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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

100名無しさん:2020/10/23(金) 23:50:33 ID:6PRhN.nU0

≪2≫


 ――掃除やら入浴やらを済ませた夕方頃。
 私とミセリさんはテクテクとハインさんの屋敷に赴き、その客間で軽い歓迎を受けていた。
 座布団にちゃぶ台にお茶と銘菓。メトロン星人みたいなおもてなしだった。


从 ゚∀从「やーーーっと起きたなツンちゃん! 元気そうで嬉しいぜ」ワシャワシャ

ξ゚⊿゚)ξ「よせやい」

从 ゚∀从「傷の具合はどうよ。アレほぼ死んでたんだろ?」

ξ゚⊿゚)ξ「もう大丈夫。貞子さんが直してくれたから」

ミセ;*゚ー゚)リ「私も魔力を分けましたからね! そこお忘れなきよう!」

从;゚∀从「そりゃよかった、けど色々悪かったな。
      俺達……というか俺のせいでさ」

ξ゚⊿゚)ξ ?

从 ゚∀从「ああ、まだ聞いてないか? 勇者軍は俺を追って現れたんだよ。
      どっかから情報が漏れてたらしい。これも調べちゃいるんだが、どうにも……」

 言葉に詰まったハインさんは喉を鳴らしてお茶を飲んだ。
 私もお茶&銘菓を食らった。おいしい。

从 ゚∀从「ともかく、俺がツンちゃんを手伝うのはその辺の謝罪も含むってこった。
      魔物の試験はよく分からねぇが、稽古の相手にゃ困らせねえよ」

ξ;゚⊿゚)ξ「謝罪なんていらないのだわ。私の方が助けてもらってるんだし……」

从 ゚∀从「まぁまぁ俺も立場が危ういんだ。媚びくらい売らせてくれって」

 そう言いながらヘラヘラ笑うハインさん。
 彼の子供扱いはミセリさん達の比ではないものの、相手がイケオジなので悪い気はしない。
 これで見た目が若かったら確実にホの字だった。運命の妙である。

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