[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです
52
:
◆hrDcI3XtP.
:2019/09/16(月) 02:30:11 ID:GTEjhEsE0
荘厳、に足すことの高揚感。
弦の重さから音の弾み、ボディの材質まで、兎角全てが別次元で、一瞬で彼女はグランドに恋をする。
だが頻繁に触れることは許されず、また、やはり彼女の謙虚な性格故か己から弾こうとすらしなかった。
しかしそれでも触れる機会はあった。その理由の全てはツンだった。
ツンが幼い頃からクーは面倒を見ていたが、ツンは特にクーのピアノに首ったけだった。
彼女に求められたらクーは断れない。
だがそれを理由にピアノに触れられるとなると、実のところクー自身も悪い気はしないし、久しく音楽と向き合うと、それは己との対峙にも思えた。
音楽に生涯を捧げた訳ではなかった。だが命を形成する一つのものとして、クーにとって音楽は欠かせない要素だった。
川 ゚ -゚)「さあ、今宵はこのくらいで」
_,
ξ゚⊿゚)ξ「えーっ……」
クーは席から立ち上がりツンへとそう言うが、けれどもツンは物足りていない。
ξ*゚⊿゚)ξ「あ。ねぇ、そうだクー。私が歌うから範奏をお願いっ」
川 ゚ -゚)「歌、で御座いますか」
ξ*゚⊿゚)ξ「うんっ」
乞われたクーは仕方なしに再度腰かける。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板