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【女神転生】ノーライフノットキングのようです(・血・)
301
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/05(金) 23:14:44 ID:eoBqRwbs0
泪 ゚ -゚)「どうかしら」
(・d・)っy= 「ずっとつけていたのか」
泪 ゚ -゚)「女の子に銃を向けるの?野蛮ね」
(・d・)「黙れ。俺達のあとをつけていたのか」
ディーはきつい目で睨み据える。
泪 ゚ -゚)「人聞きの悪い事を言わないで。
私は観察させてもらっていただけよ。
こんな世の中で、命を張ってでも人を助けるようなお人好しがどんな顔してるのかを」
泪 ゚ -゚)「ねえ、あなた。
世界はもっと強く美しい者が生きる混沌であるべきだと思うの。
弱者に施すなんて馬鹿らしくない?」
(;・G・)「…俺はそうは思わない…助け合いこそが楽しいのだ」
つと
泪 ゚ -゚)「そう。
そこの貴方は、どう?
私の為に、死ねる?」
(;・d・)「…は?」
泪 ゚ -゚)「いえ、あなたは私の運命の人ではなかったようね。
言い方を変えるわ。
大事な人の為に、心臓を捧げる覚悟はある?」
(・d・)「言ってる意味がわからんな…。
だが真に愛するべき者の為なら、命を賭けてもいいと思える。
真に憎むべき者を殺すのも同じだ」
泪 ゚ -゚)「そう。あなたにとっては、愛と憎しみは表裏一体なのね。
とにかく何かをガソリンにすれば高速で走り出す。
そういう車みたいなタイプね。
せいぜい事故を起こさないように気をつけなさい」
少女が去り際に、ディーに少し近寄る。
泪 ゚ -゚)つ
パリィ
( ■∀■)つ (・G・)つ「「フン!!」」
302
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/06(土) 00:20:50 ID:0yqfsOOE0
三本の腕が交錯する。
泪 ゚ -゚)「何をするの」
つ
( ■∀■)「何をするのじゃねーよ。
今、心臓抉り出そうとしてたろ」
((・d・))ゾクッ
(;・d・)「マジで…?」
と(・G・)「ああ。下がっているんだ」
泪 ゚ -゚)「まぁ、いいエンジンがあるなら欲しいと思ってね。
気に入らなかったら返すから。
すぐ道場に行けば生き返るでしょ」
( ■∀■)「今の音を殺す動き、タダもんじゃあねえな?
ガイア教のアサシンですら難しいって聞いてるぜ。
見かけによらんが、ガイアの者か?」
泪 ゚ -゚)「今のチンピラ集団になんか興味ないわ。
これは私の技よ」
( ■∀■)「ヒョウ!すごいもんだな。
だがかわいいお嬢ちゃんの頼みでもこいつは渡せねえな。
おれのかわいい舎弟だから、な!」
泪 ゚ -゚)「ふうん。まぁいいわ。
私の運命の人じゃないから。
そうじゃなきゃ、いくら強い心臓でも一時しのぎにしかならない…」
( ■∀■)「臓器密売キチガイか?
うちのシノギを邪魔するなよな〜」
泪 ゚ -゚)「私は運命の人が生まれてくるまでひたすら待つの…。
あなた達ではないみたいだけど、焦る必要はない。現れればわかるから。
せいぜい頑張ってね、弱気を助ける英雄さん達」
(・d・)つ「待ってくれ!エーという男を知らないか!?」
泪 ゚ -゚)「近付くなんて懲りない人ね。知らない。
でもこれは情報料としてもらっていくわ」
女は一瞬でかき消えた。
(;・G・)「うっ!?」
つ
303
:
名無しさん
:2023/05/06(土) 23:47:53 ID:.AG2veS20
おつ
304
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/07(日) 00:41:33 ID:yyWnxDts0
(・d・)「どうした!?まさか」
(;・G・)「いや…溶けかけのチョコを盗られた。
食べようと思っていたんだが」
(;■∀■)つ「そんなことか!!」 ドテッ
つ
( ■∀■)「クソみたいな情報の提供代ってことか。
だが実力は見た目以上にあるようだな。会ったら注意するこった…」
ザッ
(・G・)「君達になんのお返しもできずに、すまないな。
もうそろそろ、自分の道を行きたまえ」
(・d・)「待て。これからどうするんだ。あんた」
(・G・)「もちろん、シンジュクの人々を護る。
おかげさまで、住人達と衝突しないようにできそうだ
この箱を借りていいか?」
(;・G・)「あっ、どうしよ…」
(;・d・)つ「貸してみろ」
募金箱にかけられたカギを器用に開ける。
く(・G・)「ありがとう。ではこのお金は君達のものだ。
よい旅を」
( ■∀■)「待て。手を組まねえか」
流石にジーも訝しげる。
_,
(;・G・)「…どういう意味かな?」
( ■∀■)「いやいやね、まだ8割がたは解決してねえだろ。
俺達がいなくなって、解毒はどうすんのかって話よ」
(・G・)「カウンターで測定して、汚染が進んでいない物を配るしかないだろうな。
いつまでもつかわからんが、そうしたらまた別の駐屯地にでも行くか」
( ■∀■)「いや、もっと重要なもんがあるぜ。
飲み水だ」
305
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/07(日) 01:24:54 ID:yyWnxDts0
(・G・)(・d・) 「「!!」」
( ■∀■)「お前らバカだろ。
人間の体の50%くらいは水分でできてんだよ。
赤ん坊やガキならもっと含有量は高い。
パサパサのメシで、奴ら喉くらい乾いてるはずだぜ。
そこがチャンス!」
(・G・)「チャンス?」
( ■∀■)「ヒョウ!水を解毒したもんを売りつけるのさ。
最初は1円募金でいいが、水とメシは必須のブツだ。
奴らが欲張れば欲張るほど、金を上げてでも買いたくなってくるはずだ。
いいビジネスじゃねえか?ケケケ!」
(;・d・)「えげつねえな…。
とはいえ、俺達も安全に水分補給しなきゃならないしな…
ヤクシニーにポズムディばっか唱えさせてちゃ、回復代でそのうち赤字だ」
(・G・)「金儲けの為というのは、少々いただけないが…
安全な水があれば、これも活用できるだろう」
ジーは胸元からパウチの袋を取り出した。
(・G・)「干し飯だ。自衛隊だけでなく、緊急時に民間人も食べられるように非常食セットの中に入っているんだ。
付属の水に浸せば食べられる。お湯も沸かせるようになれば温かいご飯を…」
( ■∀■)「ずぅいぶんと、古風な言葉使うじゃねえか。忍者かよ。
アルファ化米ってゆーんだぜ、そういうのは。
ちなみにアルファ化…むしたり炊いた米やパンを食うと消化不良を起こす鳥もいる。
消化された際のねばつきで、そのう…鳥の胃だな!それにひっついて炎症をおこしちまうのさ。
別に今回の件とはまーったく関係ないけどな!」
(;・G・)「…神意、いや真意が読めないな、あんたは。
まるでこっちの予想を超えてのらりくらりとかわしてしまう雰囲気があるよ。
もし手伝ってくれるのなら、無理のない範囲で…」
( ■∀■)「まーまー、みなまで言うな。通りがかった船だ。
沈む泥船からイカダくらいにはグレードアップしてやるぜ。
提示したビジネス放棄とか、ありえねーから!」
>シンジュク地下街 朝
306
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/07(日) 01:27:37 ID:yyWnxDts0
妖怪心臓抜き
>>303
ご愛読ありがとうございます。
即興ですがコンゴトモよろしく…
307
:
名無しさん
:2023/05/07(日) 02:15:12 ID:7bIAyuOw0
乙!です
308
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/09(火) 21:31:23 ID:9ZGvsiOQ0
( 3 )
(;・d・)つ「おいじいさん、じいさん!?」
脈を測る。ライトで瞳孔を見る。
(-G-)「駄目だ。もう…」
(#・d・)「て、てめぇらぁ〜!」
「ち、違う!俺達じゃない!」
「朝にはもう動いてなかったのよ!!」
「そ、そうだ!あのガキどもが何かしたんじゃないか!
妙に優しかったもんな!!」
(;``)「ぼ、僕達、なにもしてないよぉ…」
「もういい!!」
野太い怒号が響いた。
(・G・)「失った命は戻ってこないんだ…
先日のリンチ、そして老衰がが原因だろう…
御歳も相当だっただろう。施設に運んでも蘇生の見込みは…」
[ ,'3 ) 「兄貴いいいいい!!」
大なきで追いすがる老人がいた。
そっくりな顔と言動から、おそらく弟であろう。
[ ,'3 ) 「起きてくれよおおおおお!!!
ワシにはもう兄貴しかいないんじゃあああああ!!」
「…」
「…」
「…」
(・G・)「そ、そうだ。今日は水を持ってきたんだ…」
( 。゚3 ) カッ
309
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/09(火) 21:54:11 ID:9ZGvsiOQ0
( 。゚3 )「水!みずううううううう!!!!!」
老人の目が見開き、血走る。
[ ,'3 )「兄貴ぃぃぃぃぃぃ!」
( 。゚3 )「飯!水!よこせええええええ!!!」
(・d・)っy=「落ちつけ」
( ,'3 ) 「…」
(・d・)「聞き分けがいいじゃねえか。生きてて何よりだぜ。
今日は、これだ」
ポリタンク20Lを、ドンと置く。
「ちょっと!そんな乱暴に…割れたらどうするのよ!」
(・d・)「安心しろ。比較的柔らかめのだ。
ちょっとやそっと乱暴に置いたくらいじゃ、ビクともしねえ。さて」
(・d・)つ゜「水はタダでいい。
なにせこのタブレットを入れなきゃ、水を飲んでも毒で死んじまう。
さてお前ら。これ買うか?」
─
手頃な入れ物を見つけ、水を採取し終えた頃。
( ■∀■)「さて。おれはチョット野暮用があるから出るぜ。
少しの間、お前らだけで頑張りな」
(・d・)「お前の方が年下だろうが。上から目線で!」
( ■∀■)「もう歳だの年功序列って時代じゃなくなったのよ。
やるか?一瞬で内臓ぶち晒してやるぜ!ヒョウ!」
(・θ・)「キョウイチ様。そろそろ会合のお時間が…」
( ■∀■)「おう。そろそろ行くぜ」
( ■∀■)つ゜「さてと、これを使いな」
(・G・)「…?これは一体?」
310
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/09(火) 23:47:27 ID:9ZGvsiOQ0
( ■∀■)「うちの実家…は、色んな方面に手出しててな。悪魔関係で。
そいつは解毒剤のサンプルだ。
どんな汚染された水でも、浸せばたちまち聖水に!
ヒョウッ!」
(・d・)「ケッ、多角経営は破滅するぞ」
つと
( ■∀■)「ご心配なく。ちゅーか、大学中退ごときに心配されるほど落ちぶれちゃねーから!
最初から行くなって話だよ!」
(#・d・)「…」
(・θ・)「キョウイチ様」
( ■∀■)「おう。じゃあ俺、そろそろ行くから。
生きてたらまた会おうぜ!」
と( ■∀■)つ「ヒョウッ!」
(・θ・)
神鳥に乗り、男は飛び去った。
(・G・)「…自由奔放な人だな…。
いつも行動を共に?」
(・d・)「ふん。自分勝手なだけさ」
─
(;・d・)
ドッドッ
( ■∀■)『いいかディー。見極めの練習をしろよ。
悪魔交渉と同じだ』
ディーの胸は早鐘のように高鳴っている。
住民とうまく交渉できなければ、ジーやキョウの築いた面子を潰す。
(・d・)「さあどうする。
食糧と同じで、金はいくらでも構わんが…条件がある。
全員が払うことだ」
311
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/11(木) 20:15:28 ID:8cTP8r0I0
「なんだ、同じじゃないか」
(゚∀゚)「ヒャハは!そういうことか!!」
気の狂った男が可笑しそうに笑う。
( ・d・)「何がおかしい」
(゚∀゚)「金のねえガキや爺どもをここで振るい落すつもりなんだろ?
んで肉料理にすると!
悪魔の肉よかよっぽどええで!鍋売れよ!」
こいつ、悪魔の肉を食っているな。
いや、このイカレ具合は人間の肉すら食って頭がスポンジになっているのかもしれない。
ディーは妙な直感を信じた。
(・d・)「そういう意図じゃないんだがな。
この男、キレると悪魔も八つ裂きにするぜ。
実力は見ているはずだがな」
バン
空砲が鳴る。
(゚∀゚)っy= 「アヒャ!?それは脅しと取っていいのね!?
正当防衛せーとーぼーえー!」
(;・d・)(このイカれ具合…キョウとは別ベクトルでやべー奴だな)
(・G・)「おれや彼を殺せば今後、物資は手に入らない。
住人の人達を殺せば私達は今後一切物資を持ってこない。
明らかに無駄な殺生ではないかと思うが」
(゚∀゚)「アヒャ?それなら他所行って奪えばいいじゃねーかよ!!
トウキョウレイダーをなめるなよヒャハはは!?」
(・G・)「君は悪魔を甘く見すぎている。
対策もなしに軽装で勝てるような相手ではない。
人間同士の喧嘩とは訳が違うのだぞ」
(・d・)っy=゙ 「らちがあかねえ。ジー。こいつはヤバい。殺す、いいな」
つ-l--゙
(;``)「だ…出します!」
(゚∀゚)「アヒャあ?」
312
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/11(木) 20:22:20 ID:8cTP8r0I0
(;``)「おじいさん達の分も、僕たちの分も、お金を出します!!
だから…ケンカしないで!!」
(゚∀゚)「アーつまんねえの、ヒャ。
一文無しどもで焼肉パしようと楽しみにしてたのによぉ。
死ぬか?糞ガキ」
(;``)
子供が狂人に詰められる。
[ ,'3 )「待て」
子供の前に立ちふさがる老人。
(・d・)つ「おいよせ!やめろ!」
[ ,'3 )「貴様が何者か知らんが、小さい子に手を出すなどみっともない。
わしらの分も。子供達の分も、わしが出す。
このおいぼれでいいなら、撃ちたいなら撃つがいい!」
(゚∀゚)「ア…ヒャ。
さめちまったよ。誰が干物ジジイの肉なんざ喰うか。
払えばいいだろ、払えば」
(・d・)「ふん。ファッションキチガイめ。
払うならお前も客だ。飲んでいけ」
ポト、と錠剤を容器に入れる。
( ,’3 ) 「うう…」
[ ,'3 )「兄貴、ゆっくり飲むんじゃぞ…
ありがとうな、子供達」
(;``)「こ、こちらこそ…ありがとうございます!
守って…くれて…」
(・d・)(思い出した。あいつやべーぞ)
(・G・)(ん?)
313
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/11(木) 21:40:55 ID:8cTP8r0I0
(・d・) (殺人、強盗、何件もやらかしてた死刑囚のはずだ。顔を見た事がある。
核ミサイルで刑務所が破壊されて娑婆にでてきたんだろう)
(・G・) (まずいな…お金を払ってもらった以上、出て行けと言うわけにもいかないし…
凶悪犯よりヤバい悪魔が闊歩しているのが今のトウキョウだ。
出て行ってもらって死なせるのも心苦しい)
「ああ、水よ!」
「なんてこった!うますぎる!」
人々は群がり、紙コップに水を入れて汲み、飲む。
砂漠で干物になる寸前にオアシスを見つけたとしたら,、このような歓喜天なのだろう。
(・d・)つ「あー、並んで汲め。
あと給水機残しておくが、一気にガブ飲みするな」
(^^)「おいしいです!お兄さんありがとう!」
(``)つ「おじいさんの弟さんの弟さん、だいじょうぶ?」
( ,’3 ) 「…」
[ ,'3 )「すまんな。兄者はちょっと疲れているんだよ。
」
(・G・)「皆さん、ご協力感謝する。
安心して食糧や水の供給ができそうだ…」
(゚∀゚)「アヒャ。肉喰いてえ…
クソが!邪魔しやがって!」
(・d・)「不満なら出てけ。ほれ」
狂人が入れた分の金を返金しようとする。
(゚∀゚)「俺はここが気に入ったアヒャ。
しばらくいさせてもらうぜ。
外でモンスターに喰われるのはやだしな!」
(;・G・)「と、トラブルを起こしてさえくれなければ、俺はそれでいい…
肉も調達できるように努力しよう」
(゚∀゚)「アヒャ!早くもってこい!」
314
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/13(土) 01:51:01 ID:Pbb03zNM0
>シナノチョウ某所地下
( ■∀■)「キョウイチさまのおでましだぞ〜。どけよ雑魚が」
構成員達を手でしっしと追い払い、席に座る。
( ´)Д(`) 「なんだ本当に生きていやがった。
お前なんか最高幹部の器じゃねえのによ」
( ■∀■)「お言葉返すぜ。ゲルガー。
糖尿でくたばってたのかと思ったぜ」
( ´)Д(`) つ 「これを見ろ!お前が道草食ってた間に手に入れたのだ!!」
杖を見せてくる。
( ■∀■)「豚に真…女神転生だな。
なんだそりゃ」
( ´)Д(`) 「サタンの錫杖だよ!ここの教団をガサ入れして見つけた!!
まさかこんなカルト宗教が隠し持ってたとはな。
これで大魔王サタンと契約を結べる!!
悪魔召喚王に俺はなれるんだ!」
( ■∀■)「ふうん…そんだけで先住民皆殺しにしたん?
別にいいけど。もう帰っていい?」
( ´)Д(`) 「お前の自慢してた資産もレートが大暴落確定だ。
これからは悪魔の通貨を流通して、DASHが世界の覇権を握る!!
俺が次の総統だ!」
( ■∀■)「お好きにどうぞ」
( ■∀■)「あ、あとな」
振り返らず背中で語る。
( ■∀■)「うちも大概カルトじゃね?」
>京浜第三シェルター
https://www.youtube.com/watch?v=eYewll8nVqk
( ■∀■)「…」
シェルターのエアロックはICBMの余波で破壊されている。
315
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/13(土) 02:05:54 ID:Pbb03zNM0
エレベーターで移動し、PCをいじる。
( ■∀■)「起動しねえか…ま、令和の時代だ。
今どきはスマホゲーだわな」
( ■∀■)つ「センダー!ヒロコー!
750マッカのおっさん!いないかー!」
>悪霊グールが出た!
( ■∀■)つ「ま、片っ端から殺ってけば当たるか。成仏してくれよ」
つ
https://pbs.twimg.com/media/Fv8UzOgaQAIwNtl.png
紙のようにゾンビ達をあらかた切り裂いたあと、強盗にでくわす。
「なんだ、だせえグラサン野郎!」
「ここぁ俺たちのナワバリだぜぇ」
( ■∀■)「お前らがシェルターのロック解除したのか?」
「へへ、でっけえ光が落ちたあの日から俺達はここに住んでるのさ。
入口なら既に壊れてたぜ」
「いるのはあーうー言ってるだけのゾンビばっか!
盗り放題だぜ!!
ヒャッハー!!」
( ■∀■)「いいもんはあったか」
「ワルサーだの糞古いゴミ銃ばっかだぜぇ。
何の為に貯蔵してたか知らねえけどよぉ、こんなもんで外のバケモンに対抗できるとでも思ってたんかね?
まぁアンティーク愛好家にでも売りつけるか。
メシならやらねえぞ。
さっさと出てけ!」
「いやまて…こいつ身なりがいいから殺して身ぐるみ…」
「そりゃいいな」
( ■∀■)「誤算だったな…バケモノは目の前にいるぜ?」
>狂人パンクスの集団が出た!
https://pbs.twimg.com/media/Fv8UzOgaQAIwNtl.png
316
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/13(土) 02:06:25 ID:Pbb03zNM0
https://pbs.twimg.com/media/Fv8U0quaEAE8OwY.png
317
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/13(土) 12:54:55 ID:Pbb03zNM0
>シンジュク地下街 数日後
( ■∀■)「ヒョウ!なに辛気臭いツラしてんだよ」
(・G・)「キョウさん、実は…」
─
大破壊前にレジスタンスアジトだった、地下の地下を会議室代わりに詳細をはなす。
( ■∀■)「ふうん。変な動きしたらぶっころしゃ、いいんじゃね?
ソイツも外の悪魔が怖いからガタガタこんな豚小屋で蹲ってんだろ。
奴らと同じ同じアナのムジナってやつさ」
(;・G・)「しかし彼を殺してしまえば、他の人にも動揺が広がる。
ただでさえご老人リンチ事件が起きたばかりなのに…」
(;・d・)つ 「つか臭せ!お前血だらけじゃねえか!」
( ■∀■)「すまん脱ぐわね。覗いちゃいやん!」ヌギヌギ
つと
プシュー。
消臭スプレーをぶっかけ、コンバットスーツを脱ぎ捨てる。
あとはいつものマオカラースーツの男がいた。
(;・d・)つ 「無作為にすす捨てんなよ!
というか誰かにやられたのか?
あんたにしては珍しい」
( ■∀■)「あ?返り血よ…
じゃなかった、女の子の日だったのよ」
(・d・)「そうか。聞いて損した」
(;・G・)「そうだったのか!!
女性を先陣に立たせるわけにはいか…」
(;・d・)「真に受けるな!」
( ・d・ ⊂彡☆))G´)
( ■∀■)「で、そのキチガイをどうしようと俺を待ってたわけかい?健気だねぇ」
318
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/13(土) 13:17:31 ID:Pbb03zNM0
(・d・) (お前もキチだけどな…)
( ■∀■)「野郎に悪魔召喚プログラムっを分けるんだ!
金は免除して用心棒に仕立て上げろ」
(;・d・)「正気かよ!?それこそキチガイに刃物だろうが!!
人肉を喰いたがる奴だぞ!」
( ■∀■)「はぁーん?そういうことは 先に言えや 法蓮草!字余り!」 カタカタ
m m
キョウはビジネスバッグからノートPCを取り出し、プログラミングを始めている。
(・G・)「キョウさんの事だ、何か考えがあるんだろうが…
そうだ!俺にもそのプログラムを分けてくれないだろうか。
ここ数日、ディーさんが悪魔と話をしているのが羨ましくてね…」
( ■∀■)「うん。そのつもりよォ。ちょっと待ってろ。そいつ連れてこい」
m m
(゚∀゚)「アヒャ?新鮮な人肉ってこれか!?」
( ■∀■)「開幕から失礼な野郎ですね!
人を指さしてこれとは何ですか。
つーかお前ら、どんな誘い出しして連れてきたんだよ?
あとで説教部屋逝きな」
(゚∀゚)「アヒャ!人肉人肉!!!!!!!!!!!」
つ=lニニフ
男が肉切り包丁で突貫する。
( ■∀■)「ほあちょ!」
( ■∀■) (;゚∀゚)アヒャ
つ
腹パンチ一発で、男は蹲り黙った。
319
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/13(土) 13:40:16 ID:Pbb03zNM0
(゚∀゚)「アヒャ…!あhyshshっさあああああ!?」
( ■∀■)「さて、これでお前さまの命はおれが握った。
風前の灯火ってやつだ。死ぬか?
こんな世の中だしなぁ…」
(;゚∀゚)「アあああああ!人肉をまた喰うまで死にたくないう…ヒャ!!」
( ■∀■)「逃がすかよ。首捻るぞ?」
つ(゚∀゚)と
(・d・)「そいつがこの街のドンだ。
仮にも死刑囚だった身だ。カーストは理解できるよな?」
((((゚∀゚))))「あ、アヒャ!」
( ■∀■)「金払いのいいお前にプレゼントがある。
これで無法もんのチンピラの肉くらいは喰えるかもしれねえな?
おら、スマホ貸せ」
USBケーブルでPCとスマホを繋ぎ、プログラムを転送する。
( ■∀■)つ□ 「はい完了。これで入れたアプリを使えば、
お前もバケモノと話ができるし食人のお仲間に引き込めるぜ」
(゚∀゚)「まじ!?アりがとうございますヒャ!!」
(・G・)「ただし約束してほしい。この街の人や一般人は襲わないこと。
悪魔…バケモノに人が襲われている、そうならそれを使って守ってあげてほしい。
代わりに食糧のお金免除すること、じゅうぶんな休息と寝床を約束しよう」
( ■∀■)「ほら話が理解出来たら行っていいぞ。わんわんって鳴いてみろ」
========(゚∀゚)「アヒんャわんわん!!!!!!!」
─
(・d・)「…あれで本当に大丈夫なのか?」
( ■∀■)「安心しろ。奴の召喚アプリにだけはガチガチの縛りを入れてある。
合体不能プログラムが仕込んであるから邪教の館で戦力の安易な補強はできねえし
ゾンビ兵どもは少しでも不審な動きをしたら射殺するように刷り込み済み。
ツチグモには、あいつよりここの哀れな乞食どもを護るように言ってある。
そもそも、街にとって不審な事をしようとしたら察知してスマホごと自壊する。完璧だろ。」
https://pbs.twimg.com/media/Fv-0h0saYAA7ey5.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fv-0jfmaEAAi-21.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fv-0k2DakAAeedv.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fv-0mH-aEAE9xtQ.jpg
320
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/13(土) 15:39:29 ID:Pbb03zNM0
(;・G・)「スマホ巻き添えとか結構むごくない?」
( ■∀■)「なに言ってやがる。なんで死刑囚なんぞがスマホ持ってんだ?
答えは聞いてない!」
─殺して、奪った。
二人の脳裏には、それしか正解がなかった。
(・d・)「でもどうするんだキョウ。万が一ヤツが暴走したとする。
悪魔召喚プログラムがなくても、奴の力は普通の奴らには十分脅威だぞ。
そうなったら…」
( ■∀■)つ「あんたが首をひねるんだ」ポン
(;・G・)「お、おれが…人間を…」
( ■∀■)「万が一はあるもんだ。
奥が一、兆が一になるように、インストールしてやろう」
キョウイチは充電口にケーブルを投げ挿してスマホを奪い取り、素早くアプリデータを移す。
(;・d・)「なぁ、普通にスマホ借りれねえのか?」
( ■∀■)「あんたのは普通の召喚プログラムだ。
ほれ返すぜ」 ポイ
(;・G・)「あわわ!」
つつ □
(・d・)「普通の返し方できねえの?」
( ■∀■)「あとはお前がレクチャーしてやれ。
おれは寝る。さっさと出てけ」
ファサァ
( ■∀■) ))
/つ( ̄ヽO⌒ヽ ))
`ノ ) \
(_ノ\ヽ ノ )
ノ /
(( (__ノ―-″
( ■∀■) 〜♪
/ _ノ⌒⌒ヽ_
( ̄(_人//⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニ⊃
321
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/14(日) 10:45:29 ID:Q9Y.x5IQ0
(;・d・)「ちっ…もう勝手に寝てやがる。のび太かよ」
(・G・)「色々と忙しかったのだろう。ほっといてあげよう」
( ■∀■)「zzz…」
チリン、と鈴の音がした。
>シンジュク地下街
(-d・)「さて、野郎の様子を見て…どうせろくな事にならんだろうが」
(;・G・)ニア 「あ、アレを見るんだ!」
(゚∀゚)「アヒャあああああああ!!」
(メд°)「ごげああああああ!!!」
(゚∀゚)
つ=lニニフ(メд) ザックザック グチャ
男が、とっこうたいを解体している。
[ ,'3 )「ひえええ…どっちも怖い…」
(°д;)「ガイア仮神殿まで逃げるぞ!」
(゚∀゚)つ 「逃がすなアヒャ!」
(丶´iii`)っy= ドドドド
https://pbs.twimg.com/media/D5X3tM1U0AU_eOE.jpg
逃げた一人ががゾンビアーミーに蜂の巣にされる。
(°д°)「うわああああ!!」
と(・G・)つ「そこまで!!」
322
:
◆MxHvQqijkA
:2023/05/14(日) 11:03:45 ID:Q9Y.x5IQ0
(#゚∀゚)アヒャ
(;д;)「ひええええええ!!」
残党が西の方向まで逃げていく。
(゚∀゚)「アヒャ!?なんで邪魔する!?
おれあいつら狩っただけ!」
(・G・)「逃げていく相手を追撃する意味はないだろう。
ここにはガイア教徒もいるのだ。怨恨をのこしたくはない」
(・d・)「訳を聞こうじゃないか。一部始終を見た奴はいるか?」
若い男が手を上げる。
「あ、あいつらが急に襲ってきたんだ。
それをあの男がバケモノを呼び出して…」
(・G・)「正当防衛の迎撃というわけか。
アプリも正常起動しているようだし、本当と信じてもよさそうだと俺は思う。
君はどうだ?」
(・d・)「ちびすけ。お前は何か見たか」
(``)「え、えっと…
『弱いやつが食い物持ってるなんて生意気だ!』って…
大人の人たちが殴られてたよ」
(・d・)「そうか」
(゚∀゚)「ア。正当報酬だ。火をよこせヒャ!
あの野郎、火を使えるバケモノを入れてなかった!」
(・d・)つ「ほらよ」
安ライターを放り投げる。
(・d・)「貴様のようなイカレなら生でもいけると思うがな。
外に出ろとは言わん。せめて出入口で焼け」
(゚∀゚)「アりがとうヒャ。
てめえら、その肉を持ってこい」
ゾンビ達が仕留めたとっこうたいの死体を引きずる。
(``)「ねぇお兄ちゃん、あのおじさんは何をしにいくの…?」
323
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/19(金) 22:59:57 ID:udhbOGkc0
(;・G・)「き…きっとお葬式に行ったんだね。
向こうが悪いとはいえ、死んでしまったから…」
(``)「怖そうだったけど、あのおじちゃんいい人なんだね!
僕も死んだおじいちゃんのおそうしきやってもらおうかな」
(;・G・)「え…?
バケモンにやられたのかい?」
(``)「ちがうの。変な光がふってきた時に、かぶってきたの。
お父さんお母さんも動かなくなっちゃった」
(;・G・)「…」
俺たちのせいだ、とは言えなかった。
>夜
(・d・)「遅いな…」
皆が寝静まった頃に出入口に出た。
手元に拳銃を持つ。
非常用シャッターの前に、、スペアリブの残骸が散らばっている。
(゚∀゚)アヒャ
目を開けたまま寝ている。
(・d・)つ「おい起きろ」ユサユサ
(゚∀゚)「アヒャ?」
(・d・)「うまかったか」
(゚∀゚)「アヒャ!!」
口に肉片がこびりついている。
(・d・)「にしてもくさいな.。
異臭が漂うからどうにかしてくれって苦情が出てんだよ。
…にしても、外に放り出したら悪魔どもがたかってきて危ないな」
324
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/19(金) 23:32:13 ID:udhbOGkc0
ディーは座り込む。
(・d・)「アヒャ倉威。何十犯も暴行、殺人、強盗に手を染めて有無をいわず死刑を言い渡された。
つと 合ってるな?」
(゚∀゚)「ア?ヒャ!!!!!
周りが俺をイライラさせるのが悪いんダ!
食わなければ生き残れない。そうだろ?」
(・d・)「それは同意する。人肉嗜好っつーのが意味わからんがな」
(゚∀゚)「アヒャ。話がわかるるる…!
どうせ、俺と同じ、同類の肉を食うんだ。
文句、ねねえだろう?」
(・d・)「」それはいいが、せめて食いカスの処理をしとけ。
あとお前の被害者や遺族がやってきたら有無言わず引き渡すぞ。
ただでさえこの集落は弱い奴が多いんだ。トラブルは避けたい」
(゚∀゚)「アヒャ…決闘裁判んンんんn…!!
燃える…!
返り討ちちいちにして肉を焼く…!?」
(・d・)「つきあってられんな…」
(゚∀゚)「アヒャ!あの肉には礼を言っておけけええ!!!!!
楽しみが増えたたたたたた…」
>外
(゚∀゚)アヒャ
つ●Ⅲ●
(;・d・)「よく素手でつかめるな…」
頭蓋骨などはアヒャにまかせ、腕などの骨を手袋をつけて運ぶ。
「キェェェェ!!」
https://img-wiki.com/upload2/img/2920.jpg
(・d・)っy= 「臭いをかいで待ち伏せしてたか!
やつらはハーピー、かわいい見た目だが油断するなよ!」
(゚∀゚)「アヒャ!鶏肉鳥肉ニクニ国苦肉!!!!!!!!!
召喚!!」
(・d・)つ 「召喚、久々に頼むぜ!ゴブリンッ!」
325
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 09:50:17 ID:esUFDT2M0
>早朝
(・G・)「おはよう。よく眠れ…」
く(-d・)「すまん。奴の狩りに付き合っていたうえに監視で寝不足だ。
悪いがあんたで頼めるか」
(・G・)「あ、ああ…すまないな。
俺に任せてくれ!」
(・d・)「キョウは?」
(・G・)「俺が起きた時には地下部屋にはいなかったよ」
(・d・)つ□ 「気まぐれな野郎だな…召喚」
ヤク*゚ー゚)『やっほ!』
(・く・)『…よろしく』
(・G・)「…?」
(・d・)「奴らが起きたら、ヤクシニーに解毒させて飯を配ってくれ。
ゴブリンはタルカジャっていう筋力アップ魔法を使える。
ただ他個体とちがって気が弱い奴だ。
前線には出さないやってくれ」
く(・G・)「了解した!お借りする!」
ヤク*゚ー゚)『よろしくね、鼻のでかいおにーさん』
(;・く・)『よ…ろしく…』
(・G・)「鼻…」
─
(・G・)「皆さん、おはよう。
並んでお金を入れてから取っていってくれ」
「ねぇ…いつまでお金を取り続けるの?
ずっとこのままじゃ…」
[ ,'3 ) チャリン
326
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 11:20:22 ID:esUFDT2M0
[ ,'3 )「お前さん達は、買い物する時に金を払った事がないのか?
いやなら出ていけばいいじゃろう。
食いぶちが減ればその分多く食える。
お兄ちゃん、悪いが兄貴と子供たちの分ももらっていくよ」
(・G・)「ああ、かまわない」
ポズムディを連発して、食料を浄化していく。
ヤク;゚ー゚)「ちょっと疲れたんだけど」
(・G・)「ご苦労様です。すまないが、配布が終わるまで待っていてくれ」
ヤク*゚ー゚)「はーい」
[ ,'3 )「さあ兄貴、食えるか…」
( ,’3 )「…置いといてくれ…」
[ ,'3 )「子供たち。さあ、ゆっくり食べなさい」
(``)「ありがとうおじいちゃん!
…でもいいの?お金…」
[ ,'3 )「ほほほ。じじいは金があるんじゃよ。
じゃが君らとちがって体が動きにくい…。
だから、兄貴の面倒を見るのを手伝ってほしいんじゃ」
(``)「いいよ!おじいちゃん達に死んでほしくないもん!」
>ガイア仮神殿
( `Д´ )「生きる者はいつか死ぬ。形あるものはいつか壊れる。ガイア…仮神殿にようこそ」
つと
https://pbs.twimg.com/media/FwiYpBvaUAI1INs.png
(・G・)「すいません。仲魔の回復を…」
奥から人が飛び出してきた。
(°д°)「あーダメだダメ!」
327
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 12:57:43 ID:esUFDT2M0
昨日逃がしたとっこうたいの一人だった。
(°д°)「こいつは俺達に襲い掛かって仲間を殺した奴の仲間だ!
司祭、こんなやつを治すことはねえ!!」
(`Д´ ) 「あ、そう。
どっちが先に仕掛けたのだ?」
(・G・)「私は当事者ではないが、そちらが集団で無防備な人々を襲ったと聞いている。
私の仲間はそれを撃退しただけ。正当防衛だ」
(`Д´ ) 「地下街にいる人たちのことか?」
(・G・)「そうです」
(°д°)「でたらめを云うんじゃねえ!!
あいつをけしかけてきたのはてめえらだろうが!?」
(・G・)「私はちゃんと止めたぞ。
君たちに襲われてケガした人も出ているんだ。
痛み分けということで許してはくれないか」
(°д°)「ふざけんな!
ケガ程度とダチが死んだのはでけえ違いだ!!
糞ッ死体を返しやがれ」
(・G・)「すまないが、仲間が丁重に火葬を済ませてしまった。
君たちが逃げていなければ、引き渡せたんだが…」
(°д°)「クソが!ロストじゃ復活もできねえ!!
今すぐぶっ殺しの許可をくれ!!司祭!!」
(`Д´ ) 「…うむ。双方の言い分もわかる。
ここは血闘裁判で決めるのはどうだ?」
(;・G・)「なに?」
(`Д´ ) 「ほんの数日前に、もはや二ホンの秩序は完全に崩れ去った。
うちのガイア教徒が無武装のものを襲ったのは正しい。
だが、そちらが武力で抵抗したのもまた仕方ないこと。
よって我がガイア教団の法にのっとり、強い方の言い分を正しいとする。
なに、死ぬまで戦えとは言わぬ…」
(;・G・)「戦えというのか!」
(°д°)「もらったぁ!」
328
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 13:15:04 ID:esUFDT2M0
とっこうたいが先制攻撃を仕掛ける。
模造刀によって制服が裂ける。
(・G・)「ぐ…」
と
(°д°)「どうしたどうした!?元軍人さんよ!」
つ-l-
https://pbs.twimg.com/media/EZKg9VLUYAETi56.jpg
下手糞な太刀筋だが、不意打ちのうえに空拳のジーにはどうしようもなかった。
(メG)「い…や…だ…」
(°д°)「ああん!?」
(メG)「おれは人を傷つけるのは…
いや…だ…」
(°д°)「じゃあ抵抗せず死ね!!
あの野郎と、街の雑魚ども丸ごと殺してやるからよ!!
俺も出世間違いなしだァ!!」
グッサ
(メG)
-l-と(#°д°)「死ね!!」
模造刀がみぞおちに大きく刺さり、鮮血が噴き出す。
ジーは倒れ伏す。
─殺せ、殺せ。国防のさまたげになる者は殺せ。
それが神でも悪魔でも、 人間でも─
(°д°)「ははは!俺の勝ちだ!
司祭様!俺をエリアリーダーに認定してくださいよォ!
ゴトウにかわって、ここをガイア教のメッカにしてやる!」
(`Д´ ) 「…やれやれ。首を撥ね飛ばしてからそういう事はいいなさい。
もう手遅れのようだが」
( G )
つ と
(°д°)「え?」
329
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 14:25:31 ID:esUFDT2M0
背後にまわり、男の頭蓋骨をわしづかみにする。
シュークリームを握りつぶすより簡単だった。
パーン、と音がして頭蓋骨が爆発し、目と脳漿が血と混じって飛び散る。
( G )「…」
─
(・G・)「…ここは」
(`Д´ ) 「覚えていないか?うちのチンピラが迷惑をかけた。
君は刺されて二度も倒れたのだ。
わしとの交渉ができる体ではなかったのでな。
まずは迷惑料代わりにいやしてつかわしたわけだ」
(・G・)「ありがとうございます。彼は?」
(`Д´ ) 「ほれ」
指さす先に肉塊。
(;・G・)「うげ…」
吐き気がこみあげる。
(`Д´ ) 「何を戸惑っておる。あれは君がやったのだぞ。
深く刺されたときには終わりかと思ったが、まさかの大逆転劇!
わしもああいう手合いにはほとほと困っていたところだ…
ガイア教の名のもとに暴れまわるだけのカスだ。気にするな」
(・G・)「やめてください。人が死んだのに」
(`Д´ ) 「待て。何か用があって来たのではないのか?
勝った方が正しい。君は我が仮神殿を好きに使ってよい」
(・G・)「そうだ!仲魔の魔力補充を…」
>神殿外
(;・G・)「あれをおれがやっただと?俺はいったい、何なんだ…」
つ と
330
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 18:22:45 ID:esUFDT2M0
>翌日昼
∩( ■∀■)「よっ」
(・d・)「キョウか。何をしていた」
ギロッと睨めつける。
( ■∀■)「お前ら俺のお母さんかぁ?
遊びに行ってただけだよぉ」
( ■∀■)「どうしたジー。元気ねぇぞ」
(・G・)「あ、ああ…どうも」
(・d・)「昨日からずっと元気ねぇんだ。
俺が起きた時にはすでに」
( ■∀■)「熱でもあったかぁ?ん?」
『( ■∀■)つ「あんたが首をひねるんだ」ポン』
く(;・G・)「うわああああああああ!!」
(・d・)「ジー!!
どうしt」
(・G・)「な…なんでもない…
キョウイチさん」
( ■∀■)「ん?」
一呼吸おく。
今聞かなければ、またどこかに行ってしまう。
(;・G・)「人を…正当防衛で殺してしまっても…
俺は汚れないもんなんでしょう…か」
( ■∀■)「汚れねえ人間なんていねえよ。
哺乳類はみんな母親の血にまみれて生まれてくる。血で作られた乳を吸う。
鳥類だって母鳥のクソと一緒に卵で出てくるんだ。
気にすんな」
331
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 18:38:05 ID:esUFDT2M0
(・d・)「人と鳥を一緒にする奴があるか。
ただ、同委は同意だ。
俺たちは悪魔を殺して生きてきた。
今更人も悪魔も関係ねえよ…」
(・G・)「そう…か…
そうだな」
( ■∀■)「そいや、あの基地外はどうした?」
(・d・)「アヒャのことか。特に問題なく、つつましく用心棒やってるよ」
嫌味たっぷりに言う。
(・G・)「ああ。まるで自分から隔離されたがっているようだ。
シャッター前で寝ている。
要請が来ればちゃんと駆けつけてくれるが…」
( ■∀■)「クウネルコロスで満足してんのか。ちいせえ奴だなー。
このクソ荒れた世界を征服したいとか、ねえのかね?
喜んで支援してやるぜっ」
(・d・)「ふざけろ。ただでさえ人手がいねえんだぞ。
てめえは頭数に含められねえし
…聞けよ!」
( ■∀■)つ「ヒョー!親愛なる子供達!こっちに来るのだー!」
なになに、といった感じで角に集まってくる。
( ■∀■)つ「チョコに飴だ。ここで食っちまいな。大人どもにはナイショだぞ」
つ
(``)「わー!ありがとう黒メガネのおじちゃん!」
(#■∀■)「お・に・い・さ・ん!」
332
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 19:06:34 ID:esUFDT2M0
ニア( ■∀■)「あとこれサングラスだ!」
(・G・)「キョウさん」
( ■∀■)「んあー?」
(・G・)「差別をするのはどうかと思うが…」
( ■∀■)「こいつらーはな、育ち盛りでこれから芽生える年だ。
大人どもにあまーい飴やったとして、対価を払えるか?
悪魔と戦う用心棒にもなれそうにねえが」
(・d・)「同意だな。どうもここの奴らは気にくわねえ。
鉄パイプ一本でいいから悪魔に立ち向かうような事でもありゃあ、
俺は手を貸してやってもいいがな
しかしお前、ガキどもを悪魔使いに仕立て上げるつもりか」
( ■∀■)「まさか。決めるのは本人の意思だ。
だがこれからの世、一般人で生き抜くのはむつかしいぜえ。
サマナー…悪魔使いになるか、メシア教の奴隷になるか、勉強して偉い人になるか、だ」
確かに、現時点で教育施設もあらかた壊滅しているであろう今勉強に精を出してなりあがるというのは難しい。
官僚などのシステムも破壊されてしまっているだろう。
もはや、安息して眠れるような地位はそうないのだ。
だが…
(・d・)「メシア教の奴隷ってのはどういうことだ」
( ■∀■)「何も知らねえんだな。メシア教のやつらはICBMをぶちこんだ連中と手を組んでた。
お偉いさんは事前にシェルターにこもってたのさ。
お前の仇、エーだったか?
に指示を出してたトガイン・ブレードもそうだって噂だ」
ガタッ
(・d・)
その眼には、怒気がはらんでいた。
333
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 19:24:18 ID:esUFDT2M0
(・G・)「で…ディーくん?」
(・d・)つ ガサガサ
(・d・)つy= チェキッ
( ■∀■)「どした。怖いツラして」
_,
(・d・)「決まってんだろ。ブレードって名前は俺もあの時チラッと聞いた。
そいつがってことは、野郎も避難してるかもしれねえってことだ。
ぶち殺しに行くのよ。
ジー、急にすまねえな」
( ■∀■)「ま、待て待て待てまーて!!
エーの奴がいるとは限らねえし、無策で行ってもハチの巣にされるだけだって!
なんでシンジュクやらのメシア教の警備が手薄か、わかるか?」
(・d・)「…」
(・G・)「…戦力の集中というわけか」
( ■∀■)「そ、そ!
きっと拠点本部には高位の魔導士やらが腐るほどいるんだろうぜ!
一人じゃぶち殺されるだけだって」
(・d・)「…畜生が」
壁を蹴る。
(・G・)「…ちょっと話を聞いていいか?
何故そんなにエーという奴にこだわる?」
─
334
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 23:08:30 ID:esUFDT2M0
(・G・)「なるほど…当時疲弊していた状態で聞いたからか、今なら明晰にわかる。
キチジョウジ解放戦線に参加していたエーが裏切者で、君の大事な子を死なせる遠因を作ったのだな」
(・d・)「ああ、おまけにメシア教に取り入って隠れ蓑にしていやがったと。
どこまでもケツのきたねえ野郎だ」
(・G・)「…それほどまでにやられたのなら、復讐は何も生まないなんて言えないな。
仇を討ってからが、君の人生の再開なのかもしれない」
業というものは肉体を絡めとり、鎖を断たずに逃げ出そうとすれば骨から肉を引きはがすだろう。
この大破壊を生き延びた三人の強者はそれを本能でわかっていた。
( ■∀■)「ま、そーゆーわけだからよ。
気が向いたらメシア教の偵察してやるよ。
お前らは集金しつつ悪魔狩りで力をつけろ」
葉巻を吸い捨てると、スーツに両腕を突っ込んで歩く。
(・d・)「ポイ捨てすんな!!」
( ■∀■)「あぁん?
ロハでやってやろうつってんだ。
掃除くらいお前がやってくれよ」
(・G・)「最低」
ヤク*゚ー゚)『サイテー!』
(・く・)『さ、サイテー…』
─
配給が終わって、二人は一息つく。
(・d・)「さて、ガイア神殿に行くか」
(・G・)「え?」
(・d・)「俺の勝手で悪いが、奴が在籍してるかもしれんメシア教の世話になりたくねえ。
理屈じゃあそこが一番安いってわかってるんだがな…
回復道場は高いしな。問題あるのか?」
(;・G・)「い、いや…」
335
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 23:27:26 ID:esUFDT2M0
(^d^)「あ!わかったぜ。この前のとっこうたい襲撃の件だろ?
また襲ってきたら俺がぶっ殺してやる」
(;・G・)「いや…」
>ガイア仮神殿
(・d・)「仮神殿ね…雰囲気は悪くねえな」
(`Д´ ) 「おや…先日の…
体の方はあれから大丈夫かな?」
(・d・)「ん?昨日にでも来たのか?」
(`Д´ ) 「さよう。あの解体ぶりは凄まじく…
まるで人間でないかのような…」
と(;・G・)つ「ストップ!何もなかった!さあ、仲魔の魔力補充を…」
─
と(`Д´ ) 「終わったぞ。これを取っておけ」
>如来像を手に入れた
(・G・)「これは…?」
(`Д´ ) 「先日のそちの戦いぶりには感服した。
それは混沌の精神を持つ者に多大な恩恵を授けるもの。持っていけ」
(・d・)「ふ、懐かしいブツだな」
>仮神殿外
(・G・)「すまん、ディーさん。
俺はしばらく遠出する」
(・d・)「…なに!?
お前が始めたボランティアだろうが!!」
336
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 23:55:42 ID:esUFDT2M0
(・G・)「落ち着いて聞いてくれ。
別にここを離れるわけじゃない。
…そろそろ、イチガヤ駐屯地の食料が尽きそうなんだ」
(・d・)「なに!?
なんで早く言わねえ!!」
胸倉をつかむ。
(・G・)「あの大閃光の日に大盤振る舞いしてしまったのがあるんだろう。
君たちと会う前の話だ…すまない」
(・d・)「で、これからどうするつもりだ」
(・G・)「何も駐屯地はイチガヤだけじゃない。
メグロにでも遠出してたんまり持ち帰ってくるよ。
すまないが留守を頼む」
(・d・)「勝手な事を…いいぜ。
キチガイが出たら撃ち殺す。
迷いなくな!」
(・G・)「…それでいい。
荷造りしたらすぐ行くよ」
─
>イチガヤ駐屯地跡地
(-G-)
つと
嘘だった。
計算して、地下に埋まっている食料にはまだ余裕があった。
意識はあったが、人の頭を果実のように潰した感覚は残っていた。
暴走して巻き込みたくなかった。
ここで尊敬する三島由紀夫のように自死したかった。
だが自分がいなければディーに自分勝手な事を押し付けることになる。
彼にも自由がある。
怒って出て行ってしまえば、住人達は餓死か悪魔に食われる事になる。
(∩G∩)
https://pbs.twimg.com/media/FwlFWp-aYAIVQVx.jpg
2020年 大破壊の序章
完
337
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/20(土) 23:56:56 ID:esUFDT2M0
>>307
おつありです!
ゴールデンウィークまでに終わらなかったよ…
338
:
名無しさん
:2023/05/21(日) 02:20:35 ID:5ULoUIHg0
オツ
339
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/21(日) 23:33:27 ID:sNpBlU..0
おまけ
2020年時点でのディーとジー
https://pbs.twimg.com/media/FwqK13qaQAE_EIC.png
https://pbs.twimg.com/media/FwqK4RyaAAMPcb_.png
340
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/22(月) 23:15:54 ID:5Ry7aQXY0
コロナ・ショット!2021-2022
<゜)))彡「貴様…まさか吾輩を倒して名声をあげようとでも?」
https://pbs.twimg.com/media/FwvLfhuWYAsE7Hs.png
(・d・)「まぁな。一応ソロモン72柱なんだろ」
<゜#)))彡「俺様の力を思い知れ!!」
エイの姿を取った堕天使はヒレをばたつかせて暴れ始めた。
(・d・)つy= 「だろうな」 ドン
威嚇射撃。
<゜;)))彡「ひー!ルシファーさま、お助けー!」
https://pbs.twimg.com/media/FwvLjAxWIAIYi4P.png
逃げ出そうとする悪魔のヒレに切れ込みを入れる。
そしてかがみこんで顔を近づける。
(・d・)「お前の道は二つだ…わかるよな?」
<゜)))彡「く、くそう。貴様ナニもんだ?
これで見逃してくれよ…」
口の中からねばついた硬貨を吐き出す。
==<゜)))彡「くらえ!フォッグブレス!!」 ブシュ
(-d・)「ちぃ!ジー!そっち行ったぞ!」
霧の嵐をくらい、銃口がおぼつかない。
(・G・)「どっせい!!」
つ<゜)))彡と ジタバタ
しばらくうなだれていたが、やがて力なくうなだれ、こうべを垂れる。
<゜)))彡「わ…わかりました。
このフォルネウス、今日からあなたのしもべ。
なんなりとお申し付けください!」
https://pbs.twimg.com/media/EL9t9GSVUAAikBD.jpg
341
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/23(火) 22:28:03 ID:oabDkGqo0
(・d・)「いいね、あんた。
悪魔相手には甘くするとつけあがる。
ぶちのめしてわからせた方がいい時もあるんだ、奥手すぎるよ」
(;・G・)「あ…悪魔も人間も、命の重さに1グラムの差もなく…」
フーッ
合成タバコをふかす。
(・d・)「あんた、それで誰か守れるつもりか。
味方だと思ったやつが裏切ってきたら?
それでまず犠牲になるのは、屈強なあんたじゃなくてガキどもなんだぞ」
(・G・)「…」
(・d・)「俺は正直、キョウの野郎も信用できないと思ってる。
何考えてんだあの野郎」
(・d・)「だから、さ」
チャキ、と弾丸でお手玉をする。
(・d・)「襲ってくる奴はぶち殺す。
友好的な奴は引き込む。
うだうだ考えずにこれでいいんじゃねえか?
…悪いな。気が滅入るような事言ってよ」
(・G・)「いや、すまない俺こそ。
ろくに仲魔を集められないばかりに…」
シンジュクの集落では、問題が起こっていた。
悪魔の徘徊対策に手が追い付かないだけでなく、奇病が流行っていた。
崩壊前にも流行っていた、インフルエンザにも似たものだ。
幼い子供や老人ほど病魔という名の「悪魔」の毒牙にかかっていた。
342
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/23(火) 22:49:26 ID:oabDkGqo0
─
(``)「ゲホッ!ゲホッ!」
(;・G・)「大丈夫か!!」
(・d・)つ「触るな。近づくな」
(#・G・)「貴様…ッ」
(・d・)「そのガキは隔離だ。
アヒャ、ゾンビ使って小部屋にぶちこんどけ」
(゚∀゚)「アヒャ!りょーかい!」
召喚されたゾンビアーミーが丁寧に子供を運んでいく。
(・d・)つ「黙れ」
壁ドン(誤用)をして威嚇する。
(・G・)「病人を見殺しにする気か!!
しかも子供だぞ!?」
(・d・)「黙れっていってんだ。
ほかのガキどもに感染しない可能性がどこにある。
…対策は考えるさ」
人々を集めて演説ごっこをする。
(^d^)「諸君!今クソガキが一人天に召された!
これから火葬してやるからありがたく思え。
それから、これからは感染確定した奴は即処分する。
くれぐれも濃厚接触…
いやらしい事は控えることだな!
ここは俺の街だ!!」
343
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/23(火) 23:04:36 ID:oabDkGqo0
「少し信じてたのに!独裁者!」
「この前もじいさんが死んじまって…
金取るなら最低限の安全は保障しろ!」
(・d・)「アヒャ」
(゚∀゚)アヒャ
(・d・)「文句言うやつはこの場で殺していいぞ。
逃げようとするやつは入念に心臓を撃て」
「な…んだと」
(゚∀゚)「ア!りょうかいヒャ
撃たれたい奴はいるかーぁ!」
獲物を見定めるそれで、たじろぐ人々を舐めるように見つめる。
人々は黙り、解散する。
(;・G・)「…君は、自分が悪になってまで二次感染をふせごうと…」
(・d・)「俺は自分が感染させられるのが嫌なだけだ。
勘ぐるな
アヒャ、業務に戻れ。
人は撃つなよ」
く(゚∀゚)アヒャ!
(・G・)「しかしどうしたものか…さっきので君の人望はガタ落ちだぞ。
何か解決策を示さなければ…」
(・d・)「あるさ」
手元にはスマホ。
344
:
名無しさん
:2023/05/24(水) 12:47:05 ID:7juu8qls0
乙
過去編のディーはまだエーと決着をつけられてないんだよね〜
現代編は何年間後なのかわからないけど、随分長い戦いだ
345
:
名無しさん
:2023/05/24(水) 15:12:06 ID:tVu1N3Z.0
乙
346
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/24(水) 22:49:00 ID:inbcrRcU0
(・d・)つ□ 「これだ。DDS-NETを開いてみろ」
(;・G・)「D、D、S、NET…こうか?」
つ□と
(・d・)「見る前に串をさしとけ」
(・G・)「…串?
アヒャさんに借りてくる!!」
==(・G・)と
つ
─
(;・G・)「バーベキューの串は持ってないってさ…」
(・d・)「天然かっ!?
Proxy略して串…いやこれも傍受されるからだめだな。
VPNって検索してとりあえず無料のを入れとけ。何もないよりマシだ」
(;・G・)「…それを介さないと見られないほど危険なサイトなのか?」
(・d・)「ネット全体がそうだがな。
おかしいだろ。核でトウキョウが吹っ飛んで電話会社も軒並み壊滅してるはずだ。
なのになんで、ネットが使える」
(・G・)「わからんっ!!」
(・d・)「どっからかwi-fiが飛んでんだよ、トウキョウ全土でな。
どこのお人よしの大富豪がサービスしてんのか知らんが、暗号化がされてねぇ。
ってことは、提供元から俺らの情報ダダ洩れの可能性が高いってことだ」
(・G・)「身元がばれれば、ここも危険に…?」
(・d・)「そうだよ。
とりあえず二人で片っ端から、ウィルスに関しての情報を探すぞ」
>数時間後
(・G・)「ディーさん!あったぞ!」
347
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/24(水) 23:16:44 ID:inbcrRcU0
https://youtu.be/aY6Pn5PYQyk?t=175
(・G・)「えーっと読むぞ…
トウキョウ崩壊前から流行っていた新型ウィルスは、新薬実験用にファイヤー社がばらまいた可能性大。
今や進化した新株も発生し、歯止めが効かない。
事業を引き継いだメシア教も、対応に難航している様子。
…と」
(・d・)「眉唾もんの陰謀論だな。
…なんでそこでメシア教が出てくる!?」
(・G・)「よくわからんが慈善団体みたいだからな。
大恐慌でうまくいかなくなったファイヤー社が委託した可能性がある」
>メシア教会シンジュク支部
「ようこそメシア教会へ…またあなたがたですか。
ウィルス患者を連れてきてこないでもらいたい。
感染したら困るのでね」
(・d・)つ 「お決まりのセリフはいいぜ偽善者。
メシア教総本部はどこにある」
「粗暴な無教徒に教えることはなにもありませんよ!」
胸倉をつかまれてなお、たじろがない。
(・d・)「いいだろう。お前の信仰心どれだけか…試してやるよ」
つy=と
「な…!」
(・d・)つy= 「あんたらは神の為なら喜んで死ねるんだろう?
ここで抵抗して脳漿飛び散らせて殉教といこうや」
銃口を当てられた眉間にしわが寄る。
(;・G・)「待ってくれ!俺たちはただこの街の人たちを助けたいだけなんだ!
メシア教との理念とも一致していなくはないはずだ!
おしえてくれれば…ワクチンやら薬を教会にも寄贈しよう!
だからどうか…頼む」
348
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/24(水) 23:37:34 ID:inbcrRcU0
「…シナガワにありますよ。
さっさと今日は出て行ってください」
(・d・)「待てよペテン野郎、一つ聞かせろ。
ワクチンとあんたらのとこの治療技術をあわせれば、ウィルス発症者は完治するんだったか?
神の奇跡だったか?」
ふん、と鼻で笑う。
「私は支部の者なのでね、保障はできませんが…
新型ワクチンと信心をあわせれば、おそらく」
(^d^)「ぎゃはははは!信心だってよ!
お前らの信心がこの未曽有の大混乱を引き起こしたんじゃないか?
…トガイン・ブレード」
「!」
顔色が変わったのを見逃さなかった。
(・d・)「何か知ってるな?オイ
シナガワにブレードとかいうやつもいるんだな?」
「わ…私は末端なので…
ゴッドサマナーという悪魔退治組織の長で、大使護衛の為に来日してきたというくらいしか…」
ジーが肩に手を置く。
(・G・)「よさないかディーさん。おそらくこの人は本当に何も知らされていないんだろう。
追及してもかわいそうなだけだ」
ほっと司祭は胸をなでおろす。
「理知的な人がいてよかったですね!
このままでは、シブヤからテンプルナイツを呼ぶところでした!」
(・d・)「せいぜい朗報を楽しみにしてな。
いくら神にいのっても、感染せんとは限らんからな」
「この、蛮族がッ!」
349
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/24(水) 23:40:03 ID:inbcrRcU0
>>344-345
おつありです!
こうやって感想いただけるのが一番の励み…
四文字「誰がハゲだ!」
350
:
名無しさん
:2023/05/25(木) 00:29:46 ID:/FHOMJJE0
おつです
351
:
名無しさん
:2023/05/25(木) 01:53:18 ID:bEy/3d/o0
つまんね
面白いと思ってるの糞作者?
お前がコロナで死ねばよかったんじゃね?
352
:
名無しさん
:2023/05/25(木) 02:17:37 ID:izZTxASA0
コロナで死ねばよかったのはまさにお前の方だ的なレスがありそうなのでフライングする
このスレが好きだが何でもいいからとんでもなく当たりたい気持ちにも共感してしまうから全員無事でいろ
353
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/27(土) 12:51:36 ID:HSZGlSe20
(・d・)「それを言うなら不心得者だろ」
─
(・d・)「さて、テンプルナイツとやらを呼ばれる前に作戦会議と行こうぜ」
(・G・)「ああ、皆を理不尽に死なせるわけにはいかん!!
ところで」
プルルルルル
(・d・)□ 「なんだよ、うっせーな…」
テレビ通話だった。
(■∀■)『ハロー。元気してるぅ?』
(・d・)「なんだお前か。用がないなら切るぞ」
(■∀■)『いやね、困りごとがあるんじゃないかと思ってな?』
(・d・)「ふん。ほんと気まぐれだな。腹が立つ」
─
(■∀■)『ふうん、そっちにもウィルスが飛んでんのか。
難儀なこったねぇ』
(・G・)「他人事ではない。あなたも感染するかもしれないんだぞ」
(;・d・)「おいこら顔を寄せるな」
(■∀■)『俺の心配はいいの。それよか…』
顔の表示が消え、スマホにカタログのようなものが写し出される。
(・d・)「なんだこりゃ?」
『キョウイチ様の新たなビジネスだ!ヒョウッ!
初回限定だ。好きな悪魔を選びな!』
カタログをスワイプして数分試案したあと、答える。
(・d・)「これがいい。人間に化けられるか?」
http://ifs.nog.cc/hkaityo.hp.infoseek.co.jp/dq/imaged1/073-50.gif
354
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/27(土) 13:06:38 ID:HSZGlSe20
『鬼女ナアス。まさかナースっぽい語感だけで選んだんじゃねーだろーな。
そいつの正体知ってんの?』
(・d・)「アホどもを安心させられるなら一時しのぎでもいい。
それよか、人間には化けられるのか?」
『できるぜぇ。むしろできない悪魔の方が少ないんじゃね?
じゃあDDSデータ送っといてやるから、あとは頑張りなっ!』
>一時間後
__
仁´ ╋./ ハイ、コンニチワ
〃,从 从,)
ハリ,,^ーノリ )
/ "^Y^",7
(__ l : l
/___ヽ
. (( (/.ヽ)
(・G・)「みなさんに紹介したい。
外部から連れてきた、ナースのしぃさんだ。
もし怪我か何かをしたら彼女にも言ってくれ」
[ ,'3 )「おひょ!美人で若い女じゃあ!」
(・d・)「手ぇ出すなよじじい。撃ち殺すぞ。
しっかし兄が死んだっていうのに呑気なもんだな」
[ ,'3 )「それが聞いてくれやディーさんや!
兄貴が息を吹き返したんじゃ!
簡易検査でも陰性!
ほら、兄貴…」
[ ,'3 )「…」
(;・G・)「なにぃ!?確かに死亡確認はしたはず…」
(・d・)「生きてたんならいい事じゃねえか。
せいぜい再感染しねえ程度に仲良くしてくれや…」
(゚∀゚)アヒャ チョットチョット
アヒャが手招きをしている。
355
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/27(土) 13:28:30 ID:HSZGlSe20
「なんで私たちが閉じ込められなきゃいけないのよぉ!」
「差別だわ!差別!」
(・G・)「どういうことか説明してもらえるかな?」
(゚∀゚)「アヒャ!こいつら検査したら陽性だった。
だから閉じ込めた!」
「別に汚らわしい男と致したわけじゃないのよ!
いたって健全!」
(;・d・)「あのなぁ…男女じゃなくても濃厚接触は成立しちまうんだよ。
頼むから少しの間くらい我慢してくれ」
─
(・d・)「そういや、野郎からの電話の前に何か言いかけてなかったか?」
(・G・)「ああ、実は…」
(・d・)「駐屯地地下にマスクがあったのか。
さっそく配ってもいいか?」
(・G・)「もちろんだ。カウンターでも特に染み込んでいる様子はなかった。」
─
住民達にマスクを配り、アヒャには引き続き警護を命じた。
『生きたければ濃厚接触厳禁!!』
(#・d・)つ「さて、でかでかと貼っておきゃ抑止力にはなるだろう」
つ
ぼろ布にマジックで大きく文字を書いて貼り付ける。
(・d・)「そういや疑問だったんだが、駐屯地にワクチンはないのか?」
(・G・)「探せば残っているんじゃないか?
我々自衛隊は護国の要!
その自衛隊員がかかってしまっては、救助活動すらろくにできないからな!
俺も接種済みだ」
356
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/28(日) 10:24:52 ID:aM20Xpfw0
(・d・)「…」
(#・d・)「もっと早く思い出せ!!」
つ(;・G・)と イタイイタイヤメテ!
>イチガヤ駐屯地跡
(・く・)「久々に呼んだ?」
(・d・)「ゴブリン。魔力尽きるまでタルカジャを頼む。
んでお前も発掘に参加するんだ」
(;・く・)「ええ…俺もっすか…」
(・d・)「ひたすら瓦礫を掘り返し、あかない扉があったらこじ開ける。j
時間との勝負だぞ」
(-G-)「この無駄な力を発揮できること、運に感謝する…」
(・d・)「ん?何か言ったか?」
(・G・)「いや、何でもない。
早く発掘をすすめよう。
ゴブリンさん、頼む」
(・く・#)「タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!
スクカジャ!スクカジャ!スクカジャ!」
>発掘開始
(・d・)つ「どっせい!」
つ
地下の瓦礫をどかす。
(・d・)つ 「ゴブリン!リキ入れて働かんかい!」
(;く;)「ひぃ〜!召喚料と見合わないよぉ〜!」
(・d・)(こいつの弱腰は変わらんな…)
357
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/28(日) 10:52:00 ID:aM20Xpfw0
─
>威圧的
(#・く・)「俺は今気分が超絶悪いんだー!
今すぐ地獄に送ってやるぜ〜!」
(・d・)つy= ドドドド
威嚇射撃がゴブリンの体をかすめる。
(;・く・)「ひっ!」
(・d・)つy= 「もう一度チャンスをやろう」
(;く;)「わあ!今のはなし!な、なんでも致します!」
https://pbs.twimg.com/media/FwvLkc3X0AQ0GJ_.png
>妖精 ゴブリンは仲魔になった
(・d・)「お前、何の芯もないのかよ。
売った喧嘩だ。せめて戦って死ね」
(・く・;)「お、おいら、ほかのゴブリンとちがって気が弱いんだよ…
合体で強くしてくれないかなァ…」
ディーはスマホでアナライズデータを確認する。
(・d・)「タルカジャ・マカカジャ・スクカジャ…
この魔法ってなんだ?」
(・く・)「タルカジャ味方の筋力を上げる魔法で…マカカジャは…」
(・d・)「よし、決めた。
お前はしばらく合体させん。
タルカジャ役になれ」
(・く・;)「ちょ…おいらなんてちょっと強い悪魔に殴られたら殺されちゃうよ!!」
(・d・)「俺の後ろに隠れてろ。それだけでいい…」
(・く・)「兄貴ぃ!」
─
(・d・)□ 「もしもし。1階はどうだ」
『…ダメだ。もともと隊員の休憩所やら受付を兼ねてたからな。
核が落ちる前にトガイン・ブレ―ド部隊に荒されて何も残っていない』
358
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/28(日) 23:27:28 ID:aM20Xpfw0
『他のフロアも探してみる。
ゴトウ司令官の部屋が残っていれば、何かあるかも…』
(・d・)□ 「了解。気を付けて進んでくれ。
ぼちぼち死肉漁りが出てきてるから、なッ!」
(・d・)つ-l==) ( )「ギャアアアアア」
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/561/1397/0226.gif
背後に迫る幽鬼グールを、振り向きざまにチェーンソーで両断する。
血が吹き出て、マグネタイトと灰に変わる。
(・d・)「人にも悪魔にもなりそこなった分際で血は出るのか。胸糞が悪い」
『聞こえてるぞ。あまり無用な戦闘は…うわ』
ガラガガガラ ドシャ
通話越しに轟音が鳴る。
(・d・)□ 「新手の悪魔か!?」
『いてて…いや、3階跡地のゴトウ司令官の部屋に何かないかと踏んだんだが…
心配ない。崩れていて足を踏み外しただけだ』
(・d・)□ 「びっくりさせんなよ。
まぁあんたの強靭さなら大丈夫だと思うがな…」
(・く・)「ラクカジャ持ちの悪魔いた方がよかったんじゃない?」
─
(;・G・)「さて…ここは二階かな…ディーさんと分断されてしまったようだが…
どこもかしこも核のせいで床の地盤が緩んで、地下になってしまっている」
きしんで開かない扉を無理やり開けて脱出路を探していく。
(;・G・)つ「どっせい!…ん!?あの木箱は!」 ギギギギギ
つ
https://pbs.twimg.com/media/FxLbZmuacAEsMxA.png
(・G・)□ 「おーい!ディーさん!合流しよう!マップアプリに俺の位置情報を送るよ!」
359
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/29(月) 23:57:07 ID:ud4h0aNc0
>シンジュク地下街
ハリ,,^ーノリ「さあ、治った…と思うわ!
私はみんなの白衣の天使!
よろしくネ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FxLbYBUacAEesb1.png
(``) 「ちゅうしゃ、思ったほど痛くなかったよー」サスサス
つ
(・d・)「よく我慢したな。
さあ、ワクチンを打った奴は金を受け取って回復道場へ!
それでウィルスは抑えられるはずだ」
人々は護衛悪魔に連れられ、列を作り歩いていく。
「キャー!美人さんありがとう!」
「ねぇ…よかったら…乙女の園に…どう?」
ハリ,,^ーノリ「今忙しいから、あとで、ね♪」
(・G・)「…しかしよく考えたな。悪魔を看護婦に仕立て上げて安心感を誘うとは」
つと
(・d・)「あとで調べたが、あれはドゥルジ・ナスという最古の宗教…ゾロアスター教の大悪魔の分身みたいなもんだそうだ。
本来は疫病やらを司るやべーやつだそうだが、災い転じて福となすってやつだ。
ワクチンだって、ウィルスを瀕死にしたもんを薄めてぶち込むだろ。
奴の病魔の力をうすめてワクチンに混ぜる…似た原理だ」
(・G・)「流石だなぁ。
ワクチンのアンプルは割れてなかったが、常温保存されていたからどうなるかと思ったよ。
国民を憂いた、ゴトウ司令官のご加護かもなぁ」
(・d・)「お花畑なこと言ってねぇで行くぞ。飯だ」
ミ ^Д^彡
(・G・)「司令官?」
(・d・)「おい!幽霊でも見えたのか!?」
(・G・)「…いや、なんでもない。腹減った!」
コロナ・ショット!2021 終
360
:
名無しさん
:2023/05/30(火) 01:40:37 ID:oImylMEE0
おつ
361
:
名無しさん
:2023/05/30(火) 08:25:42 ID:GejL718s0
乙です
362
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/30(火) 22:19:32 ID:a71Wq7Nk0
2022年、末期。
『よっ』
(・d・)□ 「よぉ」
(・G・)「お疲れ様です」
キョウイチの声。
ディー達は、かつてのヤクザ事務所に居を構えていた。
備え付けのコンピューターの磁器異常を直し、監視カメラと連動できるようにした。
(・d・)□ 「なんだこんな夜中に。イライラしてくるんだが」
『どっちにしても起きてるじゃねえか。警備員』
まぁ、確かに。
返事をする気力も失せていた。
正論を言われると答えるのが面倒くさい。
この数日、配給時以外はずっと事務所にカンヅメだ。
あくびをしながらディーは答える。
(・d・)□ 「で、なんの用だ。
くだらねえ事だったら殺すぞ」
『ヒョウ!いいねいいね!イライラしてきて目が覚めたんじゃねえの?
正直に答えろ。
そっちに、不自然に死から蘇った奴はいるか?』
363
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/30(火) 22:34:34 ID:a71Wq7Nk0
(・d・)□ 「そりゃ、いるだろ。
体が吹っ飛んだり、内臓ぐちゃっれてなきゃ、殺されたばかりの人間も金さえ出せば蘇る。
そういう世の中になっちまったろ。
メシア教の奴らは、自然死は神の摂理が〜どうこううるせぇけどな」
『一年ですっかりやさぐれちまったなぁ、オイ。
元々か!』
(・G・)「ありがたい事だ。助からない命も助かる」
『じゃなかった!
はーなーしーを、はぐらかすな。
回復施設や組成魔法で蘇った奴の事じゃねえ。
誰も手を施さなかったのが、ゾンビみてえに蘇ったって話だよ。
あったっけ?』
(・G・)「今、録画ビデオのアーカイブを探ってます。
ちょっと待っててください」
『お!?心当たりありか?』
(;・d・)□ 「ちょ、お前ジー!」
(・G・)「隠し通してもしょうがないだろう。
キョウさんも何か警告を遠回しにしてくれてるんだろう。
ですよね?」
『さあな。
神の味噌汁だ。
それらしいデータがあったら折り返せ』
(・d・)□ 「なんで俺たちの集落の問題に首を突っ込む?
ゲスト野郎は引っ込んでろ」
『俺のポケマネから支援してやったのを忘れたか?
それに、俺の信用にかかわる問題なんだよ』
(・G・)「どういうことですか?」
『あー、俺の実家ね…悪魔商売やってんだよ。
それでね…』
364
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/30(火) 23:07:16 ID:a71Wq7Nk0
─
DASU会合。
( ´)Д(`) 「よう。ノロマのキョウイチちゃん。
鳥悪魔のケツでも追っかけまわしてたのか?
コカクチョウのケツとかそそるよな!」 クチャクチャ
( ■∀■)「いつも食ってんなおめー。糖尿で死ねばいいのに」
( ´)Д(`) 「死ねばいいって思ってんのはお互い様だろ。
さて」
( ´)Д(`) 「在庫整理をやらせてた時の話だ。
GUMPが一丁ねえんだよ。
計算ミスったと思って、担当はぶち殺した、だが」
( ■∀■)「本当になくなってた…ってか?
俺に関係ある?
間抜け話をわざわざ聞かせに呼んだのか?
一人死んだせいで、一丁なくなった分の帳尻は合うんじゃねえの?」
( ´)Д(`) 「あれは大事な商売道具だ。顧客に卸す為のものだ」
( ■∀■)「じゃあ大した性能は出せねえはずだ。
お前が食っちまったんじゃねーの、ケケケ」
(# ´)Д(`) つ ドン!
前世紀の象徴、大理石のテーブルがたたかれる。
( ´)Д(`) 「俺はお前がちょろまかしたんじゃないかと…思ってるんだが!?
お前はDASU最高幹部として、仕事をろくにしていない。
小遣い稼ぎの為に適当に売り払ってるんじゃないかとな!」
( ■∀■)「俺の総資産額って、知ってるぅ?
それに男なら、バーッとバラ撒かなきゃな!
一丁ごときで何の影響が…」
365
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/05/30(火) 23:22:30 ID:a71Wq7Nk0
( ´)Д(`) 「我々独自の技術が流出されたら困るんだよ!!
万が一…解析でもされてもな!
ゴッドサマナーに現品が渡って、我々のアジトが特定でもされてみろ…
ただでさえあのクソどもがのさばって仲間達を狩っているんだ。
これ以上ヘタはうてんぞ」
( ■∀■)「俺がやったっていう証拠は?」
( ´)Д(`) 「やってない証拠もないだろう。
きさまは一匹狼だ。何も背負わん野のけだもの。証人がいないだろう」
( ´)Д(`) 「それに…GUMPの無駄な流出は…
ジャンユーおじいちゃんにとっても悪い話になるんじゃないか?」
( ■∀■)「…チッ。ここでジャンユー爺の話出すかよ。
食えねえ野郎だな。
で、俺に何をしろと。」
( ´)Д(`) 「いくらお前でも、買い物したりはするだろう。
そういうコミュニティからあたってみろ。
身の潔白は自分で証明してみせろ。 もし盗んだ奴がいるというなら…始末しろ。
じゃなければお前を殺すことになる」
( ■∀■)「へいへい。やってやるさ。
お前ごときに舐められんのも、シャクだからな。
ところで。
二ホン円撤廃の件は進んでんだろうな?
ルキフグス卿との交渉は?」
( ;´)Д(`) 「ぬ…少しづつ進めているわ!!
いきなり今の通貨を撤廃してしまえば、新通貨がインフレを引き起こす!
そんなこともわからんのか!?」
( ■∀■)「まぁいいや。サタンの錫杖でせいぜい頑張って足なめててくれや。
ところで…」
( ´)Д(`) 「あ?」
( ■∀■)「最後に棚卸したのはいつだ」
( ´)Д(`) 「去年だが」
( ■∀■)「アホか!もっかい洗いなおせ!」
─
366
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/02(金) 01:21:08 ID:mC3sJz4o0
( ■∀■)「というわけでな、お前らんとこに密輸されたんじゃないかと思ってさ」
(・d・)□ 「ちょっと待て。そのGUMPってやつには自動死者蘇生の効果でもあるのか?」
( ■∀■)「詳しいことは企業秘密。
ただ、何も知らない奴が持っててもロクな事がないってのは確かだ」
(・G・)「まず一つ、見つかった。
一年ちょっと前のだ」
映像が再生される。
─
( 3 )「コヒュ」
小部屋の中で、老人の息の根が止まった。
(゚∀゚)「アヒャ。くたばっちまった。
食っていいか。」
(・d・)「ダメだ。外で火葬するしかない。
アヒャ、お前も離れろ」
(・G・)「すまない…」
[ ,'3 )「兄者あああああああああああああああ”!!
ずっと一緒って…約束…」
数時間後の映像に移る。
( 。゚3 ) カッ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
内側から湧き上がるような雄叫びが響く。
「ちょっと、何!?夜中に!」
[ ,'3 )「あの声は若いころの兄者だ!
生き返ったんだああああああ!!!!!」
─
367
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/02(金) 01:57:02 ID:mC3sJz4o0
(・G・)「次の映像、いきますんね」
倒れたアヒャがギギギと声を出して起き上がる。
『蘇生…なのぉ?これ』
(・d・)□ 「今年の夏だな。
熱中症でやられてるところに悪魔に不意打ちを受けたんだ。
ありったけの氷結魔法で凍らせてほっといたら、立ち上がって動き出した」
『本当に人間かあ?あいつ。
ちょっと怖くなってきたんですけど』
(・G・)「今の冬の時期はきびきび動いてくれていますよ。
おかげで悪魔の迎撃はしばらく任せられそうです」
(・d・)□「ただ電撃には何故かすこぶる弱いみてえだ。
関電状態が俺達より長く続く。
そこは通電しにくく、感覚が鈍いゾンビどもがカバーしているようだが」
『他の死亡者は?』
(・d・)□「…体力のないやつは、回復施設でも無理だった。
ロストして灰になったよ」
(・G・)「子供はよく狙われる。か弱くてやわらかいのだろうか…?
内臓まで貪りつくされたら…もう…」
『そっか。まぁ弱い奴が死ぬのはしょうがねえよなあ?
動物も悪魔もそれで生きてんだ。今更人間だから枠から外れる事はできねえ。
だがガキを狙うのは卑怯だな!ヒョウ!』
(・G・)「とりあえずキョウさんの探しているものを持っているのは、アヒャかお爺さんということになるか。
ブツの参考画像をもらいたいのだが」
『オーケー。送っとくぜ』
(・d・)□ 「見当違いだったら、殺すからな」
368
:
名無しさん
:2023/06/02(金) 07:07:48 ID:9VnXIopU0
おつ
369
:
名無しさん
:2023/06/02(金) 12:16:47 ID:taPSj4Y20
オツ
370
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/05(月) 17:55:14 ID:KQ4Og6WQ0
>翌朝
[ ,'3 )「やめちょくれ!?兄貴が何したんだ!」
(・d・)つy= 「抵抗すりゃあ、殺す。ちょっと身体検査するだけだ」
( ,’3 )「…」
老人兄はゆっくりと進み出て服を脱ぎ始める。
(;・G・)「いやいや、いや!服の上からのボディーチェックと、部屋の中を見せてもらえればいいから!
じじいのサービスシーンとか誰得…」
ディーが銃を構え、ジーが身体検査をしていく。
(;・G・)「ん?胸に生えているこの突起は?」
[ ,'3 )「TKBじゃねーぞ。兄貴が戦争中に食らった弾の跡だ、多分」
みすぼらしき服から、黒いとんがりが見えていた。
(・G・)「部屋の中からも上着からも、銃型COMPらしきものは発見できなかった。
一時保留で、シロとする」
ディーが静かに銃をおろす。
(・d・)「いいか。俺はお前ら住人を信用しちゃいねえ。
処刑人なら二人はいるからな。俺含めて
それを忘れず粗末に生きろ
次はあのイカレ野郎だ!」
ゲプ
(゚∀゚)「アヒャ。お前らか。食うか?」
371
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/05(月) 20:43:36 ID:KQ4Og6WQ0
肉を差し出している。
(・d・)「いらねーよ、そんなもん」
(゚∀゚)「アヒャ!食わんと戦えるもんも戦えねえぞ!」
合成たばこを取り出す。
(・d・)y- 「しかしお前がこの二年間、暴走なしでやってこれるとは思わなかったぞ。正直」
(゚∀゚)「ア!アホどもがやってきてくれるから退屈せずに済むから、ヒャ!」
(・G・)「退屈?」
(゚∀゚)「イライラするんだよ。うまく何かいかない時、退屈を感じるとき。
だからアヒャッてぶち殺してぶち殴る」
(・G・)「…凶悪犯め」
(゚∀゚)「アヒ?お前らに言えた事か?悪魔を殺してる奴らが。
生きるっていうのは、ほかの誰かの命を奪うことだろ。
世界を学校のクラスに例えるなら、席って有限だろ。
そして二ホン組はクラス分けなんてできねえほど狭い。
他の何かを貪って生きてるのは、ここにいる誰もが同じだ。
地下のゴキブリどももなァ」
(゚∀゚)アヒャ
つ=lニニフ□-)
包丁に肉片がくっついている。
(-□〇□-)つ- 「ヒャッハァー!!」
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/549/1342/0183.gif
https://www.youtube.com/watch?v=qalFLyKBwT
鉄パイプ攻撃が頬をかすめ、バイクの体当たりがジーを転倒させる。
(・d・)つつy ─(-□〇□-)→ 「カスが!」
ボウガンがレイダーライダーの頭を貫通する。
朝焼けの向こう側から、次々と排気音が聞こえてくる。
(゚∀゚)アヒャ!
(・d・)「今夜のおめえの夕食は決まりだなッ!行くぞ!」
372
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/05(月) 22:02:32 ID:KQ4Og6WQ0
(・d・)つ-l==)
つ-l==)
ギりりりりりり。
銃で怯んだレイダーの首をチェーンソーで切っていく。
(゚∀゚)「アヒャ!首捨てるな!食うから!」
つ→(-;〇□-)
近くの海から拾ってきた銛で、頭蓋骨を砕いていく。
怖気て逃げる者には散弾銃。
(;・d・)「喰うのか…」
つ-l==)
─
(・d・)「あーあ、ショットガンで吹っ飛ばすから頭は食い物にならねえんじゃねえのか?
胴体やれよ。寄〇獣でも描いてあったぞ」
(゚∀゚)「アヒャ!内臓も食えるところは喰う!肉に弾入ったら喰いにくい!ペッ」
(・G-)「あんな汚い奴らの内臓なんてやめておけ。
汚染されているものを食べたら、蓄積するぞ」
(・d・)「起きてたなら加勢しろよ」
く(・G・)「すまん。今起きた…不意打ちとは汚い奴らだ」
(・d・)「悪魔も人も、命の重さは1gも変わらないんじゃなかったのか?」
(・G・)「まぁそうなんだが…流石にああいった奴らはな。
現に戦う力もない人々が襲われて殺されている…」
─
「いやー!セクハラー!」
(;・G・)「い、いや…怪しいものを持っていないか検査を…」
「そう言って私たちの純潔を奪うのね!ちかん!ごうとう!ひとごろしー!」
(#・d・)「ええい、もういい!女ならいいんだろ女なら!
黒い銃を持ってないか徹底的におさわりしろ!」
ヤク*゚ー゚)「はぁい」
ハリ,,^ーノリ「はいはい検診のお時間でーす♪」
373
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/05(月) 22:32:13 ID:KQ4Og6WQ0
>数日後
(;``)「ゲホッ!ゲホッ!」
(;・G・)「凄い熱だ!
まさかまたあのウィルスが…ワクチンは定期的に打ってたはず!!」
(・d・)「触るんじゃねえッ!
全員食料持たせて各所に隔離!外に出すんじゃねえゾ!」
カチャカチャと、壊れかけのベルトを締めなおす。
(;・G・)「どこに行くんだ!
こんな非常時に!」
(・d・)「あほんだらが!決まってんだろ…
メシア教本部だ。
アヒャ!アヒャはいるか!?」
(゚∀゚)□ アヒャ
(・d・)□ 「ちょいとシナガワまで遠出する。
留守番してろ」
(゚∀゚)□ アヒャ!
>空中
(・d・)
<゜)))彡と(;・G・)
堕天使フォルネウスに乗って掴まり、瓦礫の街を空中遊泳する。
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/165/416/shinjuku2.png
(;・G・)「きっつい…」
(・d・)「我慢しろ。あんたの膂力ならなんとかなるだろ。
手を離したら海や大穴に真っ逆さまで死だ」
(・d・)「キリキリ泳げよフォルネウス。
ところで、お前に聞きたいことがある」
<゜)))彡「な、なんだ…」
(・d・)「エーという奴の仲魔だったりしたか?」
374
:
名無しさん
:2023/06/06(火) 00:47:05 ID:yR1nm0Uw0
おつ
375
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/07(水) 00:36:59 ID:GL79KFKI0
<゜)))彡「し…知らんが…」
(・d・)「そうか。ならいい」
(l・G・)「随分と納得するんだな。あっさりと」
(・d・)「悪魔は約束を破れない。特にこいつみたいなソロモン72柱はな。
こいつは人間じゃない。だから信用していい」
(・d・)つy= 「おっと、悪魔使いが荒いからってふり落とすんじゃねえぜ。
ドタマぶちぬくぞ」
<゜)))彡「わたぁー!や、やめてくれぇ〜!」
(;・G・)「頼むぞさかなクン。ここで墜落死なんてごめんだ」
<゜#)))彡「一応、エイの悪魔だ!」
(;・G・)「すまん」
─
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/182/427/ginza.png
(・d・)□ 「お疲れ。戻れ」
『ほっ』
ボロボロに寂れたトウキョウタワーを目印に、降りる。
(・d・)「無様なもんだぜ。スカイツリーに追い越されたとはいえ、二ホンの象徴だったのにな」
(・G・)「争いは何もうまない。全て死に、壊れる…」
(・d・)「いや、生むぜ。憎しみをな」
(・G・)「…」
(・d・)
(□=□)(・G・) (・Д・川 パカラッパカラッ
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/182/427/ginza.png
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/182/427/ginza.png
妖獣アツユと堕天使べリスの馬に乗り、南に進む。
(・G・)「ふう、やっと楽ができる」
376
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/07(水) 00:37:48 ID:GL79KFKI0
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/556/1371/0209.gif
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/546/1321/0124.gif
377
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/08(木) 00:14:34 ID:7kvaBy1E0
狂 `皿´)「異教徒め!ここは通さ」
https://pbs.twimg.com/media/Eaamvu_UMAAEbwe.jpg
ドン
(・d・)「三下お決まりのセリフ、ご苦労様です」
つy=
(;・G・)「いいのか?」
(・d・)「あいつらじゃ話にならん。もっと上の奴に用がある。スピード上げろアツユ!」
(・Д・川「おうよ!アギラオ!」
(□=□)「アギラオ!」
火炎多重攻撃が、狂信者たちを焼き払う。
(・G・)「なんでシナガワにまで来たんだ?
子供たちが苦しんでいる」
(・d・)「アホか。ワクチンを取りに来たんだろうが。
DDS-NETでの情報を忘れたか?」
(・G・)「あっ…そうか」
ワクチン開発会社、ファイヤー社。
世界大恐慌によって会社の単独での維持が難しくなり、メシア教に開発を委託したという。
そこになら最新のワクチンがあるに違いない。
眉唾情報でも、ディー達は縋るしかなかった。
>大聖堂前
https://www.4gamer.net/games/017/G001723/20150220101/TN/001.jpg
(;・d・)つy= 「けっ、次から次へとわいてきやがる。ゴキブリが」
つ-l==)
狂信者たちは突っ込むことしか知らない。
向かってくる者はみな、肉片にされた。
流石のディーも顔が青く、息も荒くなってきている。
身なりのいい部隊が待ち構えていた。
(▽口▽十)「異教徒め。ここから先は流石に通さんぞ」
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/537/1257/0177.gif
378
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/08(木) 00:15:08 ID:7kvaBy1E0
本日休載
379
:
名無しさん
:2023/06/08(木) 21:16:20 ID:IDjOc1wk0
乙
380
:
名無しさん
:2023/06/11(日) 11:49:13 ID:oP4VCxBQ0
テンプルナイト。
メシア教に殉教の誓いを立て、洗礼を受けた上級戦士である。
狂信者とは格が違う。
>TALK
(・G・)「あなたがここのリーダーか。手荒なことは避けたい。
ワクチンを譲ってくれないだろうか?」
(▽口▽十)「馬鹿が!ここまでに我らの同志をどれだけ殺してきた?
この背信者め」
(・d・)「話にならねえな。力づくで通るしかねえよ」
ディーが進み出ると、7人のテンプルナイトが陰から現れた。
(▽口▽十)「行くぞ!タルンダ!」
(▽口▽十)「タルンダ!」
(▽口▽十)「タルンダ!」
(▽口▽十)「タルンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
== (・d・)つ -l==) ガクッ
なりふり構わず切り裂きに行くディーの体勢が崩れる。
-l==)狂 ;`皿´)「ぎゃあああああ!」
取り落としかけたチェーンソーが投げつけられ、そこらの狂信者の首筋をえぐる。
(▽口▽十)「打撃力を下げるタルンダ、動きを抑制させ命中を下げるスクンダ。
これがあわさって重加速という現象を引きおこす」
隊長格らしき者の指揮で、テンプルナイトが一斉にディーに襲い掛かる。
381
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 12:21:26 ID:oP4VCxBQ0
(□=□)「アギラオ!」
ベリスが、ディーを取り囲んだ騎士の背中を焼く。
(▽口▽;十)「ぎ!」
(□=□)『いくら重加速とやらといえど、止まっていれば当たるだろう』
(・Д・川『お前頭いいな!俺もアギラオ!』
(▽口▽#十)「堕天使…神に許されぬ存在…
そんなものを使役するとは、まさしく邪教!」
激昂した隊長が、叫ぶ。
(;・G・)つ(・d・)
つ
「ディー…君!大丈夫か!」
ジーが怪力で引き戻す。
(・G・)「なる…ほど…な…
魔法…攻撃…なら…威力は…」
重加速の影響で喋りもスローになる。
一番最前線で戦ったディーが、一番そのあおりを受けている。
(・Д・;川『てめえええええ!!
今すぐ地獄に送ってやるぜー!』
取り囲まれて脇腹を刺されるアツユが叫ぶ。
ゼロ距離火炎でテンプルナイトが炎上する。
(□=□)
つ─(口十)→
ベリスの会心攻撃が、焼け悶えるテンプルナイトにとどめを刺す。
打撃攻撃の威力は減衰したが、堕天使の鎧に決定的な攻撃を通せもしないテンプルナイツ。
戦いは膠着していく。
(▽口▽十)「馬だ!馬を狙え!」
(□=□)『!!』
382
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 13:12:49 ID:oP4VCxBQ0
(;・G・)つ==〇 「おおおぉぉぉぉらあああああ!!」
ディーの指示を受け、地獄玉を投げつける。
テンプルナイトは燃えるを通り越してドロドロに溶ける。
(・d・)□
スマホをタッチする指も遅くなっている。
(;・G・)「まだかディー君!」
(・く・;)(・d・)「兄貴」 「焦…るな!」
<゜)))彡== □と(・d・)「い…けっぇー!」
勢いよく飛び出したフォルネウスが、包囲網に電撃の雨を降らす。
<゜)))彡『ベリス避けろ!
マハジオ!!』
(▽口▽十)(▽口▽十)(▽口▽十)(▽口▽十)「「「「があああああああ!!」」」」」
小隊が一斉に焼けこげる。
(▽口▽;十)「ぐ…」
つ
(・d・)「ま、だ、生きてた、か。決着を、つけようぜ」
つ-l==)
落ちたチェーンソーを拾い、徐々に肉薄していく。
と(▽口▽;十)「待て、待て!私の負けだ!」
ポロン、と。
焼けこげたロザリオを落として戦意喪失の意を示す。
(・Д・#川『てめぇ新入り!俺まで殺す気か!』
<゜)))彡「はっはっは!許せ許せ!」
383
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 13:48:18 ID:oP4VCxBQ0
(▽口▽十)「その悪魔…データベースによるとフォルネウスだったか。
強いな…以前討伐した時は我々を一撃で屠るような雷撃の強さはなかったはず」
(・d・)「鍛え方が違うんだよ」
(・く・;)(俺がマカカジャかけてたんだけどなぁ…)
戦闘終了し、全ての補助効果が消え去っていく。
(・G・)「ディー!降参したならもうやめだ。
騎士殿…安心してほしい」
ゆっくりと立ち上がる隊長。
(▽口▽十)「貴殿らは、わが同胞を退けてまで何をしに来たのだ」
(・d・)「ワクチンだ。ここにあるんだろ?
戦利品としてよこせ」
(▽口▽十)「ははは!異教ながら豪快なやつ!気に入ったぞ!
大司教がいらっしゃる本堂まで案内しよう」
歩いている中で、隊長はひっきりなしに話しかけてくる。
(・G・)「私達の住んでいる集落でウィルスがまた発生した。
だからワクチンを分けてほしいのだ。
特に子供や老人が苦しんでいるのは見るに堪えない」
(▽口▽十)「義賊というやつか。
真に邪悪ではないようだが、堕天使という悪の象徴を使役しているのはいただけんな。
どうだ。私の推薦でテンプルナイトになっては?
堕天使も、悪魔合体とやらを駆使すれば神聖の象徴たる天使に転生できると聞いた」
(・d・)「あいにくメシア教の奴らは好かなくてな。
俺たちの住処でも、蛮族やらずいぶんな差別をされたよ」
─
>メシア教大聖堂本堂
「どなたですか、そちらは」
(▽口▽十)「は、大司教様。こちら、我々テンプルナイツ11隊を破りし剛の者達です。
子供達のためにワクチンを取りに来たと聞きます。どうかご慈悲を…」
「フン」
384
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 13:59:15 ID:oP4VCxBQ0
(‘_L’) (▽口▽十)「ガ…ブレード…!?」
つ
鷲鼻の男がナイフで隊長のアバラをこじ開ける。
(‘_L’)「失態だな隊長。情にほだされてけがらわしいサマナーを連れてきたか」
(▽口▽;十)「が…ぼ…」
口から血の泡が溢れ出てくる。
(‘_L’)つ 「ふん」ブチィ
隊長は心臓を切り取られ動かなくなった。
(‘_L’)「ヘブンの材料にまわしておけ」
「はっ」
白衣を着た集団が死体を回収していく。
(#・G・)「何をする!」
目が怒りに燃える。
(‘_L’)「メイガァス!」
(・V・)「リムドーラ」
ブレードと呼ばれた男の背後に潜んでいた魔術師の特大衝撃ダメージが一行を襲う。
意識がなくなった。
─
(-d)「生きてっか、ジー」
(・G・)「なんとかな。だが仲魔はやられてしまったようだ」
二人とも体を縄で縛られ動けない。
(‘_L’)「ふん、いい体だ。こいつらもヘブンに…」
385
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 15:23:15 ID:oP4VCxBQ0
『早計です。少し待ちなさい』
スピーカーから声が聞こえる。
青暗い部屋の中に自分たちがいる殊に気づく。
(・d・)「牢屋…か…」
『申し訳ありませんがね。戦闘能力などない私が直接お会いする事はできないのですよ。
お話ならここで聞きましょう』
(・d・)「表の大聖堂はフェイクで、ここが本拠地ってわけか。
そうなんだろう?地下シェルターの教祖さんよ」
『む…?何故断言できるのです?』
(・d・)「反響音でわかる。普通の室内と違って音が吸い込まれるのが弱くエコーが残響してんのさ。
それにこんな湿った部屋の材質は地上でそうそう使えるもんじゃない」
『なかなか頭が回るようだ』
(・d・)「それに戦闘力のないらしいあんたが、あんなスカスカでみすぼらしい表の聖堂にいるとは思えん。
いくら周りを聖堂騎士で固めても、ライフルに熟練したスナイパーに上から狙われたら…ドン!」
『むぅ…やりますね。目的は私の暗殺ですか?』
(・d・)「場合によってはそうなるかもしれんな.。
おとなしくワクチンを渡してくれればおとなしく帰」
ドカッ
(;・d・)「ぐ!」
無防備のまま、腹を蹴られて悶絶する。
更に足で頭を踏まれる。
(‘_L’)「あまり調子に乗るなジャップ。
この状況で間抜け大司教の暗殺などできると思うか?」
暗がりで顔は半分程度しか見えないが、あのテンプルナイトの心臓をえぐったトガイン・ブレードその人の声だろう。
周囲には威圧感のある気配が多く感じられる。
おそらくメシア教の戦士が集まっているのだろう。
386
:
名無しさん
:2023/06/11(日) 19:46:50 ID:hhjmT9o20
おつおつ
投下頻度凄い
387
:
名無しさん
:2023/06/11(日) 20:05:32 ID:g.y30SsI0
オツ
388
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 22:39:37 ID:oP4VCxBQ0
(‘_L’)「言っておくが、あの馬鹿のような育て方はしていないぞ。
味方だろうが敵もろとも刺し殺すように教育された者達だ。
いや、調教、か…ククク!」
(・d-)「なぁ…その片足、不自由なのか?かわいそうに…」
(‘_L’) ピク
踏みつけている足がイライラでびくついている気がした。
(・d-)「うちの集落に流れ着いてきた奴が元アレ部隊らしくてな、言ってたんだよなぁ。
イチガヤで暴れてたゴトウを、戦ってた小僧から奪ってトドメ刺して手柄奪って
キレられて膝ぶち抜かれた間抜け将校がいるってな」
(#‘_L’)「黙れ!!」
ディーが簀巻きのまま蹴り飛ばされる。
(-d・)「いてて…なんで怒ってんのかなぁ…
噂話だよ、噂話」
『トガイン、本当ですか?
あなたが悪の枢機卿ゴトウを討伐したのではないのですか?
何の為にメシア教の息のかかったアメリカ軍兵やゾンビ兵を貸し出したと…』
(#‘_L’)「黙れ黙れ黙れ!!馬の骨の言うことなど信じる気か!?
私が優秀な指揮でゴトウを討った英雄なのだ!!
殺してヘブンに変えてしまえ!やれぇ!」
( G)「あんたが…ゴトウ司令官を…」
(▽口▽十)つ-l----
テンプルナイト達が闇から現れ、剣を二人に振るう。
(# G)「ぬぐぐぐぐぐ…」
つと
と(#・G・)つ「どぉりゃあ!!!!!!」
馬鹿力で縄を引きちぎり、手近なテンプルナイト二人をラリアットに巻き込む。
389
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/13(火) 23:31:31 ID:61ngST3Y0
https://www.youtube.com/watch?v=Clkz6GxYHi
(#・G・)と 「ふぅぅぅぅぅ…!」
つ
テンプルナイトの腕を掴み、ぶん回す。
(#・G・)つ ==(▽口▽;十)「ぐわあああああああ!」
ブレードの真横にいる隊が吹っ飛ぶ。
(#・G・)つ「君たちに恨みはないが、その男に盲いて従うなら…」 ボキボキ
つ
掴んだままの騎士の腕から嫌な音がする。
(;口;十)「ぎゃああああああ!!ブレード様」
U
-l---- ポロッ
(;・d・)「ジー!俺の縄を解け!
早く!」
(;・G・)つ「応!」
手でひっつかんだだけでブチッと縄の一部を引きちぎる。
(・d・)つ-磁---- 「いただきだ!マヌケが!!」
テンプルナイトの標準装備、プラズマソードを落ちたそばからかすめ取る。
狼のような身のこなしで、数人の首を切り裂く。
「ぐえ…」
(・d・)□ 「金丹!召喚!」
(;‘_L’)「な!奴らの持ち物は全て没収したはず!?」
サブスマホの改造テザリングによって本体のプログラムにアクセス。金丹はジャケットに一つ忍ばせておいた。
(・Д・川「呼んだか!ディー!」
(・d・)つ「いちかばちか!おみくじだ!」
運が良い。僅かだけ、アツユの魔力が補充された。
(#‘_L’)つy= 「調子に乗るな…」
390
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/13(火) 23:52:07 ID:61ngST3Y0
(・G・)つと(‘_L’;) 「拳銃ごときで俺に勝てると思っているのか?」
https://pbs.twimg.com/media/FyghTHSaQAEr9sW.jpg
怒涛ののままに進軍し、怯むブレードから拳銃をチョップではたきおとす。
そしてそのまま手首をひねり、投げ飛ばす。
(;_L’)「ぎゃあああああ!!
殺せ!肉片にしろおおおおおお!!」
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
一団が迫る。
(・d・)つ-磁---- 「なめるな!カスどもが!」
うまく手持ちの剣一本で受け流し、一人の胸に刺す。
その勢いで回転斬りをし、背後を取った者を袈裟斬り。
死体を盾に他兵の動揺を誘う。
---l--と(▽口▽十)「怯むか!同胞とともに散れ!」
勇敢な一人が、仲間の死体と共にディーを突き刺す。
(口 十) ==と(・d・)「あらよっと」
と
早くも死後硬直が始まった死体に剣が突き刺さったままで一瞬狼狽する兵士。
その隙を見て、首を切り落とす。
首があった個所から鮮血のスプリンクラーが繰り出され、
目潰しされたテンプルナイトは次々と切り伏せられていく。
(;・G・)「ディー君!相手は人間だ!
あまり殺すな!」
(;・d・)「はぁ!?今更そんな事気に…」
つ-磁---- ジジジッ
(;-d・)「ぐわっ」 ガラン
電撃が走り、思わず唯一の武器を取り落とす。
(‘_L’)「ははは!愚民にしてはよく持ったと言っておいてやる。
その剣はな、神に殉教を誓った者が本来使いこなせるものなのだ。
このまま…そうだな。戯曲のサロメを知っているか。
サロメの末路のように、集団で押し潰してフィニッシュだ!」
391
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 00:17:34 ID:Ere1XAQY0
(・Д・;川「ディー!アギラ…」プスン
と(▽口▽十)「マカジャマ…」
詠唱が止まった。
魔封を食らったのだ。
(‘_L’)「デカブツもだ、動くなよ。
ジャップにしてはよくやったとほめてやる。
せめて半死半生でヘブン行きにしてやろうか」
https://www.youtube.com/watch?v=Udd9TYOoh-s
(・d・)「イキってんじゃねえぞ。ヘブン(天国)行きはテメエだ」
つつy=(;‘_L’)
いつの間にか首をホールドし、こめかみにブレード自身が落とした拳銃が当てられていた。
>TALK
(・d・)「てめえら聞け。確か仲間が死んでも攻撃を続けるんだったな?
じゃあ…
指揮者のこいつがくたばるとしても、俺を巻き添えに殺れるか?」
(▽口▽;十)「う…」
奥で待機していたテンプルナイト隊が怖じ気づく。
(;‘_L’)「ぶ、武装を解け!無能ども!!
まったく!私の命は貴様とどれだけ比類のならぬ価値があると思って…」
ヌッ
(・ G ・)「トガイン・ブレード。
人間も悪魔も、命の重みに違いはない」
ホラー映画のように眼前に迫った。
(;‘_L’)「Fuck!!
シェルターに逃げ込んでいただけのモグラどもとは思えんな…」
392
:
名無しさん
:2023/06/14(水) 01:00:00 ID:cVYVvNL60
おつ
393
:
名無しさん
:2023/06/14(水) 14:47:57 ID:.aTpYCno0
乙です
394
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 21:55:13 ID:Ere1XAQY0
(・G・)「モグラ…シェルター?なんのことだ。
俺たちはあの日以来地上で暮らしてきた…お前ら卑怯者と違ってな」
>連絡通路
(・d・)つy=(;‘_L’) 「キリキリ歩け。おれはそんなに気が長くない」
(;‘_L’)「あのれ…あの無能どもがあぁぁぁぁ…」
(・G・)「自分の命を賭してでも、部下を守って自分も生き残るのが常識じゃないかな、ジェネラル」
ジーがギロッと睨む。
自制心を保たなければ、首に手をかけて殺してしまいそうな勢いだ。
ディーが脅しという汚れ役を買ってでてくれなければ、きっと実行していただろう。
(・d・)つy= 「さて歩きながら尋問だ。ワクチンは本当にあるんだろうな?」
(‘_L’)「…教祖に聞くがいい」
カチッ
撃鉄が引かれる。
(・d・)つy= 「SIG SAUER M17か?ガチガチの軍用だな。
悪魔には物足りんだろうが、人間のドタマ吹っ飛ばすには問題なさそうだな」
(;‘_L’)「わぁ!ある!最新式のものが!
私も接種した!保証する!」
(・d・)「最初から言えってんだ。
次。ヘブンって何だ?」
(;‘_L’)「接種した者の士気を上げる薬品だ。
テンプルナイト以上の者にはもれなく支給されている」
(・d・)(返事があいまいだな…何か隠して)
(;‘_L’)「ついたぞ。いい加減に開放しろ」
(・d・)つy= 「ジー、よぉく縄をしばっとけ」
(・G・)「ああ」
「勇敢な戦士の皆さん、ようこそ」
395
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 22:24:09 ID:Ere1XAQY0
ファンタジーで王族が使うようなベッドから、布越しに厳かな声が聞こえてくる。
「まずは我々の非礼をお詫びいたします。
しかし、先にわが教徒達に手を下したのはそちらであるという。
ここはひとつ、痛み分けということで─」
(#・G・)「ふざけるなッ!」
大きな声が響く。
(#・G・)「この男、トガインブレードは正義の名のもとに我がゴトウ司令官を抹殺した!!
その償いは血をもってしても償われん!!」
「…はて、ゴトウさんには悪いことをしました。
しかしロッポンギに駐屯していたトールマン大使は、魔界の王ルシファーを招致しようとしていたとか。
彼が各研究所で未熟な技術を使い暴走召喚を起こし、トウキョウを悪魔あふれる混沌の地にしてしまったのがその証拠」
(・d・)「その地を更に混沌にしちまったのが、あんたらメシア教団とアメリカ軍じゃないのか?
あの日以前はそんな話を小耳に挟んだぜ」
(#・G・)「話し合いの道はあったはずだ!!先に仕掛けてきたのはお前たちだ!!
お前たちが子供達や親を殺し…人々の平穏な日常を…」
「─して、ゴトウさんの仇を取りたいのでここまできたのですか?」
(・G・)「…!」
(・d・)つ「ジー抑えろ。俺達が命張って来たのは何のためだ」
(・G・)「…
お願いがあってきました。
貴殿の兵らを殺めてしまったのはお詫びする。
ワクチンを…分けていただきたい」
頭を下げ、ジーは懇願する。
(‘_L’)「殺れ!!」
(・V・)「リムドー」
「やめなさい!!!!!!!!!」
396
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 23:10:16 ID:Ere1XAQY0
「トガイン。これ以上私に恥をかかせるつもりですか。
戦士が恨みを抑えて頼んでくれているのですよ?」
(‘_L’)「チッ…!」
(・d・)「カンがいいな教祖様。
俺たちも実はウィルスに罹患しててな。
そこの魔術師様に体を破裂させられたら、底辺暮らしで濃縮されたウィルスと毒がこの部屋に充満するとこだったぜ」
(;‘_L’)「恥がないのか、ジャップという汚物は…!?」
ポーカーフェイスのまま堂々と恐ろしいことを言う。
しかし旧型のウィルスのワクチン接種はしたものの、新型ワクチンの接種はまだ済んでいない。
ありえない話ではないのだ。
「ふむ…危険を冒してまでここまで来た理由はそれですか。
必要なのはあなた方二人分だけですか?
悪魔を連れているようですが、純粋な悪魔はウィルスにかからないそうなので」
(・d・)「いや、俺たち含め60人分のウィルスが欲しい」
(‘_L’)「大きくでたな。豚が」
(・d・)つy=(‘_L;) 「てめぇは黙ってろ。アメ豚が」
「まず、トガインをこちらに引き渡していただきたい。
お話はそれからです」
(#・G・)つ ドン
巻かれたまま押され、受け身も取れず倒れ転がる。
(‘_L’)「く…屈辱…」
(・d・)つ 「捕縛も解くな。そいつ、銃を隠し持ってた」
「わかりました、メイガス他一同、トガインには手を触れずに」
「我々がファイアー社からの委託を受けて製薬しているのはご存じですか」
(・d・)「ホットペッ…DDS-NETで見た」
「なるほど、話が早い。確かに我々は新株ウィルス用の対応ワクチンを開発して保持しています。
ケルベロス株のね」
397
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 23:43:16 ID:Ere1XAQY0
(・d・)「ケルベロス?」
「ギリシャ神話に伝わる犬の悪魔はご存じでしょうか?
悪の魔王ハデスに使えし、唾液に猛毒を持つ三つ首の怪物です。
神の怒りたるICBMが落とされる前世紀…大破壊前後としておきましょうか。
その悪魔ケルベロスが暴れまわっていたという目撃情報があったのです。
不可解なことに、悪魔を狩って人間を守っていたそうで。
我々の正義の象徴たる天使も、ね」
(・d・)「手を変え品を変え首を変え…だからケルベロス株ってわけか」
勝手な話だ。
ディーが知っていたケルベロスは、お人好しのお坊ちゃまの仲魔としてキチジョウジを救った…はずだ。
天使にはいろいろあるが、聖書では軒並み神が悪と断じた人間を殺す使徒として知られている。
きっと世間一般で知られているような善良な天使、守護天使もいるのだろうが。
要は使う者のモラルの問題だ。
(・d・)「くれんのかくれねえのか。即決しろ。金はある」 ドン
U
□
ケースの中に札束が入っている。
流出COMP探索の為の、キョウイチからの援助だ。
「おお…!」
ざわめきが教徒達からあがる。
(・d・)(文字通り現金な奴らだ)
「さて、60人もいらしゃるとはそこそこのロケーションのようだ。
全員罹患者なのでしょうか?」
(・G・)「いえ、私達は総勢30人。重篤なのは…子供達です。
二回打ちたいのです」
「医療従事者はいらっしゃる?」
(・G・)「はい」
(‘_L’)「それぽっちの金などいらんわ。
全員が重病ではないのだろう?
ワクチンの代金だ。健常な者をここに送ってこい」
398
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/15(木) 00:12:03 ID:llzEhvsc0
(・d・)「…は?」
(‘_L’)「お前達は重症患者を救いたいのだろう。
ワクチンの要らない奴は代償にこっちはもらう。
使い道はあるぞ。労働力に慰安婦…ヘブンの素材だ」
(・d・)つ「てめぇが決める事じゃねえ!
金じゃ売れねえってか…」
簀巻きにされたままのブレードが偉そうな演説をかます。
(‘_L’)「今や金よりもヒトが重要視される時代なのだ。
メシア教が世界を支配すれば、カネの価値などいくらでも操作できる。
それに二ホン円は私の趣味ではない。ジャップの淹れたまずいコーヒーほどの価値もない…」
(・d・)「てめぇの物差しで決めるんじゃねえ…」
(‘_L’)「クローン人間の技術にはまだまだ時間がかかる。
なので不本意な出来損ないの浮浪のゴミでも、人を使わなければいけぬことがあるのだよ。
ジャップの工場もそうだろう。結局大破壊直前まで、機械全自動化には至らなかった。人手がいるんだ、ともかくな」
(・d・)「そんな大層に不出来なもん集めて何するつもりなんだよ」
(‘_L’)「この大聖堂建設の本格的着手、ゆくゆくは世界を制するカテドラルの設立…
そして使えなくなればヘブン行き…」
「トガインッッ!!」
穏やかな声がまた獣の雄叫びに変わる。
「人の命は尊いものです。この方達がどこのコミュニティからはるばるいらっしゃったかわかりませんが
我がメシア教の理念は人を救済すること。
立場を利用しての脅迫は許されませんよッ!?
…さて」
声色が戻る。
「あなた方は弱き人々を助けようとする、素晴らしき勇者です。
それを称え、最新鋭のワクチンをお分けしてもよいと思っています。
弱き者達の為に、祈れますか?」
バッ
(-G-)「お願いします。非礼はいくらでも謝ります。どうか…ワクチンを…」
m m
399
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/15(木) 00:27:42 ID:llzEhvsc0
(-d-)「お願いします」
m m
「…よろしい。あなた方の誠意は伝わりました。
これからも世の中の困っている人々の為、辛いでしょうが戦っていただきたい。
医療班に、ワクチンの準備を」
(‘_L’)「ははは!無様だ!
今どきは矮小な雑魚妖精ですら小ばかにされれば怒るのに!!
偉大なるジャップ様はだんまりか!?」
(-d-)「…あのな…毛唐野郎」
m m
(‘_L’)「む?」
(・d・)「ロクな死に方できねえぜ。きっと」
m m
>上空
(・d・)「アヒャも連れてきて暴れさせとけば良かったな」
(・G・)「ありがとう。ディーさん。俺の気持ちを汲んでくれて…」
と(;・d・)「やめろ。礼言われっとケツがかゆくなる。仕事してた頃はブレードみてえなカスはごまんと相手にしてきた。慣れてるよ」
今度はフォルネウスの背にはジーが乗り、尻尾にはディーが掴まる。
教祖の計らいで治療部門に仲魔を回復してもらい、没収されたスマホや装備を返却された。
と(・d・)「いいか。落とすんじゃねえぞ…おれに土下座までさせたんだ。…なぁ」
(・G・)「承知している、大事に運ぶ。…ん?」
(・d・)「そのうちトガインの糞野郎をぶっ殺そうぜ…メシア教に全員がいたとしても、奴のパワハラで全て歪められちまうよ。
ゴミはゴミ箱に。仇には敵討ちだ」
(・G・)「ディーさん…」
その時、スマホに緊急アラームが届く。
と(;・d・)□ 「なに!?」
(・G・)「どうした?」
(;・d・)「アヒャの野郎の反応が途絶えやがった…」
400
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/15(木) 00:36:48 ID:llzEhvsc0
×全員
〇善人
401
:
名無しさん
:2023/06/15(木) 01:45:17 ID:Qgp.LfWc0
おつ
402
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 00:18:26 ID:Zpt7IOgI0
と(;・d・)「急ぎやがれエイ野郎!この尻尾引きちぎるぞ!」
<゜;)))彡「これ以上は吾輩の体がもたん!」
と(#・d・)ニア「あそこで降ろせ!」
瓦礫の山を指さす。
<゜)))彡「えっ…」
と(・d・)「降ろさねえなら無理やり降りる!!」
<゜)))彡「ちょっと待て!今降下する…」
─
アツユとベリスを召喚し、全身全速で走るように命ずる。
(・Д・川「悪魔使いが荒ぃんだよ!」
(□=□)「…」
(・d・)「うるせぇ!走り切ったら今回の戦闘には出なくていい!」
(;・G・)「なにを急いているのだ!君らしくもない…」
(・d・)「馬鹿か!?アヒャの反応が途絶えたってことぁ、シンジュクに何かあったって事だ。
あの野郎のスマホの仕掛け的に反乱起こしたって事はねぇだろうがな!」
>シンジュクエリア
(;・d・)「おいガキども!!レズども!!返事をしろ!」
スマホに仲魔を収納し、階段を下りながら声が枯れそうな勢いで叫ぶ。
(φ∀゚)
(・G・)「ディーくん!」
(・d・)「何だ!!」
(;・G・)「アヒャの…死体だ」
403
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 00:54:06 ID:Zpt7IOgI0
(・d・)「チッ!」
見るまでもない。
目はやられ、顔はズタズタに裂かれている。
(・d・)「アヒャは基地外だが、腕は確かなはずだ。
ここら辺で太刀打ちできる野良悪魔はそういねえ…
スマホ、どうだ」
(;・G・)「ダメだ。壊れてる。こういう場合は…?」
(・d・)「仲魔も契約解除でロスト…だろうな。
キョウの野郎はプログラムもぶっ壊れるって言ってたしな」 スタスタ
(;・d・)「おい!誰でもいい!いねえのか!
ワクチンだぞワクチン!
助かりたい奴は声をあげろ!」
(;・G・)「恩着せたいわけではないが、私達が命をかけて取って来たものだ。
どうか接種してほしい…」
大声もただコダマとしてむなしく響くのみだった。
(・d・)「ラチがあかねえ!
二手で探すぞ…」
(;・G・)「ああ!」
─
[ ,'3 )つと(;・G・)□ 「おーい!ディーさん!」
(・d・)□ 「見つかったか!?」
(;・d・)「きったねぇなぁ…じいさん、他の奴らは?」
小水を多少漏らしてしまっているようだ。
[ ,'3 ) 「助けてくれ…兄貴が…ワシの兄貴が…
悪魔にさらわれてなってしまったああああああ!!」
404
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 01:21:13 ID:Zpt7IOgI0
(・d・)「いいか爺さん。あんた一人だけなら正直どうでもいいんだ。
ほかの奴は?」
(;G・)「ディーさん…言いにくいんだが…
ついてきてくれるか…」
(・d・)「言い濁すとはめずらしいな…まさか…」
─
血と臓物と苦悶が、一か所に集められていた。
(;・d・)「うげ…」
流石の冷血漢ディーも吐き気を催す。
今まで嫌々守ってきて情がわいてきたような奴らが、一か所に纏めて殺されているのだ。
隔離していた子供たちもわざわざ引っ張りだされて。
[ ,'3 ) 「…生き残ったのはたぶんワシだけじゃった…。
子供達を守る事もできずに…
不甲斐ない…」
(・G;)「御老人。今は犯人のヒントが欲しい。
用心棒のアヒャが一方的にやられるような強力な悪魔が襲撃に来た?」
[ ,'3 ) 「兄貴が…頭の中で声がすると…
そして腹が減ったと…部屋を出て行って…
あああああああああ!!!
思い出せない!!!!
思い出したくない!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(・d・)「チッ使えねぇジジイだな!」
(・G・)「仲間達が殺されてしまった上にお兄さんが攫われたんだ。半狂乱になってしまっても仕方ない。
監視カメラの映像を見てこよう」
(・d・)「あり得ないとは思うが、この弟じじいが犯人の可能性がある。連れて行くぞ」
405
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 01:56:16 ID:Zpt7IOgI0
>監視室
(・d・)「今日の午前中朝から早送りで再生していくぞ…じじいは錯乱してアテにならん」
(・G・)「了解だ」
m m
>映像
( ,’3 ) 「う…ウ…」
[ ,'3 ) 「兄貴、大丈夫か?」
( ,’3 )「腹が減った…」
[ ,'3 )「もうすぐ配給の時間だ!少し我慢しよう。
子供たちだって満足に食べられない日もあるのに、我慢してるんだ。
地獄のジンギスカンを生き抜いてきたワシらにはまだまだへっちゃら!
そうじゃろ?」
( ,’3 ) 「弟者よ…どうしようもナインダ…
腹が…ヘッタ…ソウダ…ガキドモ…
飽食の限りを尽くしてキたガキども…」
( 。゚3 )「ワシは腹がヘッタんだアあああああああああああ!!!!!」シュウウウウ
突如、老人の体から蒸気がほとばしる。
まるで、飢えと現状の理不尽から怒りの活力がわいたかのように。
[ ,'3 ) 「うわっ!」
弟が目を覆うと、何かがいた。
9m(゚m゚)
https://pbs.twimg.com/media/FKp_RDJaQAEV9Ut.jpg
[ ,'3 ) 「兄貴…なのか?なんだその黄金バットみてえなコスプレは…」
(゚m゚)m9 「どけ!」ドン
[ ,'3 ) 「ぐわっ!
何をするんじゃ…」
406
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 02:23:18 ID:Zpt7IOgI0
https://www.youtube.com/watch?v=jpDXgoqzzj8
>配給広間
「うあっ」
不意を突かれ、若い男の胸が手刀で貫かれる。
「悪魔か!番人は何をし…」
言葉が終わらぬうちに、かいなの一振りで中年男の腹が裂かれる。
手にした臓物を、不思議そうに一瞬見つめると仮面の下からむさぼり始める。
「うっわくぁ!!!!!!」
「助けてくれえええええ」
(゚∀゚)□ 「アヒャ!悪魔め!おまえの肉はうまそうだな!召か…」
ボン
(゚∀゚)「アヒャ?」
一瞬、何が起きたか双方わからなかった。
ただ、アヒャのスマホが爆破しもう悪魔を呼べない事実だけが残った。
(゚∀゚)「アヒャひひゃhさああああはははは!!」
つ=lニニ
包丁の刃先はあっさりと握られ折られ、顔面を鋭い爪が貫く。
「ぎゃあああああー!!
用心棒がやられた!!」
9m(゚m゚)「何が何だかよくわからんが…力がみなぎってくる…
見ろ…お前ら若者に復讐する為に…
神が俺に力を与えてくれたあああああああああ!!!!!!!!」
407
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 02:33:10 ID:Zpt7IOgI0
>子供部屋
9m(゚m゚)「かわいい子供達よ…朝ごはんを持ってきたよ。
扉を少し、開けておくれ」
(;``)「ゲホッ!ゲホッ!
おじいちゃん!元気になったの!?」
9m(゚m゚)「ああ。たくさん食べて、元気になったよ。
だから坊やたちもいっぱいお食べ…」
「なんかおかしいよ…開けないほうがいいよ、ユウスケ」
(;``)「でもおじいちゃんがせっかく食べ物を持ってきてくれたんだ。
もらわないとシツレーって、うちの死んだおじいちゃんが言ってた」
ガラッ
9m(゚m゚)「いい子だねぇ。
俺はお前らみたいなガキが嫌いなんだ。
食事の時間だよ…
ショータイム!!!!」
(;``)つ 「うわああああ!!」 ドン
病気の子供が親友を突き飛ばした。
「ユウスケ!?」
(;``)「イサムくんは元気だから逃げて。
きっとおじいちゃん、アクマに化けられちゃったんだ…
早く!!」
「ユウスケえええええええ!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fyrh6-rakAIJ5gz.jpg
突き飛ばされた拍子に小部屋から出られたイサムという子は、大粒の涙を流しながら逃げていく。
>映像はここで途切れている
408
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 09:13:06 ID:Zpt7IOgI0
( G)「…行こう」
(・d・)「どこに」
( G)「おじいさんを、取り戻しに」
[ ,'3 ) 「頼む…兄貴を…兄貴を…」
ジーは強く肩を掴む。
(^G^)b 「大丈夫です。お兄さんはきっと連れ返してきます!
だからこの部屋で待っていてください!」
>元・ヤクザオフィス通路
(・d・)「どうすんだ。あてでもあんのか」
つと
( G)「どっちの」
(・d・)「どっちもだ。ジジイを元に戻す方法、ジジイの居場所」
( G)「…ある。前者は…ある。
後者は…こことシブヤの間にある増長天の社だ」
(・d・)「何故わかる?お前あそこには行ったことないだろう。
俺は何度か、修行に行ったからジジイが変身したのがサンニ・ヤカーってのはわかる。
正直社の悪魔の中じゃ弱いほうだぜ」
( G)「何故かわかるんだ…俺の中の…何かが…」
>外
(;-□〇□-)「あっ!俺たちのバイクを!
てめぇら、噂の人間狩りか!?」
(・d・)「2ケツすっから1台でいい。もらってくぜ。
嫌なら命ももらうだけだ。
あとシンジュクの地下にはどんだけ寒くても入るんじゃねえぞ。身が凍る思いをするぜ」
(・d・)(G )
とと
ブーン
409
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 23:48:03 ID:Zpt7IOgI0
https://www.youtube.com/watch?v=FBAIPJ188ec
>増長天の館
ガラッ
寺のような建物は、あっさりと入口を開けた。
まるで獲物を食らう肉食獣のように。
と(・d・)「入口ヨシ。銃構えろ」
つy=
(・G・)「…ここは」
(・d・)「悪鬼魑魅魍魎の巣だ。それも半端ねえ奴らのな。
俺は何度かお忍びで行って、死にかけたのを繰り返した…」
(・G・)「…そんな事をしていたのか。ここで?
何故俺に相談しなかった」
少し怒りを含めた質問。
(・d・)「銃構えろって言ってんだろ。
別に俺が死んでも、もうあんたとアヒャだけで十分やっていけただろ。
こうしてる間にも、エーの糞野郎は更に力をつけてるかもしれねえ。
だから俺はそれ以上に強くなる」
(・G・)「勝手な男だな。君は。
もうあのシンジュクに関わった時点で、君一人の体ではないんだよ」
(・d・)「勝手はどっちだ。
キョウの支援なしじゃ瓦解するような腐れコミュニティー作りやがって…
俺を縛りつけるな」
警戒して牛歩する。
(・G・)ニア 「あれか?君の戦っていた悪魔たちというのは」
特徴のある形の灰が広がっている。
指を舐めながら、観察する。
(・d・)「妖魔テング、邪鬼ラクシャーサ…はっきり言って雑魚だな。
b 蟲毒皿ぶん投げれば勝手に死んでくれるようなボーナスだ」
(・d・)「この程度の奴らを殺して粋がってる奴はさっさと駆除しねえとな。
お前もそのつもりで来たんだろ…」
410
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 00:23:37 ID:8l6cfy9g0
( G)「俺は…」
言い淀む。
(・G・)「俺はできる限り無力化して連れて帰るつもりだ。
全力は尽くす。
御老人との約束だからな」
(・d・)「嘘だな」
(・G・)「何故言い切れる」
(・d・)「お前映像見てから、下向いてばっかじゃねえか。
わかんだよ、2年も付き合ってたら嫌でもな」
(・G・)「…まだ彼が完全な悪魔になっていない前に、助ける。
悪魔召喚プログラムで」
(・d・)「…骨の髄まで悪魔になった野郎を浄化するプログラムなんか搭載されてねえよ。きっと。
幽鬼ふんじばってメシア教会でお祈りしてもらうか?
きっとそこの死体どもと同じ末路になると思うがな」
>入口に戻る
9m(゚m゚)「よく来たな。まさかこんな早く来るとはな…
クソガキども!」
シンジュクにあったボロ椅子を玉座にして偉そうに座っている。
住民虐殺後に盗んできたのだろう。
(・d・)「ふん。これでハメたつもりか?」
つy=
9m(゚m゚)「今のワシに銃ごときが効くとでも?
まぁ悪霊どもよりは肉体ある分効き目はなくはな…」
(#・d・)「かかったのはテメェの方だッ!」
b
ズドン
411
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 00:44:04 ID:8l6cfy9g0
凄まじい爆発で悪魔が外に吹き飛ぶ。
9m(゚m゚)「ぬ…ダイナマイト!仕掛けておったのかぁ!」
と
(・d・)「ここには定期的に修行に来ててな。
いざって時の脱出路確保用だよ」
(・d・)つ-l==) 「さて、ショウタイムだ!カス野郎が!」
つ-l==)
ディーが走り寄って肉薄する。
手のひらの薄皮一枚。
(・d・)つ-l=9m(゚m゚)「フン!」 バキィ
つ-l==)
(;・d・)「何やってやがる!銃で援護しろ糞野郎!」
つ-l==)
電動したままの一本が折られた。
(;・G・)「く!」 ドン
つつy= っ
9m(゚m゚)「ん?何かやったか?ゴミムシ!」
仮面に命中させるはずだった弾丸は、腕一本で止められた。
9m(゚m゚)「ワシが戦時中の頃は、銃を当てるのにはもっと気合が入っていたぞぉ?
直々に鍛えてやろうか?死んでヤカーにしてからだがなぁ!?」
(・d・)つ 「断る!」
徒手空拳で黄金の仮面を殴りつける。
9m(#゚m゚)「調子に乗るなクソガキがァ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-B6_aMAMCblo.png
412
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 01:07:47 ID:8l6cfy9g0
( ゚d゚)「ガ!」
つ-l==)
一瞬失神しかけるも、残ったもう一本で渾身の一撃を放つ。
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-DdbaQAEukCk.png
9m(゚m゚)「ん?ガキの遊びか?」
飛んでくるトドメの殴りを、獣じみたカンで後退して避ける。
(;・d・)「人を喰ったからか…ここの養殖モンとは耐久が段違いだ!クソが!」
つ-l==)
と(・G・)「俺が出る。後ろで少し休んでくれ…ディアラマ」
(;・d・)「魔法!?お前いつの間にそんなもん…」
と
((((・G・)「わからん。ここに急に…」 スタスタ
(;・d・)「ジー!やめろォ!逃げろォ!ジーィ!」
つ
>TALK 友好的
(・G・)「話すにも遠くからでは無礼だと思ってな。少し攻撃を止めていただきたい」
9m(゚m゚)「フン!下等生物の人間がワシに釣り合う交渉ができるとでも?」
(#・d・)「テメェだって人間だったじゃねえか!!」
(・G・)「まず、あのシンジュクの惨劇は貴方が起こしたと見ていいのかな…?」
つと
9m(゚m゚)「ああその通りだ!全員俺がやった!!
気持ちいいぞぉ!人でなくなる瞬間ってのはよォ!
クソみてえな肉体の殻がやぶれて、開放されたんだ!」
(・G・)「何が不満だったのか、教えてもらえるかな…
私としては最善を尽くしてきたつもりだったんだが」
ふふん、とサンニ・ヤカーが笑う。
413
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 01:45:09 ID:8l6cfy9g0
9m(#゚m゚)「この国はクソッタレダ、だ!戦争を死力を尽くして戦った老人を蔑ろにしすぎた!
感じてたんだよいつもいつも…ワシに向けられるクソガキどもの侮蔑の視線をな!
人間ん、誰しも歳取ればァ!
シワもシミも出て醜くなるだろうがァ!」
(・G・)「…子供達はあなたの面倒をよく見てくれていたと思うが…
殺す必要はなかったのではないか?」
9m(゚m゚)「知ってるか。純潔の赤ん坊を喰えばエイズから解放されるって迷信。
いや、犯せば、だったかな?
ちょっと試してみたくなったんですよぉ…
あいつらも心の底ではきったねえジジイの面倒見たくねえとか思ってたんだろう。
責務から解き放たれてよかった!うん!ワシこそが善人だ!」
(;・d・)(思い込み…自己否定…破滅願望…精神科でも行ってろよ)
(・G・)「…最後に聞きたい。女性は…」
9m(゚m゚)「まだ続けるのかぁ?いい加減飽きてきたんだが」
(・G・)「そう言わず頼む」
9m(゚m゚)「犯して殺して喰って喰って喰ってやったよ。これでいいか?
ババアもレズも幼女も平等にだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FyweyQlagAEo-e6.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fywezd4acAEfVH8.jpg
( G)「そう…ですか…」
9m(゚m゚)「そろそろ死体にしてやるか。
オーイ!兄弟よ、ちょっと来いや」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-EdsaMAE2i6K.png
>サンニ・ヤカーは仲間を呼んだ!!
(;・d・)「兄弟だと?シンジュクにまだ弟が残ってんじゃねえか
アレだけ殺してねぇのはどういうこった?」
9m(゚m゚)「ああ、いたなぁ老いぼれが。俺の気持ちいいタイムを止めに入ったなら殺してただろうな。
たまたま見逃しちまってたかー。お前らを片づけたら探しにいくさ。
さー、これで2体2だ!『平等』だなぁ?」
( G)「…」
414
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:02:57 ID:8l6cfy9g0
(;・d・)と 「クソが!」
つ
( G)「…弟さんを残したのは、身内の情…人の心が残っていたというわけではないのですね」
9m(゚m゚)「それがどうした!?
優しさじゃ飯は喰えねえ!
世の中の真理だろうが!!」
( G)「そうかも…しれない。だが…」
9m(゚m゚)9m(゚m゚)「「さあ、ショータイムだ!!」」」
ドゥ
https://www.youtube.com/watch?v=0hIKoMhNUI4
(#;G;)「ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-SKTaQAAWvqj.png
9m(゚m゚)「な、なんだ…?急に物腰が…」
9m(゚m゚)「どうせただの人間だ!呪い殺してやれ!
パララアイ!!」
(#・G・)
>サンニ・ヤカーの目が怪しく光った
>ジーは跳ね返した
(゚m゚;)「ば…馬鹿な…人間ごときが…?呪殺反射…?
聞いていないぞ兄弟!!?」
(・G・)「ディーさん。こいつらは俺がやる」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-LRhaIAEo6my.png
(;・d・)つ 「待て!相手は二体だろうが!!
ここは俺に地の利がある」
(#・G・)「いいから、動くな!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-PICagAEe8Ep.png
415
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:14:44 ID:8l6cfy9g0
外からズルズルと、増援を引きずっていく。
9m(゚m゚;)「わ…ワシに…なにか…?」
( G)「タルカジャ」
( G)「タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!
タ ル カ ジ ャ !」
( G)
つ(;m;)と 「ひ…」
ブチュン
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-FasakAgGQr4.png
ジーは両手の膂力だけで、黄金の仮面ごと頭を握りつぶした。
9m(゚m゚)「あ…ああ…お前…ほんとに人間か…?
あいつはいいが、ワシは元人間だぞ!
悪魔狩りを生業とする貴様らのターゲットとは違うだろうが!!」
( G)つ 「人の心を失ったお前は…人間じゃないだろ?」
つ
元老人は後ずさりする。
9m(゚m゚;)「くそっ、おぼえてろ!」
>サンニ・ヤカーは逃げ出した
(;・d・)つ「く…待ちやがれ!足が!!」
つ
「キョウちゃんキーック!!」
416
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:42:28 ID:8l6cfy9g0
9m (゚m゚)「え」
首が寸断され、切り離された肉体だけタール状の水を流しながら走り続けている。
やがて残滓も溶け去っていく。
( ■∀■)つ( ,’3 ) 「うっわあああああああワシの屈強で美しい肉体がアあああああああああああ!!!!!?」
元のみすぼらしく卑屈な老人の顔に戻っていた。
(;・d・)と 「キョウ!」
つ
( ■∀■)「お前に聞きたいことは一つだけだ。だから生首だけ生きたまま残してやったんだ。
あの能力と肉体の消え方、ダークサマナーの技術だな?
黒いCOMPを誰からもらった?素直に答えりゃあ…」 ボソッ
( ,’3 )「だ、誰が素直に…」
( ■∀■)「じゃあ生首サッカー決定な。
頭蓋骨砕けて脳漿吹っ飛ぶまでは長持ちするぜえ」
( ,’3 )「ヒィィィィィィィ!
ある日、部屋に誰か入ってきて…なにか埋め込んだ!
それしか知らん!」
( ■∀■)「あっそ」
グシャ
生首を踏みつぶす。
( ■∀■)「あーよかった。安もんのスポーツ靴履いてきて
お前ら生きてたんか。ぶっ潰れでよけりゃ、持っていきな」
(・d・)「おいしいとこだけ持っていきやがって。相変わらず気に食わねえ奴だ」 ガッ
((#)d・)と(■∀■ )
((#)d・)「てめぇが!全部仕組んでいたんじゃねえのか!!
2年も!無駄にした!!」
( ■∀■)「無駄なこーとはやめとけよ。俺が真犯人だっつーんなら
わざわざお前らに頭下げて捜査頼むかよ。下げてねえけどな!」
(;G;)「キョウさん。俺、俺…」
つと
417
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:54:17 ID:8l6cfy9g0
( ■∀■)つ 「みなまで言うな。よく戦ったみたいだな」
─
>シンジュク監視室
[ ,'3 )「…」
(・G・)「あの…遺品…です…申し訳なかった…」
つつ
潰れた頭を入れた袋を渡す。
( ■∀■)「お前まじめだけど、空気読めないとこあるよなー、ヒョウ!」
(・d・)「ここの映像だ」
ザザ…
『こんばんは』
( ,’3 )「な、なんじゃ君は!?警備員を呼ぶぞ!」
『しーっ。今日はあなたにプレゼントを持ってきた。
このままではあなたは新型ウィルスを食らって死ぬ。老体でそれは避けられないことだ』
( ,’3 )「な、なんじゃと…わしの人生とはいった…い…」
『だがこれがあれば、死の運命を克服し更に超人的な力を得られる。
さあ…』
( 。゚3 )「ごああああああああ!!!!!!」
寝たままの老人の胸に、黒い銃が吸い込まれていく。
ローブの男は立ち去っていった。
[ ,'3 )「うーん…兄貴、どうしたんだ?」
( ,’3 )「何でも…ない」
>映像はここで途切れている
( ■∀■)「ふうん、誰かがGUMPを盗んでジジイにぶち込んだのか。
俺じゃねえ証拠はいくらでも出てくる。
関係ありそうな映像をコピーさせてもらっていくぜー。じゃあな!」
418
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 03:10:01 ID:8l6cfy9g0
(・d・)「相変わらず神出鬼没だな。あいつ神かなんかじゃねえのか」
[ ,'3 )「おお、兄貴…」
老人は袋の中を見て慟哭する。
( G)「申し訳なかった…もう人の心を失っていては…どうしようも…」
[ ,'3 )「ええんじゃ。お主さんらが奮闘してくれたのはボロボロの姿からしてわかっとる。
正直、兄貴には身勝手で傲慢なところがあったからな。
でももう少しだけ、みんなが…優しくしてやれれば…もしかすると…」
─
(・d・)「本当に出ていくのか」
[ ,'3 )「ああ。お主らを恨んでることはない。
ただわしは、人間が信じられなくなった。
悪魔とやらに外で殺されても構わん。放浪して嫌なことを忘れる…」
─
(;-□〇□-)「おげええええええ!!」
レイダーが惨劇の場を見て嘔吐している。
(・d・)「なんだいたのか。ってか入るなって言ってたような」
(;-□〇□-)「なんだよこの殺し方は!?人間業じゃねえよ!!」
(・d・)「そりゃ悪魔の仕業だからな。
まだここらにいるかもしれんぞ?
俺とかな」
(;-□〇□-)と 「ま、まだ何も盗んでねえ!許してくれ!さいならー!!」
つ
>レイダーライダーは逃げ出した
(・d・)「悪霊が入り込んでゾンビ化しないうちに焼いてやるか。
アヒャの死体がねえぞ」
(・G・)「ああ…死んでいなかったのかな。
無事だといいんだが…」
(・d・)「殺しても死なないような奴だろうし大丈夫じゃねえか?
大破壊のどさくさに紛れて、死刑囚用の独房から脱獄したような野郎だしな」
419
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 03:25:05 ID:8l6cfy9g0
>missing rink
ギギギ
『再起動』
(φ∀゚)アヒャ ひょこっ
とぼとぼ
とぼとぼ
>大聖堂
「命が惜しければ去れ!」
(φ∀゚)アヒャ!
「よく帰ってきてくれましたね。
ロボットサマナー、アヒャ倉威」
「マイトレーヤ、この者は」
「大破壊前に造っていたロボアーミーですよ。
死刑執行代わりに本物のアヒャと戦わせてみたら見事に圧勝。
ICBMにも見事に耐えきった。
これからは生身の人間よりロボットに戦わせた方がいいのかもしれませんね。
さて、メモリーの抽出を行いましょう。
座りなさい」
(φ∀゚)アヒャ!
「どうです?」
「よほど酷い衝撃を受けたのか、半分以上…特に大破壊直後のメモリが欠落。
ただ戦闘経験データは抽出できそうです」
コロナ・ショット!2022 終
420
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 23:05:00 ID:8l6cfy9g0
2022年時点のジー
https://pbs.twimg.com/media/Fy1HitAaAAA3oKJ.jpg
421
:
名無しさん
:2023/06/17(土) 23:07:23 ID:q1ZUpC2A0
乙乙
422
:
名無しさん
:2023/06/18(日) 01:07:52 ID:9qh6zCwg0
おつつ
423
:
名無しさん
:2023/06/18(日) 23:57:59 ID:dFmdpxhY0
乙
424
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/19(月) 01:14:04 ID:6c/AKAxk0
クトゥルフのよびごえ 2025
廃バス。
(-G-)
「起きろ!」
上半身裸のジーが上半身を起こす。
(・d・)「やっと起きたか」 ジュージュー
悪魔の肉が焼かれる匂いがする。
(・G・)「ディーくんか…」
(・d・)「あまり動くな。まだ腹をぶち抜かれた跡が残ってる」
(;・G・)「…」
つと
包帯が雑に巻かれている。
(・d・)「お前あの日以来やっぱ変だぞ、時々な。
悪魔との戦闘中に急に動かなくなったりよ。
まだあの事を引きずってんのか。
ほれ」
悪魔肉を雑に焼いたものが差し出される。
(・G・)「…いただきます」
人
(・G・)「君の方はどうなんだ。
迷いなく悪魔を殺せるか」
(・d・)「言うまでもないだろ。情けかけときゃこっちが殺られる。
元人間だろうがなんだろうが、人の心を失っちゃ悪魔だ。
それはあんたの言葉だと思ったが?
まぁいい。動けるようになるまでおとなしくしてな」
ディーはバスを去る。
425
:
名無しさん
:2023/06/19(月) 01:27:03 ID:6c/AKAxk0
クトゥルフのよびごえ 2025
廃バス。
(-G-)
https://pbs.twimg.com/media/Fy6odzOaMAAToRh.jpg
「起きろ!」
上半身裸のジーが上半身を起こす。
(・d・)「やっと起きたか」 ジュージュー
悪魔の肉が焼かれる匂いがする。
(・G・)「ディーくんか…」
(・d・)「あまり動くな。まだ腹をぶち抜かれた跡が残ってる」
(;・G・)「…」
つと
包帯が雑に巻かれている。
(・d・)「お前あの日以来やっぱ変だぞ、時々な。
悪魔との戦闘中に急に動かなくなったりよ。
まだあの事を引きずってんのか。
ほれ」
悪魔肉を雑に焼いたものが差し出される。
(・G・)「…いただきます」
人
(・G・)「君の方はどうなんだ。
迷いなく悪魔を殺せるか」
と(・d・)「言うまでもないだろ。情けかけときゃこっちが殺られる。
元人間だろうがなんだろうが、人の心を失っちゃ悪魔だ。
それはあんたの言葉だと思ったが?
まぁいい。動けるようになるまでおとなしくしてな」
ディーはバスを去る。
426
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/19(月) 02:08:45 ID:6c/AKAxk0
クトゥルフのよびごえ 2025
廃バス。
(-G-)
https://pbs.twimg.com/media/Fy6odzOaMAAToRh.jpg
「起きろ!」
上半身裸のジーが上半身を起こす。
(・D・)「やっと起きたか」 ジュージュー
悪魔の肉が焼かれる匂いがする。
(・G・)「ディーくんか…」
(・D・)「あまり動くな。まだ腹をぶち抜かれた跡が残ってる」
(;・G・)「…」
つと
包帯が雑に巻かれている。
(・D・)「お前あの日以来やっぱ変だぞ、時々な。
悪魔との戦闘中に急に動かなくなったりよ。
まだあの事を引きずってんのか。
ほれ」
悪魔肉を雑に焼いたものが差し出される。
(・G・)「…いただきます」
人
(・G・)「君の方はどうなんだ。
迷いなく悪魔を殺せるか」
と(・D・)「言うまでもないだろ。情けかけときゃこっちが殺られる。
元人間だろうがなんだろうが、人の心を失っちゃ悪魔だ。
それはあんたの言葉だと思ったが?
まぁいい。動けるようになるまでおとなしくしてな」
ディーはバスを去る。
427
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/19(月) 02:26:20 ID:6c/AKAxk0
>シンジュク地下街
かつてレジスタンスの拠点だった場所で、若者達が特訓に励んでいる。
(;``)つ 「ハッ!ハッ!」
(・D・)「ご苦労。やってるようだな」
く(` `)「リーダー!お疲れ様です!」
(・D・)「手ぇ止めんな!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Fy6oflCaQAA8rBL.jpg
(;``)「はいっ!」
─
(・D・)「よし、今日はこの辺だろう」
悪魔の肉を焼いたサイコロ状のものを配る。
(` `)「…あの。ディーさん」
(・D・)「あ?」
(` `)「これ食えば力はわくのは実感できるんですけど、やっぱり悪魔の肉はちょっと…」
(・D・)「いいか。お前らが戦う相手は悪魔だ。
そして大破壊前のように普通の食料はあまり手に入らない。
だったら食うしかないだろう。
食わなきゃ勝てない、勝てなきゃこっちが食われる。
嫌なら出てけ」
https://pbs.twimg.com/media/Fy6og3KaYAAUNVv.jpg
(・D・)「いいか、ここからスポーツ生理学の話をする。
サンドバッグ叩き程度でも筋肉はぶっ壊れる。
だがそこに十分な栄養を叩きこんで十分休めば、筋肉はより強く再生する。
回復魔法や傷薬にも回復量に限界があるからな。
悪魔に一発もらっても大丈夫なように耐久を鍛えとけ。
食ったら寝ろ。
別に眠気がくるまでスマホ見ててもかまわない」
(;``)「はいっ!」
428
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:05:41 ID:1wCY7v820
>寝室
(´・つ・`)「つーかヤーマン、普通に地道に鍛錬なんてちょーめんどくさくね?」
https://pbs.twimg.com/media/GCcX6RFaAAAmb2Y.png
(;``)「そうかな・・・?大事だと思うけど・・・。」
く(´・つ・`)「だいたい、ベッドもなくてショボい布団で休息。
翌朝4時起床で夜までサンドバッグ殴りだろ?
なーにが『悪魔に一発もらっても大丈夫なように』だ!
もっと俺はスーパーマンみてえにバッサバッサと悪魔相手に無双してえんだ!
鍛えるなら悪魔の攻撃を避ける『俊敏さ』だろ!」
「まず、悪魔の気配を感じられるようになってからだな」
(・G・)
つ(д)と ギャアー
厳つい男が、紫で腹が出た悪魔の顔面を引き裂く。
(;´・つ・`)「じ、ジーさん」
見回りだ。
(・G・)「さて問題。今の悪魔はなんでしょう?」
(;``)「・・・ガキ。満たされない飢えを満たすために何もかも食べる幽鬼。」
(・G・)「正解。あの程度の悪魔に不意を喰らうなら、まだ地上では戦えないな。
格の段違いな悪魔、人間でありながら人間を狩る処刑ライダーまでいる。
そんな奴ら相手の前に放り出されて今すぐ戦えるかい?」
_,
(´・つ・`)「武器さえくれれば戦えますよ。あのディーのガキがケチりさえしなければ・・・」
(・G・)「厳しいことを言わせてもらえば、武器武器と簡単に言うが扱いにも慣れが必要だ。いわゆる練度というやつだ。
刃物類は基本的にリーチが短いし、一歩間違えれば自分の体を斬ってしまう。
銃は威力もあるしお手軽に見えるが、本当に熟練した扱いができなければ反動で肩がはずれる。
弾詰まり(ジャム)が起きれば撃てなくなるし、暴発すれば自分のアタマが最悪吹き飛ぶ。
ああ、シブヤのジャンクショップで手りゅう弾などの使い捨て兵器を買おうなんて考えちゃダメだ。
あれもあれで下手すれば持っている腕が爆風で吹き飛ぶ。
お金と命の無駄だよ。」
429
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:06:03 ID:1wCY7v820
(;´・つ・`)「でも、ジーさんなんか悪魔を素手で引き裂いたりできるじゃないですか!
俺を付き人にしてくださいよ!」
(:・G・)「あれは俺が嫌な意味で特別なだけだ。誰もができる事じゃない。
子供達の頭を気軽に撫でられない怪力がそんなに欲しいか?」
(;``)「それは嫌ですね・・・」
(´・つ・`)「ヤーマン日和ってんじゃねえ!
世の中は力なんだよ!
悪魔を殺せる力さえあれば、こんなとこで燻ってねえでも食うには困らねえ!
金だって女だって好き放題だ!ドリームなんだよ!」
(・G・)「ちょっと君は自意識過剰みたいだな」 ぐりぐり
つ(;・つ・`)と
(・G・)「いいかい?君達は大破壊・・・トウキョウがICBMの雨に見舞われてから地方から移動してきただろう。
その時の地元の様子はどうだった?」
(;``)「・・・緊急速報が流れてから、悪魔が出てくるようになりました。それで・・・」
(´・つ・`)「家族もご近所もぶっころされちまった!!
だからこいつや皆と逃げてきたんだよ。
途中何度も何度も仲間がぶっ殺されたり腹減りで死んで・・・
だから俺は英雄になりたいんだ!!
悪魔なんか全部ぶっ殺して世界に平和を取り戻すんだ!!」
(´・つ・`)「なァ!ジーさん達もその為にこうやってデビルバスターの養成をしてるんでしょう!?
いい加減に俺にも稽古つけてくれよ!!
(;・G・)(敵討ちに囚われているようだな・・・
世界の覇権を握りたいなんて事は考えていないようだが・・・さて、どう説得したものか?)
(・G・)「とりあえず今日は寝なさい。
明日もまたトレーニングだからな。
その件、ディーにかけあってみるよ」
(*´・つ・`)「やった!流石はジーさんだぜ!あの石頭とは違わあ!」
>翌日
430
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:06:29 ID:1wCY7v820
(・d・)「もう一回、言ってみろ」
(#´・つ・`)「うるせェ!もうこんなお遊戯はごめんだっつてんだよ!!
来る日も来る日もアマチュアボクサーの真似ばっか!!
こんなんで悪魔なんかいつまで経っても倒せるかよ!?」
「うわ始まったよ・・・」
「ここで適当にハイハイ言ってやってりゃ、食うには困らないのにな・・・」ボソッ
(・d・)つ ブンッ コロン
刀を投げ落とした。
(;´・つ・`)「うわ危ねえ!!殺す気か!!」
つと
(・d・)ニア 「その模造刀をくれてやる・・・気に入らないなら出ていけ。
そんなもんでも、地下街や階段上にいる悪魔なら死に物狂いでいけば倒せるだろう。
外はどうだか知らんがな・・・」
(´・つ・`)「ああやってやんよ!!ヤーマンも一緒に」
(・d・)「そいつを連れていく事は許さん。俺の教えに従順だ。
逝くならお前ひとりで。それとも道連れがいないと怖いのか?クククっ」
(#´・つ・`)「上等だカス!!!!!!!!!!!!!!!
一人で英雄になってきて・・・
やんよ!!!!!!!」
(・G・)「ディー、ちょっといいか。少し話が・・・」
(・d・)「ああ・・・」
>二人は去っていった
(・d・)「マナブ以外は鍛錬を続けるように・・・」
─
(・D・)「貴様の処遇が決まった」
431
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:09:10 ID:1wCY7v820
(;´・つ・`)「へへっ、なんだよ。直々に俺を殺すんだな!?
しょせん、テメエも悪魔は外のガイア教徒と変わらねえ!!
気に入らない奴は排除するんだろうが!!」
(;``)「マナブ君!!違うんだよ!!」
(;´・つ・`)「へへ・・・やってやる・・・やってやるぜ・・・!」
つ-l----
(・D・)「何を勘違いしてるか知らんが、刀を収めろ。
お前は今日から夜警をジーとやれ。」
(´・つ・`)「へっ・・・へへ?」
男のひきつった顔が固まる。
く(・G・)「えーっと・・・つまりだ。
俺と一緒に夜に見回りをしてくれないかって事なんだ。」
(・D・)「こいつは元自衛隊のプロだ。危機管理能力にしては俺以上。
これ以上のワガママは聞けないぞ。」
(´・つ・`)「・・・ケッ!理解らず屋にしては気が利くじゃねえか!!
少し見直しといてやらあ・・・」
(;・G・)「どうする?夜まで寝ておくかい?」
(*´・つ・`)「いやこの時間まで寝れませんよ。
体力消費しないように、部屋でシコってます。
高揚感がマジパネェ!!」
(;``)「・・・ちゃんと消臭しておいてね・・・」
─
「・・・起きろ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCc2UzpbsAANt-u.jpg
432
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:09:49 ID:1wCY7v820
と(・G・) ガラッ
(;´・つ・`)「やべ!ジーさんすんまっせん!」
(;・G・)「いや別に怒ってないからね?初日だしとりあえず俺の傍を歩いてくれてればいいから」
(´・つ・`)「あ、ちょっと洗ってきていいすか・・・」
(・G・)「手か?」
(;´・つ・`)「えっと・・・ナニを・・・」
(;-G-)「水もタダじゃないんだ。こっそりやってきてくれ・・・」
─
く(´・つ・`)「お待たせっす!」
(・G・)つ「ああ。じゃあ、これを着て。ないよりマシだから。」
>フルヘルム
>サバイバーベスト
>リベットナックル
>コンバットブーツ
>を手に入れた
(*´・つ・`)「あざっす!」
(・G・)「歯がゆいと思うけど、ディーからもらった刀は今日は振るわないでね。
おいおい使い方を教えていくから。」
く(´・つ・`)「了解す!」
─
>無残に喰い散らかされた体がある
(´;つ・`)と 「うげ・・・」
(・G・)「こんなことで吐いてたら、立派なデビルバスターになれないぞ。
とりあえず、夜が明けたら埋葬に行こう。」
>サラサラと何かをかけた
(´・つ・`)「なんすか、それ?」
433
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:10:10 ID:1wCY7v820
(・G・)「魂返り、だよ。
せめて成仏できるようにと、悪霊にでも憑依されてゾンビにならないようにね・・・」
(´・つ・`)「なるほど・・・」
(・G・)「悪い日には1日1人はこうやって死んでいる。
寝室から深夜に出た奴は、こうなるのが大半の末路なんだ」
(´・つ・`)「不意打ちってことっすか」
(・G・)「そういう事になるな。
それに、大半の訓練生はまだ悪魔召喚プログラムを付与されていない。
出会い頭に殺される」
(´・つ・`)「なんすかそれ。そういやネットで無差別にアップロードされてた事があったなあ。
俺は胡散臭くて入れてないけど」
(・G・)「悪魔と電子機器越しに会話し、仲間に引き込むこともできるアプリだ。
ディーや俺はそれを使って悪魔を使役している。」
(;´・つ・`)「なんすかそれ!そんな便利なもんあるなら早くくれりゃ・・・」
(・G・)「自分も戦力になれる・・・と言いたかった?」
(;´・つ・`)「はい・・・」
(・G・)「武具もそうだが、悪魔召喚プログラムだって慣れが必要なんだ。
俺もディーにもらった時にはよく会話に失敗して襲われていたものさ。」
(´・つ・`)「無双怪力のジーさんが・・・?嘘っすよ!」
(・G・)「マジだ。会話ができるといっても、人間同士のコミュニケーションと同じで
相手の機嫌を損ねると、当然怒る。
少なくとも相手の腹の虫を収めるには、防御でもして一発食らってやるしかないだろうな。
よくディーが言うだろ?
『悪魔に一発もらっても大丈夫なように耐久を鍛えとけ』って」
(;´・つ・`)「そーゆー事だったのか・・・てっきり新手の嫌がらせかと」
(・G・)「それに、仲魔・・・仲間に出来る悪魔の事なんだが。
会話で仲魔になるならないというのがある。
先日君達を襲おうとしていたガキは、会話はできても仲魔にはならん狡猾なやつだ。
契約には文字通り命を差し出さなきゃならん。そこら辺も覚えないとな」
434
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:10:36 ID:1wCY7v820
(@Д@)
https://pbs.twimg.com/media/GCcX7QdakAEna6G.png
(・G・)「早速お出ましだ。幽鬼 ガキが一体出た!・・・ってな。
さて問題。この悪魔は会話で仲魔にできるか否か?」
(;´・つ・`)「で、できるわけねえ!先日襲われかけたんだぞ!!」
(・G・)「はい正解」
つ(@Д @)と ギャアー
(・G・)「まあ、いきなり襲ってくる悪魔もいるが、仲魔になりえる悪魔でも機嫌が悪い事もある。
その変も見極めが大事だな。
夜魔・・・いわゆるサキュバス、インキュバス、リリム、インプといった夢魔は
長年意思疎通が不可な種族とされてきた、だが
人間の精力・・・要は君が出しまくってたアレが欲しいだけで
別に話はできるし仲魔にできるのが近年わかった。」
(#´・つ・`)「なんであのクソヤローはそういう事教えてくれないんですか?」
(;・G・)「君のようなやつが先走りしない為だ。
許可がおりるまで、くれぐれも悪魔召喚プログラムを持ち出そうなんて思うなよ。」
(´・つ・`)「了解っす。ジーさんが言うなら仕方ねえや。」
(;・G・)「その素直さをディーにも向けてやってくれればな・・・
あいつは悪い奴じゃない、ちょっと色々あって冷徹を装ざるを得ないだけなんだ。」
(´・つ・`)「ケッどうだかな!
何かの八つ当たりでやってるだけだろ!あんなの」
(#・G・)「あいつの何を知っ・・・!
いやすまない。つい血がのぼって・・・」
(;´・つ・`)「あ、すんません。思い込みで言いすぎました」
(・G・)「あまり頭に詰め込みすぎても疲れるだろう。
今日は戻って寝るといい。朝から夕までの訓練はしばらく免除だ。言っておく。」
く(´・つ・`)「ありがとうございます!」
─
(;--)「ん・・・マナブ君か。早いね。」
435
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 23:02:00 ID:1wCY7v820
(´・つ・`)「おっ起こしちまったか、悪いなヤーマン。」
(;``)「気にしないで。ジーさんの付き人仕事は?」
(´・つ・`)b「出だしグッド!初日で俺がしんどそうだからって、次の夜まで休んどけって。」
優しいよなァーどっかの誰かさんと同じようによォー!!
(;``)「ま、マナブ君。僕たちはいさせてもらっている側なんだから・・・
ね?」
(´・つ・`)「そんなの関係あるかってーんだ!!
大破壊前なら立派なパワハラだぜ、あいつのやってる事は。
リュウケンかよ!!」
(;``)「・・・いつまで地元から盗んできた本を大事に読んでるんだい?」
(´・つ・`)「いいじゃねえか!持ち主一家は全滅、俺が読んでやった方が浮かばれるってもんよ。
それにこの漫画、妙に大破壊の事を予言しすぎな気がして魅力的なんだよな・・・」
(´・つ・`)「っと熱弁すまん!お前は朝早だったよな。さっさと寝ようぜ。」
(--)「うん・・・おやすみ」
昼
>マナブは栄養食を食べている
(´・つ・`)「甘くてうまいけどよ、水ねえと口カラカラなのはいただけねえな。
目玉焼きとか喰いてえよお!」
「キャーッ!!!」
(´・つ・`)「なんだ真昼間から!?」
>外に出た
川``)「た・・・助けテ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCcX7_HagAEQ_Qh.jpg
436
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 01:55:02 ID:QTAG19m20
ばたり、と女性は倒れた。
(´;つ;`)「ぐえっ!!」
と
https://pbs.twimg.com/media/GCcX8zTaEAA_hbV.jpg
(:´・つ・`)「って、吐いてる場合じゃねー!!
誰かー!!
サボリ魔はいねえかー!!」
「おお、学ばないくん、呑気でいいねぇ。」
呑気に嫌味を言う訓練生に詰め寄る。
_,
(´・つ・`)つ「オイこらテメエ、人が死ん・・・死にそうねんで!
さっさとこの人を回復道場に運べ!!
ツケはディーで!!」
「お前は!?」
(´・つ・`)「増援が来るまで攪乱する!さっさと行けや・・・
ヤーマンッ!」
「わ、わかった」
休憩中の男たちが、女性の四肢を掴んで運ぶ。
(#´・つ・`)「うつ伏せにして、担架使えやせめて!!」
>辺りをうかがう
(´・つ・`)「あの背中のズル向け、爪でああなるもんじゃあねえな・・・
だとすると・・・」
消化液が飛んできた。
すんででかわした。
(;´・つ・`)「あぶねえご挨拶だな、オイ」
437
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 02:09:15 ID:QTAG19m20
https://www.youtube.com/watch?v=eNWpFSAlLv0
( ゚ д ゚ )「グゲエエエエ」
https://pbs.twimg.com/media/GChxHGhawAAqSCH.jpg
(´・つ・`)「食らいやがれ!!」
つ-l----
粘液の肉体は、やんわりと模造刀程度は受け止めてしまう。
https://pbs.twimg.com/media/GChxH5caMAAlPG8.jpg
(;´・つ・`)「手ごたえはあった!あの女を襲ったのはてめえか!!」
つ-l----
https://pbs.twimg.com/media/GChxI-bbsAAg4LU.jpg
(´・つ・`)「俺は女子供に後ろから手を出す奴はでえきれえなんだ!」
(´・つ・`)「この連撃!か・わ・せ・る・かーっ!?」
つ-l----
シュバ、シュバ、シュバ。
粘液悪魔の溶解液、触手を避け
着実にダメージを溜めていく。
(;´・つ・`)「へへ・・・だいぶ参ってきたんじゃねえ?流石のカチカチさんもボロボロだぜ」
つ-l----
>スライムの冷たい手が触れた
https://pbs.twimg.com/media/GChxJ4na8AAionQ.jpg
(´・つ・`)「なにぃ!」
一瞬の油断が命取り。
触手に体を巻き取られた。
(´-つ-`)「寒い・・・からだが溶け・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GChxPOHaQAA8PdB.jpg
438
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 08:05:47 ID:QTAG19m20
「こういう時はな、こうするんだ」
>火炎ビンを投げた
( ゚ дξ「グゲエエエエ・・・」
スライム本体の顔半分が溶ける。
(・D・)「ヒーローぶった餓鬼が」
つy=Σ
>スライムにトドメを刺した
─
( ・D・⊂彡☆))つ´)
乾いた音が響く。
(#´・つ・`)「なにしやがる!!」
(・D・)「勝手な事しやがって。お前ふざけてんのか。
お前の命なんぞより、模造刀の方が今は大事だ。
くたばるにしても武器は置いて逝け」
(#´・つ・`)「なんだと!!俺はテメエみたいなマヌケの代わりに人を助けたんだぞ!!
早くもっとついてりゃあ・・・」
(・D・)「ああ、あの人な。死んだよ。
惨い生き永らえかたをさせるもんだな。
お前はここに人を苦しめる為にここに来たのか?」
(´;つ;`)「く、くそっ!」
>マナブは走り去った
(;``)「あの・・・お言葉ですが・・・
ちょっと言い過ぎでは?」
439
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 09:07:55 ID:QTAG19m20
https://pbs.twimg.com/media/GChxQAJbkAAXbxI.jpg
(・D・)「いや、あれがいい。
ここでマグレで勝ち星上げて悲惨な死に方されるよかな。
お前同室だったか?
伝えてやれ。自主謹慎で引きこもるもよし、また夜警するもよし。と」
─
(;・G・)「で、また今日もやるのかい?」
(´・つ・`)「当たり前!あんな高慢野郎に見下されて黙って引きこもっていられるか!!」
(・G・)「心意気は買うよ。でも無茶しないでね。
はい、新しい防具」
(´^つ^`)「あざっす!」
(・G・)「さて、夜警しながら話していこうか。
どこから話していいものかな・・・」
─
(;´・つ・`)「なに!あんなクール野郎にそんな過去が!?」
(・G・)「そうだ。俺が直に見た話ではないが、
彼を助けて自爆した少年は、肉の欠片すた残らなかったそうだ。
そして、三年前にここで起きた大惨事を知っては?」
(´・つ・`)「まぁ小耳には挟んでます・・・」
(・G・)「あれは俺もみたが、酷いものだった。
老若男女問わず殺されていたんだ。
1人の嫉妬と無力感に苛まされた老人1人によってね・・・」
(;´・つ・`)「でも、俺をブン殴る意味がなかったじゃないすか!殴られ損っすよ!!」
(・D・)「理由なら、ある」
440
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 12:38:21 ID:QTAG19m20
(;´・つ・`)「わぁッ!?」
(・D・)「夜中に幽霊でも見た顔だな」
(;・G・)「ディー、今日も行くのか?体を休めた方が・・・」
(・D・)「誰かがやらなきゃいけない。だから警備はジーの方に任せてるんだ。
せいぜい足を引っ張るなよ、ガキ」
>ディーは去っていった
(;´・つ・`)「気に食わねえ奴・・・!
でも、何も文句を言う気が出なかったや・・・」
(・G・)「君達は、自分たちが食べているものがなんだか知っているのか」
(´・つ・`)「サイコロステーキみたいな悪魔の肉っしょ?」
(・G・)「他は?」
(´・つ・`)「カロリーバー」
(・G・)「出所はどこだと思う?」
(´・つ・`)「考えた事もないっす」
(・G・)「・・・あいつがな、イチガヤの駐屯地後からたびたび持ってきているんだ。
昔は二人がかりで行っていたが、例の事件以降は俺が夜の見回りになった。
もっとも満月はこの前のように、悪魔のパワーがアップする。
昼でも警戒を強めるんだぞ。」
(´・つ・`)「この前の・・・?スライムっすか」
(・G・)「そうだ。月並みだが、君は防戦に徹して誰か増援が来るまで待つべきだったのだ。
ディーも本心ではたいたわけではない。
君のような前途ある若者を失いたくないだけなのだ・・・」
(´・つ・`)「前途ある?俺がっすか?」
(・G・)「そうだ。見も知らぬ女性を咄嗟に救助し、自分は戦いにまわる・・・
この誰もかれもが自分で精一杯な時代、なかなかできる事じゃない。」
(*´・つ・`)「やった!!ジーさんのお墨付きだぜっ!」
441
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 14:24:57 ID:QTAG19m20
>回復道場
(・D・)つ「代金だ。遅れて悪かったな」
( )人「寄付感謝」
泪 ゚ -゚)「ありがとう。また助けてくれたのね・・・」
(・D・)「あんたか・・・なんでスライムなんぞにやられてたんだか。」
泪 ゚ -゚)「・・・私は満月は調子が悪いのよ。忌々しい半身のせいでね!
それに・・・念願の子が生まれたの。」
(・D・)「あんたの子か?そりゃおめでたいこって。悪魔に食われないうちに早く行ってやれよ」
泪 ゚ -゚)「私のじゃない。それに・・・
生まれたというより、その子に愛おしい魂が宿ったといえばいいのかしら。」
(・D・)「あんた悪魔だろ。治療も終わったしさっさと出て行ってくれないか」
泪 ゚ -゚)「ふふ、悪魔を自警団につかっておいて、悪魔アレルギー?
面白い人ね。」
>女はクスッと笑った
泪 ゚ -゚)「あなた、ゾンビどもとは違う意味で、生きてるニオイがしない。
・・・まるで仇を討ったあと、自分も死のうとしているんでしょう?」
(・D・)「・・・治療代はいらねえ。さっさと失せ」
泪 ゚ -゚)「じゃあお礼にいい事を教えてあげる。
邪教の書・・・ネクロノミコン・・・
その断片は未だに紛失せず残っている。
大事な人を蘇らせたいなら・・・
それを集めれば・・・
復活も、叶うかもしれないわね。」
https://pbs.twimg.com/media/GCkSn6daoAATMZl.png
442
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 16:15:24 ID:QTAG19m20
(´・つ・`)「・・・あのサイコロコロステーキは?」
(・G・)「・・・君は備蓄の賞味期限、数量が無限だと思うかね?
科学に精通している彼は、自分の体で試したんだ。
食べても大丈夫な悪魔、精力がつく牛の悪魔。
この数年で生成機を作り出し、あの肉を生産しているんだよ。
ま、あんな脳筋理系なんて無茶苦茶だがな・・・」
(´・つ・`)「ちょっとあのヤローの事、尊敬してやってもいいかもな。」
>イチガヤ方面
く(;・D・)「ふう・・・この変で発掘でもすっか。
いつまでもあそこに頼ってもられないしな」
ガラクタの山を掘り返す。
そこから使えそうなものを取り出して売り、マシな食料に変えるのだ。
>掘り返せど掘り返せど、マシンT93Gの破片しか見つからない
(・D・)「ん?隠し扉があるな・・・土で巧妙に隠されているが・・・」
>土を払いのけた
「誰だ!!」
入口から銃口がのぞく。
(・D・)「先住民がいたのか。
荒らしはしないから、ほっといてくれや。」
=yと( )「問答無用!撃つ!!」
(・D・)つy= 「仕方
・・・ねえなッ!」
443
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 17:11:25 ID:QTAG19m20
(・D・)「すまねえな。ご相伴に預かって」 ガツガツ
つ と
(・黒・)「別に構わない。それだけ食い意地が張っているということは、ロクに食ってないんだろう。
略奪者でもなさそうだし、他の者に分け与えているのだろ?」
(・D・)「・・・初対面の奴に言われたくねえな。
餓死しない程度には喰ってる」
(・黒・)「私はクロエ。こう見えても女だ。」
(・D・)「・・・ディーだ」
(・黒・)「咄嗟に銃を構える腕は確かだ。
私と組まないか?」
(・D・)「生憎、俺にはまだ育てなきゃならないヒヨッ子どもがいるんでな。
邪魔じゃなきゃまたくる。・・・手土産持ってな。
(・黒・)「それは楽しみだ。弾薬がいいな」
─
(・D・)「ジー」
(・G・)「なんだ?」
(・D・)「あのガキは資質はありそうか?」
(;・G・)「向こう見ずで突っ走りなところはあるが、正義感は強いよ。」
(・D・)「・・・じゃあ、銃での戦い方も教えといてやれ。
あれは俺には手が余る。お前に任せる」
(・G・)「了解、立派な戦士に仕上げてみせるさ」
ドサッ
(;・G・)「なんだこの量は・・・」
(・D・)「しばらくこっちに帰ってこれない日が続くと思う。
悪魔肉は持ってくるから、技量のある奴にヘブンの生成を教育してやってくれ。
誰でもできる簡単なお仕事だ」
444
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 17:56:47 ID:QTAG19m20
(・G・)「それはいいが、何をするんだ?」
(・D・)「今まで働いてきたんだ。ちょっとは息抜きさせろや。
それと新規開拓だ」
(・G・)「頑張れよ」
( )b 「ああ」
>それから足しげくクロエのもとへと通った
>食べられる悪魔を狩って肉をシンジュクに運んだ
( ■∀■)ノ「ヒョウッ!お久しぶりじゃねえかー!」
(・D・)「キョウか。今更何しに来た」
( ■∀■)ノ「仕事がひと段落したんでね。スパルタつけてたとこ。」
(・G・)「ディーさんの訓練はすごいぞ!
みんな見違えるほどに強くなった!
悪魔召喚プログラムも配布したんだ!」
(・G・)と(・D・#)「無許可で配ったんか!!」
( ■∀■)「ヒョウ。ちゃんとノウハウは教えてある。
裸一貫で悪魔と戦うなんて時代遅れだぜえ。
ここではおれさまが一番偉いッ!力で白黒つけてもいいんだぜえ?」
(・D・;)「外でもめごとは起こすなよ・・・」
(;´・つ・`)「ディーさん、もしかして寝てないっすか?」
(・D・)「ああ・・・」
( ■∀■)「ジー。添い寝してやれや。
語ることもいっぱいあんだろ?」
(;-D・)「野郎となんて御免だぜ・・・
と思ったが、睡魔には勝てん」
445
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 22:30:48 ID:QTAG19m20
─
起床
つ(-D・)「む・・・」
(・G・)「起きたか。ずいぶんイビキがひどかったぞ。」
(・D・)「おかげさまでな。で、話ってのは?」
(・G・)「キョウさんが、全員に悪魔召喚プログラムを配布・・・コピーした。
武器もどこから調達したか分からんが、たんまりあった。」
(;・D・)「頭が痛い事してくれるぜ」
(・G・)「だがそのおかげで、少年たちは自衛手段を取れるようになった。
夜警も交代でやることになった。」
(・D・)「あー、そういえばさ、あいつどうした?ドレッドのふざけたガキ。」
(・G・)「マナブ君なら、メシア教の用心棒志願に行ったよ。
テンプルナイツは深き狭い門らしいからな。」
(・D・)「・・・そうか。元気にしているといいな。」
(・G・)「ずいぶんと淡泊だな。」
(・D・)「あいつが道を見つけたなら、それでいい・・・
卒業生は追わない主義なのさ。
それよか行く途中で悪魔に殺されたり、新歓でたらふく飲まされる方が心配だ」
(・G・)「ふっ、相変わらず優しいな。」
(#・D・)「・・・
ほっとけ!」
446
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 02:25:06 ID:aAAuLeew0
─
それから、こっそりとディーとクロエは会い続けていた。
酒について語りあかしたり、悪魔狩りの効率的な方法を教え合っていた程度。
(・黒・)「今日は神経弾か。上物だな。
前はショットシェルなんて使えないブツだったからな・・・」
(;・D・)「悪かった。大破壊から数年経っても、物資は乏しいままなんで」
( ■∀■)「ヒョウッ!男の言い訳は見苦しいぜ!」
箱をたんまり持ってきた恭一がやってきた。
=yと(;・黒・)「どこから入ってきた!?まさか手引き・・・」
( ■∀■)「ヒョウッ!おれは神出鬼没なのさ。
レイディの住処に入られたくなかったら、魔法禁止結界でも張っとくこったな!
もっとも、ガキの着替えなんか興味ねーがな」
==( ■∀■)と
==つ
予備動作なしで撃たれた銃撃を全て余裕でかわす。
( ■∀■)「何すんだ。ヒョウ。引き裂いちゃうぞ〜?」
(;・黒・)つy= 「いきなりの訪問に警戒しない方がおかしい!」
( ■∀■)「ヤレヤレ。
・・・今日はそんな話をしに来たんじゃねえ。
クトゥルー、呼び出すんだろ?」
447
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 02:57:43 ID:aAAuLeew0
(・黒・)「魔神クトゥルー・・・?伝説のムー大陸に眠っているという?
眉唾ものだ。
トウキョウに呼び出せるとでもいうのか?」
( ■∀■)「ところが、そーでもないんだよなあ。
どこのバカか知らんが、国立博物館に置いた奴がいる。
あらかた、大破壊後に召喚して覇権を握るつもりだったんだろうがな。
取りに来ないってことは死んだってことだろ。
顔もしらねー奴の遺品は有効活用しないとな!タッポイ!」
(;・黒・)「・・・頭のねじが外れてらっしゃる?」
─
『邪教の書・・・ネクロノミコン・・・
その断片は未だに紛失せず残っている。
大事な人を蘇らせたいなら・・・
それを集めれば・・・
復活も、叶うかもしれないわね。』
─
(;-D-)「俺は、かけてみたい。
一縷の望みに・・・」
(・黒・)「どういうことだよ?」
─
(・黒・)「なるほど。大破壊前に死んだ子供を生き返らせたいと・・・。
でもそれは、エゴじゃないか?」
(・D・)「何が言いたい・・・」
448
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 03:41:29 ID:aAAuLeew0
自殺
449
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 17:49:16 ID:aAAuLeew0
(・黒・)「死んだ本人が望んでいるのか?それを。
最高位悪魔と取引をしてでも・・・。
私もクトゥルーの存在くらい知っている。
忌まわしいものの首魁を前に、発狂せずにいられるか?」
(・D・;)「できるだけ対精神コーティング装備をして望む・・・」
( ■∀■)「ヒョ!チョコレートより甘いなあ。ああいう輩は、内側から攻めてくるんだ。
よほど確立した意志か折れない精神がないと、いくらガワを着飾っても無理だぜ。」
(・D・)「それでも俺は・・・
あいつを諦めきれない・・・
死なせちまった償いを・・・
エゴでもいいからしたいんだ・・・」
(・黒・)「よほど大事な子だったんだね。
準備が万端になったら、私も協力してやってもいい。
弾の礼だ。」
m(・D・)m 「ありがとう。その時はよろしくお願いします」
( ■∀■)「んじゃ行くか。遺跡に。」
(・D・)「・・・?何言ってんだお前」
( ■∀■)と「ゲルガーの豚野郎がルルイエ本を欲しがってたんだが、俺がすり替えておいたのさ!」 スパイダーマッ!
つ
( ■∀■)「そんなに欲しいならお前にやる。俺はクトゥルー如きはいらねーんだよ。
豚は血眼になって召喚したがってるがな」
─
>国立博物館
https://www.youtube.com/watch?v=xAzjuYmGhcE
(;・D・)「・・・6年経っただけでこんなにも風化するのか」
( ■∀■)「そりゃ、管理人いねーもん。」
450
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 18:17:34 ID:aAAuLeew0
博物館には。ボロボロの書物や壺、
胸像などが置かれていた。
まるでこの空白の6年間にかじりつくされたように。
「ヴおおおおおお!」
( ■∀■)ニア「アギ」
https://pbs.twimg.com/media/GCqksOlaoAAnMch.jpg
>ゾンビは蒸発した
(;・D・)「・・・すごい威力だな」
( ■∀■)「持て余してんのさ。早く焼き豚を造りたいね。
・・・あった!」
禍々しい本を手渡す。
(;・D・)「そっちの組織に絡まれて抗争にならないだろうな?」
( ■∀■)「気にすんな。愚鈍な豚にはわかんねーよ。
最初は読んでもわかんねーと思うから、ネットでクトゥルフ語探して翻訳しながら読みな。
それとジーだっけ。あのごついおっさん。
あいつには引き続き訓練をさせておけ。
じゃあな!ヒョウ!」
>風のように消え去った
(;・D・)「神出鬼没な奴め!」
>二か月後
451
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 18:36:26 ID:aAAuLeew0
https://www.youtube.com/watch?v=aYL6qurL9pU
(・D・)「諸君、今日は集まってくれてありがとう。
今回は完全に俺の公私混同になってしまう。熾烈な戦いが予想される。
嫌な奴は辞退してくれ。」
「嫌なもんか!」
「大型悪魔を討ち取ったとなれば、おれ達の名声も上がる!
ガイア教にもデカいツラさせねえ!」
(;``)「ジーさんに受けた恩は返す!」
(・黒・)「みな、いい目をしている。
私も教官をしてみたかった。」
(・D・)「辞退者なしか。じゃあ読むぞ」
手が汗ばむ。
https://www.youtube.com/watch?v=l9sqm65zIH0
(・D・)「・・・くとぅるー るるいえ うがふなぐる ふたぐん・・・
・・・ふんぐるい むぐるうなふ・・・
いあいあ はすたあ・・・!」
https://pbs.twimg.com/media/GCqqE4Tb0AAVT67.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCqqHpAasAAhta6.jpg
博物館からパクってきた青銅の箱から光が満ちる。
>箱から クトゥルーが出てきた
https://pbs.twimg.com/media/GCqkuYxacAAbYEy.jpg
452
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 19:13:51 ID:aAAuLeew0
>TALK
イ<●>3<●>カ 「なんだ貴様・・・ただの人間か?
面白い・・・何か用か?」
https://pbs.twimg.com/media/GCqkvXfaMAAyFzH.jpg
(;・D・)「ネクロノミコンの力で、俺の大事な人を蘇らせてほしい・・・」
イ<●>3<●>カ〜□ 「契約書に汝の名を記すがいい・・・」
(・D・)「わかった・・・」
ぬちゃりとした触手から、紙を受け取
(・G・) スッ (;・D・)
□と つ
(・D・)「何をする!せっかく召喚に成功したのに・・・」
(・G・)「ディー!これは罠だ!!考え直せ!!
本当に契約が履行されたとしても、君の望み通りに蘇生するとは考えられない!
邪神とはそういうものだ!!」
イ<●>3<●>カ 「ククク・・・ひどい言われようだな。事実だからしょうがないけど」
(#・D・)つ「お前には何か秘策があるのか!せっかくのチャンスなんだ!
何もしないなら、俺に渡せ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCquAw_aoAAUKgk.jpg
(・G・)「お前だってこの数か月、何もしなかったろ?
夢にすがっていただけか?」
https://pbs.twimg.com/media/GCquDExaIAAJQLf.jpg
(;・黒・)「やめねえか!悪魔との会話中だろ!」
イ<●>3<●>カ 「契約するのか、しないのか?」
(・D・)つ「すまないがもう一枚くれないか?」
>ディーは契約書に名を記した
イ<●>3<●>カ 「ハハハ・・・契約成立だな。では・・・
血だ!血を捧げよ!!!!!」
453
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 19:47:57 ID:aAAuLeew0
https://www.youtube.com/watch?v=EFoZQ0pvSyE
〜イ<●>3<●>カ 〜 「ロスト・サニティ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCqkwP4aUAA58vt.png
「ぐあ!!!!」
「があああああ!!!!」
まともに食らったものは吹き飛ぶか、緊縛と魅了で動けなくなった。
「うわああああああ!!!
あんなものに勝てるわけないだろ!!!」
逃げ出すものもいた。
(・・・)つ 「逃がすか!!!」
(;・D・)「交渉決裂の上に伏兵か・・・くそ!」
(・G・)「ウダウダ言っても仕方ない!!突破するしかない!」
( ■∀■)「はいよ」
(・黒・)つy= 「ダメだ!硬すぎて銃は・・・」
(;・D・)つ-l==) 「ウオオおおおおおお!!!!」
つ-l----
(・黒・)「ディー!?」
(;・D・)つ-l==) 「俺の責任だ!!命で突破口を切り開く!!」
つ-l----
ズバッ
イ<X>3<●>カ 「蛮勇だけはほめてやろう」
(・D・)「ぬかせマヌケ!右目は潰してやったぜ!」
454
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 20:03:21 ID:aAAuLeew0
イ<X>3<●>カ 「罠にかかったのも気付かずにな。ロスト・サニ・・・」
〜 (;・D・) 〜
(;・黒・)「あの距離で打ち込まれたら、確実に・・・!」
つ(;・G・)「どけえええええええ!!!!」
と
無慈悲にもおぞましき一撃は放たれた。
(-持・)「ぐ・・・」
ディー・・・だった悪魔の体が過負荷のダメージでデジタルの粒子に消えてゆく。
イ<X>3<●>カ 「馬鹿め!人間を庇って自己満足か持国天!
貴様の力なら、工夫しだいで私にも勝てたというのに!」
(・D・)「ジー・・・お前・・・」
(-物...:.;::.. 「・・・すまない。私は本当は鬼神ジコクテン。騙していて悪かった。
でも、自衛隊で国防をやっていたのは本当なんだぜ・・・」
(;・D・)「喋るな!!今・・・」
(-..:.;::.. 「この国を・・・こどもたちを・・・頼・・・」
>ジコクテンはロストした
(;D;)「てめえ!ぶっ殺す!!!!」
( ■∀■)==イ<X>3<〇>=>
「おせえよオセ。なんつって。」
異形の手が、大いなる邪神を串刺しにしていた。
( ■∀■)つ〇 「戦利品パールかよ。しょっべえな。
女!そっちの逃げたのを追え!!」
455
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 20:14:28 ID:aAAuLeew0
=yと(・黒・;)「ダメだ!私のアサルトライフルでは届かない!
ディー!射程距離のあるものを・・・」
( D )
( ■∀■)「・・・失神失禁してんぜこいつ。
あーあ、逃げられちまう。」
(;・・・)ニア 「貴様たちの事、覚えておいてやろう!」
>ニャルラトホテプは逃げ出した
─
「ディー、起きて!」
https://pbs.twimg.com/media/GCqqI_kasAAMIlo.jpg
(-D-)「ここは・・・」
(・黒・)「私のアジトだ。まったく、何が準備万端だ・・・」
顔を洗いに行く。
(;``)「あの・・・ディーさん・・・」
(・D・)と 「生きていたのか」
(;``)「皆、死にました。体を吹っ飛ばされたり、引き裂かれて・・・」
( ;;)「僕、何もできず・・・怖くて」
https://pbs.twimg.com/media/GCqw6zTaAAAdJad.jpg
(-D-)「自分を責めなくていい。悪いのは・・・俺だ。
悪いが少し1人にさせてくれ。」
https://pbs.twimg.com/media/GCqw9QjbgAA9Riy.jpg
456
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 20:25:00 ID:aAAuLeew0
ロッカーが並ぶアジト。
ディーは欠落した記憶を探り当てる。
https://www.youtube.com/watch?v=8ERb61yDyf4
つ(・D・)と 「ジーがいない・・・どこに行った・・・?
いつも一緒だったじゃないか。」
『■$ル▼練ヴォォォ・・・・・・■■・・・・・・』
https://pbs.twimg.com/media/GCqqQ2lbkAAv3ar.jpg
(・D・)「ひっ!?どこから声がする!?」
見てはいけない見てはいけない見て
はいけない見てはいけない見てはい
https://pbs.twimg.com/media/GCqqRiNaoAAqW0P.jpg
しかし。
https://pbs.twimg.com/media/GCqqQE8asAE78JD.jpg
(;・D・)つy= 「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
ニャルラトホテプ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺すぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
2025 クトゥルフのよびごえ 終
457
:
名無しさん
:2024/01/03(水) 18:05:14 ID:GLCmZ1Tw0
おまえが石川震災で殺されれば良かったのに
458
:
名無しさん
:2024/01/03(水) 18:07:29 ID:GLCmZ1Tw0
コロナネタにしたりしてさ、
お前が死ねば何人かは反動で助かったんじゃないの?
なんで生きてんの??
459
:
名無しさん
:2024/01/04(木) 00:25:48 ID:/bDSnVLo0
>>457-458
人死にを出しにして人に死ね死ね連呼するの最高に救いようのないゲボ野郎って感じだね!
460
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:28:01 ID:iZ0OS9GQ0
2026年。
(・q・)「あうー」
地下アジトには妙な生物がいた。
ディーが復活に焦がれたあの男児そっくりである。
だが圧倒的に色々と足りていなかった。
一番は、インスマスのような顔。
あの邪神の契約履行の、多数の命と一人の男の精神力を対価とした
贈り物であることは明白だった。
( ゚D゚)つ「よしよし腹が減ったか。よくカンデオン食うんだぞ・・・」
(・q・)「あうー」
それは時々給餌するディーの手を噛んだ。
だが他の者にはもっとひどいことをした。
だから世話を見られるのは、精神の壊れたその男しかいなかった。
(;``)「お、置いておきますディーさん・・・」
甲斐甲斐しい男が、食料を持ってきて去っていく。
あれからディーはダメだった。
悪霊相手に銃をかまえ、ヒト型相手には剣やチェーンソーを振るう。
( ゚D゚)つy= 「死ね!!ニャルルルルルルル!!!!!!!!!!」
飛行系の悪魔にだけはちゃんと銃を当てられた。
461
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:28:27 ID:iZ0OS9GQ0
>2027年
(;・黒・)「もうダメじゃなかろうか。アイツは狩りには同行させられないよ。
確かにしょけいライダーとかウザったいけど、無駄に殺していたら
ガイア教団に喧嘩売っているようなもんだ。」
(;``)「やっぱり僕が食料調達に行きますよ。
アカサカから駐屯地後まで行くのは大変ですけど・・・」
(;・黒・)「しかしあんただけに任せておくには荷がね・・・」
( │ )「ククク・・・私がお供しましょうか?」
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/107/319/0252.png
>魔王メフィストが 一体出た!
(;``)つy= 「誰だ貴様!」
( │ )ニア 「チッチッチ。ファウストの戯曲を知らんのですか?
地獄の大公、メフィストフェレスですよ。」
(;``)「そのメフィストフェレスが何の用だ。
ここには精神の壊れた男と、女性、そして俺しかいないぞ!」
( │ )「kyouichiの遣いで来たのですよ。
何か私にできる事がありませんか?
ククッ」
(・黒・)「その悪魔、なんだって?」
(;``)「キョウイチさんの遣いで来た、メフィストフェレスと言っています」
(;・黒・)「まずい!絶対に頼み事なんてするなよ!!
逸話によれば対価は魂だ!」
( │ )ニア 「チッチッチ。気のお早いレディだ。
対価ならkyouichiからたんまり前払いで頂いておりますから。」
(;``)「じ・・・じゃあ、食料調達の手伝いをしてくれ!」
462
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:29:01 ID:iZ0OS9GQ0
>2029年
シンジュクはオザワと名乗る男に占拠された。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1575905028/359
( ■∀■)ノ 「よっ」
(・黒・)「キョウイチさんか・・・悪魔を貸してくれて助かるよ。
でもシンジュクが・・・」
( ■∀■)「ああ。チンピラが乗っ取っちまったってな。
せっかく古き良きヤクザが管理してくれてたのに・・・
メフィの言う通り、お前らが乗っ取った方がマシだったんじゃねえか?
おーいディーちゃん。生きてるかー!?
ああ、なんとかなぁ!」
( ゚D゚)「・・・?」
(・q・)「あう?」
( ■∀■)「ああダメじゃこりゃ。4年経っても廃人か・・・」
(・黒・)「あんたのツテでなんとかならないのかい?
頼んでばっかりで申し訳ないが。」
( ■∀■)「だーかーら、言ってるだろ。
肉体の損傷は回復道場かサイバネで補強できってけど
クソミサイルで専門医が極端に減っちまった今じゃきついのよ。
無理に治しても、完全にぶっ壊れちまうだけだ。」
(#``)つy= 「元凶が何を!」 バン
==(■∀■)「ヒョ!あぶねえあぶねえ。
自業自得を人のせいにするのはよくないぜ。
確かにあの書をくれてやったのは俺だがな。
リスク承知で召喚したのは、あいつだぜ?」
463
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:29:27 ID:iZ0OS9GQ0
ロックアームをかけられ、男は動きが封じられた。
( ■∀■)「だいたい、リスクを最小限に抑えてたはずのあいつがなんであんなデカい博打に出た?
まずはそこから論点だろ」
(・黒・)「確かに・・・俺と出会ったばかりの頃はぶっきらぼうだが部下想いで
あんなものを得るために人を犠牲にできるような奴じゃなかった。
何があったんだ・・・?
そんな事、この数年で考えもしなかった」
( ■∀■)「おっと、この坊ちゃんが考えてるのとは別で俺はそそのかしてなんかいないぜ。
鬼畜ダークサマナー野郎のキョウイチさまでも、ズッ友を負け戦に行かせるわけねえだろ。
止めはしたぜ。」
(・黒・)「わかってる。アンタが忠告してたのは俺も聞いてる。
だから恨んじゃいない・・・」
「うわああああ!シー!!!!!」
( ・q・ )「う、ああ
うあ・・・」
( ゚D゚)つ「どうした!?どこか痛いのか!?」
( ・ q ・ ) ドロッ
>インスマスの子は溶けて崩れ落ちた
( ;D;)「ま・・・待て・・・バカが!また俺を・・・
俺だけを・・・
生き残らせるつもりかぁーっ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GDo2elDacAAZSWp.png
464
:
名無しさん
:2024/01/14(日) 05:40:52 ID:lcK3AiT20
乙だ!
465
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:40:01 ID:4hJpeltU0
∩( ■∀■) ∩ 「わぁ!金色のインコだ!ありがとうじーちゃん!」
https://stat.ameba.jp/user_images/20161023/07/bearlove18/fe/c5/j/o0480064013779636305.jpg
(´ m `)「ほほほ。金でも黄色でもなく、『ルチノー』じゃよ。
こっちは青の子。オーストラリアから裏ルートで取り寄せた。
大事に育てるんぢゃぞ。恭一。」
(*■∀■)「うん!ありがとう、じーちゃん!」
恭一は生まれた時から一人だった。
生まれた瞬間には母がいたのかもしれない。
だが、物心ついた時には誰もいなかった。
売られたのだ。
だが大陸の裕福な老人が引き取り先なだけあって、暮らしには苦労しなかった。
( ■∀■)「ねぇじいちゃんは、なんでおれの事を拾ってくれたの?」
(´ m `)「・・・うーむ。お前さんがかわいいからじゃよ。
親を恨んではいかん。お金がないのに子を産んでしまう人もいるのじゃ。」
( ■∀■)「そっか・・・おれは爺ちゃんとこいつらがいればいいよ!」
(´ m `)「そうかそうか。」
(;■∀■)「わー!じいちゃん大変だ!!」
(´ m `)「どうした?」
茶をすする老人の元に少年恭一が走り寄ってきた。
(;■∀■)「ノリがピー助にいじめられてんだ!
乗っかられて悲鳴あげてるよ!」
トコトコ
(´ m `)「・・・これは、交尾じゃよ。
何も心配はいらん。」
( ■∀■)「えっいじめじゃないの!?」
466
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:40:26 ID:4hJpeltU0
(;■∀■)「おっ、じいちゃん!ノリがあっためてた卵が割れた!
このピンクのなに!?」
(´ m `)「ほほほ。雛じゃ。人間の赤ちゃんみたいなもんじゃよ。
恭一も、こうやってお母さんから生まれてきたんじゃ。」
( ■∀■)「えっ人間って卵から生まれんの!?」
(;´ m `)「・・・
まあ、似たようなもんじゃな。
いずれ恭一もお嫁さんができればわかるよ。」
( ■∀■)「そっか!ノリはお母さんになったのか!
ヒナたちも元気で育てよー!!」
─三年後
( ■∀■)「うわあああああー!ジャンユー爺ちゃん!!」
(´ m `)「どうした?」
( ■∀■)「ノリが・・・ノリが目閉じたままカゴの床で寝てて動かないんだ!!
昨日までなんにもなかったのに!!」
(´ m `)「・・・寿命じゃな。背黄青鸚哥にしては短いが・・・
たくさん卵を産んで疲れたんじゃろう…。
恭一のせいではないよ。」
( ■∀■)「でも・・・でも・・・健康診断だって定期的に・・・」
(´ m `)「・・・恭一は学校じゃろ。もう心臓は止まっておる。
お前さんは仲良く遊んでやってご飯のお世話もやっていた。
とりあえず今日は、腐らないように冷凍庫に入れておいてやろう。
明日は学校が休みじゃろ。一緒に庭に埋めような。」
( ■∀■)「わかったよ・・・爺ちゃん。
子供たち!元気で育つんだぞ!!」 グスッ
467
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:40:56 ID:4hJpeltU0
─翌日朝
(;■∀■)「あ・・・あ・・・
ジャンユー爺ちゃん!!!!!どこにいるんだ!!!
みんな、みんな死んでる!!」
(^0_0^)「ここまで待ってた甲斐があったな!ヒャハは!?
まだ死んでねえ!でもお星さまになるんだよもうすぐ!」
https://scdn.line-apps.com/stf/linenews-issue-832/rssitem-7227322/349e890b462f0b62e0b32dc557abce1217dd61e3.jpg
ヽ(●Д●ノ「恭一さま。あなたにも死んでいただきたいのです。」
(;■∀■)「セバスちゃん!?どういうことだ!?
お前うちの執事だろ!?
こいつは誰だ!」
ヽ(●Д●ノ「こいつは坂野。インコ殺しのプロフェッショナルですよ。
実は私はジャンユーの老いぼれに反目する組織からのスパイでね。
あなたの精神は強すぎた。付け入る隙もない。
だから、あなたがペットと仲良くなっているという弱点に目をつけた。
今の貴様は精神的多大ショックを受けているはずだ。
殺すのは容易。」
( ■∀■)「おれはただの捨て子だ!
こいつらはペットじゃない・・・家族だ!
なんでこいつらを巻き込む必要がある!!」
ヽ(●Д●つy= 「貴様が、運悪く『葛葉』の血だからだ。」 ジャキッ
(#■∀■)「そんなの関係ねえ!クズはお前らだ!
返せよ…ノリたちの子供たちとピー子を返せよォ!!
卵から一生懸命、ろくに寝ずにあっためて食べ物あげて育てたんだぞ!!」
ヽ(●Д●つy= 「言ってくれるじゃないか。銃を突きつけられて物怖じくらい、しろよ。
だいたいクズなことやってんんのは、ジャンユーだって同じじゃないか。l
はは、まさか知らないとでも?
無知は罪だな。死ね。
鳥ごとき、人間さまに比べればゴミのような」
468
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:41:19 ID:4hJpeltU0
ブチッ
==( ;∀;)「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
ヽ(;●/ /Д●ノつy= 「なに?銃弾よりも。はや
うべ」
二人の男は、恭一が発現した天魔によって微塵にされた。
(;■∀■)「はぁ・・・はーはー・・・
まだ息はある・・・なんとか助けてやれないか・・・!」
>屋敷裏庭
(-┏┓-) 「悪魔が集いし・・・
おや、坊ちゃま。
ここには立ち入らないようにと、ジャンユーから言われていなかったかね?」
(;■∀■)「頼む!!おれの家族のインコたちが死にそう・・・なんだ!
なんとかならねえのか!?」
(-┏┓-) 「・・・残念だが、ここは悪魔を合体する場所。
通常の生物ではなんとも」
( ■∀■)「なんとかならねえのか!?
悪魔・・・ってのは聞いた事はある。」
タッタッタ
(-v-)
(;-┏┓-) 「鳥の死体・・・これをどうしろと?」
( ■∀■)「おれには葛葉っていう血が流れてるって聞いた。
おれの血を媒体にして・・・こいつらみんな悪魔合体してくれ!」
469
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:41:43 ID:4hJpeltU0
(-┏┓-) 「・・・確かに輸血装置もジャンユー氏の意向によりある。
それみよって合体シリンダーの中にそなたの血を素材として注ぐことはできる。
だが・・・ヘタをすれば死ぬのだぞ?」
(#■∀■)「関係あるかッ!!
命を張って家族を助けられねえんなら、死んだ方がマシだァ!!」
(-┏┓-) 「では腕を出せ・・・悪魔合体ができるまで、極限まで搾り取るぞ!」
─
https://www.youtube.com/watch?v=e9Lclohgdcc
(;■∀■)「がああああああああああああああああ!!!!!!」
(-┏┓-) 「もうそろそろやめておけ・・・」
(#■∀■)「まだだあああああああ!!!!」
顔はとうに青ざめているが、我慢と提案の憤りによって赤く染まってもいる。
ヴワアアアアア
(-┏┓-) 「なに!?本当に・・・!?」
魔法陣から厳かな霊鳥が現れた。
羽(・v・)羽 「わたしは れいちょう ガルーダ
こんごとも よろしく・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIEsDgWbsAAe2qE.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIEr_IVagAAQF4b.jpg
470
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:42:07 ID:4hJpeltU0
─
く( ■∀■)「・・・」
廃墟の一角。
ボロボロのベッドから目が覚めた。
( ■∀■)「ジャンユー爺・・・
愛していたよ、おれも・・・」 ボソッ
誰もいない場所で一人ごちる。
いや、いた。
(・D・)「・・・」
( ■∀■)「生気のねえツラだな!
どっかいい酒の出る店でも行くか?ん?」
(・D・)「・・・酒は今はいい。吐きかねない。」
( ■∀■)「・・・そうか。
あんま気に病むな。
クトゥルフの邪神どもの手ってのはああいうもんだ。
おまえの記憶が戻っただけでも・・・」
(#゚D゚)「うるせえ!お前の口車に乗って・・・乗ったのは俺の意志だが・・・
あいつを二度も苦しめて殺した。
そんな俺に、生きる価値なんてねぇんだよ・・・」
( ■∀■)「・・・
きやがったな!!」
『マッスルパンチ!!』
巨大なコブシの跡が、キョウイチの真横にボコッと現れた。
471
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:42:28 ID:4hJpeltU0
( ■∀■)「ヒョウ!ツメがあめえよ。」
( )「・・・」
何者かは、つかつかと余裕の態度で歩みを進めてくる。
(・D・)つy= 「倒すのか?」
( ■∀■)「いや・・・」
==( ■∀■)と「逃げるんだよォーッ!!]
==つ
https://i.ytimg.com/vi/cSSKYYKCtAw/maxresdefault.jpg
(・D・)つy= 「なんだと!?きさま」 バン
==( )
>何者かに銃撃は効果がなかった
と( ■∀■)「仕方ねぇなぁ…見せてやる…ムドオン!」
死死死死死死
死 ( ) 死
死死死死死死
何者かが無数の梵字に囲まれた。
だが、全く聞いている素振りはない。
なおも距離を詰めてくる。
( ■∀■)つ〇 「えんまくだんッ!」
ボンッ
「チ・・・逃したか・・・やはりニンゲンが素体では本領を発揮し切れん。
だが必ず神・魔・人はオレが殲滅してやる・・・」
https://pbs.twimg.com/media/CSN36N2UkAAabd7.jpg
472
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:42:50 ID:4hJpeltU0
廃墟が、ぐしゃりと潰れた。
(;・D・)「なんだ、ありゃあ・・・」
( ■∀■)「巻き込んですまねえな…おれを狙いに来た暗殺者だ。」
(・D・)「お前を?どういうことだよ?」
( ■∀■)「おれがいる会社・・・会社って言えばいいのか?
まぁそこでやらかして追われてるってわけよ。
・・・まぁ巻き込んじまった以上は話しておくか。
あれ自体はダークサマナーの人間だが、肉体に魔神ダグザの加護を得てる。
神や悪魔を滅する・・・要は殺すのに特化した悪魔だ。
・・・だからおれお得意の悪魔パワーも打ち消されちまう。」
(;-D・)「面倒なことに巻き込んでくれたな…」
( ■∀■)「そういうな。お前が廃人になった時にたんまりメシを持ってきてやったのはおれだぜ。
おれたち二人ならぶっ殺せる!!」
(・D・)「どう倒せっていうんだ。仲魔の攻撃も効かず、銃だって効かなかった。
終わりのないおにごっこでもやれっていうのか?」
( ■∀■)「まー銃の威力が足りなかっただけだろ。いいもの見繕おうぜ。
とりあえずあのふざけたヤローをぶち殺すまで、女のとこには行かない方がいいな。」
(・D・)「・・・元からもう戻る気はない。
おれの私欲でひどい迷惑をかけてしまった・・・
どういう顔で会えばいいんだ」
( ■∀■)「ままええわ。とりあえずシンジュクで酒だ。
一応悪魔禁止区域になってっからあいつも入ってこれねえはずだ。
ヒョウッ!」
2030 Vengeance ケルトとギリシャとヘブライと
473
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:43:17 ID:4hJpeltU0
三日後
□( ■∀■)「もしもし、お前らか。
・・・そうか。」
(・D・)「どうしたんだ」
( ■∀■)「メシア教のゴッドサマナーどもに、四聖獣が軒並み殺られたらしい。
念入りに神格を貶めてからな。
しばらくは復活も召喚もできないだろう。
・・・あ。四聖獣知ってるか?」
https://pbs.twimg.com/media/D7o0O1CUwAA8CRX.jpg
https://pbs.twimg.com/media/D7o0L27UcAANNpQ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/D7o0NK5U8AAA86I.jpg
(・D・)「流石に知ってる。馬鹿にするな。
中国の四神だろ。
青龍、白虎、朱雀、玄武だろ?」
( ■∀■)「ぱちぱちぱち。ごめいとーう!」
つと
(・D・)「なんかムカつくな」
( ■∀■)「どういう意味かわかるか?」
(・D・)「・・・悪魔だから?」
( ■∀■)「そう!唯一神とその人形たる天使様以外は全部邪悪な悪魔だ!
異教の神なんて許されない!
そうゆーこと。奴らにはな。」
(・D・)「・・・俺には分からない。神にも人間に友好的なものとそうでないものがいる。
なんで、他教の神だからって差別されなきゃいけないんだ?」
474
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:43:41 ID:4hJpeltU0
( ■∀■)「そりゃまあ、こんなに悪魔あふれる世の中だ。
なんでこんなに祈りを捧げてるのに唯一神様やメシア様は現れて助けてくださらないのか!?
って疑問を教徒どもから払拭するためのスケープゴートに使われてんのさ。
やつらが崇めてる唯一神様だって、神殿っていうアパートでバアルと同居してたいやらしい神だったのにな!
ヒョウッ!!
ガキ捨て神YHVHさま、サイコー!!」
(・D・)「なんのことだ・・・話が飛躍しすぎてわからんぞ。」
( ■∀■)「唯一神に反目する最強のカオス悪魔、ルシファー。
やつは元々はハゲの右腕たる最強の大天使だったそうだ。
だがハゲが自分達を差し置いて人間を贔屓したから叛逆した、自分がハゲになり替わろうと愚かにも無謀な戦いを挑んだ。
諸説あるが、おれはこう考えるぜ。
ハゲによって神格を食われて悪魔に堕とされていく神々や
ハゲの都合のいい奴隷に過ぎない人間の為に戦った、ってな。」
https://pbs.twimg.com/media/GIHL1yAbEAACrhg.png
https://pbs.twimg.com/media/GIHL2-MaUAA-i0V.png
(・D・)「考えすぎじゃないか…?ルシファーだって悪魔なんだろう。」
( ■∀■)「ルシファーがアレというより、ヤハゲがトチ狂ってるって考えもアリだな。
アダムとリリスが性的な問題で夫婦喧嘩しただけで悪魔扱いで追放、
アダムとイブが知恵の実食っただけで追放。
効率的に考えれば、人間の始祖が『知恵』を得たなら、神に従順な敬虔な人間になるよう指導すべきだろ?
短絡的でバカなんだよ。
もしもこの僕が神様ならば!全てを決めてもいいなら!
7日間で世界を作るような真似はきっと僕はしないだろう。
きっともっとちゃんと時間をかけて また きちっとした計画を立てて♪」
https://pbs.twimg.com/media/GG5ROCba4AAuy-B.jpg
(・D・)「・・・
お前の話は長いんだよ・・・」
( ■∀■)「お前が喋らなさすぎ!」
475
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:44:06 ID:4hJpeltU0
オザワが治めるシンジュク地下街。
二人は酒を煽りながら核心を突いたようなバカ話を繰り広げていた。
( ■∀■)「そろそろ出るか?」
(・D・)「まだ飲み足りねえ・・・」
テンテロテロリン♪
□( ■∀■)「ん・・・なぁにぃ?
わかった。おれは視察に行く。
お前らは下がってろ。」
(・D・)「なにがあった?」
( ■∀■)「タカオ山あんだろ?ハチオウジの山。
あそこに神殿が立ってるんだとよ。
前触れもなくだ。」
(・D・)「タカオ山・・・大破壊以前は観光地としても大人気だった。
神殿とは、悪魔の仕業か?」
( ■∀■)「まぁそうだろうな。
誰にも勘付かれることなく神殿建てるなんざ、人間業じゃねえ。
お前はここで宿を取れや。
オザワのアニキのオフィス内なら部屋あるだろ。」
(・D・)「しかし…神殺しダグザ付きの暗殺者に目をつけられた・・・
クロエたちが心配なんだが・・・」
( ■∀■)「ヒョウ!酔いすぎて記憶ブッ飛んだか?
メフィストがいる限り手出しはさせねえし、
お前がしばらくあっちに行かなきゃ済む話だろが。」
(・D・)「・・・お前も気をつけろよ」
( ■∀■)「いらねー御忠告ありがとさん。善意として受け取っておくぜ。
マスター、ボトルキープ込みで10万マッカだ!」
476
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:44:29 ID:4hJpeltU0
>タカオリンポス神殿
Σ^│ ´Σ 「ククク、何か悪魔を纏ったもんが近づいてきやがる。
ゴミだと思っていたが、オルトロスやらギリシャのバケモンを次々となぎ倒して向かってきやがる。
どうやらオレに用がありそうだ。
せっかくの客人だ。オレが直々にもてなしてやらねとなァ!」
https://pbs.twimg.com/media/GIHeJj9a4AAjq7w.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIHecEFaQAAU-WU.jpg
>井上ワープ
( ■∀■)「よぉ」
神殿の柱に腰掛けるものがいた。
とΣ^│ ´Σ 「誰だ、お前は」
平然と柱に雷を打ち込む。
( ■∀■)「ヒョウ!ごあいさつだね。
手土産はもっと多い方がよかったかな?」
ごろごろと、束ねていたものを投げ捨てる。
汚らわしいもののように、黒白の悪魔はイカヅチで焼き捨てた。
https://pbs.twimg.com/media/GIJAntcboAAsB5B.png
Σ^│ ´Σ「もっと面白いもんはねェのかよ。興覚めだぞ?オイ。
オレを誰だと思っていやがる。
全知全能の主神─」
( ■∀■)「ははーゼウス様、お目にかかれて光栄でございます!
じゃ、サシで殺りましょうや。」
Σ^│ ´Σ 「いい根性だな、オイ!
いいだろう・・・」
477
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:44:50 ID:4hJpeltU0
Σ^│ ´Σ「来いよ!アレス、姉上、アテナ!」
https://pbs.twimg.com/media/GIHevgIbUAAaUPB.jpg
( ■∀■)「む、眷属召喚か。
戦の主神にしちゃ、せこい奇襲だな、おい。」
Σ^│ ´Σ「何言ってやがる。体中に何体も悪魔飼ってる野郎がよ。
これでもハンデつけてやってるつもりなんだぜ?オイ。
産むのか?んん?
はっきり言ってオレがアテナを産んだ時はすげー痛かったんだぞ。
頭の中で暴れまわっていてえからカチ割ってよぉ・・・」
ア・д・)つ╋━━ ==(■∀■ ) スッ
「戦いの最中に会話など無粋!!」 「おめえの親父に言えや」
https://pbs.twimg.com/media/GIJLyRcbEAALajV.png
肘鉄で破壊神アレスをいなす。
ア-д・)と 「グ!!!百戦錬磨の我がァ!」
https://pbs.twimg.com/media/GIJL0CebEAAcg6X.png
(-│-)つ→ 「下がっていろ、愚弟よ」
鋼鉄の女性型仮面を被った処女戦神が弓矢をつがえて連射する。
https://pbs.twimg.com/media/GIJL1OLboAEyTJr.jpg
== と(■∀■)つ == 「カバディ!カバディ!」
(-│-)「ぐふ」
https://pbs.twimg.com/media/GIJL25yakAA3z2O.png
Σ^│ ´Σ「ヒットアンドアウェイが上手いじゃねえか。
オレを直に殺しにくるなんざ、ティホン以来だな、オイ!」
( ■∀■)つ 「ヒョ!フィニッシュだ!」
ゼウスの胸が貫かれた。
478
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:45:46 ID:4hJpeltU0
はずだった。
( ■∀■)つ 「なぁにぃ!?なんだぁこのブヨブヨはぁ!?」
Σ^│ ´Σ「失礼だな、オイ!オレはマッチョマックスだぜ!」
謎の感触に阻まれ、魔神ゼウスを貫いて葬ることはかなわなかった。
デ゚▽゚ メつ 「ハーベストォ!」
https://pbs.twimg.com/media/GIJNjYkacAARFN4.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIJNkeLbgAAu9Mk.jpg
パラスアテナとアレスにも、既に同様のバリアが張られたようだ。
https://pbs.twimg.com/media/GIJNlS-aoAAUkdY.jpg
Σ^│ ´Σ「いや悪いな!オレはいらないんだが姉上が勝手に張っちまってな!
この防壁がある限りは攻撃は届かないんだ!オイ!」
( ■∀■)「・・・攻撃自動反応型か。
厄介だな、おい!!」
==( ■∀■)と
==つ
>山のふもと
>回り込まれた!
Σ^│ ´Σ「判断の速さは買うけどよ。
デカい口叩いて乗り込んできて撤退かよ、つまらねえな、オイ。
とりあえずオレの知恵の代替として使えそうだから
見逃してもいいが・・・いや、どっちにしても同じだな。
ここで殺すか。んでハデスに死体戦士にでもしてもらおうか。」
https://pbs.twimg.com/media/GIJPedkbQAAcsSJ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIJPfpha0AAhlyG.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GIJPhQEb0AAzrk2.jpg
479
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:46:23 ID:4hJpeltU0
とΣ^│ ´Σ「ヒトなど腐るほどいる。一人くらい殺したところで・・・
がァッ!?」
https://pbs.twimg.com/media/GIJQ02ebAAAKi_q.jpg
>ゼウスの背後を何かが急襲した
(`・Ⅲ・´)「ギリシャ勢か・・・手間が省けていい。殺す」
https://gorillawiki.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/bravefrontier/upload/origin/2019/07/20190716194333878.png
ア・д・)「貴様、なにやつ!」
Σ^│ ´Σ「ああ?なんか聞いた事あるな・・・
神と悪魔を見境なく殺しまくってるキチガイがいるってな。
ケルトのダグザか。」
(-│-)「父上お下がりください。異様な殺気を感じます。」
(`・Ⅲ・´)「主神ゼウス・・・オレは貴様を殺す。
当然だ。 真実は覆い隠され誤びゅうだらけ・・・
もはやこの宇宙に価値などない。
天地、宇宙も破壊できる雷霆ケラウノスを持つゼウス・・・貴様の宇宙も然りだ。」
https://pbs.twimg.com/media/GIJR4FtboAEFVba.png
Σ^│ ´Σ「へえ、一介のおかゆ神ごときがオレとやるっていうんだ?
いい度胸だな、オイ!
ケラウノスに焦がされて泣いて逃げるんじゃねえぞ?」
(`・Ⅲ・´)「そこの男を追って来たが、手間が省けた。
神も悪魔も関係ない。仏も祖も餓鬼も老害も。
この世のすべてを殺し、しがらみを断ち切る・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GIJR43ZbwAAEZbv.png
ア・д・)ニア 「父上!あの男が逃げていく!」
Σ^│ ´Σ「・・・チッ!ほっとけ!山の外じゃ『今の』ケラウノスも届かねェ。
それよかこの大口叩きの方が楽しそうだ。
お前らは全力でかかれ!姉上はひたすら防壁を頼むぜ!」
デ゚▽゚ メ「ハーベストですの!!」
480
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:46:54 ID:4hJpeltU0
==( ■∀■)つ羽(・θ・)羽
「いや助かったぜガルちゃん。インド最高のお前の速さならあいつらも追いつけめえ。」
「恐縮です。しかし奴らはどうするので?」
「あー、今回は偵察ってことでいい。クソゲルガーに問いてえこともできたしな。」
─
( ■∀■)「この辺でいいだろ。お疲れガルちゃん。」
(・θ・)「キョウイチ様、どうかご自愛を。」
( ■∀■)「ありがとな」
ザッザッ
( ■∀■)「おかしいね・・・バリケードもあるのに荒らされた形跡がねェぞ。
ヒョッ!罠ダンジョンかぁ!?」
(` `)「!」
https://pbs.twimg.com/media/GIJgwbybwAAuvLM.png
==( ■∀■)「あっガキ!待てぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
ガラッ
( ■∀■)「ここかぁ…もう逃がさね…」
月-ー゚)「ん…」
女がソファで眠っていた。
月;゚д゚)「!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GIJgxJsbYAASYtj.png
https://pbs.twimg.com/media/GIJgx-ybcAAK1jv.jpg
(;■∀■)「ま、待て!!荒らしじゃねえ!悪魔じゃねえ!
とりあえずメシでもどうだ!?」
481
:
名無しさん
:2024/03/09(土) 01:30:45 ID:l/QuEMjM0
乙だ!
482
:
名無しさん
:2024/03/09(土) 04:15:08 ID:exc.g1PY0
おつ
483
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 09:11:10 ID:78qdNjWA0
>某日
https://www.youtube.com/watch?v=Jwi0F52nqdg
あの日、堕ちた巨大な雷を人々は忘れはしないだろう。
いい大人はともかく、多感な赤子ですら本能的な恐怖に泣きおののいた。
落ちた雷光は、消えることなく留まり
やがて人の形を成していく。
https://pbs.twimg.com/media/GJZMGrIaoAAVf6l.jpg
〇「これじゃ手足もなくて窮屈で仕方ない。顕現!」
https://megaten-akuma.com/wp-content/uploads/%E3%82%BC%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A7Ver.jpg
Σ^│ ´Σつ
https://pbs.twimg.com/media/EE4JNpFU4AEJGif.jpg
最高神が手をかざすと、三体の悪魔が現れた。
デ゚▽゚ メ 「お久しぶりですわ、ゼウ」
ア・д・)「何用だ、わが父よ!」
デ゚▽゚ メ「ちょっと、神が喋ってる時に被らせないでくださいます!?」
ア・д・)「うるせーロリババア!!」
https://pbs.twimg.com/media/GJZMNrBbEAAZ-gu.jpg
(-│-)「控えろアレス。我らが主神と妃に無礼が過ぎる。」
ア・д・)「黙れパラスアテナ!汝こそ、嫡男たる戦神の我に対して無礼だろう。
姉だからといって調子に乗るな!」
(-│-)「無礼者には無礼で返すのみ。」
https://pbs.twimg.com/media/GJZMOhtaEAApRDF.jpg
デ゚▽゚ メ 「お二人ともその辺になさい。見苦しいですわ。
・・・ロリババアって、若くて美しいってことでいいのですわよね?」
ア;・д・)「・・・チッ!」
https://pbs.twimg.com/media/GJZMPyDaQAAus0H.jpg
デ゚▽゚ メ 「それでゼウス、私たちを呼び出したのは?」
Σ^│ ´Σ 「またトロイア戦争を起こす。
その為に姉上達の力が欲しい。」
https://pbs.twimg.com/media/GIHezcUbAAAKdnX.jpg
484
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 09:35:23 ID:78qdNjWA0
(-│-)「・・・意図は?」
デ゚▽゚ メ 「本気ですの?」
Σ^│ ´Σ 「俺らの領土ギリシャもそうだが、バカの雷神トールがミサイルなんぞ打ち込んで10年くらいか。
人間どもはプロメテウスが命をかけて託した火の技術やもろもろ使って、悪意ある戦いを繰り広げてやがる。
だったらその悪意を断つために、人類そのものを減らせばいい。」
デ゚▽゚ メ 「そのために、また大戦を起こすんですの!?」
Σ^│ ´Σ 「その通りだ。再び人類を二分し・・・っと。
今のニンゲンはロウとカオスって思想に分かれてプチ戦争してんだったな。
ちょうどいい。どっちかの派閥が滅ぶまで焚きつけて戦わせるわ。」
https://pbs.twimg.com/media/GJZMUUSbwAAqYEa.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJZMVG8aEAAQevD.jpg
デ゚▽゚ メ 「わたくし戦いは大の苦手ですのよ!
それに戦争なんてハーベストじゃ全然ありません!わっ!」
ア*・д・)「我は賛成だな。戦争は大の得意だ!」
Σ^│ ´Σ 「落ち着け姉上、オレの目的は人類を減らすことで、滅ぼすことじゃねえ。
アテナ、お前の意見を聞いてないが?」
https://pbs.twimg.com/media/GJZMWDpa8AALXIT.jpg
(-│-)「このトウキョウという地、あまりにも業が深いようです。
都市の守護女神として捨ておくわけにも参りません。」
Σ^│ ´Σ 「ハッハッハ!!流石はオレの娘にしてオリンポス12神よ!
オリオン座を見てめそめそ泣いてるアルテミスたあ、大違いだ!!
じゃあちょっくら、オレの力を蓄えるための下準備を頼むぜ。」
(-│-)「と、申しますと?」
Σ^│ ´Σ 「オリンポスだ。どっかの山を神殿にする。
テキトーに見繕って、ヘパイストスにでも建てさせとけ。
アクロポリスの黄金比で頼むぜ!わっはっは!!」
(-│-)「お任せを。」
https://pbs.twimg.com/media/GJZMdiGbUAA6eJL.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJZMctBawAAL3ix.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJZMeftbwAArjYr.jpg
デ゚▽゚ メ「わたくしは?」
485
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 11:29:43 ID:78qdNjWA0
Σ^│ ´Σ 「大戦争によって疲弊した土地には、最高峰穣神である姉上による癒しが相応しい。
ただでさえ今のこのトウキョウは核の余波のプルトニウムってのが残ってて、オレら神や悪魔でも長いするとあぶねえしな。
それらを除去する意味でも肥沃な土地の到来を頼むぜ、姉上。」
デ゚▽゚ メ 「そういうことですの。
腕がなりますわね。」
Σ^│ ´Σ 「さてと、オレも動かにゃ最高神の名がすたるぜ。
ガイアのばあさんとハデスを出し抜いて、怪物どもを呼ぶとすっか。
さあ、おっぱいはじめるぜ!!
トウキョウトロイア大戦争を!!」
https://pbs.twimg.com/media/GJZWVDRboAAqDIr.png
https://pbs.twimg.com/media/GJZMWvCa4AAc1WU.jpg
https://img07.shop-pro.jp/PA01377/967/product/111813960.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJZMfSAaoAA00kh.jpg
─
( ^^)φ φ(^^ ) ガツガツ
( ■∀■)「ヒョオッ!、目を輝かせてよく食べるねえ〜。」
月;゚ー゚)「・・・あっ、がっつきすぎよ・・・」
( ■∀■)「いやいいよ。嫌味に聞こえちまったか?
むしろもっと食え。このご時世にガキが気持ちよく食ってるのは見てて気分がいい。
・・・どれくらい食ってなかったんだ?」
月 ー )「・・・ずっと眠っていたので、よくわかりません」
( ■∀■)「そっか」
https://pbs.twimg.com/media/GJZnHrFagAAWIPQ.png
https://pbs.twimg.com/media/GJZnJQnaIAEENPv.png
月゚ー゚)つ□ (^^ ) フキフキ
「もう。こんなに汚して・・・」
( ■∀■)「家族ってのは・・・いいもんだよなァ・・・」ボソッ
https://pbs.twimg.com/media/GJZnKiPacAAcOoP.png
486
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 11:53:29 ID:78qdNjWA0
月゚ー゚)「? 何か言いました?」
( ■∀■)「ヒョウッ!?なんも言ってねえぞ。
姉ちゃんもハラ減ってるだろうに。食え。食わなきゃ殺す。」
月゚ー゚)φ 「はい。いただきます・・・」
─
( ■∀■)「まだあるが。もういいのか?」
月゚ー゚)人 「はい。大丈夫です。
ご飯・・・ありがとうございました。」
https://pbs.twimg.com/media/GJZnLw8b0AAoW9I.png
( ■∀■)「じゃあ余った分は置いて行くわ。
また来ていいよな?興味がわいた。」
月゚ー゚)「お待ちしております。
そういえば、お名前は・・・?」
( ■∀■)「ねーちゃん、自分から名乗るもんだぜ。
ジャン・恭一。流れのサマナーだ。」
_,
月;゚ー゚)「サマナー・・・ですか?」
あからさまに嫌悪感のある顔が一瞬見えた。
( ■∀■)「嫌いか?この時代じゃ立派な職業のひとつだぜ。」
月゚ー゚)「ああ、そうなんですね。
私は藤野深月。17歳です。
こちらは弟の優(まさる)、隆司(たかし)です。」
https://pbs.twimg.com/media/GJZnRBNawAA6LWa.png
( ■∀■)(こんな状況でも自己紹介優先か・・・
親が狩りにあった一般メシア教徒か?
育ちのいい家庭だったようだな。)
( ■∀■)「ヒョウッ!おれは17か18だからタメだな!
みっちゃんって呼んでいいか!?」
月;゚ー゚)「あ・・・はい・・・大丈夫です。」
487
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 12:20:15 ID:78qdNjWA0
( ■∀■)「じゃ、またな!ヒョウ!」
月゚ー゚)「あ、ちょっと待ってください!」
( ■∀■)「ん?」
月;゚ー゚)「恭一さん、せめて弟だけでもどこかに避難してあげられないですか?
このままじゃかわいそうすぎて・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJZnTTIaoAAQ-AZ.png
( ■∀■)「みっちゃん、外は悪魔がウヨウヨしてんだ。
食料があるうちは、ここにいた方がむしろ安全だぜ。
シンジュクに行けば悪魔は出ないが、アホのオザワとチンピラどもにいじめられちまうぜ。」
月;゚ー゚)「そ・・・そうですか・・・」
>がっくりうなだれている
( ■∀■)(弟たちは躾けられてるにしても大人しすぎる。
深月にしても引きこもって現実逃避している印象がある。
頭は良さそうだが・・・三人とも追い詰められすぎてある意味狂っちまってるのかもな・・・)
https://pbs.twimg.com/media/GJZnU7eacAA-LkZ.png
( ■∀■)「じゃ、今度こそな」
月;゚ー゚)「・・・ありがとうございます!
色々とわがまま言ってすいませんでした・・・」
( ■∀■)つ「いいよいいよ。元気でな。また来るけどな!」
https://pbs.twimg.com/media/GJZnWQDbAAAQpJb.png
─
>DASU(ダークサマナーユニオン)本部
( ´)Д(`) 「キョウイチ!!ようやくGUMPを取り戻したようだな。
ひょうきんなマヌケにしては速いじゃあないか。」
く( ■∀■)「こりゃどうも。ゲルガー様。お褒めの言葉へへへ。
(テキトーなガラクタを改造しただけだけどな!ロクに精査しねえから気付かねえだろうけど!)」
488
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 12:40:44 ID:78qdNjWA0
( ´)Д(`) 「ところで次にテメエに指令を与える・・・」
( ■∀■)「だが断る(誤用)。
おれとお前は同じ最高幹部同士。命令する権限ねえだろっ。」
( ´)Д(`) 「フン・・・ジャンユー総帥のお気に入りだからってイキリやがって・・・
DASUの仕事もしねえで、他になにしてるってんだよ?
女でもできたか?それとも家庭でも持ったか?」
( ■∀■)「こんな世の中だ。テキトーに生きてテキトーに散る。
そんな生き方も悪くないと思ってな・・・」
( ´)Д(`) 「まぁいい。ここ最近、高名な悪魔やサマナーを狙う暗殺者がいるようだからな・・・
テメエが死んでくれりゃあ俺が必然的に次期総帥になって嬉しいもんだがな。せいぜい気をつけろ。」
( ■∀■)「・・・そういやタカオ山にお前ら、なんかしたか?
悪魔がやたらのさばってるらしいんだが。」
( ´)Д(`) 「頭わいたか?どこにでも悪魔はいるだろ。
だが最近やたら、ギリシャ悪魔が襲ってくるって報告が相次いでるな。
ハーピーからオルトロスまで色々だ。
会話には耳も貸さんし、厄介なことこの上ない。」
( ■∀■)(どうやらゼウス達はこのデブが召喚したわけじゃなさそうだな・・・
インテリぶったバカだから、読心術使わんでもすげーわかる。)
( ■∀■)「そっか。お前らも気をつけろよ。ヒョッ!」
>トラエストを唱えた
ヽ(`Д´)ノ「行っちゃいましたね」
( ´)Д(`) 「・・・
出ていくのになんでわざわざトラエスト使うんだ?あいつ。
歩かんと運動にならんだろ。」
ヽ(`Д´;)ノ(あんたには言われたかねえだろうな・・・)
ヽ(`Д´メ)ノ(嫌われてそう)
489
:
露出ないのに尻がセクシー
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 12:52:19 ID:78qdNjWA0
(`・Ⅲ・´)「見つけたぞ・・・いつかのサマナー。
首はオレがもらう・・・」
>魔神ダグザが一体出た!
( ■∀■)「うるせえッ!!」
>トラフーリ
>エストマ
羽(・θ・)羽と( ■∀■)
「ったく、ストーカーめ。おちおち散歩もできねえぜ。」
「恭一様。私が始末しましょうか?」
「いんや、ガルちゃんも『神鳥』でしょ。まずスピードじゃ負けないと思うが、
神殺しになってるダグザ相手に今挑むのはまずい。
裏で意図と糸を引いてる何かを暴いてからだ。
ギリシャ悪魔ももう無差別侵攻を始めてるらしいし、
あのデブの言葉を借りるなら、厄介なことこの上ない。
うえない・・・飢えない・・・
あっ!!」
>藤野家
既に二日経っていた。
月;゚⊿゚)「あ・・・」 ぐぅ…
https://pbs.twimg.com/media/GJZqBtHa4AAC4D0.png
(;■∀■)「スマンスマン・・・遅くなっ・・・
あれ?もう無いの?
一週間分くらいは用意してたはずなんだが・・・
消費速すぎィ!」
490
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 13:08:04 ID:78qdNjWA0
人(^^ )「ごちそうさまでした。カレーおいしかった。」
https://pbs.twimg.com/media/GJZqJBMbUAAZY0g.png
( ■∀■)b「ちゃんと御馳走様言えるのいいねいいね!
そんなお前らに土産だッ!」
キョウイチが指をパチンと鳴らすと、食玩やお菓子が降ってくる。
https://pbs.twimg.com/media/GJZqK6QbcAAkFLg.png
(^^)(^^) 「すごいすごい!!これ手品!?」
( ■∀■)「ヒョッ!これのことか?
おれ専用の十万億土に・・・ああ、一種の異空間だな。
そこにあやつタイム用に置いておいただけだぜぇ。
大破壊前の貴重なブツだが、空間内ならモノは腐らねえから賞味期限も気にすんな!」
( ``)「じゅうまんおくど?」
( ■∀■)「まぁ、手品だ!おにいさんはマジシャンなのだー!ははは!」
月゚ー゚)「もう・・・二人とも。お礼がお先でしょ?」
(^^)(^^) 「「おにーさん、ありがとう!!」」
月゚ー゚)「恭一さん・・・ちょっとお二人でお話を・・・
二人ともお部屋で大人しく遊んでいてね?」
(^^)(^^) 「はーい!!」
>廊下
( ■∀■)「で、なんだ話って?」
月;゚ー゚)「あの・・・本当に感謝しています。
ただ・・・あの・・・もうすこし・・・できれば・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJZqMLwbMAAJ4xy.png
( ■∀■)「ああ、もっと食料持ってこいって話ね。」
491
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 13:32:36 ID:78qdNjWA0
月;゚⊿゚)「あ・・・あの・・・っ!
ごめんなさい!すいませんでした!!
助けてもらってるのに・・・!
私は我慢できます・・・でも弟たちには・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJaE1sNbsAAWYJS.png
( ■∀■)「・・・少し聞いていい?みっちゃん」
月;゚ー゚)「・・・はい?」
( ■∀■)「みっちゃん達はメシに困ってる割に服装は奇麗だな。
外の難民ども、なんならデビルハンターやサマナーですら、大半はボロの防具一丁って事が多いのに。
あと、あれ」
月;゚ー゚)「ッ・・・」
キョウイチは壁を指さす。
( ■∀■)ニア 「玄関にも張ってあったけど、高位悪魔をも気付かせない破魔の札だよねアレ。
それで悪魔から嗅ぎつかれずに生き延びてるのは納得できた。
でも、なんでそんな高級品持っててこんな暮らししてるんだ?
富裕層のメシア教徒の子で、親を悪魔に殺されたとかか?
でもスマホで連絡だの取ってテンプルナイトに救助にきてもらって、
相応の保障が受けられて住居もシナガワ本部にもらえるはずだ。
その礼儀正しさ、この時代ではメシア教以外じゃ納得できんのよ。
・・・正直に話してくれるな?」
月;゚ぺ) コクッ
https://pbs.twimg.com/media/GJaHOPRbUAAKRBe.png
ふた呼吸ほど置いてから、深月は話し始めた。
月;゚ー゚)「信じられない話かもしれないですが・・・
わたしたちは『このトウキョウ』の人間ではないんです」
492
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 13:54:56 ID:78qdNjWA0
─
あの日まではわりかし平穏だったのに─
月゚ー゚)「暴動?」 フキフキ
つ( ``)と キョトン
(´・ム・`)「いや・・・ニュースが」
『ここで緊急ニュースです・・・
首都圏で大規模な暴動が起きました。』
月;゚ー゚) (` ` )
「おねえちゃん、ぼうどうってなに?」
「うーん・・・すごい喧嘩・・・かな」
「ケンカなんてやだね。みんな仲よくすればいいのに。」
「そうだね・・・でもそう考えられないひともいるんだよ」
月;゚ー゚)(現代のトウキョウで暴動なんてありえない・・・
悪魔の仕業かも・・・)
深月は、生まれつきの魔力を見込まれ
とある対悪魔用組織で巫女として戦っていた。
他の巫女たちよりは攻撃能力は劣るが、回復と慈愛の力は秀でていた。
https://megaten5.jp/resources/img/story_character/chara4_c60cd8cc613389576edbcbc1408cd740.png
https://megaten5.jp/vengeance/resources/img/story_character/sec3_chara3_img_0419b421986585c848e4da93ff096132.png
『原因不明の暴動がギジドウマエ駅にも発生しており・・・』
(;´・ム・`)「・・・!近くじゃないか!!
みんな!大事なものだけ持って避難するぞ!!」
トンテントテテントンテン♪
月;゚ー゚)□ 「はい、藤野です」
https://pbs.twimg.com/media/GJaHowPaIAAofWC.jpg
493
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 14:11:19 ID:78qdNjWA0
『私だ。夜にすまない。
混沌の悪魔ラフムが蘇り、トウキョウに顕現してきた。
眷属悪魔に殺された人間は、ゾンビ化することが確認されている。
『彼』に撃退されたラフムは一度撃退されたが、縄印学園に逃げ込んだ模様。
敦田くん、太宰くんも向かっている。
家族の避難を優先して構わない。藤野くんもサポートとして学園に向かって欲しい』
https://pbs.twimg.com/media/GJaIAJMaMAA2_cB.jpg
(´・ム・`)「・・・お電話変わりました、父です。
私と家内も深月と共に増援に向かいます。
ただ・・・幼い子達の避難だけ先にさせてください。」
『了解しました。御自分達の身を優先に、行動してください。』
家を出る。
(;``)「お、おねえちゃ・・・あれ何・・・」
隆司が指差す先には、無数のゾンビが。
=yと(;´・ム・`)「・・・げろ
逃げろッ!!
この数ではお前達を庇いながら戦えないッ!」
==(;``)と(;``)と月;゚д゚) 「「「うわああああああッ!」」」
https://pbs.twimg.com/media/GJaHqWpa0AEQFMe.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJaIBL2bcAAq5X8.jpg
はっ
月;゚⊿゚)「あれ・・・ここは・・・
そうか・・・議事堂のターミナルを使って・・・
事故で投げ飛ばされたんだ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJaHrjQbsAA0pxh.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJaH_YcaUAAkTR-.png
─
494
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 14:40:34 ID:78qdNjWA0
( ■∀■)「ふうん・・・転輪鼓型ターミナルが採用されてるのか。」
月゚ー゚)「・・・知っているんですか?」
( ■∀■)「ああ。でもこっちのトウキョウじゃほとんど採用されてないぜ。
転送事故が多いんだ。
ガイア教幹部の誰かが愛好家だったらしいがね。モノ好きだな!ヒョウッ!」
https://img.aucfree.com/c835322827.1.jpg
月゚ー゚)「その・・・メシア教とかガイア教って・・・秘密裏に動いてる教団ですよね?
こっちのトウキョウではそんなに堂々と表立って動いてるんですか?」
( ■∀■)「みっちゃんとこのトウキョウは、2019〜2020年にICBMっつー核が落ちた?」
月゚ー゚)「いいえ。たまにダアト・・・魔界から悪魔が出てくるくらいで、平穏そのものでしたよ。」
( ■∀■)「・・・ちなみにみっちゃんの所属してたっていう組織は?」
月゚ー゚)「悪魔対策組織べテル。『神の家』という意味です。」
( ■∀■)「・・・
ごめんみっちゃん。こっちはICBMっつー核が落とされてな。
べテルが壊滅して、メシア教がうまいこと台頭してんだ。
だからこっち側じゃべテルの支援は受けられないと思うぜ。」
「そんな・・・」
深月の顔が絶望に染まった。
( ■∀■)「メシア教に助けを求めるのも、あぶねーからやめときな。
表面上じゃ慈善団体みてえに見えるが、所詮はカルト宗教!ヒョッ!
イニシエーション(洗礼)と称して何されるかわかったもんじゃねえぜ。
特にみっちゃんみたいなかわいくておっぱいでかい子はな。」
月;゚ー゚)「そんな・・・これからどうやって生きていけば・・・」
( ■∀■)「ちなみに使えるスキルはどんなん?」
495
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 14:57:40 ID:78qdNjWA0
月;゚ー゚)「え、えっと・・・攻撃魔法はてんでダメで・・・
メディア・ディアラマ・メパトラ・力のドナム(味方の物理攻撃一度だけ二倍)・ハマ・・・くらいです。」
(;■∀■)「ぜ、絶望的に噛み合ってねーなッ!ヒーラーがチャージ付与使えてもアタッカーがいない今じゃ持ち腐れだ。
べテルにいた頃は仲間と組んでうまくやっていけてたんだろうが・・・
まぁ頑張って生きてくれ・・・
そこに毛布置いておくから。
冬までに助けが来るといいな!ヒョウッ!」
月;゚⊿゚)
https://pbs.twimg.com/media/GJaE3GBboAAXufL.png
深月がキョウイチの手を取る。
月;⊿;)「助けて・・・ください・・・お願いします・・・!」
https://pbs.twimg.com/media/GJaE5lBa0AAoY0k.png
( ■∀■)「ヒョウッ!この顔で頼まれたらオチねえ男はいないだろうな。
だがおれはゲイだ。残念だったな(大嘘)」
月;゚⊿゚)「あ」
https://pbs.twimg.com/media/GJaE65SbwAAGnP_.png
>キョウイチは手を振りほどいた
( ■∀■)「だいたい、ハッキリ言ってやるが。
他人に命を賭けさせてる自覚があんのか?
こっちのトウキョウじゃ、食料得るのだけでも大変なの。」
月;゚⊿゚)「で・・・でも・・・恭一さんは謎空間からいくらでも食べ物が・・・」
( ■∀■)「おれのおやつだからアレ。滅多なことじゃやんねーよ。
・・・まぁ助けろっちゅーなら助けてやるよ。」
月゚⊿゚)「! 本当」 「その代わり」
https://pbs.twimg.com/media/GJaHPtQaAAESmDs.png
( ■∀■)「────。」
月///)「っ・・・!!」 カァッ
https://pbs.twimg.com/media/GJaHPtQaAAESmDs.png
496
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 15:14:39 ID:78qdNjWA0
月///)「っ・・・!!」 カァッ
https://pbs.twimg.com/media/GJaHSELbQAAeO2j.png
月#゚⊿゚)「男のサマナーの人っていつもそうですね・・・!
私たちのこと何だと思ってるんですか!?」
https://pbs.twimg.com/media/GJaHTbwbQAA5A8N.png
( ■∀■)「じゃあ逆に聞くけど、みっちゃん他に何ができんのよ?」
月゚⊿゚)「そ・・・それは・・・食べ物と引き換えに回復を」
( ■∀■)「いらねーよ、そんなの。おれは無敵だ。」 ドヤッ
月;゚⊿゚)「じゃ、じゃあ・・・何か・・・なんでも・・・
だって・・・そんなのやれなんて・・・」 ギュッ
https://pbs.twimg.com/media/GJahEO-b0AAiLMi.png
緊張で大きな胸を押さえる。
( ■∀■)「みっちゃんはありがとうって言っとけば済むのかい?
自分が助けてもらって当然とか思ってない?
べテルの聖女時代もそういう事してたの?」
月;゚⊿゚)「そ・・・そんなこと・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJahGnbaEAAcfnb.png
( ■∀■)「ヒョッ!ここにはべテルの加護も食糧庫もないんだ。
かわいい弟たちの為にも、何かを犠牲にしろ。」
月;゚⊿゚) ドクン…
https://pbs.twimg.com/media/GJahH9ZbYAAoIY4.png
月 ⊿)「手・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJahJX2asAAqkjl.png
497
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 15:45:07 ID:78qdNjWA0
月;⊿;) じわ・・・
https://pbs.twimg.com/media/GJajbUcbgAAyXTG.png
( ■∀■)「ヒョッ!初めてだからな・・・
ゆっくりでいいぞ。」
月 ; -;)つ カチャカチャ
https://pbs.twimg.com/media/GJajXHLaEAAmhvH.png
月 ⊿) グスッ グスッ
https://pbs.twimg.com/media/GJajfgebgAAakS3.png
( ■∀■)「・・・て」
月;゚⊿゚)「え?」
( ■∀■)「それに銃弾。
込めて。」
https://pbs.twimg.com/media/GJal2gLacAAeKSI.png
月;゚⊿゚) 「は、はいっ!」
つy=と
月゚⊿゚)「次は・・・これを・・・?」
( ■∀■)「握って上下にしごいて。
マガジンキャッチつって、弾倉を外すための補助的なもんだよ。」
https://pbs.twimg.com/media/GJal04BbgAAkhyq.png
( ■∀■)「基本的な装填やらは覚えたか。
じゃ、ちょっとだけ外出ようか。」
月;゚⊿゚)「え?でも・・・」
( ■∀■)「なに、いきなりみっちゃんに実戦ヤラセないよ。」
498
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 16:00:11 ID:78qdNjWA0
>外
( ■∀■)つy= ヽ(`Д´)ノ
ドン
月;゚⊿゚) ビクッ
https://pbs.twimg.com/media/Esu3VY_U4CYixE9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GJajibRaQAAExVv.png
一人でやかまし布教活動という名の騒音まき散らしをしていた、きょうしんしゃを撃ち殺した。
( ■∀■)「先戻ってな。こいつのクビを建物前にさらしとくわ。」
>中
月;⊿;) 「ひどい・・・何もしてないのに撃つなんて・・・
手を汚すなんて・・・私には・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJajbUcbgAAyXTG.png
( ■∀■)「・・・ヒョウ!先手必勝だよ。
物腰やわらかに近づいてきて、数にもの言わせて『寄進しろ!』って迫ってくんだ。
茂美とメシア教怖いでしょう・・・」
月;⊿;)「でも・・・殺しなんて・・・」
( ■∀■)「できねえって?
べテル時代も、自分達人間の生活を守る為に悪魔を殺してたんだろ?
みっちゃんはサポーターだったろうけど、間接的に殺しをしてんのさ。
ハマはアンデッド系に抜群だけど、お札のおかげでここには寄ってこれないからな〜。
代わりに退魔が効かない人間族に破魔は効かない。
ただし所詮は人間よォ。
頭か胸撃ち抜けば、ズドン・・・だ!
あとこれも持っとけ。予備の銃だ。
暇があったら安全装置の外し方をもっと練習しときな・・・また明後日な!」
https://pbs.twimg.com/media/GJal0GbagAAokdL.png
月 ⊿)「・・・」
つy=と
499
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 16:13:15 ID:78qdNjWA0
キョウイチの修行は続いていた。
( ■∀■)「だからこうすんだって」
━━╋と
月;゚皿゚)「ひっ」
https://pbs.twimg.com/media/GJal1qTa0AA8dpT.png
居合斬りの練習。
( ■∀■)「人間にはチャカで十分だが、銃の効果が薄い悪魔もいる。
ましては無効吸収ならワンアクション無駄に、反射なら最悪自分が死ぬ。
そこで刀剣類なんだが・・・リーチが短けりゃ相手に肉薄されて意味がねえ!
だからリーチの長い武器で斬る!
速攻で勝負をつけられるように、居合抜きを覚えるんだ。
刃こぼれ防止に研ぎと、粉をポンポンつけるメンテナンスも忘れるなよー。」
そして時たま、弱い悪魔相手に戦いの練習をするにも至った。
月;゚⊿゚) (・/ /W・) スパッ
━━╋と
(・・・どうして私がこんなことを?二人を守るためとはいえ。
本当に外は危険なの?
なんであの人は紙みたいに悪魔を切り裂けるの?)
https://pbs.twimg.com/media/GJamJT7bkAAlRIh.png
( ■∀■)つ 「ヒョウッ!ヌキ手!なんちゃって!」
つ
月;⊿;)「ん゛っ・・・」 ゾクゾクッ
https://pbs.twimg.com/media/GJamLyQbgAA-Dhz.png
キョウイチの舞って解体するようなな戦いぶりに、深月はエクスタシーすら覚えるようになり
下着をときたま濡らすようになった。
(危険と言っているのになんで余裕綽々なの?
あんなにいっぱい新鮮な食料をもってこられるの?
もう・・・わからないよ・・・)
500
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 16:33:14 ID:78qdNjWA0
数日起きにやってきて食料を持ってきて、戦闘の指南をするキョウイチ。
彼の戦いに見惚れる危険性を感じ関わりたくないのと、
食料関係で頼らずにはいられぬせめぎあいが彼女を疲弊させていった。
やがてはキョウイチがやってくる度に、戦慄と恐怖を覚えるようになった。
https://pbs.twimg.com/media/GJamM9LaIAALV-_.jpg
─
( ■∀■)「ヒョウッ!元気かね!」
(^^)「わーお兄ちゃん!
ね、またインコと遊んでいい?」
( ■∀■)「いいぜぇ。
あと名前は『ガルちゃん』な」
「あとにしなさい」
ガチャ
( ``)「お姉ちゃん」
https://pbs.twimg.com/media/GJayZFebYAA0t0n.png
( ■∀■)ノ 「よっ、みっちゃん!」
月゚⊿゚)「・・・まーくんは?」
( ``)ニア 「あっちであそんでる」
月 ⊿ )「・・・じゃ、行こっか・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GJayaB-bwAAIpjw.png
く(;■∀■)「あれぇーガン無視?
月の日かなんかか?深月だけに!ヒョッホッホ!
あっそうだ、アレ用品買い足しておかねえとな・・・」
501
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 16:41:27 ID:78qdNjWA0
( ■∀■)yー 「ほな、外で葉巻ふかしてくっか。
んでその後、必要なもんリストでも書くか・・・
神経弾はマストアイテムだしなー。」
チーン
( ■∀■)「ん?エレベータの音?」
「ねぇお姉ちゃん、本当にお外大丈夫?」
「大丈夫だよ。早く行こう。ね。」
( ■∀■)「おーい。何してんだ?リュックなんか背負って」
月;゚ぺ) ビクッ
https://pbs.twimg.com/media/GJaycTJagAAaDw5.jpg
==(;``)と(;``)と月;゚⊿゚) ダッ
( ■∀■)つ「ヒョ、ま!外に出る気か!?
今日は満月、あぶねーぞ!?」
月 ⊿)「うるさい・・・えるの・・・」
月>⊿<)「・・・家に・・・
家に帰るの!!」
https://pbs.twimg.com/media/GJaydjaakAAAXWN.jpg
502
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 17:14:17 ID:78qdNjWA0
( ■∀■)「おい!今夜はMAJIでYABAIって・・・
あれ!?」
月>⊿゚)「大丈夫!家に帰るの!
ここが別のトウキョウなんて嘘で・・・
アトラクションみたいなもので・・・
外にもう少し出たら・・・
お父さんとお母さんのいるおうちに帰れるんだから!!」
https://pbs.twimg.com/media/GJayiAlbUAAcqFG.png
べテルも健在で・・・タオちゃんにも、ヨーコ先輩にも会えて・・・
月^⊿^)「まーくん、たっくん、おうちに─」
https://pbs.twimg.com/media/GJayjASbYAAVsTh.jpg
きっと大丈夫。
バンッ
https://pbs.twimg.com/media/GJa-L1XbUAAK2k4.png
503
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 17:22:16 ID:78qdNjWA0
月;^⊿^)「え?は・・・はは・・・」
(#■∀■)「みっちゃーーーーーーーーん!!
なんでお札はがしたの!!!
って・・・お前は・・・」
ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)
ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)
ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)
ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)
ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)ア・д・)
キョウイチが前に立つ。
( ■∀■)つ Σ 月>⊿゚)「あっ!?」
「お姉ちゃんを、よろしくな」
( ;;)つ月;゚⊿゚)「まーくんっ・・・!」
( ;;)「お兄ちゃんに・・・よろしくって・・・
言われたから・・・!」
https://pbs.twimg.com/media/GJayjymbsAAL-F9.png
( ■∀■)ニア ポチポチ
エレベーターのボタンを押す。
月゚⊿゚)「あ」
https://pbs.twimg.com/media/GJayk_bbUAAxpG6.png
504
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/24(日) 17:27:19 ID:78qdNjWA0
( ■∀■)「行け!!」
月゚⊿゚)「あ、恭一さ」
https://pbs.twimg.com/media/GJay1Q1a8AA42Ui.png
完全にドアが閉じた。
─
息も絶え絶えで、上昇したエレベーターから出た。
( ;;) ( ;;) 「お兄ちゃん・・・
死んじゃった・・・
の・・・?」
(みんな死ぬ、みんな死ぬ)
(私が殺してしまった)
月;⊿;)「う゛
あ゛
ああ゛ーーーーーーーーーー!!!」
https://pbs.twimg.com/media/GJay171b0AA3-x3.jpg
>葛葉恭一、散る─!
https://pbs.twimg.com/media/GJay2sNbMAAFQAj.png
505
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:23:31 ID:WC125hNo0
>アジト
( ` `)つ「どうぞ」 コトン
(^黒^)人 「ありがとありがと!
さ、頂くか!」
>酢の物の和え物と肉とパンが並べられている
( ` `)「しかし姉御が肉だけじゃなくて、珍しいですね。」
(・黒・)「馬鹿野郎。肉食女子だって、バランスよくメシを食わなきゃいけねえだろうが。
二人がいなくなって数か月・・・
キョウイチさんは定期的に悪魔経由で生存確認できてるけど、
ディーの野郎は行方知れず・・・
俺たちが、ここを守らなきゃいけねえだろうが。」
( ` `)φ「そうですね。しかしそろそろ、米も欲しくないですか?
といっても、シンジュクの闇市で古米がバカ高い値で売られてるって噂くらいしか・・・
あの人に言って、なんとか・・・いや・・・」
(;・黒・)と「馬鹿野郎。頼り切ってばかりでどうするんだ。
礼なんて気持ちでいいって言ってくれてっが、こっちも返すもん返さなきゃなんねえだろ。
そのうちこっちも野菜でも栽培して・・・げっ!」
>クロエはトイレに駆け出した
>・・・
>ものすごい嗚咽と吐く音が消えた
(;・黒・)「いやすまんすまん。心配かけたな」
( ` `)「ちょっとお腹失礼しますよ・・・
アッー!!!!!」
506
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:23:59 ID:WC125hNo0
(;``)「なーんで隠してたんですかー!!!!!
これってーーー!!!!
いつの間にーーーー!!!」
>アカサカ周辺
(・ハ・)つy= ドン
>幽鬼 グールにトドメを刺した
ディーは追跡者ダグザに追われ、建物の破片を頭に受け記憶喪失が進んでいた。
恭一と仲魔ゴブリンの事以外はさっぱり忘れていた。
その為に、記憶を取り戻すために、医者を探す為に
シンジュクを拠点にしつつマッカを稼いでいた。
(・ハ・)「収穫はオニキスか・・・売ろうにも買い取ってくれるところがないんだよなぁ」
つ◇
シンジュク配下の者が悪魔を倒して日銭を稼ぐには、月が一周するごとに
マージンを納めなくてはならない。
故に、必死になって休むのも忘れてひたすら悪魔を狩るしかなかった。
納めずとも、もしくは最低限のマージンだけで済ませる事もできるが
ただ地べたに座り込むだけの浮浪者と化す。
オザワの支配下では、子供ですらなんらかの仕事をこなさなければ
「生きる」権利すら与えられないのだ。
そして無作法に悪魔を狩り続ければ・・・
Y(・∀・)Y「オマエ デビルバスター カ?」
噂は広まり、悪魔にも目を付けられる。
507
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:25:42 ID:WC125hNo0
(・ハ・)(魔獣タムズ・・・尾から麻痺を放出してくるはずだ・・・
下手に敵対するよりは・・・)
>TALK
>友好的
Y(・∀・)Y 「ぐっぐっぐっぐ・・・」
(・ハ・) 「ふっ、俺を食おうというのか?
半端には死なん。そのハサミの片側でも砕いてやるさ」
Y(・∀・)Y ニヤリ
>タムズにバカにされた
(・ハ・)「ははは!ハッタリだと思うか!?
もう俺には失うものなど多分ない!
悪魔の世界にはない言葉だろうが。 窮鼠猫を噛む。ってやつだ」
Y(・∀・)Y バキッ
>タムズは岩を持ち上げると砕いてみせた・・・
(#・ハ・)つ「ふんッ」
>ディーも見事に岩を砕いた
https://pbs.twimg.com/media/GMuRgzFbYAAgMoE.jpg
Y(・∀・)Y「デキルナ・・・ナカマ・・・カ?」
(・ハ・) コクリ
Y(・∀・)Y「981MAG!モットクレ!
アメジスト!」
(・ハ・)つ◇ (どうせ使い道なんぞないし・・・)
Y(・∀・)Y「マンゾク・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GLnhGoRbwAACbvA.jpg
>魔獣 タムズは 仲魔になった
つ(;>ハ・)と 「ぐ!ちょうど満月になった…か!!
頭が・・・割れ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GLng6xMbsAAuzVR.jpg
508
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:26:02 ID:WC125hNo0
>生と死の狭間
『助けて…
ディー…助けて…』
https://pbs.twimg.com/media/GLng59mb0AA1-_n.jpg
なんで毎度毎度、満月になるとおれの頭を割に来る女がいるんだ。
─
( ■∀■)『悲鳴?聞こえなかったぜ。
お前ついにイカレたか!
イカだけにクラーケン焼きでも食うか?ヒョウ!』
https://pbs.twimg.com/media/GLng9vpaYAAvyMw.jpg
─
キョウイチも話を聞いてくれないし。
記憶だけじゃなく、脳が壊れてるんじゃないのか…?
>ディーは迷宮をさまよい歩いた
>球体に出会った
(;・ハ・)つ「人か!?悪魔か!?誰でもいい!
助けて…助けてくれ!」
「話をしたいなら、格の違いを考えろ」
https://pbs.twimg.com/media/GLng_aqasAA0H6j.png
>厳かな顔の球体に触れた瞬間、肉体に電撃が走った
>ディーはまた意識を失った
>・・・
「・・・起きろ!」
509
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:26:39 ID:WC125hNo0
Σ^│ ´Σ
>白黒の悪魔がこちらを覗いている
(;・ハ・)つy=「誰だッ!」
Σ^│ ´Σ「おーやっと起きやがった。
誰だ、じゃねえよ。
こちとら球になってこっそり満月の散歩を楽しんでたら、ニンゲンが話しかけてくるんだもんよ。
オレはゼウス。名前くらい聞いた事あんだろ?」
(・ハ・)「ギリシャ最高神・・・オリンポス十二神の頂・・・」
Σ^│ ´Σ「おーおー。わかってるじゃねェか。
北欧のキチガイがドカンとミサイル落としてから、そういう有識者がいなくなったもんかと思ってた。
なかなかやるじゃないの。」
(・ハ・)「デビルバスター、デビルサマナーとして・・・
悪魔の出自を覚えておくのは当たり前の事だ。」
Σ^│ ´Σ「ほう、デビルバスターか!
じゃあ、オレを狩るんだな?
あの迷宮ダイダロスから意識を連れ出して、起きるまで雑魚悪魔から守ってやってたオレを!
しかも最高神とあって挑むか!
それくらい骨があるヤツじゃねえと、ムラムラが治まらねえ!からな!」
(;・ハ・)「ま、待て!俺にはあんたと戦う氣は・・・」
Σ^│ ´Σ「問答無用!
お前ほどのこの時代の有識者とは戦ってみたい!」
>魔神ゼウスが一体出た!
510
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:27:29 ID:WC125hNo0
Σ^│ ´Σ
⊂ ヘ グリグリ
| |『ESCAPE』
(__)
グシャ
Σ^│ ´Σ「逃げ道は踏みつぶさせてもらった。
3手、猶予をやる!戦いの準備をしやがれ!」
https://pbs.twimg.com/media/GLnhHc_boAI53Rr.jpg
(・ハ・)「くっ!やるしかないのか…!
・・・さっそく頼むぞ、タムズ。
アツユ
銃弾装填・・・」
とΣ^│ ´Σ 「もう準備はいいのかぁ!?いくぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/GMuRhf-bcAA6990.png
>ゼウスは飛び掛かってきた
(;・ハ・)つy= 「うおお!!」 ドドド
>ゼウスは銃弾をものともせず着地した
https://pbs.twimg.com/media/GMuRiLYboAA97W3.png
とΣ^│ ´Σ 「フンッ!!」
と
『万物粉砕』
https://pbs.twimg.com/media/GMuSGswakAAS794.png
Y(;・∀・)Y「グオッ!!ヨロイガ・・・!」
511
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:28:12 ID:WC125hNo0
>TALK
Σ^│ ´Σ 「うーむ、あわれわれ。
オレには劣る程度のイケメンだったが、イノシシにぶっ殺されてサソリの神になっちまったんだっけか?
同じ主神クラスでも雲泥の差がついたな、オイ!」
Y(#・∀・)Y「ウ、ウルサイ!バカニスルカ!!」
https://pbs.twimg.com/media/FKGeQBlagAAyY0P.jpg
Σ^│ ´Σ「へへっ、まあそう怒りなさんな。/褒め言葉のつもりだったんだぜ。」
Y(・∀・)Y「ナンダト・・・!?」
Σ^│ ´Σ「サソリになる前の優男だったなら、今のオレの一撃に耐えられなかっただろうよ。
堅牢さは素直に賞賛するぜ。そこは。嫁も美人だろう?」
Y(・∀・)Y「マァ・・・ナ・・・ツマヲホメラレテ、ワルイキガスルオトコ、イナイ。
オレサマ、イシュタル、アイタイ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/FKGePhaaMAEzxuJ.jpg
Σ^│ ´Σ 「泣かせるじゃねえの。
じゃ、冥界で会うんだな・・・」
(・ハ・)つy=Σ^│ ´;Σ
「お喋りはそこまでだ」 「な!ニンゲン!」
>ディーのガンが火を噴いた
>ゼロ距離の一撃!
>ゼウスを眠らせた
https://pbs.twimg.com/media/GMuVJsYbMAApBH9.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GMuVJsYbMAApBH9.jpg
512
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:28:51 ID:WC125hNo0
(・ハ・)「いくら神でも、眠りには勝てまい。
人間の英知をなめるな!」
『アニキ、俺にも戦わせてよ!』
(;・ハ・)「いや、ダメだ!奴が目を覚ましたら真っ先に殺される!
今のメンツで叩いて殺す!!」
(・Д・川「立ったまま寝てやがる。アギラオ!」
>ゼウスは眠っている!
https://pbs.twimg.com/media/GMuVK2cawAAoQgl.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GMuVLlna4AAa3UO.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GMuVQjCacAAmbYg.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GMuVROgbUAA6lt3.jpg
Y(・∀・)Y「タムズノコトイエナイ・・・マヌケナネガオ・・・
マヒバリ」
>ディーの銃が火を噴いた
(;・ハ・)「うまいところ麻痺まで持っていければいいんだが・・・」
Σ^│ ´Σ「ふあー。よく寝た・・・
ここまで気持ちいい眠りは、テュポーンに幽閉された時くらいだぜ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GMuVSDiaoAANldM.jpg
(・ハ・)「も、もう起きたのか!?」
とΣ^│ ´Σ「ニンゲンを舐めすぎちゃいねえが、お前らも神をナメすぎだな。
生理現象である眠りにはかかるがよ、麻痺るわけねえだろうが!
寝起きの礼だ・・・テンタラフー・・・
も、神の手ならこうなる!」
『狂乱の神輝』
https://pbs.twimg.com/media/GMuVSDiaoAANldM.jpg
513
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:30:30 ID:WC125hNo0
https://pbs.twimg.com/media/GMuRppObwAAH9Og.png
>ディーを狂わせた
(;・ ハ ・)「ぐあ・・・手元がおぼつかん・・・
こ、ここここの・・・試作型簡易悪魔合体プログラムで・・・」
Σ^│ ´Σ「混乱状態であがこうとするとは、なかなかやるじゃねえか、オイ!
せめて敬意を表して、アダマスで首をハネてやる・・・」
ドシドシ
>ゼウスは近づいてきた
(;◎ハ◎)「ゆゆ、許せアツユ!!
悪魔合体!!
妖獣タマモ!!」
>ゼウスは腕を振り上げた
>タマモが盾になった
https://pbs.twimg.com/media/GMuRT_MaMAAjrj4.png
スパッ
(・ハ・)
つ メ
「ぐ・・・
ぐああああああ!!」
514
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:31:20 ID:WC125hNo0
脂汗が浮かぶ。
(;・ハ・)「な、なぜだ。タマモは剣攻撃反射。貫通するはずが・・・」
Σ^│ ´Σつ> 「このアダマスは鎌。剣じゃねェ。
それ以前に、アダマスは万物を断ち切る逸品だ。
このオレが全能神たる所以もわかっただろう。」
(;・ハ・)つy= ドドドドドド
「わあああああああ・・・」
==Σ^│ ´Σ==
「逆転されたらそんなもんか?正直がっかりだな。」
https://pbs.twimg.com/media/GMuRoFXbcAAC05t.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GMuRo1RaMAEDHj0.jpg
とΣ^│ ´Σ 「じゃあ死・・・
オイ!
お前、ガキがいるじゃねえか!?」
>ゼウスは首元で鎌を止めた
(;・ハ・)「・・・?
俺は男だが・・・?」
Σ^│ ´Σ「いや、お前の腹にじゃねえわ!!!
神、ニンゲン問わず多くの女と子を成してきた最高神をなめるなよ。
オレは確かにニンゲンから見りゃ、ふしだらな主神かもしれん。
だが産ませたガキは、オレの血に恥じぬ立派な神になれるように手助けはしてきたつもりだ。
アレスだけは失敗作に近いがな…(ボソッ」
515
:
◆MxHvQqijkA
:2024/05/04(土) 19:32:09 ID:WC125hNo0
(;・ハ・)「は、はぁ・・・
しかしそんな記憶は・・・」
Σ^│ ´Σ「興が削がれたぜ。父親としての『責任』から逃げるんじゃねぇぞ、オイ!
・・・カストールの墓参りにでも行ってくるか」
>ゼウスは逃げ出した
(;・ハ・)「た・・・助かった・・・のか・・・」
☆「おやおや、噂のゼウスと戦って生きていられる人間がいるとは・・・」
Y(・∀・)Y「ダレダオマエ!」
☆「デカラビアです」
Y(・∀・)Y「ウソヲツケ!ソンナキモクナイ!!モットカワイイ!!」
☆「・・・豊穣神タムズ。元の姿を、力を取り戻したくはありませんか?
私ならその手伝いができますよ。
近々、イシュタルの魂も現世にやってくる兆しが見えます。」
Y(・∀・)Y「ナニ!?ホントウカ!
オレサマ、ツレテッテクレ!!
コノニンゲン、ヨワイ!コレイラナイ!サヨナラ!!」
>交渉で貢いだMAGとマッカを返された
(・ハ・)「・・・なんだったんだ・・・」
>悪魔が話しかけてきた
羽(*^ー^)「あの大神相手に立ち回るなんて、すごいニンゲンね!
あとあたしの友達がいるのね!可愛がってあげて!」
https://pbs.twimg.com/media/GMuRf-eawAA7v8P.jpg
(・?・)「オマエ ツヨイ! イイミセモノ ダッタ!
センベツヤル ゲンキダセ!」
https://pbs.twimg.com/media/GMuRVyZbIAAx32E.jpg
(・ハ・)「・・・あ、ありがとう・・・」
516
:
◆MxHvQqijkA
:2024/12/14(土) 16:28:08 ID:TbuJQ5260
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