃんが健康でいてくれて良かった
-
>>416-421
乙ありん
ファイナル激辛は生物なら効果の多寡はあれ効く、そんなレベル
-
前回のあらすじ
・では、大きな問題はなしということで……これにて依頼は完了とさせて頂きます
・知り合いからそこの無料宿泊券を3枚貰っちゃって。よかったら一緒にどう?
・一難去ってまた一難、って感じだな……
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
-
Case6-Day1A
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| |
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
l__________________,| |
| |`''-、_ | |
| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | | | |
| | | | | |
| | | r‐┐| r‐┐ ,| |
| | | | ||! ! .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
―――――┐ス ! ! | | | |
| ,レi | | |______,|_____,,| |
| Z | | / ,|_|/
| ヘ |_|/
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( ´_ゝ`)「「ありがとうございましたー!」」(´<_` )
( ´_ゝ`)「よしよし、仕事は首尾よく片付いたな」
(´<_` )「うむ、後は残りの準備だな」
( ´_ゝ`)「って言っても荷造りほぼ終わってるしオカルトグッズの受け取りくらいだけどな」
(´<_` )「約束の時間までもうちょっとあるな」
( ´_ゝ`)「せっかくだしもう一度情報を整理しとくか」
(´<_` )「それもありか」
( ´_ゝ`)「資料を映してくれたまえ助手君」
(´<_` )「はいはい所長様、っと」
-
(´<_` )「五月館。群馬県高崎市乗附町に所在。
元は山井の爺様が孫娘が生まれた時に建てた社員保養所、とは母者の談」
( ´_ゝ`)「ものの本によると山井宗一氏は高崎市在住の資産家。
娘夫婦は乗附に住んでたから、とは母者の談」
(´<_` )「ネットで接触できた現地人によると娘婿は電気系統の技師らしいとの噂で、
相当な年の差婚だったが夫婦円満だったようだ」
( ´_ゝ`)「両親は10年前に交通事故で亡くなり、宗一氏は数年後に病死。
資産は全て孫娘の五月さんが相続し、宗一氏の部下で五月さんの世話人だった別府氏が後見人となっている」
(´<_` )「現在は五月さんと別府氏で宿を運営している。
近所付き合いは非常によく評判が良いとはネットで接触できた現地人の談」
( ´_ゝ`)「立地や維持費を考えて恐らく儲かってはいない。
宗一氏の資産を切り崩してやり繰りしている状況だと推察される」
-
(´<_` )「五月さんと別府氏はメンタルヘルス系の会員制SNS「五月の声」も運営。
そちらはそれなりに盛況で、もしかすると宿の赤字を補填できている可能性がある」
( ´_ゝ`)「SNS上では五月館の話題もそれなりに見られるが、
宿泊報告はどうにもサクラ臭の漂う内容が多い」
(´<_` )「仕込みなのだとしたらプロモーション失敗もいいところだと思われる。
ただしSNS住人の関心は割と高そうで、実際に利用している会員も少なくはないだろう」
( ´_ゝ`)「オカルト界隈で五月館は影も形もなし。
と思いきや五月の声の方は若干の影あり」
(´<_` )「テロ未遂のカルト信者がSNS会員だったことがある模様。
ただしSNSとの直接的な関係はなしとの判断」
( ´_ゝ`)「更に警察界隈では若干の影あり。
SNS会員の自殺者が筆府署管内でも出ているとのこと」
-
(´<_` )「……こんなとこか?」
( ´_ゝ`)「こんなとこだな」
(´<_` )「正直オカルト関係なさそうで割と安堵している」
( ´_ゝ`)「そうだな、ないことを確定するのは難しいが」
(´<_` )「メンヘルSNSってのは気味が悪いのが正直なとこだが」
( ´_ゝ`)「内容見た限り一部twinbirdよりよっぽど牧歌的で健康的で建設的そうだったじゃん」
(´<_` )「SNS界の闇担当twinbirdさんと比べてもな……」
( ´_ゝ`)「昔のメンヘル界隈なんて基本それ自体がカルト宗教みたいな世界観だったし」
(´<_` )「何故そんなことを知っているんだ兄者……」
( ´_ゝ`)「正直、人心把握にはこの上なく役立ってるよね、うん」
(´<_` )「なるほどな……」
-
( ´_ゝ`)「さて、情報整理もできたところで」
(´<_` )「そろそろ行くか、バーボンハウス」
( ´_ゝ`)「いざ鎌倉」
(´<_` )「市内だけどな」
―――。
-
【BAR バーボンハウス】
Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
A Ⅱ ∨ 目 W ][ ∩ Ⅲ
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 ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄
( ´_ゝ`)ノ「参ったぞショカーヌス!」
(´<_` )「いや何だよその古代ローマ人じみたあだ名は」
( ´_ゝ`)「ほら、マスター自称諸葛亮だけど見た目古代ローマ人っぽいし」
(´<_` )「悔しいが否定できない」
(´・ω・`)「前世は古代ローマ人だったかもしれません」
( ´_ゝ`)「あ、マスター」
(´<_` )「夜分……じゃないな? ええと……なんかすみません」
(´・ω・`)「ふふ、夜分であってますよ、ええ」
-
( ´_ゝ`)「そんでブツは?」
(´・ω・`)「こちらですね」
(´<_` )「これは……?」
(´・ω・`)「右から不動明王の札、因陀羅の札、薬師如来の札」
( ´_ゝ`)「もうちょいわかりやすく」
(´・ω・`)「なんか火が出る札、無慈悲に雷撃する札、何故か治る札です」
( ´_ゝ`)「わかりやすぅい」
(´<_` )「攻撃2回復1か」
(´・ω・`)「概ねそういった認識でよいでしょう。注意点としては――」
( ´_ゝ`)「お不動さんは俺も容赦なく燃やすし青い稲妻は俺も責める、ってなとこか」
(´・ω・`)「はい。武器に巻き付け……は専用の武器がないと結局自爆するので、
対象に表を向けて真言を唱えるのがよいでしょう」
( ´_ゝ`)「……真言とな?」
(´・ω・`)「ええ。簡単にレクチャーしますよ」
( ´_ゝ`)「かたじけない」
-
―――。
(´<_` )「えっ、真言とか使っておいて真言宗じゃないんですか?」
(´・ω・`)「有体にいって無宗教ですね」
( ´_ゝ`)「……つまり信仰心は関係ない?」
(´・ω・`)「関係ないと言ったら語弊はありますね。
魔術というのは極めて乱暴に言えば「狂気から発生する力に指向性を持たせたもの」ですから」
(´<_` )「……なるほど?」
( ´_ゝ`)「その言説、無宗教どころか宗教大嫌いじゃん」
(´・ω・`)「そうですが、何か?」
( ´_ゝ`)「そら多数のカルト教団から敵視される状況じゃそうなるか……」
(´<_` )「うーむ……確かに極端な信仰は比較的指向性を持たせやすそうな狂気であるとは言えるか」
(´・ω・`)「そういうことですね。ただ、一部の神仏は実在することもありますので注意してください」
( ´_ゝ`)「あ、聞かなかったことにしよう」
(´<_` )「そうだな」
-
(´<_` )「こちら、お代の孤島事件資料です。
事前にお伝えした通り実名は伏せさせて貰っていますが」
(´・ω・`)「ええ、問題ありません。
あくまで他の勢力の事情を収集しておきたいだけなんでね」
( ´_ゝ`)(しかし依頼の話になると守秘義務あるし、次回はどうしたもんか?
現金で済めば助かるんだが……)
(´・ω・`)「ああ、別に現金でも構いませんよ。
今後お世話になることもあると思いますし?」
(´<_` )(現金取引はこっちの借りになる、ってことか? 極力避けたいもんだな……)
( ´_ゝ`)「まあ考えとくよ」
(´・ω・`)「何にせよ、何事もないといいですね」
(´<_` )「それは本当に……」
( ´_ゝ`)「ま、何かあったらあったで取引材料が増えると前向きに考えておこう」
(´・ω・`)「ふ、流石ですね」
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【ハイツ筆府】
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( ´_ゝ`)9m「仕事道具よし、登山用具よし、サバイバルグッズよし」
(´<_` )「……考えられる限りのものは積んだからな」
( ´_ゝ`)「脈絡なく町にゾンビが溢れても暫く山奥で引き籠れるレベル」
(´<_` )「おいやめろ、縁起でもない」
( ´_ゝ`)「あとは手荷物どうすっか」
(´<_` )「無難にリュック1個分だろうな。何を入れとくかは悩ましい」
( ´_ゝ`)「やはりサバイバル中心の構成になるかな」
(´<_` )「エマージェンシーキットとナイフ、アルミ鍋、火種、非常食、あとはカメラとかかな」
( ´_ゝ`)「そんな感じだろうな。あと催涙スプレーとオカルトグッズ」
(´<_` )「兄者はキーピックも入れといてくれ。俺は嵩張るが一応PC入れとく」
( ´_ゝ`)「ふむ、そうだな」
(´<_` )「ところで兄者、今見えたそれは何かな?」
( ´_ゝ`)「ファイナル激辛そばだが?」
(´<_` )「それいる?」
( ´_ゝ`)「最悪トンファーにエンチャント」
(´<_` )「普通に自爆すると思うぞ」
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| |_____| ○ | 高 崎 市 | ○ |
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| | ┣━━╋| | こ の 先 3 k m | |
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XXX|||XXXXXX|||X|参拝者駐車場 |:X||| |||XXXXXX|||XXX゙| .:ii|X|||XXXXXX|||XX
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( l┴l)ノ「よっす!」
( ´_ゝ`)ノ「よっす」
(´<_` )「お待たせしてすみません」
( l┴l)「いいっていいって。丁度パズトラのイベントやれたし」
( ´_ゝ`)「へー、山ちゃん先輩パズトラやってんだ」
( l┴l)「おっ、その口ぶりはもしかして?」
( ´_ゝ`)「やってないんだな、これが」
( l┴l)シ「ぅおい!」
(´<_` )「俺らソシャゲはやらないですね」
( ´_ゝ`)「金ない時期にやめた」
( l┴l)「なるほどなー」
-
( ´_ゝ`)「それじゃ先導よろしく」
( l┴l)「おう」
〇 ≡=─
∠〆〜rワ≡=─
《*)ヒ≦0(*)≡=─
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. /_||_| |_||_||三三≡=─
f目テ=、____|三三≡=─
`て((◎)――(◎)三三三≡=─
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【山井家 私道】
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヽ } ` :.: ::ゞゞ;ゞ ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞ
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ハ ゞ:.:` ; ; ゞ゛ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞ
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;";} ,":::ゞ゛; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ /:.:.::; ;;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"!" ヾ
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;' {;.: :.:;ヾヾ`ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;ヽ ゞ:.:.ヾ.;;; "ゞ;ヾゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.: メ (: ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ;
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ; :ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_ヽゞ ;"
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;ヽ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ;\:__;;ゞ; ; ; ゞゞ; ゞ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ;;" ゞ゛);ヾ ; ;ゞ ;"ゞゞゞ; ; ; ヽ;;ゞ; ; ; ゞゞ
:;;; ;;;;.....:::/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ;;" "ゞ; ; ゞ(.ノゞ ゛ ; ;ヾ ;ゞ\:::; ;;;ゞ゛;;ヾゞ ; ;
;....;;;::::;i;..ii|ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;" "ゞ; ;ゞゞ (ゞゞ ; ; ゞ゛;ヾ ; ;ゞ;iii;;i;;;:.,,;;:.:::,,,
:::: ;;;..;.ii:i| ; ;";;;;"ゞヾ:;;__;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ; ( ゞ ; ;ゞゞ ;" "ゞ; ; .ノゞ;;ヾ;;|ii::i;;....:....:::... ..
::..;;;.::.. :ii| ;; ;ゞ;;ノ;ノ″" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ;;;)`(ゞ;ゞ ; ;ヾ (;ヾ ;;ゞゞ;";ゞ;\:__;::;;;..::.;; :::...;...; :
:::.::;.;;;.:i;:iii|;;;.....:::/ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ;" ノヾ ;ゞ ;" ":ゞ;;ゞ ; ;ゞ( ;;"\:__;;ゞ;|ii;;;iiii;;.|iiii.i....:::. ;::::,,,
:;;.:. ..;;.ii;i|;;..;;.ii;i|;ノ;ノゞ゛;ゞ:.y.ゞ ; ;); ;ゞ ;"; ;ゞ: ;" "ゞ; (ゞ ; ;ヾ ; ;;ゞ|ii::i;ii;;.|ii::i;ii;...::,,,;;. .;;
;;;....;;::;...;;ii|;;.;;ii:i;i|.;;ゞ:/ノ;ノゞ゛;ゞノ:.y.ゞ ; ;ゞ)メ:(;;ヾゞゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ゞ|ii;|ii::i;;ii;.|i..iiii.:::. ;;;..::,,,;
::;...;;:..;i...iii|;;.;;ii;;:;i|i;;;;i|.;;i| ノ;ノゞ ; ; ;ゞゞ;;ヾ )' .(ゞ; ; ゞ;ゞ;; ,|ii|iii;|ii;;|ii;i|.ii;ii;..:|ii::i;:...:::::,,,;;;::..
:..;;;.;;;.:;:;i.;ii|;;.;;i;;:;i|;ii:;i|.;;i|;i|;i|.;;.i./ ; ; .:;ヘ;;.,ヾi,;;|;i|i;|i;i|ii;i|ii;;|ii;i.ii;;:|ii.iii,,;;:.:::,,,;;..,.:
;;;....;;::;...;;.ii|;;.;;ii::;ili;;iii|.;;i|;;|;i|ii|/ : : : :´: ::: : : :: ;: :`: .: : .:,.:.lii|;i|;;i|i;;;;|ii;;|ii;ii;;;i.|.iii::. ;...;;;...:::. ;
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|;;.;;ii::i|;;i:ii|;i;i|ii|;;|イ; / .,,,. ,.., ,., 、 .|;;|ii;|ii:;;|ii:i;|;;ii:i;;.;|ii:::i;;;:;i;...;::;.;;..
::;...;;.;;;;ii:i;:;i|.;...;iiii|;;i:ii|i;;i|iii.ィ/..,. , ,. .,. ,..,,, ` , .,,.,.iii|i;i;;|iii;;|.;;ii:i;;;|ii:i;;;:;i::;...;::;.;;..
::;...;;.;;ii:i;;;:;i|i;;i:i:;ii|i;;iii|;iii,/': ,.. ,.,../ ,,,.,. ,.. ,,,ヽ ; ii:ii|ii;.i|i;;iii:i;:|i:;.i:i;;;:;i:..;;.;;:::;;
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.;... .;;:.;:;iii;i|;;i:iiiii;i/ ´,,.. ,..` /,.,... ,,,.,.` ,..,,, `\ ii:iiiii;i|iii;i.;...;;.;;:.; ::;;;;;
iii;;ii:i;;i:i;:;iii;;ii ,,//. ,.,... ,,,.., ,..,,, .,,.\\ .,, iii;;ii:i;;i:i;:;iii;;iii;;i
;_:.,.,,;l ill lノ// :.; :. / .,./ __,.;'__l__';__ヘ_ _:,_:.:\\ ` ,l|: .;lii l::;l,, ..
//  ̄/ ̄ ̄厂 7 l .,.l . ヘ., , \ ;; ;: \\ ::.;.:;:;,:;:;,:;,:;,:;:
-
( ´_ゝ`)「まだ夏でもないってのに随分と藪深いなこりゃ」
(´<_` )「クックルくらいの藪漕ぎスキルないと動き回るのきつそう」
( ´_ゝ`)「四方をこの藪に囲まれてるとすると陸の孤島もいいとこだぞ」
(´<_` )「結果的にそういうことになるな」
( ´_ゝ`)「……最悪焼き払うか」
(´<_` )「死ぬわ」
( ´_ゝ`)「草刈り機は一応あるけど……」
(´<_` )「いやあってもしょうがないと思うが……」
( ´_ゝ`)「あろうがなかろうが道作るには日数かかるしな」
(´<_` )「藪突っ切りたいって時にそんな猶予あると思えん」
( ´_ゝ`)「一理ある」
-
( ´_ゝ`)「そもそもこの道もよく維持できてるもんだな」
(´<_` )「ここ入る前の公道でも思ったけどな。舗装しときゃ案外大丈夫なもんなのかね?」
( ´_ゝ`)「どうだろな。そこについてはむしろ公道の方がよく整備する予算あるなって感じする」
(´<_` )「確かに。とはいえ一応高崎市内だからな」
( ´_ゝ`)「うちの方とかと比べりゃ予算はありそうか」
(´<_` )「地域の草刈りイベントは総出でやってるもんな」
( ´_ゝ`)「田舎特有のやつな」
(´<_` )「そら若者はみんな都会出るよ。草刈りないだけでQOL全然違う」
( ´_ゝ`)「あれさえなきゃなーって思うもんな」
(´<_` )「……とかなんとか言ってるうちに着いたみたいだな」
( ´_ゝ`)「そうみたい」
-
【五月館】
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;〈 ノ⌒゙;゙;゙;゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;〉ミ;ミ;ミ;ミ;,、,、,ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;〈 ノ゙;゙;゙;゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;く ミ;、\ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ノ,、,、ノ'^'^ヽ,、,、`つヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:く,ミ辷_)>,、`'ミミ;ミ;ミ;\`ミ;ミ;ミ;ミ;
ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ヾくノ ̄ ̄ ̄`>。,`'ー-ミ} 廴ミ;ミ;
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ 、_辷ミ辷_ー--ミミ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾノ `¨¨¨⌒ ̄ ̄⌒'弋
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ\ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:ミ:ヾ;:゙;゙}
─────────────────ーー─┬─→ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:゙;゙;゙r┘ _,、,、,、,、,、、 ,、,、,、,、、
三三| | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|二二| |゙;゙;゙;__゙;゙;゙;ヾ;:ミ:ヾ;:ミソ _yミ;ミ;ミ;ミ;\ミ;ミ;ミ;ミ;<ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;
 ̄ ̄| | | | | |二二| _| - /\ヾ;:ミ:゙;゙;゙;く ⌒>ー----ミ辷_`'辷ミ;ミ;ミ
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__________________ _ ‐  ̄_ ………………‐ _ へ ´'ー
二二二二二二二二二二二二二二 _ ‐ ̄ _ ………| ̄ ̄ ̄|……… __ -‐=ニニ//\´'ミ爻ミ爻ミ
ニニニニニニニニニニニニニニニxfうXx _ ‐ ̄ _ …………┤____| -‐=ニ二二二二://\::::::\´'ミ;ミ;ミ;ミ;ミ
ニニニニニニニニニ_,..-=ニ/,.へ::\\ _ ‐ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨/二二二二二二ニ://| |::::::\::::::\´'¬辷
二二_,.-=ニ二二::://| | \::\\ニニニニニニニニニニニニ:/二二二二二二://_,,,,| |:__\::::::\──
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-
( ´_ゝ`)「ほほう、なかなか趣あるじゃないの」
(´<_` )「だな」
( l┴l)「うーん、いい感じだな!」
( ´_ゝ`)(ふむ、裏手の方にも道があるようだな)
(´<_` )(袋小路というわけでもなさそうか……後で探索しときたいとこだな)
( l┴l)「おん? 立ち止まってどうした?」
( ´_ゝ`)「いや、何でもない」
(´<_` )「行きましょう」
―――。
-
シリ‘ -‘リ「いらっしゃいませ」
( ´_ゝ`)(おっ、開幕美少女)
(´<_` )「こんにちは」
( l┴l)「あ、予約した八町屋ですけど」
シリ‘ -‘リ「八町屋様ですね、お待ちしておりました。館主の山井五月と申します」
( l┴l)「おー、君が」
( ´_ゝ`)「館主自ら出迎えとは豪勢だな」
シリ‘ -‘リ「ふふ。お客様をお出迎えするのが一番の楽しみですので」
(´<_` )「そういうものですか」
シリ‘ -‘リ「はい、ご来館頂けるのは嬉しいことですから」
( l┴l)「なるほどなー」
シリ‘ -‘リ「では、お部屋へご案内します」
( ´_ゝ`)「よろしく」
-
【客室 藤の間】
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シリ‘ -‘リ「こちら、藤の間です」
( ´_ゝ`)「ほーん。思ったより高級感あるな」
( l┴l)「おーいいじゃんいいじゃん!」
(´<_` )「素敵な部屋ですね」
シリ‘ -‘リ「ありがとうございます。それでは宿泊にあたっての注意事項などご説明しますね」
(´<_` )「お願いします」
シリ‘ -‘リ「お食事は7時、12時、18時となっております。
お食事の際にはお手数ですが食堂までお越しください」
( ´_ゝ`)「遅れた場合は?」
シリ‘ -‘リ「冷めちゃいます!」
( ´_ゝ`)「「……」」(´<_` )
シリ‘ -‘リ「……ごほん、冷めてしまいますのでご了承ください」
(´<_` )(かわよ)
( l┴l)「わかったよ!」
-
シリ‘ -‘リ「浴場は予約制となっておりますのでお忘れないようお願いします」
( l┴l)「それって3人で入れる感じ?」
シリ‘ -‘リ「そうですね、4〜5人くらいなら問題なく入れます」
( ´_ゝ`)「んじゃ20時くらいで予約しとくか?」
(´<_` )「いいと思うぞ」
シリ‘ -‘リ「かしこまりました。20時なら空いているはずなので予約入れておきますね」
( l┴l)「あとは何かある?」
シリ‘ -‘リ「21時から5時の間は館を施錠していますので、外出は控えるようにお願いします」
( ´_ゝ`)「ん? 戻るの遅いと締め出されちゃう感じ?」
シリ‘ -‘リ「そうですね、今までそういったことはありませんけど」
( ´_ゝ`)「消灯時間とかはある?」
シリ‘ -‘リ「え? 特にありませんけど……あ、食堂は22時には消灯します」
( l┴l)「消灯時間って山小屋じゃないんだから」
(´<_` )「ですね……まあ深夜の大騒ぎは常識的にやめてね、ってくらいですかね?」
シリ‘ -‘リ「あ、はい。そうですね」
-
( ´_ゝ`)「それくらいかな?」
シリ‘ -‘リ「はい。あ、近所の見どころなどまとめたパンフレットが受付にあるので、よろしければご利用ください」
( l┴l)「わかった、ありがとう!」
シリ‘ -‘リ「それではごゆっくりお寛ぎください」
―――。
-
( l┴l)「……なあ、五月ちゃんめっちゃかわいくね?」
(´<_` )「ですね」
( ´_ゝ`)「わかる」
( l┴l)「どこぞのアイドルかと思ったわ」
(´<_` )「確かに」
( ´_ゝ`)「それな」
(´<_` )「……それはまあいいとして、どうします?」
( l┴l)「とりあえずパンフレット貰いに行こうかな?」
( ´_ゝ`)「果たしてどんな見どころがあるやら?」
(´<_` )「どうだろな? 乗附城跡とかは徒歩じゃ辛そうだが」
( l┴l)「行ってみりゃわかる、行こ行こ」
( ´_ゝ`)「一理ある」
(´<_` )「行きますか」
-
【五月館 受付】
シリ‘ -‘リ
φ ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □ ̄ ̄Θ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_________________________
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-
シリ‘ -‘リ「あ、八町屋様」
( l┴l)ノ「パンフレット貰いに来たよ」
シリ‘ -‘リ「あ、はい! こちらです」
( l┴l)「ありがとう!」
( ´_ゝ`)「さてさて、どんな見どころちゃんがあるかな?」
(´<_` )「……なるほど、近隣で採れる山菜とか見られる野鳥の紹介か」
( ´_ゝ`)「山菜とかは採っちゃっていいものなのかな?」
シリ‘ -‘リ「あ、はい、ご自由にどうぞ。
ただ根こそぎはやめて頂けると助かります」
( ´_ゝ`)「山菜採りの必修マナーね、了解」
(´<_` )「他人の山に勝手に入ってそれやる奴いるから困る」
( ´_ゝ`)「うちの山の場合、究極極限セコム者により下手人は漏れなく後悔することになるが」
( l┴l)「山菜盗りはなぁ……せめて悪事の自覚を持って欲しいもんだ」
-
( ´_ゝ`)「む、割と近くに沢があるのか」
(´<_` )「それはいいな。癒されそうだ」
( ´_ゝ`)「ひたすら川の水音聴いてるの好きだもんな弟者」
(´<_` )「ああよ」
( l┴l)「ん? この平場っていうのは?」
シリ‘ -‘リ「高崎炭田の施設が建っていたと思われる場所ですね」
( ´_ゝ`)「思われるというのは?」
シリ‘ -‘リ「記録もなく、痕跡もあまりないので……お爺様から聞いた話になります」
( ´_ゝ`)「へー、高崎炭田って名前は聞いたことあったけどこの辺なんだ」
シリ‘ -‘リ「当時採掘されていたらしい亜炭が落ちていたりもするので、おみやげにされる方もいますね」
( l┴l)「亜炭?」
( ´_ゝ`)「石炭のなりそこないみたいなもんだったかな?」
(´<_` )「あってる。亜炭なんか持って帰っても使い道なさそうだけどな……」
( ´_ゝ`)「産業遺構のお土産としてはまあ、って感じじゃない?」
-
シリ‘ -‘リ「念のためですが、たき火などは亜炭に燃え移る可能性もあるのでおやめくださいね」
( ´_ゝ`)「そもそもこんな藪だらけのとこでたき火はNG……」
(´<_` )「森林火災とか洒落ならん」
( l┴l)「ま、そうだな」
( ´_ゝ`)「他なんかありそう?」
( l┴l)「ええと……お社? なんだろこれ?」
シリ‘ -‘リ「山の神を祀っていたといわれる祠ですね。
これもお爺様の受け売りですけど」
( ´_ゝ`)(祠ねぇ……)
(´<_` )(炭鉱跡地付近に山の神の社があるなんておかしいことじゃないのに、
奥多摩の一件のせいで穿って見てしまうな……)
( l┴l)「一応お祈りいっとく?」
( ´_ゝ`)「まあいいんじゃない?」
(´<_` )「特に異論はないです」
-
( ´_ゝ`)「んでどうする?」
( l┴l)「ひとまずお社とやら行ってみるかな?」
(´<_` )「……旅の無事でも祈っておきますか」
( l┴l)「おう!」
シリ‘ -‘リ「お出かけですか? お食事は18時、施錠は21時ですのでお忘れなく」
( ´_ゝ`)「ありがと」
(´<_` )(まあ普通に18時には戻ってこれるだろ)
( l┴l)ノ「そんじゃ行くべ!」
―――。
-
【林道】
ヒ批比ヒ刈i:i::::::批批矧溺赫絲絲狄爻いぃ ´'小北批妣豼豼妣批批妣豼豼ン絲絲縱縱縱
ヒ批いヒ矧i:l::::::|北比い小爻狄絲狄狄爻い, ´'小ヒ比此批ヒ匕ヒ匕ヒヒ批批ン絲i縱i縱i縱
ヒ打i厂´'小::::::|^'ホホ、 ´'小小,´'爻狄祓爻ぃ, ´゙爻:;.:,:;.:,刈ヒ比比批妣妣妣ン絲絲縱縱
:::|ホ、 ‘ ! ´'ホホx、 ´'小:;;..´'ホ祓絲ソ父x . .:.:.:.:.ミ批批批泌ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ン絲i絲i縱
: |乂ホ、 ‘ ´ンいハ、 ´ソ: . :´'小抓狄父x . . : ミ此:;.:,ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ヾ;:絲絲
: | : : : . : ´ンいハ、′ ´'小. ´'小狄ソ爻水v、、 . . .:.:.::;.:,:;.:,ヾ;:ミ:ヾ;:ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;ミ;
: | . . .i:..... ´'ン:;/ . .. ¦ ‘´'小:;.ンj:|厶狄x、 . . :;.:,:;.:,:;.:,ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:ミ;ミ;ミ;ミ;
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i:i::::::::: : j厂 フ仄fつ 〉 : : :|:::::::::::|/:/:.. |:::::|:;.:,:;.:,xヾ;:.... . : :ヾ;:ミ:ヾ;ミ:
Ⅵi:i::::: ‘ ⌒``: : : . . : ::|::::::::::::::/:: : . . !:::| . .:ヾ;:ミ:ヾ;:ミ:... . . : : : ミ;ヾ;
..Ⅵi:i:i:::: : : : . . :|::::::::::::::|.:.:.:i::i: . ’ ! . : :ミ;ヾ;:ミ:j'Xx、、 . .
. Ⅵi:i::::... : : : : : .. . !::::::::: :|:;.:,:|::|;':.: .: . ‘ . . . : : 刈淡淡爻x、、
: :.:.Ⅵi:i:i::::....: :. :.: : : : . ... ‘ . . .:::|:; : |::|:;.:,.:.: : : . . : ¦ . 爻爻淡淡淡淡
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:;.:,: :,|i:i:i:i:i:i:::::| ::::::.... .:.::.:.:.:|:::.. . :|::|:;.:,:;.:,:;.:,:;.:, |:::::|: : : : . . . . . 父ン父i淡淡淡
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. . ::|i:i:i:i:i:i:i:i:| .:;';';' : . . . : |:::::::::::::| . . : :;';';'淡淡㍊淡爻;';';';';'淡㍊※※㍊淡※※
: .:,:;.: |i:i:i:i:i:i:i:i:| . . . . : : : ;':;.:,:;.xX爻水爻父x |: : : ;';';';';';';';'ミ;ミ;淡㍊淡災爻爻淡㍊淡i㍊i※i州
:;.:,:;.:,:;|i:i:i:i:i:i:i:i:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::;.:,:;.:,爻水爻水爻水爻父x:;.:,:;.:,;';';';';';';';'xX爻水爻水爻炎淡㍊洲洲洲
-
( ´_ゝ`)「思ったよりしっかり藪刈られてて快適」
(´<_` )「そうだな」
( l┴l)「五月ちゃんも藪刈りしてんのかな?」
( ´_ゝ`)「そう人数が多いわけでもなさそうだから普通にやってると思う」
( l┴l)「あんな美少女が藪刈りしてるの想像すると……なんか……萌えるな」
(´<_` )「……確かに」
( ´_ゝ`)「何なら一緒にやりたいな。そういうツアーやれば人気出そうだけど」
( l┴l)9m「それ! アリ!!」
(´<_` )(……むしろあそこまで美少女ならSNSで話題になってそうなもんだがな。
つまり結局SNS住人は利用していない? そんなことあるか?)
( ´_ゝ`)「何か考え事のようだなムッツリ者」
(´<_` )「煽り雑すぎる。SNS」
( ´_ゝ`)「あー、うん。確かに」
( l┴l)「???」
-
( ´_ゝ`)「とはいえ俺らが住人だったとして、言いふらすかな?」
(´<_` )「……なるほど。胸に留めるだろうな」
( ´_ゝ`)「そゆこと」
( l┴l)「おっ! そろそろみたいだ!」
( ´_ゝ`)「おん? なるほど、それっぽい」
(´<_` )「あれが平場か……?」
-
【平場】
豼豼州hi:7/ミ; : : ;ヾ;:ミ:此:ミ:. : ;ヾ;:ミ:此批7:::/此此比, : ;ヾ;:ミ:爻狄淡淡淡淡淡ソいミ淡淡淡狄;:ミ: . . :ヾ;:ミ:狄狄淡淡狄狄爻
豼矧川::|//此; : : ;ミ:;比此;:ミ: : ;;:ミ:此=-'゙.ィ此批此比, : ;ヾ;:ミ:爻爻狄狄淡淡ソいミ爻狄淡淡狄ヾ;:ミ:. . :ヾ;:ミ:狄狄淡淡淡爻
批矧:::::::::/此ヒ; : : i此此ヾ:ミ:. ://此批此此比<⌒:. : ' '〜ミ爻ミ爻狄狄ソミ爻ミ爻淡淡淡狄ヾ;:ミ: . . :ミ;ミ;狄;狄淡淡狄
`'小i|:::::::|批批ヒi:. .|此此比ヒ:. ィ小比此比比此く;';';' :. . : ゙;゙;゙;⌒''弌爻爻狄狄乂ソンミ爻狄狄爻ヾ;:ミ: . . :ミ;ミ;ミ;狄狄淡淡
^\:'|::::: |批批ミ|::. ; : ∵ミ;'/,:. .∵'此批批此此ヒt; ゙;: :. . :}!゙;゙;゙;゙;゙;゙;^'ケ爻ソツリンソリ爻爻狄狄爻ヾ;:ミ:ミ:. . : :ミ;ミ;ミ;狄狄淡
ソンハ:::::::|此批ミ|::::. . :^>' /;'∴ . :;';';';';'⌒此此ヒぐ;゙;Y;':. ..:}i//゙;゙;'/゙;゙;゙;^つソ儿ン八ソ⌒^゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙|::::|ヾ;:ミ:.. . : :ミ;ミ;ミ;狄狄
ンソ;|:::::::|此此i|:::::::. //^;;∴∴ . :⌒´.:.:.:;';';';';';';';';'; |:;.:,:. . :////゙;゙;゙;Y^iミ::::::/⌒ヾ゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙;゙/:::ミヾ;:ミ:;':. . : :ヾ;:ミ:ミ;ミ;
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ミミ|:::::::::::::|ミ;ミx: : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : . . . . . : : ゝ;';';';';';';';';';';';').: : . . . . : : : : .:.:.:.:\;';';';';';';';'〉.:.:.:.:.:.:.:.: :.| |: : . ._,,.. -‐
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( ´_ゝ`)「ふむ。確かに平場って感じ」
(´<_` )「ここが……? 正直言われなきゃただの広場としか」
( l┴l)「あ! この残骸!」
( ´_ゝ`)「あー。それっぽい残骸だな」
(´<_` )「いやマジで言われてなきゃスルーするレベルだわ」
( l┴l)「うーむ……数十年前にはここで炭鉱夫達がなにやら仕事してたわけだ」
( ´_ゝ`)「そう思うとエモいよね、何も残ってないことも含めて」
(´<_` )「それは……そう、だな。たった数十年でこんなにも何も残らないものなのか……」
( ´_ゝ`)「完全撤退したらそんなもん。文明の力の限界を感じる」
( l┴l)「そうかもなー。これから過疎化でそうなってく山も沢山あるんだろうな」
( ´_ゝ`)「だと思う。人の手が入らなきゃ自然に埋もれていくのよ」
(´<_` )「はぁー……なんともだな。わかってても感じるものがある」
( ´_ゝ`)「だな」
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【お社】
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