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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです
37
:
◆hrDcI3XtP.
:2019/09/16(月) 02:23:50 ID:GTEjhEsE0
川 ゚ -゚)「…………」
――ツンの部屋にその女性はいた。
窓辺に寄り添い、外の景色を元気よく走り回るツンとバリオスを見つめている。
その女性はツンの抱え持つレディースメイドのクーだった。
彼女は相変わらず寡言で、口を開くこともなかった。
しかし普段の瞳の色合いと比べて今の彼女の瞳には違う何かがあった。
それは感情を思わせる色合いで、瞳孔の奥では煌めきが躍っていた。
川 ゚ -゚)「……あまり無茶をさせないでね、バリオス」
遠くからツンの愛馬へと注意を向けるシャロ。
当然言葉は届く訳もないが、その言葉の内容は単純にツンを心配してのものだった。
彼女は現在、ツンの部屋の掃除をしている。
既に床は終了し、残るはベッドのみとなった。衣服類――ツンが身に纏っていた物も既に他の従者に洗濯をさせている。
クーは窓に背を向けるとクイーンサイズのベッドへと歩み寄り、天蓋から垂れるレースを手で払い布団へと手を伸ばす。
川 ゚ -゚)「……まだ温かい」
手を伸ばし、触れると先までここに寝ていた主の体温を感じることが出来た。
既に朝食後で、ツンの寝起きから幾分か時は経過していたが、それでも温もりは微かに残っていた。
クーは数瞬動きを止める。そうして何故か俯くが、ややもして息を整えた彼女は再度ベッドメイキングの作業に戻る。
ツンを包み込んでいたベッドと対峙する。
シーツを変えそれを折りたたむ。そうすると今度はツンの持つ薫香が解放され、これに彼女は包まれた。
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