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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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Case4-Day1は平常通り3/26(土)投稿予定
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建て乙
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+(0゚・ω・) + wktk!!
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今日追い始めたけど楽しみにしてる
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>>3-5
ありありー
タイムリーご新規さんごあんなーい
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前回のあらすじ
・……待ってるね
・じゃあ香那さんと狩りデートでもしてこいよ
・せめてものお礼ですよ。あなた方はまた巻き込まれそうなので
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
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Case4-Day1
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| |
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
l__________________,| |
| |`''-、_ | |
| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
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| | | r‐┐| r‐┐ ,| |
| | | | ||! ! .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
―――――┐ス ! ! | | | |
| ,レi | | |______,|_____,,| |
| Z | | / ,|_|/
| ヘ |_|/
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( ´_ゝ`)「なあ弟者」
(´<_` )「何だ兄者?」
( ´_ゝ`)「今回調査を依頼された占い師って姉者のことだと思うんだけど、気のせいかな?」
(´<_` )「気のせいじゃないと思うぞ」
( ´_ゝ`)「……やっぱお断りかなあ」
(´<_` )「そうだな。姉者の情報を売ったら後が怖い」
( ´_ゝ`)「本人に相談した上で売れる部分だけ売るというのはどうだ?」
(´<_` )「うーん……なくはないが」
( ´_ゝ`)「ま、一旦相談してみるか」
(´<_` )「どうせ今日会うしな、いいと思うぞ」
( ´_ゝ`)「結局何の対策も思いつかぬまま今日を迎えてしまった……」
(´<_` )「どんな対策考えたって無駄だろ。諦めろ」
( ´_ゝ`)「ひどい……」
-
( ´_ゝ`)「やはりトソンへの貸しで恋人のフリを――」
(´<_` )「やめろって。母者が乗り気になっちゃったらどう責任とんだよ? 腹でも切るか?」
( ´_ゝ`)「ネタバラシすれば普通にボコられるだけで終わるだろ」
(´<_` )「ん? 何故か一理あるな……確かにそうなりそう。
ってあれ? ……いや、結局いつかバラしてボコられるなら同じじゃね?」
( ´_ゝ`)「あっ」
m9(´<_` )「はい不採用」
( ´_ゝ`)「駄目かー……」
(´<_` )「正面突破しかないだろ。好きな人がいるって」
( ´_ゝ`)「やっぱりそれが一番穏便に済む可能性あるか……」
(´<_` )「それか見合い自体は受けた後、謎ムーヴかまして相手から断らせるか」
( ´_ゝ`)「それ普通にボコられそうなんだけど」
(´<_` )「俺も言っててそう思った」
-
( ´_ゝ`)「あーもうしゃあないな。強く当たって後は流れで」
(´<_` )「ま、そうなるよな」
( ´_ゝ`)「しかし姉者の仕事も謎だよな。占い師って食えるのか?」
(´<_` )「個人探偵も全然人のこと言えないが……ってこないだ似たようなこと思ったような」
( ´_ゝ`)「あれだろ、冨竹」
(´<_` )「ああ、フリーのカメラマンって食えるのか、か」
( ´_ゝ`)「イラストレーターとか芸人とか食えないのにやってる奴いっぱいいるの考えればまあ」
(´<_` )「しかし姉者は実際稼いでるようだし」
( ´_ゝ`)「俺らもやるか? 占い」
(´<_` )「似たようなことはしてるがな、俺が事前に情報収集したり兄者が考え察したりでそれっぽいこと言うやつ」
( ´_ゝ`)「確かに」
(´<_` )「それ一本で稼いでるんだから大したもんだけどな」
( ´_ゝ`)「伊達に偉そうにしてないってとこだな」
∬´_ゝ`)「誰が偉そうだって?」
( ´_ゝ`)「そりゃあ姉、者、が……」
-
∬´_ゝ`)「今一度問おう。誰が、何だって?」
(⌒`:::: ⌒ヽ
..ヽ:::: ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 │
(;´_ゝ`)「「!?」」(´<_`;)
-
(´<_`;)「姉者!? いつの間に……!」
(;´_ゝ`)「あのさぁ、暗殺者キャラみたいな登場の仕方やめてくんない?」
∬´_ゝ`)「ふぅん、ぶったるんでいるな弟。私が暗殺者ならばお前はもう死んでいる」
( ´_ゝ`)「うるせぇよ。修羅の国在住だとでも思ってんのか?」
(´<_` )「で、何の用? 夜中にバーで落ち合う手筈だったろ?」
∬´_ゝ`)「愚かな方の弟に忠告に来たのだ、地味な方の弟よ」
( ´_ゝ`)「「その呼び方やめろ」」(´<_` )
∬´_ゝ`)「今回の母者は本気だ」
( ´_ゝ`)「えっ、マジ?」
∬´_ゝ`)「うむ。貴様が身の程知らずにもああだこうだと注文を着けるものだから、
ついに非の打ち所がない相手を探し出してしまった」
( ´_ゝ`)「うへ」
(´<_` )「ん……? おい兄者、非の打ちどころがないほどの相手なら普通に受けたらどうだ?」
(;´_ゝ`)「うっ、た、確かに……いやだが見合いというのは……」
∬´_ゝ`)「愚か。見合いの何が悪い? うちの夫は素晴らしい男だぞ」
(;´_ゝ`)「いや確かに姉者の旦那さんぐう聖だし結婚生活もうまくいってそうだけども」
(´<_` )「姉者の中二病口調を「可愛らしい」なんて評するのは世界広しといえどあの人だけだろうな」
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∬´_ゝ`)「まあ良い、忠告は以上だ」
( ´_ゝ`)「それだけ言うためにわざわざ来たのか?」
∬´_ゝ`)「心の準備をさせてやろうという姉としての計らいだ」
( ´_ゝ`)「そりゃわざわざどーも。母者は?」
∬´_ゝ`)「古い知人と牛丼屋で会食中だ」
(´<_` )「牛丼屋と会食という単語が一瞬繋がらないバグ」
( ´_ゝ`)「大通り沿いならテーブル席あるからな。ってことは二人ともバイクか」
∬´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「なら冷えただろ。せっかくだしお茶でも飲んでけよ」
( ´_ゝ`)「だな。ちょっと待ってな」
∬´_ゝ`)「ほう、気遣いに感謝するぞ弟よ」
(´<_` )「俄かにあったかくなってきたとはいえまだまだバイクには寒いからな」
∬´_ゝ`)「その通りだ。私は母者のような鉄人ではないのでな」
(´<_` )「態度はでかいのに意外とか弱いからな……」
∬´_ゝ`)「不本意ながら肯定しよう」
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jI斗一  ̄ ̄ `
ア゚ ,., `'≪
ア゜ ~"寸 〝〟
,' ,イ ア ヽ
i {{ ゝ ' ノリ _jI斗‐━ァマ
¦ ゞー__ 。o 彡'' f^''"~ j! ',
‘, _,, ...__ ・ ̄ ', { j}
¦ ,ィ ~"''≪ ゛、_rf(  ̄~"''ゝ。'
_У `寸 ァ(
/ '; ,, r‐ ', _,xく
_j幺ェェォ__イ__,:ノ. r㎡_ ア_幺孑ヤ升
,,。*''“゚ j´。厂゛>、 うぅ==七"
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〃 . : ' χ イ{ ゛ :. マ
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“t。 ゚ c。 λ .。廴 s ;,ィ(、
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Ⅵ///_ゝ、, . イ////Ⅳ
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∬´_ゝ`)「なに? 私に関する調査依頼だと?」
( ´_ゝ`)「おう。守秘義務があるから詳しくは話せんが、どこまで提示して良いもんかと思って」
∬´_ゝ`)「断れ。金は払う」
(´<_` )「おおう、即断か」
( ´_ゝ`)「わかった。金まで貰えるってんなら何も文句はない」
∬´_ゝ`)「これでも熱狂的なファンやアンチが多いのでな。押しかけられても面倒というものだ」
(´<_` )(えっそうなの? あんま興味なかったけど今度ちょっと調べてみるか)
( ´_ゝ`)「姉者の占いって本当に当たるのか? 俺ら占いとか興味ないからやって貰ったことないけど」
∬´_ゝ`)「当てるのではなく当たるように構築するのが占いというものだ」
(´<_` )「まあそうだよな。手品みたいなもんだし」
∬´_ゝ`)「なんなら見合いの行く末を占うか? 愚かな方の弟よ」
( ´_ゝ`)「ほう? せっかくだからやってもらおうじゃないの」
∬´_ゝ`)「よろしい」
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∬´_ゝ`)「むっ……これは……?」
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┃ The fool. . .┃┃ Ⅵ ┃┃. Justice ┃
┠───────┨┠───────┨┠───────┨
┃ ' ` '; ;';,, ┃┃ニl l ニ┃┃ J 「゙ ┃
┃'_____ ;',,..┃┃ 丶,, / ミ ┃┃ ...__|; |;|_ ┃
┃.... .ン~,´-´┃┃/ /"'''''-''"\ ┃┃ ..\\ A゙i.ΔΔ┃
┃ (へ ) ┃┃ ┃┃ づフ|;|v|;|O,┼, ┃
┃; ../ (,(、-‐,.),r'....┃┃ ∧∧ ∧∧ ┃┃ T..(*。-‐。) ┃
┃. ┃┃(,,゚Д゚) . (゚ー゚*)┃┃.. | 彡~山ミ ....┃
┃~,ゝ ─ .┃┃( ⊃ ⊂ )┃┃ ┃
┠───────┨┠───────┨┠───────┨
┃ ┃┃. The..Lovers ┃┃ Ⅷ ┃
┗━━━━━━━┛┗━━━━━━━┛┗━━━━━━━┛
∬´_ゝ`)「弟、お前まさか恋でもしたか?」
( ´_ゝ`)「えっ」
∬´_ゝ`)「よろしい、大変よろしい。だがまずいな」
(´<_` )「何がまずいんだ?」
∬´_ゝ`)「見合い相手も大層魅力的で戸惑ってしまうであろう」
( ´_ゝ`)「なんと」
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(´<_` )「すげーな。いかにも当たってそう」
∬´_ゝ`)「まあ良い、迷うのは良いがどちらにも不義理を働かぬよう心得よ」
( ´_ゝ`)「おいおい、俺が気に入ると決まったわけじゃ――」
∬´_ゝ`)「それほどの相手なのだ。愚弟の心は間違いなく囚われてしまうだろう」
(;´_ゝ`)「マジか……」
(´<_` )「なにそれ怖い」
∬´_ゝ`)「せいぜい心しておくことだな」
(´<_` )「おっ、もう行くのか?」
∬´_ゝ`)「これから仕事なのでな」
(´<_` )(よく考えたら占いで泊りがけの出張とは一体……?)
( ´_ゝ`)「おう、忠告一応感謝しとく」
∬´_ゝ`)ノ「ではな。馳走になった」
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| | /゚ヽ /゚ヽ | |
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| ( __ l ヽ__ノ ,__ ). | ■■
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| The Fool |
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( ´_ゝ`)「姉者がそこまで言う相手かあ……ちょっと気になるな」
(´<_` )「別に現時点で香那さんと何かあるわけでもないしな」
( ´_ゝ`)「滅茶苦茶好みだし物凄く気も合うってだけだからな」
(´<_` )「普通に見合いするってルートが良いように俺は思うぞ」
( ´_ゝ`)「うーむ……」
(´<_` )「まあ結局は兄者が決めることだ、俺の意見としては以上」
( ´_ゝ`)「ああ……とりあえずどんな人か聞いてから考えるかな」
(´<_` )(姉者の占い的にはそれで泥沼に沈んでく感じな気がするが……まあ兄者の決めることだし)
( ´_ゝ`)「さて、夜までに残りの仕事片付けるぞ」
(´<_` )「そうだな。とりあえず例の件はさっさとお断りしておかないと」
( ´_ゝ`)「あ、そういやいくら貰えるか聞くの忘れた」
(´<_` )「そんなもん姉者だし言い値で払うだろ」
( ´_ゝ`)「確かにそうか、初期調査費用で請求かな?」
(´<_` )「大体そんな感じ」
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' ☆ . ゚ 。 ゚
゚ . 。 ゜ + ゜ 。 。 ゚ 。 ゚
。 ' o ゜ ☆ ゜ +. ;/ ゜ 。 '
゜ 。 ゜ 。 o ゚ ゚' ☆ . ' 。
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【BAR バーボンハウス】
Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
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(´・ω・`) 目 W ][ ∩ Ⅲ
|つ凵⊂| _________
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(,___)
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 ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄
| ェェ ,.、ェェ |「最近値上げしたんすけどね。キレ散らかす客が意外と少なくて驚いてるっす」
( ´∀`)「あー……数年前と比べるとまたちょっと客層変わったモナ」
| ェェ ,.、ェェ |「そう言われるとそうっすね」
( ´∀`)「店としては良い方向に変わっていってると思うモナ。
でもそれで弾き出される人間がいるのも何か考えさせられるモナね」
| ェェ ,.、ェェ |「そっすねぇ……私としちゃお金のない人達にも食べて欲しいっすけど」
( ´∀`)「らしいというからしくないというか。おたくの会社そういう慈善事業もやってたと思うモナ」
| ェェ ,.、ェェ |「確かにやってるっすけど、店に愛着あるんで」
( ´∀`)「はは、大した社畜モナ」
| ェェ ,.、ェェ |「それをあんたが言うっすか?」
-
(´・ω・`)「おっ、いらっしゃい」
( ´_ゝ`)ノ「よっす」
(´<_` )「こんばんは」
( ´∀`)「おっ? 久しぶりモナ」
( ´_ゝ`)「おひさ」
| ェェ ,.、ェェ |「知り合いっすか?」
( ´∀`)「妹の婚約者モナ」
( ´_ゝ`)「待て待て、違うから」
(´<_` )「相変わらずの二段飛ばし」
( ´∀`)「そうかモナ? やっぱりあいつじゃ駄目モナ?」
(;´_ゝ`)「いや別にそういうわけじゃ……」
(´<_` )(これはややこしいことになりそうだな……今更ながら何故この店を選んだんだ兄者。
あ、断る前提だったから援護射撃期待か……)
-
(´・ω・`)「お飲み物どうします?」
( ´_ゝ`)「カミカゼ」
(´<_` )「ジントニックで。あ、後から二人来るのでテーブル席お借りしますね」
(´・ω・`)「あいよ」
( ´_ゝ`)「あ、あと漬物とかあったっけ?」
(´・ω・`)「ザワークラウトとキュウリのピクルスならありますよ」
( ´_ゝ`)「ピクルスお願い」
(´<_` )「ザワークラウトですか。そっちもお願いします」
(´・ω・`)「あいよ」
( ´∀`)「日によっては浅漬けとか糠漬けとか色々あるモナ」
| ェェ ,.、ェェ |「キムチだった日もあったっすね」
(´・ω・`)「漬物はまあその時々の気分ですね、自分でも食べるんで」
( ´∀`)「つまみ食い前提いい加減やめた方が良いと思うモナ」
-
( ´∀`)「今日はツレがいるのかモナ?」
( ´_ゝ`)「今日は中二病患者の姉と最強の狩人である母がな」
( ´∀`)「最強……?」
(´<_` )「文字通りですよ。鉈一本で数多の熊を狩りヒグマと引き分けた伝説を持つ」
( ´∀`)「えっ、それ人類モナ?」
( ´_ゝ`)「失礼な。れっきとした人類だ」
| ェェ ,.、ェェ |「はぁー……広いっすねぇ、世界」
(´<_` )「いや群馬なんで世界どころか関東ですが……」
| ェェ ,.、ェェ |「えー……群馬って怖いところっすね」
( ´_ゝ`)「いや群馬というより母者が……」
(´<_` )「別に修羅の国ではないですよ、群馬」
| ェェ ,.、ェェ |「はあ、そうっすか」
-
( ´∀`)「92才現役のうちの爺様が可愛く見えるモナ」
( ´_ゝ`)「いやそっちはそっちですげーからマジで」
(´<_` )「90代でまともに仕事できてるだけレアなのに猟師とか、本当に凄いと思います」
| ェェ ,.、ェェ |「そっすね。いやーあっしなんてこの歳でもうガタきてますわ」
(´<_` )(……何歳なんだ? ピエロメイクのせいで全然わからん)
( ´_ゝ`)「いや何歳だよ」
| ェェ ,.、ェェ |「40っすけど」
( ´_ゝ`)( ´∀`)「「えウッソ!?」」(´<_` )(´・ω・`)
| ェェ ,.、ェェ |「何で御前氏とマスターまで驚いてるんすかね……」
-
(´・ω・`)「お待ちどう。カミカゼ、ジントニック、ピクルスに、ザワークラウトね」
( ´_ゝ`)「待ってた」
(´<_` )「ありがとうございます」
_ __ _ _ __ _ _ __ __ _
/ \.\.\.\.\.\ \ \ \ \
_ ,,,, ──/ ∵ |三|三|三|三|三|三|三|三|三|─ ,,,, _
/ | ∴ ./ / ./ / / / ./ / ./ / \
./ :: '' ヽ、__ノ=.ノ=.ノ=.ノ=.ノ=ノ=.ノ=ノ=ノ=ノ ヽ
| '''' ,, /
ヽ、__ _ /
 ̄ ̄ ̄ ''''''''''''''''' ───── '''''''''''''''''  ̄ ̄ ̄
┌r勹 r┬勹r┬勹ー┐
_ノ⌒)し'⌒)し'⌒)し'⌒し⌒し'⌒)
└rくし'⌒)し'⌒)し'⌒)(C)し'⌒)_ア
\「 ̄「⌒7⌒7⌒ア⌒ア´/
ヽ | ′ / / / //
V / / / / / /
Ⅵ_j{_j{_j{_j ノ
( ´_ゝ`)「うむ、摘まむのに丁度いい」
(´<_` )「良い漬かり具合だな、塩味と酸味で爽やか」
-
( ´_ゝ`)「母者達はまだかな」
(´<_` )「そろそろ来るんじゃないか?」
( ´∀`)「他人のフリしとくモナ」
| ェェ ,.、ェェ |「あっしも」
(;´_ゝ`)「な、何故だ」
( ´∀`)「そんなヤバそうな人と関わり合いになりたくないモナ」
| ェェ ,.、ェェ |「マスターも相当っすけど流石にヒグマは……」チラッ
(´・ω・`)「ん? ちょっとヒグマとは戦ったことないですね」
( ´∀`)「あってたまるかモナ」
( ´_ゝ`)(確かにマスターも強者の風格あるんだよなぁ……)
(´<_` )(見るからにガチムチだけど流石にヒグマはなぁ……)
-
(´・ω・`)「おっ、いらっしゃ――!?」
@@@
@#_、_@
( ノ`) (´<_`∬
(⌒`:::: ⌒ヽ ,r'⌒ ::::`⌒)
..ヽ:::: ~~⌒γ⌒)(⌒γ⌒~~ ::::,r'
ヽー―'^ー-' '-ー^'―ー,r'
〉 │ │ 〈
/ ̄/ココ / ̄/ココ / ̄/ココ ./ ̄/ココ / ̄/ココ / ̄/ココ
/ ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-;
/ /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙
/_/ /_/ /_/ /_/ /_/ /_/
(´・ω・`)「いらっしゃい」
( ´_ゝ`)「あっ、母者」
(´<_` )「おう、こっちだこっち」
(;´∀`)(わお。実物は想定以上にヤバそうモナ)
|;ェェ ,.、ェェ |(他人のフリ他人のフリ……)
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「フン、なかなか渋い店だね」
∬´_ゝ`)「それには同意しよう、母者」
(´・ω・`)「おや、ありがとうございます。お飲み物はどうされますか?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)ノ「生! 大ジョッキで!」
∬´_ゝ`)ノ「ウォッカを。ロックでよい」
(´・ω・`)「はいよ」
|;ェェ ,.、ェェ |(うわー、いかにもな注文)
(;´∀`)(どっちもめっちゃ酒強そう)
(´<_` )「相変わらずだな」
( ´_ゝ`)「ここで甘いカクテルとか頼まれても普通に困惑するだろ」
(´<_` )「確かに」
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「待たせちまったかい?」
( ´_ゝ`)「いや、丁度酒と漬物来たとこ」
∬´_ゝ`)「ふぅん、先に来ているとは殊勝な心掛けだ」
(´<_` )「たまたまだがな」
(´・ω・`)「生の大とウォッカお待ち」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「おう、ありがとな」
∬´_ゝ`)「うむ、ご苦労」
( ´_ゝ`)「そんじゃま、ひとまず乾杯といくか」
-
,. -‐==、、
,. ===、、 o ○o. i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l :::ト、\
// .::::/ :::::!===l :::|ス. ',
/./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ `)'`ヽ ヾ;\
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';';';';::::\
. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
(´・ω・`)ジー
-
( ´_ゝ`)「で? 姉者の仕事はどうなん?」
∬´_ゝ`)「何も問題はない」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そんなことよりあんた。見合い写真持ってきたよ」
( ´_ゝ`)「ワンクッションくらい置かせてくれていいだろうに……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「いいからほら」
(´<_` )「どれ……」
┌──────┐
| _,ー 、 ... .|
| ; ̄__ ヽ、.....|
| l 人 +ヽ i |
| <('ー'<_ノ i |
| 丶/X*。ヽノ . |
| 〆ノヽ_/` . |
| ヽl_|_lノ ....|
└──────┘
-
(´<_` )「うわ、めっちゃ和風美人」
( ´_ゝ`)「ん……? どこかで見たような……」
(´<_` )「え? ……そう言われてみると……」
∬´_ゝ`)「ふぅん、察しが悪いな愚弟ども」
(;´_ゝ`)「……あっ」
(´<_` )「む?」
(;´_ゝ`)「美和ちゃんだ!」
(´<_`;)「えっ? ……あー! 確か家庭の事情で引っ越した、あの」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「やっと気づいたのかい」
(;´_ゝ`)「うわ、マジか。まさかこんな美人になっているとは……」
(´<_` )「懐かしいな。よく妹者と遊んでたっけ」
∬´_ゝ`)「父者の仕事の関係で縁があったらしくてな」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「見合いしてもいいっていうから持ってきたんだよ」
-
(;´_ゝ`)「県立女子大卒で伊佐神社・権禰宜(ごんねぎ)……? 何、神職なの?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「らしいね。お淑やかでいい子だよ」
∬´_ゝ`)「愚弟が喜びそうな情報を付け足すと、薙刀の名手だ。
学生時代には大会の優勝経験もあるし、変質者逮捕で表彰されている」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「真面目で芯が強そうなところもいいね。それが立ち居振る舞いにまで表れてる。
立ち姿に感心したのは久しぶりだよ」
(´<_` )(心身の強さ判定には厳しい母者がそこまで言うのか……)
( ´_ゝ`)「……なるほど」
(´<_` )(落ち着いてる風を装ってるが内心焦ってそう)
(´・ω・`)(面白くなってきたじゃないか)
-
(;´∀`)「ちょ、ちょっと待つモナ!」
(´・ω・`)(おっ!)
|;ェェ ,.、ェェ |「あ、ちょっと!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ん? 何だいあんた?」
(;´∀`)9m「そこの兄の方は先約済モナ!」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「せん……やく……? あんたが……?」
∬´_ゝ`)「なん……だと……?」
(´<_` )「語弊」
( ´_ゝ`)「ちょっと落ち着こうか」
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まさかのホモ展開!
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@@@
@#_、_@
( ノ`)「なるほどね、妹さんが」
∬´_ゝ`)「だが愚弟と付き合っているわけでもあるまい?」
(;´∀`)「それは……」
∬´_ゝ`)「地味な方の弟、貴様はどう見る?」
(´<_` )「一度会っただけなのにお互いに憎からず想っている仲ではある」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そうは言ってもねぇ……」
∬´_ゝ`)「愚かな方の弟、貴様はどう考えているのだ?」
(;´_ゝ`)「うーむ……」
∬´_ゝ`)「愚か。私の助言を全く理解していなかったようだな」
(;´_ゝ`)「だってさぁ……」
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|;ェェ ,.、ェェ |「あのー……よくわかりやせんが、ひとまず会ってから決めては……?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「そうだねえ。私もその狩人の娘に興味あるし」
(;´_ゝ`)「じゃ、じゃあ……」
@@@
@#_、_@
( ノ`)9m「だがッ!!」
|;ェェ ,.、ェェ |「ひえっ」
-
@@@
@#_、_@
( ノ`)「あんた……そんな相手がいるのにどうしてほったらかしてたんだい?」
(;´_ゝ`)「あー、それは……」
∬´_ゝ`)「ふぅん、大方自信がなかったといったところであろう。我が弟ながら情けない男だ」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ちょっと軟弱すぎないかい? なあ?」
(;´_ゝ`)「いやだって……仕事忙しかったし」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「嘘をつくんのはおよしッ!!」
∬´_ゝ`)「ふむ、実際どうなのだ地味な方の弟よ?」
(´<_` )「なにも無休じゃあるまいし、その気があれば会いに行けたな」
(;´_ゝ`)「弟者貴様ッ!」
(´<_` )「いやだってもうバレてるし。砕けるの怖がって行かなかっただけじゃん」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「根性叩き直してやるよ」
(;´_ゝ`)「あっ」
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