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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです
8
:
◆hrDcI3XtP.
:2019/09/13(金) 23:18:09 ID:WVkvC8.U0
――ロンドン市近郊にある白亜の館にはティレル侯爵の一人娘が住まう。
その娘の名はツン・ティレル。背の低い、華奢な十三歳の少女だ。
長く柔らかな金髪を持ち、瞳は大きく碧眼で、顔立ちは誰が見ても認める程に可憐で美しい。性格も明るく笑顔がよく似合う。
そんなツン嬢の身の回りの世話をするレディースメイドがいる。
普段から不愛想で、何を考えているかも謎だった。声には感情の一つも宿らないが、その美貌は類見ない程だった。
彼女の長い黒髪と大きな黒い瞳、そして描かれた純白のような肌の美しさは、さながらに美の象徴とも呼べた。
そんな見目麗しき少女と侍女は対極な性格だった。
しかしこの二人のやりとりから見ても分かる通りに、信頼信用の程、或いは絆と呼べるものは絶対的にも等しいのかもしれない。
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、クー?」
川 ゚ -゚)「何でしょうか」
ξ゚⊿゚)ξ「わたしは……綺麗かな?」
下着姿のツンに接近されたクーは、手渡された白いワンピースをツンへと着せる。
その途中、問われたクーは数瞬沈黙をするが、ややもするとその口を開く。
川 ゚ -゚)「……美しゅう御座います、お嬢様」
ξ゚⊿゚)ξ「本当?」
川 ゚ -゚)「はい。本当に御座います」
ξ*^ー^)ξ「そっか……えへへっ」
相も変わらずの無感情な声色で言葉を紡ぐ。
それに対してツンは嬉しそうに微笑むが、少女の背に回り込んでいるクーには見ることが叶わなかった。
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