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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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やはり本編は残念ながら来週
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乙乙
鹿肉くれる義母とか最高じゃないの!
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母者が姉者の喋り方を聞いて微妙な顔するの想像して笑った
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鹿肉は最高に美味いってカメ五郎さんでならった
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>>125-127
乙ありですん
( ´_ゝ`)「いや……母者のは適当にぶった切って処理終了だからぶっちゃけ微妙だったぞ……」
(´<_` )「猟友会という名の母者サポーターズが解体処理したやつを初めて食った時はカルチャーショックだったな……」
( ´_ゝ`)「人類の叡智凄いなって思ったよな」
(´<_` )「母者も猟友会の人に教えて貰って昔よりはマシになったけどな」
( ´_ゝ`)「それでもめっちゃ雑なのは変わらず」
(´<_` )「進んで食いたいレベルではないな」
( ´_ゝ`)「多分かっちゃんが見たら勿体なくて悲鳴上げるレベル」
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前回のあらすじ
・いやーやっぱ気が合うなーまっちゃん!
・……なんなら、こいつの特訓見てくかい?
・まさかこのあたしがかすり傷を負うとはね……大したもんだよ
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
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Case4-Day3 「OMIAI」
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.. | ΟΧ.│.:|
.. |デハ゜ー.ト|..::|
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 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄.|夜|
:二二二二二二二二二二二二二二: |九|
: |  ̄|  ̄|  ̄||: |  ̄|  ̄|  ̄||: |  ̄|二|時|
: | | | ||: | | | ||: | |二|迄| ________________
l!二二二二il二二二二il二二二二il二|営| lニl |」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
____,| |____,| |____,| |_____,|業| | :| | ΤΟΥΑΤΑ ショールーム __
二| | | | | | | | | | | | |  ̄|. _|=| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`|| |. ̄
二| | | | | | | | | | | | | |. |■| :| |. // _____. || |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|. |□| :| |/_____ (New Model) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(OXデハ゜ート) ̄ ̄|  ̄| :| | [SportsCar]. /  ̄ ̄ ̄ ̄ || |
 ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|  ̄ ̄ |  ̄ ̄ || ̄|| | :| |  ̄ ̄ ̄ ̄ .__. || |
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ニニニニニニニニニニニニニニニニ⊃ ||__________,\.\ ⊂ニニニニニニニニニニ
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( ´_ゝ`)「いやー高崎も久しぶりだな」
(´<_` )「だなあ。2年ぶりくらいか」
( ´_ゝ`)「ああ、同窓会の時」
(´<_` )「そうそう」
( ´_ゝ`)「高校時代はよく来たもんだがな」
(´<_` )「流石に筆府からわざわざ来る用事もあんまないし」
( ´_ゝ`)「筆府はほどよく何でもあって住みやすいわ」
(´<_` )「東京と横浜への距離もそこそこだしな」
( ´_ゝ`)「自然が恋しくなりゃ山もあるし」
(´<_` )「高崎や前橋も悪くはないが」
( ´_ゝ`)「二人とも華麗に第一志望落ちて何故か滑り止めにしてたのが筆府大じゃなきゃ」
(´<_` )「少なくとも筆府で事務所はやってなかったろうな」
( ´_ゝ`)「なかなか楽しい大学生活を送れたし山ちゃん先輩に感謝だな」
(´<_` )「あの人行ってなかったら筆府大なんて滑り止めに選ばなかっただろうからなあ」
( ´_ゝ`)「普通に東京の大学にしたよねたぶん」
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( ´_ゝ`)「さて、庵田さんの店だっけ」
(´<_` )「ああ。料亭とかも考えたが流石に堅苦しすぎるからな」
( ´_ゝ`)「今日は旧友と会うノリなんだからあんまりお高い店はちょっと」
(´<_` )「庵田さんの店なら静かだろうし」
( ´_ゝ`)「道楽でやってるから常連のお年寄りくらいしか来ないんだよな」
(´<_` )「コーヒーは逸品だし悪くはないだろ」
( ´_ゝ`)「うむ、丁度いい感じだと思うぞ、ありがとう」
(´<_` )「久しぶり過ぎて場所がうろ覚えだったが」
( ´_ゝ`)「今俺、歩きながらこんなとこだったっけ? ってなってる」
(´<_` )「俺も割と。地図確認したし間違ってないと思うが」
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【Cafe MONE】
;; ;; ;; ;; ;;_______ ;; .| ; . !|
;; ;; ;; ;; [「ニニニニニニニ] ;|ニ∩ニニ∩O !|
;; ;; ;; ;; | || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||´ .;;|.|l∪─ ∪.| . !|
;; ;; ;; ;; | || |  ̄..T  ̄~|i|| ;; |.|l C.A.F.E.| ; !|
;; ;; ;; ;; | || | . i||i .|i|| ;; |  ̄ ̄ ̄ ̄ .!|
;; ;; ;; ;; | || O__ノ||ゝ_|i||;; | \ _ . !|
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( ^×^)「おや、いらっしゃい」
( ´_ゝ`)ノ「庵田さんおひさ」
(´<_` )「ご無沙汰してます」
( ^×^)「まあまあ、二人とも立派になって」
l从・∀・ノ!リ人「なのじゃー!」
(´<_` )「あ、妹者」
三l从・∀・ノ!リ人「小さい兄者ー! 久しぶりなのじゃー!」
(´<_`;)「わっ、飛びつくなよ。子供じゃないんだから」
( ^×^)「相変わらず仲がいいねえ」
( ´_ゝ`)「ねえ、俺もいるんだけど」
l从・∀・ノ!リ人「あ、大きい兄者もいたのじゃ」
( ´_ゝ`)「あからさまなついで扱いやめて貰えませんかね?」
l从・∀・ノ!リ人「? ついで扱いじゃなくておまけなのじゃ」
( ´_ゝ`)「ひどっ! この妹ひどっ!」
l从・∀・ノ!リ人「はっはっは、流石に冗談なのじゃ! 大きい兄者は反応が面白いのじゃ!」
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( ´_ゝ`)「全く……あ、美和ちゃんはまだな感じ?」
l从・∀・ノ!リ人「のじゃ」
(´<_` )「まだちょっと早いしな」
( ^×^)「コーヒー飲むかい?」
( ´_ゝ`)/「「今日のお勧めで」」\(´<_` )
( ^×^)「はいはい、ちょっと待ってておくれよ」
(´<_` )「妹者は何飲んでるんだ?」
l从・∀・ノ!リ人「ココアなのじゃ!」
( ´_ゝ`)「相変わらず苦いの駄目なのな」
l从・∀・ノ!リ人「数か月やそこらで好き嫌いが変わるわけないのじゃ」
(´<_` )「だな。俺らはここ数か月ですっかり嫌いなものが増えたが」
l从・∀・ノ!リ人「おっ?? 何なのじゃ?」
( ´_ゝ`)「怪物」
l从・∀・ノ!リ人「えっ? そういうの信じないって言ってたのじゃ……?」
( ´_ゝ`)「色々あってな」
-
( ^×^)「お、いらっしゃい」
<(' _'<人ノ「こんにちは」
l从・∀・ノ!リ人「!?」
(´<_` )(うわ、実物は写真以上に美人……)
( ´_ゝ`)ノ「美和ちゃん」
<(' _'<人ノ「あ! ええと……真理男くん、ですかね?」
( ´_ゝ`)b「あたり」
l从・∀・ノ!リ人「み、美和ちんなのじゃ?」
<(' _'<人ノ「ピーちゃん! わあ、全然変わりないですね」
(´<_` )(そういやそんなあだ名だったな)
l从・∀・ノ!リ人「!? そ、そんなことはないのじゃ! 立派なレディーなのじゃ!」
(´<_` )「そうだな。だからいい加減俺に飛びついてくるのはやめろよ?」
l从・∀・ノ!リ人「それとこれとは別・問・題! なのじゃ!」
<(' _'<人ノ「ふふ、相変わらず仲がよろしいのですね」
(´<_` )「さっき庵田さんにも言われたけども……久しぶり、美和ちゃん」
<(' _'<人ノ「あっ……お、お久しぶりです、累次くん」
(´<_` )(いやそんな気まずそうにせんでも……)
-
<(' _'<人ノ「感じの良いお店ですね」
( ´_ゝ`)「でしょ? マスターの庵田さんが母者の友達で、群馬にいた頃はたまに来てたんだ」
<(' _'<人ノ「今は神奈川の方にお住まいなんでしたっけ?」
( ´_ゝ`)「うん、弟者と筆府で探偵事務所やってる」
<(' _'<人ノ「探偵ですか……大変そうですね」
( ´_ゝ`)「楽しいことも大変なこともあるね」
l从・∀・ノ!リ人「美和ちんは何してるのだー?」
<(' _'<人ノ「私は実家の神社で権禰宜をしています」
l从・∀・ノ!リ人「ごんね……?」
(´<_` )「権禰宜。神社の正社員ってとこ」
l从・∀・ノ!リ人「へー!」
<(' _'<人ノ「ピーちゃんは何をされてるんです?」
l从・∀・ノ!リ人「事務員なのだ!」
( ´_ゝ`)(我が妹ながら、この風体とノリでオフィスで仕事してんの未だに想像つかん)
( ^×^)「お待たせ、今日のお勧めだよ」
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,. '"  ̄ ̄ ̄ ̄"'〜、
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( ´_ゝ`)「相変わらずうま」
<(' _'<人ノ「凄く良い香りですね……」
(´<_` )「おまけのクッキーが地味に嬉しい」
<(' _'<人ノ「んっ……! おいしい」
( ^×^)「ふふ、それはよかった」
l从・∀・ノ!リ人「ココアもおいしいのじゃー!」
( ^×^)「はいはい、ありがとね」
( ´_ゝ`)「美和ちゃんお腹空いてる?」
<(' _'<人ノ「ええ、少し」
(´<_` )「じゃあナポリタンでも頼むか」
<(' _'<人ノ「ナポリタンですか?」
( ´_ゝ`)「昔ながらのやつ。好み別れるかもだけど大丈夫?」
l从・∀・ノ!リ人「シェアすると小腹に丁度いいのだ!」
<(' _'<人ノ「いいですね、食べたいです」
( ^×^)「ナポリタン? 二皿をシェアでいいのかい?」
(´<_` )「お願いします」
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<(' _'<人ノ「ナポリタン、懐かしいですね。昔は両親とお店で頂きました」
( ´_ゝ`)「最近はあんまりお店じゃ見ないよね」
(´<_` )「見ても今風に締まった感じだったりな」
( ´_ゝ`)「ナポリタンといやダルいくらいじゃないとな」
l从・∀・ノ!リ人「ここのナポリタン好きなのだー!」
<(' _'<人ノ「ふふ、ちょっと楽しみです」
( ´_ゝ`)(そういうの好きなんだっけ? ちょっと記憶ないな……)
(´<_` )(そういやお子様ランチとか好きなんだっけ……今の佇まいからすると意外な感じ)
l从・∀・ノ!リ人「給食のナポリタンを奪い合った仲なのだー!」
<(' _'<人ノ「今となってはちょっと恥ずかしいですね」
( ´_ゝ`)「へえ、意外な一面だな」
<(' _'<人ノ「そうですか?」
( ´_ゝ`)「ん? そうだね」
l从・∀・ノ!リ人「そーなのかー?」
(´<_` )(んん……? 俺より人物把握してないの兄者にしては珍しいな)
-
<(' _'<人ノ「……累次くんはどう思います?」
(´<_` )「え?」
<(' _'<人ノ「似合わないでしょうか?」
(´<_` )「え、本気で言ってる? 妹者との給食カレーお替り争奪戦に敗れてガチ泣きしてた子が?」
<(' _'<人ノ「あっ……そ、そんなこともありましたね……」
( ´_ゝ`)「あー……そういやそんなことあったかも。よく覚えてんな」
l从・∀・ノ!リ人「そりゃーそうなのだー! 何せあの時の小さい兄者――」
(´<_` )「あっ」
l从・∀・ノ!リ人「泣き止むまで頭なでなでしてたのだ!」
(´<_` )「あー……」
( ´_ゝ`)「なるほど……今でも妹者についやっちゃうんだしてるもんなロリ者」
(´<_` )「黙れ」
<(' _'<人ノ「あはは……懐かしいですね。って、え、今でも……?」
l从・∀・ノ!リ人「なのだー!」
(´<_` )「おい、やめろ、おい」
( ´_ゝ`)「おもろ」
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<(' _'<人ノ「……ふふ。累次くんらしくて良いと思いますよ?」
(´<_` )「あー……いや……普通に恥ずい」
( ´_ゝ`)「そうだな、俺まで恥ずかしいもん」
l从・∀・ノ!リ人「そんなことはないのだー!」
<(' _'<人ノ「そうですよ。そういうところが累次くんの良い所なんですから」
l从・∀・ノ!リ人「「ねー!」」<(' _'<人ノ
( ´_ゝ`)(……なるほど?)
(´<_` )「うーん……??」
( ´_ゝ`)「なるほど」
(´<_` )「何がなるほどなんだ?」
( ´_ゝ`)「なるほどですね〜」
(´<_` )「喧嘩売ってんのか?」
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あ、1レス分抜けてた……136と137の間が以下
(´<_` )「それにしても美人になったな、写真見てなきゃ誰だかわからなかったかも」
<(' _'<人ノ「えっ!? そ、そんな美人だなんて……!」
l从・∀・ノ!リ人「あっ! 私もなのじゃ! 美和ちんすっごい美人でビビったのじゃ!」
<(' _'<人ノ「累次くんは口調が柔らかくなりましたね。昔は――」
(´<_` )「待とう、待ってくれ」
( ´_ゝ`)「あ、弟者の黒歴史」
l从・∀・ノ!リ人「あの頃の小さい兄者は姉者のマネしてふぅんって言ってたのだ! ふぅんって!」
( ´_ゝ`)「プッ」
(´<_`;)「思い出し笑いしてんじゃねぇ!!」
<(' _'<人ノ「ふふ、今の口調の方が素敵ですよ」
(´<_`;)「み、美和ちゃんまで……」
<(' _'<人ノ「でも、あの頃の累次くんは――」
(´<_`;)「皆まで言わんでくれ、頼む」
<(' _'<人ノ「え? は、はい」
( ^×^)「あんたも飲むかい、コーヒー」
<(' _'<人ノ「あ、はい。ええと……今日のお勧めをお願いします」
( ^×^)「待っててね」
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( ^×^)「お待たせ。ナポリタンだよー」
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_、-─‐‐‐‐‐┴┴/⌒ヽ: : : : : /i:i:ミh、 ` .
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ィ(_:_:_:_:_:_:_____j ノ \/i:i:i:㌻_:_:_:_:r──<ニ>。, `
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〈⌒X^ゝ_:_:_:_<´_:_:_:_{、 . . . : __ノ, イ `ヽ: : ``'ーr〜ァ'´ ̄: : :/\ \
i⌒'<⌒廴三三三三ム``````: {: : : : ∨ ; 〉,``'ーY⌒. . . . ./: : : . \ \
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. 厶イ. . _ノ: : : ,、く⌒ √ ̄:: :;\: :; :; ::\ . /:/ )一 :{: : : :/: /: :/: : . ./⌒>'^7─
/: : :/ /: : :./ ⌒丶、:; ;; :; :: :;.\;: ;: ;: ;〉/: ://: : : : ゝ: : : :ノ: : :_、<⌒ヽ/i:i:/
{: : : . .く_:_: ,.:/ . . . : : : \:; :; :; ;: ;:;\__ノ(_:_:/ \: : ::. . . `¨¨二=- ⌒ヽ/ }:}i:i:i:{、_
..\.,;',.,..:.// __,. ⌒ . : : :\. \; ; /.:.:.: : : :/:}、: : : :∠ニ㌻ { . . . . ∨:}i:i:i:i}⌒
..〈\≧=‐j「 ̄. . . . : :/: : :/ノ\_)'’: : ::: : :/: ::厶うぅI〔㌻~:{ 人 . . . }くi:i:i:i:}
{ \i:i:i:L_. . : : ノ: : ::/(_ : :: : : ::. ../: : xく三三㌻ .: { ; .: . . ../;:;:;:;刈. . . .
{ ノ:、`'<i:i:i:i:≧=‐─-く. . : : : : . /: : /. . ./{: :{. . /. . .ノ ; / /i:i:i:;:;:;;}: . . .
{: /: : : : ∨/「⌒Ξ二- ミ⌒ヽ__,/::;:;;,、く:;::ヽノ: '、. . . { '⌒}. . 乂_ノ ./i:i:i:i:;:;:/_/
. V: : : : : 巛:;;-く: : : : : : :`'㍉: : |:;:/ヘ `}:::::}.、.. .\: 乂: ::{. . . :/ ∨i:i:i:i:i:i:/廴_//
\: : : : 《:;:};:; : \_:_:_:_:ノ: : :`'くミh、ノ ノ}: : ), 〈: : \_:_:乂. .( /i:i:i:i:;:;:;/─==彡
\: : :∨;;:;:; : :;:< '^: : :(: : : ::::i:i:i:i:ミh(::: : :}i, 〉:、 : : : ⌒¨⌒'' くi:i:i:;:;/: : : . .
\.:: \;:;:/: :ノ: : :`^⌒辷__ノ: :i:i:i:i:ミh、:い (: :^:、_:_:: : _ノ: : : \/): : :
``ヽ∨::;:(: : : : . .ノ ⌒ヽ . . .i:i:i:i:リ: ::}, 廴_ ^:、: : :^:、: :__/〉: :
: : : :\;: . . /. . : : : : :` /ヘ::: : }, {⌒¨^: 、_ _./ /
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\ : : : `ヽ____>-‐'′: : :\): \} __,,.. - '′
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<(' _'<人ノ「っ!? これは……ッ!」
( ´_ゝ`)b「大正義」
d(´<_` )「うむ、このダルさこそナポリタンよ」
l从・∀・ノ!リ人「うまーいのじゃー! うおー!」
(´<_` )「おい、ときに落ち着け」
( ^×^)「ほほ、おいしそうに食べてくれて嬉しいよ」
l从・∀・ノ!リ人「めちゃうまなのじゃ!」
( ´_ゝ`)「平成生まれなのに脳が昭和にトリップする」
(´<_` )「わかる」
<(' _'<人ノガツガツ
( ´_ゝ`)(おお、めっちゃがっついとる)
(´<_` )(む、兄者の好感度アップ音が鳴ったぞ)
( ´_ゝ`)「気に入ったかな?」
<(' _'<人ノガツガ――
<(' _'<人ノ「んぐっ、こ、これはお見苦しいところを……」
( ´_ゝ`)(いいな……)
(´<_` )(ちょっと可愛いな)
( ´_ゝ`)(だが)
-
l从・∀・ノ!リ人「うまかったのじゃー!」
( ´_ゝ`)「妹者、俺の分も食う?」
l从・∀・ノ!リ人「!? い、今……何と言ったのじゃ?」
( ´_ゝ`)「いや俺のも食うかなって」
l从・∀・ノ!リ人「ええっ!? 大きい兄者が妹に施しを!?」
( ´_ゝ`)「まあたまにはね」
l从・∀・ノ!リ人「あわわ……本当に貰っていいのじゃ?」
( ´_ゝ`)b「まあいんじゃね?」
l从・∀・ノ!リ人「ぬおおおおー! 感謝するのじゃー!」
<(' _'<人ノジー
(´<_` )「……美和ちゃん、食べる?」
<(' _'<人ノ「ハッ!? い、いえ決して食べ足りないなどということは……」
(´<_` )「語るに落ちてんじゃん。食いなよ」
<(' _'<人ノ「はう……」
( ´_ゝ`)b(よしよし)
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l从・∀・ノ!リ人ガツガツ
<(' _'<人ノガツガツ
(´<_` )……
( ´_ゝ`)(それにしてもなるほど……さてどうするかな?)
(´<_` )「ん? 何だ?」
( ´_ゝ`)「いや、別に」
( ^×^)「おやおや、お兄ちゃん達にも何か作るかい?」
(´<_` )「あ、大丈夫です」
( ´_ゝ`)「ありがと。大丈夫」
( ^×^)「そうかい、何かあれば言ってね」
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l从・∀・ノ!リ人「ふう……満足、なのじゃ」
<(' _'<人ノ「あ……すみません、がっついてしまって」
( ´_ゝ`)「いいっていいって」
(´<_` )「ああ、うまかったなら何よりだ」
l从・∀・ノ!リ人「うまかったのじゃー! 大きい兄者ありがとなのじゃー!」
( ´_ゝ`)「おう」
<(' _'<人ノ「とってもおいしかったです。ありがとうございます、累次くん」
(´<_` )「あっ、うん」
( ´_ゝ`)「ところでこの後なんだけど」
l从・∀・ノ!リ人「ん?」
( ´_ゝ`)「美和ちゃんさえ良かったら行きたい所があるんだ」
<(' _'<人ノ「行きたい所……ですか?」
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【祈念流道場】
(二二二ニ/二二ニ/二|二二ヽ二ヽ二ニニ)
//_/__//_/__//_/| |ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
//_/__//_/__//_/__| |_ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽ
二二二ニ/二二ニ/二二二//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ
//_/__//_/__//_/__///_/_//_/__//_/_ | |___ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
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""" ̄ ̄ ̄'''''''''''''''""""" ̄""" ̄ ̄''''''''''""""""""""""""""""""""""""" ̄ ̄'''''''''"""" ̄ ̄ ̄ ̄"""""""""
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<(' _'<人ノ「師範」
/ ①八①ヽ「む? どうした高崎くん、今日は見合いの予定ではなかったか?」
<(' _'<人ノ「それが……お見合い相手から他流試合を申し込まれまして」
/ ①八①ヽ「なに……? そこの……どっちだ?」
( ´_ゝ`)ノ「俺。流石真理男」
/ ①八①ヽ「流石……? ふむ、流派は?」
( ´_ゝ`)「ない。強いて言うなら保林流か?」
/;①八①ヽ「流石……保林……ま、まさかあの熊狩りの……!?」
( ´_ゝ`)「息子」
<(' _'<人ノ「そんなに有名なのですか?」
/ ①八①ヽ「有名どころの騒ぎではないぞ高崎くん。
数十年前、嵐の如く現れた彼女に県内の道場主は軒並み敗北を喫したのだ」
( ´_ゝ`)「えっ、それは初耳なんだけど」
(´<_` )「どんだけヤンチャしてたんだよ若い頃の母者……」
l从・∀・ノ!リ人「流石は最強の母者なのじゃー!」
/ ①八①ヽ「何がどうなっているのかわからないが、かの熊狩りの息子との手合わせとあらば学ぶことも多いだろう。
私が立会人を務めよう、奥を使いなさい」
<(' _'<人ノ「はい、ありがとうございます」
-
(´<_` )(いきなり流派馬鹿にして試合したいとか兄者は何を考えてるんだ?
いくら美和ちゃんが古武術やってるったって兄者にかなうわけないだろ)
(´<_` )「美和ちゃん、本当にいいのか? 別に断っていいんだぞ?」
<(' _'<人ノ「はい、問題ありません。私が勝ちますので」
(´<_`;)(うわ、めっちゃ怒り心頭じゃん。何考えてんだよ兄者)
( ´_ゝ`)(フィジカルは圧倒的にこちらが上、テクニックは恐らく負けてるか?
エモノの相性問題加味して7:3ってとこだろ。
うまいこと勝ちを拾ってくれればベストだが、さて)
<(' _'<人ノ「真理男くんが何を考えてあんなことを言ったのかはわかりませんが……後悔させてあげます!」
l从・∀・ノ!リ人「美和っち頑張るのだー!」
(´<_`;)「おい、兄者……」
( ´_ゝ`)「どいてろ累次くん、これは武道家同士の立ち合いだ」
(´<_`;)「いや何だその呼び方、ってかお前武道家でも何でもないだろ」
/ ①八①ヽ「む……? 真剣での立ち合いか?」
<(' _'<人ノ「ええ、私如きの腕なら問題ないそうですので」
( ´_ゝ`)「だって熊よりは弱いっしょ?」
/ ①八①ヽ(ふむ……調子に乗った若造、というわけでもなさそうだが……?)
-
/ ①八①ヽ「良いだろう、まずそうなら私が止める。存分にやりなさい」
<(' _'<人ノ「ありがとうございます、師範!」
(;´_ゝ`)(この人、俺の目が確かなら母者級っぽいから本当に割って入れそうだな……世の中広いわ)
( ´_ゝ`)
┣と つ┫
┃/ .ヽ.....┃
(,_,ノ´\_)
__ /l
人 +ヽ /_l
<(' _'<人ノ //
/ y*。ヽ//
|ノヽ_/()
|__|__ヽ
/\ /ヽ
{/ ̄ ̄ ̄`ヽ!
∠__╋__j
/ ①_八① ヽ 「ヨシッ!! 試合開始ッ!!」
{二ニ/(_人_)エ二 |´ ̄)`ヽ
\ { {_,ノ ノ / /⌒ヽ L
⊂ ̄ ヽ_>―――‐'’,〈 (__)
└ヘ(_ ィ r―‐γ !
_,ノ j | |
{ { ノ /\
\ス ̄ ̄ ̄lしイ\ \
( ̄ ) j / \_j\
 ̄ ̄ ( `ヽ \__)
\__ノ
-
/ ,ノ./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./
./ / / / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./
/ / / / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./
./ .,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./
./ ,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./
/ / / / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./
./ .,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./
./ ,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./
゙ .,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
.,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
./ / / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
/ / / / / / ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
,/./ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
../ / / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
" ./ / / / ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
/ / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ /
./ / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ / /
/ / / / ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ / /
/ ,i′ / ./ / ./ / ./ / . ,i′ ./ ./ ./ / /
./ / ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ / / .,
./ ./ / / ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ / / ./
′ ./ ./ ./ / ./ / ./ / . ,i′ ./ ./ ./ / / ./
/ ./ ./ ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ / / ./
. / / / ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ / / ./
″ ./ ./ / ,i′ / ,i′ / ./ / ./ ./ / / ./
./ / ./ ./ ./ / ./ . / / ./ ./ / / ./
/ ./ / ./ / ./ / / / ./ ./ ./ ./ ./
./ ./ / ,i′ / ,i′ / ./ / ./ ./ / / ./
-
-=・・・=‐- .,
) 〕iト、
,.、、、、 / Y
、ヽ `⌒⌒ヽ ´ア i/⌒⌒}
,、ヽ`ヽ` /i/ ノ
、丶` 、 ` /i/
、丶` 丶 )/
、ヽ` ヽ` _/⌒
、ヽ` 、 ` _
、ヽ` __/ . / _ _
、ヽ` ⌒ / / / _ア _
/ / / _ア ‐
/ / / _)ア ‐
/ /⌒ア _)ア ‐
/ / ´ _)ア _‐
/ / _)ア _‐
⌒゛´´ _)ア _‐
⌒゛´´ _)ア ‐
_)ア _‐
_)ア _‐ 、ヽ`
_)ア ‐ /(_/
_)ア _‐ /(/ /
_)ア _‐ /(/ /
_)ア _‐‐ / /
_)ア _‐‐ / /
_)ア _‐‐ / /
_)ア _‐‐ . / /
_)ア _‐‐ )/ (
__)ア _‐‐ / /
__)ア _‐=‐ )/ /
__)ア _‐=‐ / /
__)ア _‐==‐ )/ /
__)ア _‐==‐ / /
__)ア _‐==‐ )/(
__)ア _‐===‐ / /
__)ア _‐===‐ )/
__)ア _‐===‐ ‐ /
__)ア _‐===‐ ‐ 、丶`
_ __)ア _‐====‐ ‐‐
_ __)ア _‐====‐ ‐─
_ __)ア _‐====‐ ‐─‐‐
_ __)ア _‐====‐ ‐─‐ ‐‐
-
/
//
{
八 、
\ \
\ \
`'- _`'- _
' - `'- _
`"''`'_、_
~⌒
., -ーー-,,_
r'" . `ヽ
. | "ヽ、 ( )
| `ー-.| !
(、`ーー、ィ \\ \\
`ー、、___/ ヽ_つ ヽ_つ ⊂○ニニニ⊃
<(' _'<人ノ「!?」
( ´_ゝ`)「ほっ!」
-
. //.
' .∴ ' .// <(' _'<人ノ
` . ・,‘ r⌒> _/ /
, . // | y'⌒ ⌒i
∩ ,,- ''フ ..// | / ノ |
| | ,,/ ,/ // , ー' /´ヾ_ノ
| | ( ´_ゝ/⌒) ,,/ ,/ .// / , ノ
| | (⌒__/ ノ_,/ ,/ / / /
| |ニ(___/ ,/ / / ,'
∪ ('' )' ,/´つ / /| |
| ノ / !、_/ / 〉
{ } / |_/
\_/
三( ´_ゝ`)「もらったッ!」
<(' _'<人ノ三「舐めないでくださいッ!」
l从・∀・ノ!リ人「「……!!」」(´<_` )
-
( ´_ゝ`)┫「「ふうっ……」」//<(' _'<人ノ
( ´_ゝ`)b「やるじゃん」
<(' _'<人ノ「……言うだけのことはあるようですね」
/ ①八①ヽ(ふむ……あの若さで大したものだ。7対3で熊の子優勢といったところか?)
<(' _'<人ノ「ならばこちらも本気を見せるとしましょう」
( ´_ゝ`)「うんうn――えっ?」
<(' _'<人ノ「ふふ……真理男くんなら死ぬことはないでしょう」
(;´_ゝ`)「えっ?」
/ ①八①ヽ(むっ!?)
<(' _'<人ノ「……行きますッ!!」
-
 ̄ ̄ ―  ̄ _  ̄
――  ̄ ̄ ― _―― ̄__
___ __ ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ―― ― ___
 ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___ =― ==━___ ̄―
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―
 ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
______――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄___
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__
-
::::... |
` ::::::... \ _人_ /
` ::::::::... _)/⌒\(_
` ::::::::... _
` ::::::::... \丶 _ .....:::>'
` :::::::::... ト \丶';;/ ...:::::> ´
` :::::::::... ∨, r;;r‐' ...::::::> ´
` :::::::::::... V 、 ト、 r;;;;;;〉 /{ ....::::::> ´
` ::::::::::::... ∨∧ !∧ ノ;;;;/ / , /{ _ -....::::::::> ´
` :::::::::::::.. ト、;;;;;;;|;;;∧};;;;{´/{ ' /;;;/ _ -  ̄´:::> ´
\_ | ) 、::::::::::: V;\;|;;;;;;;ノ;;;;{/;;;/;;;;;; / _ -  ̄ ´::> ´
)/ / ;;;;;; \<::::V;;;;;\ {;;;;;;;{;;;/;;; /_ -  ̄/> ´
─<( |;;/‐- __丶;;;;;;;;<;;;;;\_\/- ̄;;;;;/- ̄ -─‐
)\ ´  ̄─_;;;;;;;;;;;;;;;;;;<;;;(;;;;;> -  ̄;;;;;_ - ´
/ ̄ | _ -─ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;⌒、(_ノ丶___ {\ ノ}
};;丶 >;;;;/;;;;;/;;;;;;))V∧ ̄丶ノ ̄ ̄\;;;;;V;/ | _/
丶;;;;;ー──';;r⌒;;;;;;;;ノ;;;;);V∧;\\-_ ̄ - _ ̄丶二 、 \(
......);;;{⌒::::::::/;;;;, (_;;;;(;;;;;V∧、;;\\- _;;;;- _ ⌒ )>─
..::::::r;;;;;ノ:::>/;;;;/;;;/;(V丶;;V∧\;;\{::::::::::::::::⌒... /(
....::::::::::::::V:::>' ノ;;;/; / };;;;;丶 ∨,;;∧( \;;\::::::::::::::::::::::::.. |  ̄\
..:::::::::::::::::::> ´ //// 丶;;;;( ∨,\! \;;\` ::::::::::::::::::..
..:::::::::::::::::> ´ // / ノ;;;;< 丶{ \( ` :::::::::::::::::..
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...::::::::::::::::> ´ ノ;;;{ 丶> ` ::::::::::::::::....
....:::::::::::::::> ´  ̄ ` :::::::::::::::::....
-
カランッ......カランッ...カラカラ......
/ ①八①ヽ9m「ヨシッ!! そこまでッ!!」
(;´_ゝ`)「……はっ……??」
<(' _'<人ノ「……勝負あり、ですね」
(´<_`;)「っ……!?」
(;´_ゝ`)「ざ、斬鉄ッ……!?」
l从・∀・ノ!リ人「す、凄いのじゃー!!」
<(' _'<人ノ「……少々大人げなかったですかね?」
/ ①八①ヽ「うむ、精神修養が足りんな」
(;´_ゝ`)「……」
(´<_`;)「す、すげぇ……ッッ!!」
-
( ´_ゝ`)「……」
<(' _'<人ノ「どうですか真理男くん、これでもまだ祈念流を馬鹿にしますか?」
( ´_ゝ`)「……いや、正直すまんかった。負けたよ」
<(' _'<人ノ「ふふ、わかればいいのです」
/ ①八①ヽ(全く……何を勝ち誇っておるか。後でお説教だぞ)
(´<_` )「……」
l从・∀・ノ!リ人「ん? どうしたのじゃ小さい兄者、大きい兄者みたいなアホ面をして」
(´<_` )「ん……」
l从・∀・ノ!リ人「……あっ! ひょっとして美和っちの勇姿に惚れちゃったのじゃ!?」
(´<_` )「えっ?」
<(' _'<人ノ「えっ!?」
( ´_ゝ`)「……」
(´<_` )「……いや、確かに綺麗だなとは思ったが……」
<(' _'<人ノ「ええっ!?」
( ´_ゝ`)「……」
-
l从・∀・ノ!リ人「大きい兄者、あんだけタンカ切ってあっさり負けるとかダサいのじゃー!」
( ´_ゝ`)「うっせ」
(´<_` )「まさか兄者が負けるとはな」
( ´_ゝ`)「正直俺もびびった」
(´<_` )「……まさか兄者が負けるとはな」
( ´_ゝ`)「何故二度言うのだ弟よ」
l从・∀・ノ!リ人「美和っちすごかったのじゃー!」
<(' _'<人ノ「え、ええと……」
( ´_ゝ`)「いやマジで凄かった。正直7:3でこっちが上だなんて思いあがってたよ」
<(' _'<人ノ「ああ、いえ……」
/ ①八①ヽ「高崎君、ちょっと来たまえ」
<(' _'<人ノ「あっ、はい」
( ´_ゝ`)「……」
-
(´<_` )「……で? 何であんなことを?」
( ´_ゝ`)「一回ガチでやりあってみたかっただけだが?」
(´<_` )「それにしたってお前な、もうちょっとやりようあるだろ」
( ´_ゝ`)「そこは反省」
l从・∀・ノ!リ人「お見合いが立ち合いになっちゃったのじゃー」
(´<_` )「まさかぶち壊そうとしてやったわけじゃないよな?」
( ´_ゝ`)「ないこともなかったけど……割と後悔」
(´<_` )「えっ?」
( ´_ゝ`)「いやー美和ちゃん強いしかっこいいし。流石にちょっと惚れたよね」
(´<_` )「……」
l从・∀・ノ!リ人「なのじゃー!」
( ´_ゝ`)「まあそれも二股みたいなもんだ、ぶち壊れて正解だろ、うん」
(´<_` )「そう、か……?」
l从・∀・ノ!リ人「?」
-
/ ①八①ヽ「すまない、待たせた」
<(' _'<人ノ「……」
(´<_` )「いえ、お構いなく」
<(' _'<人ノ「あの……すみませんでした」
( ´_ゝ`)「ん? 何も謝ることはないと思うが」
<(' _'<人ノ「いえ、つい熱くなってしまって危険な技を……」
( ´_ゝ`)「いや、こっちが暴言吐いたんだから当然だろ。悪かった」
l从・∀・ノ!リ人「そうなのじゃー! 大きい兄者が悪いのじゃー!」
<(' _'<人ノ「でも……」
(´<_` )「まあ兄者だし、うっかり殺しても死なないよ」
( ´_ゝ`)「いや普通に死ぬけど」
<(' _'<人ノ「で、ですよね」
(´<_` )「……」
<(' _'<人ノ「な、何ですか?」
(´<_` )「かっこよかった」
-
_.......----‐‐‐‐''''''-- 、..,,
_,,......--‐‐''''''´ / ,-‐‐--- ll`‐‐-......,,__
/´ / / l l l ̄`''''‐--..二l―‐-...,,,_
/ / / l l lヽ l ̄l l `''''''ー-l
/ ( ´_ゝ`) (´<_` ) / // ̄ ̄ヽ .l lヽヽ l l l l
/ G⌒Q ( ∞ ) /''‐、/ / ,,l lヽヽ l l l l
ィ__,,.........----―‐‐‐''''''''''''''' ̄´/ l/_,......--‐‐''''´ ̄ l l ヽ-‐ l l
/ ./ l l l  ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄`l
. /. l l ´ l l l_____,,,,......l-----―l
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l l ̄ ̄ ̄`-´ ̄ ̄ ̄ ̄´/ l l l l l / ̄ヽ l
l l―――――――――l l / `l l /`ヽ -' l
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l l l l / ̄ ̄\ ヽ l ....-‐'''´ l/ l l
.l l .l l ./ /ヽ l l l ,,..-‐l'´ ヽ/l
..l `‐‐‐---..............,,__ l __ l / / l l / l_,,..-‐'' ヽ_/
l l l  ̄ ̄ l l l..--‐T l l 〉‐''´
└---.._l...,,____l `‐-、l l l l l
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ヽ___/
-
( ´_ゝ`)ボソッ「それにしても美人になったな、写真見てなきゃ誰だかわからなかったかも」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)ボソッ「……いや、確かに綺麗だなとは思ったが……」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)ボソッ「かっこよかった」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)ニヤニヤ
(´<_` )「喧嘩売ってんのか?」
( ´_ゝ`)「お客様、喧嘩売り場は5階で御座います」
(´<_` )「誤解と言いながら更に売ってくんの何なの?」
( ´_ゝ`)「……で?」
(´<_` )「で、とは?」
( ´_ゝ`)「いいなーとか思っちゃってる感じ? ねえ?」
(´<_` )「ぶち殺すぞ」
-
( ´_ゝ`)「あっちも弟者のこと意識してるみたいだしいいじゃんよ」
(´<_` )「えっ?」
( ´_ゝ`)ニヤニヤ
(´<_` )「……で?」
( ´_ゝ`)「ほう?」
(´<_` )「兄者はどうなんだよ」
( ´_ゝ`)「いやー最後の一撃はシビレたね。「弟者に美和ちゃんのいいとこ見せたろ」
なんて思っておちょくったの後悔したくらいには」
(´<_` )「それであんなこと言ったのか……らしくない軽率さだな」
( ´_ゝ`)「俺としては弟の稀な恋路を応援したいわけ。
弟者が妹者以外にときめいてるのなんて何年ぶりか」
(´<_` )「余計なお世話だ」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
-
( ´_ゝ`)「自分に正直になれよ」
(´<_` )「そう言われてもな……」
( ´_ゝ`)(あー……そもそも無自覚ぅ。もどかしいな)
(´<_` )「だいたい兄者の見合い相手なんだが」
( ´_ゝ`)「こまけえことは気にすんな」
(´<_` )「その態度は流石に不義理じゃないか?」
( ´_ゝ`)「不義理……ああ、なるほど」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「いや、姉者の占いを思い出してた。"正義"の逆位置」
(´<_` )「"正義"の逆位置……ああ」
-
( ´_ゝ`)「なにげに当たってんじゃん」
Case4「母者、襲来」 Complete!
To be continued...
-
Case4-Tips3 不燃ゴミ状態
∬´_ゝ`)「多角的に占い直した結果、そんな感じのようだな」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ええ……何でそんなややこしいことになるんだい」
∬´_ゝ`)「私が知るか。明日の愚弟に聞け」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「まあ香那ちゃんとはいい感じみたいだし、気長に待つしかないかねえ」
∬´_ゝ`)「あの愚弟のことだ、進展は年単位になるだろう」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ほんとにあの子は……」
∬´_ゝ`)「ふぅん。地味な方の弟の方が案外早いかもしれんな」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……どうだろうねえ。火が付けば早そうだけど」
∬´_ゝ`)「恋愛観念が不燃ゴミ状態だからな、どうなることか」
-
Case4-Tips4 負けてしまいました
(' _' レミ「美和、どうでしたか?」
<(' _'<人ノ「はい、久しぶりに皆さんとお話しできて楽しかったです」
(' _' レミ「それはよか――ごほん、そうではなく……」
<(' _'<人ノ「あっ、ええと……」
(' _' レミ「真理男さんはどうでしたか?」
<(' _'<人ノ「そうですね……強かったです、とても」
(' _' レミ「……は?」
<(' _'<人ノ「道場で試合を」
(' _' レミ「ええ……?」
<(' _'<人ノ「負けてしまいました」
(' _' レミ「いえ、そうではなく……」
<(' _'<人ノ「……もう少しお互いを知ってから考えたいですね」
(' _' レミ「そうですか……」
-
Case4-Tips5 応援し隊
本当にどうしたんだ茂手内。
さっきからおかしいぞ。
川 ゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
←心の距離→
おいおい。
大丈夫か? ク,クールで、ナ、何にでもコンスタントにアッ!アノゥ…
川 ゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
何を言っているのかわからん。 貴女のような魅力的な女性と
まさか私をからかっているのか? 追いかけっこしたいと思っアッ!ア…ツ
川;゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
いい加減にしないと怒るぞ。
どういうつもりだ。 1年間ヌケドでアルバイトしてアッ!
川 ゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
-
Case4-Tips6 禁じ手
/ ①八①ヽ「高崎君、私が言いたいことはわかっているな?」
<(' _'<人ノ「はい……すみません」
/ ①八①ヽ「武術で勝てないからと禁じ手を繰り出すとは、実戦ならともかく試合でやって良いことではないぞ」
<(' _'<人ノ「うう……反省してます」
/ ①八①ヽ「全く……相手が格上の彼だからよかったものの、君と同じ高弟レベルなら普通に真っ二つだぞ。
確かに武術は人殺しの技術だが、そうなっては試合ではない」
<(' _'<人ノ「あうう」
/ ①八①ヽ「今後一か月、瞑想以外の稽古を禁じる。しっかりと反省しなさい」
<(' _'<人ノ「は、はい……」
/ ①八①ヽ「しかし……彼は強かったな」
<(' _'<人ノ「そうですね……驚きました」
/ ①八①ヽ「熊狩りの息子にしては常識的な範疇に収まっているようだが……」
<(' _'<人ノ「あの……おばさまはそこまで凄い方なのですか……?」
/ ①八①ヽ「当時の道場主であった父は、初撃への防御を無理矢理吹き飛ばされて負けた。
父の実力は君も知っての通り、さっきの彼より少し上くらいか」
<(' _'<人ノ「それは……凄まじいですね」
/ ①八①ヽ「今の私なら……いや、忘れてくれ」
-
今回はここまで
-
乙!
-
おつです
-
弟者…ニヤニヤしてしまった
おつ!
-
乙乙
大技格好良い!
-
乙
斬鉄はもう達人の領域に足突っ込んでるよ…
-
ドクオ頑張れ
-
>>175-179
おつあり
ギリギリどうにかリカバれたのでCase5-Day1今夜投下予定
>>180
( ´_ゝ`)「うん、頑張ってるとは思うよ? うん」
(´<_` )「前途多難だな……」
-
前回のあらすじ
・おお、めっちゃがっついとる
・ヨシッ!! 試合開始ッ!!
・……いや、確かに綺麗だなとは思ったが……
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
-
Case5-Day1
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| |
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
l__________________,| |
| |`''-、_ | |
| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | | | |
| | | | | |
| | | r‐┐| r‐┐ ,| |
| | | | ||! ! .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
―――――┐ス ! ! | | | |
| ,レi | | |______,|_____,,| |
| Z | | / ,|_|/
| ヘ |_|/
-
(´<_` )「昨晩ドクオさんからメール来てるぞ」
( ´_ゝ`)「ん? 久しぶりだな、どうしたんだ?」
(´<_` )「何やら相談させて欲しいらしい」
( ´_ゝ`)「恋の相談か?」
(´<_` )「違うんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「ふむ、じゃあ依頼かな」
(´<_` )「だろうな」
( ´_ゝ`)「そんな立て続けに探偵に依頼するような話があるもんかね?」
(´<_` )「さあ?」
( ´_ゝ`)「とりあえず話聞いてみるか」
(´<_` )「だな、今から来るってよ」
( ´_ゝ`)「めっちゃ急だな」
(´<_` )「結構不在時も多いんだけどな」
-
「すみませーん」
( ´_ゝ`)「お、噂をすれば」
(´<_` )「マジで開店ぴったりか」
('A`)「こんにちは、急にすみません」
( ´_ゝ`)ノ「よっ、ドクオ君」
(´<_` )「お待ちしてました、どうぞこちらへ」
( ´_ゝ`)「お茶ちょっと待ってね」
('A`)「あ、はい」
-
(´<_` )「最近は内藤さんの様子はどうですか?」
('A`)「すっかり元気です、本当にありがとうございます」
(´<_` )「それはよかった」
('A`)「大学のサークルでも友達ができたみたいで」
(´<_` )oO((∴□u□))
(´<_` )「ほう……もしかして四角い銀縁眼鏡で縦にも横にも大きい人ですか?」
('A`)「えっ? 確かそんなような話を聞きましたけど……どうしてそれを?」
(´<_` )「大学に調査に行ったときにちょっと」
( ´_ゝ`)「ほいお茶」
('A`)「ありがとうございます」
-
、
ζ ,
_ ノ
( ( (. )
. -‐ ) ‐- .
. ´,.::::;;:... . . _ `.
i ヾ<:;_ _,.ン |
l  ̄...:;:彡|
} . . ...::::;:;;;;;彡{
i . . ...:::;;;;;彡|
} . .....:::;::;:;;;;彡{
!, . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::....
ト , . ..,:;:;:=:彳::::::::::::::::::::
ヽ、.. ....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄
(´<_` )「それで、相談というのは?」
('A`)「ええと……何と言っていいのか」
( ´_ゝ`)「恋の相談?」
('A`)「あー……当たらずとも遠からず? いややっぱり遠いかな?」
( ´_ゝ`)「ふむ?」
-
('A`)「……実は、砂緒さんが突然バイトを辞めたんです」
( ´_ゝ`)「ドクオ君がガチ恋しちゃってる美人さんだっけ?」
('A`)「えっと……はい」
(´<_` )「続けてください」
('A`)「昨日のことです。生憎シフト入ってなくて又聞きなんですが、砂緒さんが珍しく遅刻してきたらしくて」
( ´_ゝ`)「うん」
('A`)「バックヤードで暫く店長と話してそのまま帰っていったそうです」
( ´_ゝ`)「で、店長に話を聞いたら辞めた、と」
('A`)「らしいです」
-
(´<_` )「なるほど。続けてください」
('A`)「いくつか気になってることはあるんですが……まず、砂緒さんはかなり先までシフトが決まってました」
( ´_ゝ`)「ふむ」
('A`)「それを放り出していきなり辞めるっていうのは責任感の強いあの人らしくないし、
店長が引き止めないわけもないと思うんです」
(´<_` )「店長さんは何と?」
('A`)「……一身上の都合で仕方がない、とだけ」
( ´_ゝ`)「だが解せない、と」
('A`)「そうなんです。そもそも砂緒さんがお金に汚いという話は前にしたと思いますが。
障碍者の妹さんを抱えて割とギリギリの生活をしているという話ですから、
バイトを辞めるとしたら次の仕事先が決まってからだと思うんです」
( ´_ゝ`)「道理だな。だが」
(´<_` )「世の中理不尽なことというのは多いですからね」
-
( ´_ゝ`)「例えばだが、人が急に仕事を辞める理由の一つとしては介護がある」
('A`)「……妹さんに介護が必要になった、と?」
( ´_ゝ`)「だが、それでは生活できないとなると……」
(´<_`;)(……ん? これ普通に無理心中案件では……?)
(;´_ゝ`)(責任感が強いと生活保護受給もしたがらんしな……割とヤバい気がする)
(´<_`;)(金に汚いという情報が救い、か? それなら責任感が強くとも普通に受給するかも)
('A`)「あの……?」
(´<_` )「すみません、続けてください」
-
('A`)「店長の態度も妙なんです。らしくもなく何か隠し事をしてそうというか……。
いつものあの人なら砂緒さんを路地裏に連れていってボコボコにされて帰ってくると思うんですけど」
(´<_` )「いやどんな店長だよ」
( ´_ゝ`)「弟者、口に出てるぞ」
(´<_`;)「はっ!?」
(;'A`)「いやまあ気持ちはわかります」
( ´_ゝ`)「確かにあの店長はそんな簡単に引き下がるほど物分かりのいい人間ではないな」
(´<_` )「それは確かにそんな感じする」
('A`)「あれ? もしかして店長とお知り合いですか?」
( ´_ゝ`)「バーでちょっとだけ話したことあるくらい」
(´<_` )「なので知り合いと言うほどでもないですね」
('A`)「なるほど」
-
('A`)「……それで俺、思い切ってLinerで聞いたんです。何で辞めたのかって」
(´<_` )「先方は何と?」
('A`)「ちょっとした事情、とだけ」
( ´_ゝ`)「それで納得したのか?」
('A`)「してないからここにいるわけですが。力になれることは力になるので教えてください、
って言ったんですけど「大丈夫だ、問題ない」で終わりです」
(´<_` )(何だかよくわからないが全然大丈夫じゃない気がする)
( ´_ゝ`)「Linerは普通に反応あるわけだ」
('A`)「そうですね」
(´<_` )(であればそこまで差し迫ってはない、か?)
( ´_ゝ`)(責任感強い奴は最後まで隠し通すから油断できんな……)
-
( ´_ゝ`)「もう少し、雨に濡れた仔犬のような風情でさりげなく追撃できる?」
(;'A`)「えっ?」
( ´_ゝ`)「ええと……ぶっちゃけヤバい可能性あるから生存確認を続けた方がいいと思う」
(;'A`)「!?」
(´<_` )「おい兄者」
( ´_ゝ`)「言葉飾っても仕方ないだろ、ドッくんはそんな精神クソザコナメクジじゃねーよ」
(;'A`)(ドッくん……?)
(´<_` )(ドッくん……?)
( ´_ゝ`)「何だその目は、弟者まで」
('A`)「「いや別に……」」(´<_` )
-
(´<_` )「はぁ……単刀直入に言うと、無理心中の懸念があります」
(;'A`)「無理心中!?」
( ´_ゝ`)「責任感が強いんだろ? 妹さんの介護が必要になったとして、
生活保護などの公的扶助を選択肢から切り捨て侍する可能性がある」
(;'A`)「そ、そんなまさか……」
(´<_` )「あくまで推測からの可能性です。ですが、連絡が可能なのであれば継続した方が良いでしょう」
(;'A`)「は、はい……」
( ´_ゝ`)「いざ鎌倉となったら律義にメッセージ来ると思うから安心して」
(;'A`)「いや全然安心できないんですけど!?」
(´<_` )(と言いつつちょっとほぐれたな)
( ´_ゝ`)(ドッくんはツッコミさせるとほぐれるね)
-
( ´_ゝ`)「それで? 他にも気になってることがあるんだろ?」
('A`)「ん……砂緒さん、何故か頭に風呂敷を被ってたらしいんです」
(´<_` )「風呂敷……ですか?」
( ´_ゝ`)「……なるほど?」
('A`)「何か病気なんじゃないかって、クルーの中では噂ですね」
( ´_ゝ`)(病気ねえ……頭に風呂敷ってことは脱毛か?
脱毛症で女性……ありえなくはないのか?
いや、流石に生活を天秤に乗せるほどではないだろう)
(´<_` )(抗がん剤等の副作用での脱毛?
いや、話を聞く限りそのような治療を受ける金銭的余裕はなさそうだな……)
-
('A`)「そんなわけで俺は、気になってます」
( ´_ゝ`)「気持ちはすげーわかる。全然関係ない俺も気になる」
(´<_` )「だな」
( ´_ゝ`)「でも、退職した同僚相手に探偵を頼るのはちょっとストーカーみあるね」
(´<_` )「おい」
('A`)「あー……だからちょっと相談するか迷ったんですよね。
でも、こんなこと相談できそうな大人って探偵さんくらいで」
( ´_ゝ`)「内藤君達には相談したの?」
('A`)「Linerでは。みんな探偵さんに相談しろの一点張りでしたよ」
( ´_ゝ`)「ならよし」
(´<_` )「よしじゃねーよ、探偵なんかそんなに信頼しちゃ駄目だろ」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
-
( ´_ゝ`)「そんで? 依頼料はあんの?」
(;'A`)「うっ」
( ´_ゝ`)「ないんかーい」
(;'A`)「えー……クルーのみんなから何とか募ってみます」
(´<_` )「流石にそれは……」
( ´_ゝ`)「スーパー戦力だったなら店長から何とか出させらんない?」
('A`)「うーん……どうでしょう」
(´<_` )「……ちなみにそんな戦力が抜けて店は普通に回っているんですか?」
('A`)「いや全然回ってないです。店長と熟練クルーの高田さんのシフトやばいことになってるらしいし」
( ´_ゝ`)「なら交渉いけそうだな」
(´<_` )「だが失敗した時に拗れそうだぞ」
( ´_ゝ`)「そん時ゃ風狸ちゃんにバイトお願いしてみるとか」
(´<_` )「あー……元プロのメイドだし確かにいけそうだな。受けてくれるかはともかく」
('A`)「あの……?」
-
(´<_` )「店長と交渉する方向で進めましょう、勝算ありそうです」
( ´_ゝ`)「駄目だったら金の工面できるまで保留にさせて貰う。それでどう?」
('A`)「……はい、よろしくお願いします」
( ´_ゝ`)「よし、そうと決まれば早速タカりに行こうじゃないか」
('A`)「えっ、今からですか?」
(´<_` )「懸念がある以上動き出しは早い方が良いと思います」
('A`)「なるほど……」
( ´_ゝ`)「で、行ける?」
('A`)「大丈夫です」
(´<_` )「よし、では行きましょう」
-
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ヽ___/
-
( ´_ゝ`)「あ、しまったな。最寄りの駐車場満車ゾ」
(´<_` )「珍しいな。どっかその辺に停めるか?」
( ´_ゝ`)「歩くのもめんどいしそうするか。留守番よろしく」
(´<_` )「おう」
( ´_ゝ`)「……ここらでいいか。よし、それじゃ行こうかドクオ君」
('A`)「はい」
(´<_` )「任せた」
( ´_ゝ`)「おう」
-
【ヌケドナノレド 筆府店】
Nukedo Nanoled
::::::::::::::::: _______________ ▲ ____
:::::::::::..: || / / || □] |. デ...|
::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ | ミ ..|
:::: : || / / .|| | | | |. た...|
|| / ,l| | | | | . ま ..|
|| / || | | | |.. 発.. |
|| / l| | | | | 売 ..|
____|| / || | | | |. 3 . |
(⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | |. 5 . |
( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | |. 0 . |
, .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 円 |
三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
-
|;ェェ ,.、ェェ |「いらっしゃいませー!」
(;∴゚ з゚ )「いらっしゃいませー!」
('A`)ノ「お疲れ様です!」
|;ェェ ,.、ェェ |「茂手内君!? もしかして応援に来てくれたのかい!?」
('A`)「あー、いや」
( ´_ゝ`)ノ「ども」
|;ェェ ,.、ェェ |「んん? あんたは探偵の……?」
('A`)「ちょっと代わるんでお話お願いします!」
|;ェェ ,.、ェェ |「何だかよくわからんが代わってくれるなら……」
('A`)三「すぐ着替えてきます!」
―――。
-
| ェェ ,.、ェェ |「それで、何の話なんで?」
( ´_ゝ`)「ドクオくんから砂緒さんとやらについて相談されてな」
| ェェ ,.、ェェ |「あー……」
( ´_ゝ`)「実際どうなん? 店の様子見てると相当きつそうだけど」
| ェェ ,.、ェェ |「正直めっちゃきついっすねぇ……」
( ´_ゝ`)「依頼料貰えれば何とかするけど、どうかな?」
| ェェ ,.、ェェ |「えぇ? 流石に無理なんじゃ……」
( ´_ゝ`)「ふむ、どうしてそう思うのかな?」
| ェェ ,.、ェェ |「あー……それはちょっと……」
( ´_ゝ`)「質問を変えようか。店を回すには常人バイトがあと何人必要なんだ?」
|;ェェ ,.、ェェ |「うっ! ……同業経験ある前提でフリーターなら二人、学生バイトなら四人くらいは必要っすね」
( ´_ゝ`)「さて、それだけの人員を補充できる目途は?」
|;ェェ ,.、ェェ |「よくて数か月っすかねえ……」
( ´_ゝ`)「うん、死ぬよねそれ?」
|;ェェ ,.、ェェ |「死にますねえ」
-
( ´_ゝ`)「ほら、金を出せば生き残れるよ?」
|;ェェ ,.、ェェ |「な、なんという……汚いッ、流石探偵汚いッ! だがッ!」
( ´_ゝ`)「ん?」
|;ェェ ,.、ェェ |9m「とても成功するとは思えない! 失敗した時に私は丸損じゃないか!?」
( ´_ゝ`)「元プロのメイドが知り合いにいてね」
| ェェ ,.、ェェ |「む?」
( ´_ゝ`)「ちょっと電話したら快諾してくれたよ。丁度バイト先考えてるみたいでさ」
| ェェ ,.、ェェ |「おお……!」
( ´_ゝ`)「ただしそれは失敗した時の話だ。依頼しないのであれば他に行って貰う」
| ェェ ,.、ェェ |「ぐぬ……」
( ´_ゝ`)「さあどうする?」
| ェェ ,.、ェェ |「ぐぬぬぬぬ……!」
| ェェ ,.、ェェ |「……金払うっす」
( ´_ゝ`)「助かる」
-
( ´_ゝ`)「話は聞けない感じ?」
| ェェ ,.、ェェ |「うーん……それは本人に聞いてほしいっすね」
( ´_ゝ`)「そうかい」
| ェェ ,.、ェェ |「……で、おいくら万円っすか?」
( ´_ゝ`)「そうだな……大体こんなもんか」
| ェェ ,.、ェェ |「……うわ」
( ´_ゝ`)「ドクオくんがカンパ募るようなこと言ってたからもうちょい減るとは思うが」
| ェェ ,.、ェェ |「……まあいいっすけどね、出せない額じゃないんで」
( ´_ゝ`)「流石は店長、店の為ならってとこか」
| ェェ ,.、ェェ |「あっしにゃこの店しかないっすから」
-
('A`)「あっ」
( ´_ゝ`)「話は着いたぞ」
('A`)「本当ですか!? 店長、ありがとうございます!」
| ェェ ,.、ェェ |「ん? まあ彼女がいないと店がヤバいからねえ」
( ´_ゝ`)「一度事務所に来てくれるように連絡してもらってる」
('A`)「なるほど」
| ェェ ,.、ェェ |「でも本当に何とかできるんすかね……?」
( ´_ゝ`)「話を聞いてみないことには何ともだけど、これでも依頼は幅広く熟してきている」
('A`)「きっとなんとかしてくれますよ……!」
| ェェ ,.、ェェ |「うーむ……まあ最悪そのメイドさんが来てくれれば何とか回るかな?」
('A`)(メイドさん……?)
( ´_ゝ`)「それじゃ俺はこのへんで」
| ェェ ,.、ェェ |「あっ! 新発売のデミたまバーガーでも買ってってくだせえ!」
( ´_ゝ`)「あ、いや、今日はもう昼飯決めてるからまた今度」
| ェェ ,.、ェェ |「えぇー……」
-
( ´_ゝ`)「戻ったぞ」
(´<_` )「どうだった?」
( ´_ゝ`)b「バッチリ」
d(´<_` )「おけ」
( ´_ゝ`)「とりあえず事務所に来てくれるように連絡して貰ってる」
(´<_` )「来なかった場合は?」
( ´_ゝ`)「そこは弟者の出番だな。さっき聞いたLinerから辿る」
(´<_` )「ふむ。内藤さんくらいガバければ助かるが」
( ´_ゝ`)「じゃなくたって弟者なら何とかするだろ」
(´<_` )「簡単に言ってくれるな。まあやってみるさ」
-
( ´_ゝ`)「とりあえず小池寄ってこうぜ」
(´<_` )「あれ? ヌケドで何か買ってくるかと思ってたわ」
( ´_ゝ`)「それもちょっと考えたけど、ラーメン食いたい病がな……」
(´<_` )「そういえば数週間食ってないような……?」
( ´_ゝ`)「いやそこまで空いてないだろ、何の話をしてるんだ?」
(´<_` )「あれ、そうだよな? うーん……?」
( ´_ゝ`)「まあいい、行くぞ」
-
【中華そば 小池】
. :|:..  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...:|: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|__| |
__小___________.十___________| ̄| |_____
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| ||「 ̄ ̄.|::::::中::::::||::::::華::::::||::::::そ::::::||::::::ば::::::||:::::小池:::|| ;. |三三三三三
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| ||| || || || ##" ||ニニニ| |三三三三三
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-
( "'Д')「らっしゃーせー!」
( ´_ゝ`)ノ「ちっす」
(´<_` )「ども」
( "'Д')「おっ、あんたらか。いつもので?」
( ´_ゝ`)「うっす」
(´<_` )「あ、今日はネギ塩で」
( "'Д')「あいよ!」
-
( ´_ゝ`)「何にせよまずは腹ごしらえだよな」
(´<_` )「それには同意する」
( "'Д')「おっ、新しい依頼か? ラーメン食うと元気出るからな!」
( ´_ゝ`)「いやまったくその通り」
(´<_` )「俺らがやってけてるのもおやっさんのおかげですよ」
( "'Д')「ははは! じゃあ気合い入れて作んねーとな!」
( ´_ゝ`)「そういやこの店まだまだ続けんの?」
( "'Д')「ん? おう、体動く限り続けるぜ」
( ´_ゝ`)「助かる」
(´<_` )「俺らもおやっさん見習って長く続けてかないとな」
( "'Д')「へへ、ラーメン作るしか能のない爺さんだけどな!」
-
( "'Д')つ「お二人さん、チャーシュー大盛とネギ塩お待ち!」
ζζζ
____
( "'Д')つ\∽∽/
└─┘
( ´_ゝ`) ズー (´<_` ) ズー
(っ. 川 .o (っ川 .o
 ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄ ̄ ̄`ー―′ ̄\
( ´_ゝ`)b「「うめぇ……!」」d(´<_` )
-
( ´_ゝ`)「ネギ塩って食ったことないけどどんな感じなんだ?」
(´<_` )「鳥ベースのすっきりした塩ラーメンにシャキシャキネギで更にしゅっとした感じ」
( ´_ゝ`)「あー、食欲ない時とかによさそうだな」
(´<_` )「兄者に食欲ない時とかあったか?」
( ´_ゝ`)「……ないかも」
(´<_` )「流石だな、兄者」
( ´_ゝ`)「いやでもそれは弟者もそうだろ?」
(´<_` )「ある程度波はあるわ。全然食いたくねーってことはないが」
( ´_ゝ`)「なるほど」
(´<_` )「うん、やっぱネギ塩いいわー。食うたびに「こんなうまかったっけ?」ってなる」
( ´_ゝ`)「チャーシューもなるぞ」
(´<_` )「そういやタンメンもなるわ」
( ´_ゝ`)「結論、やっぱこの店好きだわー」
-
【流石探偵事務所】
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| |
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
l__________________,| |
| |`''-、_ | |
| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | | | |
| | | | | |
| | | r‐┐| r‐┐ ,| |
| | | | ||! ! .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
―――――┐ス ! ! | | | |
| ,レi | | |______,|_____,,| |
| Z | | / ,|_|/
| ヘ |_|/
-
( ´_ゝ`)
/⌒ ヽ (´<_` )
| | / \
| ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
____|. |. ヽ FMV ヽとニ__)
⊂ u) ヽ_____ヽ/
( ´_ゝ`)「さて、どうだ?」
(´<_` )「秒ではどうもならんだろ常識的に考えて」
( ´_ゝ`)「弟者ならいけるかなって」
(´<_` )「OSも立ち上がり切ってないっつーの」
( ´_ゝ`)ソワソワ
(´<_` )「鬱陶しい、大人しくしてろ」
( ´_ゝ`)「わかったわかった」
―――。
-
( ´_ゝ`)
/⌒ ヽ (´<_` )
| | / \
| ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
____|. |. ヽ FMV ヽとニ__)
⊂ u) ヽ_____ヽ/
(´<_` )「おっ、いけたぞ」
( ´_ゝ`)「流石」
(´<_` )「内藤さんほどガバくはなかったがまあ何とかなったな」
( ´_ゝ`)「そんで?」
(´<_` )「ふむ……家族と同僚グループくらいしか使ってないようだな」
( ´_ゝ`)「家族か」
(´<_` )「そっち中心に見てってみるか」
―――。
-
( ´_ゝ`)
/⌒ ヽ (´<_` )
| | / \
| ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
____|. |. ヽ FMV ヽとニ__)
⊂ u) ヽ_____ヽ/
(´<_` )「家族は弟1、妹1かな?」
( ´_ゝ`)「障碍者の妹か。この感じだとたぶん知的障碍かな」
(´<_`lll)「バイトで生活費稼いで妹の世話もとか想像しただけで人生ハードモードだな」
(lll´_ゝ`)「そんなんでも何とか続けられてるっぽいのがスペックの高さを物語ってるな」
(´<_` )「退職に繋がりそうな情報はなさそうだが……」
( ´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「あとは直接当たるしかないか」
―――。
-
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((lコ))prrrrrrr......
( ´_ゝ`)コ「はい。……おっ、いいね。……ほう、やるじゃん。うん、了解。それじゃあ明日よろしく」
(´<_` )「ドクオさんか?」
( ´_ゝ`)「ああ、店長と協力して何とか説得できたらしい。明日の朝一に来るって」
(´<_` )「ドクオさんも来る感じか?」
( ´_ゝ`)「うん」
(´<_` )「うまく行けば進展あるか?」
( ´_ゝ`)「応援し隊の方? どうだろね?」
(´<_` )「まあドクオさんが発奮する展開もないだろうし難しいか」
( ´_ゝ`)「俺だったら同僚がそこまで心配してくれたら嬉しいけどね」
(´<_` )「俺だったら余計なお世話だって思うかな?」
( ´_ゝ`)「ふむ……」
-
( ´_ゝ`)「何となく掴めてきた人物像からすると素直に有難味を感じそうだ」
(´<_` )「……下心的なあれとかで気持ち悪がられんかな?」
( ´_ゝ`)「どちらかというと武人気質な感じがするからなさそう」
(´<_` )「あー……そう言われるとそうかも。かたじけない、って感じ?」
( ´_ゝ`)「だからこそ切腹が怖い」
(´<_` )「だなぁ……」
( ´_ゝ`)「明日来るって言ってるならひとまず今夜決行ってことはなさそうだが」
(´<_` )「問題は俺らが解決できるかだよな。
解決できなくて結局無理心中しましたとか後味最悪だぞ」
( ´_ゝ`)「解決できないならできないで公的扶助について説得するとかやりようはある」
(´<_` )「その辺は兄者頼りだな」
( ´_ゝ`)「いや俺その辺の法律とか全然わからんから弟者の補助必須だぞ」
(´<_` )「そこはまあ任せろ、説得は力になれる気がせん」
( ´_ゝ`)「そこはまあ任せろ、制度的なあれこれはよろしく」
-
(´<_` )「無難に解決できりゃそれが一番だが、さて……?」
Case5「辞職事由の解決」
Day1「仁義なきタカり」
To be continued...
-
Case5-Tips1 砂緒家の一日
川 ゚ -゚)「……それでは、お先に失礼します」
| ェェ ,.、ェェ |「お疲れ様ー」
(゜3゜)「お疲れッス」
川 ゚ -゚)(さて……急いで帰るとしよう)
-
【砂緒家】
. ___
/___\ ___
|:::::::::::::::::::| | A 404 |
__________ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
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____. | .◎ |
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