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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

559 ◆gFPbblEHlQ:2021/12/20(月) 19:02:54 ID:xDJkNY0g0

≪1≫


 その日の朝は妙に寝覚めがよく、午前6時にはすっかり目が覚めてしまった。
 二度寝したいのは山々だったが、健康ランドでしこたま健康になった体がそれを許さなかった。

ξ´⊿`)ξ(肉体そのものが健康という概念に耐えられない……)ムクッ

 私は「仕方ねえ起きるか」という気持ちで寝床を転げ出た。
 洗面所に寄ったり諸般もたもたしつつリビングに向かうと、なぜかそこにはドクオの姿があった。
 朝から縁起が悪い。

ξ゚⊿゚)ξ「え、なんで居るの」

('A`)「仕事だよ。お前のお守り、また再開するだってさ」

 ドクオは私の前を横切ってソファに座り、これまた真剣な表情でテレビを見始めた。
 しかもそれは海外のニュース番組を翻訳してるタイプの、なんかガチっぽいやつだった。

ξ゚⊿゚)ξ「えードクオ朝からそんなん見るの?」

('A`)「……たまにはな」

 人の生死やガチ目の紛争、政治宗教などがオブラートなしバイアス強めで語られるニュース番組。
 私も一緒になって10秒そこそこ眺めてみたが、朝から見るには随分と重たい内容が続いた。
 朝は2000年代中期の15分アニメを見るのが一番だというのにな。しゃらくせえ時代だよ。

ミセ*゚ー゚)リ「お嬢様、おはようございます」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、ミセリさんおはよ〜」

 挨拶がてらキッチンから出てきたミセリさん。その片手には朝食を盛った大皿が3枚乗っていた。
 空いてる手にも1枚あるので計4枚である。こっちもこっちで朝から重いな。

ミセ*゚ー゚)リ「今朝はサンドイッチですよ。沢山あるので死ぬほど食べてくださいね」

ξ゚⊿゚)ξ「死の引用が軽すぎる日常」

 時間的にはかなり余裕だが、やることもないので優雅に朝を過ごすとしよう。
 私は部屋に戻って身嗜みを整え、学校の制服に着替えてから朝食に立ち向かった。

.


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