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それは砕けし無貌の太陽のようです

15 ◆HQdQA3Ajro:2021/10/16(土) 00:07:44 ID:jePDeZ3M0
「……先生が」

「……」

「その、変な気を起こしたんじゃないかと、思って……」

「首でもくくると思ったか」

「……」

「そう、思ったのか」

「先生。もう、あの人達とは会わないでください」

「……」

「先生」

「お前らが……」

「先生?」

「お前らが、求めるからだろ」

「私、たちが?」

「下劣な駄文だ」

「下劣な……え?」

「下劣な駄文だ」

「先生、その、何をおっしゃっているのか……」

「俺が書いてお前らが売りさばく、下劣な駄文だ」

「……その、もしかして、先生の小説のこと、言ってるんですか」

「あんなくだらないもの、素面で書けるかよ」

「くだらないって……そんな、先生の小説は素晴らしいです!」

「そうだろうな、そうだろう。お前らにとっては、そうなんだろう。
 品性の欠片もない小説未満でも、売れさえすればそれでいい。それが、お前らなのだから」


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