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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

285 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/12(土) 23:13:05 ID:53.STGpE0

( ^ω^)「然らば……“それを手に入れなければ足らぬ”のであれば、“足る者”になればいいお。
      欲しいのなら示さねばお。違うかお、ツン?」

ξ;゚⊿゚)ξ「お父様……!」

( ^ω^)「認めた訳ではないお。だが英国人(イングリッシュ)としての矜持くらい……持たずして何がティレルの嫡女かお?」

ξ*゚⊿゚)ξ「それって……!」

川;゚ -゚)「マスターっ……!」

 ティレル卿は言う――ならば頷かせてみろ、と。
 現実の一つも知らず、歳若く拙いツン。そんな彼女はやはり、戦争の全てを知る訳ではない。
 だが、彼女が見せた意思、或いは情熱の全てを受け、彼は無碍にするような外道は、実に紳士らしくない、と完結する。
 願わくば愛娘には平和の中で安寧に包まれてほしい――だがそれを己の意思で拒むのであれば、現実と対峙しようと言うのであれば、鬼のティレルとして受けて立つべきだ、と。

( ^ω^)-3「まったく、誰に似たんだかお……ネラア卿にも話を通さんとお、少しばかり話を待つように、ってお」

ξ*゚⊿゚)ξ「お父様……!」

( ^ω^)「おー、クーが僕の言いたかった台詞を全て言ってしまったからお、もう言葉を用意していないお。
      まったく、昔からクーはよくできた子だおね。今度またピアノを聴かせてもらえないかお?」

川 ゚ -゚)「はっ。畏まりました」

 ティレル卿はそこで一度息を吐くと、途端にくたびれたような顔をした。


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