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The Demon Village.

199 ◆L6OaR8HKlk:2024/11/17(日) 21:00:58 ID:HcLXXAEI0
白髭は僅かに眉を顰めたが、すぐに顔を綻ばせて背もたれに身体を預けた


( ´W`) 「話が早くて助かるよ」

(´・_・`)「概ね筋書きはこうだろ?『第三階層に侵入した第六階層のワンダー駆除に、俺と鈴を抜擢。しかし初動の処置を誤り、壊滅的な被害と侵入の拡大を招いたが、二人は部隊を置いて逃走。その責任を取らせるために副局長が直々に馳せ参じた』。いいねぇ、脚本家を呼んでくれよ。ラジー賞は総なめだぜ」

( ´W`) 「ほほぉ!!聞いたかね今の!!いやぁ、お見通しとは恐れ入った!!キミのような若いのがいてくれたらウチも安泰なんだがなぁ!!」

(;・`ー・´)「は、はは。全くその通りでございますはい」


元気無っ


/ ゚、。 /「じゃあ何やの?ウチらに責任押し付けてワルモノにしようって魂胆どすか?」

( ´W`) 「まぁまぁ、そうささくれ立つな。大桜堂のお嬢さん。お互い穏便に矛を収めようってだけの話じゃあないか」

(´・_・`)「こっちはテメーらの不手際で一般人が被害に遭ってんだよ。筋通んねえんじゃねえのか?」

( ´W`) 「筋を決めるのは此方だ。キミたちも大人しく出向いたって事は、ちゃんと理解しているのだろう?『はい』と大人しく従う他ないという事は」


ティンマンがジジイの意思を察知してか、一糸乱れぬ動作で腰に差した剣の柄に手を添えた
ワンダー六匹程度でイキり散らかしていやがる。こっちが万全ならもっと用意しただろうが、俺も鈴もくたびれた姿だ。制圧はこれで十分と踏んだのだろう


( ´W`) 「勿論、悪いようにはしない。キミたちには汚名返上の機会を用意しよう。改めて、第六階層の境界閉鎖を依頼してやる。今度こそ、勤めを果たしてくれたまえ」

/ ゚、。 /「要はタダ働きってことやろ。ウチが一番嫌いな言葉や」

( ´W`) 「名誉を取り戻せるのだから、これ以上の報酬はあるまい?飲めない場合は、そうだな……『保護』している少年の身柄は、完全に解決するまで『安全上』ウチで預からねばなるまい。しょうがない。うむ」


すっげえな。人ってここまで傲慢になるんだ。法律と契約書って大事だなぁ
それにしても、ここまで用意周到だと、元から騒動の原因を押し付ける算段だったのかもしれねえ
被害こそ偶然起こった事だが、奴らにとっちゃ体の良い身代わりが、差し入れ背負ってやってきたって所か


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